FFDQバトルロワイヤル ..
76:保管庫キャノン
03/03/31 01:49 c+nt7XS+
「お父さん、今の声」
「ああ…ピピンだ!」
「とんぬらさんの知り合いなの?あの子も?」
ルーキーが森の奥へと消えていく少女を見ながら言う。
ちょうど、メルビンたちが向かったほうに駆けていく少女の姿を確認して、とんぬらは首を横に振った。
「いや…多分、ここに来て知り合った子だと思う」
「そっか。あっちの橋は落ちているから、結局戻ってこなきゃいけないんだけど…」
と、扉の中からエビルプリーストが飛び出してくる。刹那、扉の向こうから激しい轟音が鳴り響いた。
「………!」
二人と一匹は息を飲む。それが何を意味しているのか、理解できずに。
エビルプリーストはイオナズンの余波を心地よく感じながら、厭らしい笑みを浮かべて三者に相対する。
「くくく…動くなよ」
「人質…?」
「そういうことだ。武器を捨ててもらおうか」
ああ、そういうことか。とんぬらは思った。子供を人質にとられ、何も出来ないままやられた、ということ。
咽喉の奥がヒュゥ、と音を立てた気がした。遥か昔の、けして忘れられない刃の冷たさを思い出して。
「いいのか?この子供の命が惜しくないのか?」
あぅ、と捕らわれの少女がうめく。その顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃだった。
とんぬらは無造作に剣を捨てた。ルーキーも、迷いながらもブーメランを捨てる。
「結構結構。くくく…くはははは!これぞまさしく人間の盾といったところか!」
「卑怯だぞ!」
ルーキーが怒ったような声を上げる。
怒っている。ああ、そういうことか。とんぬらは思った。
――この状況は、あの時と同じじゃないか。
それに気付いた時、とんぬらの内から急激に怒りの感情が溢れた。
そして叫ぶ。
「子供を離せ!」
77:保管庫キャノン
03/03/31 01:51 c+nt7XS+
一方、一人冷静なのがアニーだった。
先程呪文で凍らせた扉を、中にいる者たちが蹴破り始めた事にもいち早く気付いていた。
父は離れにいる者たちを頼むといった。そして氷結の呪文はすでに唱え終わっている。
扉はすぐにでも蹴破られそうだが、呪文を放てば更なる氷が扉を塞ぐだろう。
だが、あえてアニーは呪文を放たなかった。
勿論、命は大切だ。助けられるのなら、そうしたいと思う。
しかし父親と天秤にかければ、どちらに傾くかは言うまでもないことだ。
父が、見ず知らずの少女のために死んでいく…そんな事は、認められない。絶対に。
有頂天のエビルプリースト、泣きじゃくるリディア、怒りのとんぬら、ルーキー。
その裏側でアニーは子供とは思えない…いや子供だからこそなのだろうか…冷静さで隙を突こうとしていた。
78:保管庫キャノン
03/03/31 01:51 c+nt7XS+
【エビルプリースト
所持武器:危ない水着 ファリスのペンダント 現在位置:祠の離れのそば
第一行動方針:この場にいる全員の始末】
第二行動方針:天空の勇者(ソロ・クーパー)の始末】
リディアを捕らえています。
【リディア
所持武器:なし 現在位置:ロンタルギアの祠の外
第一行動方針:エビルプリーストから逃げる
第二行動方針:祠から逃げてバッツたちと合流
第三行動方針:仲間(セシル?)を捜す】
エビルプリーストに捕まっています。
【エーコ
所持武器:なし 現在位置:ロンタルギアの祠の外
第一行動方針:バッツたちと合流
第二行動方針:仲間を捜す】
祠から逃げ出す事に成功しましたが、向かっている南の端は落ちています。
【とんぬら(DQ5主人公)/ルーキー/王女アニー
所持品:さざなみの剣(捨て)/スナイパーアイ ブーメラン(捨て)/マインゴーシュ
現在位置:祠の離れのそば
第一行動方針:エビルプリーストを倒す
第二行動方針:クーパー・パパス・ライアン・アイラをみつける】
とんぬら、ルーキーは武器を捨てました。アニーはそのままです。
とんぬらにはマホカンタがかかっています。アニーは氷結の呪文をすぐに撃てます。
【ピピン 死亡】
オルテガたちが出てくるタイミングはお任せです。
エーコについては誰か補完してください。おながいします。
79:保管庫
03/04/01 01:01 s8WvrebR
地下道に響く爆発音は、当然東に向かうデスピサロたちにも聞こえていた。
その音に慌てて引き返そうとするジタンをデスピサロが制止する。
「待て!、サマンサならば大丈夫だろう、あれは引き際をよく心得ている、
滅多な事で間違いはしまい」
「あいつから仕掛けたかも知れないぜ」
「まさか、ならもっと確実な方法が幾らでもある、魔法使いなのだからな」
そう言ってジタンをなだめるデスピサロだったが、もちろんサマンサの意図は充分理解していた。
(サマンサよ、援護射撃のつもりか、味な事を)
結局、それ以降戦いの物音は一切聞こえる事は無く、ようやく納得したジタンはまた先へ進む。
そしてまたしばらく進んだ時、ジタンはまた足を止め今度は何やら地図を見比べて考え始める。
「おかしいな」
「何がだ?」
「いや、俺としてはこの島にある祠に行きたいんだけど、地下道が通って無いんだ」
デスピサロも地図を確認する、なるほど確かに地下道は祠一帯、北東の湖を避けるように通っている。
引き続きデスピサロは、地下道マップと支給品の地図を見ながら思案をめぐらせる、その結論は。
「地形から考えるにおそらくこの島は浮き島だ…だれかが人工的に作った」
地下道マップは誰が調べたのかは知らないが単にトンネルの通路だけでなく、
その深さや地盤等の状態についても詳しく書きこまれていた。
それが無ければ彼もこの事実に辿りつけなかっただろう。
「人工島?それって何か不味いのか?」
意外な展開について行けず、首をかしげるジタン、デスピサロはできの悪い生徒に補習を行う、
教師のスタイルで続ける。
80:保管庫
03/04/01 01:01 s8WvrebR
「さしあっては不味いわけではない、だがもしその事を知らずに、派手な戦いでもやれば、
もしかすると、突如として島が沈む、という事もありえないともいい切れんな」
「しかも悪い事にその湖の地下には断層がある…もし島が沈めばそれを引き金にして、
局地的な地震が起こりうる可能性すらあるが、それでも行ってみるか?」
意地の悪いデスピサロの言葉に、ジタンは苦笑いで応じるのみだった。
【デスピサロ:所持アイテム:正義のそろばん・『光の玉』について書かれた本・
現在位置:地下通路(大陸中央付近)から東へ】
第一行動方針:腕輪を探す
第二行動方針:偵察
第三行動方針:不明
【ジタン:所持アイテム:仕込み杖、グロック17、ギザールの笛 グレネード複数
試験問題・解答用紙複数(模範解答も含む)、時計
現在位置:地下通路(大陸中央付近)から東へ】
第1行動方針:魔法使いを探す
第2行動方針:エーコを探す
最終行動方針:ゲームから脱出
81:保管庫
03/04/02 01:41 x4FJiq0r
一体、何時間ほど歩いただろうか。
「ようやく山岳地帯を抜けられるようでござるな」
ライアンは安堵の息をついた。同時に、見失ってしまった仲間達のことを思う。
特にホイミン……あの不吉な夢は、何を暗示していたというのか。
ライアンは空を見上げた。太陽は既に傾いているが、日没にはまだ時間がありそうだ。
(次の放送を聞けば、あの夢が正夢かどうかもわかるでござる……)
雪山で、長い間気絶していたライアンは知らなかった。
放送回数が増えたこと、正午に流れた放送で禁止魔法が追加されたこと、ホイミンの名前が呼ばれたことを。
最も、戦士のライアンにとって、禁止魔法の追加などなんの意味もないのだが。
「……歩きどおしで疲れたでござるな。少し一休みとするか」
ライアンは岩陰に身を隠した。そして昼食を食べていないことに気付き、
バックから食料を取りだして食べ始める。
「腹が減っては戦ができぬと申すからな」
ツェンの街で果物や瓶詰めを見つけていたこともあり、あと二日は食料の心配もない。
そういう事情もあって、彼は盛大に食事にありついた。
82:保管庫
03/04/02 01:42 x4FJiq0r
そんなライアンを見つめる視線が、二つ。
「(ごくっ)……いいなぁ〜、オレなんかちょっとしか食べてないってのに」
「何よ、食料なら私達の分を分けてあげたじゃない」
「あんなちょびっとじゃ、食べた気がしないッスよ」
「だったら、そこらへんの雪でも食べて我慢しなさいよ」
ライアンの隠れている岩とは少し離れた、木の陰で。
ティーダとマリベルは、そっと様子を伺っていた。
目的は、もちろんセフィロス打倒のメンバーを勧誘するためだ。
比較的足が早く、戦闘能力もあるティーダ達が仲間探しをする間に、
