むかしむかし
..
552:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/02/19 20:12:40
その夜、小魔玉は毎晩の行事である亡き妻との交わりに励んでおりました。
小魔玉:「媚嬢・・・媚嬢・・・・・こんなに早く生まれ変わってまたオイラのお嫁さんになりに来てくれたんだね。
お前との間にできたリンリン大友も、もう立派な大人になったんだよ」
昼間、小魔玉が口にした『媚嬢』とは加ト清正の娘であり、小魔玉の先妻の幼名でありました。丁原は
小魔玉の亡くなった妻に生き写しでした。今まで抱いた女は星の数ほどあれど、小魔玉の心を占めるのは常に亡くなった
媚嬢だけでした。正式には狂った小魔玉が劇薬で殺したのですが、小魔玉は丁原の姿を一目見るなり
亡くなった妻の生まれ変わりだと信じて疑いませんでした。
翌日、小魔玉は丁原を召しだしました。
丁原:「呂布や・・・・私のところに小魔玉から召集がきたのだが・・・・・」
呂布:「父上、きっと奴は父上を亡き者にしようとしてのこと、この呂布が一緒に参りましょう」
こうして丁原は呂布と共に小魔玉の待つ宮中に参内しました。
丁原:「丁原にございます。まだ何か?」
小魔玉:「・・・・・・やらないか?」
小魔玉は丁原を誘いました。今まで誤解されていたようですが、実は小魔玉は紳士でありました。
確かに人妻や宮女を手篭めにした前科もありましたが、丁原を思う気持ちは本気でしたので
力づくではなく丁寧に誘ったのです。
呂布:「(父上、とうとう鷲巣麻雀で命を奪う気ですぞ!)」
丁原:「せっかくですが、大尉殿、私は麻雀は打ちませぬので」
丁原はまさか小魔玉が自分を欲情の対象として見ているとは思わず、鷲巣麻雀にて命を奪うために
『麻雀に誘った』ものと勘違いし、丁重に小魔玉の申し出を断りました。
中山幸盛:「大尉、まさか!」
勘の良い中山幸盛には小魔玉の意図がわかってしまいました。結局、小魔玉はその日は丁原をモノにするのを
諦めましたが、帰宅してからの荒れようが目も当てられないほどでした。
553:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/02/19 20:13:19
中山幸盛:「大尉、私は亡き奥様を存じ上げませんが、確かに丁原は美しいですが・・・・・・・・
男ですぞ!大尉はノンケでございましょう?男に手を出すなどお止めくだされ」
小魔玉:「オイラの理想の女は媚嬢なのに、媚嬢が丁原に生まれ変わったのに、どうして丁原は男なんだ!!!」
小魔玉は家中の陶器を割りまくりました。
八戸のぶなが:「すごい荒れようですな」
この八戸のぶながと申す者、占いを生業としておりまして得意分野は西洋占星術でありました。
以前、中山幸盛を「あんたは貴命の持ち主だ。ただし、波があるがな。生き方次第でなんとか
なるじゃろう」と評したのは八戸のぶながでありました。八戸は今は、小魔玉家のお抱え占い師となって
おりました。
中山幸盛:「実は、こういったわけで大尉殿が荒れてな」
八戸のぶなが:「ふむ。豪傑、呂布が居ては思いも遂げられぬと・・・・・実は、私は呂布と同郷でして
奴は金品に目のない男・・・・・沢山の財宝を積めば養父とて売り渡すでしょう」
中山幸盛:「それは良いことを聞いた。小魔玉様、ここは呂布を買収しましょう」
小魔玉:「よし、さすれば丁原も漢朝も我が意のまま( ^∀^)ゲラゲラ。中山幸盛、早速手はずを
整えい!!」
中山幸盛:「はっ」
中山幸盛は闇に紛れて呂布の元へ行き、金銀財宝を渡す代わりに丁原を引き渡してもらいました。
小魔玉:「おお!随分早いな。媚嬢、長いこと待っていたぞ( ^∀^)ゲラゲラ」
丁原:「ぬうう、この縄を解け、殺されるくらいなら自害してやるわ」
小魔玉は丁原の言葉に耳を向けず、丁原の髭を剃り、化粧をさせ、再び丁原を見つめました。
どこをどう見ても、目の前にいるのは亡くなったはずの妻の姿でした。
リンリン大友:「マ・・・・ママ〜!!!」
加ト清正:「おお、マイドーター!!!」
リンリン大友と加ト清正まで丁原を己の母と娘と間違えておりました。
554:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/02/19 20:15:57
小魔玉:「さあ、媚嬢、寝室へおいで。暖かい媚嬢を抱くのは久しぶりだ。今夜は、寝かさないぞ( ^∀^)ゲラゲラ」
加ト清正:「小魔玉、とうとうマイドーターを生き返らすまでに至ったか・・・・恐ろしい医術・・・・
さあ、リンリン大友よ。子供は寝る時間じゃぞ」
リンリン大友:「はーい」
リンリン大友を連れて加ト清正は退場いたしました。
小魔玉:「媚嬢、今度は拒まぬようにな( ^∀^)ゲラゲラ」
小魔玉はすっかり丁原相手に欲情しておりました。
丁原:「やめろ!来るな!変態!!」
小魔玉:「おやおや、せっかく生まれ変わったというのにまたオイラを拒絶するのか・・・・・姿の似た者は
性格も似るというが・・・・また今生でも悪い疫病に罹ったようだな。疫病でも罹らねばオイラを拒む女は
いないはず・・・・・・」
正確には丁原は男であり、男だからこそ小魔玉を拒んだわけですが、小魔玉はまたしても媚嬢が疫病に罹った
と思い込み、劇薬で永遠に自分だけのものにしてしまいました。こうして、漢朝を真に思う気骨の士、
丁原は亡くなりましたが、史書にはおぞましい真相に触れてはおらず、ただ、「大尉、小魔玉の
徽皇子を皇太子に仕立てる案に反対し、死を賜る」とだけございます。
翌日、丁原が小魔玉の屋敷へ拉致されたまま戻らぬという噂が宮中に流れ、主を失った呂布は小魔玉の
護衛となりました。
呂布を護衛としたことに対し、史書には小魔玉の言葉として次のように書かれております。
「屈強な呂布は、護衛のためではなく、オイラが暴れるのを止めるためだ( ^∀^)ゲラゲラ」
さてさて、大尉・小魔玉の悪徳は衰えるのを知らず栄えるばかり。これから先、後漢はどうなって
しまうのでしょうか。
三戦英雄傅、続きはまた次回。
555:無名武将@お腹せっぷく
08/02/19 20:23:48
小魔玉は董卓を越えたな・・・
556:無名武将@お腹せっぷく
08/02/19 20:33:35
小魔玉wwwwwwwwwwwwwwww
557:無名武将@お腹せっぷく
08/02/19 21:18:23
毎日乙
558:無名武将@お腹せっぷく
08/02/19 22:09:52
渦中の衰えぬ創作意欲。すげー
559:無名武将@お腹せっぷく
08/02/23 13:17:35
期待age
560:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/02/23 17:31:09
三戦英雄傅
第十七回〜小銀玉、嫉妬の炎に駆られ、荀攸、小魔玉と対決す〜
