- 519 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ! [2025/12/19(金) 00:02:09.37 ID:6DGTGsXW.net]
- 小説版だと地の文で補足が入ってるから分かりやすいんだけど
見果てぬ門の前で叔父が懺悔ごっこしてるのを見てスカーレットがあっさりと信じてしまうのは、復讐に生きていながらもどこかで他者を信じたいと思ってるお花畑なスカーレットもいるからであってそういう甘さや未熟さも残る人間だということが示されている。 面白いのは 許せない→殺すべき OR 信じたい→許すべき の二元論のジレンマにハマってぽんこつロボットのように破滅するのではなく、許せないし信じないけど殺しもしない、とイデオロギーに縛られない選択を取る、言い換えれば矛盾と妥協を受け入れながら本当にやりたいことを優先するという極めて現実的で効率的な落としどころを見つける点にあると思う そうした現実路線は現実の世界の歴史が実際に採ってきた選択であり(妥協なき闘争を続けていれば世界はとっくに滅亡している。)、つまりそれが現在の私たちにも還元されている。 そういう意味でこの映画のテーマは単なる反戦や平和主義よりもよっぽどシビアなものであると捉えることもできるし、時には理屈や論理を超越できる人間のしたたかさを賛美しているとも言える
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