- 745 名前:名無番長 [2018/05/25(金) 00:25:00.77 0.net]
- >>725
沖田 痴小説「死にたひ」 しかし、ここは地獄と呼ばれた四舎二階。社会の電波など、ぶっちぎりの圏外だ。取るに足らないことでさえ、即刻、死活問題に発展していった。 人道にもとる行為をさんざん繰り返しておいて、よくもまあ、おめおめと笑ったり、哀しんだり、勝手気ままに生きられるものだ、と社会の人たちには怒られるかもしれないが、死刑囚とはいえギリギリ人間だ。感情はある。 母からは「鬼の子」と言われてしまっているが、鬼ではない。 血も涙もない獣に限りなく近いとはいえ、改後の見込みもまったくなし、と裁判官から太鼓判を押された身とはいえ、それでもかろうじて人間の気持ちを持っている。踏み外してしまった人の道の重大さに、 処刑台へと上がるその瞬間まで苦しみ、何度も何度も後悔して後悔して後悔して、結局、殺されていく。死ぬ瞬間まで、殺されるぎりぎりまで、後悔を引きずる。それが、死刑という極刑の重さだ。 r-zone.me/2018/05/-presents-38.html
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