- 699 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2010/11/30(火) 01:24:57 ID:0443EJFE]
- >>697の続き
俺の見たところハルヒに監督の才はない。 だからといってそれを他人から指摘されるのはー、 さて、なんで腹が立つのかというと・・・。 俺も谷口と同じだ。ハルヒの言うがままにへいこらしてはブツブツ言ってるだけだ。 俺がこいつに感じたことは俺自身にも当てはまる。 くそ、谷口のゲロハゲ野郎。お前が余計なことを言うからだぞ。 だから俺はのちのち後悔をするようなことをしたくなってきたじゃねえか。 俺は何をしたか。 弁当箱にフタをすると、そのまま教室を飛び出したのだ。 ハルヒは文芸部室にいて、 俺がいきなり扉を開けたのを見て、驚いたように顔を上げた。 左手に持っているのはカレーパンか。 そのパンを慌てたように放り出し、後ろに手を伸ばし、髪を触っている と思ったら、はらりと黒髪がほどけた。理由は知らないが、くくっていた後ろ髪を 慌てて解いたらしい。よくて見てなかったし、そんなことは後で考えればいいことだ。 俺は今言わなければいけないことを言った。 「おい、ハルヒ」 「なによ」 ハルヒは戦闘態勢に移行しつつある猫のような顔でいる。その顔に俺は言ってしまった。 「この映画は絶対成功させよう」 勢いというやつだ。 省略してるけど、やっぱいいシーンだのぉ
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