人間、種を蒔いた男も蒔かれた女も気付かぬことが多いようで。
何でも、八戸のぶながによると「千何百年以上後の倭国では懐妊による
婚姻が隆盛を極めるであろう」という未来が見えたとか何とか。
時は南漢(晋)暦:栄安一年十二月。年の瀬の押し迫る頃、
奇矯屋onぷらっとと阿梅は吉平の協力の下、平穏に『治療』に専念し、
晋国でも富国強兵に向けて着々と力を蓄え、荀攸の右手には麻雀ダコができていました。
この暦は旧暦でございます。
一軒平和に見える城下とは異なり、宮中では淀んだ空気が消えることはございませんでした。
霊帝の寵愛を受けることが多くなったアダルト日出夫が男児を出産し、姓の王をとり、
『王貴人』に昇格したのであります。皇子は『協皇子』と名付けられました。
これに激しい嫉妬の色を露にしたのは、皇后の小銀玉でありました。小銀玉は元より
霊帝と皇后の地位に何の執着も持ってはいませんでしたが、唯一小銀玉が執着したのは
初恋の相手であり現在の愛人の大尉・小魔玉でした。
実は好色の小魔玉もまた、アダルト日出夫の豊満な胸や尻を見過ごすことができず、
食指の動くままにアダルト日出夫を味わっていたのでございました。協皇子の真の父親もまた
小魔玉でした。女の勘でしょうか。小銀玉は、当の小魔玉も忘れていたことであるのに、
生まれてきた協皇子の顔を見た途端に「この皇子の種も小魔玉さんのものに違いない」と
悟りました。
561:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/02/23 17:32:15
小銀玉:「兄さん、協皇子がいては兄さんの地位も洩れの地位も危ないから始末してくれ。
協皇子、アダルト日出夫諸共にな。礼と言ってはなんだが、殺す前にアダルト日出夫に何をしても構わん」
何進:「おいおい、妹よ。儂を誰だと思う?元、美形肉屋にして大将軍の何進だぞ。女日照の誰かと
一緒にされてはたまらぬわ。まあ、良い。二匹ともさっさと屠殺してやろう。肉のことなら任せておけ」
こうして、何進はかわいい妹の小銀玉と己の保身のためにアダルト日出夫と協皇子の暗殺を
決意しました。
アダルト日出夫:「何進将軍、ここは男子禁制の後宮ですよ。何事です?」
何進:「恨みはないが、儂たちの将来の為に死んでくれ!」
アダルト日出夫:「ぎゃああああああああああああああああ!!!」
アダルト日出夫こと、王貴人は何進に殺害されてしまいました。皇帝の寵姫をも手にかけるとは、
元、肉屋恐るべし、でございます。
何進:「はて、あとは協皇子だけだが・・・・・・どこにも見えぬな」
(・×・)AaA:「大将軍、先ほど女官の貂蝉が赤子を連れて逃げるのを見たものが」
(・×・)AaAというこの男、小銀玉と同じくらいの毒舌で知られ、妹を嫁がせた何進は
妹の毒舌が聞けぬ寂しさから(・×・)AaAを腹心に加えておりました。
何進:「貂蝉?確か、王允の娘であったな。ちょうど良い。王允への見せしめにもなる。
直ちに捉えて殺せ!!」
(・×・)AaA:「御意!」
その頃、貂蝉は洛陽の王允の家を目指し走っておりました。
貂蝉:「はあはあ・・・・・あともう少しで家だわ。王家まで行けばお父様がきっと協皇子を守って
下さるわ」
(・×・)AaA:「待てぇええい!!控えろ漢朝荒らし害毒物質よ 」
貂蝉:「きゃあああああ!!!(何この男!?)」
(・×・)AaA:「存在するな場違い田舎糞便変態穢多解同こと、スィーツ女が」
(・×・)AaAは貂蝉をばっさりと切り殺してしまいました。
(・×・)AaA:「あれ、肝心の協皇子がいないな・・・・・まあ、いいか」
(・×・)AaAは協皇子を見つけることができず、妹を恐れた何進は協皇子の代わりに子豚のミンチを
小銀玉に見せ、アダルト日出夫と協皇子の暗殺を報告しました。
562:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/02/23 17:34:08
小銀玉:「さすが、洩れの兄さん」
何進:「はっはっは。妹よ。困ったことがあれば、すぐに兄さんに言うんだぞ」
何進は小銀玉に礼を言われ上機嫌でしたが、小銀玉は元気がありませんでした。
愛する小魔玉の寵愛が他所に移ってしまったのか、小銀玉の元に通う回数が少なくなり、
通ってきても気もそぞろで、小魔玉の分身はハンペンの如くふにゃふにゃになっているからです。
小魔玉の今度の女は誰かですって?それは、勘の良い皆様ならわかることかと思いますが・・・・
・・・・なんと小魔玉の地上でただ一人の女と認める媚嬢が蘇ったのでございます。
前回、劇薬にて丁原を『治療』して永遠に自分のものにしたと思い込んだ小魔玉でしたが、
丁原の遺体に媚嬢の乳房と性器を移植した後に死姦を楽しんでいたところ、死んだはずの丁原が
蘇ったのでございました。女人のか弱い体でなら致死量だったのでしょうが、一応男の丁原は
仮死状態に陥っていただけなのでした。
563:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/02/23 17:34:41
「好意など 受ける度量は ないけれど 行為に及ぶ 一物は立つ 」の果物キラーとは違い、純情な
小魔玉は愛妻(正確には性転換させた丁原)の生還を狂喜し、必ず土産の菓子を片手に 定時に帰宅し、
家族と食事を共にする愛妻家に変わってしまい、小魔玉の分身は小銀玉の前では役立たずになってしまったのでした。
意識を取り戻した丁原は性転換された身では今更漢朝に帰るわけにも行かず、小魔玉の夜の誘いは
「今日はあの日だから」と丁重に断り、添い寝だけで勘弁してもらい復讐の機会を窺っていました。
歴史書からも社会からも丁原は抹殺されたわけですが、生きていましたので丁原ファンの方はご安心を。
南漢(晋)暦:栄安二年正月。荀家の許に小魔玉家の使者が訪れました。
八戸のぶなが:「荀攸様にはご機嫌麗しく。本日は我が主、小魔玉より麻雀大会の知らせを持って参りました」
正月は麻雀というのは何も日本に始まったことではなく、既に後漢の時代に小魔玉が作った風習なのでございました。
小魔玉の故事を元に『われポンSP』などは正月特番として企画されたとか何とか。
荀攸:「ご苦労。あちらに労いの宴を用意したので楽しんでいかれよ(とうとう、この日が来たな)」
荀攸の見つめる彼方には、小魔玉の暗殺成功と漢朝の復興が見えておりました。
グダグダになって参りましたが、果たして荀攸の夢は妄想か、それとも実現するのでしょうか。
七宝吸血鬼が吸い取るのは誰の血なのでしょうか。三戦英雄傅、気になる続きはまた次回。
564:無名武将@お腹せっぷく
08/02/23 20:25:37
毎回乙
565:無名武将@お腹せっぷく
08/02/27 21:20:08
続きはどうなってんだ?
566:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/02/27 21:40:47
次回は、ほぼ麻雀話なので麻雀嫌いの方は退屈かもしれません。
567:無名武将@お腹せっぷく
08/02/28 06:17:12
なんでもいい
568:無名武将@お腹せっぷく
08/02/29 22:30:28
作者は小魔玉をどうするかで悩んでいるな
569:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 14:44:22
三戦英雄傅
第十八回〜秘策、麻雀対決。小魔玉の悪事に荀攸の勝負師の血が挑む(前編)〜
―勝負の世界でしか生きられない人々がいる。人は彼らを勝負師(ギャンブラー)と
呼ぶ―『哲也〜雀聖と呼ばれた男』冒頭より〜
さて、正月早々小魔玉は荀攸へ麻雀大会の知らせを送りました。
荀攸は根っからのギャンブラー。生まれついての勝負師でございます。
荀攸:「佐倉広夢よ。とうとうこの日が来た。例の物はあるな?」
佐倉広夢:「はっ。これに」
佐倉広夢が取り出したる一枚の美少女の絵。そう、あの幼女のザビエル美少女の
中常寺うんこと呼ばれる絵師、中常寺うんこの描いたものでございます。
荀攸:「うむ。さすがは中常寺うんこ。見事な出来だ。実物の小銀玉皇后よりも
美しいな」
佐倉広夢:「荀攸様・・・・・此度の鷲巣麻雀。荀攸様のお命も・・・・・お止め下さい」
荀攸:「俺は勝負師。誰にも止められん。では行って参る」
荀攸は華奢な体で風を切り、七宝吸血鬼と中常寺うんこの描いた小銀玉想像図を持つなり、
宮中へ出向きました。佐倉広夢はもう帰って来ないかもしれぬ主の無事を祈り、頬に涙を
伝わしておりました。
570:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 14:44:48
小銀玉:「荀攸、洩れの小魔玉さんにとうとう殺されに来たか」
荀攸を出迎えたのは小銀玉でした。小魔玉を信奉し、身を焦がすほどの恋の奴隷となっていた
小銀玉にとって小魔玉の嫌う荀攸は、小銀玉の敵でもありました。
荀攸:「これは、これは小銀玉皇后。本日もお美しいことで」
小銀玉:「言うな。カスが。いくら荀子様の子孫でも、お前はただの勝負師。せいぜい、地獄で
先祖に謝るんだな」
荀攸:「これは手厳しい。この荀攸、本日冥土の土産に小銀玉皇后に聞いていただき、ことがございます」
小銀玉:「聞くだけ聞いてやろう」
荀攸:「本日の鷲巣麻雀。実は、小魔玉大尉がこの荀攸を亡き者にしようとされたもの」
小銀玉:「鷲巣麻雀だ。当たり前だろう」
荀攸:「問題は、残される妻でございます。某の妻に小魔玉大尉が懸想され、毎晩のように
通う始末。荀攸とて男でございますから、妻を守ろうとするも非力なこの腕力では小魔玉大尉に
勝てず・・・・・毎晩の如く陵辱される妻を見るよう、命じられる日々」
荀攸は袖で顔を覆い、おいおいと泣いてみせました。袖の陰から見える小銀玉の顔は
明らかに狼狽の色を見せています。
小銀玉:「どうりで・・・・・最近、ふにゃふにゃだし、洩れのところに来ないと思ったら
他に女を・・・・・」
荀攸:「某が死んだら哀れな妻はどうなるのでしょうか」
荀攸は一枚の絵を胸に抱きながら天を仰ぎ泣いて見せます。
571:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 14:45:27
小銀玉:「荀攸、その絵はなんだ?見せろ」
荀攸:「はっ。某の妻の絵姿にございます」
荀攸は中常寺うんこの描いた小銀玉想像図を見せました。
小銀玉:「これは・・・・・」
小銀玉は言葉を失いました。自分より美しい美少女が描かれていました。
こんなに美しい荀攸の妻と愛する小魔玉が毎晩睦み合っているのかと思うと、
小銀玉の中の女としての敗北感と嫉妬で腸が煮えくり返る思いでした。
小銀玉:「こ、こんな田舎娘と一国の大尉が、のお」
冷静を装っても小銀玉には明らかな動揺が見えました。
荀攸:「(思ったより動揺が激しいな・・・・己の肖像画を見て動揺するとは
、馬鹿な女だ。まあ、天下の中常寺うんこの描いた想像図に勝てる生身の女はおるまいて)」
小銀玉:「じ、実は洩れは、荀子様に最近凝っていてな。子孫のお前が哀れだから大尉に内緒で
逃してやっても良い」
荀攸:「某は勝負師、売られた勝負は買いまする。ただ、もし、大尉が某を殺めようとなさったときに
皇后がほんの少し時間を稼いで下さればよいのですが・・・・・」
小銀玉:「も、もちろんだ(こんな美少女が相手では小魔玉さんは漏れを相手にしてくれなくなってしまう)」
小銀玉は『荀攸の妻』と偽られた己の想像図を見て慄いていました。
かくして、荀攸は万が一の際の脱出経路を確保し、小魔玉との勝負に向かいました。
572:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 14:45:48
荀攸:「荀攸公達、参上いたしました」
小魔玉:「おお、荀攸。待っていたぞ。今日はちゃんと採血器具も用意したな( ^∀^)ゲラゲラ」
荀攸:「本日は生きるか、死ぬかの大勝負。某の持参した七つの宝石で彩られた器具でいかがでしょう。
一国の大尉と荀子の子孫。どちらの死にもふさわしい一品かと」
小魔玉:「( ^∀^)ゲラゲラ。まあ、いいだろう。さっさとつけろ」
小魔玉は媚嬢(丁原)を手に入れてからというもの、私生活、麻雀共に調子に乗っておりました。
ひょーりみという文官などは「麻雀ばっかりやってる奴なんか大尉と呼べん」とさっさと野に下ってしまいました。
八戸のぶなが:「荀攸様は確か西洋占星術だと蠍座。細木だと木星の霊合ですね。今年は大殺界の上、
ハードアスペクト持ち、おまけに今日は天沖日・・・・楽しみですな」
荀攸:「黙れ、糞占い師め。俺は占いなど信じん。信じるのは己の腕と運のみだ」
こうして、荀攸の天下の命運を賭けた大博打が始まりました。
小銀玉の協力のもと、逃げ道は確保しましたが、無事に宮中を出ることができるのでしょうか。
勝負は負けを意識したときから負けだとも言います。勝つのは、荀攸か、小魔玉か。
まだまだ続く三戦英雄傅、気になるつづきはまた次回。
573:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 20:19:14
三戦英雄傅
第十九回〜秘策、麻雀対決。小魔玉の悪事に荀攸の勝負師の血が挑む(後編)〜
小魔玉:『卓上のテクニシャン』加藤鷹もびっくりのゴールドフィンガーの持ち主だが、
その技術はベットの上という狭い範囲に止まらない。力で理屈を押さえつけようとする
彼には決め打ち派という括りが相応しいかもしれないが、構想力に不安が見られる。
小魔玉:「荀攸を今日こそオイラに跪かしてやる( ^∀^)ゲラゲラ
麻雀でも力がモノを言うってとこ見せてやります。って、このドキドキ感がたまりませんw 」
荀攸:『雀鬼の申し子』あの雀会会員にして、生まれついての勝負師。
「臨機応変」が信条だけに柔軟な思考力に期待。
荀攸:「この世に力でねじ伏せられぬモノがあることを見せてやる。常に牌の流れに
真摯であれ」
〜正史『晋史』荀攸傅より〜
574:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 20:19:44
荀攸はこれまでに経験したことがないほど興奮しておりました。
己の命を賭け、敵の命をとる。これほどの勝負は、この世にないことでしょう。
死か、生か。闘いの相手は漢室を食い物にする佞臣大尉:小魔玉。
絶対的な末期的な、真剣勝負。
さてさて、勝負の方はどうなっているのでしょうか。
荀攸:「(どうしたって言うんだ。まさか八戸の占いが当たったのか。まさか・・・・)」
小魔玉:「ツモ。3,000、6,000!」
なんということでしょう。勝負は圧倒的に小魔玉の流れになっておりました。
小魔玉の欠点といえば、ネット麻雀に浸かっていた生活のために、手積みに時間が
恐ろしく掛かることくらいでした。
荀攸:「(いつもは鬼弱の小魔玉が・・・・・何故・・・・・天運はまだ小魔玉にあるというのか?)」