エアリスとギルガメッシュとラグナが作戦を立てる……そういう手筈になっている。
「で、どうする?」
ティーダはぱらぱらと、参加者リストのページをめくる。
選ばれし者の一人、バトランドの王宮戦士―この文と本人を見る限り、そう悪い人物とは思えない。
「あのオッサン、見た目も結構強そうだし、オレはいいと思うんだけど」
「見た目だけって可能性もあるけどね」
しかし、ライアンが決して見た目だけの戦士ではないことは、マリベルも察していた。
一見無造作に食事をしているようだが、全く隙がない。
それに脇に置かれたやたらとデカいハンマーからは、並々ならぬ魔力が放たれている。
あの武器だけでも、貴重な戦力となることには間違いない。
とりあえず、どうやって声を掛けるか―二人がそう思った、その時。
「いい加減出てきたらどうでござるか?
人の食事をジロジロ見るなど、あまりいい趣味とは言えないでござるよ」
「!」
予想だにしなかった一言。
驚きのあまり、ティーダ達は反射的に木陰から飛び出していた。
83:保管庫
03/04/02 01:42 x4FJiq0r
【ライアン 所持武器:大地のハンマー
現在位置:祠の南西・山岳地帯と雪原の境目あたり
第一行動方針:食事&休憩
第二行動方針:はぐれた仲間を探す
第三行動方針:ホイミンの安否を確かめる
(正午の放送を聞き逃しています。放送回数が増えたことも知りません)】
【マリベル/ティーダ 現在位置:祠の南西・山岳地帯と雪原の境目あたり
所持武器:エドガーのメモ/いかづちの杖・参加者リスト
第一行動方針:仲間を集める、
第二行動方針:打倒セフィロス→ゲームから抜ける】
【ラグナ(両足欠損)/エアリス/ギルガメッシュ 現在位置:ロンダルキア洞窟近くの雪原
所持武器:エルフィンボウ/癒しの杖/無し/
第一行動方針:作戦会議
第二行動方針:打倒セフィロス→ゲームから抜ける】
84:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/03 01:52 sKGk4cPJ
保守
85:笑う悪魔 ◆638FJ29rIc
03/04/05 00:02 uLPuoH0F
保守
86:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/06 03:57 Ydf1MJ/a
ほっしゅほっしゅ。
87:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/06 12:46 IJjaM5sZ
保守
88:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/06 15:11 Xj2f544m
ほしゅ
89:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 16:02 kJmeo9bL
保守
90:ほしゅ
03/04/07 20:50 ZaPWq3Rl
ほしゅ ほしゅ ほっしゅっしゅ。
91:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 21:10 YDZ+snYI
用はドラクエが天野画になり、エフエフは主人公しゃべらなければ双方納得てことでよいですね?
92:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 21:36 nUgNUZIM
29
93:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 21:51 ntGytMzc
>>91
意義なし男くん
94:不セイン
03/04/07 23:14 Bq/Af7BB
サーバーを接続できマンセー
95:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/08 18:26 uHb2q1ze
保
守
96:
03/04/08 19:01 lOU8LlgK
96
97:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/08 21:51 MQoYfluV
顔文字板のDQスレも保守するだけの日々が続いたが
このスレもそうだな
保守ぴたる
98:逆襲の保管庫
03/04/08 23:59 SL5CsYn6
「おい!おい!起きてんのか!」
耳もとの声にギルガメッシュはゆっくりと目を開けて、声の方向を見る、と、そこには、
一匹のカエルがひょこひょこと歩いている。
「作戦会議をしようって言ったのはお前だろ、寝てんじゃねーよ」
さらにカエルは大声を張り上げる、だがギルガメッシュはカエルがしゃべるという異常事態にも、
全く動じず、当たり前のように返答する。
「腹へってんだよ…お前はそんななりだからカロリー少なくって済むんだろうけど、なぁラグナさんよぉ」
「ただ寝てるだけなら別に人間のままでもいいんだけれどな」
そう、このカエルの正体は、ト−ドによって変化したラグナだったのである。
両足を失ったラグナを出来るだけスムーズに連れて歩くための手段であった。
ひょこひょこと自分の周囲をうろつくラグナカエルをギルガメッシュはぼんやり見つめる。
その下あごには超ミニサイズながらも、例の首輪が光っていた。
(カエルになればもしかしてと思ったんだが…無理だったか。)
「なぁ…お前も出来るだけカロリーを消費せずに大人しくしておいた方がいいぞ。人間に戻ったら
ふらふらで戦えませんじゃ困るからな」
木陰で丸くなって、やはり大人しくしているエアリスの方を見、それから何故か自分のそばから離れない
ラグナカエルを不思議そうに眺める。
「なぁ、なんでエアリスじゃなくって俺なんだ?スケベそうな顔してるくせによ?」
「出来れば俺もお前さんじゃなくって、エアリスの胸の谷間がいいに決まってる…でもな
さっき忍び込もうとしたらエアリスは俺になんて言ったと思う?」
カエルの姿のラグナはそこでぶるぶると身体を震わせる。
「今度やったら、お尻の穴にストロー刺しこんで、そのままぱぁんってやっちゃうからね…てよ」
「そ…それは怖いな」
99:逆襲の保管庫
03/04/09 00:01 MaTwi+s7
エアリスのその一言はラグナカエルには死にも勝る恐怖だっただろう。その恐怖はもしかすると、
自らの幼き日々を思い出してのことかもしれない。
「きっと子供の頃やってたに違いないぜ」
「人は見掛けによらんな…」
そこまで話すと、またラグナカエルは落ちつき無くひょこひょこと飛びまわる。
ギルガメッシュは今度は灰色の空を見上げると、別のことを考え始める。
自分はあの時爆死したものだとばかり思っていた、今の自分は”おまけ”のようなものだと。
だからこそ、セフィロスを倒そうなどというある意味無謀な計画を企てる事も出来た。
おまけの命を無駄にするつもりは無いのだが、せめて有意義に使いたいというわけだ。
英雄っぽくって2度目の最後を飾るには、なかなかのものだろうと自分では気に入っているつもりなのだが、
なんとなく思うのだ。
爆死した後、まだ何かがあったような気がする…大切な何かを忘れているような…、
ギルガメッシュは珍しく頭をフル回転させ、必死でおぼろげな記憶を呼び戻そうとする。
もやがかかった脳裏にある人物が浮かび上がる、白い髭をたくわえた、いかにも賢者を思わせる、
温和な容貌の老人だ、その隣には雪の結晶を纏った美女もいる。
そこまで思い出したところで、また、もやが深くなってゆく、これ以上は今は無理のようだ。
(そういや爺さん何か言ってたような…新しい仲間だとか何とか、ああ、よくわかんねぇやな)
とにかく空腹で考え事をしても無駄だ、ギルガメッシュは再び目を閉じて丸くなる。
「腹、減ったな…ティーダのやつ、俺がトイレに行っている間に俺の分まで食べやがって…」
100:逆襲の保管庫
03/04/09 00:02 MaTwi+s7
【ラグナ(両足欠損・現在はカエルの姿)/エアリス/ギルガメッシュ 現在位置:ロンダルキア洞窟近くの雪原
所持武器:エルフィンボウ/癒しの杖/無し/
第一行動方針:作戦会議
第二行動方針:打倒セフィロス→ゲームから抜ける】
ギルガメッシュは死亡後、召喚獣となっています。(本人に記憶無し
記憶を全て取り戻すまでは人間として扱う)
老人はラムゥ、美女はシヴァです
101:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/10 01:15 DmHNKJIL
保守
102:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/10 21:00 DfThVge6
ほしゅ!
103:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/12 00:59 XxDcsjCq
ホシュ
104:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/12 23:12 yqQ/aQkx
ほ し ゅ る か ?
105:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/14 01:51 poIMpI8m
ほ し ゅ る ろ う か !
106:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/14 21:03 QZ9nQdmL
あ ぼ ー ん
107:保管庫
03/04/15 01:27 EsGhIdyO
リディアは絶叫していた。エビルプリーストの腕が咽喉に食い込んで
ろくに声も出せなかったが、目から涙がこぼれ、胸の奥がひゅうひゅうと鳴っている。
悲しいこともある。ただ、それ以上に許せなかった。
剣を捨て、すまなさそうに自分を見るピピンの姿が、爆炎に飲み込まれて消えていく姿が瞼に焼き付いて消えない。
ピピンは命をかけて自分たちを救おうとしてくれた。なのに自分はそれに答えられなかった。
だから、自分が許せなかった。
そしてまた、剣を捨てた男性が目の前にいる。自分のせいで、死んでしまう。
そんなことは許せなかった。
もがき、暴れる。だが、エビルプリーストの腕はまったく揺るぐことはない。
自分が身動きするたびに締め付けはきつくなり、意識は遠くなっていくが、
それでもリディアは絶対に諦めるわけには行かなかった。
そんなリディアの精一杯の抵抗も、エビルプリーストは歯牙にとめない。
彼は武よりも文の性質であったが、腐っても魔族である。小娘が暴れたところで動じることなどない。
「さて、先ほどの例をさせてもらおうか。おっと、貴様はマホカンタが効いていたな」
エビルプリーストは邪悪な笑みを浮かべながら、とんぬらが捨てた剣の方へ歩いていく。
ルーキーは悔しげに、とんぬらは静かな怒りを秘めながら、身動きひとつせずそれを見ていた。
そんな二人にエビルプリーストは舌打ちする。剣を拾い上げ、ゆっくりととんぬらに近付いていく。
「その目、気に入らんな。貴様は危険だ」
とんぬらは冷たい目でじっとエビルプリーストを睨みつけていた。
抵抗する様子はない。手をだらりと下げ、無防備な姿で佇んでいる。
一歩、一歩近付くにつれ、リディアの焦燥は積もっていき…
エビルプリーストがとんぬらを切り殺そうと剣を構えた、その時。リディアの中の何かが切れた。
108:保管庫
03/04/15 01:28 EsGhIdyO
刹那。強烈な力が弾けた。
「うおおッ…!?」
リディアの全身から緑色の光が溢れて視界を塗り潰す。
突然生まれた衝撃にエビルプリーストはリディアを投げ捨てる、だが現象は止まらない。
何らかの力が集まって一つの物体として具現化していく。
「ば、馬鹿な…!?」
それはリディアを包んで巨大化していき、遂には巨大なドラゴンを形どった。
音もなく、雪原に突然現われた白いドラゴンは鎌首を下に…エビルプリーストに向ける。
エビルプリーストはパクパクと口を上下させた。何かを言おうとしたが、声にならない。
ドラゴンは口を開いた。咽喉から白い煙が零れる。
熱も冷気も電撃もない霧のブレス。次の瞬間、彼の全身を激しい痛みが襲った。
本来なら、耐え切れた攻撃かもしれない。だが、ゾーマの魔力に包まれたこのフィールドでは、
魔法に制限がかかっているように、耐性にも彼が思っている以上に制限がかかっていた。
こんな筈ではなかった。エビルプリーストは、自分がどこで誤ったかを考えた。
あの小娘を人質に取ったとき、逃げることを考えなかったことか。
いや、そもそもあの小娘を人質にしてしまったことか。
それとも…
そんなエビルプリーストの全身を氷柱が貫き、彼の存在はそこで潰えた。
とんぬらは呆然とその一連を見ていた。
とんぬら自身は、エビルプリーストが攻撃を仕掛ける瞬間を狙っていた。
幸いな事に自分にはマホカンタがかかっている、エビルプリーストは直接的に自分に手を下すだろう。
そこに付け入る隙がある。危険だったがそれしかない、と思っていた。
だが、実際はそれを行う前に、少女が少女自身の力で自分を救った。
自分は…自分が人質になったあの時、自分は見ているだけだったのに。
109:保管庫
03/04/15 01:28 EsGhIdyO
霧のドラゴンは攻撃を終え、存在する所以を失ったそれは静かに消えていく。
現われたとき同様、音もなく消えた後には倒れ伏すリディアの姿があった。
少女の下に駆け寄る。意識を喪失しているようだ、一見して少女の顔色が酷く悪い事が確認できる。
念の為に脈をとってみると、あるにはあるが恐ろしく弱い。
あのドラゴンを呼んだ際に力を使い果たしてしまったのだろう。
このままでは危険かもしれない。
とんぬらはリディアを抱き上げた。少女の軽さに、何ともいえない気分になる。
こんな少女も、この馬鹿げたゲームの参加者なのだ。それがやりきれなかった。
振り向くと、アニーがこちらに歩いてくる。何となく、不機嫌そうだった。
実際、アニーは不機嫌だった。
「お父さん、何で剣を捨てたの?」
「アニー?」
「お父さんは、私よりあの子が大事なの?」
とんぬらが不思議そうに自分を見ている。それがまたアニーの癇に障った。
「お父さんは死なないっていったじゃない!なのにあんな子の為に剣を捨てて!」
「アニー…」
今にも泣き出しそうな娘の前で、困惑する父親。
そんな気が重くて窒息しそうな状況で、ルーキーはかなり控えめに口を出した。
「ねぇ…そろそろ中の人たちが出てきそうなんだけど?」
次の瞬間。
離れの扉が蹴破られ、見るも無残な姿に成り果てた扉が雪原に投げ出される。
扉が地面に倒れた勢いで雪が舞い上がった。
ちらつく雪の影に、男が二人現われる。
オルテガとリバストだった。
110:保管庫
03/04/15 01:31 zwJ8r872
【リディア
所持品:なし 現在位置:ロンタルギアの祠の外
第一行動方針:エーコ、バッツたちと合流
第二行動方針:仲間(セシル?)を捜す
力を使い果たして昏倒しています。そう簡単には回復しません】
【とんぬら(DQ5主人公)/ルーキー/王女アニー
所持品:さざなみの剣/スナイパーアイ ブーメラン/マインゴーシュ
現在位置:祠の離れのそば
第一行動方針:リディアとオルテガたちとどう接しよう?
