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軍事板書評スレV



1 名前:名無し下士官 mailto:age [02/10/19 08:49 ID:???]
前スレ hobby.2ch.net/test/read.cgi/army/1009497643/l50

前々スレ yasai.2ch.net/test/read.cgi/army/980501031/

・「この本は絶対読んどけ」「この本は糞」等を
  推薦、批判理由と共にお願いします。

・また「○○について詳しい本はありませんか?」等の
 質問、回答も出し合いましょう。

では、マターリどうぞ。


81 名前:名無し三等兵 [02/11/27 12:24 ID:t1lAkfsP]
良書を安く提供してくれる光人社NF文庫の新刊です。

「ドイツの火砲」(広田厚司著:ISNM4-7698-2365-7, 743円)

著者前書きにもあるように列車砲、装甲列車、対空砲が写真付きで
大量に紹介されているのが見どころかと。

対空砲塔・要塞だけに一章が割かれているのも見逃せません。あと、
アレゲな人たち向けには、巻末の参考文献もポイントとなるでしょう。

>>80

上の本の参考文献に書名だけ載ってますが、

Handbook on German Military Forces, U S War Department, 1945

これでしょうか?洋書ならamazonで買えるみたいですね。

82 名前:ばばぼん♪ mailto:sage [02/11/27 19:23 ID:???]
>>81
これです。
流通しているのは存じてましたが、
できれば和訳されたものを楽して読みたい、
と願った故の発言です。


83 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/11/27 20:26 ID:???]
>>82

とりあえず洋書でいいので入手することにしました。今の仕事が
暇になったら読書会でもやりたいですね。

84 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/11/28 20:47 ID:???]
ブックオフで軍艦物語(中公文庫・石渡幸二著)を購入。
著作は名鑑物語しか読んだことなかったので、読んでみた。
素人でもわかりやすくて面白い。

85 名前:名無し三等兵 [02/11/28 20:48 ID:sLc2KqWb]
軍事(戦略もしくは戦術)の初歩的な知識を仕入れるのに、
良い本はありませんでしょうか?

86 名前:ハス ◆BnyPF68LQs mailto:sage [02/11/28 23:02 ID:???]
>>85殿
今出ている「歴史群像」(2002年12月号)はいかがでしょうか?
“戦術入門―歩兵師団―”という記事が載ってます。
雑誌なので、ハードカバーとかの専門書より格段に安いし、良いですよ。

87 名前:眠い人 ◆gQikaJHtf2 mailto:sage [02/11/28 23:54 ID:???]
今日は財布の箍が緩んで一杯購入。

光人社NF文庫「ドイツの火砲」はがいしゅつ。

祥伝社 秋月達郎著「マルタの碑(いしぶみ)」

多聞丸が主人公の小説。

軍事板なら当たり前かも知れないが、第一次大戦において、日本海軍は
第二特務艦隊を編成し、地中海に派遣して、船団護衛を行っていた。
その事実を下敷きに、ただ、闇雲な仮想戦記ではなく、実際にあった話を少しデフォルメしている
もの。
それだけに普通の仮想にはない重みがあるというのは穿ち過ぎか。

光人社 野原茂著 「囚われの日本軍機秘録」

真珠湾攻撃以降の日本陸海軍の鹵獲機を取り上げたもの。
有名なダッチハーバーの零戦以外にも真珠湾攻撃などで、鹵獲された
機体を取り上げており、まとまった資料としては、なかなか面白い。
以前、発行された日本軍鹵獲機秘録の姉妹編と言える存在。

PHP社 Peter G. Tsouras他著 左近允 尚敏訳「Rising Sun Victorious」

米国人の目から見た太平洋戦争の考察。
ただ、普通のものと違っているのは、太平洋戦争でこうしていたら日本が
勝っていたのではないか、と言うもの。
著者は、退役陸軍中佐で陸軍地上戦情報センターワシントン事務所の
上級情報分析官。
訳者も元海将なので、きちんとした訳に期待が持てる。

88 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/11/29 01:14 ID:???]
野口武彦「幕府歩兵隊」中公新書は既出でせうか?
武士にあらざる歩兵集団が、水戸天狗党、長州奇兵隊、薩摩小銃隊と交戦しながら、
幕末激動期を駆け抜ける様を描いた好著です。


89 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/11/29 09:28 ID:???]
>88
漏れもゲト。
洋式教練を受け、戦場では常に活躍した割にはイマイチ日の当たらない存在だった
幕府歩兵隊にスポットを当てた良著。
当時の歩兵戦闘の詳細にも触れられており、大変面白く読めますた。
佐藤大輔が時代小説へ転進するって話がホントなら、ぜひこの題材を使って欲しいと思ったり。

あと、読んでていくつか疑問に思った点が有ったので(前装銃でも伏せ(仰向け状態)での
装填が基本になってるみたいだけどたしか南北戦争の時点では屈んだ状態での装填が
メインだったはずだよなあ・・・とか)
当時の歩兵操典を読んでみたくなった。



90 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/11/29 14:12 ID:???]
>86様
というわけで今、歴史群像ゲットしてきました。
ありがとうございました。

91 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/02 11:11 ID:???]
ところで誰か、世界の傑作機No.97「Mig15/17」
買った人いる?

