コードギアス 反逆のルルーシ ..
[2ch|▼Menu]
101:ギャグギアス日和
08/09/12 21:24:30 rXniwACC

 凄くない? 僕頑張りすぎじゃない? そのせいか、最近意識が無くなる時があるんだ。過労かな……労災認めてもらえるかな』

「まったく、しょうがないな。ではもう潔く競争と行こうじゃないか。それなら恨みっこなしだろう?」
「僕は構いませんよ」
「待て、人間凶器のお前と俺とではあまりに速力の差が大きすぎるだろう」
「ああ、そういえばルルーシュは、会長にもかけっこで負けてたっけ。しかも会長ドレスだったのに」
「へぇ、ルルーシュはドレスを着た女の子より足が遅いのか! ……まさに「速さが足りない」ってわけだ。ププッ」
(殺せたらいいのに……! 憎しみで人を殺せたらいいのに……!!)
「とは言え、私も枢木卿と競うなんて無理だからね。ここはハンデを付けようじゃないか。
 私とルルーシュはここ、枢木卿は……あの辺りでいいかな?」
「分かりました」
絶対に負けない自信があるのだろう。シュナイゼルの言葉に素直に頷くと、スザクは背を向け歩き出す。
それを見送りながら、いよいよ迫った決戦にルルーシュはゆっくりと呼吸をし、気を落ち着けようとする。
「あ、ルルーシュ。靴紐解けてるよ?」
「なに?」
「嘘だよバァーカ! ウケケケケ」
「シュナイゼルゥゥゥウ!!」
ルルーシュの絶叫を無視し、全力でダッシュするシュナイゼル。

102:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:24:59 Y57dNAkY
へーたーこーいーたーorz でも支援

103:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:25:29 pLRWjkON
支援

104:ギャグギアス日和
08/09/12 21:25:41 rXniwACC
ごめん、失敗しちゃった。こっちをよんでね♪



「まったく、ここまで来てこんなことで揉めるなんて。呆れたよ君たちには。自分のことしか考えない者なんて最低だよ?
 今ここにい亡いライ君が三日前に言ったことを思い出しなさい」

『ルルーシュもシュナイゼルもさ、フレイヤ使う場所考えようよ。防ぐ身にもなれよ。まぁ、言っても無駄と悟ったけど。
 カレンもスザクも無双しちゃうし……僕独りなのにテンさんもヴァルキュリエ隊もモニカもドロテアさんもワンさんも助けたんだよ?
 凄くない? 僕頑張りすぎじゃない? そのせいか、最近意識が無くなる時があるんだ。過労かな……労災認めてもらえるかな』

「まったく、しょうがないな。ではもう潔く競争と行こうじゃないか。それなら恨みっこなしだろう?」
「僕は構いませんよ」
「待て、人間凶器のお前と俺とではあまりに速力の差が大きすぎるだろう」
「ああ、そういえばルルーシュは、会長にもかけっこで負けてたっけ。しかも会長ドレスだったのに」
「へぇ、ルルーシュはドレスを着た女の子より足が遅いのか! ……まさに「速さが足りない」ってわけだ。ププッ」
(殺せたらいいのに……! 憎しみで人を殺せたらいいのに……!!)
「とは言え、私も枢木卿と競うなんて無理だからね。ここはハンデを付けようじゃないか。
 私とルルーシュはここ、枢木卿は……あの辺りでいいかな?」
「分かりました」
絶対に負けない自信があるのだろう。シュナイゼルの言葉に素直に頷くと、スザクは背を向け歩き出す。
それを見送りながら、いよいよ迫った決戦にルルーシュはゆっくりと呼吸をし、気を落ち着けようとする。
「あ、ルルーシュ。靴紐解けてるよ?」
「なに?」
「嘘だよバァーカ! ウケケケケ」
「シュナイゼルゥゥゥウ!!」
ルルーシュの絶叫を無視し、全力でダッシュするシュナイゼル。

105:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:27:04 pLRWjkON
何か皆調子わるいな支援

106:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:27:09 GoVpnXDb
支援


107:ギャグギアス日和
08/09/12 21:29:22 rXniwACC
「貴様一度ならず二度までもぉ! というか俺の靴には紐ついてないわ!!」
「誇りとか矜持とかないのかあなたには!!」
「うるせー黙れクソども!! 一番乗りは私なんだよボケ! 誇りなんてそこらの狗に食わせたわクケケケェ!!」
「スザァァク! なんとかしろ!!」
「なんとかしたいけど、この距離じゃ微妙に届かない……そうだルルーシュ、ゼロの仮面被って!」
「仮面だと? 一体どうするんだ?」
「いいから被れよこのロリコン!!」
「俺はシスコンだ! えぇいクソ……被ったぞ。これでいいのか?」
どこからか仮面を取りだし被ったルルーシュを確認すると、スザクは渾身の力をこめ、床を踏み割るほどに強く踏み込み。
「飛んでけぇ!」
「あべし!?」
お約束の悲鳴と共に、ロケットのように蹴り飛ばされるルルーシュ(頭はゼロ)。
そのスピードは脅威的で、先を駆けるシュナイゼルにあっという間に追い付いたかと思うと、
「ケツがアッーーーーー!」
狙いすましたように、シュナイゼルの尻に命中した。勿論、ゼロの尖ってる部分がバッチリ穴に刺さったのは言うまでもない。

「まったく、君たちいい加減にしたまえよ? 人の痛みを知るべきだ。
 過労で真っ白に燃え尽きたライ君がまだ元気があった中盤に言っていたことを思い出しなさい」

『井上さん(と名前忘れた幹部の人)とダールトンさん、元気になったって。え? 死んだはずだろって?
 ああ、僕が助けたんだよ。君がスザクと遊んでいる間にね。それと、仙波さんの意識が戻ったって卜部さんが言ってたよ。
 それはそれとして、ルルーシュちょっとそこに座れ。君さぁ、ロロなんとかしてよ。危うくシャーリー殺しかけてたよ?
 何で君たち兄弟は大事なことが絡むと馬鹿になるとこばかり似てるんだ。ナベア●か? ナベア●なのか? コラ待て、まだ話は終わってない!!』

結局、スザクは離れた所からスタート。よーい、ドン! はルルーシュが言う。
というルールでもう一度やることになった。

108:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:29:45 Y57dNAkY
打ち切りSS、KMFマスターライの電波が! 支援

109:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:29:46 pLRWjkON
支援

110:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:30:21 GoVpnXDb
>>105
そうだねぇ…。こういう事はめずらしいね。
支援

111:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:33:12 Ufksg4Hk
支援

前スレもうDAt落ちかよ!?早すぎる…確認したいこととかあったのに…

112:ギャグギアス日和
08/09/12 21:33:59 rXniwACC
「じゃあ、準備はいいか」
「いつでもいいよ」
「早くしなさい寝とられのルルーシュ」
「変なあだ名付けるな! だいたいC.C.もカレンも神楽耶もシャーリーもその他諸々も俺がライに譲っただけなんだから! 勘違いするなよ!?」
「わかったからさっさとしろ」
スザクの冷え切った視線を受けてびくりとなりつつ、ルルーシュは(仮面被ったまま)クラウチングスタートの構えを取る。
「そ、それでは、位置につい」
「よドン!!」
「「よドン!?」
勝手に合図し勝手に走り出すシュナイゼル。こやつめ、やりおったわ!(CV.若本)
「シュナてめぇ! よドンってなんだよよドンって!」
「省略したんだよボケェ!! キェキェキェキェキェキェキェ!!」
ただただ純粋に「腹立つ」嗤い声を上げるシュナイゼル。
その瞬間、ルルーシュの怒りが頂点に達した。
「こ、この……!! 大概にしておけよ只人めがぁ!!!!」
獣の如き獰猛な殺気を纏うと共に、ルルーシュの肉体がまたたくまに膨張していく!
そして生まれる超・戦・士!! ピチピチになった黒いスーツによってますます強調される肉・体・美!!!
彼こそ泣く子ももっと泣く恐怖そのもの、魔王・ゼロ!!
「げげぇー!? 悪夢版は卑怯だろうがこの筋肉バカ! マッスルバカ! とにかくバカァ!!」
「やかましい! 結果は全てに優先するのだよ!!」
「結果が全て、か。ならば僕も……蒸着!」
「むぅ!?」
スザクの声に応えるように、光の粒子が彼の姿を覆い隠す。
光が消えた、そこにいたのは……白き鎧を纏った最強の騎士!!

113:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:34:28 pLRWjkON
支援

114:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:34:47 GoVpnXDb
支援

115:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:34:56 Y57dNAkY
>>111 保管庫に行きなよ 支援

116:ギャグギアス日和
08/09/12 21:38:19 rXniwACC
「ランスロット仮面、推ぃぃぃぃぃ参!!」
「( Д ) ゜ ゜」
皆のヒーロー、ランスロット仮面その人だった!
「ふざけんなよウザクお前、元から化け物みたいなのに何やる気だしてんだよ!! ってかギャ●ンって古いんだよ幾つだコラァ!!」
「作者の趣味さ、許しは請わないよ!!」
「つーかシュナてめぇ何気にはえぇよ!! 何で互角なんだよほんとに只人かお前!?」
「卑怯者には負けられない!!」
「貴様が言うなよドチクショーー!!」
「「「うおおおぉぉぉぉぉぉーーーー!!!!!」」」
人外の速度で走る、キチガイ三人。
彼等が、アーカーシャの剣の目前で目にしたのは。

「「「ライ!!!!????」」」

それは幽霊だったのか、それとも幻だったのか。
或いは、誰よりも「世界」を愛していたかもしれない彼は、黄昏の空に溶けていった。


『え? 僕の望みは何か、だって?
 んー、そうだなぁ。別に、大したことじゃないんだけどね。
 親しい友人達がいて、隣には、好きな人がいてくれて、僕と一緒に歩んでくれる。
 それが望み、というか夢かなぁ。うーん、我ながら平凡だな。でもね、こんな当たり前のことが、きっと、
 最高の幸せだと僕は思うんだ。なんて、あはは。ちょっとくさかったかな?』

117:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:38:55 GoVpnXDb
支援

118:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:39:04 pLRWjkON
支援

119:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:40:06 /lgqn35J
委員長の声はミサトさんでOK?

120:千葉はライの嫁
08/09/12 21:43:02 rXniwACC
若いってなんだ?
躊躇わないことさ!

バカバカしい内容でごめんね。顔文字とか使っちゃってごめんね。
さりげなくライが鬼籍に入っちゃってるし。でもこの中ではライが一番勝ち組だから許してソーリー。
というか今気付いたけど、新人さんが来たから投下するような内容じゃないですね。
まぁ、こんなこともあるさ。ではまた。

バイバーイ!

121:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:43:38 pLRWjkON
支援


122:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:47:47 pLRWjkON
乙でした〜
シュナイゼルがいい味出していてよかったです。
次回の投下をおまちしております。

123:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:48:46 Y57dNAkY
>>120
ライは千葉……
違った、千葉はライの嫁卿、GJでした!
皆大好きだろう、ギャグが!
なんか今日投下されたのギャグ的なやつばっかなんですけど!?

めちゃくちゃギャグマンガ日和だ……あれ? オチは?
この見事なコラボレーション、最高にハイってやつだぜ!
貴公の次の投下が何であろうとも、全力を挙げてお待ちしております!

124:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 21:48:57 hgFQiQOY
>120
乙でした。ライ・・・苦労したんだろうなあ・・・!涙なしには。
3馬鹿の無茶っぷりが楽しかったです。
そうだね!ゼロの仮面(特にR2版)は刺さるときっと痛いよね!

107で説教しているライに和みました。
残りのふたりは口尖らして横向いて聞いてたに違いないw
楽しかったです!またの投下を心より。お待ちしております。

125:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:06:06 I8YevmIh
22:15に投下します。前書き、本文、あとがき合わせて8レス分です。

126:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:06:36 AgEloy+C
投下しちゃうよ
かまわない?

127:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:07:36 AgEloy+C
あ、かぶった
>>125
どうぞどうぞ


128:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:07:56 pLRWjkON
どっちが先ですか?

129:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:12:24 o5JbNT17
早い者勝ちで125氏に一票。

130:125
08/09/12 22:12:33 I8YevmIh
>>126
先に投下していいですか?

131:余暇 ◆kkvclxzIds
08/09/12 22:19:24 I8YevmIh
少し遅れましたが投下します。

作者:余暇
タイトル:愛しの姫君とキスの味
カップリング:ライ×ユーフェミア

(設定)
・特派編スザクEND後
・ライがユフィの騎士で恋人になってます。

(注意)
・甘いです。
・コーネリアファンの方、ごめんなさい。

本文は6レス分です。

132:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:20:03 Y57dNAkY
もういっそ同時に投下するとか……冗談です
支援

133:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:20:12 pLRWjkON
投下はどうするんですか?
126さんが譲っているので125さんが投下するのがいいんじゃないですか?

