武装せる市街
(作品データ)
作品を読む
タイトルデータ・作品名
武装せる市街
・作品名読み
ぶそうせるしがい
・著者名
黒島 伝治
作品データ・作品について
1930(昭和5)年11月に刊行され、即日発禁になった黒島伝治唯一の長編小説。山東出兵(1927年から29年に居留民の保護と称し国民政府軍の北伐に対抗して日本が行った武力介入)を題材にとり、日本の帝国主義的侵略の本質と軍隊の非人間性を生々しく描いている。(大野 裕)
・仮名遣い種別
新字新仮名
・備考
この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)
作家データ・分類
著者
・作家名
黒島 伝治
・作家名読み
くろしま でんじ
・ローマ字表記
Kuroshima, Denji
・生年
1898-12-12
・没年
1943-10-17
・人物について
1898(明治31)年12月12日、香川県小豆島の貧しい農家に生まれる。1917(大正6)年、文学を志し上京、1919(大正8)年に早稲田大学予科に入学するが、徴兵を受け、シベリアに派兵。胸を患い、帰国。『文芸戦線』同人となり農民小説、反戦小説を執筆。代表作は、シベリア出兵を題材にした『渦巻ける烏の群』、済南事件に取材した『武装せる市街』など。1943(昭和18)年10月17日、郷里小豆島で病死。(大野 裕)「黒島伝治」
底本データ・底本
筑摩現代文学大系 38 小林多喜二 黒島傳治 徳永直集
・出版社
筑摩書房
・初版発行日
1978(昭和53)年12月20日
工作員データ・入力
大野裕
・校正
原田頌子
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