第二行動方針:クーパー・パパス・ライアン・アイラをみつける】
【エビルプリースト 死亡】
111:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/17 02:10 mPTGbc3H
ホシュ?
112:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/17 22:43 JHNCZhup
ホシュ!
113:保管庫
03/04/19 00:32 bowcbfVP
「おい、なんか変な音がするんだけど」
地下道を進んでいたジタンが立ち止まろうとする、背後にいたデスピサロも気がついていたらしい、
すかさずジタンの襟元を掴むと、そのまま踵を返して引き返そうとする。
「振り向くな…走れ!全力で!」
その時岩盤を突き破り、おびただしい量の地下水が通路へと溢れ出す。
まさに濁流とも呼ぶにふさわしい暴力的なまでの水流が2人を飲みこもうと迫っていた。
その変化は地下だけではなく、そこからさほど離れていない祠島にも現れていた。
突如彼らの足元の地面が、ぴしぴしとひび割れたと同時に大量の水が地割れから噴出してくる
これだけでも容易ならざる状況だというのに、さらに空気の流れが急激にささくれだってくる。
これは…間違い無く竜巻の前兆、それに悪い事に巨大な魔力の要素を感じる。
だが、彼らがそれに気がついたときはすでに遅かった、大音響と共に島は竜巻に包まれ、
まずは離れがバラバラに吹き飛び、一匹のチョコボと共に竜巻に巻き上げられたのを皮切りに、
その場に居合わせた者達も、次々とはるか上空へと消えていく。
デスピサロが浮島と表現した、祠島だが、彼を持ってしても見ぬけなかったのは、
この島が単なる浮島ではなく、それその物が魔力を帯びて浮いていたということ。
はるかな昔、この地を築いた先人たち(おそらく地下道を掘ったのも彼らだろう)
によって作られた物であるのだろうが、管理するものも無く、打ち捨てられた状況の中、
老朽化が進み、蓄積された魔力がいつ暴走してもおかしくない状況であったのだろう。
そこに来て、先ほどの戦闘が呼び水となり、ついに風船が破裂するかのごとく、膨張したそれは、
一気に噴出したのであった。
114:保管庫
03/04/19 00:33 bowcbfVP
そのころようやく安全圏へと脱出したデスピサロたちは、その恐るべき様を固唾を飲んで見続けるしかなかった。
妖しく光る巨大な竜巻、それも1つだけではなく、複数の竜巻が重なり合って付近を覆っているのが分かる。
その凄まじい光景を眺めていたデスピサロだが、あることに気がついたようだ。
「あの竜巻…あれはルーラ?、まさか自然発生するとは」
おそらく暴走、噴出した魔力が様々な条件の元、あのようなルーラという形になったのだろう。
もっとも今、目の前で起こっているのはルーラとは逆の作用をもたらす魔法、バシルーラなのだが。
さらに目を凝らすと、竜巻の頂点からいくつかの光が四方へと散っていくのも見える。
すると、そのうちの1つがこちらへと向かってくる。
「気をつけろ、近くに人が降ってくるぞ」
デスピサロがジタンに声をかけるかかけないかの間に、ばしゅんっ!という音がしたかと思うと、
そこには緑の髪の少女が気を失った状態で、雪原に倒れていた。
一方、竜巻に中途半端な形で巻きこまれてしまい、ただ湖に投げ出されてしまっただけの者たちもいた。
投げ出されたショックで気絶したアニーを抱えたとんぬら、それからアーロンの3人だ。
彼らは崩壊したつり橋のロープにつかまり何とか難を逃れてはいたが、
地盤沈下の衝撃で発生した大渦が容赦無く彼らを飲みこもうとしていた。
とんぬらのすぐ後ろでアーロンが叫ぶ。
「俺に構うな、早くロープを切れ」
激流の中、彼らがつかまっているロープは3人分の体重を支えるにはあまりにも細過ぎた。
このままでは3人とも渦の中に飲み込まれてしまうだろう。
115:保管庫
03/04/19 00:39 bowcbfVP
「俺は身体が動かん…頼む」
無言のとんぬらをアーロンはさらに促す。
水面下を見ると彼の身体にロープが絡んでいるのが見える。
だが…それでも、とんぬらには判断がつかなかった、理屈では彼の言葉が正しいのはわかる、
しかし、それでも自分が助かるために他人を見殺しには出来そうになかった、だがしかしその時、
腕の中でアニーが小さな唸り声を上げる。それを聞いたとき、とんぬらの中から迷いが消える。
「すいません!」
とんぬらはさざなみの剣を抜き、素早くロープを切断した。
アーロンの口元が”それでいい”とわずかに微笑んだような気がしたが、
その次の瞬間には、彼の姿は渦の中に消えていった。
こうして渦の中から何とか脱出したとんぬらは、アニーを抱えて島へと戻る。
島は半分以上水没していたが、その頂に位置する祠はまだ無事のようだった。
「とりあえず濡れた身体を乾かさないと…」
自分の中の罪悪感を振り払うように呟くと、とんぬらはそそくさと祠の中へと入っていった。
だが、その一方で隣の島から彼らを睨みつける視線があった。
その視線の主はモニカ、幸か不幸か、彼女も竜巻に巻きこまれたものの、
隣の島に弾き飛ばされただけですんだのである。
だが、そこで彼女が見たものは、無常にもロープを切断されて、
波間に消えていくアーロンの姿だった。
そう、彼女にはとんぬらが救いを求めるアーロンを見捨てたとしか見えなかったのだ。
「許さない…よくもアーロンさんを」
116:保管庫
03/04/19 00:42 bowcbfVP
>>115はミス!修正版を見落としてました。
しかも>>114とかぶってるし
とんぬらのすぐ後ろで、麻痺した身体を必死に動かしてアーロンが叫ぶ。
「お、おお、、れれえ…かま、うな、ろろ、ロープ…切れ」
激流の中、彼らがつかまっているロープは3人分の体重を支えるにはあまりにも細過ぎた。
このままでは3人とも渦の中に飲み込まれてしまうだろう。
「かか、からが動か…頼む」
無言のとんぬらをアーロンはさらに促す。
水面下を見ると彼の身体にロープが絡んでいるのが見える。
だが…それでも、とんぬらには判断がつかなかった、理屈では彼の言葉が正しいのはわかる、
しかし、それでも自分が助かるために他人を見殺しには出来そうになかった、だがしかしその時、
腕の中でアニーが小さな唸り声を上げる。それを聞いたとき、とんぬらの中から迷いが消える。
「すいません!」
とんぬらはさざなみの剣を抜き、素早くロープを切断した。
アーロンの口元が”それでいい”とわずかに微笑んだような気がしたが、
その次の瞬間には、彼の姿は渦の中に消えていった。
こうして渦の中から何とか脱出したとんぬらは、アニーを抱えて島へと戻る。
島は半分以上水没していたが、その頂に位置する祠はまだ無事のようだった。
「とりあえず濡れた身体を乾かさないと…」
自分の中の罪悪感を振り払うように呟くと、とんぬらはそそくさと祠の中へと入っていった。
117:保管庫
03/04/19 00:43 bowcbfVP
だが、その一方で隣の島から彼らを睨みつける視線があった。
その視線の主はモニカ、幸か不幸か、彼女も竜巻に巻きこまれたものの、
隣の島に弾き飛ばされただけですんだのである。
だが、そこで彼女が見たものは、無常にもロープを切断されて、
波間に消えていくアーロンの姿だった。
そう、彼女にはとんぬらが救いを求めるアーロンを見捨てたとしか見えなかったのだ。
「許さない…よくもアーロンさんを」
【デスピサロ:所持アイテム:正義のそろばん・『光の玉』について書かれた本・
現在位置:祠の湖南岸の森】
第一行動方針:腕輪を探す
第二行動方針:偵察
第三行動方針:不明
【ジタン:所持アイテム:仕込み杖、グロック17、ギザールの笛 グレネード複数
試験問題・解答用紙複数(模範解答も含む)、時計
現在位置:祠の湖南岸の森】
第1行動方針:魔法使いを探す
第2行動方針:エーコを探す
最終行動方針:ゲームから脱出
【リディア(気絶中)所持品:なし 現在位置:祠の湖南岸の森
第一行動方針:?