134:余暇 ◆kkvclxzIds
08/09/12 22:21:29 I8YevmIh
            『愛しの姫君とキスの味』

政庁にある庭園。僕はそこで、わが主であり恋人でもある、ユフィと待ち合わせをしていた。
「遅いな、どうしたんだろう?」
特区のことで、何か用事だろうか。でもそれなら、専任騎士である僕も同行させるはず。他の用事だろうか。
その時、携帯電話が鳴った。ユフィからだ。
「もしもし、何かあったの?」
『あっ、ライさん?すみません、エニアグラム卿がお見えになって、少し話し込んでしまったものですから。』
「ノネットさんがこっちに?」
『ええ、特区日本の視察とかで。会いたがっておられましたよ。』
「そうか、また挨拶しに行かないとな。」
『では、すぐにそちらに向かいますので、もう少し待ってて下さいね。』
そう言うと、彼女は電話を切った。
(ユフィとは特区成立後に恋人同士になったわけだが、このことはノネットさんには伝えていない。
案外知っていたりして。きっとからかわれるんだろうな。)
そう思い、僕は苦笑した。そのうち、温かい日差しに照らされて眠気に襲われた僕は、ついベンチに座ったままウトウトし始めた。


135:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:21:58 Y57dNAkY
支援

136:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:22:06 pLRWjkON
スイマセンでした。支援

137:余暇 ◆kkvclxzIds
08/09/12 22:24:56 I8YevmIh
「む……?」
僕は口を塞がれると同時に唇に甘い湿り気を感じ、目を覚ました。
「ライさん、寝ちゃうなんて酷いです。」
「……殿下?」
目を開けると、目の前にはふくれっ面をしたユフィがいた。
「あ、また殿下って呼びましたね?二人っきりの時は名前で呼ぶって決めましたのに。」
「ああ、ごめん。寝ぼけててつい。ところで、今僕に何かした?口に違和感を覚えたというか……。」
すると彼女は、頬を赤らめつつ言った。
「目覚めのキス、です。」
「キ、キス?」
「はい。お姫様が王子様のキスで長い眠りから覚めるという童話があるのをご存知ですか?それを再現してみたのですが、
効果抜群でしたね。お姫様と王子様の立場は逆ですけど。」
そう言って、ユフィはクスクス笑う。本当に大胆な人だ。特区が成立してからも時々租界へお忍びで出かけ、そのたびに僕も巻き込まれて、
後でコーネリア殿下にカミナリを落とされている。それだけならいい。突然学園にお忍びでやってきて、みんなの目の前で僕に抱きついて
きたときには肝を冷やした。その時は変装していたから、スザク以外には正体がばれずに済んだのだが、これがいけなかった。
僕が皇女殿下の騎士であることは周知の事実。その僕が他の女性と抱き合ったと大変なことになったのだ。
結局ミレイさんにだけ正体を明かし、その場は収めてもらったが、寿命が縮む思いだった。なのに彼女は、
「みんなの反応、面白かったですね。」
ときた。そういうわけで、僕は彼女に振り回されつつ、毎日を送っていた。


138:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:25:20 Y57dNAkY
 支援

139:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:26:16 pLRWjkON
支援

140:余暇 ◆kkvclxzIds
08/09/12 22:27:17 I8YevmIh
「今日もいい天気ですね。」
空を眺めながら、ユフィがつぶやいた。
「このエリア11が、日本が平和な世界になって、本当に良かったです。」
「そうだな。これも、ユフィが特区日本を宣言してくれたおかげだ。本当にありがとう。」
「いいえ、私一人の力ではありません。あなたがいつもそばにいて、私を支えて下さったからです。
あなたがいるから、私は勇気を持って前に進めるのです。お礼を言いたいのは私の方です。」
「君を支えたのは僕だけじゃないよ。スザクやコーネリア殿下、たくさんの人たちが支えてくれたから、ここまで来られたんだ。
僕たちはこの世界を、未来へと受け継いでいかなくちゃ。それが支えてくれる人たちへの恩返しになるから。」
「ええ、頑張りましょう!」
僕たちは頷き合った。


「ところで……。」
不意に、ユフィがいたずらっぽい笑みを浮かべた。何か嫌な予感が。
「今から租界へ出かけませんか?もちろんお忍びで。」
やっぱりそうか。僕はため息をついた。
「ダメだって。またコーネリア殿下に叱られるよ。」
「大丈夫ですよ、お姉様は私にはそれほどきつい口調にはなりませんので、私は耐えられます。」
「いや、僕が耐えられない。毎日叱られてばかりだと、その場面が夢に出てきてうなされるんだ。夢の中でまで叱られたくない。」
「うふふ。夢の中にもお姉様が出てくるということは、実はライさんは、お姉様のことが好きなのでは?
『叱られるのもまた快感!』という方も、世の中にはいらっしゃるようですし。」
どこでそんなことを覚えたんだ。悪いがそういう趣味は僕にはない。


141:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:28:09 Y57dNAkY
支援

142:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:28:10 pLRWjkON
支援


143:余暇 ◆kkvclxzIds
08/09/12 22:30:34 I8YevmIh
「とにかく、今日は租界に出たらダメ。わかった?」
「むう、それでは待ち合わせ中に寝てしまわれたライさんへの罰ゲームができません。」
僕がコーネリア殿下に叱られるのが罰ゲームなのか?冗談じゃない。
「と、とりあえずもう少し違った罰ゲームにしてくれないか?精神衛生上、良くない。」
「そうですか、でしたら……。」
ユフィは考えた後、こう言った。
「キスして下さい。」
「えっ、キス?」
「はい。それも、私が合格点を出すまで。」
合格点って。それって、君がいいと言うまでキスを続けろと?
「いや、あの……。何度もキスをするのは恥ずかしいんだけど。」
「だって、ライさんはいつもそうやって恥ずかしがって、私にあまりキスをして下さらないではありませんか。
だからキスをするのは、いつも私の方から。それって、不公平だと思いませんか?」
不公平とか、そういう問題なんだろうか。
「それだけではありません。ライさんからもキスしていただかないと、何だか一方通行の愛に思えてしまうのです。
もっと、私に愛情表現を見せて下さい。さりげないものではなく、もっとストレートで情熱的なものを。
でないと私、時々不安になるのです。あなたに愛されているという自信が持てなくなるのです。
ただのわがままな女だと思われているような気がして、怖くなるのです。」
ユフィの声が、だんだん小さくなっていく。その時僕は、自分の愚かさを知った。
自分がキスを恥ずかしがって敬遠しているせいで、彼女を不安にさせていた。それではいくら彼女の
身の安全を守っても、精神的に支えても、彼女の不安は取り除けない。彼女が欲しかったのは、それだけではなかったから。
「ユフィ。」
ユフィの不安を取り除いてあげたくて、僕は彼女を抱き寄せた。二人は視線をそらさず、じっと見つめ合った。


144:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:31:29 pLRWjkON
支援


145:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:31:55 rXniwACC
支援支援支援

146:余暇 ◆kkvclxzIds
08/09/12 22:34:16 I8YevmIh
「ごめん、ユフィ。君のことを何もわかってなかった。恥ずかしいという理由だけで逃げて、君の本当の気持ちを理解しようとしなかった。
自分も本当は君のことが大好きで、お互いの気持ちを確かめ合いたかったのに。」
「ではこれからは逃げないで、もっと私を見て下さい。私も一緒ですから、恥ずかしがる必要なんかありませんよ。だから……。」
ユフィはその細く柔らかい指で僕の顔の輪郭をなぞり、最後に僕の唇に触れた。
「もっと恋人らしいこと、私にして下さいね。」
「わかったよ、ユフィ。」
僕は彼女に口付けしようとした。だが彼女の柔らかそうな唇を見ると、また恥ずかしさがこみ上げてきて、
本当に軽く触れるくらいのキスしかできなかった。
「また…恥ずかしがってますね?」
ユフィは明らかに不服そうだ。
「いや、だってあまり僕からキスしたことないし、どうすればいいか…ん!?」
突然ユフィが僕の首の後ろに腕を回し、キスをしてきた。自分の想いをぶつけるかのような、熱くて甘いキス。しばらくして、彼女は離れた。
「お手本はお見せしましたよ。これくらいしていただかないと、納得できません。」
ユフィはそう言って、ニッコリと笑った。随分とハードルが高いな。でも別に、上手にしろとかそういうわけではないんだ。
羞恥心を投げ捨て、自分の想いをぶつけないと。
「わかった。じゃあ、目を閉じて。」
僕がそう言うと、彼女は言われたとおりに目を閉じた。僕はそっと彼女を見つめ、その唇に自分の唇を重ねた。
彼女の甘い香りに包まれて、僕を覆っていた羞恥心という名の壁は崩れ去っていた。

僕たちはこれからも歩き続ける。平和で優しい世界をより良くし、後世に伝えるために。
そして、二人の愛を確かめ合うために。


147:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:34:44 Y57dNAkY
 支援

148:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:34:50 pLRWjkON
支援


149:余暇 ◆kkvclxzIds
08/09/12 22:38:35 I8YevmIh
おまけ
庭園の隅で、二人の様子をうかがう影が二つ。
「………。」
「おーおー。二人とも何と大胆な…っと、どこへ行かれるのです、コーネリア殿下?」
顔を真っ赤にして飛び出そうとするコーネリアを、ノネットが取り押さえた。
「離して下さいエニアグラム卿!ここは政庁ですよ、あ、あんな破廉恥なことをしていい場所ではありません!
それにいくら恋人同士とはいえ、主従関係あってこそのもの。奴の行動はそれに反します!よって、奴を止めに…」
「まあまあ。あれくらい良いではありませんか。私が彼らを覗き見しようとお誘いした時に、なんだかんだ言って
殿下もついて来られたではありませんか。やはり男女のこういう関係に興味がおありなのですな。」
「なっ!?からかわないで下さい!私はただ、ユフィが不純異性交遊に走ってしまわないよう、監視を…」
「素直ではありませんな、殿下。女性なら一度は、こういうことに憧れるものではないですか。
それに、いつまでも妹君を子供扱いすると、嫌われますよ?」
「むう、しかし……。ちょっ、待てユフィ、それは!」
コーネリアの口を、ノネットの手が塞いだ。
「おおっと、大声を出すと気づかれますよ。しかしライ、それ以上は危険だぞ、色々な意味で。」
「むー、むー!」(離して下さい先輩!奴に天誅を下さねば!)
「おお、私を先輩と呼んで下さるのは何年ぶりでしょう。懐かしいですな。よし、今から学生時代の
思い出話でもしに行きますか!お邪魔虫は退散ということで。」(頑張れよ、ライ。)
コーネリアを引きずったまま、ノネットは庭園を立ち去った。

ちなみにそれから一ヶ月ほどの間、ライはコーネリアに嫌というほどこき使われることになる。


150:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:39:19 Y57dNAkY
支援

151:余暇 ◆kkvclxzIds
08/09/12 22:43:19 I8YevmIh
以上です、支援ありがとうございました。
ユフィが大胆な子に……。これでいいのだろうか。
ライ×ユフィは確かに少ないですね、ネタが見つかり次第書きます。
その前に、ライ×リーライナを計画中なので、まずはそっちからということで。

152:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:44:27 Y57dNAkY
>>151
余暇卿、GJでした!
甘いよ、なんか心臓の鼓動がおかしくなるくらい甘いよ!
というかむしろ見てて恥ずかしいよ
ほのぼのしてて甘い、いい、実にいい!
全力を挙げて貴公の次の投下をお待ちしております!

153:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:46:48 pLRWjkON
お疲れさまでした。
リクエストを受け入れてくれて有難うございます。
素晴らしい作品でしたので感想は一言で
甘〜〜〜〜〜〜〜い!
以上次回の投下を心待ちにしております。


154:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:50:55 rXniwACC
癒されました。やっぱりユフィはええこやなぁ……
続編出ても、やっぱユフィ死んじゃってるんだろうな。ヘコむ……。

155:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:55:29 AgEloy+C
GJです
天然カップルっていいよね
ライユフィも近々やりたいな……

それじゃあ11時から投下するよ

156:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 22:55:56 pLRWjkON
>>155
支援します。

157:萌は文化
08/09/12 23:00:04 AgEloy+C
では時間で投下

普段空気無視してみんなシリアス投下の中、ギャグを投下してた私ですが……
何故、私がシリアスの時はギャグが多いのでしょう?

「 夢 」の続きでごさいます

約9レス

注意点は以前と同様であります
後、前回からだけど少し表現がしつこい所があるかも

では投下

158:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:00:56 pLRWjkON
支援


159:萌は文化
08/09/12 23:03:12 AgEloy+C
夢を見た。
嫌な夢だ。
ライ君があの赤毛の娘と仲良さそうに散歩をしていたのを私が遠くから眺めてる夢だ。
なんて酷い夢。
何が嫌だって丸1日仕事を休んでまで泣き続けて、まだ未練がましくそんな夢を見る私自身が嫌だ。
何を嫉妬しているの私は……?
ライ君に彼女が居たのがそんなに悔しいの?
そんなんだったらもっと早くに自分の気持ちに気づけば良かったのに……。
私はベッドから起き上がり鏡を見た。
酷い顔だ。
とても酷い顔だ。
丸々1日泣いて、目は充血、寝不足で目下にはクマ、肌もボロボロだ。
おかしくて笑ってしまうくらいみっともない顔。
こんな顔、誰にも見られたくない。
けど昨日は、風邪と嘘をついてまで休んだのだ。
ライ君と顔を合わせるのは辛いけど、いつまでも休んでるわけにもいかない。
仕方なく、私は仕事へと向かう準備をした。

「あ、おはようございますセシルさん」

職場に着くと朝から元気良く、ライ君が出迎えた。
どうして朝からライ君が?
ああ、そうか、今日は日曜日だったものね。
だから朝からライ君が居るのか。

「風邪って聞いてましたけどもう大丈夫なんですか?」

160:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:03:57 pLRWjkON
支援

161:萌は文化
08/09/12 23:05:01 AgEloy+C
心配そうな表情でライ君は言った。
きっと本気で心配してくれているんだろう。
でも、その何気ない優しさが、今の私には………痛い。
胸が…しめつけられるように苦しい。

「おはよ……ライ君。もう、大丈夫だから…」

自分の覇気のない声にビックリした。
今の私には空元気すらなかったらしい。
そんな私を見てライ君はますます心配そうな表現になった。

「でもなんか辛そうですよ。無理しないでくださいね」
「〜〜!」

優しい。
どうして優しいの!
その優しさがこんなにも私を苦しめるのに!
私に優しくしないで!

