- 36 名前:世界@名無史さん [2008/01/11(金) 00:17:14 0]
- 我々は>>1が何故このような議題を立てたのかという
疑問を解決するため、1の故郷である安徽省鳳陽県の寒村に向かった。 「まだ我がトゴン・テムル陛下の治世にこんなところがあったのか…」 思わず口に出てしまった言葉を同行した兵士に失礼だと咎められた。 小人が住むような小さな家、ツギハギだらけの服を着る農夫たち、 そして土着の南人達は身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。 マルコ・ポオロだの、ラマ教だの、パクス・モンゴリカだので 浮かれていた我々は大元帝国の現状を噛み締めていた。 ボロ屑のような家に居たのは病床に伏す母親一人 我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに 「うちの重八が申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。 我々はこの時初めて>>1を許そうと思った。 誰が悪い訳ではない、この村の貧しさが全て悪かったのだ。 我々は母親から貰った干し人肉を手に、 打ちひしがれながら大都へと帰路についた
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