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AKBリアル小説



1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/12/30(金) 09:49:57.63 ID:6CGiUnRvO]
立ったら淡々と書いていこうかと思います
読んでもらえたら嬉しいです

2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/12/30(金) 09:56:21.33 ID:uXSf+wnK0]
書き貯めしてないの?

3 名前:1 [2011/12/30(金) 09:58:41.80 ID:eWdlTBHr0]
代行で立ててもらいました
書きます。

-友-

「お前のものはおれのもの、おれのものもおれのもの・・・な!!」
有名な漫画の中で無茶苦茶な事を言い放った人物がいた
あくまで漫画の中だから許される事で面白おかしくストーリが進んで行くのである。


テレビ局の大きめな楽屋と数名のメイクスタッフが居るメイク室を
アイドルグループAKB48のメンバー達はスタッフの指示通り順番に
出たり入ったりと今日の歌番組収録に向けて慌しく動く。


4 名前:1 [2011/12/30(金) 10:00:14.97 ID:eWdlTBHr0]
楽屋では楽しげにお喋りする者やDVDで振り付けをチェックする者
部屋の隅っこで体育座りしブログのチェックをしながらニヤニヤする者がいた
まぁ、皆今時の女の子である体育座りはしていないが携帯を黙々と操作している者が
大半であったがそんな中、思い詰めた表情で椅子に座り一点を見つめている者が居る
・・・横山由衣
横山は意を決したようにコクッと軽く頷き硬い表情のまま席を立つと
高橋みなみに近づいた
「たかみなさん、お話してもいいですか?」
後ろから突然声を掛けたれた高橋は一瞬ビクッとなったが
「おっ、どーした由衣?座りな」
と携帯を鞄にしまい隣の椅子を引いてポンポンと軽く叩き横山を座らせた


5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/12/30(金) 10:00:32.84 ID:SerVnjCt0]
家族か誰かにレビューしてもらってから発表した方がいいよ
プロも編集者の手が入ってから発表してるし

6 名前:1 [2011/12/30(金) 10:02:22.15 ID:eWdlTBHr0]
「わたし、好きな人が出来てしまったんです」
座るや否や前置き無く切出した横山の言葉に高橋は驚き
「はぁ!?好きな人?なに、きたりえじゃなくて?」
横山は北原里英が好きだと発言を繰り返しているので横山が推し変したら北原は
落ち込むだろうなぁ・・・と高橋が考えていたところに
「ほんで告白しようと思うんです!」
たたみ掛ける様に横山は鼻息荒く話を続け高橋も
「ちょっ、ちょっ、なになに?意味がわかんないよ、ドッキリ?」
訳が分からずテレビのドッキリ企画かと疑ったが横山は硬い表情を崩さず真剣な目つきで「ドッキリとちゃいます」
と返した、その目を見て高橋は察した「・・・ちゃんと説明して」
「好きな男性が出来てしまったんです」


7 名前:1 [2011/12/30(金) 10:05:40.70 ID:eWdlTBHr0]
それを聞いて横山の表情の意味を理解した高橋
「男かぁ~~・・・相手誰?スタッフさん?業界の人?」
高橋はせめて芸能関係者であってくれと祈った
「いえ、パン屋さんです」
「パ、パン屋!?」
高橋はパン屋と聞いてさらに焦った、仕事関係者なら恋路がうまく行く行かないは
別にして何とか話を世間に漏らさず進められる可能性があったが相手は一般人だ
しかも少年漫画での恋愛知識しかない高橋はまったくもって頼りない


8 名前:1 [2011/12/30(金) 10:07:29.24 ID:eWdlTBHr0]
「ちょ、ちょい待ち、ゴメン由衣、私は仕事や仲間内の事ならアドバイス出来るけど恋愛
相談は自信がないよぉ~~・・・誰かもう一人話しに入れていい?」
高橋は自分ひとりでは乗り切れない事を悟り横山に願い出た
「たかみなさんにおまかせします」
と横山はAKBリーダーを完全に信頼しているようであった
高橋は楽屋を見渡して助けになりそうなメンバーを探すとニンテンドーDSで遊んでいる
小嶋陽菜を見つけた


9 名前:1 [2011/12/30(金) 10:09:02.31 ID:eWdlTBHr0]
「由衣、にゃんにゃんを話に入れてもいい?」
小嶋なら難しい事になった場合、話をやんわりと暈してくれるか何だか不思議な力
で助けになってくれるのではないかと高橋は漠然と思った
「いいですよ」と横山の了承を得た高橋はニコッと笑顔をみせて
「OK!ちょっと待ってて」
と横山の頭をポンポンし小嶋に歩み寄り隣に座った。
「にゃんにゃんちょっといい?」
高橋は緊張の面持ちで話しかけるも小嶋は
「ん~、な~に~?」
とゲームをプレイしながらの空返事

10 名前:1 [2011/12/30(金) 10:10:43.25 ID:eWdlTBHr0]
「ちょっと話があるから向こうの席にさ」
高橋は顔を覗き込みながら真剣な表情を見せたが小嶋は即答で「やだぁ」高橋は少し驚き
「えっ?・・た、たのむからさあっちの席で話し聞いてよぉ」
小嶋は口を尖らせ
「えぇ~・・・だってたかみな怒るんでしょ~」
この発言に高橋は「へっ?なんで怒るの?」
キョトンとした表情で聞くと小嶋は
「だってたかみなが改まって話があるなんて怒られるに決まってるもん」
と物凄い決めつけをしてきた




11 名前:1 [2011/12/30(金) 10:11:33.42 ID:eWdlTBHr0]
メンバーの皆はそう思ってるのかと高橋は内心ちょっと傷付いたが今はそれどころでは
ないと思い直し
「いや、怒らなよ、由衣の相談を一緒に聞いて欲しいんだ」
と笑顔を見せたが流石にガラスのハート、その笑顔は引き攣った
小嶋は相変わらずゲームから目を離そうとせず「相談?ん~~・・・」面倒臭そうな返事に
流石に高橋もイラッとし
「ちょっと、ゲームは後にして話聞いてくれよ」
と強めに言うと小嶋は
「ん~~今いいとこなのにぃ~もぅしょうがないなぁ」とようやくゲームを中断した


12 名前:1 [2011/12/30(金) 10:12:36.79 ID:eWdlTBHr0]
「悪いねにゃんにゃん、でもDSなんていつ買ったの?綺麗な色だねそのDS」
高橋はゲームを中断してくれた小嶋に一応気使ってヨイショしようと
ただの白いゲーム機の色を褒めてみた
「えぇ?これは、ん~いつ買ったんだっけ?あれぇ?何だっけ??・・・
あぁ、たしかファンの人がくれたんだよ」
小嶋のこの言葉に大きく目を見開き驚愕する体育座りの女の子がいた。


13 名前:1 [2011/12/30(金) 10:13:58.36 ID:eWdlTBHr0]
-5日前-雑誌撮影の休憩中
「さしはらぁ~、何それぇ?」
「あっ、小嶋さん見て下さいよDSッスよ、前から欲しい欲しいって言ってて昨日やっと
お母さんが買って良いって言うから~!マジ指原うれしくって~!!」
「へぇ~、見せてぇ」
「いいッスよ!マジチョー最高面白いっすよ!!」
「わぁ~何か飛び出て見えるよぉ~」
「3Dッスよ!もうブワッつって浮いて見えるんスよ!!ブワッて!!!」
「ふ~ん・・・わっおもしろ~い」
「ですよね!ですよね~!!」
「うんおもしろい、これ貸してぇ」
「えっ?」
「今度会った時返すからぁ」
「いやっ小嶋さん、指原も昨日買ったばっかで今日箱開けて持ってきたんッスよ」
「ならいいじゃん」
「えぇ~~!・・・(ならってなに?小嶋さんマジ意味わかんねぇ)」
「んじゃ、借りとくねぇ」
「えぇ~~~~~!・・・」


14 名前:1 [2011/12/30(金) 10:15:19.17 ID:eWdlTBHr0]
体育座りの女の子はしばし呆然としていたがハッと我に帰った様子を見せ慌てて自分の
リュックサックを弄る、ちょっと格好の地味なリュックの中から青く輝くPSPを
取り出したかと思うと裏面に油性マジックで「さしはら」と記した・・・


15 名前:1 [2011/12/30(金) 10:16:43.06 ID:eWdlTBHr0]
小嶋はその場にDSを残し高橋と共に部屋の隅っこの席で待ってた横山の隣に座った
「お待たせ由衣、にゃんにゃんにもパン屋さんの話してくれるかい」
横山は頷くと「小嶋さんまでほんまにすいません」と頭を下げた
「いいよぉ、わたしパン好きだから」
ニコッと小嶋は微笑み無意味なパン好きをアピールしたが高橋が
「にゃんにゃん、パンが好きか嫌いかの話じゃないんだ。由衣、話してみて」
真剣な表情で言って来たので小嶋は口をちょっと尖らせてみせた


16 名前:1 [2011/12/30(金) 10:18:20.82 ID:eWdlTBHr0]
「家の近所の商店街に小さなパン屋さんがあるんです、仕事の帰りが早いときにいつも
寄って朝食べるパンを買って帰ってたんです」
こう横山が切出したので小嶋はすかさず「何パン買うのぉ~?」と聞いた瞬間
「にゃんにゃん黙って!」高橋が強く言って来た
これ以上言うと怒りそうなので小嶋は首をすぼめて下唇を噛んだ
「クロワッサンとかですかね」横山が返してきたので小嶋はわぁ~っと笑顔を見せたが
「由衣も答えなくていいから!話進まねぇだろ」と高橋はキレ出した
小嶋は(たかみなは本当に了見の狭い人間だ)と心の中で思った


17 名前:1 [2011/12/30(金) 10:20:11.45 ID:eWdlTBHr0]
横山は気を取り直し話し始めた
「ほんでパン屋さんにいる男性を好きになってしまって・・もう、何か胸の中が
ソワソワして振り付けもろくに覚えられへんし苦しくて・・・だから告白しようと
思うんです」
手を胸に当て思い詰めた表情の横山とは対照的にニコニコ顔の小嶋は
「わぁ何だかスゴイ、そのパン屋さんは横山の事知ってるの?」と聞くと横山は軽く頷き
「知ってます、パン買うと、いつもありがとう、って言ってくれはります」
一瞬の沈黙の後
「いやいやいや、待ってよ由衣ぃ~それって普通お客さん皆に言うだろうよぉ」
と高橋の的確な意見に横山は少し取り乱し
「えっ・・・あっ、あとこれ食べてってメロンパンをプレゼントしてくれはりました」
これに対しては小嶋が
「わぁ!わたしメロンパン好きぃ~~!!」と拍手した
高橋は頼むよ!と悲願するような顔つきで
「だから好き嫌いとか言うと話がそれるから!!んん~~・・・とにかく由衣は本気なの?」
と問うと相変わらず真剣な目で「はい、本気です!」


