【NHK 】 名曲探偵アマデウス事件ファイル♯3
at CLASSICAL
303:名無しの笛の踊り
09/05/31 21:58:06 mRlvm2S2
>>293
クライバーンは「最も成功した、時代の犠牲者」とも言える。
冷戦がピークを迎えていた時代、完全アウェーのチャイコフスキーコンクールで優勝を勝ち取った。
ヒーローを求めたがるアメリカ人の国民性とも相俟って、彼は瞬く間に時代の寵児となった。
彼のレコードは売れに売れ、商業的には米国クラシック音楽家としては史上最大の成功を収めた。
・・・が、瞬く間にヒーローになったがゆえに、自分を研鑽し成長する暇すら与えられずに
あちこちのコンサートへ引きずり回され、放電・消耗し続けることを強いられた。
やがてヒーロー熱も冷め、彼はすっかり過去の人となってしまった。
彼の名を冠したクライバーン・コンクールもまた、同じ問題を抱えている。
覇者はその後1年間継続的にコンサートの仕事が与えられるため、食いっぱぐれることはないが
若さと勢いでコンクールに挑戦する者が、翌日から突然完成したピアニストとして活動させられるわけで、
充電・成長するための休息は許されない。
言わばピアニストの促成栽培と使い捨て。
実際、このコンクールを制した後に大成したピアニストは皆無である。
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