コードギアス 反逆のルルーシ ..
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830:余暇 ◆kkvclxzIds
08/09/17 22:17:09 vSHwmrHP
以上です、支援ありがとうございました。
とんでもない方向へ行ってしまった。予想外でした。

入浴中だったら……。それは考えていなかった。
また書くと思うので、参考にします。

次に投下する時は、ユフィものにします。一つ書きかけがあるので。

831:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 22:24:13 mu7yUVmc
余暇卿、GJでした!
呼び出される緑茶の精
クレ○んのぶり○りざえもんを思い出した私は異端なのかもしれない
妖精……リーライナって一体……
とりあえず芋ようかん出すって凄いよね
貴方の次の投下を待っています!

……ユフィもいいけど卜部もね、期待してます

832:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 22:25:11 FtdFKkxe
乙でした。
洒落で言ったのですが、採用された嬉しいなw
ジャスミン茶やプーアル茶など別の茶の精だしても良さそうですし
こういった話も好きなのでシリーズ化希望!

833:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 22:46:51 7hD92/xt
GJ
芋ようかんか…食べたら巨大化かな

834:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 23:39:09 5XwDEgbD
余暇卿GJでした。
その発想はなかったわってレベルじゃねぇぞってくらいGJ!
45分より投下してよろしいでしょうか?

835:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 23:45:07 mu7yUVmc
どーぞ、支援します

836:快風
08/09/17 23:46:42 5XwDEgbD
では投下します。
8レスほどです

837:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 23:47:07 mu7yUVmc
支援

838:邂逅
08/09/17 23:47:56 5XwDEgbD
膠着状態になっていたEUとの戦争。
停戦が破られイタリア州軍の戦線が押し返されそうになっていた。
その状況を打破すべく、シュナイゼル皇子の下抗戦にでる。
そして、殿下の騎士たる僕も前線へと向かうのだった。
そこで僕は、自らの残した罪を見る事となることをまだ知らない。

839:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 23:48:35 mu7yUVmc
支援!

840:邂逅
08/09/17 23:49:29 5XwDEgbD
「ナナリー皇女殿下、御目通りの許可を頂き感謝します。
 シュナイゼル殿下が騎士、ライ・アスプリウスです」

久しぶりに見たナナリーは、本物で、確かに彼女は皇女なのだと感じる。

「ライさん!?ライさんなのですか?」

彼女からすれば特区の事件で僕が負傷した事は聞いているはずだ。
さぞや心配をかけてしまっていたのだろう。

「ご無事だったのですね。心配しました。あの時、ライさんが負傷したと聞いて。
 今は、シュナイゼル兄様の騎士になられたと聞きましたが・・・」

やはり泣かせてしまったようだ。こんな姿をルルーシュに見られたら殺されてしまう。
行方不明と聞いたが、ナナリーにとってさぞや心細いことだろう。

841:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 23:49:44 mu7yUVmc
支援

842:邂逅
08/09/17 23:51:18 5XwDEgbD
「うん、とても良くしていただいてるよ」

そう、身元が定かで無いような僕を取り立てていただいた方なのだから。

「戦場でも活躍なさってるとか・・・、余り無茶な事はしないでくださいね」

確かに功績は着実に、シュナイゼル殿下の名に恥じないようにしているが、
心配をかけてしまう。彼女は失うことを恐れているのだろう。
そんなナナリーの手をとり、やさしく握る。

「大丈夫だよナナリー。僕は必ず生きて帰るから。
 君に折り紙を教える約束をしただろう?だから、必ず帰るさ」

「ライさん・・・。はい、約束ですよ?」

小指を差し出しながら僕に確認をとるかのように約束を口にする。
僕も小指を差し出し、絡める。

「約束する。嘘にはしないよ。指きりげんまんってね」

日本、エリア11に伝わる約束のおまじないをする。
そう、ナナリーに嘘はつかない。だから・・・。


843:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 23:51:48 mu7yUVmc
支援!

844:邂逅
08/09/17 23:53:01 5XwDEgbD
EU戦線の前線に着き、戦況を現地司令官に聞く。
指揮系統をシュナイゼル殿下に移し、早速確認する。

「ふむ、小高い丘を盾にされてしまってるのか。定石どおりの配置のようだね。」

確かに定石どおり、だがそれだけに手堅い。

「だが、わざわざそれに付き合う必要は無いね。」

通常通りに向かうだけでは損害は大きくなってしまう。
遠征軍にとっては危険度が上がってしまう。

「運んできたフロートユニットをとり付けた部隊でかく乱及び撃破といこうか。
 ナイトオブセブンは既に単独行動に打って出ている様だし、作戦を伝えてくれ。」

「イエス・ユアハイネス!」

武官が復唱しそれぞれが指示どおりに動く。
殿下がこちらを向き、

「さて、ライ、君には・・・・・・」



845:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 23:53:14 mu7yUVmc
支援

846:邂逅
08/09/17 23:55:35 5XwDEgbD
「お前がシュナイゼル殿下の騎士か、なんだ随分とガキじゃねぇか。
 俺の足をひっぱるんじゃねぇぞ」

ナイトオブテン、ルキアーノ・ブラッドリー卿だ。
ブリタニアの吸血鬼の異名をとる男。

「ん?ほぉ〜、これはこれは、ガキ呼ばわり失礼した。まさか同類様と会えるとはな」

同類?何の事だ。僕の疑問を感じたのか、ブラッドリー卿は、

「俺と同じ人間にとっての大事なものを奪うのが大好きな野郎だろ?」

「大事なもの?」

「そう、お前の大事なものはなんだ?そう、命だ!
 日常では罪となるが、戦場では英雄となる。堂々と奪うことができる。
 お前は俺と同じだ。大勢の命を奪ってきたんだろう?」

その言葉が呪詛となって僕を絡みつく。そう、僕は沢山の死山血河を築いてきた。

「何嫌悪してんだ。奪う事はブリタニアの国是だ、かの狂王もやったことだろう?
 まぁ、お互い楽しもうぜ?」

そう言って、格納庫へと向かっていくブラッドリー卿。
彼の言う事に何も反論できなかった。
そう、全ては僕から始まったこの連鎖。
彼のような人間を生んだ元凶。
そんな事を考えてしまっていた。

847:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 23:56:29 mu7yUVmc
支援!