18 名前:1 [2011/12/30(金) 10:21:18.05 ID:eWdlTBHr0]
「んん~~~何だ、どうすればいいんだぁ・・・」と高橋は頭を抱え悩みこんでしまった
そんな高橋をキョトンとした表情で小嶋が
「たかみな何で頭抱えてんの?横山だって子供じゃないんだから人を
好きになることだってあるよ」
その言葉を聞いて半ベソの顔で高橋が
「だからぁ!!ウチらには決まり事があるだろうよ~・・・」
AKBの決まりに恋愛禁止というルールがあり片思いはOKだが
両思いはダメというものである。


19 名前:1 [2011/12/30(金) 10:22:11.15 ID:eWdlTBHr0]
ここまで話してきてやっとこのルールを思い出した様子の小嶋は口に手を当てて
「あぁ、そっかぁ~」高橋はアホの子を見る目で小嶋をスルーし
「由衣は勿論知っててこの話をしてるんだろ?」と横山に確認すると
「お付き合いするようになったらAKB辞めます」
この言葉に「やっぱそう来るか・・・」高橋は呟き大きく溜息を吐いた。
「でもさぁ、そのパン屋さんと付き合えるかどうかなんてわからないんじゃない?横山が
告白してもふられるかもしれないし」
小嶋の気遣いのない台詞に横山の表情は強張り高橋は少し眉を寄せて
「そんな事言うなよ、にゃんにゃん!」とフォローを入れる


20 名前:1 [2011/12/30(金) 10:22:58.34 ID:eWdlTBHr0]
しばし沈黙の後、小嶋が閃いたような表情で
「だったらさぁ~付き合ってるって言わなきゃいいんじゃん」
高橋は「はぁ?」としか小嶋の思考に答えられなくなっていた
「だからぁ~、秋元先生にバレても本人が付き合ってませんって言っちゃえば付き合って
ないって事で・・・あれ?ダメかぁ・・・」高橋は黙って首を横に振った
腕を組んで険しい顔の高橋を見て小嶋が飄々とした顔で口を開いた
「たかみな~、あんまり怖い顔で考え事してるとまた老けちゃうよぉ」
高橋は机の上にバタンと倒れこんだ




21 名前:1 [2011/12/30(金) 10:23:49.19 ID:eWdlTBHr0]
しばらくすると高橋は何か気合を入れ直した顔つきで
「・・・よしっわかった!とりあえず後のことは考えずに柔軟に対処して由衣を
応援しよう!!ねっ、にゃんにゃん!!」
と切出したが小嶋は「たかみなが言うんならいいよぉ~」
相変わらずふわふわな状態を保っていた
「そうと決まったらそのパン屋さん見てみたいな、二人とも今日の収録上がった後の予定
は?」高橋は二人を交互に見ながら聞くと横山は何も入ってないと答え小嶋は
「えぇ~今日見に行くのぉ~?」高橋は察知した、小嶋がもうこの話に飽きて来た事を・・・


22 名前:1 [2011/12/30(金) 10:24:39.39 ID:eWdlTBHr0]
この場は早く話を締めなければ小嶋は駄々をこねて協力してくれなくなると思った高橋は
両手を合わせて
「にゃんにゃん!頼むから一緒に来てくれ!」
すると小嶋はちょっと考え
「ん~~わかった、じゃあ~クロワッサン34個買ってね」と同行する事を誓った
高橋は34個ものクロワッサンをどうするのか・・
などいつもの小嶋なので考えなかった
「よしっ!んじゃ帰りに3人で見に行こう!」高橋は二人の肩をポンっと叩くと
横山は立ち上がりようやく笑顔を見せて「ほんまにありがとうございます」と頭を下げた。


23 名前:1 [2011/12/30(金) 10:25:35.03 ID:eWdlTBHr0]
楽屋の隅の席で密談を終えた3人は元の席へ、小嶋も「ふぅ~」と息を吐きゲーム
を再開しようとDSに手を伸ばした
そこへメイク室から戻ってきた篠田麻里子が小嶋の肩を叩き
「にゃろ、次にゃろの番だってよ」とメイクの順番が来た事を告げた
「え~!もう、ゲームしたいのにぃ・・・」と言いながら小嶋は渋々席を立ち楽屋を出る
その楽屋を出て行く小嶋の背中を鋭い眼光が追っていた。
今だ!今しかない!このチャンスを逃したら二度と自分の手には戻らない・・・


24 名前:1 [2011/12/30(金) 10:26:27.30 ID:eWdlTBHr0]
そう、机の上に置かれたDSを奪還するべく指原は考えた
(DSは勿論自分の物だがさっきまで小嶋が遊んでいた物を普通に手に取り自分の
リュックに入れてしまえば傍から見たら泥棒だ、ほかのメンバーに見付からずに慎重に
作戦を進めなくてはならない、行くぞ指原!今こそ覚醒の時だ!!)
指原は心の中で叫びそっと立ち上がりゆっくりと愛しのDSに歩み寄ろうとした、
がっ、その時メイクを終えた前田敦子が楽屋に入ってきて
「やっとメイク終わったぁ!次たかみな呼んでたよ~」
と高橋に順番を告げると前田は机の上に視線を落とし
「あっDSだぁ!誰のだろ?・・・まぁいいや、借りて帰っちゃおっと」
前田は机の上に置かれたDSを雑に自分の鞄へ放り込んでしまった。


25 名前:1 [2011/12/30(金) 10:27:29.08 ID:eWdlTBHr0]
奪還作戦を一歩も進めないまま目の前で新たな略奪を目撃してしまった指原はしばし
呆然としヘナヘナとまたその場に体育座りを決め込んだ。
しばらくして小嶋がメイクから帰って来ると何やら騒ぎ出した
「あれぇ~DSがない・・・あれぇ!!無くなってるぅ!!!」
ガサガサと机の上や下を探しながら近くにいた篠田に
「まりちゃん、ここら辺にあったDS知らない!?」
などと聞いているのを指原はまだ呆然とした表情で眺めていた
その時、部屋の隅にいる体育座りに小嶋の目線が向き
「あっ、さしはら~!!ここにあったわたしのDS見なかった~!?」
指原は「いえ・・・・・」泣きそうだった


26 名前:1 [2011/12/30(金) 10:28:20.54 ID:eWdlTBHr0]
携帯でお母さんにメールをしている前田に小嶋は話しかけた
「ねぇ、あっちゃんDS見なかった?」
そう聞かれた前田はうわの空で「・・・あぁ、たかみな」と答え
「たかみなぁ~?んもぅ!」と小嶋は口を尖らせた
しばらくするとメイクを終えた高橋が
「おっしゃ!気合入れて行きますかぁ!」
とメイクさんに付けてもらったピンクのリボンが余程気に入ったのか
テンション高く戻って来た
そこに「たかみな!DS返してよ!!」
小嶋が険しい表情を見せながら迫ってきたので高橋は驚き固まり
「へっ?なに?知らないよ???」となった


27 名前:1 [2011/12/30(金) 10:29:22.29 ID:eWdlTBHr0]
「わたしのDS返して!!!」小嶋が声を出して怒る事は珍しい事で高橋は動揺したが
知らないものは知らないので
「マジなに言ってんの!?DSなんて知らないし!!」としか返せない
「何で隠すぅ~!?なに?嫌がらせ!?何でそんな事するの!!!」
小嶋に肩をつかまれた高橋は流石にカチンときて
「ちょっと、いいかげんにしろよ!!」と小嶋の手を乱暴に振り払った
もめている事に気づいた前田が「ちょっと、やめなよ二人とも、ケンカは良くないよ」
と二人の間に割って入ったが
「だってあっちゃん、たかみなが私のDS隠したんだもん!!」
小嶋は高橋に食って掛かる、高橋も「だから!知らねぇって言ってるだろ!!!」
声を荒げて小嶋を睨む一触即発状態で楽屋は静まり返った


28 名前:1 [2011/12/30(金) 10:30:18.15 ID:eWdlTBHr0]
「待って待って、たかみなもにゃんにゃんもそんな興奮しないでさ、リハの時間来たし
収録終わったら一緒に探せばいいじゃん。ねっ、ケンカしないで、ほら仲直りして」
前田は二人の肩を抱き優しく諭した
「・・・にゃんにゃんゴメン言い過ぎた」「・・・うん、わたしもゴメン」
二人は前田に諭され冷静さを取り戻しお互いに謝り仲直りした
「よし、んじゃスタジオ行こ」
前田が笑顔で言うと「うん!敦子ありがとう!!」と高橋に笑顔が戻った。
息を呑んで事の次第を見守っていた他のメンバーは全員ホッと胸を撫で下ろした
いや、1名を除いては。


29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2011/12/30(金) 10:30:25.69 ID://Kfq/hm0]
そのパン屋超絶イケメンに違いないなwww

30 名前:1 [2011/12/30(金) 10:31:05.50 ID:eWdlTBHr0]
指原は顔面蒼白であった、そしてDSに心から別れを告げた、いつの日かあの二人が
DSに飽きて「指原これやるよ」っと言ってもらえる事を願いながら彼女は頬に
一筋の涙をこぼす。
・・・気が弱く返せと言えない不憫な子-指原莉乃-




31 名前:1 [2011/12/30(金) 10:31:53.68 ID:eWdlTBHr0]
収録も無事に終わりそのまま次の仕事へ向かう者や帰り支度をする者や雑誌の取材を
受ける者達が楽屋に入り乱れる。
横山が雑誌の取材を受けているのでのんびりと帰り支度をし携帯をいじっている小嶋に
ドラマ撮影が押して後から参加した大島優子が声を掛けてきた
「ヘイにゃんにゃん!!今日もう仕事終わりでしょ!!」元気いっぱいの様子
「うん、おわり~」と小嶋が言うと大島は小嶋に抱き付いて来て
「んじゃご飯いこうよぉ~!!」


32 名前:1 [2011/12/30(金) 10:33:54.38 ID:eWdlTBHr0]
DSがどうしても見つからないので携帯のゲームに没頭していた小嶋は
「うん、いいよ~」とうわの空、隣で机にうつ伏せてボ~~っとしていた高橋は目を倍の
大きさに広げ跳ね起き「えっ!!!・・・」それにハッと我に帰った小嶋が
「あぁ~!やっぱりだめぇ~」と大島の誘いを断った
「えぇ~何でだよにゃんにゃん~ご飯いこうよぉ~~~」と甘えて擦り寄る大島に小嶋は
「今日はねぇこれから横山の好きな人を見に行くからだめなのぉ」
大島は固まり「えっ!!!!」と高橋同様目を見開いた
「うおぉーーーいぃぃ!!!!!にゃんにゃ~ん!!!!」高橋は机の上に倒れこんだ
当の小嶋は開いた口を手のひらで隠す格好で「あぁ、うっかり・・・」


