ToHeart2 SS専用スレ ..
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100:名無しさんだよもん
08/12/25 22:23:20 97Fcv/wE0
みんな・・・メリー・クリスマス・・・・

101:名無しさんだよもん
08/12/25 22:31:38 ObNE/5RL0
>>95
乙〜今週末は雪降りそうやね。

で、感想。
ADっぽくて良い意味で凄く普通のSSなのに、最後のメイドロボの会話が台無しにしちゃってる。勿体ないなあ。
おそらく今作者さんが置かれてる状況(メイドロボSSばっかり書きすぎ〜とかって批判)を皮肉ったんだろうけど。
面白く料理できてないせいで単なる蛇足になってしまってるねぇ。最後の三行はいらないと思うな、個人的に。

まぁはるみ√の由真の扱いとか、ADのイルミルの扱いとか、毎回何かしらそういうのを皮肉る内容が入ってるがw
一度そういうイガイガしたものが含まれてない貴方のSSを読んでみたいですよ。
ADの雰囲気は再現できててマジ感心するけど、そういう他の意図?みたいなのが透けて見えるのが残念だわ。
これからもガンバレ〜

102:名無しさんだよもん
08/12/26 15:39:51 nToXhsV90
>>101
君のおかげで北海道は大雪だよ・・・

皮肉って言うのは考えすぎじゃない?
101自身が”メイドロボSSばっかり書きすぎ〜とかって批判”を持ってるから
そういう風に見えるとかじゃないのかね

私は個人的によく出来てるSSだと思うよ
今後も頑張って書いてください、期待してます

103:名無しさんだよもん
08/12/26 22:09:06 rKSNnT5x0
皮肉かどうかは分からんが、俺は単に三宅と同じ気質なんだろうなぁって感じで捉えてた
なんつーか、「イタイと感じる行為」の境界線が、一般的な基準と違うっていうか
ADはギャグにしてもやりすぎのキャラの言動が多くて、結果的にキャラの魅力をそぎ落としてたけど
あれってきっと、書いてる本人は心の底からギャグのつもりで書いてるんだよね

意識的に直そうとしないと直らない、直そうとしてもどこが悪いのか作家自分は気づけない、そういう類の問題
ぶっちゃけ前スレとかでも何度か指摘されてもそのままだし、もう指摘しても無駄だと思うよ
だから気に食わないなら読むなでFA
未だにゴチャゴチャ文句つけてる人は、電車でマナーの悪い子供がいたら思わず注意しちゃうタイプなんだろうね
どーせそれっきり会うこともないんだから、無視しちゃった方が楽だと思うよ

104:名無しさんだよもん
08/12/26 22:45:02 mN4ysfYI0
>>103
お前もあいかわらずつまらん皮肉つけてるな
そういうのを「イタイ行為」とは言わないかな
この作家が気に喰わんならスルーしてりゃいいだろ。お前が嫌ってるのはよくわかったから。
ところでお前さん、三宅氏と会ったり話したことがあるのかい?

105:名無しさんだよもん
08/12/26 23:38:47 S9Fy5oWE0
103は皮肉どころか直球だろw
イタイ行為ってなら>>102-105に当てはまる
感想に感想つけるのって痛々しいよね。

106:名無しさんだよもん
08/12/26 23:45:11 rKSNnT5x0
>>104
いやいやいや…皮肉ってのは君のレスみたいなもののことを言うんだよw
俺は感じたことを直球で書いてるし、あれを皮肉と感じるのは余程鈍い人なのかな
でもちゃんと意味が伝わってるんだよなあ、おかしな話だ
つーか俺のレスから引用して、してやったりってつもりなのかもしれないが
俺はSSというか作家が生み出した作品の内容に関して「イタイ行為」っつってるのに
あまり見当違いなあげあし取りをしないでくれ

三宅氏と俺が面識あるような誤解を招きかねない文章を書いたのは悪かったね
三宅氏の作品から俺が受ける印象と同じ、というのが正しい日本語だった

あ、ちなみに今回のレスはぜんぶ皮肉ねw
103見て「三宅氏と会ったり話したことがあるのかい?」なんて聞かれると思わなかった
ひょっとして面識もないのに適当なこと言うなとかあげあし取ろうとしてた?
SSにつまらんって感想つけられると「じゃあお前が書いてみろ」って言っちゃうタイプ?

107:名無しさんだよもん
08/12/26 23:51:06 KHP+mrlF0
おまいら基地外同士仲良くしろよ

108:名無しさんだよもん
08/12/27 00:42:38 AkAJF4G1O
とりあえず、感想に感想したり、揚げ足取り合ったり、お前らキモいよ

いくら匿名掲示板がチラシの裏だからって、関係ないどうでもいい話してんなよ
顔真っ赤になってるから、鏡見て顔洗ってこい

あと、同一人物だって言ってもないのに、『文章だけ見て特定しますた^^』的なのも、粘着みたいでキモいよ


あまり言いたくないが、不毛な話をしてるくらいなら、SSの一本でもあげてくれ

109:名無しさんだよもん
08/12/27 04:33:46 GmmxQtPU0
>>108
態度は大きいのに・・・残念ねェ

110:名無しさんだよもん
08/12/27 11:21:56 xTi1JT+U0
まぁ、ID:rKSNnT5x0みたいな人間がいるから日本はダメになっていったんだろうな


111:名無しさんだよもん
08/12/27 22:24:06 aA+IQDix0
自分の基準=一般的と思い込んでるID:rKSNnT5x0が一番イタイんだけどな

112:名無しさんだよもん
08/12/27 22:31:59 GmmxQtPU0
>>110-111
ようこそ我がJUDAへ!我々JUDAは君を歓迎しよう

113:名無しさんだよもん
08/12/28 01:22:23 2ZugOkbc0
本スレが無くなったと思ったら
こっちに変なヤツが流れてきたな

114:名無しさんだよもん
08/12/28 01:34:09 hHz6voZ60
変な奴と変な作家でお似合いじゃん
どっちもウゼエ

115:名無しさんだよもん
08/12/28 01:41:44 fc9gm+jB0
なんでそこで作家が出てくるんだ?わけわからん

116:名無しさんだよもん
08/12/28 01:52:25 hHz6voZ60
粘着された奴が粘着し返してるようにしか見えないんだよ
ちょっと突かれたくらいでファビョルなら書くな
嫌みったらしい批判するなら読むなってこと
誰だって同レベルの罵り合いよりSSが読みたいだろ

117:名無しさんだよもん
08/12/28 03:15:00 DZrsjpn5O
つまりお前も黙れと

118:名無しさんだよもん
08/12/29 14:05:24 hbE8r3CN0
そして誰もいなくなった

119:名無しさんだよもん
08/12/30 14:16:54 iOXBqvNs0
三十代後半風
頭部にハゲ有
来栖川にメイドロボより先に育毛剤を作ってもらってください(´;ω;`)

120:名無しさんだよもん
08/12/30 15:48:41 LS28/mGaO
ハゲかけたおっさんでも愛してくれるメイドロボのが必要だろ、jk

121:名無しさんだよもん
09/01/03 01:18:19 KKVkcaFp0
あけましておめでとうございます

122:名無しさんだよもん
09/01/03 02:45:30 2v7EBa3T0
新年迎えて、早速投下してくれるという人はいないのかえ

123:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 0/8
09/01/03 23:35:08 U6y1dbvV0
ええと、お久しぶりですが「めーぷる☆しろっぷ」の作者です。
このみと、性懲りもなく郁乃をを中心によっちゃるシルファを加えて、
年下ハーレム物に挑戦してみます。何話かわかりませんが連載ものです。でわ

124:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 1/8
09/01/03 23:39:06 U6y1dbvV0

 目が覚めたら、知らない天井だった。

(……ここ、どこだ?)
 ベッドに寝てる俺。
 やけに照明が白くて眩しい。あまり愉快ではない、どこか記憶にある匂いがする。
「う、……く」
 声を挙げようとしたけれど、せいぜい呻きにしかならなかった。

「あら、起きたの?」
 右耳から、聞き覚えのある声がした。
 状況が把握できないまま、首をそちらに向けようとしたけど、
「あれ?」
 動かない。まるで、自分の体が自分じゃないみたい。
「無理しちゃだめよ」
 そういって、声の主の方が俺を覗き込む。
「は……るか……さん?」
 綺麗な黒髪に整った顔立ちの女性。優しい眼差し、ホントは怒ると怖いけど。
 俺が生まれた時から家族ぐるみで付き合っているご近所さん。
 柚原家の春夏さん、極端に言えば俺の、第二の母親みたいな人だ。

「良かった、私のこと、分かるのね」
 その春夏さんは、当たり前の事を、ほっとしたように言う。
「ここ、どこです? 俺……」
 周囲を見回そうとして、やっぱり体が動かない。
「な、なんで?」
「無理しちゃだめっていったでしょ、タカくんは、四日間も寝てたんだから」
「四日間って、ええっと……あっ?」
「思い出した?」
 心配そうな表情になる春夏さん。それで、俺の記憶は甦った。

 俺は、交通事故に遭ったんだ。

125:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 2/8
09/01/03 23:40:58 U6y1dbvV0
 ◇ ◇ ◇

 春夏さんの言に従えば、あれは四日前という事になる。
 期末テストも(結果はともかく)無事終了した今日この頃、俺は上機嫌で家路に就いていた。

「このみももうすぐ卒業式で、春からは同じ学校かあ、にぎやかになるな……あれ?」
 俺の目を引いたのは、大通りを歩いている一人の少女。
 三つ編みにした綺麗な金髪に、青を基調にした異国風の衣装。
 見た目も確かに目立ったけれど、
「何してるんだろ?」
 歩く姿がどことなく所在なさげで、目的があるように見えなかったのが気になったんだ。
「ここらじゃ見かけない子だな……」
 なんとはなしに目で追ううち、少女は信号機のない交差点に差し掛かる、と。
「やー終わった終わった!」
「疲れたねー!」
 学生の集団がどやどやとやってきて、彼女を飲み込んだ。
「ぴぎいっ!?」
 少女の三つ編みが逆立った……ように見えたのは目の錯覚だろうけど、
とにかく奇妙な声を挙げ、彼女は弾かれるようにこちらへ駆けて来る。

 そこに、強引に突っ込んでくる一台のトラック。

「危ないっ!」
 叫んで駆け出す俺、ぽかんと猫のように立ち止まる少女。
 俺は、必死に両腕で彼女を車の前から押し出して、出来たのはそこまでで。

 エンジンの唸り、響くブレーキ、誰かの悲鳴、タイヤの軋み、風圧。

 そして、どん。

 痛みは感じなかった。衝撃も覚えていない。俺の視界は、ただ暗転した。

126:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 3/8
09/01/03 23:43:02 U6y1dbvV0
 ◇ ◇ ◇

「それからずっと、タカくんは意識不明だったの」
「そう……だったんですか。心配かけてすみません」
 溜息混じりの春夏さんに、謝るほかない俺。
「容態が落ち着いた今朝まで、タマちゃんも付きっきりだったのよ。後で連絡しなさいね」
「タマちゃん? って、もしかしてタマ姉?」
 タマ姉こと向坂環は、俺の幼馴染みで年はひとつ上。
 でも、弟の向坂雄二とは腐れ縁の悪友続きだけど、確か小学校の途中で、
全寮制の女学院に転入していった本人とは、もう何年も会っていなかったのに。
「ユウくんから連絡を受けてすっとんで来たわ。なんだか予定が狂ったって嘆いてた」
「そうですか……会ってお礼を言いたいな」
「ユウくんも似たようなもの。ついさっき家に帰って、意識が戻ったらお見舞いに来るって」
「雄二か……」
 雄二ならいいや、と言えるような話では、今回はなかったみたいだ。
 素直なリアクションが返ってくるとも思えないが、謝らなきゃな。
「親父とお袋には……」
「もちろん。昨日まで居たわよ。もう大丈夫って分かったら仕事に帰ったけど」
 それは親としてどうよ。まあいいけどさ。

 あと一人、大事な相手がいることを、俺は思い出す。
「このみにも、心配かけた……え?」
 柚原家の一人娘の名前を出したら、春夏さんが隣を示した。
 俺は、動かない首を少しだけ回して、視界を天井から下げる。
「あたたたた、っ、……全身痛い」
「当たり前よ。鎖骨に肋骨に腓骨に……何だったかしら、とにかく5本か10本は折れてるそうだから」
「聞いたらますます痛くなりました」
 それでも、何とか春夏さんの肩より下くらいまで視線が落ちて、

「……このみ?」

 そこには、無表情に俺を見つめる、馴染みすぎるほど幼馴染んだ女の子の顔があった。

127:名無しさんだよもん
09/01/03 23:46:17 0V305SZR0
支援?

128:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 4/8
09/01/03 23:47:54 U6y1dbvV0
「こ、このみ?」
 俺は驚いた。
 だって、馴染みすぎるほど幼馴染みでも、こんなに表情のないこのみは見た記憶がない。
「タカくん……」
 このみの、こんなに呆然とした声を聞いた記憶がない。
 大体、誰と会話していようが俺を見つければ割り込んでくる娘が、
これだけ春夏さんと話をしていて一言も発していなかったなんて。

「……おかーさん、タカくん、しゃべってるよ?」
 その、ぽやんとした顔と声で、間抜けた事を言い出すこのみ。
「ええ、しゃべってるわよ」
 春夏さんの声は優しい。
「……タカくん、動いたよ?」
「なんとかね」
 今度は俺。
「……触っても、いい? 血がぴゅーってなったり、しない?」
 これは後から聞いた話だけど、このみは手術を終えた俺にすがりつこうとして、
看護婦さんに、触れると血圧が上がるのでやめるように注意されたそうだ。
 そーっ。
 春夏さんの許可を得て、おっかなびっくり、小さな手が伸びてくる。
 さわ。さわ。
 俺の頬を優しく撫でる、このみの柔らかい指。
「……タカくん、あったかいよ?」
「当たり前だ、生きてるんだから」
「……生きてる?」
 勝手に殺さないで、なんて心の声は届いた様子もなく、
「……タカくん、生きてる。……タカくんが、動いてる。……タカくんが……」
 やがて、このみの大きな瞳から、ぽろぽろと涙が溢れ出して、そして。

「タカくぅうううううんんっっ!!!」
「ぎゃあああああああっっ!!!」
 あちこち折れてるらしい身体に思い切り抱きつかれ、俺は激痛に悲鳴をあげた。

129:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 5/8
09/01/03 23:49:51 U6y1dbvV0
 ◇ ◇ ◇
 
