むかしむかし ..
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162:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 17:07:34
ぷらっと「俺の精鋭五万と金の韓軍を合わせれば、反乱軍を討ち破るのもそう
難しいことではあるまい。」

金「そうだな。ところで、ぷらっと大事な話があるんだが。」
ぷらっと「なんだ?戦の話か?」
すると金はとんでもないことを言い出した「このままずっと越王に仕えている
つもりか?」ぷらっとは唖然として言葉が出ない。
金「俺と天下を狙わないか?俺が正帝、おぬしが副帝。その逆でも俺は一向に
かまわん。韓遂を討つよりいい話だろう?」
ぷらっと「何を言い出すんだ?つまらん冗談だな。」

すると金は手を上げ合図らしきことをした。すると韓の将兵が踏む込んできた。

金宰陽「今回の乱の首謀者は俺だ。越王方につく諸王も始末する手はずになっている。
そして、越の先方である、おまえをここで引き止める手はずもな。」

ぷらっとは金が冗談を言っているわけではないことを悟り、顔色が変わった。
ぷらっと「お前酔っているな。」
金「いや、俺はしらふだ」
ぷらっと「いや、酒じゃない血の匂いにだ。冷徹な知略を持つお前らしくもないな。
親友だと思っていたのだが残念だ。これから戦わねばならんとはな」

金「それは無理だな。お前の兵はとっくに武装解除している。越王の名を使ってな。
とにかくお前を傷つけるつもりはない。俺が天下を取るまでそう時間はかからん、
それまで軟禁させてもらうが悪く思うな。俺たちの栄華はすぐそこまで来ている。」

こうしてぷらっとは金に捕らえられ、さらに越の先方隊はここで解体されてしまった。

163:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 17:14:34
越の先方は消滅したため、韓遂らはやりたい放題暴れることができた。
さらに学徒の甘寧党時代以来の仲間である金の裏切りは大きな動揺を生んだ。
当初は韓遂の単独の反乱であると思われていたのが、どれほどの裏切り者が
潜伏しているかわからなくなったからである。

そんな中、越帝はひょーりみに涼州攻撃を命じた。また越の監視も緩くなった。

ザビエル「逆賊、韓遂が留守である涼州制圧を命じる。これに成功した場合、
涼王の位を授けるか・・・。」

紫玉「なんか、越も切羽詰っているみたいだね。あたしらのことなんてもう
眼中に無いみたいね。」

ザビエル「ん〜。まあ涼州はここと違って、越帝の強さはよくわかっている
だろうし、結構簡単に手に入るかもね。」

164:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 17:47:20
そのときである「動くな!」と損権が叫んだ。見ると剣を抜いた兵士たちを
つれている。

損権「皆の者!よく聞け!これから俺たちは、金宰陽殿に味方する!文句のある
奴は前に出ろ!」

ザビエル「ちょっと待て、なんでそうなるんだ!?」

損権「俺は、春華殿に言われて仕方なくついてきただけだ。ここにいる兵の
大半も同じだ。春華殿の命令でなくちゃ聞けんな。」

「まったくだ」と孔明も出てきた。

ひょーりみ「孔明さん、生きてたの・・・」

孔明「金殿の書状だ。ここで一手柄たてれば2州が与えられる。ここにいる
兵たちにも十分すぎるほどの恩賞が与えられるぞ。」

「おおっ〜!」と兵士たちから歓声が上がる。そもそも荒くれ者にうける、カリスマ性
では損権、孔明はかなりのものである。春華という強力な押さえがなくてはこの集団を
抑えること用意ではない。

だがここでひょーりみらは越帝の名を出し、春華、呂布、勇魚の名を出しまくった。
他人の名を借りて説得しまくったのである。越帝の強さは第二次黄巾の乱に参加した
者であれば誰でも知っているし、春華の強さもよく知る兵士たちは恐怖に凍りついた。

ザビエル「あの越帝、斉王(春華のこと)に勝てると思うのか?はっきりいって死ぬよ。絶対。」

越帝らの威を借りて、ひょーりみらは兵士たちの説得に成功。ただちに反逆者として損権、孔明
を捕らえた。

165:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 17:55:54
ひょーりみ「両名は法によって厳正に裁かれねばならない。ザビエル、両名は
どのような刑罰に服すべきか?」

