しんすけとタカのチン ..
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822:名無しさん@お腹いっぱい。
09/01/28 00:16:00 tj9lPd3m0
のりお「でもね、あの人に抱きかかえられてた時思ったんよ」

なんでこの人はこんなに優しいんやろう。
ポケモンはトレーナーの道具で、「にゅうしゃしけん」に受からなかったら焼き払って、「しょうしんしけん」に受からなかったらパソコンの中で一生過ごすもの。
そういう厳しい世界なんだと教わっていた。
けれどこの人は違う。
ポケモンと助け合い、一緒に成長してきたのだ。
傷付けたくない。戦いたくない。
それなのに。

『のりお!なみのり!』

あの声で僕は反射的に彼に技を使ってしまっていた。
仕方ない、トレーナーの指示は絶対なのだ。
そこまで考えて、僕は「やまもと」を「トレーナー」と思っている自分に気が付いた。

のりお「おかしな話やん?僕とやまもとは「友人」やのに」

ゼニガメに変形させられているうちに心まで変形させられてしまったのか?
やまもとが大学の友人からトレーナーに変わっていくように、僕まで人間からポケモンへ、形だけでなく心まで変わっていくのか?

それだけは、どうしても嫌だった。

のりお「僕、人間として生きたいねん。ポケモンやと、ポケモン動画撮り終ったらもう会えなくなるんやろ?それはほんま嫌やってん」

じゃあどうすればいいんだろう、と考えて考えて、分かったんだ。

のりお「やまもと、僕が君の中の悪をとってあげる」

やまもとはようやく気が付いた。
これはのりおじゃない、スーパーのりお人を越えたスーパーのりお人を更に超えたスーパーのりお人3だ。
だが気が付いた時にはもう遅い。
のりおはやまもとにMind Crash―やまもとが闇の手術をポケモンに施したのと反対の施術をおこなった。
意識が揺らぐ中、やまもとが最後に見たのはのりおの笑顔だった。

のりお「全体を見渡すことが大事だよ、やまもと」


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