 それから二日ほど経って、俺は二度目の手術を受けた。

 これは、別にこのみに抱きつかれて怪我が悪化したわけじゃなくて、
前回は命をとりとめる為の手術、今回は身体が動くようにする為の手術だそうだ。
 手術はけっこう長丁場だったけど、麻酔で寝ていたから覚えていない。
 ただ、命に関わらないからって来もしなかった両親に代わって立ち会ってくれた春夏さんと、
授業が終わるや否や飛んできたこのみが張り付いて面倒を見てくれたことは、朦朧とした意識の中でも分かった。

「さて、じゃあスーパーが閉まっちゃうから今日は帰るわね」
 時間の感覚もなくなっていたけど、もう夜みたい。春夏さんがそう言って立ち上がる。
「ほら、このみ?」
 腰に手を当てて見下ろす一人娘は、俺のベッドに突っ伏して眠っていた。
「ふにゃあ……タカくんがいっぱい……もう食べられない……」
 食べるな。
「うーん、簡単には起きそうにないわね……。先に出るわ。このみに、帰る時はタクシー呼びなさいって伝えてね」
 千円札を、病室備え付けのテーブルに置く春夏さん。
「分かりました……ありがとうございます。何から何まで」
「ふふっ、タカくんだもの、当然の事よ。お大事に」

 ガチャリ。扉が閉まる。俺はぼんやりと天井を眺める。
(このみ、起こさないとな……)
 そう思いつつ、俺の右手を握りしめる幼馴染みの感触が心地よく、
(すぅ……)
 俺は再び寝入ってしまった。

 で、何時間か後。

「玄関、閉まっちゃったよ〜」
 このみが情けない声を挙げる。
 結局、目が覚めたこのみが寝ている俺を揺り起こしたのは、夜半近くの事だったのだ。

130:名無しさんだよもん
09/01/03 23:51:26 AzuWclXr0
支援

131:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 6/8
09/01/03 23:52:27 U6y1dbvV0
「看護婦さんに開けて貰えよ」
「うー、廊下暗いのやだあ。タカくんも一緒に来て」
「無理」
 全身麻酔の後遺症で、俺は歩くどころか上体を起こすのもままならない。

「ナースコールで呼んでやるから」
 迷惑だけど、説明すれば許してくれるだろ。
「うん……」
 なにを躊躇っているのか、歯切れ悪く相槌を打つこのみ。
 俺はナースコールに手を伸ばして、
「っとっ」
 ぽろりと落っことす。あはは、手に力が入らないや。やっぱり弱ってるんだなあ。
「ごめんこのみ、それ取って押して」
 でも、このみはそれを取らずに、
「……このみ?」
 心配そうに、俺の手を取って言った。
「やっぱり……帰らない。今日、泊まっていっていい?」
 はい?

「おいおい。タクシーなら帰れるだろ」
「だって!」
「声が大きいって」
 此処は個室ではない。寝ている他の患者さんが起きたら困る、色々と。
「……何考えてんだよ」
「だってぇ」
 すねたように声を小さくして、このみが続けた。
「昨日もおとといも、眠れなかったんだもん」
「目を瞑ると、タカくんが、どっかにいっちゃうような気がして、怖くて眠れなかった」
 ……それで、昼間からさっきまで寝入ってたのか。

「だから、お願い。タカくんの側にいさせて、今日は、ね?」
 甘えたような必死なような、おそらくは複数の感情が入り混じったお願いに、俺は気圧されるように頷いた。

132:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 7/8
09/01/03 23:55:48 U6y1dbvV0
 ◇ ◇ ◇

「お風呂場の電気が点いてて良かったよー」
 俺に風呂までついてくるようせがんで断られた(だから動けないんだって)このみが、
身体から湯気を立ち上らせながら戻ってきたのは約30分後。

「明日も学校だから、起こしてね?」
 そういいながら、
「勝手なことを……って、何やってんだ!?」
 憎まれ口の途中で俺が慌てたのは、このみがいきなり制服を脱ぎだしたから。
「だって、このまま寝たらシワになっちゃうもん。おかーさんに怒られる」
「ナースセンターでナイトガウンを貰ってこいって」
「湯冷めしちゃうよ」
 ベッド脇の小さな灯りに、脱いだ制服を壁に掛ける、下着姿のこのみの背中が白く映る。
「おじゃましまーす」
 ひょいと俺の右側の掛け布団を空け、
「あっ」
 右腕にある点滴に気がついて戻す。
「蹴っ飛ばしたら大変だもんね」
 ひょい、とベッドに飛び乗って、俺の左手側に移動してくるこのみ。
 俺の脇から布団に、このみが頭から潜り込んで行くと、
自然と小さなお尻が俺の眼前を通過して、白いスリップの裾から覗くピンク色に包まれた丸み。
「たあっ」
 布団の中で、くるんと一回転。ぴょこっと出した頭は、俺の顔のすぐ隣。
「えへへ、タカくんと寝るの、久しぶりだね」
「先月も泊まりに来ただろ」
 このみの両親は、揃って家を空ける事があって、その時にはこのみを俺の家に泊めている。
「1ヶ月も経ってるし、先月はお布団別々だったし」
「それが普通だろ」
「うー、このみはいつもタカくんと一緒に寝たいのに……」

 そんな会話をしながら、俺とこのみは並んで眠りに就いた。

133:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 8/8
09/01/03 23:59:23 U6y1dbvV0
 ◇ ◇ ◇

 夜中、なのか明け方なのか。

 俺はふと目を覚ました、といっても、熟睡が微睡みに変わった程度。
(なんか、左腕があったかいな……)
 身体の左半分と右半分で妙に温度が違う理由を探して、すぐに思い出す。
(ああ、このみと一緒に寝てるんだっけ)
 顎の下に、固い感触。視線だけ動かすと、このみは俺の首くらいに顔を埋めている。
(そんなにぴったりくっつかなくても……!)
 ぴったりくっついているのは、頭だけではなかった。
 このみは俺の腕を抱きしめるようにして眠っていて、
(て、手を脚に挟むな!)
 俺の左手は、熱いくらいのこのみの体温に包まれて、甲にはやけに滑らかな布地の感触。
 動揺して身じろぎすると、全体が密着している左半身の、二の腕あたりに特に柔らかい手応え。
(ブラジャー、付けてないのかな……って、何考えてるんだ、相手はこのみだぞこのみ!)
 俺は動かない首を振って、妙な思考を頭から追い出そうとする、と。
「うぅん……」
 もぞ、と、このみが動く。首筋にかかる吐息。寝言だよな。
「タカくぅん……」
 左半身に重みがかかる。吐息がかかる場所が顎になる。
 起きたのかな? トイレ? でも、付き合ってやれないし、寝たふり寝たふり。
 が、次の瞬間。

 むにゅっ。
 俺の唇を暖かい感触が覆った。

(へ?)
 混乱した俺が目を開けるよりも早く、このみはどさりと枕に頭を落として寝息を立て始める。
 だから、確かなことは何もわからなかったけど。

 今、このみにキスされたよな!? 俺。

134:にゅー・じぇねれいしょん 病院編1 8/9
09/01/04 00:00:27 K++R1QFC0
以上です。支援ありがとうございました。

というわけで、まずはこのみから。
このあと郁乃に会う予定で、その為に貴明入院てどこかで見たような導入ですが、
(具体的にはこちら↓のサイトさんの『桜の咲く頃』というSS(たぶん有名)
URLリンク(fsm-hmx-12.hp.infoseek.co.jp)
から拝借したことになります)ある程度一般的な導入手法かとも思うのでご容赦を。

扱う人数が多すぎて、途中でどころか、
下手するとハーレムが出来る前に力尽きそうな気もしますけど、
連載というより連作短編みたいな感じで、エロもあったりなかったり、
深く考えずに欲望のまま書こうと思ってます。気が向いたらお付き合い頂けると幸いです。

135:名無しさんだよもん
09/01/04 00:29:47 6lul3PI40
長編ですか
これは楽しみだ

136:名無しさんだよもん
09/01/04 02:06:59 Pb60H7IL0
乙です。とても面白かったです。
文章が読みやすいし、エライことになっていながらシリアス調ではないので安心して読めます。
ぜひ続きもお願いします。

137:名無しさんだよもん
09/01/04 02:21:12 ul202d000
リンクしていいのか?