技術解説が鳥養先生かどうかだけ教えてけれ。

92 名前:名無し三等兵 [02/12/04 19:11 ID:rpbjuy45]
>>91

買ってはいませんが、そうみたいです。

93 名前:名無し三等兵 mailto:age [02/12/05 04:59 ID:???]
>89
佐藤大輔が書いた幕末洋式軍事小説なら東郷隆「大砲松」(上野彰義隊がらみ)
があるよ。

性格から容貌から物の考えかたから、ほんま定吉7書いた東郷隆は似ている。
もっとも矢作俊彦とつきあいあるくらいだから、エロゲーとかアニメ系の嗜好はさすがないけどね

94 名前:名無し三等兵 [02/12/05 09:17 ID:9g1+T9mV]
「秘めたる空戦・三式戦「飛燕」の死闘」
・松本良男(手記) 幾瀬勝彬(編集)
・光人社NF文庫

これはぜひお勧めしたいです。泣けます。
読み物として非常に優れていると思います。

登場人物がいちいち魅力的なんですね。
演出された魅力なら見飽きていますが、この本にはそれがない。
リアリティに裏打ちされた魅力に満ち溢れています。

あ〜もう舌足らずだな・・・
とりあえず読んでください!





95 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/05 12:58 ID:???]
>94
そうかな?
自分の機動をわざわざ一生懸命説明するのが非常に嘘くさい。
ほかのパイロットの空戦記でも、野球とかゴルフとかほかの分野
の人の自伝でも、普通そういうことはしない。フィクションなので、
あの手この手でノンフィクション風にしようとしているのではないか
というのが感じられて、なんだかな〜という印象でした。

96 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/05 13:55 ID:???]
第二次世界大戦中の日本海軍艦艇に積まれていた武装のスペックが載っていて
安い本ってありますか?

イラストか写真がついているとさらに助かります

97 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/05 14:44 ID:???]
>96
ココじゃだめ?
ttp://www.warships1.com/Japan.htm

98 名前:名無し三等兵 [02/12/05 21:11 ID:u4cP4Pon]
www.kojinsha.co.jp/shasin.htm の
ビジュアル図解・シリーズ<全4巻>

まあ是買ってもそのうち
ハンディ判日本海軍艦艇写真集<全21巻> をそろえてしまうと思うけど。

99 名前:ベタ藤原 ◆RoMNjfnp0E mailto:sage [02/12/05 21:12 ID:???]
>>96
 み!
「日本海軍艦載兵器大図鑑」
shopping.yahoo.co.jp/shop?d=jb&id=31021450
 5000円しない本は安いと思え!!



100 名前:海の人●海の砒素 mailto:sage [02/12/05 21:15 ID:???]
 どうせ本棚の肥やしになってるんだから、ベタ藤原さんとこから借りてきたらダ〜タだな:-p


101 名前:96 mailto:sage [02/12/05 22:13 ID:???]
いろいろとありがとうございます

>>97
船のほうじゃなくて積まれていた武装のほうなのでちょっと違うっぽい

>>98
イラストや写真のほうが解説の従で主じゃないからちょっと違うっぽい

>>99
高すぎじゃコノヤロー!!
わしゃ貧乏なんじゃ!
お金に余裕ができたらそれ買ってみます

102 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/05 22:34 ID:???]
>101
武装の方のコンテンツはこっちか
ttp://www.warships1.com/Weapons/WNJAP_main.htm

103 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/06 00:10 ID:???]
高いと言ってもたかが5000円なんだよな。

半日バイトすれば手に入る金じゃないか。

104 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/06 02:26 ID:???]
ドーしても安くてよい資料なら、タミヤの軍艦雑記帖だ。
スペックはネット検索するとか。図書館で控えてくるとか。

105 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/06 08:57 ID:???]
南北戦争の良書ってないですかね?


