SeaMonkey(シーモンキー)は、Mozilla FoundationからスピンアウトしたボランティアグループSeaMonkey Councilによって開発されたブラウザ。Mozilla Suiteの衣鉢を継ぐソフトウェアである。
Mozilla Foundationは、このソフトを黒歴史として扱っているが、Mozilla Foundationへの認知と養育費の支払いを求め、Mozilla SeaMonkeyとも呼ばれている。目次 SeaMonkeyのレンダリングエンジンにはFirefoxとかThunderBirdとか言う奴と同じGeckoが使用されているが、ユーザにとっては、そんなの知ったこっちゃない。Geckoのブラウザつうても、今更珍しくも無い品。とは言え、Mozillaの頃からは大幅にリファインされ、概ねNetscape Navigatorと同等の機能になっている。 SeaMonkeyというネーミングの由来は、微生物のアルテミアから来ている。コラそこ、海水浴をするチンパンジーとか想像して、プッとか笑ったりしない。 ところで、SeaMonkeyはブラウザ、メーラー、ニュースリーダー、IRC、コンポーザー(HTMLエディタ)が詰め合わせになっている、こういうのをインターネットスイートと言うらしい。ブラウザ戦争の時代とか、それ以前のNeascape時代ならともかく、今時メーラーやコンポーザーなんかバンドルしてたって、何も有り難くないだろぉ、みたいなスカした意見も多いが、初期型のネットブックみたく、ディスク容量の乏しいマシンで使う場合に、これ一発入れといたらネット環境が揃う、っていうのは案外便利だ。出典はオレッチだけど。 Windows、Mac OS X、Linuxの各プラットフォームに対応したバージョンが公開されている。 Mozilla Foundationは、(インターネット統合アプリとしての)Mozillaを打ち切った。2005年の事だ。どう頑張ってもInternet Explorerのシェアは減らないし、Mozilla Firefoxの方が世間にウケがいいから、乗り換えちゃったんだな。ま、彼らも、夢や希望だけでは食っていけないという現実に目覚めたって訳だ。その後のMozilla Foundationの商売上手さ加減を見れば、その方向転換がいかに正しいものであったかが、よく解ると思う。 でもって、SeaMonkeyっていうのは、当時開発中の次期Mozillaのコードネームだったんだけど、誰か引き継いで作り上げてくれる人がいたら、ソースコードとか分けてあげるよ、ってアナウンスして、SeaMonkey Councilというボランティアグループが名乗りを上げた。そっから開発を継続して、今に至るんだな。 わざわざアンサイクロペディアにまでやって来て、こんなエントリを読んでいる奴なら分かっているとは思うが、バージョンナンバーなんてただの飾りだ。 ちょっとぐらい、ブラウザのバージョンナンバーに矛盾があっても、命に関わる訳じゃなし、黙ってその時点の最新バージョンを使っていれば、だいたい間違いは無い。一応、最新バージョンは2.5で、日本語版も存在するぞ。(→ 2013年10月30日頃 SeaMonkey 2.22 がリリースされた。) Fire
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foxと関係が深いソフトなので、同等のエクステンション[1]が使えたりする。まったく同じモンではないから、Firefoxで使える追加機能がSeaMonkeyには無かったりするけど、頑張れ。つか、そんなに欲しけりゃ自分で作るべし。 ていうか、Adblock ところで、SeaMonkeyは、アドレスバーと検索窓が、同じテキスト入力エリアを共用している。 「それがクソうざいんじゃ、ワレェ!」という向きもあろう。斯く言うオレッチも、SeaMonkeyのオペレーションに慣れるまでは、「http://www.検索語.com/なんてサイトは、無いよ」というメッセージにブチ切れていたものだ。 しかしである。アドレスバーに、キーワードを打ち込んだら、一息置くと、”Search Google Japanで検索: キーワード”という表示が出てくる。そうしたら、おもむろにそこをクリックするか、下向き矢印キーでカーソルをそこに移動させて、Enterキーを押す。そう、一息置くことで、検索がメッサ便利に使えるようになるのだ。[2] あ、お前、今「検索窓が別にある方が便利じゃん」って思っただろう。いやいや、否定しても分かる。正直に認めるんだ。でもね、狭いじゃん、検索窓って。広くしたら、それはそれで邪魔だし。だけど、アドレスバーと共用なら、余計な領域を使わずに、長いサーチワードもばっちり確認しながら入力できるんだぜ?ネットブックみたいな、表示領域の乏しいマシンだと、相当な利点なんだよ、これって。 今更感がみなぎるアイテムだけど、これもちょっと便利なんだよ。最近では減ってきてるけど、htmlのタグとか、cssの設定がおかしくて、意図していない環境では表示が崩れるサイトってあるじゃん。そーゆーサイトに出くわした時に、どのタグが悪さしてるのか?どんなユーザcssを入れとけば回避できるのか?みたいな事の見当が付けやすいんだな。 いまいちマイナーブラウザ。つか、Mozillaの命の炎が消える前の、一瞬のきらめき、みたいな? でも、puppylinuxがデフォルトブラウザとして採用している。[3]そいでもって「SeaMonkeyイラネ。Firefoxバンドル汁!」みたいな、ユーザのお便りが殺到してるっぽい。[4] いや、まぁ、メジャーなアプリを使いたいつう気持ちは、激しくよく分かるんだけどさ。でも、色んな意味で軽くて、いいブラウザじゃないかな。特にバージョン2からJavaScriptなどの処理が見直されて更にWeb表示が速くなったし、一度は使ってみても良いかもよ。 デザインはなんか古臭いがYahoo Japanのトップページに行っても、表示が崩れず、Firefoxの更新も催促されない。
1 特徴
2 歴史
3 バージョンの変遷
4 エクステンション
5 検索窓
6 コンポーザー(HTMLエディタ)
7 ネット界隈の評判
8 デザイン
9 脚注
10 外部リンク
特徴
歴史
バージョンの変遷
エクステンション
検索窓
コンポーザー(HTMLエディタ)
ネット界隈の評判
デザイン
脚注^ て言うかアドオンと呼ぶ場合もあったり。こんなモン好きに呼べばいいと思うけど、たまに細かい人が文句言ってくるので注意が必要だ。あんまり関係無いけど、朝、目覚めた時に自分が女の子になっていた、みたいなシチュエーションをアサオンと言う。アドオンとの関連の解明が待たれるところだ。
^ 当然、デフォルトのサーチエンジンは変更可能だ。でも何故かバージョン2.0.3では初期状態での検索エンジンがamazon.co.jpになっていたが。
^ 思えば、ちょっと変わったアプリばっかバンドルしてるよね、あそこも。
^ わざわざFAQにブラウザについての項目があったりしたんだぜ?
外部リンク
⇒SeaMonkey.jp
更新日時:2018年7月14日(土)15:19
取得日時:2022/06/27 22:51
Size:9084 Bytes
出典: 嘘八百科事典『アンサイクロペディア(Uncyclopedia)』
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