138:名無しさんだよもん
09/01/04 08:07:35 D6ZquhiWO
ふむ……('・ω・`)
病院ネタ自体は悪くないと思うんだけど、いかんせん入院の描写にリアリティがなさすぎというか、ちょっとあり得ないレベルなのが残念。
たとえば……。
タカ棒が意識を取り戻すまで「生命に別状ない」と判断が下される事はないし、どんな手術も必ずリスクはあるんだわ。
その状態で両親とも海外にってのはさすがにないような。
第一、意識不明で術後4日目ならまず間違いなくICUだぜ?
ま、ICUに入ってしまうと物語作るのに差し障りがある(面会制限があるし、常時看護師がついてる)からなんとか入れないにしても、個室は確実だな。
あとさ、入院患者の様子は何もなくても2時間に一度くらい看護師さんが直接見にくるよ。
病院のベッドってかなり狭いし、絶対見付かって大目玉じゃあるまいか?

まあ、色々揚げ足はとったけど、めげずにがんばって欲しいな。
入院風景なんざ経験がないとようわからんもんね。

139:名無しさんだよもん
09/01/04 09:15:33 CnrukEb50
>134です。レスありがとうございます。
途中ちょっとシリアスっぽい所も出ますが、基本のーてんきな話の予定です。
『桜の咲く頃』は書庫さんにリンクが投下されたSSなので、そっちを貼れば良かった?

>138
詳細なご指摘ありがとうございます。
手術−入院経験はあるんですが、幸運にも意識不明の重体経験はありません
祖父母や親戚が倒れた時は、ICUからは結構すぐに追い出されて相部屋でしたが
事故では感染症の恐れもあるし……ま、個室が空いてなかったとか

両親は書くとオリキャラになっちゃうので、春夏さんに親代わりして貰うことにして、
出さない為に逆算で「命に別状無い」宣言したのですが流石に苦しかったですか
全身手術でリスク低いわけないですしね。そもそも病状の設定を考慮すべきでした

タマ姉が返るのも、今回は年下ハーレムなので退場していただく、という都合
付き添いも寝てたら見回りに起こされるでしょうけど、ま、その他諸々ご都合主義で

今後の展開は色んな意味でさらに非現実的になるので、
おそらく呆れ返られるとは思いますが、ビシバシ指摘いただければ幸いです

140:名無しさんだよもん
09/01/04 09:18:43 CnrukEb50
×タマ姉が返る
○タマ姉が帰る

ちなみに今後タマ姉の登場予定はありません……アイアンクローされてきます

141:名無しさんだよもん
09/01/04 11:22:00 DLHDb87L0
病状に関しては今からでも見直した方がいいんじゃないかと思う。
ぶっちゃけこんな大怪我じゃ半年くらい学校行けないだろうし、貴明は確実に留年するぞw
年下ハーレム?ってことで、留年して同学年にしようとしてるなら話は別だけどさ。

てか、ADの郁乃STORYも病気の描写がグダグダ続くところなんかは不評だったからねぇ。
介護萌え属性がないなら、軽く検査入院する程度の怪我でよかったんじゃないかな。
逆にこの設定で怪我の描写を省くと違和感があるし、全体的にバランスが悪い気がするね。

142:名無しさんだよもん
09/01/04 19:05:59 ivzhRia/0
>141
>134です。ご忠告ありがとうございます。

大怪我にしたのは、草壁さんEDよろしく目が覚めたら……をやりたかったのと、
このみの背中を押すのと、郁乃と入院生活をしたかったからです。
もっとも、このみは膝すりむいた位でも大泣きしてくれそうな気はしますけど。

入院は1〜2ヶ月程度を予定していますが、どの程度の怪我なら妥当ですかね
いずれ投下しちゃったものは直せませんので、あとは貴明の回復力に期待しますw

ちなみに介護萌え属性はあります(ADこのタマもいいし、とらハ3骨折EDが大好き)
が、このSSで書けるかどうかは……多少は書きたいですがねえ。

143:名無しさんだよもん
09/01/04 22:57:00 PSbywDOS0
つーか、そこまで厳密にリアル追求する必要あるのか?と思うんだが・・・
個人的に、ゲームのssなんだしご都合主義的なものがあってもいい気はする
個々人の考え方だし強制するものでもないけどね

144:名無しさんだよもん
09/01/04 23:43:56 pDNBMxw00
さすがに四日も意識不明はそうとう危険なレベルだろうとは思ったけど、
留年とかは作中で触れるかどうかに任せて、
外野が別に考える必要はないことだろう。
触れても触れなくってもハーレム形成に大きな影響があるとも思えないし。

145:名無しさんだよもん
09/01/05 12:57:55 JNsnPn9aO
確かにとことんリアルである必要はないかも知れないけど、12組24本しかない肋骨の5本とか折れるような事故とあっては多少突っ込まざるを得ないかなあ。
意識不明もかなりヤバいんだぜ?マジで。

とはいえ文句を言うだけではイカンと思うのでなりにアドバイス。
骨折箇所多数でも「奇跡的に内臓の損傷は最低限」「骨折は全て単純骨折」なら入院2ヶ月(半年は不自由だろうけど)でいいと思う。
病室は「回復室」なら少人数の部屋で手厚い看護があるからあり得ると思う。
病院にもよるだろうけど、回復室は一人あたりの面積が広いし付き添いさせてくれるところもあるから、このみが夜いても大丈夫だと思う。
同じベッドに潜り込んでたら怒られるけどなw
回復室を出たら個室で一月は安静にしにゃならんだろーね。頭の検査とかしながら。
病室を出られるのは車椅子で付き添い付きの散歩程度だろ。
それで異常がなければ、リハビリしながら一月かそこら様子見て退院、そんなもんかな?
しかし辛いぞー、退屈だわ動けないわでw
とりあえずこんな感じで。

146:名無しさんだよもん
09/01/05 23:32:01 CnBqhp/t0
>134です。
具体的なアドバイスありがとうございます。お詳しいですね。

春夏さんの台詞は骨折箇所も本数も曖昧にして「あちこちでかなりの本数」
くらいの趣旨にしたつもりでしたが、肋骨5本と読まれてしまいましたか。
「奇跡的に内臓の損傷なし」と「骨折は単純骨折」は有り難く採用させて頂きます。

意識不明ってのは現実には相当危険な状態だろうってのは分かります。
四日間は薬で寝ている期間も含めて、とは思ってたのですが書いてないですしね。
ま、ゲームや漫画ではポイポイ意識不明になったり復活したりしますのでw

