- 550 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2006/05/28(日) 02:16:40 ID:GdWQsucW]
- ちいさな赤い魚 「お父さん、お父さん!きこえないの。スイミーがぼくになにかいうよ。」
ちいさな赤い魚の父 「落ち着きなさい、枯葉が風にざわめいているだけだよ。」 スイミー 「いい子だ、私と一緒に行こう。私の娘たちがもてなすよ。お前をここちよくゆすぶり、踊り、歌うのだ。」 ちいさな赤い魚 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところにスイミーの娘が!」 ちいさな赤い魚の父 「見えるよ。だが、あれは古いしだれ柳の幹だよ。」 スイミー 「愛しているよ、坊や。お前の美しい姿がたまらない。力づくでもつれてゆく!」 ちいさな赤い魚 「おとうさん、おとうさん!スイミーがぼくをつかまえる!スイミーがぼくをひどい目にあわせる!」 ちいさな赤い魚の父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。あえぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・ 腕に抱えられた子はすでに死んでいた。
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