コードギアス 反逆のルルーシ ..
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384:KOUSEI ◆g9UvCICYvs
08/09/14 11:50:47 6iz4LTXD
 ヴィレッタは誰もいない空間に声を投げかける。そして、力なく近くの壁にもたれかかった。
「私にとって、本当にいい事とは、何だ……?」
 ルルーシュの死か? それともルルーシュの生存か? いや、どちらにしろ自分にはもう輝く未来は無いだろう……。
(全く、あんな男に助けられたせいで、私は……)
 ヴィレッタは、ゴールの無い螺旋階段にはまってしまったような気分になった。
 そのまま、何十分ヴィレッタはそこにそうしていたのだろう。
 気付けば、外から聞こえていた音楽はいつの間にか止まっていた。
 色々あった一日は、今まさに終わろうとしていた……。 

 シーン6 終わり。次回シーン7『紅 と 青』に続く。

<投下終了です!> 
 支援感謝です! いつも投下が長くて本当にすみません……。おかげさまで今回は猿にかかりませんでした。

 ふぅ、今週もとりあえずSSをお届けできたな。
 まぁ、もっとも

 大学の先生にレポートは届けられなかったけどね……。(一日遅れで無事に提出しました)

 あれ、おかしいな、大学のレポートより今週一週間で書いたこのSSの方がKB容量が大きいや。(オイ

385:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 11:56:03 moRWPeYD
>>384
乙です!今回も面白く…ってレポート!w
これから紅い人と青い人の接触が多くなってきそうな雰囲気が感じられてワクワクします。
次回のご更新お待ちしてます!

386:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 11:57:34 nUSiVa3j
ふぅー
>>384
KOUSEI卿、GJでした!
主にジノを主体とするまったりしたギャグと息を飲むシリアス
二つのテイストが重なってこの面白さは止まらないぜ!
無意識にかつての部屋に入るロイ、また戦果が少なかった訳も判明
読み終わって最高にハイってやつだぜ!!
貴公の次の投下を全力を挙げて待たせていただけますか!?
答えは聞きません、待たせていただきます!

387:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:00:03 ko8bt2am
昨日投下しました捏造特派ENDifの続きを投下します。
3レスほどになります。
短いですが、少し話が進んでます。
あくまで繋ぎですが気に入っていただければ幸いです。



388:叙勲
08/09/14 12:01:18 ko8bt2am
EUとの戦争もEUのブリタニア側の玄関とも言うべき海岸線を獲得した。
その後は国境線を中心に戦線は停滞。その後は停戦を結んだ。
帝国宰相であるシュナイゼル殿下はいつまでも前線だけに居るわけにはいかない。
その為ナイトオブセブン枢木スザク卿を残し、本国に帰国する事となる。
スザクと別れの挨拶を交わし、アヴァロンにて帰還となった。
本国帰国早々、先延ばしとなっていた騎士の叙任式をするという。
そこで僕は、懐かしい人と再会する。



389:叙勲
08/09/14 12:04:46 ko8bt2am
以前、スザクの叙任式を見ていた自分がそれをする事になるとは考えたことが無かった。

「ライ・アスプリウス」

殿下が呼ぶ。余談ではあるが、この名は何時までも家名が無いというのは
騎士としての体裁が悪いため、そのためになんとバトレーの養子となったのだ。
決まった時の僕らの表情はとても微妙なものだったと言う事をここに記す。
閑話休題。

「汝、ここに騎士の制約を立て、ブリタニアの騎士として戦うことを願うか?」

「イエス、ユアハイネス」

「汝、我欲にして大いなる正義のために剣となり盾となることを望むか?」

「イエス、ユアハイネス」

「私、シュナイゼル・エル・ブリタニアは、汝、ライ・アスプリウスを騎士として認める。
 勇気、誠実、謙譲、忠誠、礼節、献身を具備し、日々、己とその信念に忠実であれ」



390:叙勲
08/09/14 12:08:48 ko8bt2am
そして、立ち上がり、この場に集まった人たちを見る。
貴族が多数だったがそこには様々な感情が入り混じっていた。
羨望の眼差しで見るもの、嫉妬の目で見るもの、媚を浮かべるもの。
人の欲望の縮図のようだった。
スザクはこんな視線の中で・・・・・・。
彼に出来て、僕が挫く訳にはいかない。

「ライ・アスプリウス、確かに拝命致します。我が主」



僕の世界が変わった瞬間だった。



391:快風
08/09/14 12:12:25 ko8bt2am
投下終了です。
短文ですみません。なんとなく書いてしまって、切りが良かったので。
前回同様中途半端に切ってしまいましたが、いかがでしょうか。
次回のテーマは「再会」となります。
では、これで。
また見てぎあす。


PS
今日のギアスはどんな展開か、超展開だろうが楽しんで見てみせるw

392:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:14:40 nUSiVa3j
>>391
快風卿、GJでした!
ただ、一応前の投下からは15分ほど間を空けた方がよろしかったですよ(感想等が有るかもしれないので)

まさかのバトレー養父に驚愕
貴方様の素晴らしき発想、とてもGJでした!
これからどの様な展開となるのか、かなりの期待を持ち
全力を挙げて次の投下を待たせていただきます!


ギアスはあえてビグロブで見ます
正直、最近の展開は気分落ち着けないとまともに見れないですorz

393:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:19:59 ko8bt2am
>>392
すみません、次回からは気をつけます。

バトレーに関しては、ライと関わりがあって、貴族的ポジションかつ、
シュナイゼルと親しい、あと一番重要なので、多分初のネタだったから
バトレーになりました。

驚いていただけたなら、こちらとしても狙い通りで嬉しいですw

感想ありがとうございます。

394:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:34:55 9/MVErrX
油断して一晩こなかったら、結構レスが進んでいる!
しかし、読んでしまうと、怖じけるかもしれないので先に投下してしまいたいのですが、
お昼時ですが、どなたかいらっしゃいますか?

395:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:36:21 moRWPeYD
支援いけますぜ

396:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:39:34 nUSiVa3j
休日は朝昼兼用です
という訳でどーんとこーい!
全力を挙げて投下を支援しましょう

397:KAMEI ◆0zkc8WmJ3k
08/09/14 12:39:54 9/MVErrX
支援表明ありがとうございます。

こんにちは。
思い付きと欲望と勢いのままにSSを書いている気がするKAMEIです。
タイミングを外しまくりの記憶喪失CCネタになりますが投下したいと思います。
今更だし、もう止めておこうかとも思ったのですが、最終回が近づき、
多分、今を外したら本当にお蔵入りだ!と、思いきって投下することにしました。