第二行動方針:エーコ、バッツたちと合流
第三行動方針:仲間(セシル?)を捜す】
118:保管庫
03/04/19 00:48 bowcbfVP
【とんぬら(DQ5主人公)/王女アニー
所持品:さざなみの剣/マインゴーシュ
現在位置:湖の祠
第一行動方針:身体を乾かす
第二行動方針:クーパー・パパス・ライアン・アイラをみつける】
【アーロン(怪我・半冷凍)
所持武器:折れた鋼の剣 現在位置:不明
第一行動方針:?
第二行動方針:仲間を探す)
【モニカ:所持武器:エドガーのメモ(ボロ) 現在位置:祠の南の島
第一行動方針:?
第二行動方針:仲間を探す】
以下、バシルーラに巻きこまれた人々
【オルテガ 所持武器:水鉄砲 グレートソード 覆面 現在位置:不明
第一行動方針:アルスを探す】
【リバスト 所持武器:まどろみの剣 現在位置:同上 行動方針:特になし】
【ルーキー 所持品:スナイパーアイ ブーメラン/現在位置:不明
第一行動方針:クーパー、ライアン、パパスとの合流】
【エーコ 所持武器:なし 現在位置:不明 行動方針:?】
それとチョコボ一匹
また、離れの中にあったであろう品々はロンダルキア全土に降り注ぐでしょう。
祠のある島は現在、南北ともに橋が崩壊し孤立状態です。
119:保管庫
03/04/19 00:48 bowcbfVP
場合によっては巻きこまれた可能性がある人々
【メルビン/ガウ 所持武器: 虎殺しの槍 /なし 現在位置:祠から南の島
(バシルーラに巻きこまれているのなら不明)
第一行動方針 アーロンとモニカの救出
第二行動方針:仲間を探す
第三行動方針:ホフマンの仇をうつ】
120:保管庫
03/04/19 00:53 bowcbfVP
「酷いもんだ。せっかくあんたに直してもらった体をまたこんなにしてしまった。
バングルさえ身に付けていれば手榴弾ぐらいで、ぐっ、こうやって喋るのも辛いな」
仰向けに横たわるクラウドは体に積もった砂埃や突き刺さった鉄片を感じながら言った。
「うっぅぅぅう」
すぐ近くでアリーナの呻き声が聞こえた。
姿を確認しようと首を動かした途端に激痛が襲い出す。
「ううっ……大丈夫か」
だが返事がない。クラウドは痛みを堪えて出来うる限りの声を出した。
「生きているの、かあっ!」
がたんという音がして一瞬の静寂の後、
「聞こえてるわよ……」
アリーナの小さな抗議の声が聞こえてきた。
「そうか、すまない」
クラウドはそれで心を落ち着かせた。
「しかし、どうしようもないな。今度は二人ともダウン、か」
さっきから喋っている間に聞こえる、滴り落ちる水滴のような音は血なのだろう。
唇からも流れてくる血のおかげで、口の中は鉄分を含んだ味で満たされていた。
「やったのは間違いなくあの二人、それも女の方だ。
表面は取り繕っていても目に殺気が篭ってた。怖かったな、あれは……」
気力を振り絞ってそんなことを言ってはみたが、何が起こるわけでもない。
だが体を動かせずアリーナの容態もわからない以上、生きていることの確認のためにも
必要なことだと思っていた。それに暗い部屋の中で無音のままでいるのは不安になる。
クラウドはもう一度呼びかけてみた。
「体はどんな具合だ、痛みは耐えられそうか?」
闇の向こうで悲痛な声が聞こえてきた。
「痛いよ、ものすごく痛い……」
121:保管庫
03/04/19 01:01 bowcbfVP
【アリーナ 所持武器:イオの書×4 リフレクトリング ピンクのレオタード
現在位置:地下通路(大陸中央付近) 】
第一行動方針:ソロを止める(倒してでも)
第二行動方針:クラウドをティファに会わせる
最終行動方針:ゲームを抜ける
【クラウド:所持武器:ガンブレード 現在位置:地下通路(大陸中央付近)】
第一行動方針:エアリスorティファを探す。
第二行動方針:アリーナを救う
最終行動方針:不明
(二人とも重症。しばらく放置されると持ちません)
122:保管庫
03/04/19 01:01 bowcbfVP
「こんなところにいたのか…」
エビルマージは舌を打ちながら、スライムナイト―ピエールに近づいた。
彼の手には、大量の花が抱えられている。おそらくは、フライヤに捧げるための。
雪と氷が支配するこの世界で、これだけの花を集めたことは十分賞賛に値するだろう。
が、エビルマージにとっては、過去の幻影に縋りつく軟弱者の行為としか映らない。
「さすが、人間に仕えていた恥知らずだけはあるな。とんだ役立たずだ」
「………」
「…まぁいい。貴様にラストチャンスをやろう」
黙ったままのピエールを一瞥し、エビルマージは呪文を唱えた。
霧と光が集まり、虚空にとんがり帽子を被った女の姿を描き出す。
「見ての通り、魔法使いだ……名前はサマンサ。
この女の命を取ってこい」
本当のことを言えば、こんな下等な魔物など捨て置きたかった。
ただ、このままではサマンサはハーゴンに接触し、ゲーム脱出の方法を知るだろう。
魔法使いのサマンサは、使える呪文こそマゴットに劣れど
その魔学の知識と研究心は、仲間をはるかに凌いでいる。
まだこのゲームをぶち壊されるわけにはいかない以上、
早急に手を下さねばならないのだ。彼女がハーゴンと接触する前に。
それができる距離にいて、なおかつ付け込む隙があるのは、ピエールしかいない。
そうでなければ、誰がこんなゴミクズのような魔物を相手にするものか。……
123:保管庫
03/04/19 01:06 bowcbfVP
「まだ迷っているか……なら、一ついいものを見せてやる」
沈黙を続けるピエールに痺れを切らしつつも、エビルマージは再び呪文を唱えた。
今度は静止映像ではなく、動画だ。サマンサが何か喋っているが、声は聞こえない。
その足元には、黒焦げの何かがあった。ピエールはハッと息を呑む。
「わかるか? 貴様と一緒にいた、ビビとか言う魔導師だ」
ビビの手がわずかに動いた。サマンサは冷酷な視線を彼に向けて、手をかざす。
サマンサの口が呪文を紡ぐ。手の平に氷の刃が生まれる。
それが瀕死のビビに向かって降り注ぎ―そこで唐突に、幻影はかき消えた。
「貴様の仲間を殺したのはこの女だ。それなのに、何を悩む必要がある?」
これは嘘だ。サマンサはたしかにヒャドを打ち込んだが、
それはビビの苦痛を和らげるためであって止めを刺すものではなかった。
「こいつさえ殺せば、望む力をくれてやるというのだ。悪い話ではないだろう?」
これも嘘だ。なぜ、ゴミクズの願いをわざわざ叶えてやる必要がある?
