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【純潔】貞操帯・ボンテージな女の子2鍵目【焦燥】



1 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sageぱんつ水溶性 [2005/12/15(木) 21:45:42 ID:wDehtN5o]
よーし2スレ目。
燃料は少ないがみんなでがんばろう!

172 名前:161 mailto:sage [2006/01/21(土) 05:45:25 ID:gMlgP/7z]
「こんにちは、おばさま」
 土曜の昼下がり、キッチンでスポーツドリンクをガブ飲みしていた俺は、軽やかな、だけどか細い声を耳にした。
「徹くん、いますか?」
「いらっしゃい、あのこならキッチンよ」
 おふくろも慣れたもんで、静香相手だと要点しか言わない。
「お邪魔します」
 静香も慣れたもので、あいさつもそこそこに上がりこむ。
「こんにちは、徹くん。パソコン壊れちゃったの。またみてもらえない?」
「今からかよ」
「ごめん、忙しかった?」
 だらしなくジャージを着込んで、スポーツドリンクを飲んでる俺のどこが忙しいというのか。
「いや、すぐ行くから待ってろよ」
「ウン」

173 名前:161 mailto:sage [2006/01/21(土) 05:46:15 ID:gMlgP/7z]
 ニッコリ笑ってじっと待つ静香の表情にドキリとする。
 色白で整った人形のような顔。
 ほっぺたはぽっちゃりしているように見えるのに、頤(おとがい)がきっちり出てるからスッキリした顔立ちに見える。
 背中の真ん中くらいまである、サラサラしたロングヘアは小さい時から変わらないが、
女の髪の毛なんてみんなこんなだと思っていたら、手入れがとても大変だということを最近知った。
 ずっと一緒に遊んできて、学校も一緒に通って来たのに、ちょっとトロくて足手まといになることが多かったので、
あまり女の子として意識したことは無かった。
 放課後、近所の子たちと校庭解放になった学校のグランドで走り回っても、ニッコリ笑って見てるだけか、
やっと遊びに参加する程度。
 しかしトロいといっても、学校で体育が全然ダメというわけではなく、いざ測定となるとむしろ女子の間では上位に入る。
 普段教室で本ばかり読んでいて、外で遊ぶヤツらと群れないのがますます大人しいイメージに拍車を掛けていた。

174 名前:161 mailto:sage [2006/01/21(土) 05:46:55 ID:gMlgP/7z]
「お待たせ」
「ウン」
 今度は俺が静香の家にお邪魔する。
 父親は医者なので、ウチとは比べものにならないくらい立派な家だ。
 医者といっても開業医ではなく、脳外科の専門医なので、家に診療室がついているわけではない。
「おじゃましまーす」
「アハ、今だれもいないよ。お父さんは仕事だし、お母さんはお買い物」
「土曜だってのに親父さん大変だなぁ」
「アハ、仕方ないよ」
 俺の汚ねぇジャージが恐ろしく場違いな、磨かれた廊下を通ってそのまま部屋まで上がりこむ。

175 名前:161 mailto:sage [2006/01/21(土) 05:49:51 ID:gMlgP/7z]
 これも昔っからだが、絵に描いたような女の子の部屋。
 小さい時はそれこそマンガやアニメに出てくるような女の子の部屋だったので、何も疑問に思わなかったが、
さすがにこの年でこれは異常だと思う。
 綺麗に整理された机や本棚。
 いや、それはそれでいいんだが、他の女子の部屋に遊びにいった時と、何かが決定的に違う。
 ……そうだ。
 アイドルものやマンガ、ライトノベルなど、なんとなく性的な要求に繋がるようなアイテムが一切無いのだ。
「アハ、どうしたの? 何百回も来てる部屋なのに、初めて来たみたいな顔してるよ?」
「あ、いや、何でもない。 で、何したの?」
「んと、ホラぁ、電源が切れないの」
「あ、ほんとだ。何だろ、妙なもの入れた?」
「アハ、押入れから昔のソフトが出てきたから、懐かしくって…… アハ」
「それが原因かな。メモ用紙ある?」

176 名前:161 mailto:sage [2006/01/21(土) 05:50:38 ID:gMlgP/7z]
 俺はまるで自分の部屋の自分の机の自分の引き出しのようなつもりで、全く意識せずに静香の机の引き出しを開けた。
 何年も一緒にいて、それまで勝手に開けたことなど一度も無かったのに。
 俺の感覚では、右上の小さな引き出しには、横長のトレーがあって、そこにエンピツやらハサミやらボールペンやらがあるはずだった。
 ところが、俺が目にしたのは、太くて、グロテスクな、黒いゴツゴツした棒だった。
「キャーーーーーーッ!!!」
 それまで聞いたこともないような静香の悲鳴とともに、俺の右手首に激痛が走った。
「キャーーッ! イヤーーッ!! 早く手をどけてよぅ!」
「ババカ! お前が挟んでるんだ! 引き出しを押し込むのやめろ!」
「あう、ごめん」
 静香が引き出しから手を離すと、俺は手首を引き出しから引き抜いた。
 すかさず静香が引き出しをドンと閉める。
 静香は真っ赤になって、かつてないほどの狼狽ぶりだ。
 俺は永年のカンから、絶対追及しない方がいいと感じ取った。






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