ICUと(術後)回復室の違いは、ちょっとよく分かりませんでした
どういった部屋に入るかは病院と患者でケースバイケースのようにも思います。
なんにせよ、詳しい方から見て明らかにおかしい、というのはお恥ずかしい限りです。

とはいえ、漏れは大雑把なので、多分この後もあまり気にせずに書くでしょう。
呆れかえるかも知れませんが、できれば見捨てずに引き続きご指導ください。

147:名無しさんだよもん
09/01/05 23:38:16 oor7IlYA0
まあ、素人が趣味でやってるSSなんだし、リアリティ云々そこまで気にする必要ないんじゃない?
結局のところ、それがテーマなんじゃなくて、ただの舞台装置みたいだし
お話として面白ければそれでいいよ

148:名無しさんだよもん
09/01/06 02:39:43 PvEa9+RU0
愛佳ときゃっきゃうふふができれば何だっていいよ。
このみとでもいいけどね。

149:名無しさんだよもん
09/01/06 08:29:00 L0Je3ze5O
肋骨5本と読んだのは春夏さんの言葉から「肋骨5本程度、その他数本」くらいに読んだだけ。
つかそれ以上折れたらヤバいww
まあ、肋骨5本に片側の鎖骨、腕と足に2〜3箇所なら数が合うかなと。

ICUは文字通り「集中治療室」、24時間看護師さんが周りにいて、親族も日に数回、20分ずつくらいしか会えないんだわ。
回復室はそこまでじゃない。
大抵の回復室は病棟のナースステーションの近くにあって付き添いも可能。
ちなみに男女同室もありうる(なにせ患者は動けないのばかりw)よ。
普通の病室との違いは一人あたりの面積が広くて機械を沢山置いたり付き添いベッドが置けるところ。
看護師さんも頻繁に回ってきてくれるしね。
自分でナースコール出来ないような患者にはいい部屋だよ。
もちろん入院費用高くなるけど、事故なら保険金で払って貰えるし大丈夫やろ。

ま、あまりこだわる事はないかも試練けど、経験者の意見として参考になれば嬉しいかな。
今後もがんばってくれい!

150:名無しさんだよもん
09/01/06 08:31:28 L0Je3ze5O
あ、忘れてた。

薬で眠らせるのは危険だからせいぜい半日みたいよ。
手術明けは痛いから寝てたいんだけど、寝かせてくれなかったもん。
一応参考まで。

151:7日までなら松の内
09/01/06 20:47:38 wmwdjdEu0
「うぅ〜、寒い寒い寒いよぉ〜」
「大丈夫? 愛佳。俺のコート貸そうか?」
「え? いいよぉ〜。そんなことしたらたかあきくんが風邪引いちゃう」
「俺は別に。愛佳が健康なら」
「でもぉ〜」
 ……暑い。寒いのに暑い。というか暑苦しい。
 付き合って半年になるというのに、わが姉とのそ彼氏はいまだにバカップル街道を暴走中である。
 全く。去年の春まで異性が苦手とか言ってたのはどこの誰だったか。
 これ以上背中を炙られたら丸焼きになってしまうと思い、文句の一つでも言ってやろうと私は斜め後ろ向き、
「新年早々人の背後でイチャイチャしないでく―ぷくふっ」
 思わず噴き出した。
「なに?」
 姉がダルマになっていた。
 着膨れなどと言う生易しいものではない。厚手のセーターにコートを二枚、そしてマフラーをつけた姉のいでたちはまさにダルマのそれであった。
「……お姉ちゃん、暑くないの?」
 確か使い捨てカイロも持っていたはずだが。
「うん、あったかい」
 幸せそうな笑顔で返す姉。
 ダメだ。この人もう本当にダメだ。
「ときに」
 私は更に体をねじり、後ろで車椅子を押している姉の彼氏こと河野貴明の方を向いた。
「俺?」
「寒くないの?」
「大丈夫。このくらい平気……ふぇっくし!」
 言ってるそばからくしゃみ一発。
「説得力なさ過ぎ」
「たかあきくん……やっぱり、返すね」
 見かねた姉がコートを脱いだ。
「でも」
「いいからいいから」
「あんたに風邪引かれて姉経由で移されたら私が困るのよ」
「じゃあ、ごめん」

152:7日までなら松の内
09/01/06 20:48:43 wmwdjdEu0
 三人で一緒に初詣に行こう、と姉が言い出したのは、家のこたつでみかんを食べながら駅伝中継を観ていたときのことだった。
「初詣?」
「うん。せっかく今年は家でお正月迎えられたんだし」
「行かない」
「どうして〜?」
「正月の神社に車椅子で行けるわけないでしょうが」
 ただでさえ神社には段差が多いのに、それに初詣の人混みが加わると身動きが取れなくなるのは明らかだ。
「明後日になれば人も少なくなってるだろうし」
「明後日って、もう4日じゃない」
「でも、7日までなら松の内だし」
「いいから。明日二人きりで行ってきたらいいじゃない」
「でもぉ……クリスマスは、郁乃に寂しい思いさせちゃったし……」
「別に気にしてないから」
「郁乃」
 その時、座布団を枕にして寝転がっていた父が唐突に口を開いた。
「つまらない意地を張るんじゃない。行ってくればいいだろう」
「でも」
「どうせ今年は受験で忙しくなるんだから、甘えられるうちは甘えとく」
「そうだよ。甘えとく甘えとく」
 父の加勢を受けて姉も押してくる。
 二対一で説得されるともう私に勝ち目はない。
「分かった。付き合う。けど」
「なに?」
「人の後ろでの過度のイチャつきは禁止だからね」

153:7日までなら松の内
09/01/06 20:49:53 wmwdjdEu0
 ……って、言ったはずなのに。
 駅で合流してからずっとこの調子である。
 だから行きたくないと言ったのだ。
 このまま放っておいたらまた二人の世界に浸り始めかねないので、私から話題を振ることにした。
「で? 神社ってどこにあるのよ」
 駅からもう15分ほどは歩いている。私の場合、正確には押されているだけど。
「もうちょっと先」
「たかあきくん、疲れてない? 替わろうか?」
「大丈夫。郁乃ちゃん軽いから。それにいい運動になるし」
「でも、郁乃はあたしの妹なんだし」
「愛佳の妹なら俺にとっても妹のようなもんだろ」
「たかあきくん……」
 つか、なにげに変なこと言われたような気がするんだけど。
 この二人、やっぱり本格的にダメだ。

154:7日までなら松の内
09/01/06 20:50:43 wmwdjdEu0
「はい、到着〜」
 その神社は住宅街の中にポツンと佇んでいた。
 いくら松の内とはいえ、こぢんまりとした境内は静まり返っている。
 鳥居から続く舗装された参道に、私たち以外の人影はない。
「見事にガラガラね」
「さすがに、三が日を過ぎるとね」
 と貴明が言った瞬間、私はすぐさま切り返した。
「ごめんなさいね。あたしのせいで」
 特に後半部分を強調する。
 あれだけイチャつかれたのだ。憎まれ口の一つくらい叩いても罰は当たらないだろう。
 案の定、貴明はばつの悪そうな顔をして
「ごめん」
 と謝った。
「ほ、ほら。まずは手水でお清めして」
 そこにすかさず姉のフォローが入る。
「そ、そうだね」
 そんなわけで参道を手水舎まで移動する。
「郁乃、手水で清めるときは、ひしゃく一杯の水で、最初に左手―冷たっ!」
「水、冷たいから気をつけないとね」
 私も車椅子を横付けし、手袋を外した手に左、右の順番で水をかけ、次に口をゆすぐ。最後にまた左手を清める。途中で水を足してはならない。
「べっ」
 車椅子にかけないよう慎重に口の中の水を吐き出すと、貴明が感心したように私を見ていた。
「何よ」
「いや、ちゃんと知ってたんだって」
「常識でしょ、こんなの。あ、こら柄杓に口つけるな」
「直接口に含むんじゃないの?」
「左手に受けてから口に含むのよ」
「へぇ、そうなんだ」
 全く。常識ないんだから。
「へぇ〜」
 姉、あんたもか。