「セシルさん………!」

突然、前触れもなくライ君の指先が私の頬をそっと撫でた。
驚いた私はゆっくりとライ君を見た。
心配そうに私を覗きこむライ君の瞳は、真っ直ぐに私をとらえていた。

「泣いてるのですか?」
「………え?」

言われて初めて、私は自分が泣いていることに気づいた。

162:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:05:21 pLRWjkON
支援


163:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:06:54 I8YevmIh
支援

164:萌は文化
08/09/12 23:07:10 AgEloy+C
「どうして……?」

たくさん泣いたのに……!
昨日、仕事を休んでまでずっと泣いてたのに!
それでもまだ泣き足りないの私は……?

「………何かあったのですか?」
「ッ!!」

この一言が決め手となった。
もう、限界だった。

「ちょっ! セシルさん!!」

とにかくこの場から逃げ出したい、ライ君から離れたい、その一心で私は部屋から飛び出した。

「………何やってるのかしら私は」

ライ君から逃げ出した私は公園のベンチで1人自己嫌悪に陥っていた。
ライ君は悪くないのに。
ライ君は悪くないのに。
何度も自分に言い聞かせてわかってるはずなのに。
何で泣いちゃったの私は!
もう自分で自分がわからない!
こんなにライ君が好きだったのならどうしてもっと早く気がつかなかったの!
こんなに苦しいなら気がつかなければよかったのに!
…………なのにどうして?
割り切ろうと思えば思うほど、ライ君の顔が離れない。
ホントに私、どうしちゃったの?

165:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:07:39 pLRWjkON
支援


166:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:08:57 I8YevmIh
支援

167:萌は文化
08/09/12 23:09:29 AgEloy+C
「………どうすればいいのかしら」

職場に戻らなければいけないけど、今戻ってもきっと同じことの繰り返しになるだろうし。
私は、どうしたら……?

「どうした、悩み事か?」
「え?」

いつから居たのだろう?
私の目の前に緑色の長い髪の少女が立っていた。
…………誰?

「よかったら話を聞いてやってもいいぞ。主にそこでピザを食べながらな」

何故か上から目線で少女は近くにあったピザ屋さんを指差した。

「あの、どちら様ですか?」
「そんなことはどうでもいい。私はピザが食べたいのだ。それに、悩み事なら誰かに話を聞いてもらうだけでもだいぶ楽になるぞ」

早い話がピザを食べたいだけのようだ。
でも彼女の言うことも一理あるかもしれない。
こんなこと知り合いに相談出来る人がいないし、せっかくだから聞くだけ聞いてもらうことにしよう。
結局、私は緑髪の少女にピザをご馳走して話を聞いてもらうことになった。

「フムフム、つまり最近まで意識してなかった年下の男を急に意識してしまい、その男が知らない女とキスしていたのを目撃してショックで泣いていたと。あ、ピザあと3枚追加」

一通り話すと緑髪の少女はピザを頬張りながら呆れていた。

168:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:10:27 I8YevmIh
支援

169:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:10:45 pLRWjkON
支援


170:萌は文化
08/09/12 23:11:37 AgEloy+C
「一つ聞くが…………お前、何才だ?」
「べ、別にいくつだっていいじゃないですか……! そ、そりゃ、確かに私もこの年で失恋してここまで苦しむなんて思ってもいませんでしたけど……」

うう、改めて口に出すと、なんだかすごく恥ずかしい。
やっぱりこんな赤の他人なんかに相談しなきゃよかったのかもしれない。
ところでそのピザ何枚目かしら?

「馬鹿かお前は?」

心底くだらないと彼女は鼻で笑った。

「ええ、色々と馬鹿だったとは思ってますよ」

なんで自分の気持ちに気づかなかったのかってこととか、少し年が離れた男の子を好きになってしまったこととか、年甲斐もなく泣きじゃくったこととか、自分で自分を馬鹿だと罵りたいことがいっぱいある。
そんなこと一々口に出されなくても自覚いる。

「そうじゃなくて、お前はただ、その男が知らない女とキスしていたのを目撃しただけで、告白して振られたわけじゃないのだろ? だったらそれは失恋じゃない。お前が勝手に失恋だと思い込んでるだけだ」
「………!」

ただの取り越し苦労、と言わんばかりに彼女は笑った。

「その男がホントに好きなら当たって砕けろ。そのほうが楽だぞ」

171:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:12:19 Y57dNAkY
支援

172:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:13:07 pLRWjkON
支援


173:萌は文化
08/09/12 23:13:28 AgEloy+C
うんうん、と1人納得したように頷くと彼女はピザを口いっぱいに頬張った。

「当たって砕けろって………無駄なのが確実にわかっているのに?」

どうせライ君にはあの赤毛の彼女がいる。
私が告白したところで、ライ君を困らせるだけだ。

「なんだ? フッ、どうせ彼女がいるのだから告白したらその男に迷惑だとかくだらないこと考えているのだろ」
「うっ」

思っていたことをズバリ当てられ私は硬直した。

「図星か、だがそれは相手のせいにして自分を正当化してるだけだ。本当は相手に拒絶され、惨めな思いをしたくないだけだろ。違うか?」
「ッ………!」

言い返せなかった。
それはきっと彼女の言う通り、私がライ君に拒絶されて、今の関係すら失ってしまうのが恐いからなのかもしれない。
でも、だからこそ、結末がわかっているのに
拒絶されるのがわかっているのに
きっと受け入れてもらえないというのがわかっているのに
自分の気持ちを伝える勇気なんて私にはない。

「どうせダメなら玉砕して徹底的に粉砕されたほうが楽だと私は思うがな」

確かにその通りかもしれない。
でも私は……やっぱり恐い。

174:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:15:06 Y57dNAkY
志村

175:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:15:33 pLRWjkON
支援


176:萌は文化
08/09/12 23:15:49 AgEloy+C
拒絶が恐い。
ライ君に拒絶されるのが恐い。
「ここまで言ってもダメか。まあ、どの道お前の問題だ。私の知ったことじゃない」

釈然としない私の態度が気に入らないのか、少し不愉快そうに彼女はピザをかじった。

「少しはお前も食べたらどうだ? 腹が減ってるからそんなマイナス思考なんじゃないか?」

すると彼女は私に食べかけのピザを差し出した。
そういえば、私は昨日から泣いてばかりでろくに食事を取っていない。
彼女の言う通り、ご飯を食べたら少しは元気になるかもしれない。
どうせ私のお金だし、私もピザをいただくことにした。
「………ちょっと待て」
私がピザを小皿に取ると彼女は難しい顔をして言った。