そして迎えたオーラス。面子は以下の通りでした。
親、小魔玉:42,000(荀攸が王允より借りた七宝吸血鬼を装着)
八戸のぶなが:17,000(偽七宝吸血鬼を装着)
荀攸:21,500(偽七宝吸血鬼を装着)
鍾ヨウ:19,500(偽七宝吸血鬼を装着)
575:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 20:20:17
偽七宝吸血鬼といえども、血はやはり採ります。貧血ぎみの八戸のぶながは
貧血がきて吐き気を訴えておりました。卓上のドラ表示牌は八萬が覗いておりました。
荀攸:「(引いたのは北か・・・・親は小魔玉。ドラは九萬。勝つには倍満・・・・・・・幸いにもドラ一枚。
この状態ならメンホンチートイが最短距離か)」
この時の荀攸の手牌は(萬子)3、3、4、7、9(筒子)3、4(索子)4、5
(字牌)白、東、西、北
鍾ヨウ:「(血を採られるのはともかく、また脱がされるのだけは断じて阻止する!!)」
鍾ヨウが引いたのはドラ九萬。
鍾ヨウ:「(・・・・・今の手牌は(萬子)6、7(筒子)1、1、4、5、7
(索子)2、3、5、7、9(字牌)白・・・・・ここまで来たら・・・・己を
守るのは己のみ!)」
鍾ヨウは四筒を捨てました。
ここを見守る小魔玉の手牌は(萬子)2、3、4、5、6、7
(筒子)9、9、9(索子)無し(字牌)中、中、中、白でございました。
卓上には捨て牌が、山は次々と少なくなっていきます。
576:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 20:20:50
小魔玉:「(荀攸の捨て牌。5、4索、3、4筒、9索、西・・・・・
萬子で染め手か。ドラからめのメンホンチートイ狙いか・・・・( ^∀^)ゲラゲラ
鍾ヨウの捨て牌。4、5筒、5索、6萬、西、南・・・・・
純チャン三色ドラ入りか・・・・また鍾ヨウタソを脱がしてやる( ^∀^)ゲラゲラ )」
歪んでいた小魔玉は名門の鍾ヨウが全裸で屈辱の涙を流すのを見るのが大好きでございました。
鍾ヨウの色白の肌が屈辱と怒りで赤くなるのを見ると小魔玉は、とても興奮するのでした。
ゆえに、面子に鍾ヨウが選出されたのは単に荀攸の親友だからではなく、小魔玉が鍾ヨウの
裸を見たいという理由で鍾ヨウの血などどうでも良かったのでした。
荀攸:「(ドラ九萬・・・・引いた!!)」
荀攸は七萬を捨てました。荀攸の手牌は(萬子)1、1、3、3、4、4、9、9(筒子)無し(索子)無し
(字牌)東、東、北、北、白
荀攸:「(ここまで辿りついた。ツモって倍満。親直撃ならハネ満でも逆転・・・・・)」
一方の鍾ヨウも(萬子)7、8、9(筒子)1、1、7、8、9(索子)2、3、7、8、9
(字牌)白とはりました。
鍾ヨウ:「(ここは1索をいただきたいところだが、安めの四索などツモったところで荀攸の助けにも
ならない・・・・リーチなどかけず、様子を見るしかない・・・・)」
鍾ヨウは白を捨てました。
小魔玉は四萬を引き、白を捨てました。
577:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 20:21:31
荀攸:「(・・・・・)」
荀攸が引いたのは鍾ヨウの本命の一索でした。
荀攸:「(ドラ九萬は俺が二枚持っている。鍾ヨウのドラ絡み純チャン三色で一枚となると・・・・
鍾ヨウはいっても倍満止まり。ツモ狙いの聴牌のはず・・・・・だが、もし、鍾ヨウが己の保身のみ
に生きているならば・・・・この牌で当たられる・・・・・!)」
荀攸は牌と共に汗を握り、一索を捨てました。
荀攸:「(俺は、鍾ヨウを信じる。奴と奴の漢室への忠義を!!)」
タンと捨て牌の華麗な音が鳴り、一瞬の緊張が卓上を駆け巡りました。
鍾ヨウ:「(私だって、漢室の臣だ)」
荀攸:「(ほお、当たらなかったか)」
鍾ヨウ:「(この手で最後の一枚をツモって見せる。・・・だが、もし、山の中になかったら・・・
それこそ、ドラ表示牌の裏にでもあったら・・・・・)」
鍾ヨウの脳裏には最悪の事態が過ぎりました。
荀攸のツモ番、荀攸がツモ切りしたのは一索でした。
鍾ヨウ:「(最後の望みが・・・・・・天は我を見捨てたか・・・・・・)」
鍾ヨウの目の前にあるのは、四人の捨て牌と己の手。ツモったのは一筒でした。
鍾ヨウ:「(・・・・逆賊小魔玉・・・・もう、私はお前の好きにはならない。
この世に権力の及ばぬものがある。それは人の心だ!!)」
鍾ヨウは三索を捨てました。そして
鍾ヨウ:「リーチ」
鍾ヨウが少女のように通る声で点棒を卓上に置きました。
小魔玉:「いいね〜鍾ヨウタソ。最後の悪あがき。おじさん萌えちゃうなあ〜( ^∀^)ゲラゲラ 」
578:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 20:22:05
鍾ヨウの手牌は(萬子)1、7、8、9(筒子)1、1、1、7、8、9(索子)7、8、9
(字牌)無しの頭待ちです。
小魔玉:「(鍾ヨウタソ・・・・焦らせるのが好きだな( ^∀^)ゲラゲラ
純チャン一索がないとなると、789三色の手か・・・・八筒を引いたオイラが切れるのは・・・
ドラ側の8、9筒は避けたい。完成している字牌も・・・・)」
小魔玉は四萬を切りました。
荀攸:「(小魔玉の運が・・・・揺れた!!)」
まるで雀士たちをあざ笑うかのように時は巡り、山は一枚一枚と消えていきます。
荀攸:「リーチ」
荀攸は勢い良く、素早く、北を切りました。
八戸のぶなが:「おやおや、大尉様を追い詰めるとは・・・・・」
小魔玉の手牌は(萬子)2、3、4、5、6、7(筒子)8、9、9、9(索子)無し
(字牌)中、中、中。そして引いたのは一萬でした。
さて、皆様はここで何を切りますか?
小魔玉は何を切ったのでしょうか。鍾ヨウは明らかに純チャンの色が見えていますし、殺したい
荀攸はリーチが入っています。
小魔玉:「オイラは大尉だ!力というものを見せてやる!!」
小魔玉が卓上に投げ打ったのは、四萬でした。
小魔玉:「どうだ?( ^∀^)ゲラゲラ 」
579:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 20:22:33
荀攸:「ロン。リーチ一発。メンホントイトイ三暗刻。ドラ3。三倍満」
荀攸は鮮やかな音と共に卓上に手牌を倒しました。
(萬子)1、1、3、3、3、4、4、9、9、9(筒子)無し(索子)無し
(字牌)東、東、東
八戸のぶなが:「さ、三倍満!!」
鍾ヨウ:「・・・・やった・・・・・私が二チャだ!」
荀攸:「では、大尉。お約束通り、採血の機械を作動させますか。私は厠に立ちますので
その間に血を抜き取っておいてください」
小魔玉:「約束だ。仕方ないな・・・・・」
荀攸は七宝吸血鬼を作動させました。この七宝吸血鬼、一度に2,000CCの
血液を採血できるもので時間にして15分しか掛かりません。
成人男性の致死量は2,000CC。しかも七宝吸血鬼の針は皮膚下で
花の様に開き、一度作動したなら2,000CC採血するまでどんな怪力の持ち主でも抜き去ることはできません。
荀攸:「(小魔玉、死せり!!)では、某は厠に」
580:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 20:22:59
荀攸は逃亡経路確保の為、厠と偽りすっと逃げてしまいました。後には小魔玉の屍骸が
出現し、宮中は大騒ぎになるはず・・・・・だったのですが・・・・・・・。
小魔玉:「な、なんか、この採血機械、やけに速度が速いな・・・・・貧血か?
フラフラして気持ち悪くなってきた( ^∀^)ゲラゲラと、とりあえず抜くか。
八戸、この針を抜け」
八戸のぶなが:「はっ!・・・・・・ぬ、抜けません!!」
小魔玉:「いで!!いた!!これ、何をやっておる!!オイラの繊細な皮膚が破けるわ!」
八戸のぶなが:「しかし、抜けないので」
小魔玉:「も、もしやこれなる機械、七宝吸血鬼では・・・・・・」
小魔玉も七宝吸血鬼の存在は知っておりました。
小魔玉:「王允の娘を何進の手下が殺めたのは聞いている・・・・なるほど・・・・呂布!!