106 名前: ◆ItgMVQehA6 mailto:sage [02/12/06 09:05 ID:???]
>94
その本はフィクションですよ。
戦闘機を現地であれほど大規模に改造できるかどうか、これだけでも
根拠として足ります。

ただし、機動および改造内容は凡百の火葬戦記が足元にも及ばない
レベルの考察が為されていますね。

107 名前:眠い人 ◆gQikaJHtf2 mailto:sage [02/12/06 11:05 ID:???]
>105
学研M文庫の「南北戦争」はなかなか面白いですよ。

108 名前:105 mailto:sage [02/12/06 11:44 ID:???]
>107さん
ありがとうございます。学研M文庫ですか・・・
最近、色々出てたので注目してはいたのですが、南北戦争が出ていたとは知りませんでした。
早速、探しにいってみます。

109 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/06 13:40 ID:???]
>>106
読み物として優れてるって書いてるじゃんよう



110 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/06 22:55 ID:???]
>>94
その本、宮崎駿が「面白いけど、本当なのか」と疑問に思っていたそうですね。

111 名前:名無し三等兵 [02/12/07 18:47 ID:pXUpodcz]
古本の検索サイトを利用すると、戦前の軍学書がたくさんヒットするわけだが、戦後
の本はからっきし無いのぉ。


112 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/08 17:42 ID:???]
最近になって、ハヤカワ文庫にいい書物が多いことに気付いた・・・
今日はブックオフにて「史上最大の作戦」と「SAS戦闘員」を発見。
購入しますた。

113 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/09 08:23 ID:???]
渡辺洋二『未知の剣』文春購入記念sage

114 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/09 12:51 ID:???]
艦船の武装と言えば、John Campbellの
Naval Weapons of World War Twoが再版されてたので買いますた。

あと、書店でDavid ChandlerのCampaigns of Napoleonの訳本新刊をハケーン!
うーん、どうしようかな…原書あるし(読めないけど)

115 名前:名無し三等兵 [02/12/09 22:49 ID:LkiCh0tE]
石光真清(いしみつまきよ)の手記は読むべきだ。
石光真清とは、西南戦争に幼少時遭遇し、その後陸軍に進み数々の国際的謀略を
緻密な作戦で成功させた第1級のスパイだ。
中公文庫から出ていた。
「城下の人」「荒野の花」「誰のために」など4部作だ。

116 名前:ばばぼん♪ ◆gdH1Km1a0U mailto:sage [02/12/09 22:52 ID:???]
>>114
えっ、あれ、再版されたの!?
買わねば……。


117 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/09 23:24 ID:???]
ダニガンとかいう人の「戦争のテクノロジー」という3800円の本が古本屋で
8000円で売ってたんだが、そんなにいい本なの?

118 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/09 23:44 ID:???]
>117
3800円ということは、旧版か…
92年の「新・戦争のテクノロジー」なら即買でしょうが…

119 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/10 00:34 ID:???]
「戦争のテクノロジー」持ってる場合、「新・戦争のテクノロジー」は買い?
それとも見送った方がよい?



120 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/10 00:38 ID:???]
新・戦争のテクノロジーは戦争のテクノロジーの改訂増補版だから買う意味はあると思う。

121 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/10 02:12 ID:???]
>>120
改訂されたり増補された部分に価値があるということだね?
ヨシ、逝ってくるYO!

ついでだから良書推薦。
光人社NF文庫「石油技術者たちの太平洋戦争」石井正紀・著
大井氏の「海上護衛戦」と一緒に読むと、(゚д゚)ウマー


122 名前:名無し三等兵 mailto:age [02/12/10 16:56 ID:???]
ダニガンの旧版センソのテクノロジはBOOKOFFで100円くらいで買えるんじゃないの?

名著だし、きほんだからおさえとけば

123 名前:眠い人 ◆gQikaJHtf2 mailto:sage [02/12/10 22:44 ID:???]
>>113
多謝。
今日買って来ますた。
後、今日はオスプレイの「第二次大戦のTBF/TBMアヴェンジャー 部隊と戦歴」
と、岡部ださくの「クルマが先か?飛行機が先か?」を買いました。

ちなみに、大日本絵画からは、エアロ・ディテールシリーズが変形版からA4版に
変更されるそうです。
第一弾は二式大艇だそうで…。

124 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/11 13:35 ID:???]
映画K-19の原作本ってどうですか?
個人的には昔出た「敵対水域」が大好きなので評判よければ読んでみたいと思うのですが。

125 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/11 15:19 ID:???]
>124
「敵対水域」と比較すると辛いです。
薄い本ですから、ハズレ覚悟で読み飛ばすのが吉かと。
映画も先行上映を見てきましたが、やっぱミスキャストかな…
放射能の恐怖も、画面では描写が難しいですね


126 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/11 23:15 ID:???]
>あと、書店でDavid ChandlerのCampaigns of Napoleonの訳本新刊をハケーン!