(注意事項)
・ライ視点でライ+CC
でも、ライはCCの事と同じくらいルルーシュについても語ってます
・似非シリアス
・ルル×CCが苦手な方は避けた方がいいかもしれません
CCにとってルルーシュはあくまでもご主人様で、明確な恋愛感情を持ってるわけではないのですが、
ちょっとルルCC駄目な人にはキツい内容を含んでいるかも?
・このスレの標準的なライより世間ずれしていると思います
・微エロ?
・ギャルゲ板に投下するSSとして、間違った方向に力が入りまくってる気が……
・実はマトモなライ視点は初投下
時系列も錯綜ぎみです
口調などおかしいと思う箇所があったら指摘していただけると嬉しいです
・本文は8レス予定
念のため、途中2〜3回くらい支援があれば安心できます

398:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:40:43 nUSiVa3j
支援

399:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:40:50 moRWPeYD
支援

400:1/8
08/09/14 12:42:21 9/MVErrX
「ライ様…今晩こちらで眠らせていただいてもいいでしょうか?」
 CCは上目遣いで不安そうな顔を僕に向けた。

「それは構わないけど、ル、……ゼロは何て?」
「ご主人様は、ライ様が構わないなら好きにしていいと仰いました」
「ご主人様、か」
「あの……何かいけなかったでしょうか?ライ様が駄目だと仰るなら……その……」

 僕はしばらく考える。
本当ならCCはなるべくルルーシュと一緒にいた方がいい、と思う。
そうでなければ、新しい関係が構築できない。
ただ、今のルルーシュはいつも以上に不安定だ。
CCを傷付けるつもりなんて少しもなかったのに、怪我をさせてしまった事でルルーシュ自身がひどく落ち込んでいる。
いや、傷付けた事だけではないだろう。
CCの指に貼られた絆創膏を見て思う。
傷が治らない―その事実がCCの変化を雄弁に物語っていた。



 CCの記憶は失われ、ただの幼い娘になってしまった。
その変化には僕も戸惑っている。
全てを超越した尊大な不死の魔女が、何も知らないただの小娘に変わってしまったのだから。
いや、ルルーシュの感覚からすれば、今のCCは「ただの小娘」未満だろう。
 しかし、僕はルルーシュとは違う。
過去に王として生きた僕は、今の彼女のような存在を数多く見てきた。
主に命令され、是非もなく従うことに慣れた者たち。
理不尽に暴力を振るわれても怒ることなく、過ぎ去るのを待つか、許しを請うことしかできない存在。
ブリタニア統治下のイレブン─いや「名誉ブリタニア人」に何処か似ていて、
だが決定的に何かが違う彼ら。
そんな風に隷属することに慣れた人間は、何もしなくてもいいと言われても戸惑うことしかできない。
自由という概念さえ知らない彼らは、そんなことを言われても困るのだ。

401:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:43:28 moRWPeYD
支援

402:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:43:29 nUSiVa3j
 支援

403:2/8
08/09/14 12:44:25 9/MVErrX
 CCは自分に出来ることを、すべきことを探そうとしていた。
だが、相手はルルーシュだ。
脱いだ服は直ちにたたみ、ゴミはでた瞬間に分別してゴミ箱に入れ、汚れは直ぐに拭き取る。
CCがそれに気が付き対処しようとした時には、ルルーシュはほぼ作業を完了している。
ルルーシュにとっては当たり前のことなので、それでCCが不安になることが理解できない。
すべきことができないということは、不必要だということだと、
直ぐにでも捨てられ、売られてしまうのではないかとCCが不安を感じている事が。
 そんなことにはならないとCCに説明はした。
だが、それは彼女には理解し難いということも判っていた。
だから、少しでも彼女の不安を取り除くために、僕の部屋への出入りを自由にさせることをルルーシュに提案した。
 その提案を聞いたルルーシュは不思議そうな顔をした。
ルルーシュにとってはCCが僕の部屋に勝手に出入りするのは当たり前の事で、
改めて提案されるような事だとは思わなかったのだろう。
 だが、CCにとっては違う。
今のCCを他の団員に見られるのは得策とはいえないが、幸い僕の部屋とゼロの部屋は書庫を共有する作りになっていた。
使う時以外は閉ざされていた扉を常に解放しておけば、CCは人に見られる事なく僕の部屋に来ることができる。
 僕はCCに「ゼロが部屋にいない時は書庫か僕の部屋にいること」、
「僕の部屋の掃除をすること」、
「僕もゼロも居なくて、する事がなくて困ったら書庫の本を読むこと」を指示した。



「あの…ライ様……困らせて申し訳ありません、でした。
 私…その……、ご、ご主人様のところに戻ります……」
 黙りこんで考えていた僕の態度を、拒否と受け取ったらしいCCが、僅かに震えた小さな声で退室をつげる。
「いや、いいよ。このままこの部屋にいてかまわない」
 僕の言葉に、CCはうつむいていた顔をパッとあげた。
「いいのですか?」
「ああ、かまわない。ただし、寝るのはソファーだよ」
「ありがとうごさいます!」
 CCは心の底から、安堵したような笑みを浮かべた。

404:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:45:10 moRWPeYD
支援

405:3/8
08/09/14 12:47:31 9/MVErrX
 ソファーで眠らせる。
ルルーシュにとっては、それすらもひどく戸惑うことだろう。
以前のCCなら、ルルーシュに「床で寝ろ」と平然と言い放ち、
ルルーシュが整えたルルーシュのベッドでさっさと寝てしまったのだから。
根本的にフェミニストなルルーシュは、その態度こそ不満に思っても、
実際のところは女性を床に寝かせるくらいなら、自分が床に寝るのをよしとする。
たとえ、翌日、自分の体がボロボロになると判っていても、だ。ましてソファーなら問題ない。
CCが記憶を喪った最初の日に、ルルーシュはそのつもりで
「俺のベッドで寝ろ。寝る前にちゃんと風呂に入るんだぞ」と言ったらしい。
これをCCは勘違いした。

 CCが正確にいつの時代のどのあたりの生まれなのかは判らなかったが、
その仕事の内容から考えて使用人の中でも低い身分だったようだ。
恐らく、賃金を貰えないような下層の。
そんな彼女にとっては、羽毛どころか綿の詰まった布団に寝ることさえ、空恐ろしい出来事だろう。
いや、継ぎや綻びのない清潔で真っ白なシーツというだけで、充分恐ろしかったに違いない。
「もし、これを汚したらどれだけ折檻されることだろう?」
「この布団は自分一人を売ったお金で買えるものなんだろうか?」
 そんな考えが頭に浮かんだに違いない。
だが、そんな身分の彼女でも、ふかふかの布団に寝る事を許される可能性がひとつだけある事をCCは知っていた。



「ほあぁぁぁぁっ!」
「何があった?ゼロ!?」
 ちょっと間抜けなルルーシュの声を聞きつけた僕が、慌てて部屋に入った時見たのは素っ裸のCCだった。
白く美しい肌。女性にのみ許された円やかなライン。手にすっぽりと包み込めそうな胸の隆起。
生まれたままの姿で、手にバスタオルを握りしめ、緊張した面持ちでルルーシュを見つめていたCCは綺麗だった。
「ラ、ライ。こ、これは、その……」
 少しの間、見とれてしまった僕を正気に戻したのは、先程と変わらず、ちょっと間抜けなルルーシュの声だった。
「し、CC!なんて格好で出てくるんだ!ちゃんと服を着ろ!」

406:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:47:50 moRWPeYD
支援

407:4/8
08/09/14 12:54:05 9/MVErrX
 最初は僕に誤解されないかを気にしたルルーシュだが、
すぐに女性の裸を自分と僕が見ているという事態を改善する方が先と切り替えたようだ。
「え、でも、ご主人様……」
「早く!早く服を着るんだ!ライ!いくらCC相手とはいえ、そんな恥ずかしげもなく女性の裸を見てるんじゃない!」
 とはいえ、年齢のわりには奥手過ぎるルルーシュは、口で言うだけで自分から動けないでいた。
仕方がないので、僕がバスローブを取りだし、CCの肩からかけてやった。
便利なルルーシュがいない時、代理としてCCにいいように使われていた僕は、
この部屋の物の位置は全て把握していた。
CCの下着の保管場所どころか、どんな種類をどれだけ所有しているのかまで知っている。
つまり、洗濯させられていたわけだ。
 バスローブをきちんと着せて立ち上がると、CCは困惑した顔で、僕とルルーシュを交互に見つめていた。
「あ、あの、ご主人様。ラ、ライ様もご一緒するんでしょうか?
 そういう場合もあると聞いたことはありますが、私は、は、初めてなので、出来れば最初はご主人様お一人とが……」
「な……っ、何を言っている、CC?」
 ルルーシュの回転の速い頭は、当然、正解を導き出していただろう。
だが、それを認める事は拒否したようだった。
「CC。君が考えているような事をゼロは望んでいないよ?」
「え?でも……」
 CCはチラリとベッドの置いてある奥の部屋を見た。
「CCが一人で寝ていいんだよ?」
「でも、ご主人様は……?」
「俺はこのソファーで眠る。お前は向こうのベッドで一人で眠るんだ」
「……そんな!できません!ご主人様のベッドを私が一人で使うなんて、できません!」
 激しく首を振り、拒否するCCを見て、ルルーシュは驚くばかりだった。
今までのCCとは違いすぎるから、仕方ない部分もあるんだけど、
もう少し何とかならないものかと思ってしまうような態度だ。
「CC。君の新しいご主人様は、女の子には優しいんだ。大丈夫。汚したって破いたって怒らないよ」
「ライ……」
 ルルーシュが不満そうな顔をこちらに向けた。
汚すのは構わないが、破くのは簡単には承知できないと言うところだろうか?
「でも……」
「あ、いや。別にそうなっても怒らない。わざとなら別だが、過失ならしかたない。だから……」

408:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 12:55:17 nUSiVa3j
支援

409:5/8
08/09/14 12:59:32 9/MVErrX
 CCが言い澱むのを聞いて、自分の表情が彼女の不安を煽った事に気付いたルルーシュが、慌てて弁明した。
が、既に遅い。
CCはルルーシュのベッドでは─少なくとも一人では─絶対に寝ないだろう。
そう判断した僕は次善の策をとることにした。
「じゃあ、僕のベッドで寝る?」
「……え?」
「は……っ?」

 ルルーシュの間の抜けた顔を見るのは楽しいと思う。
普段がカッコつけだから、気を許されているのが実感できて嬉しいというのも、少しあるかもしれない。
でも、ルルーシュはプライドが高いからわざとそんな顔をさせるような方向にもっていく事はしないし、
その時だって、別にそういうつもりで言ったわけではなかった。
「お前、……それ、は……」
「誤解してるだろ、ルルーシュ。僕はこっちで寝るよ。ソファー貸してくれるだろ?」
 それで得心がいったルルーシュは、ホッとした顔で応えた。
「あ、ああ。もちろん構わないとも」
「でも……」
「CC。僕のベッドはゼロのに比べたら、小さくて狭いけど、それで我慢してくれる?」
 大した物じゃない。そう思わせるように誘導する。実際、ルルーシュのベッドに比べたら、
僕のベッドは普通のベッドだ。
もちろん、幹部である僕に与えられたものだから、一般隊員のベッドに比べればモノ自体は格段にいいが。
「我慢だなんて、とんでもありません。ここは寒くないし、こんなちゃんとした服があるし、私は床で充分です」
 CCはそれでも固辞した。
確かに彼女の身分なら、隙間風が吹き抜ける部屋の床で寝るのが普通だったかもしれない。
台所の竃の傍や、家畜小屋なら、暖がとれるだけ有難いというところだろう。
今考えるととんでもない状況だが、そういう時代はたしかにあったのだ。
「君のご主人様は、女の子を床で寝かせたくないんだよ」
 こればかりは紛うことなき事実だ。一片の嘘もない。
「でしたら、私がそちらの……ソファー?…で寝ます」
 普段ならルルーシュはこれで納得するはずだ。
そう思い、確認のためにCCから視線を外し、ルルーシュを見た。
だが、今日のルルーシュはどうしてもCCをベッドで寝かせたいらしい。そういう顔をしている。

410:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:01:20 nUSiVa3j
支援!

411:6/8
08/09/14 13:03:04 9/MVErrX
それだけCCが疲れているはずだと思っている、という事だろう。
「……今日だけ、僕のベッドで寝てくれないかな?
 実は、ゼロに報告する事があるんだけど時間がかかりそうな内容なんだ。
 終わる頃には真夜中過ぎになっていると思う。部屋に戻るのも億劫だし、そのまま寝たいんだ」
 夜、部屋を汚さないような灯りを点けるにはとんでもなくお金がかかる。多分、CCはそう認識しているはずだ。
そうまでして話す内容は、重要で緊急性のある事に違いないと思うだろう。
実際は明日でも構わない内容だったが、書類も出来上がったし、その日の中に報告してはいけないという事はない。
「……判りました」
 狙い通り誤解し、納得したCCはその日僕のベッドで眠った。

 しかし、僕にもひとつだけ誤算があった。
それ以来CCは、ルルーシュがいなくて僕がいる時は、僕の部屋に入り浸るようになったのだ。
出入り自由を明言したとは言え、正直に言ってここまで極端になるとは思っていなかった。
僕とルルーシュとしか知らないから不安だった事もあるだろうけど、最大の原因は、多分、灯りだ。
 点灯スイッチの仕組みを理解したCCは、ルルーシュが出かけると灯りを消して、僕の部屋にくるようになった。
うん、まあ、省エネは大事だよね。
特にエナジーフィラーは注意を怠ると行動不能になっちゃうしね。



 そういうわけで、ルルーシュがいない夜は、僕の部屋のソファーで眠るのがCCの習慣となった。
僕としても、今の状態のCCを放っておくのは不安だから、好都合といえば好都合だと言える。
 ただ、精神的には見た目より幼い少女になっているCCは、とても無防備で、
色んな意味でドキドキハラハラさせられるはめに陥った。
ルルーシュほど取り乱しはしないが、健全な青少年としては、喜ぶべきかどうか非常に難しい問題だ。
いつものCCなら、わざとだろうから有り難く拝見させていただくけど、子ども相手だと思うと胸が痛む。

 今晩こっちに来たのは、そういった今までの積み重ねがあっての事だろうけれど、
ルルーシュが居るのにこっちで寝るのは、初日を除けばはじめてだった。
あの日、僕は、ルルーシュの部屋に泊まったから、本当に初めてのパターンだ。
まあ、疚しい事はないからいいんだけど、ルルーシュと何かあったんだろうか?

412:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:04:24 nUSiVa3j
支援

413:7/8
08/09/14 13:06:24 9/MVErrX
 CCは、優しくて、若くて、綺麗で、自分を大切に扱ってくれる新しいご主人様に好意を持っていて、
末長くお仕えしたいと思っていると判断していたが、何か読み違えていたのだろうか?
いや、返事を迷っていたら帰ろうとしたし、二人の間に大きなトラブルがあったとは考えにくい。
 僕が考えを巡らせている間に、CCは慣れた手付きで自分の寝床を整えた。
ちゃっかりチーズくんを持ち込んでいる辺り、記憶が無くてもCCなんだなあと、改めて思う。
 寝る準備を済ませたCCは、チーズくんをギュッと抱き締め、上目遣いで僕を見つめている。
何だろう?
「どうかした?CC?」
 お腹が空いたのかな?
でも今のCCは、そうだとしても食べ物を欲しがったりはしないだろう。
 CCにとって朝ご飯を食べることは、信じられないような贅沢なはずだ。
朝食とは貴族や一部の罪深き豪商、或いは歩き続けなければならない旅人がとる物であるはず。
それなのに、毎日当たり前のようにご主人様─ルルーシュの分だけでなく、CCの分まで用意されている。
それ以上を望むとは思えないし、むしろ空腹を我慢することなんて慣れている、と思うだろう。
「……ライ様」
「何?」
 ようやく口を開いたCCを怖がらせないように、微笑みを浮かべ先を促した。
「ライ様はご主人様の友達、なんですよね?」
「うん、まあ、そうだね」
 ちょっと歯切れが悪くなってしまったのは、CCの前では用心してルルーシュをゼロと呼んでいるからだ。
ルルーシュは間違いなく親友だけど、ゼロは司令官で僕はその補佐という認識がある。
少し躊躇ったことで、CCがどう感じるか不安に思ったが、特に気にしなかったようだ。
「友達って味方のことですよね」
「そうだよ。僕は君のご主人様の味方だ。いつでも、どこでもね」
 今度は力強く答えることができた。
そう、ルルーシュは僕の親友だ。誰にも代えがたい存在。

 僕は彼のした事を全て受け入れ許す事はできないが、それでもできるだけ理解したいと思う。
隊長であるカレンが不在の中、僕にも一言の相談もなく零番隊だけで行った極秘作戦。
僕が関わらない作戦でも、概略を伝えられ、意見を求められるのが常だったから少し驚いた。

414:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:10:09 nUSiVa3j
支援!

415:8/8
08/09/14 13:11:10 9/MVErrX
 折衝のため僕が不在だったからかとも思ったが、今までなら何か一言あったように思えて、違和感はあった。
それでもCCが一緒だから大丈夫だろうと思っていたのに、結果は……。

 僕はゼロに確認しなかった事を悔やんだ。
本当にまずいことならCCが止めてくれるだろうと、
CCに止められなければ僕に相談しにくるだろうと、甘えたことを悔やんだ。
 シャーリーの死とギアス嚮団の殲滅作戦、皇帝との対峙、そしてCCの記憶と能力の喪失。
起こった事も、その結果もあまりに重い。
シャーリーへの想いは理解できる。あんないい娘が理不尽に殺されていいはずがない。
ギアスを呪う気持ちも判る。かつて自分が通った道だ。
 だがそれでも、事前に知らされていれば嚮団の殲滅作戦には異議を唱えただろう。
ルルーシュもそう思ったから、僕に何も言わずに作戦を実行したに違いない。
CCが止められなかったのも判らなくはない。
 おかしいと確かに思ったのに、やり過ごしてしまった。それが今になって悔やまれる。
次はない、そう心に誓う。
ルルーシュを一人で敵に立ち向かわせたりしない。ルルーシュが隠そうとしても必ず気付いてみせる。
僕はルルーシュの友達で、「味方」なんだから。
 そういった想いを胸に、CCの問いにはっきりと答えた。
少し気恥ずかしいが、紛れもない本当の気持ちだ。

「私、……私もご主人様の味方になりたいです。ご主人様だけでなく、ライ様の味方にも」
「……ありがとう。嬉しいよ」
 そう答えると、CCは嬉しそうに笑った。
花が開いたような微笑みとは、こういう笑みを指すのだろうかと思える、本当に嬉しそうな美しい表情だった。
「ライ様。私、ご主人様が呼んでくださるCCという呼び名も大好きなんですけど、本当の名前は別にあるんです」
「……え?」
「ご主人様はご存知ですが、ライ様にも知っていてほしいんです」
 CCは笑みをますます深くする。僕は魅いられたように、その顔から目が離せなかった。
綺麗な、綺麗なCCの微笑み。それは、とても嬉しそうで、幸せそうな表情だった。


「私の本当の名前は─」

416:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:11:48 nUSiVa3j
支援

417:KAMEI ◆0zkc8WmJ3k
08/09/14 13:15:47 9/MVErrX
以上です。支援ありがとうございました。

タイトル:─君の名は
でお願いします。
我ながら、ストレート且つ出落ちなタイトルだと思うのですが、他に思い浮かばす……。

 ラストがちょっと唐突になってしまいました。
ここが書きたくて書いていたはずなのに……反省。
 ルルーシュのベッドの無駄な豪華さの描写(CCの趣味設定)を入れたくなったんですが、
本当に美術設定があるはずなので、やめました。
まあ、それを言い出したら、ちゃんと二つベッドあるかもしれないんだけどね!
……と気が付いた時には、もう、だいぶ書き進んでいたので、そのまま突っ走りました。
ということで、アニメで斑鳩のゼロ私室描写を確認する事は敢えてしません。
間違っていても書き直す根性がなかったので、脳内イメージで書ききりました。
すみません。
 あと、作中でライがルルーシュを綺麗と表現していますが、これは容姿が美しいというより、
身形が調っているというニュアンスです。
CCは、仕事をする必要の無い貴公子のような、身分高い立派な人に仕えていると思っている感じです。
まあ、実際にルルーシュは本当に皇子様なわけですけどねw
上手く説明が入れられなかったので、ここで言い訳しておきます。
 内容的には、普通に考えれば時系列でTURN16と17の間で第二次東京決戦が数日後に控えているはず、
ということになるんですが、どう読んでも、そういう状況じゃないゆるさです。
書いてて自分でも「ライが暢気すぎる……」と正気に返っては、何度も筆が止まりました。(実際は携帯だけど)
 ライの生きていた時代も一体何時なんだ?って内容になってますし、
そのあたりは深く突っ込まないでくださると嬉しいです。
 最初に思い付いた時は明確なライCCではないまでも、もっとほんわかラブリーな感じになるはずだったんですが、
書いている内に変な方向に熱が入りしまい、CCとのやり取りが薄めになってしまいました。
もっと、ご主人様とライが大好きなCCを書きたかった&書くはずだったのに……。
私の場合、一気に書かないと方向性が迷走するようです。
色々反省点の多いSSですが、読んで少しでも良かったと思ってもらえる部分があれば幸いです。

さあ!今からたまったログを読むぞーっ!

418:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:19:24 +5Vb9ZU0
1330あたりに投下します。

419:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:22:27 nUSiVa3j
>>417
KAMEI卿、GJでした!
C.C.可愛いよ、C.C.
記憶喪C.C.の可愛さがヤバイよ!
次の投下を心待ちにしております!

420:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:37:39 H58kcGuG
GJ
ルルCが確かに混じっているけど名前を教えてもらうシーンは…C.C.、ライに寝とられフラグのような気がする。(なぜ?)

421:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 13:39:26 +5Vb9ZU0
蒼を背負う銀糸の本〜真実を記した書〜

CP ライノネ
ジャンル ほのぼの
〜〜部分はサブタイ

支援がきたら投下します。支援があるのに、10分以上間があいたら、
トラブルとゆうことで。

注意
ライは寝ているため、出てきません。


422:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 13:43:04 +5Vb9ZU0
「ただいま。流石にもう寝ているか。」
声の主は、帝国最強の騎士、ナイト オブ ラウンズの一人。ノネット・エニアグラム。
政庁に缶詰になっていたがやっと出てこれた。
そして、今彼女は、コーネリア殿下の親衛隊の元若きエース。今彼女は、二ヶ月
前から居候している、ライの部屋にいる。
「寝ているよな。」
顔の前で手を振ったり、彼の頬を指でつついてみたり、して彼が熟睡しているのを確認する。
机の上には、蒼い本が一冊。
近付いてよく見ると、その本の表紙に『Diary2』と書いてあった。
彼女は、その本を手に取り、再度彼が寝ているか確認。
そして、本の一頁めを開いた。

423:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 13:46:19 +5Vb9ZU0
「居候生活61日目
開口一番『お前、居候なんだから、飯ぐらい作ってくれ。』
昨日の夜から何も食べていない様だ。
でも、いつものシェフの人どうしたんだろう?と思いつつ
冷蔵庫に残っていた、キャベツとコーンと自作のドレッシングで作った、
コールスローと、朝取れたての玉子を使った、ゆで玉子。
そして、さっき焼いた焼きたてのライ麦パン。(上記レシピ別紙)を作った。
ノネットさんが誉めてくれた。とても嬉しかった。
明日も他のメニューに挑戦してみよう。」

彼女の顔から自然に笑みがこぼれた。

424:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:48:19 YucRFjDt
支援

425:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 13:48:37 +5Vb9ZU0
「居候生活62日目
ノネットさんに稽古をつけてもらった。
強すぎる。
30戦19敗1引き分け。勝てる気がしない。毎日トレーニングはやっているのに。
ノネットさん曰く、『キレがない。』やはり二ヶ月も休んでいたからだろう。
次は勝てるようにしなきゃ。でもどうすれば…なんとかなるか。」

彼女は続きが気になり一頁めくった。

426:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:49:10 YucRFjDt
支援

427:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 13:49:45 +5Vb9ZU0
「居候生活63日
書庫に行ったら料理関係と紅茶の本があった。
これ読んで、勉強しろと言う事なのか?
取り敢えず一通り目を通しておかなきゃ。
取り敢えず、明日の朝は、旧日本料理でも作ってみよう。
冷蔵庫に豚肉と卵とキャベツがあったし、小麦粉もあるから、お好み焼きでも、作ってみよう。」

美味しかったなお好み焼き。久しぶりだったな。ライが作る旧日本料理。

428:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 13:51:03 +5Vb9ZU0
「居候生活64日目
朝起きるとノネットさんからの置き手紙があった。
『執務室にいる。』とだけ書いてある。
政庁の地図も入っていた。軽食(おにぎり)を持って政庁に行った。
二ヶ月ぶりの都会。
何故人は群れるのだろうか?今度調べてみよう。
なんとか政庁に到着。広い。広すぎる。迷子になるかと思った。
執務室に入ると、書類の山に背を向けたノネットさんが、他のラウンズの女性陣
(アーニャ・アールストレイムとモニカ・クルシェフシキー)と三人でお茶していた。
書類を見てと、赤字で『至急』とか『緊急』の書類がチラホラと。
溜め息をついたら、『それ頼む。』酷い。居候だけどさ、普段から勉強しておいてよかった。
その後なんとか終らせてお茶会に。色が強い人ばかりだ。ラウンズは。
早くコイツをなんとかしよう。」

彼女は何も言えなかった。

429:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:51:39 YucRFjDt
支援

430:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 13:52:23 +5Vb9ZU0
「居候生活65日目
朝起きると書類の山と置き手紙。
手紙には『臨時領主代行としてこれを頼む。』とだけ。
内容は、領地に関する物だ。竜巻の被害報告書や納税関連から、予算案の作成。
一通り片付けた。
だけど、机上の政治は民の為にならない。実際に目で見て、肌で感じて、現場に赴く。それを生かして考える。
明日にでも竜巻の被害地に行こう。」

彼女は只々見る事しかできなかった

431:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 13:54:09 nUSiVa3j
支援

432:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 13:54:25 +5Vb9ZU0

「居候生活66日目
竜巻の被害は想像を絶した。穀物は、殆んど駄目。町は瓦礫の山に。
復興にはかなり時間が、かかる。
瓦礫の除去作業に重機が運ぶには時間がかかる。今直ぐに取り除けば助かる命が有るはず。
どうする?
この場にいるのは、僕と現地住人26人。手作業だと被害地域全て終るのに2,3ヶ月。
ならば最終手段。
ナイトメアフレームを使うしか無いが、生憎、僕のクラブは今ロイドさんが持っている。
僕は近くの基地に行き、事情を話すと、グラスゴーを9機とサザーランド3機を貸してくれた。
然し、無料という訳にもいかなかった。
ナイトメアと現地住民の連携のお陰で無事に被害地域最も危ない地域の瓦礫撤去終了。
取り敢えずメモ書きして置いたから大丈夫だろう。被災現地より」

そんな事があったのか。すまんな。ライ。


433:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 13:59:42 +5Vb9ZU0
「居候生活67日目
昨日のナイトメアを貸してくれた基地にいた。
理由は簡単。軍にいた、時の話をしたら、明日、新入騎士に指導をつけて欲しいと。
そのかわりナイトメアを貸す。という約束だった。
流石本国。優秀な生徒ばかり。
その日は久々にナイトメアに乗った。
そこで気が付いたのだが、勘がにぶっている。
これでノネットさんには良い勝負が出来そうだ。
そろそろ戻って考えなきゃ。具体的な救済措置を。」

アリガトウ。そう言って、彼女は部屋を出ていった。

434:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 14:03:58 +5Vb9ZU0
次の日の朝、少年は日記がいつもの場所からずれているのを見て、
内容がバレていることを悟った。


435:御錬師  ◆u/BSqNBIsk
08/09/14 14:10:25 +5Vb9ZU0
以上です。支援有り難うございます。
ちなみに今回の作品は、(0022-0850)時の流れに身を任せ〜若き元エースの一日〜
の続編とゆううことで。
あと2,3作でこのシリーズ完結します。
それでは、

436:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 15:12:18 nUSiVa3j
>>435
御錬師、GJでした!
日記を盗み見、ライの考え等をより深く知ったノネットさん
シリーズ完結まで頑張ってくださいね
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!

437:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 17:14:29 9/MVErrX
本編の合間に書けた分だけ感想を

>>340
どのキャラも素晴らしかったです!
ルルーシュの焼いたピザは、ナナリー仕様の厳選素材を使ったそこらのピザ職人顔負けの逸品だと確信できるのに、
それでもCCが選ぶのはピザ○ットのような気がする不思議。
ジャンクフードは魔女をも魅了するのか!それともチーズくんなのか?
それにしても、よきツンデレでした。


>>384
包み紙をポケットにしまうアーニャ可愛い!小説ネタもごちそうさまでした!
荒ぶるゼロのポーズとかwフレンドリー・ファイアも中黒が打ってあるあたり、ネタ?ネタなのか?
キラッ!的な意味で。
J○J○ネタもあるし、やはりネタなのか!
ところで>>358でナイトオブセロという誤字をみつけたのですが、
セロ弾きゴーシュとか音楽で戦う某マンガを思い出し、一人で受けまくりました!

438:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 19:16:42 AZxt65ul
初投稿させていただきます。

タイトル:Not A Clockwork
カップリング:なし(メカオレンジ)
ジャンル:シリアス

純血派編に続けて黒の騎士団編へ進み、さらにその先で?という捏造です。
5レスほどありますので、支援いただけますでしょうか。

問題なければ5分後にスタートします。

439:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:19:45 moRWPeYD
支援します

440:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:20:33 nUSiVa3j
気になる一文が……支援!

441:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 19:23:08 AZxt65ul
Not A Clockwork


地下の実験施設で、僕は彼を見つけた。

端末からデータを抜き取っている時に行き当たった「実験適合生体」の存在。
施設の最深部、数々のセキュリティを抜けた先。
そこは僕がさまざまな処置を受けた場所と、同じようなたたずまいだった。
無機質な部屋。並ぶ機材。薬品。明滅する明かり。拘束具。
だから、彼の身に何があったかは、誰に聞かずとも分かった。
投薬。強化。実験。
苦痛のみに塗り潰された、長い、長い時間。
人として扱われず、記号と数字でのみ語られて。
そして彼の、これは……手術で?
身体の左半分は金属で覆われ、血の通わない鈍い輝きを放っていた。

「ジェレミア卿」

442:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:23:30 moRWPeYD
支援

443:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 19:27:00 AZxt65ul
僕が警備員や研究員たちを殴り倒すのをぼうっと見ていた彼は、近づいていっても何の反応もしなかった。
「ジェレミア卿?」
呼んでも、認識した様子が無い。
「僕です。ライです」
すぐ傍まで行って、やっと僕を横目に見た。
常に真っ直ぐに伸ばしていた背中を力なく丸め、腕をだらりと垂らして。
いつもきちんと整えていた髪が、だらしなく顔に乱れかかって。
へらり、と笑ったような表情には、でも何の感情も無くて。
「ジェレミア卿!」
「なに、でしたか。それ」
声は彼のままなのに、言葉はたどたどしく覚束なく、まるで話すことなど始めから知らなかったようだ。
「あなたのことです。ジェレミア卿」
「わたし」
一瞬、その眼に何かが現れた……と思った瞬間にそれは消え、また視線がさまよいだす。
その時になって、片目が本来の色ではないことに気付いた。
左の瞳は鉱物のような輝きを宿す黄緑色で、夕映え色の右目とは全く無関係に、ぐらぐらと揺れている。義眼、しかも機械のそれ。生身の部分に似せようという気配さえ無く。
「そう、あなたです。どうしたんですか?何故」
「わたし。いらない」
「要らない?」
「おぼえる、ない。いらない」
そう言って、彼は自分の言葉に頷く。
「理解。バトレ、いいます」
バトレー。やはりあの男か。下郎めが。
僕はこの世界で目覚めて始めて、一人の人間に明確な殺意をもった。
人から名前を記憶を奪うなど、許されることではない。
(私にしたのは、ナイトメアとこの世界の知識を捻じ込むことだったな、バトレーよ)
否、記憶のみならず知性まで。ナイトメアを操作するだけ、使役者を見分けるだけのそれを残して。
知性など持たせておけば、逆らうから。逃げられるから。
(そう、かつての私のように)
僕のように。

444:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:27:20 moRWPeYD
支援

445:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 19:32:35 AZxt65ul
「要らなくないですよ、ジェレミア」
敬称をつけると認識しにくいだろうと名前だけ、子供にさとすように、
残った橙色の瞳にゆっくりと語りかける。
「大事なことです」
彼は首をかしげる。
「だいじ」
「そう、あなたの名前だから」
「なまえ。なまえ」
何かを探すように、彼はあちこちへ視線をやって、それから僕を見た。
「なまえ。あなたさまは」
「僕は、ライ」
「ライ」
彼はまた首をかしげた。でも今度は、目を伏せてじっと考えている。
自分の中から何かが話しかけてくるのを待つように。
それから、両手でそうっと何かを包むような仕草をして。
まっすぐに僕を見て、笑った。
「理解、しあわせ」
そうか。今まで、バトレー以外の個人の名など知らされなかったのだ。
たかが他人の名前ひとつが、今の彼にはどんなに貴重なものか。
そう、アッシュフォードで暮し始めた時の僕みたいに。
「ライ」
「はい」
「ライ?」
「はい」

446:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:33:13 moRWPeYD
支援

447:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 19:36:59 AZxt65ul
嬉しそうに繰り返す彼にもっと応えていたかったが、そうも行かない。時間は限られている。
僕はそっと彼の、生身のほうの手をとった。
「行きましょう」
手を引くと、なんの抵抗もなくついてくる。
裸足の足音が、ぺた、カシャ、ぺた、カシャと聞こえるのが耳に痛い。
「どこへ、いくのでしたか」
「帰るんです。僕と一緒に」
「かえる、だめ」
引いていた手が止まる。
「ないです」
「何が無いんですか?」
振り向くと、困り果てた顔があった。道に迷った子供のように覚束なく頼りなく、ひたすらに哀しそうに。
「なにも」
「……帰るところが?」
「だれも」