この針は抜けぬ。管を切れ!!」
呂布:「はっ」
581:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/01 20:23:25
呂布の怪力により、採血用の管は斬られ、あたりには小魔玉の鮮血が飛び散りました。
小魔玉:「( ^∀^)ゲラゲラ、荀攸、面白いことをやってくれる。八戸、荀攸をひったてい!!」
小銀玉:「小魔玉さん!!」
小魔玉:「げえ!!小銀玉ちゃん!!」
小銀玉:「最近、漏れのところに来てくれないから来てやったぞ。八戸、そちと呂布には
漏れたちの愛の記録を撮る事を命ずる」
八戸のぶなが:「荀攸は?」
小銀玉:「そんな者と漏れの命令とどちらが大切なんだ?この糞虫が」
八戸のぶなが:「はっ」
呂布:「ははー」
こうして小銀玉の協力により荀攸は無事脱出に成功しました。
例の絵は大いに役立ったのでございます。
目指すは、袁紹とおじの荀イクのいる晋国。さてさて、勝負師荀攸の次なる
博打は如何に。
三戦英雄傅、続きはまた次回。
※今回の牌譜、某漫画を参考にさせていただきました。
582:無名武将@お腹せっぷく
08/03/01 22:21:05
小魔玉悪運也
583:無名武将@お腹せっぷく
08/03/04 07:43:38
小魔玉バロスw
584:とあるコテ3
08/03/04 08:35:27
麻雀放浪紀を思い出しました。
585:無名武将@お腹せっぷく
08/03/04 17:42:38
URLリンク(www13.atwiki.jp)
586:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/08 12:20:50
麻雀放浪記は小中学生の頃読んでいました。
当時(今もだけど)は一々、牌を本文に合わせて並べてみてやっと
流れが把握できる感じでした。
ネットでもDSでも携帯でもいいけど、ゲームで「捨て牌」の速度を
上げると段々勘って強くなる気がします。
麻雀放浪記みたいな麻雀小説、誰かプロ雀士が書かないかなと思う今日この頃。
顔が好みの女性プロは渡邉洋香プロです。三戦きて初めて小銀玉さんのお名前を
拝見した時は「銀玉親方」の大ファンなのかなと思いました。
587:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/08 20:02:56
三戦英雄傅
第二十回〜奇矯屋onぷらっと都・洛陽を脱出し、八戸のぶなが占いを立てる〜
皇后・小銀玉の協力により宮中より無事逃げおおせた荀攸は急ぎ、晋国を目指し
早馬を飛ばしていました。荀攸の乗っているこの馬、見た目が燃える炎のごとく赤く、
赤兎馬と呼ばれておりました。荀攸がなぜ赤兎馬に乗っているのかって?
荀攸得意の博打のカタに呂布から取り上げたのでございます。この赤兎馬、
歴史上の名だたる名馬中の名馬として有名ですが、史家の間では『豪傑のケツに
目のないビッチだ』だの『英雄と見れば誰でも乗せるスケベ椅子だ』だのと酷評を
受けているようです。
荀攸:「さて・・・・佐倉広夢は上手く奇矯屋onぷらっとに伝えることができただろうか」
荀攸は、大尉・小魔玉との麻雀対決に赴く際、腹心の佐倉広夢へ奇矯屋onぷらっとへの
伝言を頼みました。伝言の内容とは以下の通りでありました。
@荀攸がこれから七宝吸血鬼でもって小魔玉を暗殺しに行くこと
Aもちろん、暗殺という博打に勝つつもりだが、万が一を考え奇矯屋onぷらっと一家は
早く晋国領土へ逃げること
B荀攸が勝負に負けたなら、晋国へ逃げ延び体制を整え、再び漢朝を食い物にする
小魔玉を討伐しようと考えていること
で。ございました。
588:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/08 20:03:17
佐倉広夢は荀攸の指令通り、奇矯屋onぷらっとへ伝言を伝えたのですが、妙に義理堅い
奇矯屋onぷらっとは漢室を離れることと、小魔玉へ俸禄分の働きを返せないでいることに
小さなわだかまりを感じ、未だ、洛陽の小魔玉の屋敷に一家諸共おりました。
奇矯屋onぷらっとが小魔玉邸の高楼に登り、正月の城下を眺めていると・・・・・・
阿梅:「あなた!助けて!!」
奇矯屋onぷらっと:「どうしたというのだ、阿梅!!」
見ると愛する妻が胸元を肌蹴、こちらへ息切らし走ってきます。美しい髪は乱れ、胸元には汗が光り、
帯も緩んでいるようでした。ただごとではございません。
甘寧:「待てよ〜、阿梅ちゃん!!若様が御所望なんだよ。一回でいいからさ〜、若様と枕を
並べてみろよ」
阿梅は女、甘寧は男です。見る見る間に阿梅の小さな体は甘寧のがっしりと汗臭い体に
押さえつけられ阿梅の体を覆っていた何枚かの衣は無抵抗に弾力のある肌を晒していきました。
阿梅:「いやああああああああ!!!」
奇矯屋onぷらっと:「なっ、阿梅!!」
遠くより事を見守っていた奇矯屋onぷらっとにも妻の貞操の危機が起こっているのはわかりました。
甘寧:「坊ちゃま、俺、最近学を付けようと思って本を読んでるんッスよ。で、アジア一の作家がいいだろうって
金庸の鹿鼎記を読んだんスけど・・・・女って一度強姦しちまえば男の奴隷になるらしいッス。阿梅も拒んでるけど
それは女の社交辞令ッス。ささ、坊ちゃま」
リンリン大友の護衛の甘寧はリンリン大友に阿梅を強姦するように勧めております。
リンリン大友:「え?そうなの?僕、そんなこと聞いたことないよお・・・・・」
甘寧:「アジア一の作家が言うんだから間違いねえッス」
戸惑いを見せつつ、愛する阿梅のあられもない姿にリンリン大友の分身は固く充血しておりました。
奇矯屋onぷらっと:「あいや、甘寧殿待たれい!!」
止めに入った奇矯屋onぷらっとと対峙する甘寧、両者の間に緊張が流れます。
589:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/08 20:03:44
甘寧:「やんのか?奇矯屋onぷらっと?一度闘ってみたかったんだよ。俺とお前、どっちが強いのかって!!」
甘寧が立ち上がり、刀身四尺程もある大きな長刀を持ち奇矯屋onぷらっとに突進しました。
リンリン大友:「甘寧、奇矯屋onぷらっと先生にやめて!!僕の義理のお兄さんになる方だよお」
甘寧:「奇矯屋onぷらっとには、賊に押し入られ坊ちゃまと俺を守って賊を倒し、名誉の戦死を遂げた
ことにしてしまいしょうや!!死ねぇええええ!!!」
奇矯屋onぷらっとはさっと宙に舞い上がり、阿梅を放り投げると、リンリン大友の腰より宝剣を奪い、
宝剣で応戦致しました。
宝剣の長さは、およそ一尺と半、刀身の短さの分だけ身は軽いのですが、それだけに多くの動きを要します。
一方甘寧はというと奇矯屋onぷらっとに攻撃をかける際、刀身の長さの分、動きは少なくて良いのですが
防御に俊敏に対応ができません。
打ち合うこと、十数合。甘寧の額には汗が湧き出て、顔は頭痛を堪えるかのごとく歪んでおりました。
奇矯屋onぷらっとの顔は、平時と変わりなく何の疲れも見えてはおりませんでした。
奇矯屋onぷらっと:「甘寧殿、今後、かようなことをしなければ水に流す。もう止めないか?」
甘寧:「何を!奇矯屋onぷらっと、俺はお前のような野郎が大嫌いだ!!恵まれた体躯に武運に武芸。
友人、主、これほどあらゆる武に恵まれておりながら、何故、それを活かさず生ぬるい環境に甘んじている?
