- 255 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ! mailto:sage [2008/11/10(月) 04:41:35 ID:gUf8AVei]
- デザート王国のお菓子の設定が秀逸だった。
いくら食べても血にも肉にもならないし、心が幸せになるだけの、あくまでも『嗜好品』。 誕生日のケーキや食後のデザートは、それ自体で幸せになるんじゃなくて、それを誰と食べたか、どんな時に食べたかが幸せな思い出になるモノ。 ムシバーンはお菓子自体に幸せを求めていたが、現実のオトナが夢中になる甘い汁=金や権力も、そのモノだけ集めて幾ら喰らっても幸せにはなれない。 特に、誰かの為でもなく、何かの目的も無しに、ただ喰う=貯め続けたモンには、なんの意味もない。 幸せは、みんなで分け合うものだし、周りにいる人も幸せにするもの。単純だろうけど、だからこそムシバーンにはお菓子の美味しさが解らなかったし、皆はのぞみの為に駆けつけられた。 ムシバーンも、女王やチョコラに愛を感じるだけで良かったのに否定しちゃったから手遅れに。 ‥‥これがリキュール王国の酒や粕漬けなら、話は全く違ってくるが。
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