まぁ、呪いで狂戦士に変えてやるというのも面白いかもしれないが。
「それとも、貴様は仲間の無念を晴らしてやりたくないのか……?」
ダメ押しの一言に、ピエールがかすかに身を振るわせる。
「……それが本当なら、確かに悪い話ではないな」
かかった! エビルマージはローブの下でほくそ笑んだ。
しかし、ピエールは静かに言葉を続けた。
「だが、断る」
エビルマージがその意味を理解するのに、
そして喉元につきつけられた抜き身の剣に気がつくのに、10秒を要した。
124:保管庫
03/04/19 01:11 bowcbfVP
「ゲスが……全てが貴様の思い通りになると思うな!」
ひっ、とエビルマージは青ざめた声を漏らした。
それだけの気迫が、ピエールから発せられていた。
呪文を唱えることさえ思いつかず、蛇に睨まれたカエルのように、身を震わせる。
「我が剣は守りのためだけではない、それ以上に邪悪を断つために捧げたのだ!
例え貴様の言うことが真実であったとして、サマンサに罪を犯させたのは誰だ?
セーラがフローラ様を殺したのは何のためだ?
ヘンリー様が変わってしまったのは誰のせいだ?!
……ゾーマが、貴様らがそのように仕向けたからだろう!
貴様のような邪悪に屈したとあっては、
死んでいった人々に、とんぬら様に、そして仲間達に顔向けできぬわ!」
ピエールの言葉を聞きながら、エビルマージは己のミスを後悔していた。
あの時、アークマージを無視してピエールを追い詰めておけばよかったのだ。
フライヤの死に動揺していたピエールならば、容易に堕とすことができたのに。
なまじ、考える時間を与えてしまったせいで―あの因業ジジイが!
だが、エビルマージの命運も完全に尽きたわけではなかった。
「今すぐその首切り落としたいところだが、そういうわけにも行くまい。
貴様のお陰で思い出したが、私にはまだやるべきことがある。
消えろ。そして二度と私の前に姿を見せるな」
剣の切っ先が、わずかに離される。
エビルマージは慌ててルーラを唱え、姿を消した。
【ピエール 所持武器;珊瑚の剣 現在位置;神殿の付近
第一行動方針:フライヤを弔う
第二行動方針:とんぬら・クーパー・アニーを探し、守り抜く
最終行動方針:ゲームを脱出し、諸悪の根源を断つ】
125:保管庫
03/04/20 00:03 gT5QCbTA
本スレ98〜100を無効とさせていただきます。
126:保管庫
03/04/20 00:03 gT5QCbTA
ティーダたちを先行させておいて、ラグナたち3人は作戦会議中なのだが、どうも様子がおかしい。
「で、こうやって3人でセフィロスをどうやって倒すかを考えているのだが…」
と、ギルガメッシュ。
「これっぽっちもまともなアイデアが出ないのはどう言う事だ?」
その言葉にラグナが軽口を叩く。
「そりゃ、お前の頭が悪いからじゃないのか?」
「なんだとう、そういうこというやつが1番頭がわるいんだぞ」
自分でも気にしているのか、鼻白んだ表情でラグナに言い返すギルガメッシュ、さらに口撃しょうとする
ラグナをエアリスが止める。
「2人とも小学生みたいなこと言わないでよ、恥ずかしい」
という具合に和気あいあいとした、会議というより団欒のような雰囲気なのである。
「だいたいなぁ…お前らこの俺を舐めている、何を隠そうこの俺は…」
とここらで1つかましておく必要があるかとばかりに、自慢話を始めるギルガメッシュ、
だが話に夢中になりすぎていて、何時の間にかエアリスもラグナも自分のそばから離れているのにも、
背後に迫る気配にも、気がついていない。
そして、ようやく気がついたときにはすでに遅く、振り向いたギルガメッシュの眼前に巨大な蹄、
そして星が瞬いたかと思うと、そこで彼の意識は闇に遠のいた。
闇の中を漂うギルガメッシュの脳裏に、懐かしい光景が甦ってくる。
『バッツ!お前とは一度……1対1で勝負したかったぜ!いい友だちをもったな』
まずはネクロフォビアとの戦いで自爆した自分の姿だ。
(そういや俺ってこの時死んだんだよな…なんで生きてんだろ?)
