- 388 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2011/10/01(土) 19:24:41.39 ID:n51vi3wb]
- …遠方でのクエストの帰り道、ある街に久しぶりに立ち寄った。
以前に比べて活況を呈していたその街で、宿をさがすのは一苦労だった。 ようやく見つけた宿で部屋に上がる途中、あちこちの部屋から嬌声が聞こえた。 羨ましいことだ、と思いつつ通された部屋に入るとそこには素っ裸の黒エルフの娘が椅子に縛り付けられていた。 宿の主人に尋ねると、黒エルフはこの街の特産品だそうで、調教を施した黒エルフはなかなかの高値で取引される。 普通調教は専門の施設で行われるが、近年狩猟法の発展により多くの黒エルフが捕らえられ、専門施設だけでは調教が追いつかないほど。 そこで施設は街の宿屋に黒エルフ達を預け、客達に自由に扱わせることで高度な調教の前段階としての仕込みの代わりとすることにしたそうだ。 施設にとっては調教の負担の軽減、宿にとっては黒エルフ目当ての客の集客。 この街の活況の理由がようやく分かった。 「備え付けの黒エルフは宿に逗留の間、ご自由にお使いくださいませ。 逃げられると厄介ですので鎖と封じの首輪は外さないように。 ああ、もし娘がお気に召されましたら安価でお譲りしても構わないとのことですよ。 本格的な調教の前ですし、なにせ供給過剰であの娘の後も大勢控えているそうで。」 宿で過ごした3日間その備え付けの具合のよさを堪能した後、クエストの報酬で潤っていた財布から一月分の宿代に相当する額を主人に支払い、娘とともに宿を後にした。
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