葉鍵ロワイヤルReturns
at LEAF
1:名無しさんだよもん
04/12/29 14:01:02 xholXXqJ
葉鍵キャラと葉鍵板の住人がロワするリレーSSを製作中です。
主人公格は「名無しさんだよもん」です。
つまり、読み手である貴方です。
自分ならこうするのに、といった思いをSSにしてみましょう。
自分の行動は自分で決める!というカンジで。
ただし、自分の思い通りの方向にストーリーが進まなくても泣かないこと。喚かないこと。
シナリオ通りには進まない、それが人生だと思うからです。
それを如何にして良い方向へ繋げるか、も大事だと思います。
避難所
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それと佳乃祐ハァハァ
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感想・実況スレ
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2:第38話 1/2
04/12/29 14:02:34 xholXXqJ
「さいかのお家もあそこにあるの?」
「うん、おんなじところ」
水を飲んで少しだけ休むとさいかはすぐに回復した。
今は楽しそうにみちるやみさおと御喋りをしている。
話を聞くとみちるとさいかは同じ町に住んでいるらしい。
……いや、それも分かっていたことだ。俺はこの子達のことを前から知っている。
いい加減に受け入れよう。彼女達はホンモノだということを。信じがたいことだが。
「そういや、あの石投げるのはお前がもらった武器だよな」
三人の会話が中断したところで、みちるに質問をしてみた。
「そうだよ」
「じゃ、みさおちゃんのは何よ?」
「えっと……てっぽーだよ」
「あんな奴か?」
棚の上に置いてあるトカレフを指した。
「もっと小さいの。みちるでも持てるよ」
「だったら、なんでさっきはそれを使わなかったんだ?」
「だって、てっぽーなんかで撃たれたら死んじゃうよ」
「で、石ぶつけて追っ払おうとしたのか」
「うん」
「石だって、あのスピードなら当たり所が悪けりゃ死ぬかもしれないぞ」
「うにゅ…」
そこまでの配慮はしていなかったようだ。しゅん…と表情が元気を無くす。
「それに、さいかに当たってたら確実に大怪我してた」
「うに…さいかには気づかなかった」
背中にいたからよく見えなかったのだろう。さいかの方を見てますますみちるは小さくなってしまう。
「でもまあ、こんな状況で、相手を死なせないようになんて考えてるのはえらいと思うぞ」
銃を使われていたらやばかったし。ふわふわの髪の毛を撫でてやった。
「えらい。えらい」
「にゃはは♪」
今度は素直に喜んだ。
3:第38話 2/2
04/12/29 14:02:53 xholXXqJ
すっかり仲良くなったみちるとさいかは下で一緒に夕食の準備を始めた。
一応この場で唯一の大人ということで手伝いを申し出たが、それよりもみさおの話し相手をしてろとのこと。
「できたら呼ぶね。おにいちゃん」
「うん。頼むよ」
ととと…とさいかは階段を下りていった。
「妹さんだったんですか」
「いや違うよ。ただ何となくそう呼ばれているだけだよ」
「そうですか。あの……私も京大繭さんのこと、お兄ちゃん、って呼んでもいいですか……?」
「いいよ」
何だろうなこの展開は。
「えへへ、お兄ちゃん」
「はは……」
なんとも照れくさいようなくすぐったいような。
「あ、あのねお兄ちゃん、あのね」
「どうした? みさお」
「あのね、あのね……ぐす」
みさおのやせた腕が首に絡まる。
「ど、どうしたんだい? みさおちゃん」
思わぬ接触に兄の演技も剥れる。
「ぐす、ぐす……どうして、どうしてみさおの側にいてくれないの? 痛いのに、苦しいのに、毎日毎日苦しいのに……」
「私きっともうすぐ死んじゃうんだよ。死んじゃうのに……どうしてみさおのところにいてくれないの……」
「さびしい……さびしいよぉ……お兄ちゃん……う……うう」
あの分別はどこに行ったのだろう。幼い少女は青年にすがりついてぽろぽろと涙を零していた。
もう俺はこの現実を受け入れていた。俺はこの子の兄を知っている。
折原浩平、葉鍵ゲー主人公の中で一番俺に近い色の魂を持つ男。
だがなぜかお前はここにはいない。永遠の世界に行ったのか、ただ呼ばれなかっただけなのか。
まあいい、この子達のためならお前の代わりぐらい立派に務めてやるよ。
この子は、みさおは俺が守る。それに……
椎名……
4:'ヽ/ヽ
04/12/29 14:24:54 KnXAisde
…なぁ、なんか>>1おかしくね?
5:名無しさんだよもん
04/12/29 14:29:40 6hDabUBZ
往生際わりー
6:名無しさんだよもん
04/12/29 14:46:28 HljwUB0l
はぁ!?まじふざけんなよ小泉お前結局森とおんなじかよ。
かー、腐ってんねまじで。まじむかつく。なんだよこれ。
7:名無しさんだよもん
04/12/29 16:10:07 iQu7hwPw
何度でもよみがえるさ
8:名無しさんだよもん
04/12/29 16:27:54 nh/0+0i5
フジモリ
9:名無しさんだよもん
04/12/29 16:29:08 KnXAisde
即死すんのか?
10:(ノ>ヮ<)ノ☆
04/12/29 16:30:13 xcf55fjF
即死回避なんてさせません
11:名無しさんだよもん
04/12/29 17:09:31 VTbwHZkE
死ねよ荒らしが
削除人批判する前にてめぇらのやってる事の正当性を説明してみせろよ
12:名無しさんだよもん
04/12/29 17:20:08 Sc/FdLfT
いろいろ文句言ってるやつは実はもう殺されたコテらしいよ。
13:名無しさんだよもん
04/12/29 17:20:55 W0uTWlVy
あぁカノユウとかいう売名厨か
14:第39話1/2
04/12/29 17:53:16 ac3Q+Fqg
『お前ら思い出せよ!俺らがあの板にいる理由は何だ!?キャラへの愛があったからだろ!!』
黒板に映し出された映像の中で京大繭が叫んでいた。
「以上だ。 どうやらあちらの方向性も決まったようだな」
ぞろぞろと動き始める彼らの姿を後ろに教壇の上に立つ男が言う。
コテハン達とは別の場所に、葉鍵キャラとスタッフ達は集められていた。
どうやら削除人は「板住民である」という発言から、
過去に葉鍵板におりオフにでたりマグナムと色々起こした原田宇陀児も
コテと認識されて向こうに放り込まれたようだ。
「お兄ちゃん……」
画面の中で、このゲームのルールを知らされても、自分達を守る為に呼びかけてくれている京大繭の姿をみて、
しのさいかは彼が思いやりのある人だということを改めて知った。
「ちょっと待ってよ! 士貫くんは何処に行ったのよ!?」
「088弓塚さつきか……。 残念ながら士貫いない。
いるのは078琥珀のみだ」
「ふざけんじゃないわよ!! 士貫君がいないのになんでわたし…がっ!!」
さっちんの腕にナイフが刺さっていた。
「最初に言ったはずだ、黙って聞けとな。この万年六位が」
15:第39話2/2
04/12/29 17:53:40 ac3Q+Fqg
「ぐ……力さえあればあんたなんか!!」
「今のはサービスだ。あちらで一人死んでいる以上、無駄に手をだしたくなかったからな。
だが次は眉間を狙うぞ?」
流石のさっちんもこの状況でこれ以上、手を出す気にはなれなかった。
そうこうしている内に黒板に映る映像がコテハン達の消滅と共に消える。
彼らが元の配置位置に戻るのだ。
「もう一度言う。貴様らは餌だ。このゲームを美味しくする為のな。
それ以上のそれ以下でもない。まぁ、精々健闘するんだな」
パチン。
教壇の上に立った男が指を鳴らすと彼らもまた教室から消えた。
映りゆく景色の中で、だーまえだけが原田宇陀児の死に気付いていた。
16:名無しさんだよもん
04/12/29 18:43:15 VTbwHZkE
ペド繭の一人称が何で俺なんだよ
キャラ知らないやつが書くなよ、出っ歯かてめーは
17:名無しさんだよもん
04/12/29 18:45:16 VTbwHZkE
つーかよく読んでみたけど全然キャラの特徴つかんでないし
なにこいつ?マジで出っ歯?