33 名前:1 [2011/12/30(金) 10:34:47.48 ID:eWdlTBHr0]
聞き逃さなかった大島は興味津々で
「何?何??何よ好きな人って」と迫ると
小嶋は人差し指を上に向け少し困った表情で言った
「う~んとねぇ~あっ、あれだ、ウソ」
大島はにやけた表情でウソ?と聞き返したので小嶋は
「うん、ウソついたの」
と言い張ったが大島は小嶋に抱き付いたまま耳元で
「ふ~ん・・・で?誰なの横山の好きな人って」
小嶋はしばらく固まったが観念した表情で「・・・・・パン屋さん」と答えた
「はぁ~~~・・・優子、実はね」
見かねた高橋は大島に横山の事を説明するとノリノリで参加を申し出てきた
横山には大島にばれた事を何故か高橋が陳謝した。


34 名前:1 [2011/12/30(金) 10:35:57.03 ID:eWdlTBHr0]
仕事を終えた4人はテレビ局を出てタクシーに乗った
電車は歩くので嫌だと小嶋が駄々をこね、さらにたかみながパン屋に行くと
言い出したのだからタクシー代はたかみなが払ってね、とまで言い出したが
ここでゴタゴタするより素直にタクシー乗った方が良いと大人の対応を見せる
高橋であった

運転手「どちらまで?」
小嶋「横山の家~」
全員「はぁ!?」
小嶋「何だか後ろ3人きつ~い!たかみな太ったぁ?」

高橋は流石にコイツぶん殴ってもいいんじゃないかな?と心の中で思った


35 名前:1 [2011/12/30(金) 10:37:10.50 ID:eWdlTBHr0]
テレビ局を出発し4人を乗せたタクシーは30分程でパン屋のある商店街の入り口に到着
お腹が空いたと騒ぐ小嶋を宥めながら4人は歩みを進めると横山が少し照れながら
「ここです」と数メートル先にある店の看板を指差す
「おおぉ~!」と一同は声をあげたが小嶋だけ「横山らしく地味ぃ~」と続けた
横山はもともと目つきが鋭いが更に鋭く小嶋を睨み付けた
その様子をみて高橋は「にゃんにゃん!!」と一括し
「そんな事ないよ由衣、小さくてかわいらしいお店じゃん」と横山の顔を覗き込み宥めた
「とりあえず入ってみようぜぃ!」相変わらずノリノリな大島は先頭でお店の扉を開けて
進む、店の中は明るく色々な手作りパンが所狭しと並んでいた


36 名前:1 [2011/12/30(金) 10:39:46.20 ID:eWdlTBHr0]
「あれぇ~クロワッサンちょっとしかない・・・すいませ~ん、お店のひと~!」
小嶋が10個程しか置いてないクロワッサンのスペースを見て奥で作業をしていた
男性を呼んだ
「あっ、すみません気付かずに!いらっしゃいませ」
爽やかな笑顔でカウンターに出て来た男性を見て
「由衣、あの人か?」と高橋は小声で横山に聞くと
「はい・・・」横山は耳を真っ赤にしてうつむきながら返事をした
「あのぉ、クロワッサン34個下さい」
小嶋がカウンターの男性に言うと男性は困った様子で
「34個!?いや~すみません、そこに出てるだけになってしまうんですが・・・」
それを聞き小嶋が「えぇ~~、じゃあ~いつならありますか?」
と聞くと店の男性は明日の朝なら焼いて渡す事が出来ると言うので小嶋は予約を入れた


37 名前:1 [2011/12/30(金) 10:40:46.13 ID:eWdlTBHr0]
店の入り口付近で緊張しドギマギしていた横山と高橋に小嶋が
「横山~!明日の朝ここ寄ってクロワッサン持ってきてね、それとたかみなお金ぇ~!」と手招きした
高橋はコイツ本当に34個買わせやがるのかと思ったが横山の緊張がうつってしまい
何が何だか分からずカウンターにぎこちなく歩み寄り財布を出した
「お、お、おいくらでしょーかぁ!!」店の大きさに合わない大声で値段を聞いてしまいさらにパニックになる高橋の横からトレイに乗った山盛りのパンをスッと差し出し
「これも~!!」このタイミングを狙っていた大島の大勝利であった。


38 名前:1 [2011/12/30(金) 10:41:56.87 ID:eWdlTBHr0]
店を出ると通りを挟んだ目の前に中華料理店があった、中華料理と言っても下町の
ラーメン屋と言った方がしっくりくる寂びれた中華屋。
パン屋を出た空腹の4人は誰の反対も無く真っ直ぐに中華屋へ入った「いらっしゃい!」
エプロン姿で頭に三角巾を被ったいかにも下町のおばちゃんが4人を出迎え
「なに?おじょーちゃん達、4人!?珍しいね、あははは!!こんな店に女の子だけで
来るなんて、あははは!!」
「なにあの人?一人で笑ってしゃべってるぅ~」と小嶋が笑って言うのを
「はい、4人です!」高橋が笑顔と大きな声で遮った


39 名前:1 [2011/12/30(金) 10:43:43.14 ID:eWdlTBHr0]
他に客がいないからどこでも好きな所に座って良いと言うので入り口付近のパン屋が
見える席に着いた4人
「いぇ~い!わたしお疲れ生ビールぅ~~!!」
大島はいきいきと右手の握りこぶしを突き上げた、それを見て小嶋は
「あ~、わたしも~~、あとは何でもいいからたかみなたのんで~」
高橋はふうっと溜息を吐くと店のおばちゃんを呼んで注文をした
「中生を2つと、ウーロン茶2つ、あと酢豚と鳥のから揚げとレバニラ炒め、
由衣は何かある?」
「炒飯食べたいです」と横山が言うとここでまた小嶋が
「わぁ、横山食べ物まで地味ぃ~、もっとなんか派手な物食べたほうが良くない?
ほら、このボウボウドリとか~!あっ、そーだ!あれメニューになぁい?かき揚げ!!!」
高橋は横山に小声で「にゃんにゃんの言う事は半分のまた半分を聞いてあとはスルーだよ」
と教えた


40 名前:1 [2011/12/30(金) 10:45:32.35 ID:eWdlTBHr0]
「ねぇ~かき揚げはぁ~?」高橋は口を尖らす小嶋を無視していると店のおばちゃんが
かき揚げ食べたいのか?
と聞いてきたもんだから小嶋が満面の笑みで「たべたぁ~い!!」
メニューには無いが材料はあるから特別に作ってくれるとの事で高橋はテーブルに
頭を擦り付けるようにお礼を言った
注文の品が運ばれ小宴会が繰り広げられた、その中でついにお店のご好意による
かき揚げが運ばれて小嶋は大喜びで口に運んだ
「んん!これがかき揚げ・・ん~~何だろ?あぶら?ああ~、揚げ玉のおっきい感じだぁ!」
小嶋は一口食べて「なんかもういいや、たかみなあげる」
高橋は流石にコイツ酢豚ぶっ掛けてもいいんじゃないかな?と心の中で思った




41 名前:1 [2011/12/30(金) 10:46:27.80 ID:eWdlTBHr0]
お酒も入り陽気な二人と黙々と食事をする二人とで今後の恋路作戦を話したが
大島の酔いがまわりハイテンションな為、ちゃんと顔見知りになり仲良くなる事から始める
という事で話しは終わり素面の高橋と横山は先に帰ると言い店を出た、店を出るときに
「おばちゃ~ん!紹興酒フォーー!!」と聞こえたが小嶋がいるから平気だろうと思う
高橋であった。


42 名前:1 [2011/12/30(金) 10:47:41.08 ID:eWdlTBHr0]
翌日、朝早くに出発したロケバスに真っ青な顔をした大島がいた
「ゆうちゃん、顔が変・・・じゃないや、具合悪そうだよ」
小嶋は心配して話しかけたが
「うっ・・・にゃんにゃんは・・・うっ・・・へ・・へいき・・・なの?」
と言葉にならない様子に
「ん~、ゆうちゃん言葉も具合悪そうだから寝てたほうがいいよ」と席を立ち
「あぁ!まりちゃん、わたしにも一個ちょうだい!!」
篠田麻里子が朝食代わりに持ってきたミスタードーナッツに手を伸ばしていた。
その光景を大島はぼんやりとバスに揺られて眺めていたがこの5分後
後輩に語り継がれる想像を絶する大事件が発生する事となる・・・

-大島優子センターバージョン「RIVER」ス事件-(向こう岸には行けなかった)


43 名前:1 [2011/12/30(金) 10:52:47.25 ID:eWdlTBHr0]
都内で行われたロケも無事終了し次はスタジオ収録の為、そのままテレビ局入りした一行
その楽屋でスタジオ出演のみのメンバーと合流した
「小嶋さん、クロワッサン持ってきました」
と横山が小嶋にクロワッサンが詰まった袋を渡した
横山から袋を受け取るとそのまま小嶋は楽屋の隅に足を運んだ
「さしはら~、これあげるぅ~」目をまん丸にして驚く指原に
「なんかさしはら最近元気ないからクロワッサン34個だよ、34個でさっしーだよぉ」
と言ってぶっきら棒に手渡すと元の席に戻って行った
(うおおおおーー!!!小嶋さん!!!!最高ッス、神ッス、すっげーやさしーーー!!
マジで小嶋さん元気の無い指原の事なんか心配してくれるなんてぇーー!!!)
指原は感激してメソメソと泣き出してしまった。
・・・本末転倒単純な子-指原莉乃-


44 名前:1 [2011/12/30(金) 10:54:14.57 ID:eWdlTBHr0]
長い収録を終えて各メンバーは楽屋で帰り支度をしたり次の仕事へ向かう準備をしたり
ガヤガヤとしていた。
「あれ?にゃんにゃんクロワッサンは?」高橋が小嶋に聞くと
「クロワッサンはバターをいっぱい使ってるから太るとおもって指原にあげちゃったぁ」
高橋はそれで指原が太ったら可愛そうじゃないかと言うと
「いいよ指原なら太っても、ブクブク指原面白そぉ~」
と笑ったが、そのすぐ後ろで帰る準備をしていて耳に入ってしまった指原はガックリと
肩を落としシクシクと泣き出した。
・・・本当によく泣く子、いや、泣かされる子-指原梨乃-


45 名前:1 [2011/12/30(金) 10:55:19.74 ID:eWdlTBHr0]
数日後の歌番組収録の楽屋でいつもの様にメンバーが賑やかにすごしていた。
「おりゃ!おりゃ!おりゃ!おりゃ!おりゃ!」
イヤホンを耳にヘンテコな踊りを踊っている小嶋に高橋は恐る恐る近づき肩を叩いた
「あ~つくな~れっ!あ~つくな~・・・ん?」
イヤホンを外し振り返った小嶋に
「にゃんにゃん、この前からよく騒いでるけど何なのそれ?変な宗教とかじゃないよね?」
高橋は心配して聞くと
「あぁ、こんどお母さんとカラオケ行くからその練習だよ」
何だか知らんが変な宗教じゃないみたいで高橋は安心した
「ところでにゃんにゃん、今日の予定は?」高橋は横山を応援する為に4人でまた作戦を
練ろうと各自のスケジュールを聞いて回りスケジュールの合った4人は例の中華屋へ。


