- 208 名前:鳥坂 ◆ItZu8OLJOg mailto:sage [2009/10/03(土) 17:13:48 ID:???]
- >>177
戦前日本の鉄鋼需要は、海軍様が殆どでした。 つまり、海軍の艦隊整備計画次第で需要が増えたり減ったりするんですな。 で、マル3計画から海軍は拡張計画を進めるのですが…… 結果的に、これの足を引っ張ったのが商工省。 マル3計画と相前後して、商工省が音頭を取って日本の民間高炉製鋼業者を統合 して日鐵を作ったのですが。 商工省は何故か高炉の増築を認めていないのです。 理由としては ・高炉を買う外貨の出し惜しみ ・建造計画が一段落して需要がだぶついた時の損失を恐れた ・高炉作るより、屑鉄をアメリカから買って製鋼した方が安いし、需要の増減に対応できる 等が考えられます。 つまり、商工省は海軍が大真面目にアメリカと戦争するなんて考えていなかったんですな。 まぁ、マル3計画当時の海軍とて、マル3計画艦は「抑止力」としての役割を期待していて まさか日本からアメリカへ喧嘩を売るなんて考えていなかったんですから、お互い様ですが。
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