18:名無しさんだよもん
04/12/29 18:47:56 ac3Q+Fqg
俺、コピペしただけだからしらね。
19:名無しさんだよもん
04/12/29 18:53:43 Yy0loLxh
移転か、むこう変なの湧いてるけど(´д`)クマー
20:佳乃祐 ◆QKANOYoUUs
04/12/29 18:54:05 Yy0loLxh
名前入れ忘れた
21:名無しさんだよもん
04/12/29 18:55:20 Yy0loLxh
誤爆…
22:名無しさんだよもん
04/12/29 19:04:14 VTbwHZkE
変なのはお前
誤爆じゃなくて自爆
23:☆ノ(>A<ノ)
04/12/29 19:05:23 xcf55fjF
佳乃祐は何処でも相変わらずですね…
24:名無しさんだよもん
04/12/29 19:42:35 KnXAisde
にははっ
25:名無しさんだよもん
04/12/29 19:48:57 KnXAisde
>>12
26:名無しさんだよもん
04/12/29 20:34:07 1TI0uQXF
つーかこの状況だと俺全く使い道無いな
究極にお荷物だ
27:名無しさんだよもん
04/12/29 21:03:38 7btluPKp
またキチガイ削除人に消される前にさくさく進めようぜ。
28:名無しさんだよもん
04/12/29 21:35:38 KnXAisde
てめぇがかけと。
29:40話 1/2
04/12/29 22:51:33 7btluPKp
さわたしまこと(018)は丈の長い草陰にしゃがみ込み、支給されたリュックサック物色しながら徐々に焦りはじめていた。
必要な武器が入っているはずのリュックサックから出てきたのはもやし1袋 42円(税込)だけだったからだ。
武器どころか食料としても極めて半端なしろものだ。
「ほんっとに馬鹿にしてるっ!」
リュックを逆さにして覗き込んだり、振ったりしてみたが、やはり他には何も入っていない。
あまりに腹が立ったので、のっそり起き上がると近くにある石を思いっ切り蹴飛ばした。
「〜〜〜!!」
予想外に石が重たくて、つま先に激痛が走った。
「ほんとにムカつく!ウザい!どいつもこいつもっ!」
いいながらふたたび石を……今度は軽く蹴飛ばした。
がさがさっ…
「だ…だれか…いるのか…??」
すぐ後ろの茂みから声がした。
(…しまった)
普段、生活のほとんどを室内で送っていた彼女は、思ったことをついつい大声で独り言として発する癖がついていた。
万事休す、かと思ったが、彼女にはその声に聴き覚えがあった。
「もしかして……ひかり?」
「え、え!?」
茂みがガサガサと揺れ、中からボウガンを構えた体格の良い男が現れた。
「さ、さわたしだったのか…」
「ひかり…くん」
これは…チャンスだ…さわたしは心の中でニヤソと邪悪な笑みを浮かべた。
ひかりは、ハッと我に返ると震える手でボウガンを構えなおし…そしてさわたしに照準を合わせた
「お、俺は……でも、これは仕方がなくて………その…」
さわたしはひかりの“正しい”行動に少々動揺したが、すぐに心の中で駄天使の笑みを取り戻した。
(ふん、お前にわたしが殺せるのかよ?プ)
「うん……仕方がないんだよね…?」
涙をたたえた瞳で、上目遣いにまっすぐひかりを見つめる。
30:40話 2/2
04/12/29 22:52:59 7btluPKp
「早く……殺して。つらい思いをしてまで生き延びたくはないの…」
「お、俺は……」
「わたし、どう頑張ったって生き延びられないし…自殺しようとしてたの…でもわたしの大好きなあなたになら殺されても……」
涙がひとすじの線になり、頬をすべり落ちる。
「よかった…こんなおそろしい場所で…さいごにわたしの一番大好きなひとに出会えて…」
「!!」
ひかりはボウガンをゆっくりと下ろした。
「俺…そんなつもりじゃ!!…こんなこと……!」
ぱぁん!
その時、近くの森から乾いた銃声が響いた。野鳥がいっせいに飛び立つ。
「来た! わたし…七夜に追われてるの!」
咄嗟にでまかせを口走る。
「あなただけでも早く逃げて…わたしに生き延びるすべはないから…」
自分は比較的良い武器を手に入れたと強運を自負していたひかりは銃声を耳にし、
途端に恐慌状態に陥った。まさか実銃まで支給されるとは思っても見なかったからだ。
「に、逃げよう!一緒に行こう 俺に、付いてきて……!ほら、あそこに隠れるのにちょうどいい民家が…」
ひかりは自分の出てきた草むらの方角に向き直ると遠くを指差した。、
「え?どこ…?」
「ほら!あそこだよ…!」
「え?えっ?」
「ほら、あのしゴヴぉ!!」
信じられないものを見るように大きく眼を見開いて、さわたしを振り返ると…ひかりであった物体はツイストを踊るように
滑稽に身をよじるとその場に崩れ落ちた。
(こんな石でも役に立つものね…それにしても本当に馬鹿なおとこ…)
硬直しつつある指を広げ、ひかりの手からボウガンを奪い取ると、さわたしは森と反対方向へ駆け出した。
そして数歩たたらを踏んで立ち止まると、ひかりの死体の転がる場所まで引き戻すと…
自分のリュックからもやしを回収すると無造作にポケットに突っ込み、再度走り出した。
ひかり(017)死亡
31:第41話 1/2
04/12/29 23:14:49 xholXXqJ
ある部屋の一室で一人の少女が目を覚ました。
054古河渚である。
彼女は起き上がると、自分の状況を思い出し、取り乱した。
「お父さん…お母さん…朋也くん…汐ちゃん…」
それらは全て先ほどまで実家で一緒にいた彼女の大事な家族の名前だった。
「そんな…どうしてこんなことに…」
ある休日の昼下がり、岡崎の姓を持つ小さな家族は、古河パンを訪ねていた。
同棲してから一度も欠かしていない習慣だ。
午前の店が一番忙しい時間が終わり、まったりとした空気が流れていた。
その日に限って、店主である古河秋生は外に遊びに行く事もなく、家の中にいた。
店番はその妻の早苗がしている。
渚と朋也は、彼女たちの愛娘・汐と一緒にテレビを見ていた。
「いらっしゃいませ…こ、ことみさんっ!?」
なにやら店の方で叫び声がした。
普段のおっとりとした印象からは程遠い母の様子に、彼女は慌てて店の方へ向かった。
朋也は「ここで待ってろよ」と汐に言い、彼女のあとを追った。
彼女たちは、そこで信じられない光景を見た。
店の前には彼女たちの高校からの友人である一ノ瀬ことみとその母がいた。
…問題なのは母親の方だった。
腹部から血を流し、息も絶え絶えといった状態だった。
「〜〜〜〜!!」
ことみがなにやら一生懸命に早苗に話しているが、全く耳に入らない。
それどころか全ての音が聞こえなくなっていた。
日常とはかけ離れた『死』の匂いは、彼女には衝撃的過ぎた。
朋也がそんな彼女の状態を見て抱きとめようとしたその時
―突然謎の男たちが店に入ってきた。
32:第41話 2/2
04/12/29 23:16:18 xholXXqJ
彼らの手には黒光りする銃、鋭利な刃先のナイフ。
早苗の悲鳴に、家の奥から秋生が飛び出してくる。
「早苗どうしたっ!?」
「くっ…もう追ってきたのね…」
ことみの母がそう言う。
「どうして私たちを狙うの!?やめてほしいの!」
「ヒヒヒヒ…お前達はエサなんだぁ。おとなしく殺されろぉっ!」
店のただならぬ空気を察知したのか、家の中からとてとて、と汐が出てきた。