「その手に持ってるジャムをどうする気だ?」

どうやら彼女は私の持参して来たブルーベリージャムが気になったらしい。

「え? タバスコだとつまらないと思って、ジャムをかけようとしたんだけど……」

すると彼女はますます険しい表情になった。

「………正気か?」

あ、なんか今、すごく失礼なこと言われた気がする。

「いいじゃないですか。好きでやってるんですから」
「……それだ!」

突然、彼女はテーブルの上から前かがみ

177:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:16:22 pLRWjkON
支援


178:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:16:25 Y57dNAkY
なにミスってんだ、俺はorz 支援

179:萌は文化
08/09/12 23:19:11 AgEloy+C
に人差し指突き出した。

「好きだから関係ない。違うか?」
「………え?」

いきなりのことに戸惑う私を見て彼女は顔を近づけ、さらに言った。

「好きなのだろ? 好きだから他人にとやかく言われても関係ないのだろ? お前はその年下の男の子が好きなんだ。なら、彼女がいたって関係ないだろうに。好きなら好きと言ってやれ。泣くほど好きなら例え振られても胸を張って言ってやればいい。それでもお前が好きだとな」
「!!」


少し興奮気味に一通り言うと、彼女は満足したのかゆったりと座席に座った。
確かに彼女の言う通りかもしれない。
ようは私の気持ちの問題だ。
実にシンプルで簡単なことだ。
私はただ胸を張ればいい。
例え振られても、それでもライ君が好きだと胸を張ればいい。
他人の気持ちなど二の次だ。
私はライ君が好き。
この譲れない思いがあるなら、例え迷惑だろうとこの気持ちは押し通すべきだ。
この気持ちに素直でいるべきだ。
もう、自分に嘘をつくのも、我慢するのもよそう。
もう、迷わない。
私はライ君が好き。
私は覚悟を決めた。

「ありがとうございます。どなたかご存知ありませんが、おかげで吹っ切れました!」

私は立ち上がり、彼女にお辞儀をした。

180:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:19:52 Y57dNAkY
支援

181:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:20:24 pLRWjkON
支援

182:萌は文化
08/09/12 23:20:48 AgEloy+C
「私、今から彼に私の気持ちを伝えてきます」

すると彼女は細く微笑んだ。

「フッ、やっとわかったか。何事も勢いが肝心だぞ」
「はい、本当にありがとうございます」

私は再度お辞儀をすると走り出した。
ライ君にこの気持ちを伝えるために。

「礼などいらん。それよりピザの代金………ってちょっと待て! ピザの代金払ってから行け!! 私は金を持っていないのだぞ! …………仕方ない。ルルーシュを読んで払わせるか」

セシルを見送った彼女は店の人から電話を借りてクラブハウスへと電話をかけた。

183:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:21:23 pLRWjkON
支援

184:萌は文化
08/09/12 23:24:35 AgEloy+C
以上で終了

今回で終わる予定だったのにな……
次回完結予定

実にセシルさん部屋が出来たらやろうとずっと温めてたネタがこのSS
だいぶ遅くなりましたがセシルさん部屋完成記念ですよ

前回で燃え尽きたかのかシリアスさが下がった気が…
ふふふ、難しいぜ
C.Cのキャラが少しあれかもしれませんね

管理人卿、申し訳ないですが>>176の最後が変に切れちゃってるのでうまく繋いでください

明日も朝早いので私はもう寝ます

では支援ありがとうございました

185:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:28:44 pLRWjkON
乙でした。
セシルさんが切なかったですね。
でも吹っ切れたようでよかったかな?
次回で当たって砕けるか、それとも?
次回の投下を楽しみに待ってます。

186:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:29:39 Y57dNAkY
>>184
萌は文化卿、GJでした!
C.C.が色んな意味でいいキャラですね
読み終わって感じる満足感、素晴らしい
続きがどうなるのか大変期待しております!
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!

187:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:31:49 I8YevmIh
>>184
GJ。セシルさんの想いが切ないな。
アドバイスしてあげるC.C.がいい人だ…と言いたいが、何枚ピザ食ってるんだww
セシルさんも、ピザにジャムをつけるなよwていうか、何で持参してるんだww
そしてこの代金は結局、ルルーシュが払わされるのか、哀れなw
次回を期待します。

188:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:34:14 pLRWjkON
>>184
誤字です。ルルーシュを読んで=呼んで


189:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:45:24 PBRBu5hV
いざ投下しようと思ったら今日は何でこんなにも…
練習で書いた戦闘物ですが、投下してもよろしいでしょうか?

190:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:47:55 pLRWjkON
>>189
はい喜んで支援します。

191:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:49:58 PBRBu5hV
ありがとうございます。では投下します。

タイトル   シアワセネイロ
カップリング ライ×アーニャ
ジャンル   スィリアス

ライ(モルドレッド)v.s.ビスマルク(ギャラハッド)で戦闘描写練習

ボツになった話を読めるようにしたものです。
ですから伏線は気にせず読み進めて下さい。回収する気はありませんので。


192:シアワセネイロ
08/09/12 23:51:06 PBRBu5hV
 おやすみ。そう言われて眠りに就いた少年は、永久をさ迷う。
 それは、彼に掛けられた贖罪の十字架か、それとも現実からの逃避か。
 どちらにしても、彼は選択したのだ。
 関わった全ての人々の記憶を封じ、そして自分だけがそれを抱えていくと。
 彼は言った。そうしたかった訳じゃない。そうするしかなかっただけだ、と。
 愛する人々に、自分の存在は害悪としかならない。
 あれは奇跡だったのだ。長い長い自分の懺悔に、神様が一時の安らぎを与えてくれただけなのだと。
 それは諦め。
 それは未練。
 様々な思惑を胸に秘め、彼は眠った。
 その判断が正しい物ではないと知りながら。
 彼は眠る。
 永遠の懺悔。
 しかし、終わりが無いから永遠と言うのか。それとも、終わりが有るから永遠と言うのか。
 彼の贖罪は終わる。
 彼は現実と向き合う。
 たった1人の少女を救うために。
 たった1人の少女と生きるために。
 それは、もしかしたら彼が一番望んでいた事なのかもしれない。
 だから、彼は全てを壊す。