ホントホント!? アマゾンとかのページには載ってないよう。
どこに売ってんの?

127 名前:眠い人 ◆gQikaJHtf2 mailto:sage [02/12/11 23:34 ID:???]
>124
「敵対水域」は読んでないから、比較は出来ないけど、映画の原作という感じ
は余りありません。
小説にありがちなドラマは殆ど無く、ただ、事実を淡々と描写しているだけ
です。
漏れ的には寧ろその方が好感が持てたりしますけど。

一種、ソ連・ロシア海軍の暗部をえぐり出す告発書という感じがしましたね。

128 名前:124 mailto:sage [02/12/12 00:37 ID:???]
皆さんレスありがとう御座います。
文庫本だから値段も安いし暇な時に読んでみようかなと思います。

>放射能の恐怖も、画面では描写が難しいですね
敵対水域もビデオ借りてみましたが、原作を読んだ後では駄作としか感じられなくてショックだった覚えが。

129 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/12 01:30 ID:???]
>126
ちょっと検索かけてみましたけど出てきませんね。皆さん新刊情報は何処で得てるのでしょうか?
とりあえず、5分冊だそうで、私が大阪梅田のジュンク堂書店で見かけた第一巻は1万円してました…
肝心の邦題を失念…すんません。個人で買うのは流石にどうかと思いますが。



130 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/12 08:30 ID:???]
>>126
ヤフーブックスショッピングならひっかかる。
「ナポレオン戦争」信山社
あと↓のページのGifをクリックするとチラシが見れる。
ttp://www.sanynet.ne.jp/~imperial/Napoleon/nh.html
これを印刷でもして書店で注文するか、直接信山社に注文するとよろし。
一巻は既に届いた。
二巻も十二月中にでるそうな。
全五巻五万円。学生は図書館か研究室に入れさせるという手もありますかな。

131 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/12 09:34 ID:???]
>>130
読みたいが、その、もう少し値段がなんとかなってくれれば・・・。
ナポレオン戦争であそこまで語るような本は国内じゃあまり無いから、
欲しいんだよなぁ・・・うーむ。貧乏社会人にはツラすぎます。

132 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/12 09:40 ID:???]
>124
「潜水艦諜報戦(上・下)」(新潮OH!文庫、原題 BLIND MAN'S BLUFF)はお読みになりましたか?
漏れは、以前買って積んでたのを、K-19に触発されて今頃読みました。
米原潜によるソ連海底ケーブルの盗聴作戦の詳細や、米ソ潜衝突事件のリスト、
「レッドオクトーバーを追え」は米原潜の性能を誇張しているとか、興味深い記述がテンコ盛りです。
「敵対水域」と同様、サブマリナーへの愛に満ちているところも良いです。

133 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/12 11:35 ID:???]
最近(でもないか)の本で読んで良さげなのを

「ロングピース」
ttp://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=jb&id=31055707
第1章 遺産―冷戦以前の米露関係
第2章 勝利の不安定さ―第二次世界大戦後のアメリカと対ソ脅威認識
第3章 勢力圏―アメリカとヨーロッパ
第4章 防衛線を引く―東アジアにおける不後退防衛線戦略
第5章 自己抑止の起源―アメリカと核兵器不使用
第6章 敵対勢力の分断―アメリカと国際共産主義
第7章 透明性との共存―偵察衛星レジームの形成
第8章 長い平和―戦後国際システムにおける安定要素

「対日経済戦争1939-1941」
ttp://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=jb&id=31014585
第1部 米国の経済圧力から経済戦争への転化の過程
 英国の経済戦争発動と重要物資の米国依存―1939年9月から40年6月まで
 米国の総動員体制への準備―1940年6月から41年3月まで
 米国の経済防衛から経済戦争への移行時期―1941年3月から7月まで
第2部 米国の対日経済戦争
 対日石油政策の方向転換
日・蘭印交渉から南部仏印進駐へ
全面的な石油禁輸政策への転換と対日資金凍結の組み合わせ
第3部 経済戦争の評価と教訓
 ドイツと日本に対する経済封鎖の差異
米国の対日経済戦争の教訓と評価

134 名前:126 mailto:sage [02/12/12 13:40 ID:???]
>>130
サンキュー、早速注文するぜ!
ちなみに47とかで高額本を買っている馬鹿が俺。
雑草生活延長決定。

135 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/12 20:34 ID:???]
今、googleで「艦砲射撃の歴史」で一件売ってる店がひっかかるね…
題名でピンとくる人は即getするが吉
1970〜80年代の原書房軍事系名著のひとつ