848:邂逅
08/09/17 23:58:43 5XwDEgbD
そうこうしていると、補給に戻ったスザクがこちらにやってくる。

「ライ?こんなところで何ぼんやりしてるんだい?早く搭乗しないと・・・」

そうだ、彼も、日本人たちもこの国是の被害者・・・。
僕は、なんて罪深い事を・・・。
表情が暗くなったのを察したのか、

「ライ、君が何に落ち込んでいるのか、僕には少しわかる気がする。
 君は罪を犯して、それに殉じようとしているね?」

スザクがまるで心でも読んだかのようにピンポイントでついてくる。
そんな僕の考えを読んだのか、

「ああ、僕もそうだったから。でも、君は違う。やりなおす事はできないかもしれない。
 けど、変えていく事は出来るはずだ。嘘をついたのなら、貫くしか無い。
 少なくとも、僕は君の味方のつもりだよ」

スザクが手を差し伸べる。そう、いつも彼には救われる。
世界に色を失くしてしまったときも。
きっかけはいつもスザクが与えてくれるのだ。


849:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/17 23:58:59 mu7yUVmc
支援

850:邂逅
08/09/18 00:00:59 2VMfyF6j
しっかりしろ!ナナリーとも約束したじゃないか。帰るって。
沈んでいた心が浮かんでくる。
スザクに礼を言い、クラブに搭乗する。
ランスロット・クラブ・アサルト
新装備、試作型ハドロンブラスター、強化方ブレイズルミナスを装着したクラブだ。
今回はこれのデータ回収も役目として入っている。
例え、それが僕の罪だとしても立ち止ってしまってはいけない。
それこそが、僕が奪ってしまった者たちへの冒涜だ。
背負い、そして、生きていくことが贖いとなるのなら、僕は・・・。

「ライ・アスプリウス、ランスロット・クラブ・アサルト、発艦!!」

誘導に従い、発艦。
今はもう迷わない。そう誓ったのだ。

851:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:01:34 mu7yUVmc
支援!

852:邂逅
08/09/18 00:02:27 5XwDEgbD
第7世代型KMFパーシヴァルを駆り、ルキアーノは歓喜の雄叫びを上げていた。
いつものように戦場で相手の大事なもの、命を奪い、その感触を楽しむ。
だが、今回の戦場はそれだけでは無い。
―ライ・アスプリウス―
その存在による戦いに魅入られていた。
いけ好かないナイトオブセブンとの行動に腹立たしく思いつつ、命に従いながら来た。
そして、シュナイゼルの騎士もともに前線での行動となり、更に面倒に感じた。
会って見れば、普通の子供にしか見えない、それが第一印象だった。
だが、すぐに感じ取った同類の匂い。多くの命を奪った存在。
もしかしたら自分以上に奪っているのか、こんな20に満たない子供が。
そして、興味を持った。
実際に戦場で、彼は効率的に味方を指揮し、自分もまた先頭に立って、敵を倒す。
その手腕、行動、そして倒し方。
どれをとっても見事だと言わざるを得ない。

「新しいおもちゃが見つかったぜ。俺を失望させるなよ?ライ」

新しい獲物を見つけたとばかりに見つめ、自らも新たな敵を確認する。
この日のルキアーノは通常の3割り増しの武勲を上げる事となった。



853:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:03:19 ic/LZ8Id
支援

854:邂逅
08/09/18 00:04:32 2VMfyF6j
ハドロンブラスターをVARISに接続、スコープを通して、ロック。発射。
多くのパンツァーフンメルを巻き込み消滅させる。
すぐさま別の部隊がやってきて、弾幕を放ってくるが、フロートで急上昇する。
そのまま取り外した可変式VARISの狙撃モードにて、上空より狙い撃つ。
1機、2機、3機と連続して破壊。
そのまま、サザーランド・エア。サザーランドにフロートユニットを装着したものに、
指示し、散開させ、次々と地上部隊の援護に回す。

「・・・これもまた、僕の罪だろう。だが、もう止まらない。
 犠牲になってきた人のためにも、スザクや殿下のためにも。
 何よりも、自分のために!」

青き騎士は次なる戦場へと向かう。
その姿は、どこまでも美しく、そして一片の慈悲も無い攻撃だった。
この戦いを機に彼はEU軍にて、”青き死神”と呼ばれる。
奇しくもスザクの”白き死神”と同じ異名で・・・。


855:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:04:45 lVj6bt31
支援

856:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:06:03 mg7oomFz
支援


857:邂逅
08/09/18 00:06:21 2VMfyF6j
投下終了です。
スザクとの会話は少々言葉足らずかなぁと思いつつ、長くなってもダラダラと
なってしまう。難しいです。
テンさん登場。自分はテンさんは結構好きです。でもヴァルキリエ隊はもっと好きです(えw
今回はテンさん、同類を見つける。スザク、諭す。ナナリー、ヒロインを目指す(え?ww
の三本でお送りしました。
次回もお楽しみに〜。
ま〜た見〜て、ぎ〜あす〜w

858:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:12:47 lVj6bt31
>>857
快風卿、GJでした!
残した罪、ブリタニアの国是、ですか
特派ルートのスザクはやはり群を抜いて親友ポジですね
二人の信頼関係が素晴らしく思えます
ヒロイン、ナナリーに期待しつつ
貴方の次の投下を全力を挙げてお待ちしております!

859:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:13:51 mg7oomFz
GJでした
ナナリー、まだ敵は少ない(?)ぞ

860:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:21:39 NSF5uhE0
こんばんわ。
30分ごろ投下したいのですが、よろしいでしょうか?
合計で6〜7レスの予定です。

861:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:24:41 lVj6bt31
全力を挙げて支援します!

862:あしっど・れいん ◆M21AkfQGck
08/09/18 00:30:07 NSF5uhE0
支援表示ありがとうございます。
時間なので、そろそろ投下します。
支援よろしくお願いいたします。

タイトル 合流の夜に…
カップリング ライ×井上
分類   シリアス

注意事項
 本SSは、解放戦線編に行きながらそれでもカレンを思い続けた場合というのを想定して書いています。
また、設定など本編とは違う解釈やオリジナルの部分が多々あります。
それらが駄目な方は、スルーをお願いいたします。
合計で6〜7レスの予定です。

なお、投下は2分前後ごとに行う予定ですので、5分超えた場合は、トラブル発生と思っていただいて結構です。
その際は、再度投下しなおします。


863:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:30:45 lVj6bt31
支援

864:あしっど・れいん ◆M21AkfQGck
08/09/18 00:32:15 NSF5uhE0
合流の夜に…


片瀬少将との意見の食い違いから、解放戦線から離反した僕らを待っていたのは黒の騎士団への合流であった。
かって、意見の違いから、離別したゼロとまた共に戦う。
不思議な感じがしていたし、ゼロとうまくやっていけるかどうかという不安はあった。
しかし、藤堂中佐を大歓迎する黒の騎士団団員達とうれしそうに対応する藤堂中佐達を見ているとこれでよかったんだという思い

がわきあがってくる。
いざという時は、自分が泥をかぶればいい。
そう決心すると祝宴を途中で抜け出した。
かって離反した僕がここにいても意味は無いと思えたし、折角の気分に水を注すだけだろう。
それに一度は、自分の主義を通すため彼らを見捨てたのだ。
それはいくら言い訳しても、事実。
だから僕はその場を離れた。
祝宴を途中で抜け出した僕は一人格納庫を歩いていた。
6機の月下。
そして、その側には黒の騎士団の無頼がずらりと並んでいる様はなかなか壮観な眺めだった。
その光景を十分堪能すると僕は自分の月下のコックピットに乗り込んだ。
もちろん、始動させることはしないから、ハッチは空けたままだ。
アッシュフォード学園を出てからというもの、転戦する日々が続いたせいかここが唯一の僕の居場所のようになっていた。
だから、ここが一番落ち着く。
僕は、見慣れたコックピット内をゆっくりと見直す。
お前もいい感じみたいだな…。
別に機械と会話できるわけではないし、見ただけで細かく状況がわかるわけではない。
だが、きちんと整備され、調整された月下はうれしそうな感じに見えた。

865:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:32:44 lVj6bt31
支援!