46 名前:1 [2011/12/30(金) 10:57:00.35 ID:eWdlTBHr0]
「おつかれイェ~イ!!」はしゃぐ大島を見て
「優子、今日は飲み過ぎんなよ~この前のロケバスは地獄絵図だったんだからさぁ」
と心配する高橋をよそに
「ウコンのパワー注入したから今日は平気だって!おばちゃん生おかわ~りぃ~!」
前回来た時に大島の豪快な飲み方にすっかり打ち解けた中華屋のおばちゃんが生ビールと
炒飯を運んできた
「あははは!あんた達も物好きだね~可愛い女の子がこんな辺鄙な店でさ!あははは!」
おばちゃんがそう話すと
「わぁ、また笑いながらしゃべってる」
と小嶋が言い出したので高橋はまたそれを遮るように
「いやぁー!前のパン屋さんに朝食べるパンを買いにきたんッスよ!」
するとおばちゃんは「ああぁ、修ちゃんのパンね、おいしいでしょ」この言葉に4人は
「修ちゃん!?」と聞き返した


47 名前:1 [2011/12/30(金) 10:58:10.01 ID:eWdlTBHr0]
「うん、そうだよ、修一、修ちゃん、いい子だよあの子は」と語りだした。
おばちゃん曰く修一は学校の先生になろうと高校卒業後、アルバイトをしながら
大学で必死に学んでいた、ところが父親が椎間板ヘルニアで思うように動けなくなり
店をたたむと言い出し、それを聞いて修一は大学を辞めて実家に戻り店を手伝うと
言い出した、無論父親は反対したが修一は
「親父のパンがオレをここまで育ててくれたんだから今度は俺が恩返しをするんだ」
と大学を辞めて実家に戻ってきたとの話しだった。
「う、う、うぉ~~!なんて親孝行な人なんだ~~!いい人だぁ~~!」
高橋が口をへの字にさせたのを見て
「わぁ、たかみな泣いたぁ~」と小嶋はケラケラ笑い出し
「修一さんかぁ・・・」横山は両手を合わせ宙を見てぽぉ~っとしていた


48 名前:1 [2011/12/30(金) 10:59:04.78 ID:eWdlTBHr0]
おばちゃんは修一の話を終えると何かに気づいた様子で店の扉を空け
通りの向こうに大声で叫んだ
「修ちゃん!夕飯まだでしょ食べにおいでよ!!!」
その大声に外で看板を片付けていた修一が
「あっ!はい、店閉めたら行きます!」
この声を聞いた高橋と横山は顔を向き合わせニコニコでガッツポーズをした。


49 名前:1 [2011/12/30(金) 11:00:35.22 ID:eWdlTBHr0]
修一が来るのをソワソワと待っていた横山の携帯が鳴った「あっ、りのからメールやぁ」
と呟くと小嶋が「横山がメールってなんか似合わないよねぇ、なんかおばあちゃんちの
黒電話って感じじゃない?」
横山はムッとした表情を浮かべメールをチェックすると急に「あははは!」と笑い出した
メールが気になった皆は何のメールかと聞くと
「指原さんからのメールですけど小嶋さん怒りません?」と横山は言うので
「えぇ~何でおこんの?おこらないよぉ」
と小嶋は首を傾げた。


50 名前:1 [2011/12/30(金) 11:01:34.23 ID:eWdlTBHr0]
***************
おつかれ!

最近小嶋陽菜とよく一緒に
行動してるみたいだけど
あれは人間の姿をした悪魔だ
あのくちびる悪魔には気をつけろよ
ヤツはのらりくらりと
さしはらにダメージを
与えてくるんだ。

気をつけろ!
***************




51 名前:1 [2011/12/30(金) 11:02:56.29 ID:eWdlTBHr0]
このメールを見た小嶋は「わぁ~むかつくぅ~」と言うとすぐに自分の携帯を取り出して
電話をし相手が出た瞬間
「おまえぇ~明日覚えてろよぉ~、さしはらのば~~~~か!!」と言って電話を切った
横山はメールを晒したのはまずかったかと一瞬思ったが指原だからいいやと
あまり気にしなかった。
電話の向こうの指原は携帯を片手に卒倒し自分の不甲斐なさに一人自宅で号泣した。


52 名前:1 [2011/12/30(金) 11:03:57.36 ID:eWdlTBHr0]
しばらくすると店の扉が開きその音に背筋がピンッとなる横山
「おばちゃん生ちょーだい!」慣れ親しんだ様子の修一が店に入って来た
「あー!修ちゃんお疲れさん!ねっ、見てよ」
と奥から出て来たおばちゃんは4人を指差し自慢げに
「ウチの店もこんな若くてオシャレな子達がご飯食べに来てくれるんだよ、あはははは!」
修一は近くのカウンターに座り4人に「あっ、いつもどうも」と軽く頭を下げた


53 名前:1 [2011/12/30(金) 11:05:24.44 ID:eWdlTBHr0]
その時小嶋はおばちゃんを手招きし
「おばちゃん横山はねオシャレじゃないんだよぉ、普段は変な格好してるの、ほらぁ」
と言って携帯を取り出しネットでも有名な北原里英の家に泊りに来た時の写真を見せた
おばちゃんは大笑いし、でも可愛いと言ったが小嶋は「そぉ~かなぁ~」
とふにおちない表情をみせ「修ちゃんはど~思う~?」と修一に携帯を見せようとした時
「やめて下さい!」
流石に横山は声を荒げた「わぁ、怒ったぁ・・・」小嶋は一瞬口を開け固まったが
すぐにニコニコと笑顔を見せ携帯をしまった
高橋はこの時、いきなり小嶋が「修ちゃん」と呼んだ事に驚いたが
まぁ小嶋らしいかと聞き流した。


54 名前:1 [2011/12/30(金) 11:07:00.28 ID:eWdlTBHr0]
「あはははは!恥かしいよねぇ由衣ちゃんねぇ」おばちゃんは横山を気遣い、続けて
「あっ!修ちゃん相席させてもらいな!」
横山は落ち着こうと口にしたウーロン茶を小嶋めがけて噴出した
「え~ん、ゆうちゃん横山に仕返しされたぁ~」
笑いながら大島と高橋が拭いてやり横山は土下座する勢いで謝った。
一方修一は「他にお客さんいないのに相席って聞いたこと無いよおばちゃん、だいいち・・」
と言いかけたところで
「いいじゃない、男一人でご飯食べたって美味くないよ!陽菜ちゃん達もいいよねぇ」
とおばちゃんが言うと鼻息荒く高橋と横山が首を大きく縦に振った


55 名前:1 [2011/12/30(金) 11:08:20.89 ID:eWdlTBHr0]
修一は「いや、おばちゃん違うんだよ」と言い4人の方へ向き
「この前クロワッサン34個も買ってくれたから凄く印象に残ってて
それで仕事終わってビール片手にテレビ見てたら」と高橋・小嶋・大島を指し
「テレビ出てるよね?あれでしょ、AKBって言うやつ」
それを聞いて大島が割り箸を刀にみたて時代劇の舞台役者のように
「バレちまっちゃあ~仕方がねぇ~!お主の命ちょうだいつかまつるぅぅぅ~~!!」
酔っ払いの大島を「わぁ!ゆうちゃんカッコイイ!!」
と小嶋が手を叩き持て囃すのを無視し素面チームの高橋が
「この子もです!この子もAKBメンバーです!!」
とオドオドしている横山の肩を持ち修一に対し正面を向かせた


56 名前:1 [2011/12/30(金) 11:09:42.16 ID:eWdlTBHr0]
「あっ、そうなんですか、気が付かなかったなぁ~じゃあその時は一緒に
出てなかったのかな?」と修一が言うと
「横山は地味だからぁ~良く探さないと見つからないんだよぉ」
この小嶋の一言に横山は泣きそうな顔でうつむいた
そのあと酔っ払い大島がまた「一緒に飲まねば~~お主の~いのちぃ~」
と場を和ませて修一も加わり皆楽しく盛り上がった。


57 名前:1 [2011/12/30(金) 11:11:57.81 ID:eWdlTBHr0]
翌日、「なるほどハイスクール」と言うテレビ収録でいつもの様に
眠そうな小嶋が楽屋に入って来た、そこへ全速力で小嶋の元へ走り寄り
床におでこを着けて指原は土下座した
「小嶋さん!メールの件はすみませんでしたっ!!あれは本気じゃなくって!
あの、冗談と言うか、とにかくすみませんでしたああっっ!!!!・・・」
涙と鼻水を垂らしながら土下座したが小嶋は無言、相当怒っているのかと震えながら
チラリと顔を上げて見るとそこには同じ局内で仕事があり
たまたま挨拶をしにきたNMB48の小谷里歩がガタガタ震え泣きながら立っていた
「ハルちゃーん!どーしよおおお!!指原さんに囲まれてしまったああぁーー!!!!」
小谷はその場に腰を抜かしへたり込んだ、指原はあっけに取られ辺りを見回すと
小嶋が離れた所でケラケラ笑いながら携帯のカメラレンズを向けていたので指原は
フラフラと立ち上がり小嶋の元へ歩み寄る


58 名前:1 [2011/12/30(金) 11:13:55.18 ID:eWdlTBHr0]
「小嶋さん・・・昨日はずびばぜんでじだ」
鼻水を垂らしながら謝る指原に携帯を操作しながら小嶋は
「んん~・・べつにいいよぉ~面白い動画が撮れたからぁ~・・・送信っと」
その送信と言う言葉に指原は青くなった「こ、小嶋さん?・・・」
小嶋は「最強のヘタレ合戦」との題名で動画データをある人物に送信した。
部屋の隅で落ち込んでいると大島優子が真剣な表情で近寄って来た
「指原、おまえ小谷に土下座って何してんの?秋元先生が呼んでるぞ」
この日たまたま秋元康は収録を見に来ていたのだ、指原は小嶋に心底恐怖した
肩を落として別室の秋元康の部屋に入った指原
「おまえさぁ、ヘタレで売るのはいいけどなぁ、後輩に、
しかも楽屋で土下座ってなんだよ!他のメンバーに示しがつかねえだろ!!」
指原は秋元に小一時間説教を喰らい収録に参加できず
この日の番組出演が出来なかった。
・・・小嶋とは今後関るのはよそうと心に決めるが、決めるのが遅すぎた-指原莉乃-


59 名前:1 [2011/12/30(金) 11:15:54.17 ID:eWdlTBHr0]
横山を連れて大島が小嶋の所にやってきた
「にゃんにゃん、今度の日曜日にまたおばちゃんとこで修ちゃん誘って飲もうよ~
たかみなも日曜ならいいよってさっきメール来たからさぁ、にゃんにゃんもいこぉ~?」
小嶋は少し考えて「ん~・・・いいけどぉ、日曜日って修ちゃん店お休みじゃない?」
大島と横山はあっ、そうかって顔をしていると
「あぁ、メールしてみるよぉ」と小嶋が携帯をいじり出すのを見て大島が驚き
「メ、メール!!?」横山は口に手をやりエッ!?って表情で固まる
「にゃんにゃん!メールって修ちゃんにメールしてるの!?
ってかいつメアド交換したんだよぉー!」と大島が聞くと小嶋は「こないだぁ~」
この答えに横山は真剣な顔付きで
「小嶋さん!酷くないですか、ウチは喋るだけでもドキドキしているのに小嶋さんは
そんなに簡単に修一さんとアドレス交換して・・・何なんですか!?当て付けですか!」
と小嶋を睨み付けた