え? いや俺は持ってるから

136 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/12 21:16 ID:???]
>135
「艦砲射撃の歴史」か…
一時、「海軍砲戦史談」や「海軍砲術史」を求めて古書店をさ迷ったなあ(思い出
今はネットで一発検索。いい時代になりました…


137 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/12 22:47 ID:???]
>>136
正直、休みに神保町を丸1日かけてさすらい歩く気には、最近ならないんだよね
既にネットで買ったものがチラホラ見つかるけど、
どれもそれより状態悪い上に、高いということが多い
掘り出し物に遭遇するという楽しみくらいか…
少し上で出てた「戦争のテクノロジー」も、8000どころか
2000円ちょいで結構検索にかかるし。
ホント、便利になったなあ…。
ネット探求書登録も活用すれば、
目的の本はほぼゲットできるものね。

138 名前:135 mailto:sage [02/12/13 22:04 ID:???]
「艦砲射撃の歴史」もう消えた
無事買えたのならなによりだが

139 名前:名無し三等兵 [02/12/17 08:34 ID:jmAWBU66]
>>22
>▼外道
>図書館から借り出して全ページ・コピー

分野によっちゃそれしか選択の余地がないこともあるのYO!



140 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/17 12:05 ID:???]
ガケーンの「アメリカ陸軍全史」
ビジュアルが一部しょぼいけどテキスト部分はかなりいいと思う。

141 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/17 13:19 ID:???]
WWUの対ドイツ戦略爆撃について書かれた本を探してるんですが、なんかありませんかね?
特にB17やランカスターか、護衛戦闘機の搭乗員が書いた戦記ならうれしいんですが。
ネットで探しても絶版になったのばかり。やっぱないんでせうか…


142 名前:名無し三等兵 [02/12/17 20:11 ID:sDKs6y9e]
近所の古本屋で福井静夫著作集2〜10まで発見したんですけど、
買いですかね?

143 名前:名無し三等兵 mailto:age [02/12/17 20:25 ID:???]
>>142
その本図書館で借りて読んだなあ
技術的視点を持った目での「生きている船」が見られて面白かった

買いかどうかは分かりませんゴメンナサイ

144 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/17 21:25 ID:???]
>142
重複が多いと思った。雑誌記事の集成だからしょうがないけど。
傑作選?にして全4巻ぐらいに纏めた方がよかった気がする…

145 名前:142 mailto:sage [02/12/17 22:43 ID:???]
>143 >144
ありがとうございます。三光に・・・もとい参考になりますた。
金が入ったら買ってみることにします。

今日は世界の艦船一月号別冊「現代軍艦図鑑」買ってきますた。
現用兵器については全く知識がないので、とりあえずこれで艦船押さえます。

それとは別にグランドパワー一月号別冊「TIGER[1]」も買ってみますた。
初期型しか押さえてないらしいのが不安。
ドイツ軍はほとんど知らないからなぁ・・・


146 名前:FFH 331 ◆3.CSSBl9VA mailto:sage [02/12/18 00:12 ID:???]
ここに書評を書く類の本ではないのだが…

先日本屋で、トム・クランシーのSpecial Forceの日本語訳を見つけ、何を血迷ったか買って
しまった。

トム君がいつも通りの調子なのはいつものことだからまぁどうでも良いのだが。翻訳が酷い。
せめて同じ単語は同じ訳で統一してくれ… これだったら原書で読んだ方がよっぽどましだった。

しかも原書買った方が安かったし。特殊部隊系は興味の範疇外だったから、軽い読み物としては
悪くはなかったが。

結論 元々トム君の本だから期待はしていなかったが翻訳が酷かったです。英語読める人は絶対
に日本語版を買ってはいけません。

147 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/18 05:48 ID:???]
ちょと重複気味だが,角川文庫(間違ってもソニマガではない)「K-19」の感想。

なんというか,「ソ連海軍の暗部をえぐる」って感じの告発本ですね。
小学館「プロメテウスの墓場」に萌えたヒトなら買って損はないと。
まあ,あの惨状はソ連が崩壊したからではなくもともとああだったのだということは
よく実感できますた。

148 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/18 11:34 ID:???]
>>131
買え!
何人かで翻訳してるんだが、全員手弁当らしい。翻訳料ゼロ!
出版社もほとんど儲けがないらしいぞ。
こういう男気には男気で答えるべし。漏れは全巻購入ケテーイ


149 名前:保存する者 mailto:保存する者 [02/12/18 12:22 ID:???]
歴史群像などの折り込みマップを綺麗に保存したいんですが
みなさんはどうしているんでしょうか?
ラミネート加工というのをしているんでしょうか?