ザビエル「法によれば、反逆扇動者は100叩きの刑であります。」

ひょーりみ「よし!すぐとりかかれ!」

こうして、両名は100叩きの刑となった。「1!2!3!・・・」

渦中の司馬懿「あの〜普通、こういう場合は極刑では?刑罰が軽すぎるのでは?」

ひょーりみ「法を厳格に執行することが大事だからね。できもしない刑罰を定めて
後々、困るようなことは止めようと思ってね。」

ザビエル「わが隊では、極刑はめったなことでは用いられませんから。もっとも
甘いわけではありませんよ。情状酌量などは一切認めない方針ですから。」

渦中の司馬懿「左様ですか」

こうして、損権らは100叩きの後、放逐された。そして改めて、ひょーりみ軍は
益州を出て、漢中を抜け、涼州へ向かったのである。

166:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 18:10:47
さて、ひょーりみはそのまま北上して行き、涼州へたどり着いた。涼州を
守る馬玩らと激戦が続いたが、戦いの合間にザビエルらが越帝の恐ろしさを
説いて県令らを説得した。
まず、越帝への反逆を無謀と知る県令が降り、次に取るべき姿勢に迷う県令
が降り、やがてドミノのようにひょーりみ方になびいていった。
こうして涼州は意外にあっけなく平定されたのである。

ここにひょーりみは正式に涼王日和見を名乗り、紫玉を涼王妃、小銀玉を
涼公玉。ザビエルを涼国丞相、果物キラーを上将軍とした。

こうして日和見は地盤を得たのであるが、すでに戦いの前線は長安、洛陽
方面に移っており、それほど戦いを左右するものでもなかった(反乱軍主力
にとっては、日和見軍など恐れるほどのものでもなかった。)のだが、本国を
占領された精神的なダメージは大いに与えた。

167:渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ
08/01/08 19:17:35
大好きな袁紹が討たれている…袁紹の子らを担ぎ上げる審配、の活躍を期待したりしています。
ちなみにここの「これが後に〜」の口調が好きです。続き楽しみにしています!
勝手に予想

だが、ひょーりみの行く手を拒もうとする一人の美しい中年がいた。
主、董卓を討たれた漢朝一の謀臣、李儒である。李儒は己の弟子の
カクと単福をひょーりみと学徒の軍師として送り込み、再び混乱の世を
作ろうと画策した。だが、師匠の思惑を他所に元々仲の悪いカクと単福は己の使命も
忘れ、本気で戦を始めた。これが、後に言う「カク福戦争である」。

168:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 20:33:43
>>167
職人の邪魔すんな!誰もオメーの妄想話なんか聞きたくねーんだよ!


169:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 20:45:00
>>168
邪魔なら大人しくスルーしとけよ

170:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 20:59:23
>>170
まったく邪魔じゃありませんので、気にしないでください。
それと、ごめんなさい。李儒は出ないと思います。

171:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:00:56
>>167
失礼、渦中の司馬懿殿向けでした。

172:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:25:42
さて、果物キラーの名が史書に頻繁に登場するようになるのは、涼王(日和見)が
涼州入りしてからのことである。果物キラーは、幽州の北外れで生を受けた。
父は宦官に媚を売り、財を成した人物で評判は悪かったといわれる。

果物キラーは父の財産を元手に、鮮卑と取引をし貴重な汗血馬を仕入れ
その商いは大いに繁盛し財産を倍にした。彼はよく史書を読み、それなりに
習得していた。またそろばんの名人であったとも言われ梁山泊時代には
物資の管理などをしていたという。

その果物キラーが上将軍に抜擢されたのは、単に日和見にとって信用で来る
人材が少なかったからである。特に果物キラーが軍事的才能を期待された
わけではなく、ただ裏切る危険がないという理由だけで選ばれたのである。


日和見は涼王に即位したものの涼州には今だに馬玩ら韓遂の配下たちの軍が
おり、また長安を占拠していた反乱軍本隊からも救援部隊が放たれていた。
果物キラーはとりあえず、馬玩隊を足止めするためにわずかな兵力で出撃した。
彼の役目は、日和見が兵力を整えるまでただ、耐えることであった。

173:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:36:39
「明日、果物キラーの陣に夜襲をかける!」と馬玩は意気込んだ。
李堪「確かに今日は新月、必ずうまくいくだろうな」

その頃、果物キラーの本陣では・・・
果物キラー「とてもじゃないが、涼王が来るまで守るなど不可能だ!敵は
こちらの倍はいるんだぞ。」

将校「仕方ありませんな。ここは思い切って引きましょうか?わが国の軍法
ではたとえ敵前逃亡とみなされても、解任程度ですみますしね。」

果物キラー「逃亡ではない。戦略的後退だ。とにかく後退するぞ。」

こうして果物キラーらは陣を捨てて新月にまぎれて撤退したのである。しかし
その途中で、渦中の司馬懿にばったり出くわしたのであった。

渦中の司馬懿「果物キラー殿。こんなところで何をしております?」

果物キラー「渦中の司馬懿こそ、こんなところに何用か?」

渦中の司馬懿「わたしは涼王の書状を持ってきたのござるが。」

174:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:45:12
果物キラー「涼王の書状・・・?え〜と、死んでも陣を死守せよ・・・」

渦中の司馬懿「お分かりいただけましたか?今すぐ陣へお戻りなされ(ニッコリ)」

果物キラー「はぁ・・・まったく、わかった、わかった。何とかやってみるよ。
それから渦中の司馬懿は一刻も早く戻って殿の救援軍を催促してくれ。そんなに
長くもたないから。」

こうして果物キラーはとぼとぼと放棄した自陣へ戻るのであった。その頃、馬玩軍は
大混乱に陥っていた。

馬玩「なんだ!?敵陣に誰もおらん!おのれ!空城の計か!!」

そのとき闇夜から雨のような矢が降ってきた、どこに敵がいるのかも分からず、
うろたえるばかりの馬玩軍は壊滅した。

果物キラー「ふー怖かった。いきなり陣地に敵がびっしりいるんだもんな。
あれ?これって馬玩じゃん。何で死んでるの??」

こうして果物キラーは馬玩軍を大敗させたのである。

175:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:52:28
李堪「何!?馬玩が討ち取られただと?おのれ果物キラーめやってくれる!」

武官「しかし、敵の本陣はめちゃくちゃですぞ。空城の計に十分に警戒しながら
もう一度、夜襲をかけるべきでございます。」

李堪「おう、馬玩の敵は必ずとるぞ。」

その頃、果物キラーの陣では、大急ぎで防衛設備の柵、矢倉、石垣などが
築かれていた。しかしあまりの突貫工事で施設はあまりにもぼろぼろであった。

工作兵長「上将軍!工事を急ぎすぎです!このような柵は役に立ちませんぞ!
それにこの石垣などひとりでに崩れてしまいます。矢倉も大風ひとつで倒れますぞ!」

果物キラー「時間がないんだからしょうがないだろ!とにかく急げ、それから
穴だらけだろうが!地形をぼろぼろにするな!」

工作兵長「むちゃくちゃだ・・・これじゃ夜襲をかけられたらひとたまりもない・・・」

そしてその真夜中、李堪らは果物キラーの陣に夜襲をかけたのである。

176:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 21:56:21
李堪「よし・・・音を立てるなよ、一気に陣を制圧する・・・」

「よし突撃!!」李堪の掛け声と共に時の声が響き渡り、将兵は突撃した。
「うわわわわ!なんだこの穴は!?」地形がめちゃくちゃなので次々に
穴に落ちる将兵、ひとりでに崩れる石垣に李堪の兵は恐慌をおこした。
李堪「馬鹿者!慌てるな!」

そのとき風が吹き、たちまち矢倉は倒れた。
「うわわわ!!!」李堪は矢倉の下敷きになり即死。
李堪軍は壊滅し、ことごとく果物キラーに降ったのである。

177:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 22:07:44
李堪、馬玩軍が壊滅した後。救援軍の梁興が到着した。

