第三回葉鍵板最萌トー ..
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98:白詰草 ◆Pd9gE38GCU 10/02/09 02:17:08 5r0L6E/j0 ある日の風景 〜玲於奈〜 7/7 「……驚いた」 先ほどの着せ替えとはまるで違ったコーディネイト。 うぬぼれとは縁遠いと自負しているが、それでも、鏡の中の自分はいつもよりずっと格 好良く見える。 『お姉様に恥をかかせないこと!』 紙に書かれた最後の行にはそう書いてあった。 「なるほど……。確かにこの服なら、俺でもちょっとは良く見えるか」 そう言って、少しだけ苦笑する。俺だけなら、多分こんなコーディネイトは無理。 彼女がいなかったら、今ごろどれを買って良いか判らず、おろおろしていたことだろう。 「着替えている間に……か」 あの少しの間を縫って、選んでくれていたのか。俺をからかいながら、それでもちゃんと。 そう思うと、止めようもなく顔がニヤけてくる。口調はキツいけど、案外良い子じゃな いか。そんなところもタマ姉に似てる。 「で……、気になるお値段は?」 服に付いていたタグを調べる。これがこの金額で、あれが… 「総額、29,800円なり……か」 改めて、自分の財布の中を見る。万札が三枚。ぎりぎり買える額だ。 「なんともはや……」 いったい、彼女は俺の財布の中身をどうして知り得たのだろう? 思わず、笑いがこぼれた。負けたな、と思ったのだ。 でも悪い気分ではない。それどころか、表に広がる五月晴れのように爽やかな気分だ。 「脱帽だ」 向坂の分家、か。あの家系には生涯勝てそうもない。 俺は一人くすくすと笑うと、元の服に着替える。 そうして、見繕ってもらった服を手に、相変わらず完璧な笑顔を浮かべている店員の元 へと歩いていった。 ――――――――――――――終わり
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