60 名前:1 [2011/12/30(金) 11:17:59.74 ID:eWdlTBHr0]
「わぁ、え~っとぉ、怒ってる?」小嶋が口を開けて驚いた表情を見せると大島が
「ちょっと~二人ともやめてくれよぉ~、今日たかみな居ねぇ~んだからさ
由衣も落ち着いてさぁ、にゃんにゃんはこんなんだから悪気はねぇ~んだからさ」
と宥めたがその後もピリピリしたムードで収録をする事になり収録中小嶋を凄い眼で睨む
横山がテレビで放送されてしまった。
「にゃんにゃん、何で座布団お尻にひいてなかったの?」
収録が終わり楽屋に戻った大島は小嶋が座布団を跳ね上げ固いセットに
座っていたのを不思議に思い聞いた
「ん~?なんかぁちょっと反省かなって思って、ひかない方がいいかなぁ~って」
小嶋の考えは相変わらず良く分からんと思う大島だった
「あっ、修ちゃんからメールきてるよぉ~、日曜日OKだってさ」
小嶋はニコニコしながら大島と横山に報告し
横山は小嶋に見えないようにちょっとだけニヤついた。




61 名前:1 [2011/12/30(金) 11:19:24.87 ID:eWdlTBHr0]
それから何度か修一を交えて中華屋での楽しい宴を重ね親睦を深めていった4人だったが
この日を境に横山の恋路に異変が起きた。
その日いつもの様に元気な大島を見て楽しそうな小嶋が突然
「そういえばさぁ、修ちゃんは彼女とかいないのぉ?」
これには横山は勿論の事おばちゃんまで身を乗り出し耳を傾けた
「え~?やだなぁ、いるわけないでしょ、いたらこんな中華屋で飲んだくれてないよ」
この言葉を聞いて横山は胸に手を当ててホッとした様子を見せ次に何てこと言い出すんだ
と言う眼を小嶋に向けたが小嶋は続けて
「んじゃぁ~この4人だったら誰がいぃ?」と言い出した
横山は心臓が爆発してしまうんじゃないかと思うくらいドキドキしうつむいた


62 名前:1 [2011/12/30(金) 11:21:11.57 ID:eWdlTBHr0]
「ちょっと~陽菜ちゃん!5人でしょうよ!!5人!!!」
おばちゃんは自分を指差し、しゃしゃり出たが無視されてしまった
「ん~、んじゃ~小嶋さんかな?」そう言いほろ酔いの修一は小嶋を指差し笑った
小嶋は「ええぇ~!わたしぃ~!?」と手を口に当て驚いた表情のあと
照れくさそうに笑った
すると突然横山が立ち上がり店を飛び出した
すぐに「由衣!!」と高橋が追いかけ店を出て行ってしまい
酔っ払い大島はおめぇ何で私じゃねぇんだと修一の胸ぐらを掴んで絡んだ。
追い付いた高橋はヒクヒクと泣いて揺れる肩を何も言わず優しく抱きながら
横山の家へと一緒に歩いていた
「小嶋さんは私に何か恨みでもあるんやろか・・・ウチ何か悪い事しましたか!!」
泣きながら横山は心の内を高橋にぶちまけた、家の前でもう一度ギュッと横山を抱きしめ
「今日はゆっくり寝な、私がついてる、明日きちんと話そう、なっ」
そう言って横山を帰し高橋は中華屋に戻る気がせずそのまま帰宅した。


63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/12/30(金) 11:21:32.29 ID:CxSUevphO]
ほうほう

64 名前:1 [2011/12/30(金) 11:22:49.21 ID:eWdlTBHr0]
翌日、歌番組の収録
「おはよぉ~」楽屋に入って来た小嶋に高橋はすぐに近づき
「にゃんにゃん、由衣にちゃんと謝って」
そう言うと小嶋は「えぇ~~なんでぇ~?わたし悪い事したぁ~?」
悪くはないが横山が傷ついた事を一生懸命に小嶋に説明し最後は頭を下げて
お願いしていた
「にゃんにゃんたのむ!この通り!まず謝ってからちゃんと話し合おう!!!」
リーダーってのは大変である・・・・
ふくれっ面の小嶋も懸命に頼み込む高橋を相手にするのが面倒になってきて
まぁいっかくらいの気持ちでOKした
その後すぐに高橋が大島に呼ばれ
「優子と立ち位置合わせがあるからさ、にゃんにゃんたのむよ、んじゃよろしく!」
こじまは「はーい」と言った後、小さい声で「面倒だなぁ、もう」と呟き空いてる椅子に
荷物を置いた後、横山の姿を探し楽屋を見渡した


65 名前:1 [2011/12/30(金) 11:23:53.82 ID:eWdlTBHr0]
「あっ、にゃろ~これ見てよ、この前さぁ」と篠田が話し掛けるも
「まりちゃん後でね、横山と二人でお話しするのぉ」
と言って部屋の端に座る横山を見つけ行ってしまった
篠田は二人でって所に一瞬やきもちを妬いたが自分は大人と言い聞かせ離れて小嶋を
監視することにした
小嶋は椅子に座る横山の横に立ったが横山はチラッと横目で確認すると視線を机に戻した
「横山、あのさぁ、あのとき修ちゃんはさぁ~わたしを選んだんだけどわたしが選んだん
じゃないからさぁ・・・ん~~~何て言うんだろ・・・あのとき修ちゃんが横山を選べ
ば話しが早いかなぁ~って思ったんだけど何か修ちゃん私を指差したからさぁ・・・
ん~~と・・・わたしが悪いの?」


66 名前:1 [2011/12/30(金) 11:25:20.75 ID:eWdlTBHr0]
拳を握り締めうつむいていた横山がガタン!と椅子をならし立ち上がった次の瞬間
「パァーーーン!!!」
楽屋が一瞬で静まり返り音のした方を全員が注目した
そこには叩かれた頬に手をやり固まる小嶋と肩で息をし物凄い眼つきで小嶋を睨む
横山が立っていた、離れて見ていた篠田はすぐに駆け寄り
「何してるの!陽菜!!由衣になに言ったの!?」と問い質すと小嶋は
「えっ?いや、まりちゃん違うのあのね、え~っと・・・何て言えば・・・
あっ!たかみな!!」
そこに位置合わせを終えた高橋と大島が帰って来た
楽屋内のその光景を見た瞬間、高橋は5歳老けた・・・


67 名前:1 [2011/12/30(金) 11:27:17.06 ID:eWdlTBHr0]
高橋が横山に駆け寄り抱きしめた瞬間「グフッ・・・ン゛ン゛~~~~~~~」
と目から大粒の涙を流し高橋にしがみ付いた
「わぁ、泣いちゃった・・・」小嶋は呆気にとられたような表情でまだ
ヒリヒリする頬に手を当てていた。
「ちょっと別室に行こう」高橋は横山の肩を抱き大島が心配そうに小嶋の手を引いて
二人を楽屋から連れ出そうとすると
「あんた達、何してるの!?どうしちゃったの!?」篠田が迫った
いざとなれば実に頼りになる存在の篠田を高橋は別室に同席させる事にした。

ちなみに楽屋の隅の床に体育座りをして一部始終を目撃していた女の子は小嶋が叩かれた
瞬間ニヤリと笑い小さくガッツポーズをしていた。


68 名前:1 [2011/12/30(金) 11:28:15.69 ID:eWdlTBHr0]
異様な空気の5人で空いている個室を探しながら局内をウロウロしていると廊下で
SDN48の野呂佳代と出くわした、野呂は個室を探していると言う5人の
表情を見て察し、ある楽屋を指差した
「えっ?ここって秋元先生の楽屋じゃん」大島が言うと野呂は腕を組みドヤ顔で
「構うこったねぇ、使っちまえ!」と言った。


69 名前:1 [2011/12/30(金) 11:29:22.20 ID:eWdlTBHr0]
部屋の応接セットに座ると高橋は横山の肩を抱きながら篠田に昨日までの事を打ち明けた
「ん、それで?さっき陽菜は由衣に謝ったの?」と篠田が聞くと
「えぇ~?謝らないよぉ、だって修ちゃんがわたしを勝手に指差したんだもん
わたしから差してって言ってないしぃ・・・」小嶋がそう言うと篠田は
「まぁ、陽菜の言い分もわかるけどね、でもね」
と言い掛けたところで横山が立ち上がり
「いっつもそうですやん!!人が必死に悩んで苦しんでるのに、じぶんはなんもせんと
楽しんでるうちに全部おいしいとこ持って行きはりますやん!!!」
と大声で怒鳴りつけた
「わぁ、また怒ったぁ・・・」
小嶋は驚いた表情で横山を見上げていると他の皆が横山を宥め座らせた


70 名前:1 [2011/12/30(金) 11:31:10.25 ID:eWdlTBHr0]
「あのな由衣、陽菜は元々会話に言葉が足りないのは分かるだろ?だから稀にそれを
知らない人に勘違いされてしまう事もある、でも人を裏切ったり陥れたりする
人間じゃないと私は思う、ただ今回の場合は少し陽菜も悪いよ」
と篠田は言い小嶋に目線を向け
「陽菜は由衣の事をどれだけ知っている?私達は付き合いも長いしお互いの事を
分かり合っているが由衣は違うだろ?そこは陽菜が気遣ってあげなきゃ
いけないんじゃないかな?・・・ん~でも元々この話しを相談されたのはみなみだし
相談したのは由衣なんだからちゃんと思う事をハッキリ話した方がいいよ」
と篠田が言うとまだ怒りが収まらない様子の横山は小嶋を睨み付けながら
「小嶋さんはもう嫌です!」と一言
「えっ・・・」小嶋は一瞬言葉を出したが悲しそうな顔をしてうつむいた
「それじゃ決まり!陽菜を抜かして3人でがんばんな!!」
と篠田は言うと立ち上がり小嶋の手を取り部屋を出て行った




71 名前:1 [2011/12/30(金) 11:32:27.39 ID:eWdlTBHr0]
楽屋に戻る途中の廊下で
「まりちゃん、ちがうんだよぉ・・」小嶋は小さな声で呟いた
「わかってるよ、不器っちょ」と篠田は小嶋の肩を優しく抱き寄せた。
残された3人「由衣、にゃんにゃんとは性格が合わなかったんだと思う、私が始めに
にゃんにゃん誘ったのが悪かったんだ、すまん!」
高橋は興奮気味で泣いている横山の肩を抱き謝った
「まぁ、あれだよ、もう気にしないでさこんな時は楽しく飲みに行こうよ!」
大島は笑いながらその場を無理矢理明るくしようと試みたが撃沈した。