果物キラーは、二連勝で天狗となっていた。
果物キラー「梁興は疲れきっている!夜に夜襲をかけるのだ!」

将校「また夜襲ですか?梁興は名将ですぞ。そんな策にはかかりますまい。」

果物キラー「とにかく夜襲だ!俺を信じろ!」

果物キラーは夜襲の準備を進めたが、所詮は素人である詰めが甘い。飯炊きの
煙を大量に出してしまったのである。

韓遂軍将校「梁興さま、飯炊きの煙です。夜か明日の朝に仕掛けてくるに違い
ありません。」

梁興「馬鹿者!果物キラーは馬玩、李堪を赤子の手を捻るがごとく葬った名将
だぞ!そのようなミスを犯すはずがない!あれはわざとだ!到着したばかりで
疲れのたまっている我が軍をさらに緊張状態に置き消耗させるための策略である。
そんな手に乗っては成らん。果物キラーほどの将になると孫子の常識など通用せんのじゃ!!」

韓遂軍将校「さすがは梁興殿!」

しかし梁興の読みに反して、果物キラーは夜襲をかけてきたのである。

梁興「むう!さすがは果物キラー!裏の裏を読んで夜襲とは!まさに軍神・・・
グフ・・・」

こうして果物キラーは梁興も討ち取った。彼はその後、国士無双と呼ばれ
その名は全国に響き渡るのである。

178:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 22:15:04
何たる剛の者w

179:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 22:25:01
ワロタw

180:無名武将@お腹せっぷく
08/01/08 22:33:08
ぷらっとがどうなったか気になる

181:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 00:07:29
俺も

182:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 11:44:51
痔痴元年12月(西暦191年)

国士無双果物キラーの活躍により日和見の涼州支配は確実なものとなった。
その頃、馬超らは優秀な一族を引き連れ、破竹の勢いで潼関を突破。
さらに洛陽を攻略しその雄姿は錦馬超と称えられるまでとなった。

馬休「さすがは兄上の武勇!涼州から洛陽まで、まさに敵なしですね」
馬超「だが、虎牢関の向こうには、天下にその名が轟き竜兵を恐れられる
張春華がいる。」
馬休「えっ?上島竜兵?」

馬超「(無視)ほかにも斉王は飛将軍呂布をはじめ、各地の英傑を従え西進
してきている。俺に・・・勝てるだろうか?」

馬休「兄上にしては、弱気ですね。って震えているんですか!?兄上!?」

春華、呂布・・・まさに絶対的強者による一方的な殺戮。馬超は自分の力量を
よくわかっている。勝てるはずがない・・・!齢25の若武者の震えはその夜、
泥酔しても止まることはなかったという。

183:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 11:59:54
その頃、越の親征軍は20万の大軍で襄陽を出て、韓の王都、南陽を包囲していた。

朝倉渦中「さすがは、金宰陽。南陽を落とすのは並大抵なことではありませんな。」

学徒「だが、確実に戦局はこちらに傾き始めている。金に呼応した勢力は思ったほど
ではなかったからな。」

朝倉渦中「各地からもたらされる情報を総合しますと。韓王の計画は8割がた成功して
いたようです。あきらかなミスは日和見殿の軍を奪い、馬玩らの部隊と共に漢中を制圧
する策が不発に終わった点、その後の日和見殿の破竹の勢いを予測できなった点ですな。」

学徒「ふむ。すると金のミスは日和見関係だけなのか?」

朝倉渦中「はい。そのとうりでしょう。このミスがなければ、今頃反乱軍は漢中、西涼、
洛陽、長安、南陽を抑えており、元々、陛下への忠誠に乏しく野心多き、呂布、張燕らも
容易に引き入れられたとおもいまする。そうなれば、益州の劉焉もここぞとばかりに我らに
牙を剥いていたことでしょう。」

学徒「そうか、随分と危うい情勢であったのだな。さすがは金。天下の策士ということか。
それにしても日和見に救われるとは・・・あの時、八戸を犠牲に助けたかいがあったというものだな。」

朝倉渦中「おおっ。八戸といえばいくつか目撃情報がありまして、どうも生きている可能性が濃厚だ
そうで」

学徒「くくくっ、まったく八戸のしぶといな。」

朝倉渦中「陛下、なんだか嬉しそうですな。」

184:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 12:07:56
学徒「それはそうと、今後はどのように賊を平らげればよい?」