それに気づいた男と秋生が汐の元へ駆ける。
「汐ぉぉーーーっ!」
「死ねェェェっ!!」
男の投げナイフが汐を襲う。
渚は、無意識に娘の元へ駆け出していた。
「汐ちゃん!ぬいぐるみをしっかり握っててなの!」
ことみがそう叫んだ。
汐が手にもっただんごのぬいぐるみを強く、抱きしめると…
「てぃび、まぐるむ…」
ことみの呟きとともに、ことみと水恵の体が光に包まれていく。
彼女たちだけではない。
汐も、男も、秋生も―そして、自分も。
…気づいたときには、彼女はここにいた。
娘はどうなったのだろうか。
店に残された夫や母は大丈夫なのか。
…思考は、突然の闖入者の登場によって中断された。
「…あの、どちらさまでしょうか?」
051 ほしのゆめみと054 古河渚 遭遇
33:第42話
04/12/29 23:44:19 ac3Q+Fqg
黒い人は驚愕した。
支給された袋がでかい。
っつーか、俺よりでかい。
人3人分ぐらいある。
痛んだ胃の身体でこんなもんを持てというのか?
うわっ、なんかブルブル鳴いてるし、ヒヒーンって何だよ!?
馬じゃん、これ絶対馬だよ。
ほら、地団駄踏んでる。
うげっ、走ろうとしてるし!
袋の中にはまだ他にも何かあるかもしれないのに!
って、こんなんどう抑えろってんだよ!
袋破りやがったし!!
黒! この馬、黒! でかっ! こわっ!
何とかして上に乗んないと!
暴れるな、走るな、落ち着け!!
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
乗ったけど、こええよ!
誰か助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
061 黒い人 武器:黒王号
34:第43話 1/4
04/12/30 00:24:21 Q3MauQsM
「まてや、ゴラァ!!」
森の中では、033番と052番・072番が熾烈な戦いが始まっていた。
033 ガチャタラ(うたわれるもの)
「うたわれるもの」に出てくるキャラクター・・・もとい、動物。
その肝に万能の薬効ありとされて乱獲され、絶滅の危機に瀕するかわいらしい動物である。
この動物は、名付け親を本当の親と思い込む習性があり、ガチャタラという名前も
その名前を名付けたアルルゥという5・6歳程度であろう幼い少女が付けたものである。
アルルゥとガチャタラは本当に親子のように仲が良かった。
なぜこのBRに出てきたのかはわからない。ただ、いきなり仲を引き裂かれてこんなところに
その哀れな小動物を目を血走らせて石ぶん投げながら追い回すライターと金髪。
052番 麻枝准(ライター)と072番 春原陽平(CLANNAD)だった。
勝てる戦いには確実に勝たねばならない。それが生存競争。
道義なんぞ関係ない、こんな生物でも所持品はあるのだから見つけ次第全力で潰すべし
実に外道な考え方であった。
しかし、石を投げてもぜんぜん当たらない。春原は体当たりでそれを捕獲しようとするが、
その小さい動物はするりするりと、しかし必死に逃げる。
「意地でも押さえ込め!!」麻枝の檄が飛び、大人2人で一人の動物を追い掛け回す。
35:第43話 2/4
04/12/30 00:24:45 Q3MauQsM
最期は春原はその動物の体を強引に捕らえた。彼にしてはよくやったと言うべきであろうか。
「よっしゃあ!!」春原と麻枝はその動物を捕らえて喜々乱舞する。
「よっし!!仕留めるのは私が行おう」
麻枝が言う。
「君には─、伝説の─ライター・キックを見せてやろう」
「ライターキックっすか」と、春原。
「ライターキックとはー、ライターが行うー、キックなのだよ。」
と、藤岡弘の物まねで必殺技の説明をする麻枝。
特に意味は無い。
春原がその小動物を取り押さえ、一気に麻枝が両足飛び蹴りで30センチくらい飛んでその動物の頭に
おもいっっきり飛び蹴りを行う。それだけでも死なないので、何度も何度も飛び蹴りを行う。
しばらくするとその小動物は動かなくなった。
「さらばだ、わが人生最強の強敵よ」
麻枝はガチャタラの死骸を見て、そう言った。
春原:「・・・・・・・・」
36:第43話 3/4
04/12/30 00:25:29 Q3MauQsM
そして。とりあえず、戦後処理としてやる事は2つあった。
一つ、奴(ガチャタラ)に支給されている武器を分捕る事。
もう一つは、
春原:「そういえば、こいつの肝かなんかは、万能の薬になるとかかんとか」
麻枝:「何で君、そんな事知っとるん。」
春原:「『うたわれ』をやったんすよ。割れもんですけど」
麻枝:「おい」
春原:「なんかアレ、ちょうどいいんすよ。パッと見エロゲに見えないんでダマシによく使われるんす。」
麻枝:「まあ、甘露絵やからな。」
春原:「大体、友達同士で貸し借りするのは月姫・ネギまで、導入としてうたわれで。」
麻枝:「ほう」
春原:「罰ゲームとしてよくKanonやらされるっす。最悪の場合中学生ぐらいの時分はその写真に取られて女子に晒されるんす」
麻枝:「・・・」
春原:「一番オタク絵ですから、ネタにされてるっすよ正直」
麻枝:「やかましい」
・・・・・・とりあえずガチャタラの肝を取っておく。どういう効能があるかは分からんが、
なんかの役には立つかもしれない。
もう一つ、ガチャタラに支給されたブツはずいぶん重かった。重くて、ぶあつい板が
一枚入っているような感じだった。
袋を開けてみると、食料などの支給品の他に、透明な板が入っていた。
「シールドやな」麻枝は判断する。
3センチぐらいの厚さの透明な板に、取っ手が着けられている。
春原:「防弾盾っすか。」
麻枝:「かなり分厚いな。だが役に立つかもしれへん。もらっとこ」
そう言うと彼は、その獲得品を早速装備する。
春原:「・・・・・・俺のは・・・・・・・」
37:第43話 4/4
04/12/30 00:25:54 Q3MauQsM
死亡:
033 ガチャタラ(うたわれるもの) 所持品 防弾盾 死因:ライター・キック(By麻枝)
生存:
052 麻枝准(ライター) 所持品 いたる絵(53万相当)/防弾盾/ノートPC
ヨドバシのポイント(以下略)
073 春原陽平(CLANNAD) 所持品 リキュームの肝 メシ(支給品・2人分)
38:第44話1/2
04/12/30 00:53:36 /l2KW8oA
「はっ……」
ベッドから顔を上げる。最初に目に入ったのは眠っている天使の顔だった。
「夢……じゃ、ないよな」
ついさっきの出来事を思い出す。
『乗った』側の連中……俺の敵。そして、『乗らない』側……すなわち同志、味方、仲間。
そうだ、あの時あの場所でお互いに敵味方が明確になったのだ。
ならば取るべき戦術は決まってくる。まずは数を集めて優位を確保する。
こうしてはいられない。なんとかして仲間達と合流しなければ。
だが。
どうしてか、すやすやと寝息を立てる少女の顔にまた目が行ってしまう。
みさおはあのまま泣き疲れて寝てしまったのだろう。目許にはほんの少し涙が光っていた。
みちるは「みさおはもう動けない」と言った。
そうである以上みちるもここから動かないだろう。
さいかも……あの子にはもう無理をさせたくない。
この家はあまり人が寄り付かないような淋しい場所に建っている。伝奇で語られる迷い家のように。
ここに留まっている限りある程度の安全は確保できるのではないか……?