(でもまぁ、自分が死ぬところなんか見たくても見れるもんじゃないから、ちょっと
得したような気分だぜ)
127:保管庫
03/04/20 00:04 gT5QCbTA
しばらくすると闇の中から急に白くまぶしい世界へと背景が変わる。
そこにいたのは氷の結晶を纏った美女、それから蛇とも龍ともつかない巨大な長いもの、
包丁を構えたカモノハシもどき…そんな異形たちの姿。
(ここは地獄か天国か…それにしてもなんか忘れているような)
そんな不思議な光景をぼんやりと眺めていたギルガメッシュだったが、そこでまた視界が開けていく、と。
「あ、起きた」
気がつくと上から自分を覗きこむエアリスの顔がある、どうやら夢だったようだ。
(なんかリアリティ溢れる夢だったなぁ)
そう思いながらも身を起こすと、そこにはチョコボを軽々と乗りこなすラグナがいた。
「あのチョコボに正面衝突したのよ、それにしても頑丈ねぇ」
「まぁな」
(なにせ自爆して生きてるんだもんな…我ながら凄いぜ)
一方のラグナはすっかりご機嫌だ。
「こいつはラッキーだぜ、これで俺も遠慮しなくっていいってもんだ」
文字通り手足のようにチョコボを操っている。
今までのお前の態度のどこに遠慮があったよ、とエアリスとギルガメッシュは顔を見合わせたが、
まぁ何も言うまいと溜息をつく。
「あれ?この子…もしかして君は昨日助けてくれたチョコボ君?」
エアリスの問いかけに誇らしげに吠えるチョコボ。
「ご主人様は?もしかしてはぐれちゃったの?」
と、エアリスの頭の中に覆面をかぶり、奇声を上げる男の姿が甦る。
「わかった!いぢめられて逃げ出してきたのね、無理も無いわ、マスクをかぶった変態だったもの」
その言葉にチョコボは声を出して反論するが、もちろんエアリスには通じない。
128:保管庫
03/04/20 00:08 1/jLHEZY
「変態?もしかしてお前の友達じゃないのか?」
ラグナが笑いながらギルガメッシュをちらりと見る。
「俺の何処が変態だ!お前ら俺を何だと思っている!」
エアリスもくすくすと笑いながら追い討ちをかける。
「そりゃ友達を悪く言いたくないのはわかるわ、だけど…」
「だぁかぁらぁ〜〜、もう勘弁してくれ」
「まぁ…本当にいぢめられていて、しかも変態かはともかく、見つかるまでの間
俺を乗せてはくれるかい?」
話の流れに困惑していたチョコボだったが、ラグナの言葉に再びくぇ〜と元気良く鳴く、
どうやら前の主人同様、ラグナも気に入られたようだ。
「よっしゃ、じゃあ探しにいこうな」
そのころ、彼(もしかすると彼女かもしれないが)の主人たる変態仮面…いやちがう。
勇者?オルテガは、湖のほとりで何やら叫びを上げていた。
「なっ、何も見えん、どうしたというのだ俺の瞳よ!精霊ルビスよ!我に光をぉぉぉぉぉ」
闇に包まれた視界の中、必死で空に手を伸ばし、叫びつづけるオルテガ。
「太陽よ、愛に勇気をあたえてくれぇぇぇぇぇ」
だが彼は知らなかった、自分の覆面が単に前後逆になっているだけだという事を、
そしてそんな彼を虎視眈々と狙う銃口があるということも。
129:保管庫
03/04/20 00:08 1/jLHEZY
【ラグナ(両足欠損・チョコボに騎乗)/エアリス/ギルガメッシュ 現在位置:ロンダルキア洞窟近くの雪原
所持武器:エルフィンボウ/癒しの杖/無し/
第一行動方針:チョコボの主(オルテガ)を探す
第二行動方針:打倒セフィロス→ゲームから抜ける】
【オルテガ 所持武器:水鉄砲 グレートソード 覆面 現在位置:大陸中央、西の湖のほとり
第一行動方針:アルスを探す】
【セシル 所持武器:暗黒騎士の鎧 ブラッドソード 源氏の兜 リフレクトリング 弓矢(手製)
ギガスマッシャー 現在位置:大陸北部山脈、西の湖のほとり 】
第一行動方針:参加者を殺す(エドガーorハ−ゴンを優先)
第二行動方針:不明
最終行動方針:勝利する
130:保管庫
03/04/21 01:04 q56OKlyu
地下道の中をカインはランプをかざして進んでいた。
彼もまた、地面の陥没にあい、この地下道に迷い込んでいたのだ。
空中戦を得意とするカインにとって、このトンネルは戦いにくい事この上ない、早く抜け出したいが、
肝心の出口が見当たらない。
そんな状況で困惑してたところに、だしぬけに響いた爆発音、もしかすると誰かに出会えるかも。
そう思って先を急ぐカインだった。
「爆発音がしたのはこの当たりだったはず」
わずかだが血の匂いもする…その匂いを辿ってカインはさらに地下道を進む。
やがて彼は、とある部屋の前に辿りつく、血の匂いと火薬の匂いがぷんぷんする。
ここに待ちがいなさそうだ。
扉を開けると、一面瓦礫だらけの中に、1組の男女が倒れ伏していた。
「おい!大丈夫か!?」
闇の中、ランプの光をかざすとわずかに2人のまぶたが動く、意識はほとんど無いが、
まだ死んではいないようだ、早速カインは2人の傷の状態を確認する。
女の方は両手足と肋骨が折れているらしく、出来そこないの人形のような、
奇妙な姿で横たわっている、外傷についてはそれほど多くも無く、出血も少ない。
おそらく爆風を受けて壁にたたきつけられたのだろう。
男の方は女とは逆で、骨折はしていないようだが、その代わり全身にくまなく外傷があり、
おびただしい量の出血が認められる…。
そして2人に共通して言えるのは、このままだと、あと数時間も保たないという事、
傷が傷だけに運び出す事も出来なければ、助けを見つけて戻って来れるかもかなり微妙だ。
彼のバックの中には、この数日間、山野で摘んで歩いた薬草が1通り揃ってはいるのだが
とてもじゃないが今の2人に使ったところで、どうにかなるとは思えなかった。
重苦しい思いでカインは頭を抱える。
131:保管庫
03/04/21 01:05 q56OKlyu
だが……カインの脳裏につい数時間前の光景が甦る。
かなわぬであろうと知りながらも、あの銀髪の剣士に立ち向かっていった少年の姿を。
「そうだな…また逃げるわけにはいかないな」
カインはせっせと薬草を煎じ、すりつぶし、口に含ませ、様々な方法で彼らに処方していく
その甲斐があったか、男の方は意識が戻ったようだ。
しかしクラウドはカインに感謝の言葉を言う前に、床に転がっている槍へと手を伸ばす。
「それを…その槍を貸してくれ」
カインから槍を受け取ると、クラウドはマテリアのはまった槍を自分の身体の前にかざし、
回復呪文の語句をたどたどしくも唱えていく。
「ケアル」
温かい癒しの光が周囲を覆っていく、
だがそれは同時にクラウド自身の命の光を奪う行為でもあった。
「おい!やめておけ!ムチャだ」
だがカインの制止も聞かず、クラウドはさらに2度・3度と魔法を唱える。
しかし…何回目かで、彼はおびただしい量を吐血し、そのまま倒れてしまった。
だが、それでも確かに効果はあったようだ、それからすぐに女の方がゆっくりと目を開いて
きょろきょろと周囲を見渡しはじめている、どうやら彼女も命の危機を脱したようだった
「あなたが助けてくれたの?」
横になったままの姿勢でアリーナはカインに話しかける。
「感謝なら俺じゃなくて、この男に言うべきだな、見ろよ」
カインはランプの向きを変えて、クラウドの傷だらけの身体をアリーナに見せる
「この傷の状態や爆発の状況からみて、多分…爆発から身を呈して君を守ったんだ、それに
お前がこうしてしゃべれるのも、こいつが回復魔法を唱えたおかげだ」
132:保管庫
03/04/21 01:05 q56OKlyu
「そ…そんな…私っ助けを呼び!あああっ」
立ちあがろうとしたアリーナは、その瞬間身体を走った激痛に身悶えする。
「ムチャだ!重傷であることには変わりは無いんだぞ」
「でもでもっ!私っ、ねぇ助けてよ…出来るんでしょう、お願いよ!」
そのアリーナの涙まじりの視線に絶えられず、カインは顔を逸らす。
「俺は白魔法を使えない…薬草でなんとか傷だけは塞げた、だがもうそれだけではどうしようもない…出血が多すぎる
さらに衰えた体力で魔法まで唱えている、もう俺にはどうしようもない」
ランプの光の下、クラウドの顔は青白く、まるで古ぼけたマネキンのような印象を受ける。
あとわずかの時間で、本当にクラウドは2度と物言わぬ無残な姿に成り果ててしまうのか。
そう思うとアリーナはやりきれなかった。
「私…守られてばかりだ…ごめんね…ごめんね」
どれほどの時間が経過しただろうか?