朝倉渦中「そうですな。賊は長安、洛陽、南陽の比較的狭い区画に(といっても
結構広い)閉じ込めて、圧殺してしまうのが良策でしょう。」

学徒「長安の韓遂、洛陽の馬超、南陽の金宰陽か・・・。どれも難敵だのう。」

朝倉渦中「すでに我ら帝国軍は南から、斉王と諸王の軍は東から賊を攻め立てて
おります、これに涼王が西から攻撃を加えれば、韓遂、馬超、金宰陽の三角形を
より巨大な三角形で方位するととなりましょう。もっとも涼王にそれだけの大役
が勤まるかどうかは少々、不安ではありますが。」

学徒「そうか、よくわかった。情熱的を涼王への使者に出せ、すぐに韓遂を討つように
命じるのだ。」

こうして、情熱的は涼へむかったのである。

185:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 12:44:00
情熱的が涼の都、武威へ入ったのは、ちょうど痔痴2年の元旦であった。

従者「情熱的様。つい最近まで戦場であったというのに、ずいぶん安定して
していますな。」

情熱的「うむ。よく統治されているようだ。それに兵備もかなり整っているようだ。
涼王もなかなかの者であるようだ。」

情熱的は武威の王宮で涼王らと面会した。

涼王「越帝の御使者ですか。遠路はるばるご苦労様です。あっ、別に皮肉とかじゃ
ないよ。」

聖天使ザビエル「それで越帝はなんと?」

情熱的「帝は涼王自ら軍を率いて、西から韓遂を攻めよとのことです。」

涼王「よくわかりました。準備は整っております。すぐに出発しましょう。
御使者殿はお休みになられてはどうでしょうか?元旦ですしね。渦中の司馬懿殿、
使者殿をご案内して差し上げて。」

渦中の司馬懿「御意。」

186:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 12:58:20
情熱的は、渦中の司馬懿につれられて個室に案内された。

情熱的「ところで渦中の司馬懿殿。涼王はこの地を治めてまだ日は浅いというのに
ずいぶんと人心を得ておられるようだな。」

渦中の司馬懿「まあそれも、涼王のお人柄ゆえでしょうな。」

情熱的「軍は随分と装備は充実しているようだが、どこからそんな予算が出て
おるのだ?」

渦中の司馬懿「はははは、実はのう、豪族たちがたんまりと富を蓄えておってのう。」

情熱的「なるほど、豪族が不当に蓄えた富を没収したのだな。」

渦中の司馬懿「逆でございます。涼王は豪族の資産をよく保護しております。豪族たちは
漢や韓遂らの時代には、突然の挑発などに悩まされていましたが、涼王は一切の挑発は
しないと宣言されました。また、市政を縛る法の数が多すぎると、不要であると思われる
ものは、学者の意見を参考にして廃されておりまする。その一方で、酷吏を用い、厳格な
法家思想のもと、一切の容赦のない刑の執行が行われており間する。これに関しては異論も
ありますが、すでに極刑、肉刑はめったな事では執行されませんし、財産没収も法からは
削除され・・・」

情熱的「もうよい!」

渦中の司馬懿「は?」

187:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 13:03:33
情熱的「もうよいといったのだ。」

渦中の司馬懿「何か気に触りましたか?」


情熱的「渦中殿・・・しばらく見ない間、随分涼王の肩を持つように成りまたな。
ちゃんと涼王の監視はしておられるのか・・・?」

渦中の司馬懿「はぁ・・・・そうでしょうか?」

情熱的「渦中殿は越帝と涼王はどちらが優れていると思われますかな?」

渦中の司馬懿「はぁ・・・・そうですな・・・」

情熱的「何故即答できぬ!渦中殿は越帝に対する忠誠心が薄らいできているようだな。
このことは帝に報告しておく、渦中殿はこのまま涼王に仕えなされ!」

そう言うと、情熱的はさっさと涼王宮を後にした。

188:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 13:07:08
涼王「それにしても豪族のほうから資金を出してくれるとは思わなかったのう。」