「ダメだ……」
「俺は、俺はこの子達の側を離れられないっ!」
シーツの上で震える彼の拳にはいつの間にかみさおの手が重ねられていた。
39:第44話2/2
04/12/30 00:55:16 /l2KW8oA
「こんなことって……」
終わりを迎えるその時までちっちゃい子と共にあろうと決意を固めた京大繭は、
一階にいた二人も上に呼んでこれからのことを話し合っていた。
「こわい……」
「うぬぬ……」
さいかは怯えを隠せなかった。みちるは唸っていた。
「……それでもこちら側についてくれた奴らもいる。悪いことばかりじゃないさ」
正直仲間との合流はほとんど諦めているのだが。それは彼女達には言えなかった。
「そう言えばみんな一つずつ武器をもらってるはずだけど、さいかちゃんは何も持ってないよね?」
「わたしは……捨てた」
「うにに? 捨てちゃったの?」
「刃物で……怖くなって、道の端っこに……ごめんなさい」
さいかは泣きそうな顔でみんなに謝った。
そんなこと気にしなくていいよと言ってやりたかった。
でもそれはますますさいかの自責の念を煽るだけかもしれない。だからこの話にはもう触れなかった。
「みさおは鉄砲だったよな。みちるから聞いた」
「はい、これです」
「本当に小さいな。子供の手でも握れそうだ」
「でも私、鉄砲なんて撃てません。だからこれは京大繭さんが持っていてくれますか?」
「分かった。使いたくはないけど……預からせてもらうよ」
みさおの手から京大繭の手に銃が渡される。
「うん。わたしのこと守って……お兄ちゃん……」
「あれ、なんで……? みさおちゃん……? おにいちゃん……?」
困惑顔のさいか。
「うにゅ……おにいちゃん……」
なぜかみちるまでその言葉を呟く。
本当に、一体どういう展開なんだろう。これは?
015 京大繭 所持品 トカレフ ワルサーPPK
026 折原みさお 所持品 無し
038 しのさいか 所持品 無し
099 みちる 所持品 スリングショット
40:(ヽ>A<)ヽ☆
04/12/30 00:56:24 ahda2uY5
やっぱり
015 京大繭 所持品 折原みさお しのさいか みちる トカレフ ワルサーPPK
な気が
41:'ヽ/ヽ
04/12/30 01:02:23 Zw1eyD4/
…大繭ってこんな好い人なんか?
42:プリン帯 ◆suFAZGOUKI
04/12/30 01:06:30 ymhUVAL5
小さい子を扱う時には良い人です
43:第45話
04/12/30 01:20:00 UdyTQYMW
やがて、男は目を覚ました。
夢の中の出来事も全て承諾済みだ。
彼にとってこの舞台は絶好の機会でしかない。
……予想通りだ。
京大繭なら幼女の事を気遣って動かないという読みは当たった。
血沸き、肉踊る。
さぁ、もう身体も十分に休んだ。
夢の中では、京大繭は自分が近くにいることに気付いていなかった。
彼は守り手、自分は攻め手。
しのさいかが落とした獲物は、後をつけていた自分が拾った。
全てが己に有利に進んでいる。
ふぃー……ふぃー……
今にも絶頂に達しそうな気分を抑えながら、No.008ドリフは小屋へ忍び寄った。
008 ドリフ 所持品:野太刀 支給品:スタンロッド
44:名無しさんだよもん
04/12/30 01:24:04 1tvCSy9T
幼姦マンじゃないの?
45:名無しさんだよもん
04/12/30 02:19:05 TeBlyFTF
幼姦マンがなぜか主役級の扱い受けてるな(w
46:名無しさんだよもん
04/12/30 03:19:20 SJFCrBmr
ごめん、このスレのアンチだけど>>43に不覚にもわろた
47:名無しさんだよもん
04/12/30 03:26:44 EbZ2JKli
もうあぼ〜んには疲れたよ…
48:第46話1/4
04/12/30 04:39:47 /l2KW8oA
日没が迫っていた。灯りの点かない部屋は薄暗かったが、京大繭はみさおと穏やかな時間を過ごしていた。
「ガスも出ないんだっけ」
「そうみたい……」
話し合いが終わった後、みちるとさいかは夕食の準備を再開していた。
「火も電気も無しに何を作るつもりなんだ?」
食べさせられる物に一抹の不安を覚えた彼は一階の様子を見に行くために部屋の出口をくぐろうとした。
「きゃあああああああああああ!!」
閉めていたはずのカーテンが、割れた窓から吹き込む風に揺れていた。
みさおのベッドの上には短い棒を持った黒い影があった。
「誰だっ!」
侵入者の正体も知れぬままトカレフを引っ掴んだ。
光る二つの目が間近に迫り、白刃が煌めく。とっさにトカレフを盾にして刃先を滑らせる。
バランスを崩した京大繭は廊下に尻餅をついた。
「くうぅっ……」
背中の傷が痛む。
ドタドタと階段を上ってくる音。
ナイフの追撃は、飛んできた白いものによって制止された。
廊下に豆腐のパックが落ちてひしゃげる。
「京大繭に、なにをするーー!!」
みちるは今度はもう少し強力なもの、タマネギを投げつける。
小さな体がくるりと前転し、避けると同時に距離を詰めてみちるに飛び掛かった。
「にょわっ!」
段差を踏み外したみちるの頭が沈む。襲った彼女もそれに引っ張られれるように階段の下に吸い込まれていった。
49:第46話2/4
04/12/30 04:42:49 /l2KW8oA
京大繭は胸焼けのするような混乱に陥っていた。
あれは繭だった。繭が、俺を殺そうとした!? あれがこの世界の繭だっていうのか?
何でみちるに銃を渡しておかなかった? 子供でも使えそうな銃だって散散言ってただろうが!
なに? みちるに繭を撃たせるつもりか? ちっちゃい子にそんなことをさせるのか!
