- 216 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ! [2009/10/22(木) 20:28:20 ID:TO+oT7KM]
- <全国のニート・ひきこもりがお外へ出る記念日?ネットで「涼宮ハルヒの消失・劇場版」公開間近、異常な加熱…>
「2ちゃねらー」「萌えアニメ」などはもう市民権を得た言葉となって久しい。だが、「ニコ厨」となるとなんのことやら?と首をひねる人も多いのではないだろうか。 「ニコ」とはインターネット視聴者参加型の動画サイト。「厨」とは一度夢中になると自分がはまったその狭い範囲でしか物事を考えられず聞き分けのない 「中学二年生坊主」っぽい精神構造をしている人間のことを揶揄して使う言葉のことである。 インターネットは働く気のないニート、外に出ないひきこもりがますます自分の殻へ閉じこもることを加速させたと言われる。 ニコニコ動画では自分のお気に入りのアニメを編集し、面白おかしくパロディーにしてみたり、また、動画に対してコメントをつけることができる。 外へ出ずとも世界は閉じながらも開かれているかのような錯覚に陥るのであろうか。 その「ニコ厨」に異常が訪れている。原因はこの春公開される「涼宮ハルヒの消失・劇場版」だ。 オタク文化のある種の結実として世界中でブームを巻き起こした「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ。 アニメと縁のない生活を送っている人でも名前くらいは聞いた事があるだろう。 そして、このアニメで一番の人気を誇っているのは、主人公ではない。無口でポーカーフェイスな宇宙人、「長門有希」である。 このたび劇場公開される「涼宮ハルヒの消失」はこの長門有希が主役と言っても過言ではない。 感情を持たない宇宙人であった長門有希がなんと、花も恥らう乙女に豹変してしまうストーリーなのだからファンにはたまらないものがあるという。 正月明けのTVCM、そして朝日新聞をまるまる一面使った映画のプロモーションが口火となった。 降り注ぐ雪をバックに切なげな表情で視聴者に訴えかける長門有希の台詞は「それじゃあ劇場で」。 これにいかほどの効果があったのか、筆者には量り難いものがあったのだが、ネットでの反響がすさまじい。 「会いに行くよ、長門…」「待たせてごめん…寂しかったんだね…」「長門は俺の嫁。いよいよ春休みは結婚式だ。」 目を疑いたくなるような書き込みがネットに溢れる。 「俺にしかわからない。間違いなく長門は俺を呼んでるんだ。外に出て長門に会いに行くよ。」 自称『長門は俺の嫁』たちがこの劇場公開をきっかけに外へ出るということでネット上ではもはや『長門教』と呼ばれている。 上述した「2ちゃんねる」では、「嫁を救いに、世界を救いに外へ出よう」スレッドが今年になって立ち、 筆者がこれを書いている最中にもすでに15498スレッドを数えている。24時間、一分たりとも書き込みがやまないのだ。 「長門と一緒に生まれ変わりたい」 世界を改変するための第一歩を踏み出そうとして若者達がもがく真実の声がそこにはある。 2010年春。日本の未来は皮肉にも政権交代ではなく、一塊のアニメキャラクター「長門有希」によって救われようとしているのであろうか?
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