- 473 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ mailto:sage [2011/03/03(木) 01:48:04.17 ID:klN1J07F]
- >>472
ウィリアムズ博士はサナギを半分に切って、サナギが傷ついた場合、どういう具合に変態に影響するかを調べた。 比較のため彼はまったく同じ年齢の4匹のサナギを使った。 @は完全なサナギである。 Aは半分に切って、それぞれの断面にプラスティックをかぶせた。 Bは切り離したサナギの前後を、プラスチック管で連結したもの。 Cは前後を連結してあるが、管のなかには可動の球が入れてあり、両者の間に組織が移行しないようにしてある。 1カ月後の結果 1カ月後に実験は終わった。 @は普通に変態し、ガとなった。 Aは前半の部分だけが変態し、後半部はそのままだった。 Bは傷が回復し、ホルモンが流れるように管のなかに組織が橋渡しされて、前半部も後半部も変態を起こした。 Cは可動の球が組織の発達をさまたげて変態が起こらなかった。 このような実験結果からウィリアムズ博士は、サナギの傷は変態する前に、回復したにちがいないと結論をくだした。 死へのはばたき 実験の最高潮である死の飛行。 前とうしろの両部分とも変態したBのサナギは羽化してガとなり翅を広げて飛び出そうとした。 しかし、プラスティック管内で発達した弱い組織はすぐに切れ、ガは地に落ちて死んだ。
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