72 名前:1 [2011/12/30(金) 11:33:39.35 ID:eWdlTBHr0]
一方、5人が出て行った楽屋では殆どのメンバーが高橋・大島・篠田がいるのだから
大丈夫だろう触らぬ神に祟り無しと思い、いつも通り過ごしていたが、その中に一人だけ
神を恐れず行動に出た者がいた・・・指原莉乃
「知ってた?実は横山って小嶋さんに裏でチクチク虐められてたんだよ、そんで我慢の
限界が来て横山はブチ切れたってなわけさ~」
指原はニコニコ顔でコソコソと楽屋内にいる後輩に耳打ちをして回ったのだ
そこへ篠田に肩を抱かれ小嶋が戻って来ると
先ほど指原に耳打ちされた後輩達は一斉に小嶋へ白い眼を向けた
「ん?なに!何なのあなた達!!」篠田は視線に気付き一括したが
小嶋は力無く「いいよ、まりちゃん・・・」と椅子に腰を下ろした。
その姿をみて(やった!やったぞおおお!!あの悪魔にとどめを刺してやったあああ!!)
指原は部屋の隅で今度は大きくガッツポーズをしていた。
・・・後に自分が犯したこの行動を心底後悔するとは思っていない-指原莉乃-


73 名前:1 [2011/12/30(金) 11:34:58.05 ID:eWdlTBHr0]
翌日、3人は中華屋の扉を開けた。
「おばちゃ~ん!生~~!!」大島はいつも通りだが
「残念だったな由衣、お店休みじゃ修一さん誘いようがねぇ~もんな、
にゃんにゃんしかアドレス知らなかったし・・・でも臨時休業ってどうしたんだろ?」
高橋はいつもの席に座り窓からパン屋を見つめて言った
「いいです、また来れば」と横山は残念そうな表情を浮かべた
「はい、まいど~!あれ、今日は3人?陽菜ちゃんは?」
とおばちゃんは生2つとウーロン茶2つを持って奥から出てきた
「あっ、ああ、今日は3人です、予定が合わなくって、ははは・・」
高橋はちょっと引き攣った笑顔で答え続けて
「そう言えば今日休みなんですね修一さんの店」と聞くと
おばちゃんは商店街の青年部で旅行に行ってると教えてくれた


74 名前:1 [2011/12/30(金) 11:36:56.28 ID:eWdlTBHr0]
そして「優子ちゃん、あの後ちゃんと帰れたのかい?まったく陽菜ちゃんにあまり
心配かけちゃだめだよ!あはははは!!」と続けたので
高橋は「あの後?おばちゃん何それ!?」と聞くと
「たかみな先に謝っとくゴメン!・・ってわたし覚えてないんだよね~えへへへ」
と笑いながら大島は頭を掻いた
「ええ~!?覚えてないのかい!あははは!!まぁ、優子ちゃんヘベレケだったからね、
由衣ちゃんとみなみちゃんが出て行った後、いい加減酔ってた優子ちゃんは、たかみなが
いなくなったあ~~やっほ~い!!!って監視がいなくなったの良い事に焼酎を
飲みだしたじゃない、その後また紹興酒フォーー!!ってその時に陽菜ちゃんが絶対ダメェ!
って紹興酒のビン取り上げて渡さないもんだからさあ」
この時大島は顔を真っ青にし息を呑んだ


75 名前:1 [2011/12/30(金) 11:38:19.99 ID:eWdlTBHr0]
「陽菜ちゃんにジョッキの焼酎をブッ掛けて陽菜ちゃんの頬っぺた思いっきり
バッチーン!てビンタしたのよぉもう、そんで椅子に倒れ込んだと思ったら大いびき
だもん、それからタクシー呼んで3人で押し込めてさぁ、まぁ若気の至りってやつだね、
あはははは!!!注文決まったら呼んどくれ」とおばちゃんは奥に行ってしまった
「あわあわあわあわわ・・」大島は目から大粒の涙を流し言葉が出ない様子でゆっくり
高橋の方へ顔を向けた
「にゃんにゃんは今日会った時その事なにも言わなかったろ」と高橋が言うと
大島はあわあわしながら頷いた「そういう奴だよ・・・」と高橋は呟いた。


76 名前:1 [2011/12/30(金) 11:39:43.81 ID:eWdlTBHr0]
数日後いつもの大きな楽屋はやはりいつも通りガヤガヤと賑わっていた。
「なんで小嶋さんは優子さんに何も言わはらないんでしょう?」
横山が疑問に思い高橋に聞くと
「ん~?なんでだろうね、由衣もそのうち分かるよ」と笑顔で言われた
その時「おはよぉ~」といつも通り眠そうに小嶋が楽屋に入って来た、そこに駆け寄り
「にゃんにゃーーーん!!!ゆるしてぇ~~~~!!!このとおりぃ~~~~~!!!」
小嶋の足元にまた土下座をする者が現れた
「酔ってたんだ!覚えていないとはいえとんでもない事をした!!
ごめーーーん!!!・・・」
やはり返事が無いのでチラリと顔を上げて見るとそこには呆然と立つ指原の姿があった
あれっ?と辺りを見回すと小嶋は離れた所でケラケラ笑いながらやはりその様子に
携帯のカメラレンズを向けていた


77 名前:1 [2011/12/30(金) 11:40:39.34 ID:eWdlTBHr0]
小嶋に近づきうつむきながら「ゴメン・・・」と呟くと小嶋は携帯を操作しながら
「んん、ゆうちゃん面白い動画撮れたよぉ~」と満足げに言うので
「にゃんにゃん、この前は酔って暴れたみたいで本当にごめんなさい!」と頭を下げた
小嶋は「ん~?おぼえてないかもぉ~」と言うので大島はたまらずボロボロ泣きながら
小嶋に抱きついた
「わぁ、ゆうちゃん泣いてるぅ~へんなのぉ~~」と小嶋はニコニコ笑った。


78 名前:1 [2011/12/30(金) 11:42:54.62 ID:eWdlTBHr0]
外の廊下で高橋を呼び止め篠田が聞いた
「みなみは分かってるんだろ、陽菜の事」
高橋は暗く頷き「分かってる、今回の事もにゃんにゃん俯瞰で動いてて私なんかより
全然頼りになるんだけど・・・由衣にも分かってほしくて・・それが私の役目だと思うし・・・
これからも後輩が入ってくるだろうし・・・でも・・
にゃんにゃんを傷つけたんじゃと思うと・・・」
そう言って高橋はポロポロと我慢していた涙を流した
「分かってるならいい、大丈夫だよ、そのまま横山に付き添ってやんなよ、
陽菜はそんなヤワじゃないだろ?」
篠田が優しく肩に手を置きこう言うと高橋は泣き止み
「うん・・そうだ、そうだね、ありがとう」と少し元気が出た様子だった。


79 名前:1 [2011/12/30(金) 11:43:41.49 ID:eWdlTBHr0]
部屋の隅にいた女の子にお呼びが掛かる「えっ?わたしですか?」スタッフに
連れられてある部屋に
「おまえ!!ふざけんじゃねえよ!!お前が何で先輩の大島に土下座させてんだよ!!
示しがつかないって前も言っただろおーーーー!!!!!」
・・・涙枯れるまで怒鳴られ続け悪魔を相手にした事を後悔するがもう遅い-指原梨乃-


80 名前:1 [2011/12/30(金) 11:44:58.75 ID:eWdlTBHr0]
その日3人は相変わらず客のいない中華屋にいた。
「いやぁ~~ウマい!仕事の後のビールって何でこんなにウマいんだろ!生ビール発明
した人はノーベル賞だよね!!」
いつも通りなテンションの大島におばちゃんが
「今日も陽菜ちゃんは一緒じゃないのかい?あれかい優子ちゃんが叩いたから
怒っちゃったのかい?」と心配そうに聞くと
「いんや、おばちゃんそれがさぁ、あの後にゃんにゃんにわたし土下座よ!
もう最強で謝ったの!!そしたらにゃんにゃんさ『おぼえてないかもぉ~』って!
わたし泣いて抱きついちゃったよ!!」
それを聞きおばちゃんは笑顔になり
「あははは!なんか陽菜ちゃんらしいね、よかったね優子ちゃん」
横山はその会話を聞きムスッとしたが高橋が優しい顔で頭をポンポンしたので
すぐに機嫌は良くなった。




81 名前:1 [2011/12/30(金) 11:46:15.16 ID:eWdlTBHr0]
店の扉が開き「いやぁ~遅くなりました!レジの集計に時間くっちゃって」
と修一が入って来て今じゃ当たり前のように同じテーブルに着いた「あれ?小嶋さんは?」
修一は座ってすぐに高橋に聞いた「あぁ、え~っと・・」と言葉に詰まると横から
「小嶋さんは来ません、ウチがもう一緒にご飯食べるの嫌やから小嶋さんはもう
来ないんです!」と横山が興奮気味に言った
修一が不思議そうな顔で「なになに?小嶋さんとケンカでもしたの?」と聞いてきたので
「小嶋さんは酷い人です、修一さんの前で変な写真見せようとしたり地味だとか言ったり
・・・とにかく自分さえ楽しく出来れば回りは関係ないって思うとるんです!
あんな酷い人ウチは見たことない!だからウチは絶交です!最低な人です!!」
そう捲くし立て横山はプイッっと顔を外に向けた。


82 名前:1 [2011/12/30(金) 11:47:59.27 ID:eWdlTBHr0]
バシャーーッ!・・・突然の事に横山は驚き振り返った、
その先に空になった水のコップを持った大島が立ち上がっていた
「てんめぇ~~!もう一度言ってみろこの野郎!!」
掴み掛かろうとする大島を高橋が必死に止める、横山は驚き固まって動けないでいた
その時「まぁ、みんなちょっと落ち着いて」と修一が語り始めた
「由衣ちゃんはきっとちょっとだけ勘違いしちゃってるんだね、そのちょっとした勘違いが
一人歩きして行くと引き返せないくらいの勘違いになって凄く凄く楽しいはずの時間を無くしてしまうよ」
修一の優しい口調に落ち着きを取り戻し大島は席に座り皆聞き入った


83 名前:1 [2011/12/30(金) 11:49:36.36 ID:eWdlTBHr0]
「由衣ちゃんは物凄く頑張り屋さんなんだってね?」
突然言われ横山は「えっ!?」と固まったが修一は話を続けた
「いやね、この前大島さんをタクシーに乗せてその後にねここで小嶋さんと二人で
飲み直したんだ」二人との言葉を聞いて横山はまたムスッとした表情を浮かべた
「それでね、小嶋さんは一生懸命に由衣ちゃんの話をするんだよ」
こう修一が言うと横山が「どうせ悪口やぁ、地味とか言うてはったんでしょ」
修一は横に首を振り
「横山はわたしなんかより何倍も苦労と努力をして仕事に打ち込んでいるって、
たかみなより尊敬しちゃうって、でも自分から前に出たがらないから何とかして
目立たせようとしてるんだけどなかなか自分の力不足でうまく行かないんだって」
横山は黙ってうつむいた