150 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/18 12:36 ID:???]
>149
ラミネート加工する香具師っているのか?
汚したくないから、なるべく見ずにそのまんまにしてあるけど(w
ミシン目に添って切らないと中が見れない奴もあったんだよね、確か。あれは困る。



151 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/18 12:40 ID:???]
>>149-150
100円ショップでA-3のファイル(10Pから30Pまであるが、全部値段は同じw)を
売っているので、それに保存すればよい


152 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/18 12:42 ID:???]
>146
やはり原書を読めるくらいの英語力は必須なのか・・・
俺は訳書頼みだから不安だ・・・

153 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/18 12:57 ID:???]
内容:
>>149
よく切れるデザインナイフとかカッターで綺麗に切り取ってるよ
破れないしまあまあ見栄えが綺麗だからいい


154 名前:名無し三等兵 mailto:あ [02/12/18 13:56 ID:???]
>148

ああ。おれもそれ思ったよ。Napoleonic!サイトの男気にこたえるためにも
年明けたら、買うか・・・。



155 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/18 22:27 ID:???]
>141
フィクションだけど、グッバイ・ミッキーマウスはどうだろうか。
立ち読みで斜め読みしただけだけど、結構よさげだった。
ああ、当時お金があったなら・・・・今度ブクオフで探そっと。

156 名前: ◆Bush/Kch/k mailto:sage [02/12/18 23:26 ID:???]
学研M文庫の「南北戦争」はマジで(・∀・)イイ!!

今年読んだ本の中で最高の本でした。

他の「南北戦争」関係の本は下記のレス参照。

アメリカの歴史3(集英社文庫)サミエル・モリソンと

戦場の歴史(河出書房新社)ジョン・マクドナルド以外は

事実上入手困難ですが...

アメリカ南北戦争:南軍いかにして勝つか?
hobby.2ch.net/test/read.cgi/army/1019025739/223

157 名前:名無し三等兵 [02/12/18 23:58 ID:ZetGHeF6]
工房にして富士見や電撃の都合の良さ、軍事的不合理を忌み嫌い、
軍事ノンフィクションにハマる漏れはまずいのでしょうか?

158 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/18 23:58 ID:???]
>156
学研M文庫評判いいみたいだね。

159 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/19 01:22 ID:???]
>>157
ありがち。
漏れも厨房、工房のころは突っ張って、「ロードス島やスレイヤーズみたいな本読んでられるかゴルァ」てな
感じだった。銀英伝も「くだらねえ」と思ってた。
年をとるにつれてそんなトンガリも消えて、「あれはあれ。これはこれ」と割り切れるようになりまつ。



160 名前:名無し三等兵 [02/12/19 04:51 ID:KUvNUlvM]
>>147
「K19」なかなかイイと思いました。
T・クランシー的アメリカ万歳的な視点がない。かつての敵対者に対する敬意があるように思います。
著者ハクソーゼン大佐は、あの「敵対水域」に続いて地道かついい仕事をされたと思います。

今年購入した潜水艦モノでは「ドラムビート・Uボート本土強襲作戦」(原題OPERATION DRUMBEAT)
も良かったです。

161 名前:141 mailto:a [02/12/19 09:46 ID:???]
>>155
アリガd
問い合わせしたら、紀伊国屋にも早川書房にもまだ上下巻とも在庫あるっていうから
早速注文してしまいますた。
amazonにレビューが載っているのを見ても好評そうですね。


162 名前:名無し三等兵 mailto:age [02/12/19 10:39 ID:???]
>>146
クランシーを誉めるわけじゃないけど、クランシーのマンセー態度が、演習密着を可能にした、という点のみにおいて、漏れの評価大。
特殊部隊ネタって、あっちの常識こっちの非常識みたいなところがあるから、どんな情報でも無いより増し、で食いついてしまうよ。
訳が荒れなのは例の如しだけどね。

163 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/19 23:42 ID:???]
「ソヴィエト赤軍興亡史」3部作ってどうですか?