すすり泣くアリーナの声が聞こえる中、意を決したようにカインが呟く。
「1つだけ…方法がある、この男の生命力に賭けてみるか」
と言うなりカインは自分の手首を切り裂くと、そこから滴る血をクラウドの口へと運ぶ。
「俺の身体にはわすかだが龍の血が流れている、その血をもし受け入れる事が出来れば救えるかもしれん」
だが、そういうカイン自身も半信半疑だ、所詮それは伝承の中の話に過ぎなかったし、
そんなことで命を救えるというのなら、誰一人として彼の仲間は命を落とさなかっただろうし、
それに彼の得意技である超人的な跳躍力にしても、それは血の力だけではなく、凄まじいまでの修練の賜物だし、
何より彼自身の力は通常の人間となんら変わらないのだ。
133:センギアの保管庫
03/04/21 01:06 e5T8r8rP
地下道の中をカインはランプをかざして進んでいた。
彼もまた、地面の陥没にあい、この地下道に迷い込んでいたのだ。
空中戦を得意とするカインにとって、このトンネルは戦いにくい事この上ない、早く抜け出したいが、
肝心の出口が見当たらない。
そんな状況で困惑してたところに、だしぬけに響いた爆発音、もしかすると誰かに出会えるかも。
そう思って先を急ぐカインだった。
「爆発音がしたのはこの当たりだったはず」
わずかだが血の匂いもする…その匂いを辿ってカインはさらに地下道を進む。
やがて彼は、とある部屋の前に辿りつく、血の匂いと火薬の匂いがぷんぷんする。
ここに待ちがいなさそうだ。
扉を開けると、一面瓦礫だらけの中に、1組の男女が倒れ伏していた。
「おい!大丈夫か!?」
闇の中、ランプの光をかざすとわずかに2人のまぶたが動く、意識はほとんど無いが、
まだ死んではいないようだ、早速カインは2人の傷の状態を確認する。
女の方は両手足と肋骨が折れているらしく、出来そこないの人形のような、
奇妙な姿で横たわっている、外傷についてはそれほど多くも無く、出血も少ない。
おそらく爆風を受けて壁にたたきつけられたのだろう。
男の方は女とは逆で、骨折はしていないようだが、その代わり全身にくまなく外傷があり、
おびただしい量の出血が認められる…。
そして2人に共通して言えるのは、このままだと、あと数時間も保たないという事、
傷が傷だけに運び出す事も出来なければ、助けを見つけて戻って来れるかもかなり微妙だ。
彼のバックの中には、この数日間、山野で摘んで歩いた薬草が1通り揃ってはいるのだが
とてもじゃないが今の2人に使ったところで、どうにかなるとは思えなかった。
重苦しい思いでカインは頭を抱える。
134:保管庫
03/04/21 01:09 q56OKlyu
だが、それでも今はその御伽話にすがってみる以外、方法は無い。
ぽたりぽたりとカインの血が流れる音がだけが聞こえる中、時間だけが過ぎていく。
意識が遠のいていく…これ以上は危険だ、だがそれでもカインはその手をクラウドの口から離そうとしない。
その鬼気迫る表情は、ただの善意だけでは無い事は確かだ。
「どうしてそこまでするの?」
アリーナの言葉にカインは即答する。
「償いだよ」
カインは思い出す…あの時、洞窟の入り口で自分は何も出来ず、逃げ出してしまった、
もしわずかでも勇気を振り絞れていれば……。
だから、今度こそ救う、そのためならば…だが、もはや限界のようだった。
へたりこむカインの手首に、アリーナは素早く薬草をあてがい包帯を巻いてやる。
「まだ…だ、まだ」
「もういいわ!そこまでしなくってもいいわ!やるだけのことはやったじゃない!
後は祈りましょう、出来るのはそれくらいよ」
アリーナは冷え切ったクラウドの手を握り、ひたすら祈りの言葉を口ずさむ。
さらに時間が経過する中。
「見て!」
「おお…」
死人のように青ざめたクラウドの肌に赤みがさしてくる、どうやら奇跡は起こったようだった。
「よかった、本当によかった」
クラウドの胸にすがり付き、嬉し涙を流すアリーナ、その様子をまぶしそうに見つめるカイン、
もしかすると彼は失った恋を思い出しているのかもしれない、事実カインから見た2人の姿は、
仲睦まじい恋人同士のそれに思えた。
135:保管庫
03/04/21 01:10 q56OKlyu
だが、果たして2人は気がついていただろうか?
クラウドの全身から、わずかだが妖しげな光が漏れ出していた事を、そしてその口からは、
聞き取れぬほどの小声で謎の言葉が口ずさまれていた事を。
そう、奇跡にはそれに見合った代償が必ず付きまとうものなのだ。
【カイン:所持武器:ビーナスゴスペル&マテリア(回復) 現在位置:地下通路(大陸中央付近)
行動方針:セシルを止める】
(セフィロスへの苦手意識あり)
(現在著しく体力を消耗しております、戦闘不能)
【アリーナ 所持武器:イオの書×4 リフレクトリング ピンクのレオタード
現在位置:地下通路(大陸中央付近) 】
第一行動方針:ソロを止める(倒してでも)
第二行動方針:クラウドをティファに会わせる
最終行動方針:ゲームを抜ける
(生命の危機は脱したが重傷、無論戦闘不能)
【クラウド:所持武器:ガンブレード 現在位置:地下通路(大陸中央付近)】
第一行動方針:エアリスorティファを探す。
第二行動方針:アリーナを救う
最終行動方針:不明
(生命の危機は脱したが重傷、無論戦闘不能)
(魔晄中毒の症状が出てきています)
クラウドの回復は、龍の血と魔晄エネルギーとの化合ゆえの回復です、
したがって他のキャラには効果ありません
136:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/23 18:26 CZ/2yu28
URLリンク(www.gcastelo.com)
137:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/24 19:01 pmxrhSbS
保守なみんEX タケダ
138:保管庫
03/04/25 01:45 62mvL8y8
「ほら、きれいになったよ」
テリーはソロの服に残っていた粉雪を払いながら言った。
二人の足元には、薄汚れた雪とボロボロになった青い布切れが落ちている。
「……ありがとう」
声が聞こえた方向に、焦点の合わない視線を向けて、ソロはわずかに微笑んだ。
相変わらず、彼の世界は暗闇に包まれたままだ。
それなのに、ソロは確かに、安らぎというものを感じていた。
ずっと、ずっと、自分が生まれる前よりもはるか昔に、どこかで会っていたような…
そんな不思議な懐かしさが、心の中にあった。
(なんでだろ)
テリーもまた、不思議な感覚に囚われていた。
ソロといると、なんとなくだがタイジュの人々を思い出すのだ。
もちろんソロとタイジュの国で出会ったことなど、一度もない。
最初はソロの色鮮やかな緑の髪に、タイジュの木の葉っぱを連想したせいかとも思ったが、
どうもそれとは違うような気がする。
(ほんとうに、なんでだろ?)
テリーはしばらく首を傾げていたが、やがて気を取りなおした。
(……ま、いいか)
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5399日前に更新/494 KB
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