 断罪の果てに迎える答えは、奇跡の福音。



     ‡シアワセネイロ‡





193:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:52:18 Y57dNAkY
支援

194:シアワセネイロ
08/09/12 23:52:59 PBRBu5hV
 §1:Memory of 0


「ここ……どこ?」
 気が付けばアーニャは変な遺跡らしき場所に横たわっていた。
 辺りを見渡せば、赤。
 崩れて、というより爆弾か何かで崩されたような遺跡だが、どういう仕組みなのか壁面が赤く光っていた。
 その光が、古風な紋様を描きアーニャの頭の遙か上に続いている。
 当然、見たことのない場所だ。
 アーニャにとって、記憶の欠落は日常茶飯事……というほどではないにしろ、度々起こっている。
 しかし、それにしても今回は訳が分からない。黒の騎士団の旗艦にいたはずでは?とアーニャは首をかしげる。
 とりあえず状況を確認しようと起き上がろうとする。すると、
「ぎゅむ」
 ……ぎゅむ?
 奇声、と言えばいいのか。とにかく声が発せられた。
 そういえば、とアーニャはお尻から伝わってくる地面の感触がやけに柔らかい事に気づく。どうやら下に何やら物体があって、それを下敷きに自分は寝ていたらしいと判断。
 何となく直接見るのは気が引けたので、手でその物体を押してみる。
 ぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむ…。
 ……楽しい。
 アーニャは恍惚とした笑みを浮かべた。
 こんな状況でも自分の好きな行為に没頭できるのは、さすがはナイトオブラウンズといったところか。
「ぷはぁっ!…そろそろやめないか!」
「きゃっ」
 いきなりそれはアーニャの手を押しのけて起き上がった。
 ごろん、と転がるようにアーニャは落ちて、そして見た。
 アーニャが下敷きにしていたのは、少年。整った顔をした銀髪の少年だった。
 年はアーニャよりも少し上。スザクやジノと同じくらいだろう、とアーニャは思った。それは別に高めの身長から推測したとか、顔立ちから判断した訳ではない。そんな能力は持っていない。
 ただ単に、彼がアッシュフォード学園高等部の制服を着ていたからである。
(どうして、学校の人が…?)
 アーニャは考える。ここは古代遺跡のように見えるが、実はアッシュフォード学園の近くなのかもしれない。
……ジノが庶民の学校には謎が多いと言ってたし。


195:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:53:18 Y57dNAkY
 支援

196:シアワセネイロ
08/09/12 23:54:53 PBRBu5hV
 しかし、アーニャは同時に、ここが学校の近くではないとも考えていた。
 何故なら……まあ、当然こんな遺跡が学校にあるだなんて考えられないからというのもあるが、何よりも少年の服装―アッシュフォード学園の制服にあった。
 ほとんど汚れていない。
 ここまで(と言っても詳しくは分からないのだが)来るのに、埃を少しも被ること無く歩いてきたようだ。
 あり得ない、とアーニャは思う。だが妙に納得する自分がいた。
 服が綺麗なまま、とかそれ以前に、彼はどこか現実から少し離れたような存在感を醸し出していた。
 それは、少し自分と似ているかもしれないとアーニャは思った。
「あのー…」
 不意に少年が話し掛けてきた。
 どうやら考えている間、少年をずっと見つめていたらしい。
 少し気恥ずかしそうに頬を掻きながら話し掛ける少年に、アーニャは何故か自分の動悸が激しくなるのを感じた。
 それを紛らわすためか、まあとりあえずは聞いておかなくてはならないだろう事をアーニャは言った。
「あなた、誰……?」
「それはこっちのセリフなんだが…」
 そう言って、アーニャと一緒に銀髪の少年も首をかしげた。


   ●


 銀髪の少年は、名をライといった。
 ライは首をかしげながら状況を確認する。
 先ほどから頭はぼんやりとし、目の焦点も合わないという体たらくだったが、ようやく覚醒してきた。
(ここは……間違いない、神根島だ)
 遺跡は崩れてしまっているが、幾つか残った特徴や、何より側にあるギアスの紋様が浮かぶ壁面は神根島の物そのものだ。
(僕は…また、目覚めたのか?)
 また、というのは昔も目覚めたという事に他ならない。
 どうやら今回は記憶に不備は無いようだ、とライは前に目覚めた事を思い起こす。
 C.C.に連れられ黒の騎士団に入ってゼロやカレンと共に日本解放に向けて戦っていた日々を。
 まあ、自分の場合、記憶を探るためにC.C.に従って成り行きで入ったようなものなのだが。それはここでは置いておく事にする。


197:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:55:34 Y57dNAkY
支援

198:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:56:56 pLRWjkON
支援


199:シアワセネイロ
08/09/12 23:57:39 PBRBu5hV
(とりあえずこの子は…?)
 ライはもう一度よく目の前にいる女の子を眺める。少し妹に似てるだろうか。可愛い。
(いや、何を考えているんだ僕は…)
 眠っている間に少しボケたのか、とライは浮かんだ考えを打ち消す。そして改めて観察すると…服装に特徴があった。
 ブリタニア軍のパイロットスーツ。
 それを見たライは当然のように推測する。つまり、この子はブリタニア軍なのか?それにしてもへそ出しとは…
(あああああ、また変な事を考え始めている!)
 ライは煩悩を追いやるべく、目線を強引に女の子の頭の上に向ける。
 そのピンク色の髪を見ながらライは思う。撫でたらとても気持ちいいだろうと。
「だから違う!」
「っ!?」
 突然上がった大声に女の子はびくりと震える。
「あ……怒鳴ったりしてごめん。君の髪がふわふわしてるから、つい…」
 こほん、とライは咳払いをして気を取り直す。
 そしてライは何人もの女性を陥れた美と魔性の柔和な笑みを浮かべ、
「僕はライ、君は?」
「アーニャ」
「そうか…アーニャ、はどうしてここに?」
「ここがどこか知ってるの?」
 アーニャは質問に質問で返す。こういう時には先に相手の疑問を解決してあげる方がスムーズに話は進むもの。
 ライはよく耳を澄ますと戦闘音が聞こえる事を確認し、話す内容を慎重に吟味しながら話す。
「ここは神根島と言って、エリア11の外れにある島のはずだ」
「ふ〜ん…」
 さり気なくエリア11、という言葉を使ってみたがそこにアーニャの反応は無い。
(という事は、まだ日本は独立していない……なら僕が眠ってからそれほど時間が経ってないという事か?)
 もしくは黒の騎士団が失敗したか、だ。
 だがライの予測では、自分がいなくてもあの時点で十分にブリタニア軍を倒せるはずなのだが。
 ……これ以上は時間の無駄か。
 皆、ギアスの力でライの事を忘れているが、ギアスの効かないC.C.やV.V.は別。
 V.V.が死んでしまった事を知らないライだが、そもそも彼とは面識があまり無い事を考えると、やはりC.C.に会うのが妥当か、と結論づける。


200:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:57:58 Y57dNAkY
 支援

201:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/12 23:58:43 pLRWjkON
支援