その時、呼び出し音が耳に響いた。
「ライ、そろそろ時間切れだ」
潜入作戦の終わりを告げる、撤収コール。
「ゼロ、もう少しだけ保たせてくれ」
そう応答した時、背後で気配が凍った。

「ゼロ?」
彼の声に、異質なものが入り込んでいた。
見る間に表情が引き歪む。
苦痛。憎悪。惑乱。怨嗟。悲哀。
全てが綯い交ぜになった、貌。
「ゼロ!」
彼は絶叫した。殺されかけた獣のように、咽喉の限界など考えない咆哮。
「ゼロオオオオオォォォォ!」
うずくまって頭を抱え、怒りと憎しみとのやり場も無く。

448:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:37:34 moRWPeYD
支援

449:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 19:39:10 AZxt65ul
残っている記憶は、これだけだというのか!
こんなものだけ、残したのか。敵の名前、それにこめられた情念。
ただの一言、一つの名前でこんなふうに狂乱する。生きるよすがになどならないのに。
要らない。こんなものひとつ持たされて何になる。
胸の中で迷いが荒れ狂う。
それでもこれは彼のもの、元から持っていたたった一つのものなのだと。
でも。
僕が取り戻す。でなければ、新しく与える。
必ず。
僕がそうだったように。
だから。

「ライが命じる!」
ゼロを、忘れて。

そして僕は、彼を連れ帰った。

黒の騎士団。
特区日本成立後も、監視機関としてその存在を保つと宣言した、レジスタンス組織。
そしてそのリーダー、ゼロ。
あの日、C.Cに救われた僕が補佐役を務める彼のところへ。
真の名をルルーシュ・ヴィ・ブリタニアという、友人のもとへ。

450:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:40:10 moRWPeYD
支援

451:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 19:41:50 AZxt65ul
「これが……オレンジだと?」
ゼロ、いやルルーシュの第一声はそれだった。
「その名で呼ぶな!」
僕は怒鳴った。かつてはジェレミア卿本人がそう叫んでいたのに。そう思うとさらに悔しくて情けなかった。
「どうした、ライ。何を怒っている」
「君にそんなことを言われたくないよ。彼をこんなにしたのは、元を辿れば君じゃないか。
思いつきで、ありもしない疑惑を背負わせて、追い詰めて」

僕といる時はいつもいつも、どこまで本気か分からない、困った人だったけれど。
コーネリア皇女の親衛隊を見つめていた、属するところの無い寂しさを抱えた姿を、僕は忘れられない。

「いい人だったのに。ずっと前に死んでしまった皇妃様のことを、今も悲しんでいて。
守れなかったって、自分のせいみたいに悔やんでいて。こんなふうにされていい人じゃないんだ!
少なくとも、君に嘲笑されるいわれは無い!」

ルルーシュは、呆然と立ち尽くしていた。
紫の瞳がいつもの怜悧な輝きを失って、僕の背後の人影をとらえようと揺れている。

悪かった。
知らなかったんだ。
ごめん。

唇がかすかに動いて、そんな言葉を音もなく綴った。

「遅いよ!今さら!」
「ライ、お前……泣いているのか」
言われて気付いた。僕は、泣いていた。
この世界で目覚めて、初めて。

452:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:43:14 moRWPeYD
支援

453:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 19:45:02 AZxt65ul
「ライ、なくですか」
肩越しに、彼が覗き込んできた。
「いたいですか、どこ」
手が顔に触れる。骨格のくっきりした長い指は以前のままで、それが却って悲しい。
「ライ?」
手は頭に置かれる。そろそろと撫でられる。今度はもう一方の金属製の掌が、顔を触る。冷たさが、胸に痛い。
「ライ」
「へ、平気、だから」
そう言ったものの、涙は止め方を忘れたように次々と溢れてくる。
「大丈夫か?」ルルーシュも心配そうに覗き込んできた。
と。
長い腕が背中にまわされ、ひょいと向きを変えられた。
ジェレミア卿が、僕を抱きかかえるようにして、自分の背中でルルーシュと隔てている。
「なっ」
ルルーシュは愕然とした。僕もだ。
「何をする!」
「ライ、なく。あなたさま、だめ」
この人は。
「ライ」
彼は僕の頭を撫ぜながら、笑いかけた。
「ぜんりょくで」

454:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:46:04 moRWPeYD
支援

455:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 19:47:51 AZxt65ul
あの日、ギアスの暴走から守ろうと、僕があえて彼にかけたギアス。
全力で僕を放置してくれと。
憶えているのか。
立ち去る僕の背に、遠くで彼は叫んでいた。
それでも僕のことを全力で記憶にとどめると。

各地で密かに行わせれていた実験施設への襲撃が頻繁になり、そこで暴かれた事実がメディアを通じて
公表されるようになったのはこの後のことだ。
その過程で僕らは摂政シュナイゼルと対峙し、また彼に禁断の知識を授けるべく接近したある男との出会いを
果たすことになる。
その話は、いずれ、時を待って語りたい。
僕の世界に、新たに加わった色とともに。

[了]

456:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 19:48:22 moRWPeYD
支援

457:銀鰻 ◆yFhURPPFHA
08/09/14 20:00:12 AZxt65ul
以上です。
読みが甘くて当初想定したレス数をオーバーしてしまいました。
>>443の改行ミスとあわせてお詫びします。

458:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 20:29:25 pM1wwftj
>>457
銀鰻卿GJでした。
ジェレミアの評価は本編でも上がってるから、いつかこんなSSが来るだろうとは
思ってましたけど、良かったです
またの投下お待ちしてます

459:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 20:31:31 moRWPeYD
>>457
GJでした!純血派ルートの後、黒の騎士団に合流したライの話ですか。
ジェレミアの萌えたのは初めてですwそして涙腺を突破されそうにもなりやばかった。
次回のご投下お待ちしてます!

460:食卓の騎士
08/09/14 21:00:58 2IP5PSbb
誰もいないようなんで、投下します。

・メアチェイス〜完結編
・10レス程度

461:メアチェイス〜完結編
08/09/14 21:04:15 2IP5PSbb
「ちっ、ナイトオブワンまで出張ってくるとは…
 まさか読んでいたのか、シュナイゼル!この展開を?」
蜃気楼のコックピットでルルーシュは忌々しげに呟いた。

最早ゴール会場が遠目ながらも、肉眼で確認できる距離まで来ていたルルーシュだったが、内心穏やかではなかった。
後方数百メートルには、ライとヴェディヴィエールが追いついてきていた。
普通に飛ぶなり飛行形態に変形するなりすれば、ギリギリだが逃げ切れる距離。
だがそれではこの計画の大半は意味を失う。
ギリギリで逃げ切ってのゴールなど、余裕の欠片もない。
『黒の騎士団のKMFはブリタニアを上回る』という事実を残すためには、敗北はもとよりみっともない勝ちなど許されない。

