- 135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2011/12/23(金) 21:46:47.09 ID:xwqITP3z0]
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[いつかのメリークリスマスpart5] PM9:00 屋上 センター「やっぱりここには二人で来ないと意味ないな」 ネズミ「そうだな。ここからの景色は二人で見ないと」 センター「・・・そろそろ教えてくれないか?」 ネズミ「何を?」 センター「何をって、あんまり意地悪しないでくれよ」 ネズミ「ごめん、ごめん」 センター「大学はどうした?」 ネズミ「2年で卒業したよ」 センター「え?」 ネズミ「卒業してすぐあっちの会社に就職して今まで働いてた」 センター「・・・」 ネズミ「それでやっと日本の支社に異動になって今ここにいる」 センター「一度にいろいろ聞きすぎてよくわかんないんだけど・・・何であっちの会社に?」 ネズミ「父親の手が届かないからな」 センター「なるほど」 ネズミ「まぁ今となっては父親のことを気にする必要もなくなったんだけどね」 センター「どういうこと?」 ネズミ「地位や権力なんて脆いものだ。自業自得ってやつだな」 センター「何かあったのか?」 ネズミ「アイツの話は終わり。もうアイツの金に頼らなくても暮らしていけるし」 センター「・・・そうか」 ネズミ「他に質問は?」 センター「ずっと日本にいれるのか?」 ネズミ「うん。大丈夫だと思う」 センター「・・・ネズミは凄いな。いろいろ手に入れて約束より早く帰ってくるなんて」 ネズミ「ネズミさんに掛かればこのぐらいちょちょいのちょいだよ」 センター「それに比べて私は・・・弱い人間だ」 ネズミ「・・・ごめん、嘘ついた」 センター「何が?」 ネズミ「全然ちょちょいのちょいじゃなかった、凄い頑張った」 センター「でも、頑張ってそれだけのことができるんだからやっぱり凄いよ」 ネズミ「違うの。私は弱い人間なの」 センター「どうして?」 ネズミ「センターがそばにいなくて頑張れなかったの。それでおたべと連絡取ってセンターのこと聞いてた」 センター「・・・」 ネズミ「だから凄くなんかない。センターのお陰で頑張れた。センターがいないと私は弱い人間」 センター「そうだったのか」 ネズミ「約束破ってごめんね」 センター「いいよべつに。それでネズミが頑張れたならたいした問題じゃない。早く帰ってきてくれたし」 ネズミ「ありがとう」
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