ザビエル「それだけ韓遂ら粗暴な軍閥の統治が復活を恐れているのです。さて、
長安に向かいますか。」

こうして、涼軍は5万の軍勢と共に、長安へ向かった。

その頃、陳留には斉王春華らの大軍が集結。いよいよ虎牢関にこもる馬超ら
との戦いに挑もうとしていた。

189:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:19:38
張春華は并州の生まれで、漢人ではないと言われる。その生涯は任侠的な
伝説に包まれている。すでに10歳にして人を斬り、17歳のときには荒くら者たちの
巣窟である梁山泊の女首領として君臨していたと言う。
正史にその名が現れるのは、ひょーりみが霊帝に監禁されたとに、その救出に現れた
ときからであるが、すでにその頃には全国的にかなりの知名度得ていたことが判明
している。

痔痴2年1月27日、張春華は陳留の地に大軍勢を集結させていた。
当時、その様子を見ていた、向こうの888という名の地元の長者は
当時の日記にこう記している。

「まるでアイドルの集会のようだった。斉王が一言、言葉を発するたびに
将兵から大歓声が上がり、興奮の坩堝であった。斉王は見事に諸王を統率
し遼東王、代王、晋王、趙王も、自らの地位が王位であることを忘れ、
当然のように斉王に従った。彼等の主人は斉王であり、越帝など眼中に無いように
見えた。」

190:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:32:54
陳留、斉、遼東、代、晋、趙連合軍集結地点

「マジ、馬鹿だろm9(*^ヮ^)キャハハ 」
「うおおおお!春華さま〜!春華さま〜!春華さま〜!」

越帝の使いとして様子を見に来ていた迅義は唖然とした。
迅義「なんだこれは…まるで斉王が盟主のようではないか…。」

迅義の部下「はっ、斉王はすでに連合諸侯軍の絶大な支持を得ております。
全軍が斉王の手足のごとく動く出ありましょう。」

迅義「代王劉壁、趙王勇魚はともかく、プライドが高く、野心家の遼東王、
晋王まで斉王の言いなりとは信じられんな。越帝陛下ですら手なずけるのに
苦労なされている虎狼だぞ。」

迅義の部下「はっ、それが遼東王呂布は斉王にすっかり見せられてしまって
いるようで…。」

迅義「呂布が!?あんな筋肉女を好むとはな。どうかしているぞ。」

迅義の部下「晋王はただ、斉王の力を恐れてしたがっているに過ぎないようです」

迅義「そうか、だかそれだけではあるまい。これが任侠的な人徳と言うものなの
だろう。虎狼たちを猫のように手なずけてしまっている。もし斉王に野心が芽生えれば、
我が越帝陛下といえども、窮地に追い込まれるに違いない。」


191:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:39:30
「は〜い!進軍!進軍〜!キャハハハハハ(*^ヮ^*)」

春華率いる5ヶ国連合の大軍勢は一路、虎牢関へ向かった。

馬休「兄上!斉王です!斉王が来ました!!!」

馬超「ついに来たか!!」

虎牢関からは斉王率いる見渡す限りの大軍勢が整然と並んでいた。5ヶ国の
旗がはためき、戦意はこれ以上はないというほど高まっているのが離れてい
ても感じられた。すると…

「ばちょ〜くんいる?一騎討ちしない〜?」

馬超「はぁ!?」

虎牢関の将兵は呆気にとられた。連合軍の総大将が黒王に乗ってのこのこと
現れたのである。

192:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:50:50
馬休「兄上、斉王に一斉射撃を加えれば討ち取れますが、いかがなさいますか?」

馬超「わざわざ了解を求めるとは…馬休、撃つ気は無いのだろう。ここで勝負に
応じねば、武士の恥であろう行って来る。」

馬超は虎牢関から単騎で出て、春華と対面した。春華は鎧を着ているが馬超には
その無駄なく極限にまで鍛えられた武人の直感で肉体が感じられた。

春華「それじゃ〜いくよ」 馬超「応!」

勝負は一瞬にしてついた。馬超の槍はあっという間に吹き飛ばされ、次の
瞬間には馬から叩き落されていた。

馬超「なんという強さだ。まさに竜の化身。」

春華「降伏する??」

馬超「相手が人間であれば、敗北を恥辱とし死を選びますが、神仏であれば別です。
決して勝てる相手ではないと悟りました。」

春華「あ〜よかった。虎牢関の守兵さんも降ってね〜」

こうして春華は一滴の血も流さず、天下の要害、虎牢関を攻略したのだった。
このときばかりは趙王、晋王、遼東王、代王までもが春華を人ではないと感じたと言う。

193:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 16:59:48
その頃、長安の韓遂は涼王の軍勢を迎え撃つため。3万の兵で出陣した。
ところが