84 名前:1 [2011/12/30(金) 11:51:15.98 ID:eWdlTBHr0]
「そうそう、こんな事も言ってたよ、由衣ちゃんと友達になってあげてくれってさ、
だから俺みんなもう友達じゃない?って聞いたら横山は真っ直ぐにしか物事を見れないし
考えられないから、もっとちゃんと友達になって!って言われたんだけど・・・
小嶋さんらしく何だか良く分からないけど由衣ちゃん事を凄く心配して
凄く気に掛けてたよ、そんな風に思ってくれてる人を最低って言っちゃいけないよ」
修一の話を聞いた横山は声を上げて泣き出しその背中を高橋は優しく撫でていた・・・
すると大島が「よしっ!!何だか分かんないけどとりあえず飲もう!!」涙を流しながら
笑顔で「おばちゃ~ん!!修ちゃんにも生~!!!」


85 名前:1 [2011/12/30(金) 11:52:22.39 ID:eWdlTBHr0]
奥からおばちゃんがジョッキを持って出てきて
「あんたら泣いたり笑ったり忙しいねぇ!あはははは!!」と言い横山にタオルを渡した
乾杯をした後、高橋が修一に
「修一さん、にゃんにゃんがさっきの話しのように真面目に話すって珍しい事で・・・
私や優子の事なんかは話しに出なかった?」と興味本位で聞いてみると
「あぁ、言ってた、高橋さんも努力家なんでしょ?って聞いたら・・」高橋は息を呑んだ
「たかみなはぁ、ず~~っとバカって言ってた、これも意味分かんないよね」
高橋はテーブルに倒れこんだ、それを見て泣いていた横山も笑顔になった。


86 名前:1 [2011/12/30(金) 11:53:35.25 ID:eWdlTBHr0]
その日いつも通り飲み過ぎた大島をタクシーに乗せ高橋は横山の家まで一緒に歩いていた
「由衣・・・あのさ・・・」と高橋が何か言いかけると横山が
「たかみなさん、ウチ小嶋さんに酷い事してしまいました・・・明日ほんまに小嶋さんに
謝ろうと思うんです・・・でも・・・小嶋さん許してくれんと思います!
ウチやったら絶対許せんし!!!」と高橋に抱き付き泣き出してしまった
高橋はそれを受け止め
「大丈夫だよ由衣!きっと大丈夫!にゃんにゃんはこうなる事も
分かってたんじゃないかな?だから大丈夫!私も付いていてやるからさ
明日ちゃんと謝ろう、な!」
そう言って高橋はしばらく横山を自分の胸で泣かせていた。


87 名前:1 [2011/12/30(金) 11:54:43.55 ID:eWdlTBHr0]
いつもの大きな楽屋にあくびをしながら小嶋が入って来たその瞬間
そこに人は違えど何人目かの土下座をする者がいた
「ほんますんませんでしたあああ!!!ウチが勘違いしたせいで色々皆さんに苦労を
かけてしまって!!ほんま!何と言っていいか!!すんませんでしたあああ!!!!・・・」
やはり返事が無いのでチラリと見上げる横山
そこにはヒイイイイ~~~~!!!と驚き引き攣った表情の指原が震えて立っていた
あれ?とキョロキョロすると離れた席から携帯を向け大爆笑の小嶋がいた


88 名前:1 [2011/12/30(金) 11:55:52.40 ID:eWdlTBHr0]
横山はきちんと謝ろうと立ち上がり小嶋の元へ向かうとそれを指原が追い越した
「こっ!小嶋さん!!いやっ!ちょ!!もう勘弁してくださいいいいっ!!!!」
そう言って携帯をいじる小島の前で跪いたが
「さしはらぁ~、後輩達にわたしが横山虐めたっていったでしょ~?だからだめぇ~」
と口を尖らせて送信ボタンを押した
送信画面を見て指原は呆然と燃え尽きた様子でいつもの定位置にふらふらと歩いて行った
順番待ちをするような格好で待っていた横山は指原が何をして小嶋を怒らせているのか
分からないが自分も許してもらえないのではと足が震え崩れ落ちそうになるのを
力を入れて踏ん張り不安いっぱいの表情で話しかけた


89 名前:1 [2011/12/30(金) 11:57:04.64 ID:eWdlTBHr0]
「あの・・小嶋さん」
と言い掛けると小嶋は立ち上がり横山の口の中にみかんを押し込んだ
「んぐっ・・」横山が驚き面を食らっていると
「このみかん甘いねぇ」と小嶋がニコニコ笑った
その瞬間横山の目から大粒の涙がポロポロ零れ落ちる「わぁ、泣いたぁ・・・」と呟き
小嶋はAKBメンバーの誰もが想像すら出来ない行動に出た。
・・・・・目を閉じ優しく包み込むように横山を抱きしめた
その光景を見ていた誰かが自然と呟いた「わぁ・・・女神様みたい・・・」
離れて見守っていた高橋と大島は抱き合いながら「ウオオオオーーーー!!!」と号泣し
やはり離れて見ていた篠田はショックで倒れ医務室に運ばれた。


90 名前:1 [2011/12/30(金) 12:00:23.80 ID:eWdlTBHr0]
しばらくするとある人物が楽屋に鼻息荒く入って来た
「さーしーはーらああああ!!!!!」一瞬で楽屋は静まり部屋の隅から
「ヒイイイーーーーー!!!」と恐怖に慄く声が響いた
秋元康は部屋の隅にいた女の子の首根っこをひっ捕まえ引きずるように楽屋を出て行った。
・・・とどめを刺したと思った相手に思いっきり刺し返され瀕死状態-指原莉乃-




91 名前:1 [2011/12/30(金) 12:01:11.37 ID:eWdlTBHr0]
数日後、楽屋に入って来た小嶋の手には家電量販店の袋がぶら下がっていた
鞄を空いている椅子に置くとそのまま体育座りの前に仁王立ちし袋を差し出し
「はい、さしはらおみやげぇ~」と言って渡し、鞄を置いた席に戻って行った
指原は呆気にとられながら袋の中を確認すると箱に入った新品の白いDSと
数本のソフトが入っていた


92 名前:1 [2011/12/30(金) 12:02:12.12 ID:eWdlTBHr0]
指原は小嶋に駆け寄り「なんすかっ!?これ?」と興奮気味に聞くと
「え~?だからおみやげだよぉ」と言うので指原は何処のお土産かと聞くが
「ん~~忘れたぁ~」
いくら何でもこれは指原にも小嶋が買って来てくれたのが分かった
指原はたまらず大島優子の様に泣きながら後ろから抱きついた・・・が、
「うわぁ!なにさしはらぁ!!気持ちわるいなぁ!!」と跳ね除けられひっくり返った
すると意味もなく楽屋を走り回っていた仲川遥香に思いっきり顔面を踏まれ鼻血を
噴出し楽屋は大惨事となった。
・・・不運と一言で片付けられない何かを持って生まれた子-指原莉乃-


93 名前:1 [2011/12/30(金) 12:03:21.66 ID:eWdlTBHr0]
その日の収録が終わり久しぶりに小嶋も一緒に中華屋へ向かって商店街を歩いていた。
「小嶋さん、ほんまにすみませんでした」と横山が言うと
「ま~だ言ってるぅ~もう飽きたよぉ」と小嶋は膨れた表情を見せた
「でも凄かったな、由衣をにゃんにゃんがハグした時、なんか楽屋が一瞬で温かくなって
あそこに居たメンバー全員が自然と泣いちゃったのはビックリだったよ~」と
思い出し泣きそうな顔をする高橋を「もぉ~」と小嶋が軽く突き飛ばす。
いつも通り店の扉を開け元気良く
「おっばちゃ~ん!にゃんにゃんもいるよ~!!いつものヨロシク~!!!」
と入るとエプロンで濡れた手を拭きながら奥からおばちゃんは走ってきて
「陽菜ちゃ~ん!!」と小嶋に抱きついた


94 名前:1 [2011/12/30(金) 12:04:44.30 ID:eWdlTBHr0]
「この前、由衣ちゃんが一人で店に来てさぁ、聞いたよ、陽菜ちゃんえらかったねぇ~!
おばちゃん由衣ちゃんから聞いて泣いちゃったよ~」
そう言っておばちゃんは小嶋の頭を撫でると小嶋は照れて恥ずかしそうに笑った
店の片付けが終わり修一も参加してまたいつも通りの楽しい宴が開かれた
「そうだ!にゃんにゃん!修一さんから聞いたんだけどさぁ、私がずーーっとバカって
どー言う事だよぉ!?」高橋が突然思い出し小嶋に聞いた
「え~?さぁ?忘れたぁ~」と小嶋は言うとニコニコ笑って誤魔化した
「でも由衣ちゃんよかったね、小嶋さんと仲直りできて」
と修一が横山に笑顔で語りかけると横山は満面の笑みで
「はい、ウチ小嶋さん大好きです!」
それを聞いて小嶋は「うそぉ~横山が好きなのはわたしじゃぁ~ないじゃ~ん」
と茶化すようにニヤニヤと横山を見た
顔を真っ赤にモジモジしてうつむく横山を
「わぁ~顔まっかっかだぁ~」とケラケラ笑う小嶋
「ま、まぁ!あれだ!!とにかく仲直り出来て良かったよな由衣!!!」
と焦って高橋がフォローを入れると小嶋はプウッと膨れて
「だからたかみなはバカ」と呟いた


95 名前:1 [2011/12/30(金) 12:05:45.30 ID:eWdlTBHr0]
「そういえば、あんた達、後で神社行っておいでよ!」
と言いながら奥からおばちゃんが炒飯を持って出て来た
「神社?」4人がおばちゃんに聞くと修一が答えた
「ああ、お祭りで夜店が出てるんだ、行ってみる?」
と横山に言いうと鼻を膨らませた高橋も一緒に大きく頷いた。


96 名前:1 [2011/12/30(金) 12:07:02.15 ID:eWdlTBHr0]
面倒くさいと言う腰の重い小嶋と大島を引っ張り夜店が並ぶ神社へやって来た5人
「あっ!クジがあるよぉ!たかみな買ってぇ~」と小嶋は高橋にせがんだ
「何で私が金だすんだよ、にゃんにゃん自分で買えばいいじゃん」
高橋が当たり前な返答をすると
「わたし今日お財布もって来てない」と呆気に取られる返事が返ってきた
溜息交じりで百円玉を渡すと小嶋は素敵な笑顔を見せたので高橋は思わず
財布ごと渡しそうになった
「おじさん、クジ1枚くださいなぁ~」
と高橋から貰った百円玉を店のおじさんに渡し箱からクジを引きおじさんに渡した
カラ~ン!カラ~ン!カラ~ン!!おじさんは鐘を鳴らし大きな声で
「出ましたー!一等賞!すごいねぇ~君は運が良いよ!一等賞は可愛い女の子に
ぴったりだよ!」と棚に置いてあった景品を小嶋に渡した。