155:名無しさんだよもん
09/01/06 20:51:08 kvHo1P2n0
支援 
生は初めてだわ

156:7日までなら松の内
09/01/06 20:51:45 wmwdjdEu0
 本殿の前にある三段の段差の端には申し訳程度に木の板が渡してあったが、階段に沿わせてあるため、傾斜はかなり急である。
「一人のときじゃ上れないわね」
「スロープがあるだけマシだって。よっ、こら、せっと」
 板を上るといよいよ本殿だ。

 チャリンコロン、ガラガラ。
 二礼。
 二拍手。今年は病気が悪化しませんように。もっと成長しますように。……あと、バウムとの仲が進展しますように。
 一礼。

「郁乃、何をお願いしたの?」
「秘密。お姉ちゃんは?」
「え………………ナイショ」
「なによそれ」
 まあ、察しはつくけど。
 神頼みの前に、間食やつまみ食いを控えるとかいった努力が必要だと思うが。
「さて、次はおみくじだな」
「定番だよねぇ。おみくじは―」
 そこに広がる光景に、姉が絶句した。

157:7日までなら松の内
09/01/06 20:56:03 wmwdjdEu0
 開運おみくじ、天然石おみくじ、招き猫おみくじ、星座おみくじ、折り紙おみくじ、血液型おみくじなどなど。
 計8種類のおみくじが並んでいた。
「まさか、これだけあるとは……」
「目移りするよねぇ〜」
「お姉ちゃんと貴明はこれでいいんじゃないの?」
 私は8種類のうちの一つ、ピンク色の箱を指差した。
『恋おみくじ』
「え、でもぉ……」
「大丈夫だよ。こういうのって凶は入ってないから」
 貴明が言う。そういう問題か?
「そ、そう? じゃあ……」
 そういう問題らしい。
 まあ、他人ならともかく妹の前で恥ずかしいも何もないか。と一応納得し、私は少し迷ってから普通のおみくじに決めた。
 貯金箱のように細い穴の開いた小箱に100円を入れ、おみくじの入った箱に手を突っ込む。
 こういうのは選んでも仕方がない。姉のようにあれでもないこれでもないと箱の中をかき回しても、どれが出るかは中を見るまで分からないのだ。
 さっさと一枚取り出し、早速開いてみる。
 中吉。
 ふむ。悪くはない。


158:7日までなら松の内
09/01/06 20:56:41 wmwdjdEu0
「郁乃ちゃん、どうだった?」
 貴明が覗き込んでくる。
「悪くはなかったわね。そっちは?」
 私が尋ねると、貴明は微妙な表情をした。
「俺は吉だったんだけど……」
「うぅ、末吉ぃ〜」
 あー。
 この手のおみくじには凶が入っていない。
 故に、末吉がワーストに繰り上がっているわけだ。
「だぁ〜があぎぐぅ〜ん」
 姉は涙ぐみながら貴明に抱きついた。
 たかがおみくじくらいでここまで一喜一憂する人も珍しい。
 私は肩をすくめて言った。
「ま、隣同士に結んどけば大丈夫なんじゃない?」
 それを聞いたとたん、姉は一瞬で笑顔に戻った。
「そ、そうだよね。ほらたかあきくん、あの木に結ぼ?」

159:7日までなら松の内
09/01/06 20:57:45 wmwdjdEu0
「うわ……」
「おみくじの木……」
 本来は梅の木なのだろうが、その細い枝にはびっしりと白いおみくじが結び付けられていた。
「だ、大丈夫。きっとどこかにスペースが……」
 必死に木の肌を探す姉。
 他の人のおみくじを外しかねない勢いだ。
「どれどれ?」
 そこに貴明も参戦する。私も車椅子から眺めてみる。
「ない、ない、ない、ない、ない……」
「さすがにもう満杯だな」
「こっちもダメ。上のほうにはあるけど届きっこないし。あの高さじゃ踏み台でも使わない限り無理ね」
「……踏み台?」
 姉が呟く。
「踏み台……」
 視線がこっちを捉える。
「な、何……?」

160:名無しさんだよもん
09/01/06 20:58:20 OL7gOBGT0
支援

161:7日までなら松の内
09/01/06 20:58:47 wmwdjdEu0
「大丈夫かな」
 そう言って、貴明は慎重に片足を乗せた。
「壊したら責任とってもらうからね」
「なんでそうなる。―よっ、とっ」
「たかあきくん、頑張って〜」
 私の体を肩で支えている姉が叫ぶ。
 姉の考えた方法、それは車椅子を踏み台にすることだった。
「これなら、一番高い枝まで届くよね」
 もちろん一旦バランスを崩したら最期、貴明は無事では済まない。転び方によっては車椅子の方も。
「うわっ、高いなー」
「慎重にやんなさいよ」
「オーケーオーケー」
 貴明は余裕をかまして立ち上がり、手近な枝におみくじを結び付ける。まず一枚目。
「結んでる途中で、破かないようにね〜」
「大丈夫―っとと」
 いくらクッションを外したからといって、車椅子の座面というのはそれなりに柔らかい。
 足元が安定しない状態で、貴明は一枚ずつ慎重におみくじを結んでいく。

162:7日までなら松の内
09/01/06 21:00:22 wmwdjdEu0
「よし、これでラスト」
 貴明が最後の一枚に取り掛かろうと体を伸ばしたそのとき。
「よっ―とっとっとっとっ」
 急にバランスを崩した。
「わっ! 落ちる落ちる落ちる」
「たかあきくん!!」
 姉が叫ぶと同時に私の体もバランスを崩した。姉が離れたのである。
 いくら学校通いを始めて体力がついてきたとはいえ、突然傾きかけた体を立て直すことはまだできない。
 なす術もなく、私は冷たい地面に尻餅をついた。
「たかあきくん、大丈夫?」
「ああ。ちょっとよろけただけだよ」
「よかったぁ〜」
「ちっともよくなーい!!」

163:7日までなら松の内
09/01/06 21:03:37 wmwdjdEu0
 結局、貴明は梅の木の幹を掴んで体勢を立て直し、受け止めようと身構えた姉の元へダイブするということもなく。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
 無駄に転ばされた私はひたすら頭を下げる姉の前で膨れっ面をしているわけである。
「愛佳も謝ってるし、許してあげたら?」
「元はといえばあんたが大げさに騒いだせいでしょ」
「ごっ、ごめん」
 貴明もあわてて頭を下げる。
「分かった。許す」
「本当に?」
 姉が顔を上げた。
「そのかわり、帰りにお汁粉奢ってね」
「郁乃ぉ!」
「だーっ! 抱きつくなー!!」