侯選「韓遂さま大変です!兵が脱走しております」

韓遂「なんだと!?我が精鋭がどうして?」

侯選「ひょーりみの間者が潜入しこんな物をばら撒いているようです」

韓遂「なんだ?父母の手紙??暴君韓遂から解放され、涼王の元で楽しく
暮らしています…って典型的なプロパガンダだろうが!大体、兵どもは字が
読めないはずだろうが。」

侯選「はあ、しかし村の長のサインや大体の内容くらいはわかるようで、
十分に効果はあるようです」

韓遂「おのれ〜!こんな古典的な策をつかいをおって!!!反逆者はどこだ!?
俺自ら尋問してしょっ引いてくれる!!」

侯選「……」

194:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 17:06:08
その真夜中。

小銀玉「侯選うまくいっているようだな。」

侯選「ははっ。韓遂めは父母の手紙の話を本気にして、兵士たちを疑っておりまする。
また無実の将が拷問を加えられ、自白を迫られておりまする。」

小銀玉「まったく、韓遂ほどの男がこんな手にかかるとは…それにしてもうちの軍師も
本当にやることが汚いな」

侯選「このままいけば、いずれ本当に脱走兵が現れるでしょうな」

その後もザビエルは韓遂方の将兵を買収し、あらゆる謀略をかけ続けた。
やがて、韓遂軍は自壊してゆき最期に韓遂は味方の兵に殺されて果てた。

涼軍もまた、悠々と長安に入場したのである。

195:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 17:19:33
壮大だな

196:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 17:37:57
越軍の大軍が南陽を包囲してから、2ヶ月が経とうとしていた。

こおろぎ「陛下、ぷらっと将軍救出計画ですが…むむっ!なんと酒臭い。」

越帝のテントに入ると、学徒は女たちや宦官の中山幸盛らと戯れていた。
こおろぎは顔を真っ赤にしてどなった。

こおろぎ「中山幸盛!また貴様か!陛下に駄目人間にするつもりか!斬り捨てるぞ!」

学徒「ボケッ!うるさいぞ、こおろぎ。たかが宦官、見逃してやれ。とりあえず
今日は下がってよいぞ。中山幸盛。」

中山幸盛「御意(こおろぎめ、いつか覚えていろ…)」

こおろぎ「そんなことより、例の計画ですが…」

学徒「ああ、くノ一を使う計画だったな。うまくいくのか?」

こおろぎ「ぷらっと将軍は我が軍の宝。必ず成功させまする」


197:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 17:52:06
更新早いな、楽しみだ

198:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:01:28
さて、南陽に軟禁されているぷらっとであったが、その真夜中。

「もしもし、ぷらっと将軍ですね。」と女の声が聞こえた。
「私、貂蝉と申します。将軍の救出に参りました。」

ぷらっと「なんだと?お前が??ところでそのシャカシャカはなんだ?」

貂蝉「シャカシャカ??ああこれですか。これはマラカスではございません」

そのとき、「貂蝉さま準備はできました。」と忍びが現れた。

貂蝉「城内の兵糧などはすべて焼き払います。洛陽、長安を失い反乱軍は、
士気が落ちております。警備も随分散漫となっておりますので安心して
ついて来てください。」

ぷらっと「そうか…」


199:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:02:13
孤立し、城内の兵糧を失った南陽軍はみるみる衰えていった。

朝倉渦中「そろそろじゃ。そろそろ金宰陽は根を上げ、場外へ脱出するはずじゃ。
主な脱出経路は二つある、宇喜多将軍、ぷらっと将軍はそれぞれの出口を固め
かならずや金を討ち取るのじゃ!」