そんな野郎には、俺が引導渡してやんよ!!」
奇矯屋onぷらっと:「同士討ちは好まぬが・・・・仕方あるまい!!」
奇矯屋onぷらっとと甘寧が同時に宙を舞い、空中で二人が交差したかのように見えました。
一瞬、何か鈍い音がして二人が空より「どおっ!!」という音と共に降りてきました。
相討ちです。
リンリン大友:「先生!!」
阿梅:「あなたああ!!!」
さて、勝ったのはどちらなのでしょうか?甘寧か?奇矯屋onぷらっとか?
二人とも、意識を失ったのか身動き一つ致しません。
リンリン大友:「甘寧?先生?」
リンリン大友が二人の体を揺り動かしました。
リンリン大友:「ひゃああ!!!!!????」
590:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/08 20:04:07
甘寧の巨体を仰向けにすると四尺ばかりの鮮血がびゅーっと噴き出し、噴水のように
あたりを赤く染めました。そう、甘寧は既に事切れておりました。
奇矯屋onぷらっと:「甘寧は、奴の申したとおり賊から我々を守り名誉の死を遂げたことに致しましょう。
若様、申し訳ありませぬ!!さらば!!」
奇矯屋onぷらっとは阿梅と年老いた両親を連れ、その日のうちに晋国を目指し逃走しました。
リンリン大友は愛する阿梅と離れたショックと目の前で殺人を目撃した衝撃から、塞ぎがちになり、
リンリン大友を命より大切にして可愛がっていた小魔玉は烈火の如く怒りました。
小魔玉:「ええい!!中山幸盛、何か良い策はないか!!」
中山幸盛:「殿、ここは古い手ですが占いに頼ってはいかがでしょう?」
小魔玉:「占い?そういえば、我が家にもただ飯喰いの占い師がおったな。呼べ( ^∀^)ゲラゲラ」
こうして、小魔玉家お抱えの占い師の八戸のぶながが招集されました。
小魔玉:「で、何が原因でオイラのリンリン大友はあのようになったんだ?」
八戸のぶなが:「はあ・・・・・(参ったな・・・・インチキ占い師の私にはわかるわけないだろうが。
しかし、わからないと素直に言えば相手は大尉だ・・・・・私の命さえ危ない・・・・・)」
中山幸盛:「はあ、ではわからぬわ!!早う申せ!!」
八戸のぶなが:「むっ・・・・これは・・・・」
小魔玉と中山幸盛は固唾を呑んで八戸のぶながの唇に注目しました。
八戸のぶなが:「だめだ・・・・私にはこのようなこととても言えない・・・・」
中山幸盛:「早く申せというに!!」
591:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/08 20:04:48
八戸のぶなが:「実は申し上げにくいのですが、坊ちゃまは旦那さまと奥様の房中の秘め事を
目撃されてしまったようでございます。まあ、思春期の少年には親同士の睦合いほど辛い
現実はございませんて。何しろ、男は皆マザコンですからな」
八戸のぶながはこともあろうに、両親の現場を目撃したリンリン大友が心を塞いでしまったと
でっち上げました。
中山幸盛:「確かに、親の房中を目撃することほど辛いことはありませぬな。殿も
場と時刻をもう少しわきまえてくださらぬと」
小魔玉:「そうだったのか・・・・・リンリン大友よ、ごめんよ。パパがオイラがお前のママを
愛するあまり・・・って息子に見られながらやってたかと思うとこのドキドキがたまりません( ^∀^)ゲラゲラ」
八戸のぶなが:「(うわあ・・・・想像以上の変態ぶりだな)」
中山幸盛:「コホン。見てしまったものは仕様がない。それで解決策はないのか?」
八戸のぶなが:「真実は死んだ甘寧と奇矯屋onぷらっとのみ知ると出ております」
小魔玉:「甘寧は賊からリンリン大友たちを守り、戦死。奇矯屋onぷらっとたちは賊に捕らえられたと聞く。
奇矯屋onぷらっとも我が家の一員。阿梅とリンリン大友の婚儀もあるというに。よし、各関所に奇矯屋onぷらっとの
絵姿を貼り検問にかけろ( ^∀^)ゲラゲラ」
こうして奇矯屋onぷらっとの絵姿は各関所に配布され、お尋ね者となりました。
奇矯屋onぷらっとは無事、晋国まで入国できるのでしょうか。三戦英雄傅、気になる続きはまた次回。
592:無名武将@お腹せっぷく
08/03/08 20:52:58
ぷらっとがあの甘寧を倒すとは
593:無名武将@お腹せっぷく
08/03/08 21:44:42
おもしろくなってきた
594:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/12 16:31:03
三戦英雄傅
第二十一回〜ひょーりみと小魔玉、二人の愛憎が天下を変える〜
ひょーりみ、字は不明。南海郡の人である。
ひょーりみは同じ南海の小魔玉と共に育ち、小魔玉を兄と慕っていた。
ひょーりみと小魔玉の親交を伝えるものとして以下のような逸話がある。
幼い頃のある日ひょーりみと小魔玉は、鹿狩りに来ていた。
二人とも弓の腕は同等であったが、なぜか小魔玉ばかりが鹿を射た。
弟分の不調に不審を感じた小魔玉は
小魔玉:「ひょーりみ、腹でも痛いのか?」
と聞いた。すると、ひょーりみは
ひょーりみ:「いいえ、兄上。俺は鹿を殺すのが嫌なのです」
小魔玉:「鹿狩りに来たのだ。鹿を狩らんで何とする。おかしな奴だ」
ひょーりみ:「鹿にも親、兄弟がありましょう。俺はこうして遊んでいるうちに
兄上と死により別れが来たらと思うと・・・・・どうしても鹿を他人事と思えないのです」
小魔玉:「ああ、オイラのことを真に思ってくれるのはこのひょーりみだけだ。
ひょーりみは生まれながらにして賢者の威風が備わっている」
小魔玉は、ひょーりみの言葉に感激し、桃の花の下で二人が死ぬまで童貞を守ることを
誓い合ったという。相手の男女を問わず童貞を守ろうとしたこの誓い、半端な志では
できまい。後にいう桃園の誓いである。
〜正史『晋史』ひょーりみ傅より〜
595:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/12 16:32:10
さてさて、冒頭はいきなり正史抜粋より始まりました三戦英雄傅。たった鹿一匹で大尉・小魔玉の
心を射止めた?ひょーりみのこの逸話はあまりに有名でございます。
昔は偽善で小魔玉を感心させたひょーりみですが、野に下り、敬愛する小魔玉の心が独り占めできない今は
・・・・・・・・
ひょーりみ:「(ちきしょう!小魔玉の兄上め!!二人で一生童貞を守ろうと誓ったあの約束を破り
やがって)!!」
鹿:「ピー!!」
平然と鹿狩りをして鬱憤を晴らそうとしていました。幼い頃、子供が年上の同性を慕うのはよくあることでございます。
男子校や女子高で育つと、その思慕を愛情と勘違いしてしまう者があらわれるのも悲しいかな、事実でございます。
後漢の世、ひょーりみは医師として後漢に仕えた小魔玉と共に文官として仕えておりましたが、
小魔玉が脱衣麻雀やら鷲巣麻雀に耽り、あげく体を使い小銀玉の庇護の下出世するのを見かね、
「麻雀ばかりやって政治を疎かにする奴は大尉でも何でもない!!」と捨て台詞を吐き、野に下ったのでございます。
少女のように純情なひょーりみは、小魔玉の体が小銀玉と交わり穢れることが、また出世のためにそれを良しとする
小魔玉が許せなかったのでございます。
愛憎とは表裏一体。ひょーりみの小魔玉に対する毒舌は、愛情から来るものなのでした。
しかし、ひょーりみの心の奥底では小魔玉を慕う熱い思いが燻り続け、小魔玉を忘れられないひょーりみは
未だ洛陽の関所付近でのらりくらりその日暮らしをしておりました。
一方、同じ頃奇矯屋onぷらっと一家は父親を旅芸人一座の親方に仕立て、母親と阿梅と奇矯屋onぷらっとは
芸人に成りすまして洛陽の関所を通過していようとしておりました。当然、関所の壁には奇矯屋onぷらっとの
人相書きと見つけた者への報奨金の金額が書いてありました。その金額、九人家族が五年は遊んで暮らすことのできる
金額でございました。
596:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/12 16:32:47
関所の役人1:「止まれ。今、検問を強化しているのだ。旅人よ悪く思われるな」