階段の下からは物のぶつかる音と悲鳴が絶え間なく続いている。
頭を振って余計な思考を追い払い、立ち上がる。
半ば滑り落ちるように階段を駆け下りてリビングに飛び込んだ京大繭が見たのは、
テーブルから落ちて床に飛び散った豆腐や野菜片やドレッシング、
なるほど豆腐サラダなら確かに火も電気もいらない。材料の鮮度が気になるが。
――ではなく、
マウントを制し、今まさにみちるの喉に刃を落とそうとしている繭だった。
視界の隅には台所の角で震えるさいかがいた。
ついに京大繭は銃爪を引く決意をした。
(思いっきり狙いを外して、威嚇する! そして、ひるんだ隙に取り押さえる! これならば!)
今の彼が見つけた精一杯の答えだった。
ズパンッ
手の中で金属が弾け、むわっと血と火薬の臭いが広る。
(そういや、日本に出回ってるトカレフって中国製の雑なコピー品が多いとか犯罪小説で読んだっけな……)
(それともさっきナイフを受けとめたりしたのがまずかったのか?)
(一大決心だったのに……どうしてこんな)
床のサラダに肉片が加えられていた。
50:第46話3/4
04/12/30 04:45:20 /l2KW8oA
幸いなことにトカレフの破裂音は威嚇の効果を発揮し、怯んだ繭をみちるは撥ね退けていた。
京大繭に駆け寄ろうとするみちるに、繭は再び切りかかる
ナイフは鎖骨をかすめて緑色のタンクトップをビリビリと引き裂いていく。
自失から立ち直った京大繭は、背後から繭に掴みかかり、痛みに痺れた両手の握力を振り絞って引き摺り倒す。
体格差の前になすすべもなく繭は組み敷かれた。
床に叩きつけられた手からナイフが飛び出して、クルクルと回転しながら床を滑りさいかの足元で止まる。
すぐさまナイフを拾い上げ、しかと胸に抱く。この刃物は絶対に手放さない。
「繭、もう止めるんだ!」
憎悪に満ちた目で自分を睨みつけてくる繭に、京大繭は泣きそうになりながら言った。
「…………」
繭は無言でポケットから左手を出すと、
パン
発砲した。
仰け反った男の手から素早く抜け出すと膝立ちでもう一発。
パン
(繭に……撃たれた……)
運の良いことに、みちるの手の届く所には一丁の銃が落ちていた。
撃たれた弾みで京大繭の腰から滑り落ちた”小さな銃”だ。
さっと拾い上げ両手で構える。
パン
51:第46話4/4
04/12/30 04:52:50 /l2KW8oA
「ふぇ…?」
ぱちくりと呆けたように繭が瞬く。
繭の体は京大繭の下にあった。力を失って倒れこんだだけなのか、それとも繭を庇ったのか。
「なんで……京大繭」
これはみちるの呟き。どうやら彼の意思で行われたことのようだ。
横たわっている二人の頭上で食器棚のガラスが割れていた。
「繭……もういいんだ……そんなこと、しなくても」
繭にしか聞こえないような小さな声で囁き、赤毛の頭を腕に抱く。
「うくー……」
憑き物が落ちたかのようにおとなしくなる繭をみちるとさいかはただ呆然と見ていた。
「ああ、やっぱり繭だ。もう離さない」
指の欠けた血塗れの手で繭の髪を撫でる。
「繭……ごめんな……ずっと一人にして……真っ先に、お前のところに行かなきゃいけなかったんだよな」
「う……ぐすん……うぇぇぇ……」
「繭……泣くなよ……まゆ…………なくな……」
「京大繭ぅぅぅぅぅぅ!」
「おにいちゃぁぁぁぁん!」
みちるとさいかが肩に背中にすがりついてくる。
「うわあああああああああああああん……」
――繭、泣くなよ。お前は本当は誰よりもカッコイイ女の子なんだからさ。
最愛の人を胸に抱きながら、さらに贅沢なことに彼を慕う二人の子供の熱い体温まで感じながら、
京大繭は逝った。
015 京大繭 死亡 所持品 トカレフ(破損)
026 折原みさお 所持品 無し
038 しのさいか 所持品 ハンティングナイフ
099 みちる 所持品 スリングショット ワルサーPPK(残弾6発)
029 椎名繭 所持品 ダブルデリンジャー(弾切れ)
【残り82人】
52:47話 1
04/12/30 04:53:43 TeBlyFTF
(ふぅん……ここがひかりの言ってたハウス、ね。)
白塗りの、民家と呼ぶには少々みすぼらしく、廃屋と呼ぶにはまだ生活の跡が残る建物だった。
おそらく『ゲーム』開催にあたり住人が追い出されて間もない建物なのだろう。
篭城するには目立って危険過ぎるが、有益な物資を得ることもできそうだ…そして罠を貼るにも。
さわたしは少し遠巻きに建物を観察する。中には誰もいないようだが、注意しすぎるということはないだろう。
既に誰かが建物内部に潜んでいることもありうる。
ネット上では直情的に見える彼女だが、芯の部分ではかなり慎重であった。
(さぁて、人の有無をどうやって確認したものか…)
建物から顔を出した人間をボウガンで狙撃する方法も考えたが、
ボウガンの射程となる民家の周囲には遮蔽物と呼べるようなものはない。
万一、銃を持った人間が中に潜んでいては勝ち目がない。
銃を持った人間にとってみれば絶好のトーチカと言っても良いだろう。
第一、いつ顔を出すか…それ以前にいるのかいないのか分からない相手を待つほど悠長な暇はない。
(ここは…銃器を手に入れるまで後回しにしよう)
そう思い、踵を返そうとした瞬間、形容しがたい喘ぎ声が聞こえてきた。
ぶひぃ… ぶひぃ…
「しっかりしてくださいよー」
「ちょ、ちょっと待って…休ませ…て」
「う〜…もう24回目ですよー?それにあと20歩もないのですよ!?」
「ぶひょぉ…」
七夜だ…
(女の方は知らないが、仲間…か?)
