- 674 名前:アイゴー戦隊ホジョキンガー 第45話 [2018/10/10(水) 21:37:33.84 .net]
- >>645より続く
シコタロウの身体を洗浄した汚染水が僅かバケツ一杯程度流出しただけで広大な基地全体を大混乱させている。 それは、もはや立派な化学兵器、いや生物兵器であった。 ドクターの指示で汚水の後追いをするようにありったけの消毒液が流されたためか、基地中に広がりつつあったシコタロウの悪臭も若干やわらいできたように思われた。 ホジョキングリーンは、クリーンルームでシコタロウに汚染された防毒マスクと防護服を取り替え、司令室に急いだ。 幸いにも司令室には厳重なNBC対策がなされており、事件後、直ちに隔壁を閉鎖したため、内部のスタッフは健在であった。 ホジョキングリーン「報告!地下の休憩室に軟禁していたホジョキンレッドが姿を消したニダ!」 当直将校「何っ?確かに厄介『物』が一人いなくなってくれたとはいえ、これは上官反逆罪であり一種の敵前逃亡だ!軍法会議に値する!!」 ホジョキングリーン「当直将校殿のお言葉をうかがっていると日帝30年の苦難の歴史が思い起こされるニダ!」 当直将校「それで、これからどうするつもりかね?MATと違ってホジョキンガーは晒し『物』になるのが仕事だから解散はないぞ!」 ホジョキングリーン「はい、監視カメラの録画映像を確認させてほしいニダ!」 当直将校「よろしい、こちらへ来たまえ」 ホジョキングリーンは基地内各所の監視カメラの録画データから、ホジョキンレッドが軟禁されていた部屋のデータを選んだ。 そして、シコタロウの身体を洗浄した汚染水が流出して緊急警報が発令された時刻の画面を見ると・・・、 ホジョキングリーン「ヨヨッ!!レッドがベッドの下に潜り込ん出るニダ!」 さらに数分後、外から施錠していた扉が開かれ、防毒マスクを着用した警備員が出たり入ったりした後、ホジョキンレッドが隙をついて部屋を抜け出しているのが確認された! ホジョキングリーンはモニターに映し出されたカメラ設置個所をクリックしながら、ホジョキンレッドが向かったと思われる方向のカメラの録画データを次々と確認し、最終的には1階裏の非常口から基地の外に出たのを知った・・・。 (続く)
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