164 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/20 14:23 ID:???]
ハヤカワNF文庫の戦記シリーズはどうでしょうか?
どこを探してもないもので・・・

165 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/20 22:19 ID:???]
>163
どうっていわれても、露助の資料なーんも待ってなかったから、それなりに嬉しかった。
>164
それこそどうといわれても、最も安く手に入る良書だらけ。ちと古いけど。
古本や図書館でよいと腹をくくれば、安くてウマーじゃないかな。
ポケット戦艦シェアの卵の話やプーリン君のスカパフロー潜入の話なんか
軍オタとしては必読かと。

166 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/20 23:13 ID:???]
>>17
>>27
EasySeekに「帆船時代のアメリカ」が1200円で上下巻そろいのがあるよ

167 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/21 18:06 ID:???]
佐藤鉄太郎氏の「帝国国防史論」について書評お願いします。
正直、買おうかどうか・・・

168 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/22 02:12 ID:???]
シビリアンコントロールに関する良い本
があれば教えてください

169 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/22 19:50 ID:???]
ルーデル「急降下爆撃」が学研M文庫で復刊。



170 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/22 20:52 ID:???]
>141
光人社NF文庫で新刊「リアル・グッド・ウォー」ってのが出てた。
欧州戦線のB−17搭乗員の空戦記のようだが。

171 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/23 02:02 ID:???]
>167
貴方が何を求めているかによります。
基本的に、日露戦争後の海軍軍備の必要性を(陸軍軍備との予算獲得競争にお
いて)提言する本なので、当時の状況に対する一定の理解がないと誤読する部
分があります。
逆に言えば、佐藤個人の書とは言え、全体として海軍の主張と要求を纏めた
半オフィシャルな本でもあります。

内容的には具体的な戦史を引いて、分析を行っておりそんなに難解ではありま
せん。まぁ、政治的な主張を訴えるものなので、判りやすいのは当然ですが。
が、引かれている戦例はWW2しか知らない本朝の一般のミリオタにとっては
縁の薄いものも多く、佐藤の抽出している事実分析が正しいかどうかの判断は
困難であるかも知れません。
当時の海軍の作戦・用兵に関する基本的な認識を拾うだけなら、より一般向け
な全一冊の「帝国国防史論抄」をまず読んでみるというのも手です。

ただし、何れにせよ明治の漢字仮名交じり文ですから読みつけないと相当苦戦
することになり、本棚の肥やしと化す可能性があります。

172 名前:名無し三等兵 [02/12/23 11:43 ID:ij2T7uqG]
「首都防衛302空」 渡辺洋二著 朝日ソノラマ
  上下巻 文庫版 価格980円

 日本海軍の中でも異端と呼ばれた小園安名司令と、その下に続々と集まる異機種(水上機や爆撃機、偵察機等)からの
転向組のパイロット達が、B−29やP−51等の自分達より性能の良い米軍機を相手に、技量と度胸で迎撃した
文字どうりの、血と汗と涙の戦いの記録です。
 私はこの本を読んで、今まで迎撃戦しかしていなかったと思っていた302空が、銀河や彗星に爆装を施して関東沖の
米艦隊に攻撃を仕掛けた記録が有ったのを初めて知りました。それと、8月15日以降も敗戦を潔しとせず、徹底抗戦の考えを
近隣部隊に報告し、同調を促そうとするも、しだいに孤立し、結局は小園司令自身の気が触れていく場面は、江戸から明治へ以降
することに素直に適合できない「武士」のイメージとなんとなくダブりました。
 作者は、かなり綿密な当事者への訪問や文献の調査等をしてこの本を作成したため、読み物としても資料としても、一級の物
だと(私的には)考えます。ただ、この文庫本の中には写真の数が少ないので、「写真史302空」 :渡辺洋二編集 文林堂 価格2400円:
と合わせて読むと、隊員や機体、日常生活のイメージが掴みやすいと思われます。
 なお、米軍に対する徹底抗戦の後日談が「大空のドキュメント」 :渡辺洋二著 朝日ソノラマ 価格660円:に書かれています。
 個人的に名言だと思うのは、赤松貞明少尉が新米パイロットへの忠告「深追いするな」「俺から離れるな」ですかね…。