緊張感ゼロ…というよりまるでピクニックでも見ているようだ。
53:47話 2
04/12/30 04:55:24 TeBlyFTF
「よ…ようやく到着…」
べたりと門のところに仰向けに転がる七夜。
肌は汗だかなんだかわからない粘液でいやなテカりを見せ、
まるで打ち上げられたドザエモンか日向ぼっこするトドのようだ。
警戒しまくっていた自分が馬鹿らしく思えるほどに気の、そして間の抜けた光景だった。
(あんなザコがよく5分以上も生き延びたな…)
呆れると同時に、自らの身をもって潜入者の有無を確認してくれた肉塊に感謝をした。…嘲笑混じりに。
(さてと…)
「にゃああ〜♪」
さわたしも彼ら同様に場に相応しくないひと声を発し、七夜へ近づいていった。
「うおッ!? さわたし!? さわたしッッ! さわたしまこと!!」
汗とか涙とか鼻水とか、色んな体液を流しながら七夜が跳ねるように起き上がった。
「ほよ?どなた様ですか?」
仁科りえが少し警戒気味に訊ねる。
「ほら! さっき話してた僕のマイスイートハニーさ! ぶひョ♪」
「この方が…」
頭が弱そうだが、人の心の奥底まで見透かすような眼差しを受け、さわたしは心なし目線を逸らした。
「おうち入ゆ…」
こんな目立つ場所にいつまでもいるわけには行かない。普段、七夜と話すときの緩い語尾の口調で二人を家の中へ誘う。
「いやぁ…俺のマイラバーさわたしが無事で良かった!俺がこれからは守ってやるからな! じゃき〜ん!!」
コルトガバメント、手榴弾、ナイフをテーブルに並べ、自慢げに小躍りする七夜。
鴨が葱を背負ってくるとはまさにこのことだ。幸先の良さに思わずさわたしの顔がほころぶ。
「それにしても運動したら腹が減ったよ…なんかないのぉ?」
「え〜と…袋入りラーメンが食品庫にありましたですよ?」
「ぶひょ♪ じゃあキムチラーメンにしようぜ!」
(そういえばさっきの…)
ポケットをまさぐり、先ほどのもやしを取り出す。
「もやし食べゆ」
「ぶひひ♪こんな時でもさわたしは普段と変わらない昼飯なんだな」
「うぐぅがおがお…」
(大きなお世話だブタ野郎…)
54:47話 3
04/12/30 04:57:38 TeBlyFTF
「あれぇ? 水道がない……」
「じゃあ、りえちゃんは井戸でお水汲んでくるのです〜♪」
仁科りえはそう言うと、鍋を片手に小走りで表へ出てゆく。
「……」
「やっとふたりっきりになれたね…」
「にゃあにゃあこねーこ♪」
七夜が喜ぶとはいえ、自分でもやってて反吐がでそうだ…さわたしは心の中で毒づく。
「もう俺、さわたしと会えないかと思ったよ…こんなわけのわからないゲームに巻き込まれて…」
現実に引き戻されたのか、再開が嬉しいのか、また涙を浮かべる七夜。
「七夜…」
じっと七夜を見つめながらつぶやくと、さわたしは七夜の腰に手を回した。
「キス…しようか?」
「え?」
「私も…そういう経験ないまま死にたくないし…」
「お、俺でいいのッ!?」
( ´∀`)ノぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
七夜の頭の中でなんか違うファンファーレが鳴り響いた。
「七夜じゃなきゃ…やだよ」
「……!!!!」
頭にものすごい勢いで血液が昇り、顔をキムチ色に紅潮させる七夜。
ただでさえ普段から無駄にでかい体に酷使されている心臓が今にも悲鳴を上げそうだ。
「ん、ん! むちゅ〜ぅぅ」
唇を突き出し、むしゃぶりつくようにさわたしに顔を寄せる。
「ちょっと…まって…よ」
「ど、どうしたんだいッ!?」
「恥ずかしいから…目を閉じてよ」
「お、おうッ!」
言われたとおり七夜が瞼を下ろしたことを確認すると、さわたしはあいている右手をテーブルに回す。
そこに無造作に置かれていた得物をゆっくり手に取ると、そのまま七夜の左こめかみにあてる。
「うぉっ!? そこは…違うよさわたし…!」
「うぅん、ここでい・い・の♪」
55:47話 4
04/12/30 05:00:33 TeBlyFTF
パン!
乾いた音が轟く。
沈黙。
「い、い、いた、痛ぁぁああ!!!」
(ッ!? なんで頭部を撃ち抜かれた人間が悲鳴を上げる?)
「ほひぃ… ほひぃ…」
その場にしゃがみこみ、こめかみを両手で必死にすりすりしながら半泣きになる七夜。
「これって…エアガン?」
重量や質感から本物と思い込んでいたがまさか銃撃を頭部に食らって喋る人間がいるわけがない。
…七夜が防弾ヅラでもつけていたなら別だが。いや、それでも無理があるか…
「エアガンって…それエアガンだったの…? え、でも俺をそれで撃ったの? え…まさか本物だったら……俺を…!?」
股間が生ぬるく湿ってゆくことにすら彼は気付けないほど動揺していた。
天国から地獄へ突き落とされたのだ…当然といえば当然だ。
「チィッ!」
さわたしはテーブルの上のボウガンに目を移す。
七夜もその視線の先を察し、ボウガンを奪おうとテーブルに身を乗り上げる。
(引っ掛かった♪)
その背中にさわたしはゆっくりとナイフを突き立てた。
56:47話 5
04/12/30 05:02:55 TeBlyFTF
「ひゅぅぅぅ…ひゅぅぅぅ…」
肺まで達した穴からは、血を泡立てつつ、とめどもなく空気が漏れ出し…
まるでくたばる寸前のダースベーダーだ。
何か喋ろうとしているのか、悲鳴を上げようとしているのか、もはや判別できなかった。
「こんなオモチャで私を守ろうだなんて…安く見られたもんね…」
さわたしはオモチャのコルトをくるくると指先で回すと、今度は七夜の眉間に押し当てると
「ばーん♪」
おどけて引き金を引いて見せた。
それを知覚できたのであろうか…七夜の瞳からは既に光が消えていた。
「ほんと、使えないおとこ。あ〜あ…私って男運ないのよねぇ…花の20代だってのに…」
ぼやきながら手榴弾を手に取る。
どうみてもダイソーで売ってそうなプラスチック製の安物オモチャだった。
「ぶみゅん…」
(それにしてもあの子、遅いわね…)
水を汲みに出たが、どこまで行っているのだろう?
家の周囲にそれらしきものはなかったから結構遠くまで行っているのだろうか?
(一部始終を見られた……?)
いずれにしてもいつかは殺すべきターゲットだ。武器も持たない以上たいした脅威でもない。
(銃器がない以上、長居は無用ね…)
さわたしは物置で発見した灯油をペットボトルに移し変え、布やマッチとともに袋に詰めた。
これはいろいろと応用が利くだろう。それから、ラーメンも忘れないようにしないと…
一通りの準備を終えると、さわたしは廃屋を後にした。
002 仁科りえ 水汲みのまま行方知れず
016 七夜 死亡
018 さわたしまこと 所持品:七夜のナイフ、もやし一袋、ボウガン、灯油一升
57:第48話 1/6
04/12/30 06:01:46 4sZ4yHi4
「…貴方方は葉鍵キャラを狩る側に回ったと聞いていたが…?」
湯気を立ち上らせる鍋を囲みながら、俺は、
☆を構えて右に左に踊りながら麺類の調理法の薀蓄を披瀝し続ける2人組を見遣った。
「 誰にでも起きる気の迷いー☆ヽ(>ヮ<ヽ)」 「愛すべきキャラに出会った途端に即座に我を取り戻す(ノ>ヮ<)ノ☆」
「(ヽ>A<)ヽ☆それが葉鍵スタイル☆ノ(>A<ノ)」 「(ノ>ヮ<)ノ☆んーーっ汐ちゃんかわいいです汐ちゃん☆ヽ(>ヮ<ヽ) 」
「どれがふうちゃんだかわからないーー」 「もちろん風子はここにいますよ汐ちゃん☆」
ややこし過ぎる。
遺品のメモを見ていたことみが顔を上げた。
「この山の向こう側の台地に航空施設があるの。そこから暴露ビラを撒けば…」
「踊らされた戦闘は止むか?」「全面的にとは限らないけど…」
「その手段は?」「操縦できる人がいればそれに越したことはないけど…