202:シアワセネイロ
08/09/12 23:59:43 PBRBu5hV
「とりあえず、崩れそうだからここを出てから話そうか」
「うん」
 ライは立ち上がってアーニャに手を差し出す。
 差し出してから気付く。何を手を繋ごうとしているのだ、と。
 ライは慌てて手を引っ込めようとするが、それをアーニャが逃がすまいとガシッと捕まえる。
 この時、ライのいた所にチーズ君人形が置いてあったのだが、動揺したライは気づくよしも無かった。
「……………えーと」
「行く」
「ああ、うん、そうだね…」
 そのまま強引に指を絡められ、何故か体まで寄せられてライは歩き出す。
 ……ああ、僕はやはり女の子には逆らえない性格なのか。前起きた時もそうだけど、この時代の女性は皆こういう性格をしているのだろうか。
 ならば正さねばならないとライは思う。ただ、それと同時に、
 ……母も妹も、こんな感じだった。
 いつの世も女は強しという事だろうか、とライはアーニャの横顔を見る。
「アーニャは……どうしてここに?」
 アーニャは少し考える素振りを見せ、
「分からない。気づいたらライの上にいた。……でも、私にはよくあること」
「よくあること?」
「そう、記憶が途切れるの…」
 記憶が途切れる。どういう理由かは知らないが、その意味なら、ライはよく知っている。
 ……不安、なのかな…。
 記憶が途切れるよりは、逆にすっぱり全てを忘れた方がいいと思える時もある。特に自分はそうだった。のん気なものだとからかわれたのも、今ではいい思い出だ。
 一番嫌なのが、断片だけ思い出した時の違和感。
 それは、友人達の優しさに触れるにつれ、早く思い出さなくてはという焦りや、どこか自分が複数人いると思えるような感覚となって苦しめてくる。
 その苦しみを知っているライだからこそ、アーニャに共感できる。
「そっか…大変だね」
「……」


203:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/13 00:00:19 Y57dNAkY
支援

204:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/13 00:00:28 wMHTcaMv
支援


205:シアワセネイロ
08/09/13 00:02:27 PBRBu5hV
 ライの言葉に、アーニャは眉をわずかにひそませる。
 意味も無く同情されるのは不満なのかな、とライは苦笑しつつ、
「僕も記憶が無かった時があったんだ」
「あなたも?」
「それはもう、ばっさりと。自分の名前以外は全て忘れててね。逆に清々しい気分…なんて言ったら、記憶を戻すのに協力してくれた人達に悪いな」
「……取り戻せたの?」
「一応ね。まあ、また今までの事もよく覚えていないんだけど………今、何年?」
「皇歴2018年」
 アーニャが事も無げに言った年号に、ライは驚愕する。
 自分が神根島で眠ってから、一年。
 ……短すぎる。
 以前、ライが長い年月の眠りから覚め、現世に現れた時はもはや別世界と言ってもいいくらい時代は移り変わっていた。
 バトレーの実験により、生活に支障は無かったが。
 にしても、何らかの外的要因がなければそんなに短期間で出られないはず。何か理由があるはずだとライは考え…。
 ……いやまあ、遺跡壊れてたしなあ…。
 原因も何も、寝床を壊されたからに決まっている。
 だが、どうしてそうなったかはライは知らない。
「アーニャ、ギアス……って知ってる?」
「知らない。なにそれ?」
「……知らないならいい。また後で教えてあげるよ」
「わかった」
 こくんと頷くアーニャに、ライは満足そうに笑みを浮かべる。
 ……ギアスの事は知らない。なら、アーニャは関係無い……?
 不確定要素は多いが、とりあえずアーニャは信用できるだろうと安心する。
 嘘をついている、という考えが浮かばなかった訳では無いのだが…。
 とりあえず頷き方がとても素直で可愛らしいからどうでもいいか、と納得する。
(…僕もだんだんルルーシュの事をとやかく言えなくなったな…)


206:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/13 00:02:43 wMHTcaMv
支援

207:シアワセネイロ
08/09/13 00:06:05 ArY2fk50
 遺跡から出て少し歩いたところで、そういえばギアスは使えるのか?とライが確認しようとしたところ、
「あ、モルドレッド」
 とアーニャが突然何かを見つけて反応した。
 ライはすぐにその視線の先を追ってみると、
「ほう…」
 見たことの無いナイトメアが横たわっていた。一瞬呆気に取られたがアーニャに駆け足で引っ張られていく。
 知ってる物があって安心したのか、アーニャの顔は少しだけほころんでいた。
「これ……君のナイトメア?」
「うん、モルドレッド」
「後ろに付いてるのはフロートユニットか…?」
「ナイトメア、わかるの?」
「え……まあ、少しは」
 アーニャはモルドレッドに乗り込みながら、ライに問う。
 同じくコクピットの中に乗り込んだライは、少し迷ったが頷いた。別に隠すほどの事ではないだろう。もはやここにいる事自体が異端なのだから。
 そんな軽い気持ちで頷いたライだったのだが、アーニャは少し考えて、うん、と頷き言った。
「じゃあ、ライが操縦して」
「何を馬鹿な、アーニャが操縦すればいいじゃないか」
「さっき足くじいた。とても痛い」
 もの凄く痛くなさそうに棒読みでアーニャは足の怪我を告げた。
 ライは、先ほどモルドレッドを見つけた時に思いっきり走ってた気がしたのだが、
「これでミサイル発射、これでハドロン砲が撃てる。フロートは少し故障してるけど、問題無い」
 完全にアーニャはライに操縦させる気のようだ。モニターを見ながら、設定も次々に切り替えていく。
 ……フロートにハドロン砲って、あの黒い機体みたいだな。でもハドロン砲は未完成だったんだけど…さすがに完成したのか。
 と、ライは投げやりになりながらも説明を聞いていく。飛ぶのは初めてだが、
 ……まあ、何とかなるか。
 モルドレッドは多少損傷してはいるが、月下よりも随分と高性能だ。機動力よりも攻撃力を特化したと見られがちだが、フロートを利用して上手く動かせば機動力は月下にも劣らない。
 それはモニターに映る機体の説明を見たライにも分かった。


208:名無しくん、、、好きです。。。
08/09/13 00:06:35 qGbnAXpX
 支援

209:シアワセネイロ
08/09/13 00:08:13 ArY2fk50
 ライは操縦席に座り、操縦桿の反動を確かめてからアーニャに頷く。
「とりあえず、準備はいいよ」
「ん、」
 分かった、という風にアーニャも頷き返し、

  ぽふん

 と、ライの膝の上に何かが乗っかった。
 アーニャだ。
 (くぅっ………!!)
 感慨深い感想がライの頭の中を駆け巡るが、あえてそれを言語化しようとはしない。
「あ、アーニャ…さん?」
「頑張って、ライ」
 ライの疑問の声を無視してアーニャはしれっと言った。素直ないい子なのだが…。
 ……意外と強引だな。
 しかし、見ず知らずの自分にナイトメアを預けるという事に不用心だと感じつつ、ライは素直にそれを喜んだ。
「じゃあ、行くよ」
 告げた言葉通り、思いっきりペダルを踏み込む。
 そして次の瞬間、赤の巨体は夜空に舞い上がった。




次ページ
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

5080日前に更新/483 KB
担当:undef