173 名前:イソロク mailto:age [02/12/23 16:34 ID:???]
「烈風と烈風改」23日に発売です。その内容は・・・

従来初期案からの想像図だけが発表されて来た「烈風改」について、未発表の資料
により5面図(1/72 胃袋さん作図)を起こし烈風改の本当の姿が明らかになりま
す。あのキットを改造しましょう。今回の取材の賜物、重要史料2点の世界初公開。
「烈風計画説明書」を全文掲載。開発の経緯には意外な事実が幾つも発見できます。
たとえば、A7M1の発動機選定時に三菱側が主張した発動機はMK9Aではない
(!)と言われて「えッ?」と思った方、ぜひお読みください。
「烈風改計画説明書」もまた全文掲載。「堀越二郎最後の叫び」とも言える激烈な
文章を読む事ができます。公式文書でこれだけ書けるものかと驚く内容です。この
史料で機体について通説を覆す新事実も数多く明らかになりますが、それよりも何
よりも堀越技師の「肉声」に触れるような文章を読んでいただきたいと思います。
烈風の完成機全機についてその足跡と「その号機が造られた意味、目的」を1機
ごとに明らかにした追跡記事と一覧表。これで各号機が何の為に造られたのか、
何でこのように改造されたのか、といった事が詳細にわかります。この記事の為
に取材を重ねたようなもの。最重要記事でもあります。
幻の次期戦闘機「二〇試甲戦」について各案の想像図と共に昭和二十年五月に検討
された最後の海軍レシプロ戦闘機計画を新発見の史料から考察します。
未発表写真も沢山あります。「烈風の未発表写真が沢山ある」と言う事がどんなに
凄い事か・・・って好きな人間にとってだけの話ですけれどね。
そしてオマケ。最末期の零戦について最近判明した事を報告しています。
零戦の500kg爆弾懸吊装置図は世界初公開。そして水メタ噴射装置装備型が
復活している事を史料から証明しています。

174 名前:167 mailto:sage [02/12/23 19:17 ID:???]
>171
ありがとうございます。
一応、旧文体には多少馴染みがありますので、恐らく読むことには苦労しないと思います。
とりあえず、買ってみることにします。

175 名前:名無し三等兵 [02/12/23 20:07 ID:cmFt57m5]
渡辺洋二の文春文庫の新刊
「未知の剣」が出てましたな。
・・・既出?

176 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/23 20:30 ID:???]
まぁ、「陸軍審査部戦闘隊」の文庫かなわけで既に手持ちの人も多いかと。
渡辺氏のいつものパターンで、文庫化にあたって細かな手直しが入ってるので
しょうから、未読の人は買いでしょうけど。

ところで何で誰も「ビルマ航空戦」をあげてないの?
すごいいい本なのに。

177 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/23 20:41 ID:???]
>176
高い(泣
学生には手に入りにくいのよ〜
・・・少しレビューよろしく

178 名前:176 mailto:sage [02/12/23 23:40 ID:???]
学生さんには「時間」という最強の武器があるじゃないですか。

「ビルマ航空戦」 梅本弘 大日本絵画
 四六ハードカバー 上下巻 上巻3900円 下巻4100円

太平洋戦争開戦から敗戦に至るまでの、ビルマ戦域「だけ」の日米英の航空戦記録。両軍にとって支戦線であった
ビルマ戦線の性格を反映し、戦闘の規模は大きくなく、機材も旧式(昭和一八年末まで英軍の主力はハリケーン)
なマイナーな戦い。
だが、戦力が拮抗しているこの戦線で、陸軍航空隊は、その本来的運用である野戦的航空戦を縦横に展開、非力な
旧式機一式戦「隼」は敗戦のその時まで、陸軍将兵の希望だった。というお話。

これを生存者へのインタビュー、日米英を中心とした交戦国の部隊記録・公文書によって再構築した労作。
何年何月何日に誰それがどこへ出撃、戦果がどうで、損失がどうで、とういう話を、可能な限り対戦相手の記録と
の照合によって検証。淡々とした記述の行間から滲む、緒戦期の九七戦の苦闘と退場、嵐のように南雲機動部隊の
インド洋作戦、そして隼の活躍と死闘。
押さえた冷静な筆致の間に、挿入される様々なエピソードは、本書を決して無味乾燥な記録集に止めない。これは
上下巻巻末に付された、当時の搭乗員へのインタビュー記事によっても補強される。

内容的には、航続距離を生かして、後方の拠点飛行場と前進飛行場を活用し局地優勢を確保し連合軍の反撃の中、
奮戦する日本陸軍飛行隊の合理的な作戦運用。戦争末期に主任務となる、孤立した友軍への物資空投やタ弾によ
る地上部隊攻撃の実際など、日本側に限っても新たな発見も多く、同方面の英米軍について知識のある読者なら
さらなる発見もあるかと。

こんな感じでしょうか。

個人的には、本文ラスト、コヒマ戦没者墓地に建てられたティルモピレーの
それを模した碑文に一寸と泣きました。

179 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/24 10:44 ID:???]
>>177
公立の図書館にリクエストすべし。



180 名前:名無し三等兵 mailto:sage [02/12/24 10:51 ID:???]
>>178
梅本氏は、小説書くより、こういう資料本に向いた人だよね。
一巻しか入手してないけど(しかも半分しか読んでないけど)、面白いよ。

181 名前:名無し三等兵 mailto:a [02/12/24 13:20 ID:???]
>>170
サンクスでつ。
今月既に予算オーバーしちゃったから来月になりそうだけど、楽しみ〜☆
141より







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