164:7日までなら松の内
09/01/06 21:04:25 wmwdjdEu0
 姉を引き剥がしながら、ふと思う。
 貴明を助けようとしたとき、姉は迷わず私から離れた。
 以前の姉なら、離れる前に「郁乃ゴメン」の一言くらいあっただろう。
 それだけの余裕がなかったのか。いや違う。
 姉の中で貴明の存在が大きくなるにつれて、私の存在が小さくなってきているのだ。
「文字通りの妹離れ……か」
「なに?」
「何でもない」
 妹としては喜ぶべきことなのだろう。なのだろうが、やはり寂しさを覚えずにはいられない。
 父の言葉通りだ。甘えられるうちは甘えとく。
「そうと決まれば行くわよ。この前雑誌で紹介されてた甘味処、案内するわ」
「うんうん。何でも奢ってあげるからね」
「あ、あんまり高いところは……」
「男がそんなみみっちいこと言わない」
「……はい」

 この日の晩、姉は体重計の上で「さんきろ……さんきろ……」と呟きながら号泣し、今回で何度目になるか分からないダイエットを決意することになるのだが、
 それはまた、別の話である。

165:あとがき
09/01/06 21:09:49 wmwdjdEu0
 >>155さん、>>160さん、支援ありがとうございました。
「さんきろ……」が何を意味するのかについてはみなさんのご想像にお任せして。
 今更ですが初詣です。本来なら4日に投稿する予定だったのですが尻込みしているうちにズルズルと。
 なにせ初投稿なのもので。出来については自信ありませんが、宜しくお願いします。
 お目汚し失礼致しました。

166:名無しさんだよもん
09/01/06 23:48:49 cCOlR9e/0
>>165
GJ! まだ6日だし全然問題ないですよ

167:名無しさんだよもん
09/01/07 00:28:40 z4bOUxue0
>>165
初めてといいつつなかなか読みやすく書けているし良いんでは無いでしょうか?
GJ

おいらも何とか松の内に…

168:彼女の願い 1/6
09/01/07 23:03:00 z4bOUxue0
 身体の芯まで冷やすような真夜中の冷気に身を震わせながら俺は待っていた。
 すぐ横を同じように寒さに身を震わせながら歩くカップルが通り過ぎる。
 ……ただし、カップルはお互い寄り添っていて一人っきりの俺とは違って暖かそうだ。

 やっかみ半分で横目でカップルを見送っていると、不意に声をかけられた。
「お待たせしました、貴明さん。」
 その声に振り向くと、そこには俺の待ち人で恋人……草壁優季が立っていた。

 今日の草壁さんは、白いコートに白いロングスカートを着て靴は白いブーツを履き、
首にはふわふわの白いマフラーを巻いて白い毛糸の帽子を被っていて、全身真っ白な
いでたちだった。

「ちょっと支度に手間取ってしまって……待ちましたか?」
 走ってきたのか、草壁さんは胸を押さえてハアハアと白い息を吐いていた。
「うーん……実はちょっとだけ。通りかかったカップルが暖かそうで羨ましいなって
 見てたところなんだ。」
 そう言って、先ほど通り過ぎて行ったカップルを指差して見せた。
 草壁さんはそのカップルの後姿を見ると、くすりと笑ってするりと俺の側に滑り込んで
右腕にふわりと抱きつく。
「これでどうですか?」
「ん……あったかくなった。」
 男なんて現金なもので、可愛い恋人のちょっとした行動ですっかりやに下がってしまう。
 女の子が苦手なんて言ってた俺はどこに行ったんだろう……

                   ◇

169:彼女の願い 2/6
09/01/07 23:06:00 z4bOUxue0
 ここは学校の傍の神社の階段の下。俺と草壁さんは大晦日の真夜中にここの階段の下で
待ち合わせをして、初詣に行く約束をしていた。

「草壁さんが珍しく待ち合わせに遅れてたから、てっきり晴れ着でも着てくるのかと思ってたよ。」
「ここの階段は長いですから、あまり動きづらいとつらいと思いまして。晴れ着はお年始に
 行くときにとっておきます。」
 話をしながら俺たちは、一段一段ゆっくりと階段を登っていく。
 長さがあるのでペースが速いと途中でへばってしまうからだ。
「草壁さんお年始はどこに行くの?」
「え、聞いてませんか? 貴明さんのお家ですよ?」
「え? ウチに?」
「ええ。お母さんが貴明さんのご両親にご挨拶したいって……」
 ……ウチの両親ズは年末に帰省してきてから俺には何にも言ってないぞ。
 内緒にしといて不意打ちかよ……
「……迷惑でしたか?」
「いや、うちの親の意地の悪さにあきれてただけだから。いい年してうちの親どもはまったく……」
「貴明さんのご両親は仲がいいんですね。私の事も気に入ってもらえるといいんですけど。」
 ちょっと心配そうな草壁さんをフォローしておく。
「ああ、それは多分大丈夫なんじゃないかな……前に手紙で写真を送ったら、すごい美人
 捕まえやがってこの面食いが! って親父から冷やかしの電話がかかってきたし。
 それに母さんも草壁さんの事は気に入ったみたい。」
「お母様が?」
「うん。母さんが帰ってきて家の中見回して「いいお嬢さんみたいね」って言ってた。
 家の中の掃除具合とか片付き具合とか確かめたみたい。」
「そ、そうなんですか……この間気合を入れてお掃除しといてよかったみたいですね。」

170:彼女の願い 3/6
09/01/07 23:09:01 z4bOUxue0
「それに草壁さんのお母さんとも電話で連絡取ってるみたいだし。」
「そうみたいですね。今回のお年始もいつの間にか決まってたみたいですし。」
「なんか俺たちより親達のほうが乗り気で困るな……」
「あら、そうですか? 私は嬉しいですけど……早めに願いがかないそうですし。」
 そう言って、草壁さんが悪戯っぽく笑う。
「えっ、あ、いや……それはもう少し先に……あっ、ほら、着いたよ。」
 話が妙な方向に行きそうな所で……別に草壁さんとの約束を果たす事は吝かではないけど、
昔の約束の話を持ち出されるのはちょっと恥ずかしい……俺たちは境内にたどり着いた。

                   ◇

 普段人気の無い境内には臨時でいくつがテントが設営されていて、縁起物を売るテントでは
巫女さんが働いていた……って、なんか見たことあるぞあの人。
「ありゃぁ……」
「るーこさん、ですね……」
「る……うーたちも祈りを捧げに来たのか。たっぷり祈っていけ。」
「あ、ああ、そうするよ。」
 妙に板についた巫女姿のるーこに軽く挨拶して、俺と草壁さんは賽銭箱の前に進んだ
 鈴を鳴らして小銭を賽銭箱に放り込み、拍手を打って祈る。
「……」
「……」
 祈りながら、願い事を心の中で唱える。
 今年も草壁さんとたくさんの時間一緒にいられると良いな……
 横目でちらりと草壁さんを見ると、彼女もなにやら熱心に祈っていた。
 俺よりもずっと長く。

