【村上よしゆき】新約 ..
822:名無しさんの次レスにご期待下さい
07/04/14 21:51:56 RUar/k8C0
第32話 敗北
花形は暗い夜道をバイクを押しながら歩いていた。
その表情は暗くまるで世界が崩れ落ちてしまったかのような表情だった。
時を遡ること数時間前、花形は生まれて初めて敗北とゆう言葉を知った。
その勝負はあまりにも一瞬でそして衝撃的なものだった。
飛雄馬「まだあんまり上手くコントロールできないから1球で勝負を
決めてやるから覚悟しておけ」
花形「フッ俺も舐められたものだな、君みたいな子供に手加減されるほど
柔な男じゃないし、逆に俺が1球で勝負を決めてやる」
2人の間に緊迫した空気が流れる。
そして飛雄馬がゆっくりと振りかぶった瞬間既に勝負は決まっていた。
次の瞬間花形はバッターボックス上で呆然と立ち尽くしていた。
花形「なっ…何がおきたんだ、俺が身動きひとつとれないなんて」
「うあぁぁぁ痛ェェェ」
飛雄馬が放ったボールはキャッチャーミットを弾き飛ばした後バックネットに
深々とめり込んでいた。
飛雄馬「大丈夫ですか、一応手加減したんですけど」
キャッチャーの下に急いで駆け寄る飛雄馬
花形「手加減だと・・・ふざけるな!」
キャッチャーの下に駆け寄ってきた飛雄馬に激怒する花形
花形「俺は手加減するなと言ったはずだ。それにアレのどこが手加減
しているとゆうんだ」
バックネットにめり込んだボールを指差す花形
飛雄馬「別にお前のために手加減したわけじゃない、俺が本気になって投げた
ボールを受け取れるのは父ちゃんだけだ」
花形「ならその父ちゃんを連れて来い、そしてもう1度勝負だ」
ますます激怒する花形。だが飛雄馬はいたって冷静に花形に語りかけた。
飛雄馬「今のボールを打てないようじゃ一生掛かっても俺の本気のボールは
打てないよ。それにさっきも言っただろ父ちゃんから人前では右で
投げろとキツく言われているって。もし人前で左で投げたことが
父ちゃんにバレたら父ちゃんにボコボコされちまうよ」
花形「ふざけるな!俺は本気だ」
飛雄馬「さっきから五月蝿いなぁ。悔しかったらちゃんと練習してきてから
来てよ」
花形「なっ…」
飛雄馬「知っているよ。あんたまともに練習してないだろ才能はあるのかも
しれないけど、才能の上に踏ん反り返っているようじゃ
一生俺には勝てないよ」
黒澤の事故後まともにバットを握っていない事を一瞬で見破った飛雄馬と
自分の間に絶望的な距離があることを知り花形は言葉を失った。
花形の敗北を知ってか知らずか壊れてしまったバイクを押しながら
暗闇の中花形は激しく涙で頬を濡らした。
長文でゴメンね。もう少し短くまとめれたら良かったんだけど。
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