奇矯屋onぷらっとの父:「いいえ。お役人様、私どもはただの旅芸人。どうぞこれで」
奇矯屋onぷらっとの父親は役人に小金を渡しました。
関所の役人1:「おお、なかなか話の早い奴だ。行け」
関所の役人2:「待て、そこの若い男は残れ」
関所の役人1:「どうしたというのだ?」
関所の役人2:「奇矯屋onぷらっとというお尋ね者と人相が似ていないか?」
関所の役人1:「おお、そういえば年格好も似ているな。よし、他の者は行け」
阿梅:「あなた・・・・・・」
奇矯屋onぷらっと:「私に構わず先に進んで欲しい。後で落ち合おう」
こうして奇矯屋onぷらっとは役人たちの手に落ちました。
関所の役人2:「しかし、この中では奇矯屋onぷらっとなる者の実物を見たことのある者がいない」
関所の役人1:「おお、そういえば、この付近に大尉の弟分のひょーりみ様がいらしたな。
ひょーりみ様なら最近まで朝廷におられたお方、もしかすると奇矯屋onぷらっとにも会ったことがあるかもしれん」
関所の役人2:「そうじゃ、ひょーりみ様をお呼びしよう!!」
関所の役人1:「上手く行けば、俺らも役所を辞めることができるな」
役所の役人たちはひょーりみを呼び出し、奇矯屋onぷらっとを対面させました。
関所の役人2:「ひょーりみ様、この男なのですが」
ひょーりみが差し出された男を見ると、見事な亀甲縛りで縛られておりました。
小魔玉の熱烈な信奉者のひょーりみが小魔玉家の者である奇矯屋onぷらっとを見間違えるはずがありません。
関所の役人1:「いかがでございますか?」
ひょーりみ:「・・・・・・・うーむ。むむむ」
関所の役人2:「何がむむむだ」
関所の役人1:「これ、役人2。言葉を慎め」
ひょーりみ:「実は、俺も奇矯屋onぷらっとをよく見たことはないのだ」
関所の役人1.2:「なんですと!!」
二人の役人は期待していた報奨金が消えてしまったかのように落胆の色を見せました。
597:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/12 16:33:25
ひょーりみ:「安心せい。実は奇矯屋onぷらっとの体にはある特徴があってな胸板に北斗七星を描くように
黒子があり、尻の皺は2本しかないという噂だ」
ひょーりみは奇矯屋onぷらっとの身体的特徴をでっちあげました。
関所の役人1:「では、さっそく」
ひょーりみ:「まあ、待て。もし、この男が別人だったらどうする?訴訟を起されて、一役人のおぬし等に
弁護士の費用が払えるのか?ここは、退職金の出た俺が一対一で入念に調べてやる。お前らは下がれ」
ひょーりみは個室で奇矯屋onぷらっとと二人きりになりました。
奇矯屋onぷらっと:「(まさかとは思うが・・・・・もしや、この鍛え抜かれた私の体にひょーりみが
目をつけたのでは・・・)」
己の体に自信のある奇矯屋onぷらっとは貞操の危機を勝手に感じていました。ひょーりみの細い目、
なよなよとした体つき、見れば見るほど衆道にのめり込んだ人に思えてなりませんでした。
ひょーりみは、やおら腰に差した剣を抜き、奇矯屋onぷらっとの頭上に振りかざしました。
奇矯屋onぷらっと:「わ、私にはその気はないのです〜!!」
ひょーりみ:「何を言ってるんだ?」
奇矯屋onぷらっと:「へ?」
奇矯屋onぷらっとが正気に戻り、辺りを見回すと荒縄の残骸が飛び散っていました。
奇矯屋onぷらっと:「私を、助けてくれたのか?」
ひょーりみ:「大尉の小魔玉の俸禄を受けながら逃走するからには何かわけがあるのだろう。一つ、聞きたい。
お前は小魔玉を、後漢をどうするつもりだ?返答次第では、今度はお前を切り刻むこともできるが」
奇矯屋onぷらっと:「どうせ、護送されるところだった。好きなように言わせて貰う」
598:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/12 16:34:15
ひょーりみ:「言え」
奇矯屋onぷらっと:「私は中原の鹿をあるべき場所へ戻し、鼎の重さも元に戻す気だ。
喩え大尉と言えども逆賊には天誅があろう」
ひょーりみ:「・・・・そうか・・・・・」
ひょーりみは暫しの沈黙の後に奇矯屋onぷらっとの目を見て言いました。
ひょーりみ:「お前はどこへ行こうとしていたのだ」
奇矯屋onぷらっと:「晋国だ」
ひょーりみ:「ならば行くが良い。晋国へ。俺が役人に眠り薬入りの酒を振舞った。
奴らは明日の昼間では眠りこけているだろう」
奇矯屋onぷらっと:「ひょーりみ殿はどうするのだ?」
ひょーりみ:「なあに、俺はもともと官界に嫌気がさし野に下ったばかり。官界にいない者を
政府がどうこうできないだろう」
奇矯屋onぷらっと:「一緒に、行かないか?晋国に」
奇矯屋onぷらっとの誘いにひょーりみは考えました。兄貴分の小魔玉の暴走を止められるのは
もはや、相国の袁紹しかおらぬ、ここは弟分としても小魔玉に引導を渡してやろうと。
ひょーりみ:「わかった。そうとなったら早く行くぞ。お前の家族か?連れも待っていることだろう」
思わぬひょーりみの助けを借り、奇矯屋onぷらっとは関所を突破いたしました。
目的の晋国は目の前です。三戦英雄傅、続きはまた次回。
599:無名武将@お腹せっぷく
08/03/12 20:55:47
乙。毎回続きを楽しみにさせてくれますな
600:無名武将@お腹せっぷく
08/03/13 07:14:41
ひょーりみかっけー
601:無名武将@お腹せっぷく
08/03/13 19:29:12
というか渦中さんがこれほどの良コテだったことが驚き。
602:無名武将@お腹せっぷく
08/03/14 01:15:52
朝倉渦中さんと間違えたw
603:603
08/03/15 20:07:41
期待上げ
604:無名武将@お腹せっぷく
08/03/18 02:09:45
まだかー
605:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/21 22:26:10
旅行行ってました。帰ったら規制されてて書き込めませんでした。
ごめんなさい。
606:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:31:51
三戦英雄傅
第二十二回〜晋国に英雄集い、袁家軍は天の時を待つ〜
晋国の摂政にして後漢の相国・袁紹は群臣を前に思慮深げに黙したままでした。
群臣は、二人の男を囲むようにして立ち尽くしていました。
人々の見つめる視線の先には、袁紹の乾いた唇。重い空気が、群集の肩に寄りかかり、
時だけが過ぎてゆきます。
男1:「袁紹様、ご返答をいただきたく存じます」
沈黙を破ったのは、円の中にいた二人の男のうちの一人でした。
袁紹は、男の声に僅かに首を傾けたまま、沈黙を守ったままでした。
時は南漢(晋)暦:栄安二年一月。所は、晋国の南陽城。
正月を迎えたばかりで、後漢には様々なできごとが起こりました。
@荀攸が小魔玉暗殺を謀るも、失敗し、晋国へ亡命
A漢朝の忠義の士・丁原は小魔玉の手により歴史上から抹殺された上に
、不幸にして小魔玉の先妻に顔が瓜二つだったことから性転換手術をさせられ
監禁される(当事者以外知らず)
B奇矯屋onぷらっとが甘寧を倒し、ひょーりみと共に晋国へ亡命
C協皇子の生母・アダルト日出夫が小銀玉皇后の女の嫉妬を買い、
何進により暗殺される
まこと、栄安二年は激動の時代でございます。
607:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:32:27
ひょーりみ:「袁紹様、ご英断を」
先ほどより袁紹に決断を促している男の名は、ひょーりみでございます。
ひょーりみと、奇矯屋onぷらっとは晋国の群臣に囲まれた中、大尉の小魔玉討伐を
袁紹に献策したのでした。
ひょーりみと奇矯屋onぷらっとの様子に固唾を飲む聴衆。その中には、天性の
博打打・荀攸もおりました。
荀攸:「(ひょーりみ・・・・奴はただの男ではない。勝負師だ。しかも、かなり
重症の。同じ臭いがする・・・・しかし、奴の言うことを聞いてもいいのか?
