これほどまでのメリットを考えると、なぜ人間が途方もない労力と運用コストをかけて自動車を製造するのか理解に苦しむ。 このような完全無欠に思われる馬にもデメリットはある。
馬を利用するデメリット
突然放水または固形物を投棄をする馬の欠点として突然の放水や不法投棄がある。これは元来、使用済み燃料を投棄することで肥料とし、生えてきた草を再度燃料として活用するという燃料循環システムの一環として装備された機能であるが、現代社会においてこれらの排水や投棄物は環境美化の観点から忌み嫌われることが多い。しかし、中には投棄物を集積し肥料と称して農家などに販売するという方法で副収入を得るという詐欺行為をする者もおり、暴力団の資金源になるのではないかと懸念されている。
乗車定員が少ない馬にはせいぜい2人程度しか乗車できない。この点においては人間が開発した自動車には負けるが、トレーラーを活用することである程度はカバーできる。馬は免許が不要であるため、もちろんけん引免許も不要である。昔は馬車鉄道というものも存在した。
風雨にさらされる馬には車室がない。このような点や乗車定員の点からはバイクに近い存在かもしれない。しかしこれもトレーラーを活用することで対処できる。ただし馬車においても運転者は風雨にさらされる。
人心を掌握されることで悪徳商法の被害に遭う馬はその性能や見た目から、癒し効果があるとされ、それに付け込んだ悪徳商法に逢うことがある。例えば、教習所の体験コースなどに迂闊に参加しようものなら、営業マンに執拗な勧誘を受け、「馬のため」として結果多額の金銭を搾り取られることになる。人工的な自動車と違い、明確な卒業基準がないため、卒業の決断をしない限り半永久的に搾取される。また、長期化すると高額な装備品
馬は軽車両のため高速道路が走れない。そのため高速道路上では馬を輸送するトラックがしばしば見られる。 馬を完全にコントロールできない初心者が運転する場合、運転者の意図によらず煽り運転を行う場合がある。逆に思うように速度が出ず、ノロノロと走行する「煽らせ運転」となることがある。さらに自動車の場合はおおよその場合接触事故には至らないものの、馬の場合は積極的に追突・接触事故を起こす場合も多く、近年馬を利用する人が多くなってきていることから多くの事故が生じていると推測されている。[注釈 5]このことから2020年より道路交通法が改正され、煽り運転の罰則が厳しくなり、巻き添えで厳罰化された自動車の運転者から多くの批判が寄せられている。
初心運転者の場合、意図せず煽り運転をする
出典
注釈^ 特に自宅方向に向かう馬を追従しやすい傾向にある
^ 残念ながらこの行為は現行法では飲酒運転となってしまう。
^ ただし、整備や安全面の観点からも管理された飼料を適切に補給することが望ましい。
^ それはそれで幸せなのかもしれない。
^ 馬は非常に傷つきにくい素材でできているため、警察沙汰どころか示談にすらならない場合が多いため、交通事故件数に現れにくい。
出典^ ⇒http://www.jra.go.jp/50th/html/gjpro/03.html JRA50周年記念サイト
^ https://web.archive.org/web/20070525092555/http://www.araokeiba.com/info/inf2007052301.html
^ https://www.youtube.com/watch?v=CdrqVlB6EII