- 376 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ! mailto:sage [2007/04/24(火) 12:22:23 ID:Qh39hfqX]
- >>366、>>372
千昭が帰るべき未来は、真琴の生涯よりも、もっと遠い未来だと思うよ。 2人とも、その事はわかってて、その上で言葉を交わしたんじゃないかな。 「未来で待ってる」 千昭はそんな遠い「未来」に帰って、そして「待ってる」と言った。 それは、もうタイムリープしてくることは無いことを意味してるはず。 もう会えないとわかってて、「すぐ行く、走って行く」と言ったんだと思う。 だって、そんなに遠い時間の先なのに、千昭は待っているって言ってくれたのだから。 何十年、何百年、2度とあえない遠くで、でも確実に待ってくれている人がいる。 だから、走っていけるんだと思う。 真琴と別れて未来に戻って、以前は無かったはずの、その絵を見つけて。 千昭にすれば、それはほんのちょっとの時間の流れ。 「ほら、ちゃんと、すぐに来たでしょ」 そんな真琴の声が、千昭の心に響くかもしれない。 そしてそれは、何十年何百年という時をかけて、少女の想いが届く瞬間。 真琴は走り続けた。だから、千昭も、絶望の未来で強く生きていけるはず。 「すぐ行く、走って行く」 この言葉自体、タイムカプセルなのかもしれない。 生涯をかけて成し得る、真琴の最後のタイムリープなのか。 「未来で待ってる」「すぐ行く、走って行く」 決意に満ちた、そして相手を思う優しさに満ちた、あまりにもスケールの大きい、 そんな会話だと思った。
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