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78:名無しさん@お腹いっぱい。 08/05/25 22:31:52 TkHNOcA/0 悪ノ娘・悪ノ召使を見て思いついたストーリー。いまさらで、長くてごめん。 -------------------------------------------------- 執政官レオン、国王謀殺。王国の実権を握る。 混乱の中、女王は双子を産み落とし息絶える。信頼する召使の一人に「この子たちを頼みます」と言い残して。 レオン、「王女が15になったらわが息子に娶らせよう。われら一族が名実ともにこの国を手にするのだ」 召使、「王子はいかがいたしましょう」「王子などおらぬ。そやつの処分は任せる」 「…では、私が引き取りましょう。わが子として育てます」 「む。あくまで召使の子だぞ。もし…、そのときはわかっておろうな」 実権を握ったレオンの圧政の中、双子はそれぞれ成長する。 一人は王女として王宮の中で自由にわがままに。一人は静かに息を潜めるように。 レオンの信を得て大臣となった元召使が言う。 「お前もそろそろ、私について仕事を覚えるがよい。明日より共に王宮に上がれ」 うなずく王子。「父よ。では教えてください。わが両親のことを」「…いつ気づいたか」 「申し訳ありません。執政官殿よりの親書を…。いえ、なにより幾度か垣間見た王女様の面影が」 「いつか話さねばなるまいと思っていたが。しかし、心得よ。お前はわが子、召使の子であるぞ」 やがて王宮で王女につき従う若い召使の姿が見られるようになった。 「あなた、なんだかアタシに似ているのね。年も同じなんでしょ」 「偶然、でございますね。ああ。そろそろ…」 「あら、おやつの時間だわ。いっしょにいかが」 「いえ。おやつはいつも王女様お一人だけでお過ごしになる時間では」 「そう。他に誰もいないのよ。だから。あなたのお父様のことを聞きたいのよ」 「王女様。最近、わがままが過ぎるようで」とレオン。 「あら。王女がわがままでいけないの」 「王宮の中ならともかく、隣国にまで手を出したのは…。それも私に断りもなく」 「何を言っているの。この国はアタシの国なの。いちいちアンタに断る必要などないのよ」 「むう。しかし。ああ、お前たちも例え王女様のお言葉とはいえ、程度というものが」レオンが 大臣たちに当たり、いやしかし、と揉めだす。 「アタシの前で何をしているの。さあ。跪きなさい」 「とうとう、このときがやってきたね。父さんも捕らえられた」 「でも時間がかかりすぎたわ。他に方法があったのかもしれない」 陥落する王宮の中で二人が話す。 「ううん。君は、僕たちは、まちがってなんかいないよ。この国をあいつに渡すくらいなら…。いっそ滅ぼしたほうがいい」 「だけど。こんなに大きな犠牲を払ってしまった。王女として責任をとらないと」 「そうだね。誰かが責任を取らなければいけない。さあ、着替えて」 「え」「さあ。ジョセフィーヌが待ってる」 「王女様。あすの午後三時に決まりました」 王女の捕らえられた牢獄の前で英雄、女戦士が告げる。「そう」答える王女。 「やはり、王女様の首でなければ民が収まりませんので」「そう」 「執政官以下、王宮から逃げた者もほとんど捕らえましたが、全員の処分が決まるには まだ時間がかかります」 「みんな捕まったの?」 「王女様つきの召使は、未だ…。まあ、召使一人追うより他にやることが増えてきましたので」 王女に向かって小さくうなずく。「…そう」 「王女様。何かお望みがあれば」 「あの国は、隣国はどうなったの。アタシの命で納得するのかしら」 「わかりません。しかし、焦土にもやがて草が生え花が咲きます。われらがその種をまきましょう」女戦士はひざを付く。 「…頼む。あいつは歌が好きだった。いつか隣国の民とも、海の向こうの民とも一緒に歌を歌えるような日が来るといい」 「御意」 午後三時。 (いつか、ぼくの代わりに歌を歌っておくれ) (いつか、この国のことをみんなに歌って聞かせるわ)
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