- 84 名前:名前は誰も知らない [2008/07/23(水) 10:59:30 ID:Iziem1LkO]
- 俺は幼少から虐められてきた。
虐めの中心は女。それに女好きリア充が加担した。 特に中学時代は虐めが激化してゴミ扱いの日々が続き、一時期は自殺を考えるくらい追い詰められた。 故に対人恐怖・人間不信を募らせた。特に女は人の面の皮を被った鬼にしか見えない。女の醜さを目の当たりにしてきた。 奴らは表面で愛や恋や善を口にしながら、裏では「仲がいい」人に対しても情け容赦無い陰口を叩く。迫害を加えられながら目の当たりにしてきた。 そんな中、大学に入ってから何故か一人の女に片思いした。あの頃は未だ若かった。 いまだ人間、女に淡い希望を抱いていた。 大学に入りリア充を目指したい気持ちが、そうさせたもしれない。 今から考えれば、長く虐められて女の醜さを知りながら、あまりに軽率だったと言わざるをえない。 それから四年が経過。卒業式の日になる。 リア充になろうとしたが失敗。大学や道端で女からキモいだなんだ誹謗される日々を過ごした。 卒業式なのに入学式同然の人間関係で、話せる人、時間を共有してきた人、俺を知る人は誰もいない...。 周りは四年間を過ごしてきて、感慨と共に歓談してるのに、俺はその空間から切り離されてたかの様だった。 そうした中で式を終え、かつてリア充目指してた頃にサークルで片思いした女へ最後に挨拶をと思ったが、目があった瞬間に侮蔑に満ちた一瞥と共に「キモい」と浴びせられ、心を一刀両断されたかの様な精神的ダメージを喰らった。 「自分を変えたい」という再チャレンジへの想いと共に大学に入学したのに、あまりにも惨めな最後。 夕日が沈みゆく中、鳴咽しながら家路についたよ。あまりに惨めで直ぐには帰れず、暫くフラフラしてたけどね。 翌日は引き篭った。 これが女から迫害され続けた男による、唯一の恋の思い出だ。 二度、女を好きになる事はないだろう。 あれは明らかな過ちだったと思ってる。
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