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733:名無しさん@お腹いっぱい。 09/01/15 13:58:05 AmfN86QH0 呆然とした表情で床に尻餅をついているミクを、兄さんがじろりと睨みつけた。 冷たく鋭い、心の底まで壊されてしまいそうな視線。 「なぁ……お前さぁ、またミクの手当てしたの…?」 「ま、マスター、違います、これはミクが自分で……」 「いや、お前には聞いてねえから。おい、どうなの?なぁ、おい」 兄さんがゆっくりと立ち上がり、僕の目の前まで歩いてくる。 その濁った瞳は暴力的なまでの狂気に満ち満ちていた。 「なぁ、オレ言ったよなぁ、ミクの手当てとかすんなってよ」 「……ああ、聞いたよ」 「じゃ何で包帯巻いたり絆創膏つけてやってんだよ?なあ?」 「ち、違いますマスター、ミクが頼ん――」 「テメーは黙ってろっつったろが!!」 兄さんは玄関先に飾ってあった花瓶を思いきり地面に叩きつけた。 陶器が割れ飛び散る不快な音が響き、息が詰まるような沈黙があたりに立ち込めた。 兄さんは視線一つ逸らすことなく、僕の目をじっと見据えていた。 その充血しきった目は狂人じみていて、弟である僕ですら胸の底から込み上げてくる恐怖を抑えられずにいた。 「へへへ」 しかし、意外なことに兄さんは愉快そうに笑い始めた。 「まー、いっかぁ。へへへへ、お前良い奴だよなぁ、相変わらずさ」 そうして兄さんは僕の肩に手を置き、きわめて明るい声で言った。 「へへ、とりあえず茶の間行くか、何か水飲みたくてさぁ……あ、ミク」 「な、なな、なんでしょうっ!?」 突然優しい声を掛けられ、ミクは少しばかり狼狽した。 「ワリィ、怒鳴っちった。オレ全然怒ってねぇから気にすんなよ、ハハ」 「ま、マスター……」 「何しろ六万勝ってっからね、六万。お前殴った後のがツキが来るのかな、うひゃひゃひゃ」 そうして僕たち三人はリビングへと入っていった。
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