866:あしっど・れいん ◆M21AkfQGck
08/09/18 00:34:53 NSF5uhE0
そして、パネルの隙間に隠すように挟んでいる1枚の写真を取り出した。
そこにはカレンの笑顔で笑う姿。
それをぼんやりと眺める。
そういえば…まだ言葉も交わしてなかったな…。
ふと、合流してから未だに彼女とは会話らしい会話さえしてない事に気が付く。
だが、何を言えばいい…。
負の感情が心の奥から湧き、僕の心を黒く塗り上げていく。
「私は、ゼロについていくから…」
別れ際に言われた言葉が未だに僕を苦しめる。
僕は、ゼロに嫉妬している。
彼女にそこまで言わせるゼロに…。
だんっ…。
コックピットの壁を叩く。
駄目だっ。
そんなことは考えるな。これは自分自身でまいた種なんだ。
人のせいにするな…。
僕が…僕が…。
だんっ、だんっ…。
何度もコックピットの壁を叩く。
いつしか皮がむけ、血がにじみ出ている。
しかし、それ以上に心の痛みは僕を傷つけていた。

867:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:34:58 lVj6bt31
支援

868:あしっど・れいん ◆M21AkfQGck
08/09/18 00:36:48 NSF5uhE0
その時だった…。
「どうしたのかな、ライくん?」
月下の足元から声がかけられた。
僕は、我に返って声の方向を向いた。
そこには井上さんがいた。
少し酔っているのか、頬が僅かに紅くなっている。
「い、いえ…何でもありません」
慌てて、僕は写真をしまって月下から降りようとした。
不信がられては、藤堂中佐達に迷惑がかかる。
だが、慌てていたせいか握っていた写真が手からはなれ、下へと落ちていく。
「あ、ああっ……」
途中で捕まえようと躍起になって手を動かすが、写真はそんな僕をあざ笑うかのように井上さんの近くに舞い落ちる。
「あら…なにかしら?」
井上さんは、それを拾い、裏になっていた写真をひっくり返す。
「だ、駄目です。見ないで下さいっ」
必死になって言うが、もう後の祭り…。
「ふーーーんっ…。そうなんだぁ…」
井上さんは、じっくり写真を見てからこっちを向く。
その表情は、おもちゃを見つけた子供のように無邪気な笑顔だった。
僕は、観念して下に降りた。
「はい。カ・レ・ンの写真っ」
名前のところを大きくはっきりと言いながら写真を返してくれる。
僕は、それをただ無言で受け取る。

869:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:37:18 lVj6bt31
支援!

870:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:37:43 oCLfEFSf
しえん


871:あしっど・れいん ◆M21AkfQGck
08/09/18 00:39:27 NSF5uhE0
僕の様子がおかしい事に気が付いたのだろう。
井上さんのからかうつもりだったらしい表情が、真剣なものに変わる。
「どうしたのよ?」
覗き込むような感じで僕の顔を見ている。
「いえ…。何でも…」
そう言って踵を返してその場を離れようとする僕の肩を、井上さんの手ががっちりと掴み自分の方に振り向かせる。
「何でも…じゃないわよ。そんな思い詰めた顔でほっとけるわけないじゃない」
真正面から、真剣な目が僕を射抜く。
僕はその視線を受け止める事が出来ず、俯くだけだった。
「話しなさい…。手助け出来るとは言えないけど、話すだけでも楽になれるから…」
そう言うと、井上さんは僕を優しく抱きしめるとなだめる様に背中を軽く叩く。
何度も何度も…。
まるでゆりかごに乗せられているかのように心が落ち着いていく。
そしていつしか、僕は井上さんに何もかも喋っていた。

872:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:39:57 oCLfEFSf
支援

873:あしっど・れいん ◆M21AkfQGck
08/09/18 00:41:45 NSF5uhE0
「そっか…そういう事か…」
月下の整備用台に腰掛け、真剣な表情で僕の話を聞いた井上さんは、隣に座っている僕をじっと見た。
「すみません…」
「いいのよ。気にしないで。これは私が自ら望んで聞いた事だからさ…」
そう言うと背中を何度か軽く叩く。
「しかし、君の気持ちは良くわかるわ…。カレンは、ほんとゼロに陶酔してるからねぇ」
「………」
「でもさ、やる前からそんなんじゃ駄目よ。恋は戦いなんだから…」
「…だけど…」
「だけど…じゃないのっ。しっかりしなさい。男の子でしょう」
「…はい…」
それでも俯いたままの僕を見て、溜息を漏らす。
「はぁ〜、これじゃあ…藤堂中佐の懐刀と噂されるまでになった人物とは思えないわ…」
「…すみません…」
「まぁ、ライくんらしいかなとも思えるけどね」
僕をしばらく見つめた後、くすりと笑う。


874:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:42:07 lVj6bt31
支援

875:あしっど・れいん ◆M21AkfQGck
08/09/18 00:44:05 NSF5uhE0
「だけど、もっと自信もっていいと思うけどね…私は…。ゼロにだって負けてないと思うけどな」
「そうでしょうか…」
「そうそう。それに、君がいなくなった後、カレンかなり落ち込んでたわよ。
それに、解放戦線で君が活躍しだしてからは、その情報とかは必ずチェックするようになってたし…」
それが事実なら、すごくうれしい。
だが、どうすればいいのだろう…。
井上さんが、これだけ相談にのってくれて励ましてくれているのに僕の心はまだ迷っていた。
そんな僕の態度に我慢できなくなったのだろう。
「あーーん、もう…」
頭をガリガリとかくと、僕を真正面から見つめる。
そして、あっという間に首に手を回すと僕の唇に自らの唇を押しあわせた。
ほんの数秒の間の事だったろうが、僕には時間が止まったかのようだ。
そして、唇を離すと、僕の目をじっと見つめる。
「おねーさんが自信のつくおまじないしてあげたんだから、もっと自信を持ちなさい。いいわね?」
真っ赤になりながら、井上さんはそう言うと格納庫から出て行った。
僕は、我を忘れその後姿を見つめていただけだった。


876:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:46:08 lVj6bt31
支援!