気球や飛行船に取り付けて上空からばら撒くようにしてもいいし…」「なるほど…」
「ただ…」「?」
「このエリアには地下施設への連絡棟らしいものが存在しているとも書いてあるの。
そうだとすれば主催者側やそちら側についた参加者との衝突が起きかねない…」
「…そういえばそのあたりで警備兵らしい姿を見た…」麺を箸ですくい取りながら舞がうなづく。
「そこの攻略は他の協力者が揃ってからの方がいいかもしれないが…
犠牲を増やさないためにはなるべく早く航空施設に到達した方がいいだろうし、
この子の母親がその辺にいる可能性も否定できないしな…」
その時、舞が顔を上げた。「…この先に、殺気が…」「何?」
58:第48話 2/6
04/12/30 06:04:36 4sZ4yHi4
「襲撃が行われて、…1人死亡―」
更に誰かが外から襲撃を謀っている…相手は気付いていない?」
「どういうことだ? それは狩る側が葉鍵キャラ側を襲おうとしているということか!?」
立ち上がろうとする俺を、舞が制する。
「…待って…
そこにもう1人近づいて来る…全く警戒していない…」
「つまり戦場に非戦闘員が接近していると?」
この鍋の周りよりもややこしい事態がこの世にあるとは…
「とにかく行くぞ!」「待って…」ことみが冷静な声を発する。
「そんな混乱した場に汐ちゃんを連れて行くのは、この人数をもってしても危険だと思うの…」
「たしかに…どこからどういう敵対行為を受けないとも限らないからな…
パーティ分割で行くか。ことみと舞、現場への侵入を図って襲撃者の対処と生存者の救出に回ってくれ。
風子と俺は家屋外部からの襲撃者への接近を試みる。」
「了承する(ヽ>A<)ヽ☆」 「葉鍵スタイル☆ノ(>A<ノ) 」 「…?」「そう、お前だよ、お前」自分の顔を指差す小動物に向かって言う。
「ご両人は汐を連れて、接近する非戦闘員の捜索と保護。いずれかから敵対行為を受けたら反撃してもらいたい。
…その装備はあんまりだな。さっきの敵が持ってたのを持って行ってくれ」
前回の敵が持っていたライフルを渡す。
「☆ノ(>A<ノ) 後ろを狙う」「葉鍵スタイル(ヽ>A<)ヽ☆」「違ーーう!元の持ち主に合わせなくていい!」
「もちろん冗談ですっ (ヽ>A<)ヽ☆」「それではー☆ノ(>A<ノ) 」
両側から汐と手を繋いで駆けて行く。
襲撃を受けようとする家屋の裏から回り込む、ことみと舞。既に両名の手には愛用の得物が装備されている。
風子の鼻を頼りに、もう1人の襲撃者の掃討を開始する俺達。
辺り一帯に緊迫が走った。
59:第48話 3/6
04/12/30 06:06:01 4sZ4yHi4
そこに近づくもう1つの影。
制服に羽織ったカーディガン姿。
僅かに窺える疲労にもかかわらず、
その整った中に親近感を覚える風貌にはいささかの翳りもない。
汗をぬぐい、視線を上げて、彼女は呟いた。
「繭ちゃん、どこなの…? …わたしだよ…」
状況整理
092 川澄舞 所持品 剣
077 一ノ瀬ことみ(CLANNAD) 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
廃屋に侵入開始
008 ドリフ 所持品:野太刀 支給品:スタンロッド
045 伊吹風子(CLANNAD) 所持品 ヒトデ手裏剣
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、拳銃
廃屋周辺の敵を掃討開始
029 椎名繭 所持品 ワイヤー ハンティングナイフ
014(ノ>ヮ<)ノ ☆ 所持品 新明解国語辞典、故068肛門Bouのライフル
030☆ヽ(>ヮ<ヽ) 所持品 大きな銃
090 岡崎汐 所持品 だんご大家族
094 長森瑞佳
60:第48話4/6
04/12/30 06:07:50 4sZ4yHi4
剣呑な刃物が、うら寂しい廃屋の入口に光る。
その刃先に、勝利を確信した凶悪な笑みが映る。
意外な襲撃者によって京大繭の頸を横取りされたが、中には未だ極上の獲物が残っている。
その左右から、殺人音波兵器を構えたことみと、
幾多の血路を切り拓いてきた愛剣を装備した舞が迫る。
一気の跳躍で敵前に躍り出ようとした舞。しかしその動作に瞬時に制動をかける。
気付いたのだ。
既に中には敵がいないこと。
別の敵が侵入を図ろうとしていること。
そして何の前触れもなくその場に向けて直進して来た高速の敵意に。
いましも扉に突入を図ろうとする兇刃の主。
その頭部の周囲を、二度、三度、何かが回転した。
蝿か何かか…
振り払おうとした男が、突然目を剥いた。
急速に顔色が赤らみ、やがて紫へ。相貌は苦痛に歪み、苦悶を表現する手先から凶器が落ちる。
舞は咄嗟に向かいの樹を見遣った。
飛びのいた外壁に、カツンと硬く小さなものが跳ね返り、地面に転がる。
その小石に結び付けられた細長いものの片端が、件の樹へと伸びていた。
てぐすだった。
それを頸に巻き付けた男が、のけぞりながらがくりと後方へ引きずられる。
その頚動脈から鮮血が噴き出した。何らかの加工を施してあるのか。
その時。ことみは自分の視角から確認した。
鼻をひくつかせて捜索を行う風子と、周囲を見回しつつ拳銃を構えた名無しさんだよもん3。
そして、樹上からその様子を窺う小柄な影。
それは疑いなく、風子と名無しさんだよもん3を狙っていた。
61:第48話5/6
04/12/30 06:10:50 4sZ4yHi4
「間違いありません。こちらの方角から葉鍵キャラの匂いが漂って来ます。
しかもこれは女の子…」「マジかよ…」「信じないんですか?最悪ですっ」
その時…
にわかに怪音が耳を抜けて、俺の脳天を直撃した。
世界広しと言えどもこの音を発する存在は、彼女の他には…
しかし、他ならぬ自らのパーティに属するその人物が、この行動中に音を発する意味に気付いた時。
空を切る微かな気配が俺に届いた。
咄嗟に風子を押して身を伏せる。横転しながら銃を構える先。
頭上に発見した女の子の姿に、俺は驚愕の目を開いた。
白いタートルに黒っぽいフリース。あまりに身軽な動作で樹を飛び降り、駆け去ろうとする。
そこへ。「今そっちへ行ってはいけませんっ(ノ>ヮ<)ノ☆」 「引き止める。葉鍵スタイル☆ヽ(>ヮ<ヽ)」
「で、でも! 凄い音がしたんだよ!? もしかしてあの子が何かに巻き込まれてるかも…」
「みゅーー」俺達より先に、その声に女の子が反応した。
そして駆け去って行く前方には、駆け寄って来る、あまりに有名な姿―
一目散にカーディガンの胸に駆け込み、わんわん泣き始める。
「もう大丈夫だよ、泣かないで…」慈愛すら感じられる表情でその頭を撫でる彼女が、俺の方を向いた。
その微笑を始めて直に目にする。「この子がお世話になってます… 長森瑞佳です」
「い、いや、別に世話なんて… ケガはない?」
「みゅーー」突然繭が動いた。
長森の胸から離れて直行する先には、ようやく追いついた汐のリュックから覗く、まるく罪のない姿―
「わー、だんごとっちゃいやだー」たちまちのうちに奪い合いが始まる。
やれやれ、何とか―
一件落着か、と思った俺の目の端に、何かが飛来する姿が捉えられた。
それはまっすぐに、長森の方向へ―
62:第48話6/6
04/12/30 06:13:10 4sZ4yHi4
「長森!よけるんだ!」そう叫ぶか叫ばないうちに。
黒い姿が飛び込んで来た。
長森に抱きつくようにして覆いかぶさったその背中には、瀕死の襲撃者が投擲したスタンロッドが深々と突き刺さっていた。
にこりとして…そのまま力を失う小柄な姿。
「繭ちゃん―繭…ちゃん?」 「繭ちゃんっっ!!」長森はそのまま泣き崩れた。
