- 4 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ! [2025/12/08(月) 13:00:13.06 ID:kjnuiiG4.net]
- https://note.com/shogopin/n/n2ac50968543a
第四部『果てしなきスカーレット』は何故炎上するのか?──それは“作品の欠陥”ではなく“文法”のミスマッチ。設定より"象徴"の寓話的運命論に導かれて。 ▼古典(神曲・悲劇・聖書型)の文法 世界は寓意として描かれる(地理・因果の整合性は重視しない) 行動原理は象徴化された心理 人物は概念・役割として働く 展開は運命論的 ラスボスは“通過儀礼”であって“戦いの相手”ではない ▼現代アニメ(漫画・ラノベ原作系)の文法 世界観は設定として緻密に整備されるべき 行動原理には“なぜそう動くか”の説明が必要 人物は背景と動機で厚みを持つ 展開は因果論的 ラスボス戦=論理的帰結の極 ここを端的に言い表すなら私はこう呼びます。 古典文法=「心の地政学主義(Psychogeographical Fiction)」 → 心の風景が世界そのものを形づくる。 現代アニメ=「設定現実主義(Setup Realism)」 → 世界設定を土台に、ドラマを組む。 『果てしなきスカーレット』は完全に前者の系譜です。 だから後者の読み方で見ると「説明不足の映画」に見える。 けれど実際は、古典の文法で読むと“むしろ整合性100%”なんです。
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