877:あしっど・れいん ◆M21AkfQGck
08/09/18 00:46:25 NSF5uhE0
以上で終了です。
支援ありがとうございました。

しかし…また1番最初で文章がぶった切れてますね…。
何でだろう…。
トーマス様次のようにつなげておいてもらえますか…

>>しかし、藤堂中佐を大歓迎する黒の騎士団団員達とうれしそうに対応する藤堂中佐達を見ているとこれでよかったんだという思いがわきあがってくる。

よろしくお願いいたします。

878:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 00:58:07 lVj6bt31
>>877
あしっど・れいん卿、GJでした!
井上のお姉さんっぽさが大変GJ!
読みながら感じる切なさ、読み終わって溜め息が出ました!
もう一度GJ!
貴方の次の投下を全力でお待ちしております!

879:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 03:20:30 5O6LZjZv
>>377

880:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 06:29:19 MaOUYLnt
>>877
GJ
井上さんがいいお姉さんっぷりが素敵です
この後、ライはカレンとくっつくのかな?
それともカプがライ×井上だからカレンではなく最終的に井上とくっつくのかな?
例え続こうが続くまいが次の投下を期待しています

881:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 07:20:19 2pJWxYeS
昨日は久しぶりに投下が多かったようですね。よきかな、よきかなw

882:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
08/09/18 08:19:27 f9YnzjEh
>>877 ご要望の箇所を修正いたしました。

最近、夜更かしが出来ないため対応が遅れがちになっています。ご迷惑をお掛けいたします。

883:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 13:49:12 mg7oomFz
誰かおられますか?
新参者ですが、ちょっと書いてみました程度のお話なのですが、
14時頃に投下してみたいのですが。

884:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 13:50:19 GcbUWGun
できる範囲で支援しますよ。

885:多彩にして無職 ◆u57YJX1k7k
08/09/18 14:00:40 mg7oomFz
やっぱり人がおられましたか。
唐突に思いついたので、メモ帳を開いて書いてみました。
23話でライが颯爽と登場したら、のifものです。 

タイトル:捏造23話『ライの翼』
ジャンル:シリアス
カップリング:なし

注意:ライの性格がおかしいです。
   ライは咲世子さんに忍術をならっています。
   捏造KMFが少し登場します。
   ライがブリタニア側の人と面識があるのは、ルート決定前にフラフラしていたからです。
   続きません。 


このレスと終了宣言を含め6レスぐらいだと思われるので。支援は出来ればお願いします。
以上 お付き合いくださったら、幸いです。

886:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:02:39 GcbUWGun
支援

887:多彩にして無職 ◆u57YJX1k7k
08/09/18 14:04:27 mg7oomFz
【これまでのあらすじ】
斑鳩から脱出するルルーシュをライが見つけたときには、すでにロロは死んでいた。
決意を新たにするルルーシュと共にライは神根島へと向かう。
そんな中、ルルーシュは皇帝との対決に際し、一人で赴くと言い放つと、
遺跡へと進んでいった。
一人、神根島に残ったライは帝国宰相シュナイゼルの不穏な動きを探るため、
友の無事を祈りながら、神根島を後にする。

(ルルーシュ、ナナリーすまない)
ライは咄嗟の行動で体を動かしていた。
突然の侵入者に驚く、シュナイゼルとカノンを横目にコーネリアを守る形で前に出ると、
懐から球を床に打ち付けると、煙が立ち込める。
「失礼します」
コーネリアを掴むと跳躍すると一気にKMF格納庫へと向かった。
KMFを強奪するとダモクレスから脱出した。

888:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:04:42 GcbUWGun
支援

889:多彩にして無職 ◆u57YJX1k7k
08/09/18 14:06:37 mg7oomFz
ルルーシュの神聖ブリタニア軍と黒の騎士団・シュナイゼル混成軍が対峙しているなか、
旗艦アヴァロンに一騎のKMFが合流していた。
ライは目の前の蒼地に白いラインが入ったKMFを見上げながらブリッジへと通信する。
『どうかな、ライ。新しいKMFは、紅蓮聖天八極式、ランスロット・アルビオンの
開発過程でうまれた機体だ』
「ありがとう、ルルーシュ。僕を信じていてくれて」
『あたりまえだ』
「黒の騎士団が出てきたら、僕がでる。その前に話がしたいな」
『何をいまさら、言うというのだ』
ライはルルーシュに笑いかけると、頷くだけだった。

『ドレッドノート撃沈、突破されます!』
前衛艦がやられ、旗艦に危機がせまっている。
「ZX04-9 AKATUKI K-night L-avenge(暁 ナイトレーベン)、発艦」
アヴァロンのカタパルトデッキから蒼い弾丸が発射される。

890:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:08:49 GcbUWGun
支援

891:多彩にして無職 ◆u57YJX1k7k
08/09/18 14:09:55 mg7oomFz
「今かな、両翼を砕こう」
「艦首拡散ハドロン重砲セット!」
黒の騎士団が敷いていた布陣に穴があく、
旗艦斑鳩の艦首にあるハドロン砲が禍々しく赤黒く輝きだす。
「敵軍両翼に向け」周香凛の声以下ぶるように
「未確認機接…」
言い終わるまえに斑鳩の艦橋がゆれる。
煙の中から、蒼いKMFが飛び出してくる。
それはライが駆る天馬である。
蒼く丸みを帯びたフォルムに、左腕には輻射波動腕、
何よりも魅了されるのが、蒼く光る3対の翼(エナジーウィング)である。
「こちら、ルルーシュ皇帝が騎士の一人、ライ」
斑鳩を攻撃したKMFのパイロットが黒の騎士団から忽然と消えた戦闘隊長であることに、
そしてルルーシュの騎士と名乗ったことに、騎士団の中心メンバーが驚いているなか。

892:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:10:20 GcbUWGun
支援

893:多彩にして無職 ◆u57YJX1k7k
08/09/18 14:12:10 mg7oomFz
「まずシュナイゼル。貴方に問おう。いまコーネリア殿は何処に居られる」
ライにとっては分かりきっていることである。
彼女はライ自身がダモクレスから助け出したのだから。
「いらなくなったから排除したのですよね。宰相閣下」
「そして、扇要、藤堂鏡志朗。どうやら駒になるのが、嫌なようだが」
ライは斑鳩のブリッジ正面に立つ。
「ギアスがどうだと理屈を捏ねて、ゼロを排除したようだが。
今度はシュナイゼルの手の平で遊ばれているだけではないか。
シュナイゼルが目指しているのは、世界を焦土とするフレイアによる支配だよ。
日本解放など所詮、駒を動かすためのニンジンよ。鼻先にぶら下げてられて、
駒が動けば捨てるだけのな」
ライはトリガーを引く
「駒は指してにはなれない!」
輻射波動腕が斑鳩の甲板を突き破りフロートシステムのコアを溶解させる。
優雅に6枚の翼を広げると落下していく斑鳩を振り返ることなく、
空中要塞ダモクレスへと飛び立った。

894:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:13:03 GcbUWGun
支援

895:多彩にして無職 ◆u57YJX1k7k
08/09/18 14:17:03 mg7oomFz
以上で終了です。
支援ありがとうございました。
自分に文才がないことがハッキリわかったような気がする。
ネリ様不在に誰も突っ込んでないので、突っ込んでみましたが…あれ?
おかしいな、余計なところを削ったら、黒の騎士団を説得させるはずが orz
続きや前の話は一切考えていません。
録画を間違えて消してしまったので2回しか見ていないので、
時系列やセリフが違うところがあるかもしれません、壮大に突っ込んでください。
機体名はどうやっても読めないですね、単なる趣味です。
小心者なので、これから今日発売の可変戦闘機パチ組に逃げます。
夕方頃に戻ってこれるといいな orz

すみません誤字がありました

24-891
「敵軍両翼に向け」周香凛の声以下ぶるように
「敵軍両翼に向け」周香凛の声にかぶるように
です。もうしわけありません。

896:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:19:03 Pcx7t/cg
誤字指摘支援
>>891
>>周香凛の声以下ぶるように →声に被る

897:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:21:29 GcbUWGun
>>895
初投下乙です!面白い書かれ方をしますねっていうか忍術ー!w
ますます人間離れしていくライが頼もしく見えました。
次回のご投下をお待ちしてます。

898:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:32:28 lVj6bt31
>>895
多彩にして無職卿、初投下乙でした!
いきなりあらすじとか書いていたのであれ? と思い保管庫漁ってました
支援出来ずにすいません

性格が違うというか、どこか違和感を感じました
なんか、安定していないというか、なんというか
上手く言えなくて申し訳ない

貴方が次に投下されることをお待ちしております!

899:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:33:00 Pcx7t/cg
ちと、遅かったか。失礼しました
>>893
>>「駒は指してにはなれない!」 →指し手
がいいかと

あと、1レスに32行までOKなのは、ご存知でしょうか?
レス数を少なくできるので、もう少し掘り下げても良かったのではないでしょうか?
ライが呼んだ、シュナイゼル以下の反応も見てみたかったです。

ともかく、GJでした。卿の次の投下に期待してます。


900:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:48:25 mg7oomFz
感想ありがとうございます。
すみません、一時間とちょっとで書いたもので、勢いだけで、
ひねりも何もない文章になってしまっています。

>>898 さんへ
前書きでも書きましたが、性格はおかしいです。
書き手である私がライの性格を把握しきれずにいることと、
いわゆる狂王の面が出てきていることを表すために、
あえて、安定してないようにしました。

嫌いな方もいるかもしれませんが、
この展開ってまんま、
自由のローエングリン破壊じゃないか、
投下終了して冷静になってみたら、orz


901:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 14:56:48 lVj6bt31
>>900
前書きを読んでいても違和感をおぼえ
それを指摘してしまった俺orz
あと、自由が破壊したのはタンホイザーだったかと

902:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 17:53:47 UjBZHGKZ
>>830
遅レスですが、GJ!
芋ようかんを取り出したところから妖精というか、ドラ○もんを思い浮かべた。
また見てギアスの一枚絵から(たぶん)こんな発想が出てくるとはww
どんな柔軟な脳をしているんだw

903:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 21:35:40 MaOUYLnt
また見てギアスと言ったら先週のC.Cに無理やり色塗りさせられてるセシルさんに萌(ry

904:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 21:56:45 xII5bgpJ
まぁ、セシルさんはロイドさんに染まってますけどね

905:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 22:20:12 5hCp7rHR
このスレも随分落ち着いたよね。
2日で1スレ消費するなんてざらだった頃が懐かしい。

906:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 22:21:07 MaYPR/Bl
成熟期も過ぎて衰退期に入ってるのは否定できんだろうな。
これでロスカラ2でも発売決定すりゃあ状況も変わろうもんだがな

907:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 22:37:34 jcBp+HPN
ロスカラ2が発売決定したらいい意味での人外の者たちがたくさん現れるんだろうな
本当発売してくれないかな

908:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:03:36 0VpyyLxx
投下したいけど容量やスレ的に厳しい…

909:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:06:10 3oucU1Nu
容量ってもうそんなにいってますか?
本文7レスの投下準備をしていたのですが……

910:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:07:51 0VpyyLxx
7レスなら大丈夫。こっちは30レスくらいだから無理だわ。また明日きます

911:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:10:05 xII5bgpJ
30レスですかw
分割して投下をお勧めします。

912:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:10:56 3oucU1Nu
あ、すみません。
30レスですか。すごい!楽しみにしてます。

では埋め的に15分から投下開始します。
注意書き〜終了宣言まで9レスです。
途中、数回の支援をお願いいたします。

913:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:12:49 MaYPR/Bl
すげえ、30レスて・・・

914:マト ◆Dmf7s6g6us
08/09/18 23:16:06 3oucU1Nu
時間ですので、投下開始します。

>>766の「独裁者の城」の続きです。
・BRからR21話までの空白の一年の間の話になります。
・特派ルートで特区の惨劇を回避できなかった場合となります。
・本編に描かれてないのをいいことにオリジナル展開です。

・投下終了宣言まで、これを含めて9レスとなります。

915:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:16:25 01hDPOx8
支援 任せてギアス

916:鳥籠 1/7
08/09/18 23:17:02 3oucU1Nu
   「鳥籠」


 皇歴二〇一七年は激動の年だった。枢木スザク強奪事件ではじめて舞台に姿を現した仮面の男、ゼロは
今まで誰も為し得なかった数々の事件を起こし、ブリタニアに対する反逆を開始する。そして機運の
高まったブラックリベリオン―。極東のエリア11が独立を果たすかとも思われたが、半ばにして戦線
は崩れ、ゼロは処刑された。
 その逮捕に関わった人物が、ゼロが最初に助けた枢木スザクであったことは、なんたる運命の皮肉
だろうか。
 ゼロの素顔は結局公表されないままだった。それゆえ様々な憶測は飛び交ったが、黒の騎士団はほぼ
壊滅、ゼロが例え生きていたとしてもこの半年は何の行動も起こしていない。


 アッシュフォード学園でのヴィレッタ・ヌゥの役どころは体育教師に決まった。他の機密情報局の
メンバーの多くも教師として入り込み、ルルーシュ・ランペルージの監視を務めることになる。
 ブラックリベリオン後、ゲットーはもちろん租界もまた落ち着かない状況が続いたが、緑に囲まれた
アッシュフォード学園は別世界のように暢気に見えた。例え、残った生徒会メンバーの記憶が改竄され、
偽りのものであっても、生来、彼らはマイペースなのだ。
 祭りと称して生徒会長のミレイ・アッシュフォードが繰り出す珍妙な企画にヴィレッタ自身も何度巻き
込まれたか分からない。一日の終わりに図書館棟の地下で行われる報告がなければ、うっかり学園に
馴染んでしまいそうだ。

917:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:17:48 MaYPR/Bl
支援

918:鳥籠 2/7
08/09/18 23:18:03 3oucU1Nu
「要注意」と 赤く印字された書類を前にして、ヴィレッタは眩暈を堪えるように眉間の押さえた。
 学期の途中、それも進級を目前にした中途半端なこの時期に復学する学生が居るという。ただの学生
ならば顔と経歴を確認するだけで済んだだろう。しかし、彼は元特別派遣嚮導技術部所属、現在は休職中
だが、現役の軍人でもある。枢木スザクとは同僚、ルルーシュ・ランペルージ、ナナリー・ランペルージ
とも親交が深い。
 ヴィレッタはもう一度書類を眺めた。要注意と朱書きされた文字は変わらない。銀色の髪の少年が写真
の中からこちらを見ている。


 エリア11に帰国してすぐに訪れたアッシュフォード学園は夜と言う時間帯もあって、ひっそりとして
いた。それでも住み慣れたクラブハウスが見えるとライはほっと息を吐いた。
 ―あなたが帰ってくる場所はここなのよ。
 特派に入ることを決めた時、ミレイが言ってくれた言葉が蘇る。
「ミレイさんはすごいな」
「そうよ〜。今頃分かった? これからはもっと崇め奉りなさいね!」
 独り言に応えた声の主はエントランスで手を振っていた。
「ただいま、ミレイさん」
「おかえり! ね、あなたのおうちはここだって言ったでしょ?」

919:鳥籠 3/7
08/09/18 23:19:12 3oucU1Nu
「あなたの使っていた部屋はそのままだから、前と同じにしてね」
 少ない荷物を置きに部屋に入ると掃除は行き届いているが、何もかもが以前と同じままだった。ライは
ミレイの心遣いに微笑む。ここには帰る場所がある。
「ありがとうございます、ミレイさん」
「うんうん。感謝するなら、対価は労働で!」
 ミレイはライを見て明るく笑い、生徒会室の扉を開けた。中にいた生徒会役員たちの顔が上がる。
ブラックリベリオン前よりも人数は少し減ってしまっていた。ニーナは帰国し、黒の騎士団だったカレン
は行方不明だ。スザクも休学し、軍務に専念している。それでも残ったシャーリーやリヴァルは嬉しそう
にライを迎えてくれた。
「久し振りだなぁ!」
「今日はみんなで待ってたんだよ!」
 彼らはそれぞれに駆け寄り、ライをもみくちゃにする。それを二人の兄弟が遠巻きに見ていた。一人は
微かに笑みを浮かべて、もう一人は冷ややかにも見える無表情で。

「急に復学だって会長に聞かされて驚いたぞ」
「ルルーシュ」
 名前を呼ばれた彼は軽く手を挙げて答えた。
「しばらくは学生に専念するよ。また、よろしく」
 ライの差しだした手をルルーシュはしなやかに握った。
「会長の企画の犠牲者が増えて喜ばしい限りだ。これで標的が分散する」
「そうだよ! お前とスザクがいない間、オレ達がどんなに苦労したか……。
 まあ、最近はロロも手伝ってくれるから、だいぶ助かってたけど。な、ロロ!」
 皆から少し離れた場所で様子を見ていた亜麻色の髪の少年は急に話を振られて戸惑っていた。口数の
少ない大人しい子供なのだ。いつも兄の影に隠れるようにしている。今もライと距離を取り、近づこう
としない。

920:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:20:35 01hDPOx8
支援

921:鳥籠 4/7
08/09/18 23:20:38 3oucU1Nu
「どうしたんだ、ロロ。また同じ屋根の下で暮らすんだぞ?」
「だって、兄さん」
 ルルーシュは引っ込み思案な弟に少し溜息をついた。
「仕方ないよ、ルルーシュ。でもまたうまくやっていけるさ。僕がはじめてここに来た頃だって―」
 優しく微笑みかけてくれた影がライの脳裏を過ぎる。亜麻色の髪の。
「どうかしたか?」
「いや、何でもない」
 気のせいだろうとライは軽く頭を振って影を追い払った。

「じゃーん! ではライの復学を祝って、不思議の国のアリスのお茶会を開きます!」
 少しの間、席を外していたミレイが満面の笑みで戻ってくるなり、両手いっぱいの衣装をテーブルの
上に積んだ。
「いつの間に用意してたんですか! 俺は絶対にごめんですよ!」
「会長、そんなことばっかりしてるから単位が足りなく……」
「はい、良い子は黙って着替えましょうね!」
 彼らはミレイに押し付けられた服を手にして更衣室代わりの別室に追い立てられて行く。騒々しい嵐の
後、ロロとライだけが残った。
「ライさん」
 ロロが小さく声をかける。ライと視線が絡んだ。紫の瞳はルルーシュとよく似ていて、そしてあまり
似ていなかった。ライは少年の得体のしれない何かに押されて半歩足を引いた。
「ライ! ロロ! 何やってんのよ、あんたたちも参加するのよ! 逃げようったって無駄無駄!
 ちゃーんと用意してあるんだから」
 ミレイの声に二人の間にあった奇妙な緊張は解けた。ライはほっとしつつも、言いしれない予感に心中、
眉を顰めた。
(何やっているんだ、僕は。彼はルルーシュの弟じゃないか)

922:鳥籠 5/7
08/09/18 23:21:36 3oucU1Nu
「まさか、貴女がここで先生になっているとは思いませんでした」
 体育館での授業の後、片付けの要員としてライを指名したのはヴィレッタだ。呼びつけておいて
ヴィレッタはなかなか本題に入れずに溜息ばかりついていた。その間にライはてきぱきと作業を終えて
しまう。とうとう最後のモップがけまで完了して道具を片付けると、手持無沙汰になってしまっていた。
 ライの言葉は純粋な驚きで、そこに何かの含みはない。駆け引きだらけの機情の任務の間にすっかり擦
れてしまったヴィレッタの心には沁み込むようだった。
「私も、想像もしなかったことだな」
 銃やナイトメアの操縦桿を握ることはあっても、それを教鞭に持ち替え子供に教えることになるなど
夢想だにしなかった。
「でもよかった。ヴィレッタさんが元気そうで。ブラックリベリオンからずっと貴女にもジェレミア卿に
 も連絡ができないまま、僕は本国へ行ってしまったし」
「そうか、卿にも心配をかけていたのだな。すまない」
 ジェレミアはブラックリベリオン時に行方不明となっていた。元上司の安否をヴィレッタも気にしてい
たが、軍でも行方は掴めない。あの時の行方不明者は軍関係者・民間人を合わせて数万人にも上る。今も
所在の分からない者が多い。

 ライとの再会を喜ぶべきだろう。それが通常であれば。しかし、ヴィレッタの心には後ろめたさが暗い
影を落としていた。以前と変わらぬ笑顔を向けられれば、任務と割り切っていた気持ちが揺らぐ。
「ヴィレッタ卿?」
「ここでは『先生』と呼べ」
「はい、ヴィレッタ先生」
 ここのところすっかり板についてしまった態度で答えると、ライは悪戯っぽく笑い行儀のよい返事を
した。

923:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:21:49 MaYPR/Bl
支援

924:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:22:22 lVj6bt31
支援

925:鳥籠 6/7
08/09/18 23:22:39 3oucU1Nu
「ところで、復学してみてどうだ? 何か変わったことはないか?」
 なるべく自然に―ヴィレッタは手のひらの汗をそっと拭いながらライに質問を投げかけた。
彼の記憶もまた改竄されている。彼の頭の中では仲の良かったナナリー・ランペルージの存在がロロと
入れ替わっていた。徹底した情報収集と証拠の隠滅に努めたが、勘の良い少年のことだ。僅かな穴も
見逃してはならない。
「そうですね。大部分が帰国してしまったのは残念ですけれど、新しい生徒とも仲良くなれそうですし、
 生徒会のみんなが元気でよかった。ミレイさんが留年するとは思いませんでしたけど、
 今はありがたいですね」
「アッシュフォードは何を考えているんだか……。成績はよいはずなんだが。この間も―」
 ヴィレッタは先日行われた全校水着大会を思い出して顔を顰めた。水泳ではない。あくまで水着が
主役だ。
「それは見たかったな」
「笑いごとではないぞ」
「次はきっと大丈夫ですよ。お花見だって、ミレイさんが言ってましたから」
 張り切っているであろう生徒会長を思い浮かべ、ヴィレッタはうんざりとため息をついた。
「他には何も。何か気付いたらお知らせしますよ、ヴィレッタ卿」
 笑顔を浮かべているが、ライは気付いている。ヴィレッタが任務のためにここに居ることに。
彼も軍人だ。それも優秀な。
「……すまない」
 ヴィレッタは洗いざらい喋ってしまいたい気持ちになったが、それは体育館の入り口に映った細い影に
よって辛うじて押し留められた。
「先生、頼まれていた資料を図書館から借りてきましたが」
「あ、ああ、すまない、ロロ。すぐに行く」
「じゃあ、先生、僕はこれで」
 ライは話が終わったことを察して、ロロと入れ替わりに体育館を後にした。一瞬だけロロと視線が
交わったが、彼らは互いに声をかけることはなかった。


926:鳥籠 7/7
08/09/18 23:23:40 3oucU1Nu
 図書館棟の地下、機密情報局の施設に入ってからようやくロロは口を開いた。
「特定の生徒に近づきすぎないようにしてください。一時の感情に流されて僕たちの任務を失敗させる
 つもりですか?」
 紫の瞳がヴィレッタを冷たく貫く。
「分かっている!」
 嚮団から派遣された少年は見た目とは裏腹に冷徹な暗殺者だ。道具に徹し、時には仲間さえ簡単に切り
捨てる。ギアスという力に怖気が走るのはそんな時だ。ギアスも嚮団もおとぎ話のような存在だが、ここ
にある以上認めなければならない。
 ゼロは居なくなったが、世界は変わってしまった。ヴィレッタは何度目かの重い溜息を吐き出した。

927:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:23:41 lVj6bt31
支援!

928:マト ◆Dmf7s6g6us
08/09/18 23:30:27 TJkFdF9x
以上で投下終了です。
支援ありがとうございました!
最後に猿になったので携帯から失礼いたします。

929:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:31:47 01hDPOx8
ありゃ、最後で規制ですか・・・
投下間隔が短かったせいかな?

930:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:34:00 lVj6bt31
>>928
マト卿、GJでした!
記憶を書き換えられているライや生徒会メンバー
表面上は変わらないように見えてもかすかに感じる違和感
ライが思い出すとき、どの様な選択をするのか、大変気になりますね
貴方の次の投下を全力でお待ちしております!

931:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:35:41 iUXupHI8
>>928 GJ、お疲れ様でした。そろそろ真剣に部屋が欲しいところですね。ご一考頂ければ幸いです。

皆様、容量が450kBを超えましたので、規定に従い次スレ建設を試みます。
では暫し失礼致します。

932:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:39:39 01hDPOx8
>>928
GJ! ヴィレッタ卿とも親しい様で、学園生活がどのように
進むのか楽しみです。シリアスで、通すのかコミカルなのを
織り交ぜてくるのか?
次回も期待して、待っています

933:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
08/09/18 23:42:40 9FVOMw6r
次スレ建設完了しました
スレリンク(gal板)
主回線が規制に巻き込まれた。悲惨です(泣

934:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:43:55 lVj6bt31
>>933
乙でした!

935:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:45:37 3oucU1Nu
>>933
乙です!
ついでにシリーズ名は「バベルの崩壊」です。
お手数ですが、よろしくお願いいたします。

936:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
08/09/18 23:50:37 9FVOMw6r
>>935 では、この続き物のシリーズ名・メインタイトルをタイトルを「バベルの崩壊」として、
既存のものをサブタイトルとして扱うということで宜しいですか?

937:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/18 23:54:01 3oucU1Nu
>>936
その通りです。よろしくお願いします。
続きものと言ってもあと2回で終わりですが……。

938:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
08/09/19 00:13:59 JTQhl5RN
>>937 では領地の中だけそのように修正しました。一覧関係は22時間以内に対処できると思います。

某所で投下速度の低下が懸念されていますが……、大丈夫かなあ。
20日の夜、“諸刃の剣”なシステムを正式導入・発表するのですが……。



939:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/19 02:58:36 ril1aeB0
>>938
とりあえずその刃が貴方を傷付けないことを祈りながら
全力でお待ちしております!

940:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/19 06:53:57 7krbPxKg
埋める?でも、ゲリラSSの人がまだ来てないんだよなあ。俺もトーマス卿も結構楽しみにしてるのに。

941:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/19 08:45:54 a40TRCPq
>>940
今464KBだけど、500KBまでいけるの?
なら、短編1、2つ位投下されてから
来るんじゃない?

942:184 ◆CqyEjyiJyU
08/09/19 14:04:00 s2pmMWsJ
いや〜、昨日は専ブラ『ギコナビ』から書きこみできなくなって、アタフタしちゃいました。
こんにちは。「リロード」完璧! 今週も人のいない時間帯?を狙い撃ち『184』です。
前回に引き続き、投下宣言と前書きを一緒にやらさせてもらいます。
これにより総レス数を一つ減らして【規制防御】&【一騎駆け(支援不要)】の効果を期待!?
な〜んて。

タイトル  :ロスカラさん 第4話 ナリタ?攻防戦
カップリング:ライ←(井上&カレン)
ジャンル  :コメディ? ユル〜いキャラで再構成もの

キャラの言動が、ほぼギャグです。(各自がギャグ漫画にありがちな特技や思考を持ってたりします。)
5〜3頭身キャラが出て来る四コマ漫画を楽しむ感覚で、読んでもらえれば幸いです。
なので、カップリング表記は参考程度に考えてください。

本文2レス目の最初、ゼロのセリフはTV版の「雪は何故白いのか知っているか?」に対する回答です。
ゲームのみでTV版を見ていない人(居るのかな?)には、唐突に感じるかもしれないので念のため。