171:彼女の願い 4/6
09/01/07 23:12:00 z4bOUxue0
「……草壁さんは何をお願いしたの?」
 仮設テントの一つで配っていた甘酒を受け取ってちびちびなめながら、さっき一生懸命
何を祈っていたのか聞いてみた。
「何だと思いますか?」
「え……えーっと……」
 逆に尋ね返されて考える。
 ……俺と一緒で、「一緒に居られること」だろうか。
 これは自惚れとかじゃなくて、草壁さんが今一番に願っている事だと思うし。
「今年も一緒にいられますように……?」
「それも私の切実な願いですけど、それは私と貴明さんとが努力して実現するべきものですから、
 神様にはお願いしていません。」
「え、じゃあ、一体何を願ったの?」
 そう尋ねると草壁さんは真剣な顔で俺を見て、そして答えた。
「二人が再び、引き裂かれませんように……です。」
「えっ? それって同じ事じゃないの?」
「いいえ……」
 草壁さんは足元に視線を落とした。
「たとえ、私と貴明さんが強くお互いを求めていても、それだけではどうにもならない時もあります。
 例えば貴明さんが病気で死んでしまったり、私が事故で死んでしまったり……生きていても、
 どうしようもない理由で離れ離れになったり。そう言うことが無いように私はお願いしたんです。
 もう、離れ離れになるのは嫌ですから。」

 そうだった……俺と草壁さんが再会したあのときだって、そのままだったら俺が死んで、
草壁さんとは二度と会えなくなるところだったんだ。


172:彼女の願い 5/6
09/01/07 23:15:00 z4bOUxue0
 うつむいて震えていた草壁さんの細い肩をぎゅっと抱きしめる。
「ごめん。毎日草壁さんといるのが楽しくて……あの日の事をすっかり忘れてた。」
「……いいえ、きっと私が心配しすぎなんです。でも、貴明さんと居るのが楽しければ
 楽しいほど、ふっとあの時の事を思い出してしまって。」
「いや、もう忘れない。草壁さんを泣かせちゃったし……これからはもう泣かせたくないから。」
「貴明さん……」
 俺の腕の中で草壁さんが顔を上げて、涙に濡れた顔のままで微笑んだ。
 その後、しばらく俺は草壁さんが落ち着くまで抱きしめ続けた。

 でも……草壁さんに言われて改めて考える。
 気をつけるにしても何時またあのときのように事故にあわないとも限らないし、俺が
神様なんかじゃない以上離れ離れにならないという保障だって無い。
 草壁さんを悲しませないためにはどうすればいいんだろう……
「祈れ。」
「わっ! ……って、るーこじゃないか。」
 いつの間にか俺たちの横にるーこが立っていた。
「強い願いが奇跡を起こす。るーの一族はそうしてるーの力を手に入れた。」
「な、なんかよくわからないけど……とにかく強く願えば良いのか?」
「そうだ。うーたちは強い願いで奇跡を起こしたはずだ。るーには解るぞ。」
 そう言って、るーこは天に向かって両手を挙げる。
 ……まるで、信託を告げる巫女のように。
「じゃあ……もう一度、神様にお祈りしよう。今度は二人で。」
 草壁さんの泣きはらした瞳を覗き込みながらそう言うと、草壁さんは黙って、
でもしっかりと頷いた。

                   ◇

173:彼女の願い 6/6
09/01/07 23:18:00 z4bOUxue0
 もう一度、二人で神前に立って祈りを捧げる。
 今度は二人で心を合わせて同じ願いを。
 二度と……捕まえた手を離さなくて済む様に。

 祈りを捧げ終わって、二人で境内を後にする。
 草壁さんが自然に俺の右腕に寄り添って、俺の肩にそっと頭を預ける。
「歩きづらくない?」
「いいえ……全然。」
 逆に草壁さんはもっとぴったりとくっついてきた。
「あんまりくっつきすぎると階段危ないよ?」
「大丈夫です。」
 そう言って草壁さんは笑った。
「俺たちの願いはかなうのかな?」
 一段一段ゆっくりと階段を下る途中、俺が呟くように言うと、草壁さんが答えた。
「……るーこさんが言ってましたよね。強い願いが奇跡を起こすって。」
「うん……」
「私はあの日……貴明さんが死んでしまったのが信じられなくて……いいえ、信じたくなくて、
 貴明さんを救いたいと願いました。そして、時を越えました。」
 俺の腕を抱きしめる草壁さんの腕に力がこもる。
「私一人の思いで、あれだけのことが出来たんです。」
 草壁さんが俺の傍から離れると階段を数歩戻って、そして笑顔で振り返った
「二人で願えば、きっとどんな事でも叶いますよ。」
 そう言って、草壁さんは俺の唇にそっと唇を重ねた。

 冬の夜。
 きん、と冷えた寒空の下で、重ねた唇だけが火傷しそうなくらいに熱かった。

174:名無しさんだよもん
09/01/07 23:19:22 z4bOUxue0
なんとか松の内には間に合ったぜ ( ´ー`)フゥー...
というわけで、今回はちょっとしんみりと、でもいい話でまとめてみた

175:名無しさんだよもん
09/01/08 00:38:09 g5QAllm/0
お疲れ!

176:名無しさんだよもん
09/01/08 06:41:35 kjo+Mbwg0
>>165
GJその1! 愛佳の妹離れとはなかなか渋いテーマを選びましたな
バウムの名前が出るので妹の方も姉離れしつつある感じだし。初投下だそうだけど、また書いてね
>>174
GJその2! いい話だた。貴明交通事故は回避できても、草壁さんには貴明死亡の記憶があるんだもんね。るー巫女もGJ

177:名無しさんだよもん
09/01/09 01:08:54 Mg3GUP3SO
新年にま〜りゃん×貴明のSS書こうと思ってたが、この二人の絡みは案外難しいな。

展開とか内容より、ま〜りゃんの話し方やボキャブラリーの多彩さを表すのが難しくて、ま〜りゃん「らしさ」が出ない

178:名無しさんだよもん
09/01/09 01:39:45 GmVXcHow0
俺は逆に会話の「らしさ」を出しやすいキャラだと思うけど
でも話を考えたときに「まーりゃん先輩ならこう言う」「まーりゃん先輩ならこう行動する」という部分を考慮しだすと
話がまとめられなくなるのであまり書かないw


179:名無しさんだよもん
09/01/09 02:12:48 Mg3GUP3SO
>>178
それはあるな〜・・話がまとまらないってのは。

ま〜りゃん独特の言い回しとかを本編でまた見とかないとな。

初詣行くと駄々をこねるま〜りゃんネタで書いてるんだけど、なかなかね・・

180:名無しさんだよもん
09/01/09 02:15:19 XE/ZMWiE0
そもそもまーりゃんSS少ないからな
いろいろ難易度が高いのは分かる

181:名無しさんだよもん
09/01/09 02:31:56 Mg3GUP3SO
そうなのか・・書き始めたのが去年の冬だったから、よく知らないんだ。

とりあえず書いてみるか。

182:名無しさんだよもん
09/01/11 09:56:02 WcNClmE60
ふと思いついたネタを投下してみる
時系列はるーこエンド後だと思いねぇ

消化レスは5+あとがき

183:想い、全てを超えて(1/5)
09/01/11 09:59:07 WcNClmE60
「だ、誰だ君は?」

目の前に対峙したうーがるーに聞く。
これで何度目だろうか。もう数えるのも面倒になった。
しかし"この"うーにとっては最初で最後の問いかけである。
"今回の"うーとは初対面だから当然だ。

勿論、"今回"も私の名を呼んではくれない……。

「まーに気をつけろ、うー」

るーはるーをしながらうーに警告を発する。
この警告も何度目だろうか。やはり覚えていない。
唯一つわかる事は、"この"うーはまーといずれ番いになるという事実のみ。

何故そんな事がわかるか……。
それは、るーはもう既にその結果を何度も見ているから。

るーの名前は、るーこ・きれいなそら。
るーとして大罪を犯した愚かなるーである。


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