襲撃者に止めを刺したことみと舞が駆け寄って来る。
傷の様子を調べたことみが、沈痛な表情で頭を横に振った。
舞が黙って血塗られた認識票を取り出した。
その番号は、当面最も共闘可能性のある男が、非業の最期を遂げたことを告げていた。
その時、ひときわ高く、廃屋の中から、幼い泣き声が聞こえて来た。
「く… 遅かったのか… もっと早く動けていれば…」
これ以上の尊い犠牲を出すわけには行かない…
複数の嗚咽が、裏寂れた廃屋を包んでいた。
008 ドリフ 死亡 所持品:野太刀 支給品:スタンロッド
029 椎名繭 死亡 所持品 ワイヤー ハンティングナイフ
092 川澄舞 所持品 剣
077 一ノ瀬ことみ(CLANNAD) 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
045 伊吹風子(CLANNAD) 所持品 ヒトデ手裏剣
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、拳銃
014(ノ>ヮ<)ノ ☆ 所持品 新明解国語辞典、故068肛門Bouのライフル
030☆ヽ(>ヮ<ヽ) 所持品 大きな銃
090 岡崎汐 所持品 だんご大家族
094 長森瑞佳
026 折原みさお 所持品 無し
038 しのさいか 所持品 ハンティングナイフ
099 みちる 所持品 スリングショット ワルサーPPK(残弾6発)
63:第49話 1/2
04/12/30 08:00:28 UdyTQYMW
007番、地獄車はこの状況下にあっても冷静だった。
否、このような時だからこそ彼の真価が発揮される時である。
(今までのバトルロワイヤル物ではマーダー側がことごとく壊滅してきた……)
理由は到って単純だ。マーダーは自ら動く、それは自ずと戦闘回数も多くなる。
戦闘回数の多さは死ぬ確率も高くなるということだ。
大分甘いが毎度50%の確率だとしても最後勝ちつづけれる確率は極めて低い。
更にマーダーは、襲うだけでなく他同様マーダーの襲撃も受けるので必然と危険に陥る回数は増える。
(統一されてない意思の元で起きるマーダー同士の戦闘、最も愚行だな)
そしてマーダーは信頼関係が生みにくいということだろう。
個人の間ではいくつか例外はあったが、未だ嘗て大規模なマーダーによる連合はない。
何しろ、最後は殺しあわねばならぬ仮初の同盟にすぎぬのだ。
中には率先してパートナーを裏切るものもいた。
マーダーという立場に耐え切れず裏切る者もいた。
だが、幸いな事にこのゲームのルールは少々簡単だった。
敵は、愛するキャラを守るために必ず同盟を作るだろう。
ならば、自分は狩るための同盟ができるように動けばいい。
64:第49話 2/2
04/12/30 08:00:50 UdyTQYMW
(決して深入りせず、出来上がった派閥がぶつかりあうのを待つ)
いずれ来る時のために、極力戦いを避け、物資を蓄える必要がある。
殺せる奴は即殺すなどという戦略では、かつて散っていったマーダー同様最後まで生き残れるはずがない。
(まずは同じ目的で俺に信頼を置いてくれて使える仲間探しからだな……それまでは殺害は我慢するとしよう)
冷静かつ狡猾。
参加メンバー最大の鬼畜。
地獄車が動き出した。
007 地獄車 所持品:???(不明)
65:第50話 1/2
04/12/30 11:23:57 ytsKIoN3
「あの人、なんて卑怯なんでしょう…」
仁科りえはただ水を汲みに行ったわけではなかった。
さわたしのあまりにも不気味な笑顔の裏に何かを感じ取った彼女は、
影に隠れて様子を見ていたのだった。
「七夜さんがうまく始末してくれればいいのだけど…」
しかしもともと武器と言ってもまともに使えたのはナイフくらいのもの。
七夜はさわたしにゾッコンなのにそれで勝てるはずもなかった。
「鍋しか持ってない私がここで飛び出しても、自殺行為ですね」
仁科りえはそのままさわたしが出て行くまで隠れていることにした。
「ぶみゅん…」
さわたしはそう呟き、荷物を袋に詰め廃屋を出て行った。
66:第50話 2/2
04/12/30 11:26:56 ytsKIoN3
「七夜さんは無事でしょうか」
仁科りえはさわたしが遠くまで行ったことを確認し、慎重に廃屋の中へと戻って行った。
するとそこには、血まみれになった七夜の姿が…!
「七夜さん!大丈夫ですか!」
「ぶ、ぶひ…」
「良かったまだ息がある。死なないで!七夜さん!私あなたのことが…」
七夜の目に光が戻る。
「ぶひ、りえちゃん。りえちゃんを残して逝けないよ」
「七夜さん…」
抱き合う二人。
「さぁ行きましょう。あの女に復讐を」
「我は、この一刀に賭ける修羅…」
002 仁科りえ 鍋
016 七夜 嫉妬マスク
67:第51話
04/12/30 11:47:48 Zw1eyD4/
「そうか…奴が死んだか…」
ククッと含み笑いをして男が言う。
「…ならば『アレ』を起動させるのですか?」
男の傍らには白衣を身に纏った女。
「そうだ。もともとやつとアレとは一心同体。同じ空間には存在できんからな。」
「では…」
「うむ。code000、お前の出番だ。」
男の視線の先に現れた一つの影。
その四角い影が揺れた。
「僕は幼姦マン」
【000幼姦マン 参戦】
68:第52話
04/12/30 11:53:22 SnlOApP/
002 仁科りえは狂っていた
目の前で人の死を認識したあまり、狂ってしまった
本当は七夜はもうしんでいるのに
しかし、そこに光が差した。
そう七夜とは世を忍ぶ仮の姿
その真の姿は━━━
キ ム チ さ ま が み て る 、 光 臨 ! !
002 仁科りえ 鍋
016 七夜 死亡
101 キムチさまがみてる 参戦
69:第53話
04/12/30 11:55:11 UdyTQYMW
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| | | | コミケで幼女補導してくる〜♪
ヽ | スタッフ | /
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ヽ| |ノ
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く ゝ
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ヽ| |ノ ドドドド・・・
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j ト ドドドド..
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"
я ・・・...
「ま、待て! 幼姦マン! お前にはやることが!」
「ダメです、主任! 彼の移動速度は時空を超えています!」
【000幼姦マン 離脱】
70:第54話 1/2
04/12/30 11:57:14 smY+moqO
018 さわたしまことは廃屋を出て、川原で所持品チェックをしていた。
「けっこう結局増えた武器はこのナイフだけか・・・」
さわたしはナイフを手に持ち、軽く振ってみた。
シュッシュク
「結構手になじんでいい感じね。あれ・・・」
ナイフが手から離れない。
「なにこれ・・はなれなさいよぅ」
しかしいくら離そうとこころみてもナイフは手から離れないばかりか、ますます手に吸い付いていった。
「これはまさか七夜の呪い?」
さすが本州じゃないだけあって七夜の怨念はすさまじかった。
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