- 16 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ! mailto:sage [2011/02/13(日) 07:35:35 ID:3IGDxoLD]
- シータが最初は石の廃棄を依頼したに過ぎないのに対して、
パズーが心中(自爆)を持ちかけたというのは、騎士道精神を考慮すると、非常に特異なこと。 つまりパズーにとって自爆によってしか目的は達せられないが、 シータにとっては石の廃棄によっても、消極的には目的は達せられる。 これは2人が置かれた立場の相違による。 パズーはラピュタの発見者としての地位によって権利を主張できるから 先占を阻害する者(軍なども含む)を積極的に排除(殺害)する必要があるのに対して、 元来が相続人(王位継承者)であるシータは、他の王位継承者の支配の排除(石の廃棄を含む)によって 反射的に自分がラピュタの潜在的な支配権を握るわけだから、例えば兵員の殺害までは必要としない。 もちろん、ムスカはラピュタに関する独自知識を握っている上に、自身が殺害の危機にさらされており、 シータとしては自爆に賛成する動機は充分にあるが。 この点からも、パズーからシータに自爆を持ちかけた経緯は、ラピュタの所有欲から考えたほうが辻褄が合う。 そもそも、あの大樹や庭園のような文化財を見た後に、その破壊を意味する自爆を選択するというのは、 自然尊重などと言う価値観に全く決断が左右されないことを物語っている。 客観的にみたら、交渉はパズー・シータ側の圧倒的優位なのだから
|

|