97 名前:1 [2011/12/30(金) 12:08:29.36 ID:eWdlTBHr0]
「にゃんにゃん、私の百円で当たったんだからそれ私にくれよぉ~」
ニコニコ顔で景品を持って歩く小嶋の腕に高橋はしがみ付く
「だめぇ~!」と腕を振り払うも高橋が私の百円でとしつこく言うので
「じゃあ百円返すよぉ、横山ぁ~百円ちょうだい!」と横山は言われ目をまん丸にした
横山からお金を巻き上げようとしたので流石に高橋は諦めた
賑わう夜店を5人は楽しく歩いていると
「あっ!いち、じゅう、ひゃく、せん・・・2500円!」
小嶋が指で変な置物の値札を確認していたその姿を見て横山が
「小嶋さん、1000円の桁をいちいち指で数えはるんですか?あはははは!」
と笑うと小嶋が「えぇ~?横山は数えないのぉ?」
と聞くのでパッと見れば分かると言うと
「わぁ!横山天才!」と言われ横山は笑いが引き攣り複雑な気持ちになった。


98 名前:1 [2011/12/30(金) 12:09:31.34 ID:eWdlTBHr0]
皆でおしゃべりしながら歩いていると一軒の店の前で小嶋が立ち止まった
他の皆は気付かず歩いていたが高橋がそれに気付き引き返した
「どうしたにゃんにゃん!迷子になっちゃうよ」
と小嶋に駆け寄ると小嶋はキーホルダーを見つめていた
「おい!皆行っちゃったよにゃんにゃん」と高橋が腕を引っ張ると
「たかみなお願い、これ買って」とまたせがんで来たので流石に高橋も
「いやだよ、いいかげんにしろよ!財布持って来てない自分が悪いんだろ!」
と強く言ったが「じゃあお金貸して」と言って来たので高橋は小嶋の顔を見ると
真剣な表情だった


99 名前:1 [2011/12/30(金) 12:10:48.42 ID:eWdlTBHr0]
小嶋が欲しいと言っているキーホルダーは「アイドリング」と言う
アイドルグループのグッズだった
「にゃんにゃん、これって偽物じゃね?正規品じゃないんじゃね?
アイドリング好きなの?」と高橋は不思議に思い聞いた
「ん~?どっちでもなぁい」と言う小嶋にもう何でもいいやと高橋はお金を渡した
するとよほど嬉しかったのか小嶋はキーホルダーを手に輝く笑顔をみせた
またも高橋は財布ごと小嶋に渡しそうになったが二人がいない事に気付き皆が
引き返して来て事なきを得た。


100 名前:1 [2011/12/30(金) 12:11:51.70 ID:eWdlTBHr0]
5人は祭りを十分堪能し商店街の方向へ歩いていた。
「横山、これあげるぅ~」と突然小声で小嶋は横山にキーホルダーを手渡した
横山は、えっ!と驚きキーホルダーを受け取った、すると突然今度は皆に聞こえる声で
「あっそうだぁ今日のアメトーク録画して来るのわすれたぁ!」皆は足を止め小嶋を見た
「わたしかぁ~えろ」と小嶋は言い丁度後ろから来たタクシーを止めると
「わたしお財布無いから」と言い高橋と大島の手を強引に引きタクシーに押し込め
「運転手さん、わたしのウチまで」と告げて3人を乗せたタクシーは走りだした
走り去るタクシーを呆然と見送る修一と手に握られたキーホルダーを見詰める横山が
急に静かになった夜道にポツンと残された




101 名前:1 [2011/12/30(金) 12:12:53.63 ID:eWdlTBHr0]
「にゃんにゃん!何するんだよ!横山が可哀想じゃね~かよ!!」
高橋は後ろを振り返りながら小嶋に食って掛かると
「あぁ~、だって私達がいたんじゃ横山は私達に頼って修ちゃんといつまでも
お話しが出来ないかなぁ~と思ってぇ」
高橋は唖然としウ~ンと唸ったまま黙ってしまい大島は笑顔で小嶋に抱き付いた
「ははは!相変わらず小嶋さんは不思議な子だね」と修一が笑っていると
「修一さん、お話があります!」横山の真剣な表情を月明かりが照らしていた。


102 名前:1 [2011/12/30(金) 12:13:56.08 ID:eWdlTBHr0]
翌日「まりちゃ~ん、おみやげぇ~」
そう言って小嶋は篠田にクジで当てたパンダの湯たんぽを渡した
「な、なに、にゃろ!?突然なんで!?」篠田が驚いていると小嶋が
「まりちゃん、ありがと」と言い照れながら笑った
すると篠田はその場で人目も気にせず泣き出してしまい
小嶋は号泣する篠田を見て焦り(やっぱ自分のお金で買った方がよかったかな)と思った。


103 名前:1 [2011/12/30(金) 12:15:11.18 ID:eWdlTBHr0]
地方ロケが終わりテレビ局へ向かうバスの中
「なにその変わったキーホルダー?」と北原里英が聞いてきた
「これはウチの宝物です」と横山は凄く嬉しそうな笑顔を見せた
横山の鞄には小嶋から貰ったアイドリングのキーホルダーが揺れていた
そのキーホルダーは長方形の黒いプラスティックの板にピンクの文字でこう書かれていた
「やれる!できる!できるやれる!!」


104 名前:1 [2011/12/30(金) 12:16:28.11 ID:eWdlTBHr0]
3人はテレビ局の楽屋で地方ロケから戻り後から収録に参加する横山を待っていた
小嶋はゲームに夢中、その小嶋におんぶして大島は熟睡していたが高橋だけは楽屋を
ウロウロと落ち着きがなくすごしていた
「おはようございます!」明るい表情で横山が入って来た
「おう!由衣~~!!」高橋は駆け寄り小嶋と自分の間に座らせた
それに目を覚ました大島が「あの後どうしたぁ~?」と聞くと高橋もあせって
「どう、どう、どうなった!?」と聞いた
横山は照れた笑顔で「じつは告白をしてしもうたんです」そう話すと高橋は驚いた表情で
「マ、マジでぇ~!!!」と叫び大島が「返事は?」と聞いた
横山は笑顔のまま「ちゃんと告白できました、でもあかんかったです」と言いい
高橋は「だめって・・・」と言葉が出ない様子だった


105 名前:1 [2011/12/30(金) 12:17:37.72 ID:eWdlTBHr0]
それを見て「たかみなさんいいんですウチはあの後、修一さんに真剣に告白出来たんです、
そしたら修一さんが真剣に話しを聞いてくれはって、ほんで仕事の事や将来の夢の事とか
真剣にお話して・・・お互いに今は仕事に打ち込むべきでは?ってなったんです、
僕はいつでもあのパン屋にいるからって、そう言ってくれはりました」横山は立ち上がり
「合いたくなったらいつでも合える、だから大丈夫です!たかみなさん、優子さん、
ありがとうございました」
そう言って横山は頭を下げた
「おおぉ・・ゆいが納得するのが一番だから、うん」
と高橋も立ち上がり横山を抱きしめた


106 名前:1 [2011/12/30(金) 12:18:32.93 ID:eWdlTBHr0]
横山は先程から話しを聞いているのか聞いていないのかゲームに夢中の小嶋にも
「小嶋さん!ほんまにすみませんでした!ほんでほんまにありがとうございました!!」
と頭を深々と下げた
「ん~~?・・・べつにいいよぉ~~」
こんな返事に高橋はヤレヤレという表情をして横山と笑いあった
「よっしゃー!そしたら早速今日も修ちゃん誘っておばちゃんのとこ
行っちゃいますかぁ~!」
大島は嬉しそうにガッツポーズを見せた
すると横山が「あっ、ほなウチがメールしてみます」と言ったので
高橋は驚き固まり大島はヤッタ!と抱き付き小島は・・・ゲームに夢中。


107 名前:1 [2011/12/30(金) 12:19:35.19 ID:eWdlTBHr0]
そんなほのぼのとした楽屋の定位置に体育座りした女の子だけは思い詰めた表情で一点を
見つめていた・・・見つめる先は小嶋陽菜が遊んでいる青い色をしたゲーム機
その裏に書かれた「さしはら」の文字は油性ペンによって2本線で消されその上に
「こじま」と書かれていた。
・・・彼女の前にいつになったらネコ型ロボットが現れてくれるのか、哀れ-指原莉乃-


108 名前:1 [2011/12/30(金) 12:20:55.81 ID:eWdlTBHr0]
その有名な漫画の中で無茶苦茶な台詞を言った人物だが泣き虫な者や嫌味な者であっても
分け隔てなくその友達を心の友と呼びその友のピンチには絶対に逃げ出さず一緒になって
困難に立ち向かってくれる
仲間たちはいつもその人物の周りに集まりワイワイと楽しく日々をすごしているのである。

おわりぃ~


109 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2011/12/30(金) 12:25:43.45 ID://Kfq/hm0]
乙です

メンの性格・特徴をよく掴めてて
とても面白かった

110 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/12/30(金) 12:33:56.95 ID:BABITfad0]
面白かったよ!
小嶋さんの不思議な魅力が伝わってきた



111 名前:1 mailto:sage [2011/12/30(金) 12:38:25.15 ID:eWdlTBHr0]
ありがとうございます

112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/12/30(金) 12:48:52.06 ID:D+USEz0k0]
座布団は敷くものです

113 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/12/30(金) 12:55:42.50 ID:jyR9zcey0]
面白かった!

114 名前:1 mailto:sage [2011/12/30(金) 12:56:22.58 ID:eWdlTBHr0]
んだね・・・敷くだよね

115 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/12/30(金) 13:26:01.73 ID:jR3tvDuGO]
もしや>>1って修一じゃないよな

116 名前:1 mailto:sage [2011/12/30(金) 14:08:54.12 ID:eWdlTBHr0]
修ちゃんは架空の人物です

117 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2011/12/30(金) 14:19:27.04 ID:x6y3hMZz0]
面白かったです!

118 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2011/12/30(金) 14:39:48.85 ID://Kfq/hm0]
>>116
修ちゃんは俳優の誰かで脳内再生してた?

119 名前:1 mailto:sage [2011/12/30(金) 14:50:40.53 ID:eWdlTBHr0]
>>118
いいえ

普通の商店街にいる
ちょっとイケメンなお兄ちゃんを
想定しました

120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2011/12/30(金) 15:17:56.03 ID:S6xnSaHg0]
>>1
面白かった



121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2011/12/30(金) 15:24:36.19 ID:46MoJsu+0]
一気読みしてしまった。面白かった。また何か書いてください。

122 名前:1 mailto:sage [2011/12/30(金) 15:27:00.57 ID:eWdlTBHr0]
面白いと言って貰えて嬉しいです
AKBを題材に小説書いたのは初めてで
書いてよかったです

123 名前:1 mailto:sage [2011/12/30(金) 15:32:18.66 ID:eWdlTBHr0]
>>121
ありがとうございます

今度は別のメンバーをメインにするか
「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし、失われし~」
で始めるSKE小説を書こうか考え中






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