- 270 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/04/21(水) 23:55:02 ID:9XieaHCO]
- 原作後半は映画化ありきで、実写のだめ班とも意思疎通しながらの結末までの展開だったと思う。
しかし、主人公がトリックスターであると言う構造上の足枷は、映画後編から映画的カタルシスを奪う結果になったね。 映画的には前編のマルレ・オケ再興の祖となる「1812」の演奏をクライマックスにすべきだった。 もしくは、千秋&のだめで「(現時点で)最高のコンチェルト」をRSオケにて演る、というのが、 ドラマからずっと見続けてくれたファンへの回答だったと思う。 俺もドラマ化以前の原作からのファンではあるが、正直、ヨーロッパ編は「終わらせてもらえず迷走した」感がある。 のだめ&千秋では物語が動かなくなって、サブキャラの展開で連載回数を稼いでいたように思う。 ヤドヴィも、出しといたはいいが使いどころを見いだせないままに無理矢理最後に繋げました、って印象だった。 映画に出なかったユンロンとか雅之とか、つまり「居なくても物語は成立した」のだから、不要なキャラだった訳で。 (原作では横に広がるだけで前には一歩も進まないエピソード要員だった) 原作漫画を120%映像にトランスレートする事を実現し続けた「のだめカンタービレ」だったが、 映画版だけは映画独自の展開と結末を追求しても良かったのではなかろうか。 ここまで来て「原作と違う!プンスカ!」と怒るような心の狭いのだめファンはいないだろう?
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