「止むをえん……出番だ、C.C.!」
『ようやく出番か、任せろルルーシュ』

ゴール付近で待機していたピンク色の暁がゆっくりと浮上を始めた。

        
        メアチェイス〜完結編

462:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 21:05:59 +5Vb9ZU0
支援

463:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 21:06:24 AClieWic
支援

464:メアチェイス〜完結編
08/09/14 21:06:50 2IP5PSbb
「あの色の暁はC.C.か!
 どこかにはいるだろうと思っていたけど、ここで出てくるとはね…」
平静を装ってはいたが、ライの内心は穏やかとは言えなかった。

現在地はゴールの数キロメートル手前。
ゴールに近い位置から暁、蜃気楼、ベディヴィエールが等間隔で縦に並んでいる。

『私はゼロという存在の共犯者だからな。こいつに協力するのは当然だろう?』
『そういう訳だ。
 残念だろうがここまでだ、ライ。C.C.後は任せたぞ』
『了解だ』
蜃気楼と暁がすれ違うその瞬間、

「C.C.、ピザ5枚だ!」
『『なにっ!?』』

「大方ルルーシュにピザ3枚で協力しているんだろう?ならこっちは5枚出す、だから僕に協力しろ!」
そう叫んだライの前で、暁が蜃気楼に組み付いた。

『すまんルルーシュ、ライのギアスにかかってしまった』(棒読み)
『嘘をつくなぁ!!』
どうにか暁を引き離そうと暴れる蜃気楼だが、後ろから腰に抱きつかれるよな体勢のため思うように動けない。
傍から見ると、痴話喧嘩の末に去り行く男とそれを引き止める女のようにも見える。
「それじゃルルーシュ、お先に〜」
笑いをかみ殺しながら、取っ組み合う2機の横をライが通過しようとしたその時、

465:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 21:09:30 AClieWic
支援

466:メアチェイス〜完結編
08/09/14 21:10:12 2IP5PSbb
『ならばこちらは10枚だ。C.C.、ライを止めろ!』

瞬時に暁がべディヴィエールに飛びついた。

「うわ!」
バランスを崩すヴェディヴィエール。
『すまんライ、ルルーシュのギアスにお前のギアスを消されてしまった』(棒読み)
「嘘をつけぇ!!」
『フハハハハハハハ、さらばだラ―!』
「ピザ15枚、こっちにつけ!」
『わかった!』
暁の右腕が蜃気楼の左足を掴む。
しかしヴェディヴィエールの右足を掴んだままだったため、暁はベディヴィエールの右足と蜃気楼の左足にぶら下がる形になり、
『ぬおっ!?』
『くうっ!?』
「うわっ!?」
3機はバランスを崩し、コースから外れだした。

『おいC.C.、ピザ20枚出す手を離せ!』
『よし!』
「待て、ならこっちは1ヶ月分出す!」
『そうか!』
『ならば―――』

そんなやり取りが成されている間にも、絡み合うように3機はコースから外れていった。







467:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 21:11:59 AClieWic
支援

468:メアチェイス〜完結編
08/09/14 21:14:33 2IP5PSbb


「これは一体どういうことでしょう?
 ゼロに助力すべく現れたであろう黒の騎士団のナイトメアが、ゼロとランペルージ卿の双方を交互に妨害しています。
 あっ、今3機が絡み合うようにコースから外れていきました、マシーントラブルでしょうか?」

「案外仲間割れなんじゃないかな?
 あのピンク色のナイトメアがゼロとナイトオブイレブンのどちらに協力するか迷っているとか」

「オデュッセウス殿下、それではランペルージ卿がゼロと通じているということになってしまいます。
 いくらなんでもそれはありえないかと…」

「う〜ん、それもそうだねぇ。良い考えだと思ったんだけどなぁ……」



3機がコースを外れ始めてから十数分後――

『斑鳩内にピザショップを設置してやる。だから俺に協力しろC.C.!』
「1日3枚まで僕がピザを焼く。だから僕に協力してくれC.C.!」
『どちらも魅力的で判断に困るな…もう一声!』

469:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 21:16:29 3PkZRXrR
支援

470:メアチェイス〜完結編
08/09/14 21:20:30 2IP5PSbb
更に数十分後――

『よし、次はピザを使った名言だ。 面白い方に協力する!』

『お前が魔女なら、俺がピザになれはいいだけだ』
「ピザはある。だから、ピザはない」
『間違っていたのはピザじゃない、世界の方だ!』
「―みんなが、ピザを忘れますように」

おかしい――とライは思った。
(何でピザを使った名台詞を言い合ってるんだ、僕たちは? というかさっきから時間のロスしかしてないような…)
ライがそう思い始めたとき、ルルーシュから通信が入る。
『ライ、ひとつ提案があるんだがどうだろう?』
心なしか彼の顔にも疲れが浮かんでいた。
「OKだ、ルルーシュ。僕も多分同じ事を考えている」
2人は画面越しに頷くと、早く次を言えと文句を言っているC.C.の後ろを指差して叫んだ。

『「あ、後ろでナイトメアが巨大ピザを焼いている!」』(棒読み)
『何!?』

物凄い勢いで暁ごと振り返るC.C.。
もちろんピザを焼くナイトメアなどある筈も無く、
『「よし、条件はクリアされた!」』
無防備になった暁に蜃気楼とベディヴィエールが攻撃を加え、飛翔滑走翼と両腕を破壊した。
『お前たちーーーーー!』
怨念の篭った叫びと共にC.C.と暁は落下していった。
「やりすぎたかな?」
『アイツなら殺しても死なん。問題ないだろう』
「それもそうか」

そして2人は再びゴール目指して走り出したのだった。

471:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 21:22:41 3PkZRXrR
支援

472:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/14 21:24:15 f3tKA+RC
ルルとライひでえww支援

473:メアチェイス〜完結編
08/09/14 21:24:19 2IP5PSbb


「おおっと、ここでナイトオブイレブンとゼロがコースに戻りました。
 双方一歩も譲らぬ大接戦です。
 このデッドヒートを制し、先にゴールするのは果たしてどちらか?
 これは目が離せませんね、オデュッセウス殿下!」

「そういえば、なんで僕が解説に選ばれたんだい?」

「今更!?」



ベディヴィエールと蜃気楼は並走しながらゴールに入ろうとしていた。
最早形振り構っていられぬのか、ルルーシュは両腕を広げての飛行を止ている。
飛行形態に変形しようにも、ここまでゴールに近づいては変形しているうちに先を越されてしまう。
一方ライもここまで来ては下手な牽制などはしない方が賢明と考え、とにかくフルスロットでゴールを目指す。
ここに至り、2人の視界からはゴールライン以外のものは消え失せていた。
『負けられん、絶対に!』
「負けられない、何が何でも!」
2人の男が吼え、両機はそのままほぼ同時にゴールした。

「どっちだ!?」
『どっちが早かった!?』
互いにナイトメアを急停止しながら大会本部のスコアボードに眼を向ける。


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