信頼するに当たるのか?そもそも奴は、大尉・小魔玉の義兄弟だ。これは、小魔玉の罠
とも考えられる。奇矯屋onぷらっとは武勇に優れているが、根が優しすぎる。
ひょーりみに騙されたと考える方が自然ではなかろうか)」
曹操:「ひょーりみ、大尉・小魔玉の義兄弟が何をしに来たかと思えば・・・・
洛陽にはまともな謀臣がいないと見える。こんな見え透いた嘘、皆の目は騙せても、
この曹孟徳の目は誤魔化せぬぞ!」
郭図:「ひょーりみ殿、仮に貴公の大尉暗殺の意図が真であったとしよう。しかし、
貴公と大尉の間柄ならいくらでも暗殺の機会はあろうに。わざわざ大軍を以って
一人の男を殺すまでもありますまい」
突然やってきた怪しい男、ひょーりみの心中を探らんと晋国の群臣はひょーりみに
議論を投げかけようとしてきます。奇矯屋onぷらっとは、武官という身分のためか敵意を持たれぬ
人徳のためか群臣からは何の議論も投げられませんでした。
608:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:33:04
ひょーりみ:「はははは!!」
曹操、郭図:「何がおかしい!」
ひょーりみ:「これが笑わずにおられようか。いや、おかしい。可笑しい。とんだ初笑いだ」
曹操:「・・・申してみよ。答えによっては、三族皆殺しも覚悟されよ」
郭図:「(後で讒言してやる・・・・覚えてろ・・・・ひょーりみ)」
ひょーりみ:「俺の進言が、言葉が嘘だと思われるのか?」
曹操:「当たり前だろう。何を根拠に信用しろというのだ。大体、自ら信用しろという輩にろくな
奴はいない。まして、お前は小魔玉の寵愛厚い義弟だ。信用しろというほうが無理ではないか」
ひょーりみ:「我が横には、漢朝きっての武人・奇矯屋onぷらっと。何か不審な動きがあったなら、この
細首、繋がって晋国には入国できまい。俺は、確かに未だに小魔玉の兄上を思っている」
ひょーりみの言葉に群集が動きました。そこへ、ひょーりみの一喝が飛びます。
ひょーりみ:「黙らっしゃい!! 最後まで聞かれよ。義兄の小魔玉を愛しているからこそ、
俺は、この手で、小魔玉の悪徳に終止符を打ってやりたいのだ。そして、故郷の南海に立派な墓を
建ててやりたい」
郭図:「愛しているなら、生を望むのが本当ではないか?この嘘つきが!」
ひょーりみ:「死んだ人を悪く言う奴はいない。大尉・小魔玉も死ねばこれ以上人の恨みは買うまい」
曹操:「・・・・・・なんと・・・・それほどまでに」
609:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:33:50
ひょーりみ:「俺は、漢を、小魔玉を救うために敢えて小魔玉討伐を提案した。しかも、独立政権とはいえ
事実上漢の領土である晋国でだ。無論、死の覚悟はしている。このまま、大尉暗殺を企てた謀反者として
小魔玉に差し出せば相応の報奨金は得られるだろうよ。だが、諸君はどうだ?
肥沃な土地に、袁家軍、曹家軍合わせて百万。文武に優れた憂国の士数千。ただ、徒に
時間を潰しているだけだ。これが笑わずにおられようか。あ?どうだ?」
郭図:「詭弁はいい。そんなに小魔玉様を殺したければ、単身、洛陽へ帰り毒殺でも何でもなさるがいい。
ひょーりみ殿なら疑われずに容易くできましょうぞ」
ひょーりみ:「昔、伯夷・叔斉の兄弟は互いに国を譲り合い国の皇子といく身分にも関わらず餓死を選びました。
兄弟の愛情とはかくの如き強き物。たとえ、義理であろうとも何でこの手で兄を殺せましょう」
郭図:「(史記を持ってくるとは・・・・・・くっ・・・・逢紀!)」
郭図は親友の逢紀に助けを求めましたが、逢紀はニヤニヤするばかりで助けてはくれませんでした。二人の友情は、所詮このようなものでした。
ひょーりみの独り勝ちかと思われたその時、一人の少年がひょーりみの前に進みでました。
田豊の食客の果物キラーの長男の無双ファンでございます。
610:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:34:15
無双ファン:「先ほどから聞いておりますと、ひょーりみ殿は我が軍を頼って、ご自分は何の危険も
被ることはない。我が晋国からすれば、とんだ疫病神ですね」
ひょーりみ:「くっ・・・・・」
果物キラー:「おやおや、どうした?無双ファン。ひょーりみ殿はノーマルのようだから手加減してやりなさい」
無双ファンがひょーりみを追い詰めるのを、父親の果物キラーは公開言葉責めと勘違いしたようで、
息子の成長に目を細めておりました。
果物キラー:「(初対面の男に公開言葉責めとは・・・・・無双ファン、我が息子ながら恐ろしい子だ)」
審配:「実は、我が家の家計も晋国の予算も、内情は厳しくてな。どうしても、年度末の調整がうまくいかないようだ。
ここは、ひょーりみ殿、貴公の首一つでやりくりしようかと思うのだが。行け、顔良!」
顔良:「はっ!!」
審配の指示に、晋国一の猛将・顔良が立ち上がりました。ひょーりみの危険を奇矯屋onぷらっとが察知し、
奇矯屋onぷらっとと顔良、二人の武人が対峙します。袁紹は、未だ言葉を発しません。
顔良:「俺と出合ったのが運の尽きだな。しねえええええええ!!」
荀攸:「止めてくれ!!!!!!」
ひょーりみ:「!!!!」
奇矯屋onぷらっと:「!」
顔良の剣がうなりをあげたその時、ひょーりみと奇矯屋onぷらっとの衣が真っ二つに切り裂かれ、
二人は生まれたままの姿を群集に晒しました。
611:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/03/22 00:35:07
奇矯屋onぷらっと:「何のつもりだ!!」
顔良:「殿、審配殿、二人は今、過去を捨て生まれ変わりました。どうでしょう?ここは、過去のしがらみを
捨て、真に漢朝を考える時が来たのではござらぬか?」
無双ファン:「しかし、漢朝の鼎はとうに折れている。いっそ、我が殿の晋国で新しい王朝を作り、学徒殿の
自治を徹底したなら民草のためにもなりましょう。わざわざ漢朝に拘る必要もありますまい」
顔良:「無双ファン、見損なったぞ。この売国奴が!!」
無双ファン:「何とでも言え」
袁紹:「そこまでだ」
袁紹は、やおら立ち上がり腰に差した長剣を頭上に振りかざし、机を真っ二つに斬りました。
一同:「おおおー!!」
袁紹:「元より、この袁本初の心は常に漢朝と共にある。漢朝の佞臣は生かしてはおかぬ。
しかし、今は時が到来していない。以後、これより余計なことを口にする輩と漢朝の佞臣は
この机と同じ末路になると覚悟せよ!!」
こうして、袁紹は反小魔玉軍を水面下で結成し、訓練することにしました。
晋国と洛陽は関所で隔たれただけの距離、当面は袁紹と小魔玉の化かし合いが続くでしょう。
しかし、ただの演技では為せない熱いものが袁紹の心には燃え盛っているのでした。
三戦英雄傅、つづきはまた次回。
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