3レス使用予定、総レス数が5レスなので支援は不要

では、5分後位に本文スタートです。

943:184 ◆CqyEjyiJyU
08/09/19 14:09:02 s2pmMWsJ
ロスカラさん 第4話 ナリタ?攻防戦


前回、四聖剣と別れ黒の騎士団との合流を目指すところまで話は遡る。

藤堂さん達は一団となって森林の中へ消えていった。僕も踵を返し、敵の布陣の手薄な所を
探りながら撤退する。
(千葉凪沙さんか・・・綺麗な人だったな。黒の騎士団の女性陣とは、違うタイプの。凛!とした
感じで、林の様な静かな雰囲気の人だった。また、一緒に戦いたいものだ・・・)
「凪沙さんか・・・」
呟いた瞬間通信が繋がり、モニター上の井上さんの顔がすぐに不機嫌なものに変わった。
「誰、凪沙って? ま〜た、余所で女作ってきたの?」
「あわわわ・・・」
「全く少しは、女房である私の事も「誰が誰の女房ですか!」」
慌てる僕を余所に、自分設定の話を続ける井上さん。そして、つっこみを入れるカレン。絶妙の
タイミングで、割り込んできた。
「え? それは勿論、私がぁ〜、ライ「そういう事じゃなくて!」」
「・・・あの井上さん、早く本題に入ってください」
二人のやり取りで落ち着きを取り戻すことができた僕は、先を促した。

戦闘によりゼロの無頼が大破。身を隠しているので、迎えに行って欲しい。ポイントは―
と、通信の本題を話し終え
「どんなに寄り道をしても、最終的にあなたは私の元に帰って来るの。うふっ♪」
と、艶やかな微笑で締めくくる井上さん。
「!・・・え、え〜と。・・・よ、寄り道しないで、真っ直ぐ帰ってきなさい」
そして、その井上さんに触発され言葉を選んだけれど、結局『お母さん』的な事しか言えてない
カレン。頬が赤いので、照れているのが一目瞭然だ。僕が返事をする前に、通信は切られてい
た。

944:184 ◆CqyEjyiJyU
08/09/19 14:12:13 s2pmMWsJ
僕は、無頼を指定されたポイントにある洞窟に横付けした。洞窟内から話し声が聞こえる。
「―綺麗だと思う。私は嫌いではない」
「そうか。―お前がそれほどまでに私の事を想っていてくれていたとはな。でも、ライに聞か
 れてしまったぞ? 恥ずかしいでは―いやん♪ は、恥ずかしぃん」
途中から人が変わったかのようになるC.C.。「やん♪やん♪」と、体をくねらせ照れる姿は可愛
いけれど、それはやはりただのポーズ。何だかゼロで、遊んでいる様にしか見えない。だが、
ここは合わせておこう。
「ふ、二人がそんな関係だったなんて・・・ごめん、邪魔しちゃって。でも、急いで撤退しないと
 いけないんだ。続きは、アジトでやってもらえるかな? さ、二人とも無頼の手に乗って」
「ラ、ラ、ラ、ライ! 私達は別に、そういう「いいから、いいから」」
コクピットに押し込めない事もなかったが、あえて二人とも手に乗る様に僕は指示した。
「落ちない様に、互いの身を寄せ合うようにして。いくよ?」
「さあ、もっとこっちに。私の温もりをこの想いを感じてくれ。そして、お前の熱い―」
「い、い、い、いい加減にしろ! こ、この魔女がっ!」
C.C.は、僕に親指をぐっと立ててみせニヤリと笑った。良い仕事ができたようだ・・・




翌日、司令室で昨日の戦闘データをゼロ、C.C.、カレンとの四人で見る事になった。
「一騎駆けとは、恐れ入る」
「ふむ。常に先を読み、相手を撹乱、そして殲滅。素晴らしい、黒の騎士団はまた計算できる
 戦力を手に入れた」
隣に座っているカレンが肘で突いてくる。その笑顔は、僕が褒められたのが自分の事の様に
嬉しいのだろう。

データの再生は、四聖剣との共闘部分に入り、その時の通信会話も聞こえるようになった。
いつの間にか、僕の後に井上さんが立っていた。通信データを用意したのは、この人だろう。
「ほう、藤堂を黒の騎士団に勧誘したか。さすがに直ぐに応じる訳ないが、抜け目がないな」
「『将を射んと欲すれば、まず馬を射よ』―四聖剣の女を堕す為の布石に見えるのは、私の
 考えすぎかな。なあ、カレン、井上?」
「なっ!」

945:184 ◆CqyEjyiJyU
08/09/19 14:15:16 s2pmMWsJ
C.C.のトンデモ発言(でもないか?)に、腰を浮かせかけた僕を後に居た井上さんが肩を掴ん
で押さえつけた。
更にカレンが僕の左腕をぎゅっと、抱きかかえてきた。口を尖らせて、「むーー」と唸っている。
それはさておき、あの、む、胸が当たってますよ? カレンさん。
「ゼロ、彼は先の作戦で命令違反を犯しました。反省を促す為に、無頼から降ろす事を進言し
 ます!」
井上さんが、有耶無耶になっていた事を蒸し返してきた。
「い、井上さん。その件は―」
「ふむ、降ろしてそれから?」
ゼロは慌てる僕を片手を上げる事で制し、井上さんに続けるよう促がす。
「はい、私に乗せ―げふんげふん。彼の身柄は、諜報部が預かります。私がビシバシしごい
 てやります。ええ、それはもう色々と・・・」
そう言って、僕の頭を後から抱きかかえてきた。わわっ! おっぱいがおっぱいが後頭部に!
温かい・柔らかい・いい匂い、ヤ、ヤバイ! こ、これは魔性のおっぱいだ!!
「ふふっ♪ 魔技【後乳固め】(ボソッ)」
その技に僕は、完全に反論を封じられた。恐るべし、ウシノチチもといウシロチチ固め!!
「むっ、それなら私専属のお世話係として、紅蓮弐式のメンテや私のメンテ(意味深)を♪
 ―な〜んて、きゃーきゃーきゃー♪」
くっ、カレン耳元で騒がないでくれ。僕はカレンの黄色い声で、飛びかけていた意識をどうにか
取り戻す事ができた。
「専属か・・・それなら、司令部付きのメイドなんてどうだ? お前ならメイド服も似合いそうだ。
 写真もいっぱい撮ってやるからな?」
そう言いながら、僕の右隣に移動し、内股と顎をサワサワと撫でてくるC.C.。く、くすぐったい、
ゾクゾクしてきた。
「諜報部!」「お世話係!」「メイドだ!」
「あなたは、諜報部がいいわよねえ?」「お世話係でしょ?」「メイドしかないな?」
「ゼロ! 彼を諜報部に!」「いえ、お世話係に!」「ゼロ、この男は司令部に置くべきだ」


結局、僕は独房に入っている。『すまんが処遇が決まるまで、独房に入っててくれ』と言う事だ
った。しかし、三日経っても処遇が決まるどころか新たに候補が追加されているという話だ。
「これから、僕はどうなるんだろう・・・」


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