お土産
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土産(みやげ)とは、旅人に出なかった人に贈る気持ちである。目次

1 概要

2 土産のメリット

3 謝意としての土産

4 謝意を表明できる土産

概要

土産や土産物と呼ばれているものは、旅に出た人が、旅先を去る際に旅先で購入していくものである。購入する物品は、食品が多いが、ペナントと呼ばれる旗やこけしなどのおもちゃも含まれている。購入した土産は自宅や職場、サークルの部室等に持ち込み、自分で楽しんだり、仲間に振舞ったりすることが通例となっている。
土産のメリット

土産を旅先で購入することは、どのようなメリットがあるのだろうか。

まず第一に挙げられるメリットとしては経済効果である。観光産業は、リゾート施設でのサービス的収益(ホテル代、温泉の入湯料、プレイスポットの収益など)だけで回っているものではない。人によってはそうした施設を無料で使用したり、また観光に訪れても施設を使わなかったりコストのかからない施設(車道のわきにひっそりと存在する秘湯など)を利用していることも考えられる。加えて利用料を払う回数は限られているので、サービス的な収益だけで利益を得るには利用者数を増やす必要がある。が、土産という財的収益ならば、購入者が購入してくれるだけで無尽蔵に利益を得ることができるのである。

次に、記念品としての側面である。北海道小樽に行った記念に小樽オルゴール館でオルゴールのひとつでも買って帰れば、それは自分が北海道に行った記念・証拠となり、思い出の一部になる。友達が遊びに来た時など「これは北海道に行った時にお土産として買ったんだ。素敵だろう?」と自慢することで話題を作ることもできる。

第三のメリットであるが、これが土産の中でも最も重要である。「旅に出られなかった人に対する謝罪の気持ち」である。これについては後述する。
謝意としての土産

日本には、勤労・納税・教育という三大義務が存在する。日本以外でも少なくともこの三項目は義務として課せられていることだろう。社会人であれば、会社なり商店なり工場なりでありがたい労働に従事する。学生であれば、学校などの教育機関で然るべき教育を受ける。職にも就かず学生でもない者ハローワークで職を探す。これが国民のあるべき姿である。つまり、「旅を職業としている者」を除きそうそう旅などに出られるものではないのである。

一般的な国民が旅に出ようとする場合、綿密な 15d9 スケジュールを立て、休暇を取って(あるいは用意された休暇を使って)、予算の範囲内でぱぱっとすませて帰還し、次の日からは日常に戻らなくてはならない。長期の旅に出ている場合、その間仕事も学校も行っていない状態になるのだ。その間学業は疎かになり、職場は残された職員だけで抜けたメンバーの穴埋めをせねばならない。授業に追いつかせるための教育を施さねばならない学校の先生と、やらなくていい仕事をやらされ続けてきた職場のメンバーの苦労と憎しみは如何程のものであろうか。しかもその休暇が有給休暇であった場合、旅先で遊び呆けていた社員の給料を出さねばならないのだ。

このようなストレスを緩和してくれるものが土産なのである。つまり、「期間中ろくに仕事も勉強もせず遊んでいたことに対する謝罪の気持ち」を物品で表すのだ。では、どのような土産を出せば旅人の周囲の人たちは納得してくれるのであろうか。それについては次項で解説する。
謝意を表明できる土産

どのような土産ならば納得してもらえるのか。まず旅先でないと手に入らないものが望ましい。京都に住んでいる人が北海道へ出かけ、会社の同僚に土産として八ツ橋を渡しても君の同僚は納得してくれないだろう。八ツ橋は京都駅や府内の百貨店で簡単に購入できる。ごちそうとしておやつに食べることもあり慣れ親しんでいる。だいいち八ツ橋は北海道の名産品ではない。彼らは京都では滅多に食べられない北海道の名産品を望んでいるのだ。京都に帰ってきたタイミングで、京都の百貨店に立ち寄り京都の八ツ橋を買ったのだと勘ぐる人もいるだろう。ここは北海道にいる間に白い恋人やロイズのチョコレートやジンギスカンキャラメルを購入しなければならないのだ。

次に、食品が無難である。食品ならば皆でわいわいと食べることができ、楽しい雰囲気を簡単に演出することができるからだ。上司に「旅先でこんなおいしいものを買ってきてくれる君は素晴らしい社員だ。」などと褒めてもらえれば、出世の階段をひとつ登れるかもしれない。

では逆に、食品でないものを渡したらどうなるであろうか。

たとえば東北地方のこけしである。熱心なコレクターも存在するこけしであるが、こけしに対する一般的な感想とは「気持ち悪い」一択である。渡そうものなら血相を変えて拒否されることであろう。真っ暗な寝室で彼らに睨まれることを想像して気分を害する人も出てくることと予想される。そのような事態に陥れば、君の評判は失墜することとなるであろう。

最後に食品でも望ましくないとされるものがある。アルコールだ。熊本では焼酎の生産が盛んである。焼酎は勿論酒の一種だ。もなかの中に焼酎の餡を詰めた「焼酎もなか」なるものが人吉地域で販売されている。当然アルコールを含んでいる。これを酒入りとは知らずに購入し、学校の生徒に振舞ったらどうなるであろうか。たちまち学校問題となり、生徒ならば退学、教師ならば教育委員会から呼び出しがかかるに違いない。土産物選びは慎重に行いたいものである。 110a

更新日時:2015年6月27日(土)14:09
取得日時:2021/09/27 18:30


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