「ははっ!」

それから数日後、ついに金は少数の兵を連れて場外への脱出をはかった。その途上、
ぷらっとの大軍とばったり遭遇した。

金宰陽「さすがだな。ぷらっと手抜かりはないな。俺の悪運もここまでか。」

するとぷらっとは兵に合図を送った。すると、ぷらっとの軍は二手に別れ、
道を明けたのである。

金「まさか、逃がしてくれるのか?…恩に着るぞぷらっと…」

こうして韓王金宰陽は少数の兵士たちと共に闇夜に消え去ったのである。
翌日、ぷらっとは軍法会議にかけられた。

朝倉渦中「ぷらっと将軍。今回の大乱の首謀者である金宰陽を故意に逃がしたこと
は最大級の罪である。理解しておるな」

200:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:03:27
ぷらっと「はい。」

朝倉渦中「ならば軍法により死罪を申し渡す。」

学徒「待て!ぷらっとは俺が一介の会稽の住人に過ぎなかった頃から仕えている。
それを処断などできるわけがなかろう。」

朝倉渦中「法は法です。身内だからと言って例外を認めれば、法の意味がありません」

学徒「それならば、何が何でもぷらっとを処断すると言うのだな。」

朝倉渦中「御意。」

学徒「おぬし何様のつもりだ。」

「なな!?」学徒の思いがけない台詞に場内はざわめいた。

学徒「朝倉渦中よ。そちは余に仕えて2年足らずであろう。それにひきかえ、
ぷらっとは10年以上も学徒家に仕えているのだぞ!そちには、学徒家の人情
はわからぬまい」

朝倉渦中「……陛下がそうおっしゃるのであれば、したがいまする。」

こうして、ぷらっとは一命を取り留めたのである。


201:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:24:50
越帝国建国早々の危機、金宰陽らによる大乱は平定された。

確かに、越帝に逆らうことは無謀であることは証明された。
だが、終わって見れば斉、涼の威信および勢力は大きく拡張され、越帝国の
立場は以前より弱体化していたのである。

もっともこのことは、朝倉渦中や聖天使ザビエルなど一部の賢者以外に気づくものは
おらず、表面的には平和な時代が訪れた。越帝は諸侯を呼びよせ、大々的な戦勝の祝宴
を開いたのである。

日和見「このたびの大乱の平定もすべて、皇帝陛下の大徳の賜物ですな。」
ザビエル(涼王もよいしょがうまくなったなぁ…)

学徒出陣「はははははは!当然だろう。それよりこの中に逆賊、金宰陽に通じ
ていた逆賊がおる!佐倉!!!」

佐倉「は〜い♪了解で〜す♪」

すると青年将校が現れ、張温の襟を掴むと、その華奢な体からは想像もできない
力で張温を奥の部屋に引っ張っていった。

日和見「……?」

ドカ!バキ!「ぎゃああああああああ!」と張温の悲鳴が聞こえ、祝宴城はいよいよ
静まり返った。

202:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 18:26:26
佐倉「特別料理をお持ちしました〜♪」なぜかコックの格好で現れた佐倉が巨大な
盆にカバーをかけて持ってきたので日和見はいやな予感がした。

日和見(まさか…ね?越帝はそんなことしないよね…)

しかし日和見の願いもむなしく、カバーの中には張温の姿煮が現れたのである。
これには春華と呂布を除くすべての諸侯、側近は真っ青になった。

学徒出陣「何を驚いている。そなた等は、戦場でこれよりひどい遺体を見たことも
あろう。これくらいで腰を抜かすのは偽善者だ。今回の大戦で何千人もがこうなった
のだからな。張温もその一人に過ぎん。」

朝倉渦中(わたしは仕える主人を誤った…のか??)


痔痴2年6月、こうして酒宴は阿鼻叫喚のうちに終わったのである。

203:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:38:13
【これまでのあらすじ】

後漢末期、会稽の名門に学徒出陣というどうしょもないどら息子がいた。
そんな息子を心配した母親は、学徒を無理やり洛陽の蔡ヨウ先生のところ
へ勉強へ行かせたのだが、旅の途中で甘寧という賊と決闘しコテンパにやられてしまう。

学徒は甘寧の舎弟となり、兄貴肌の学徒は甘寧党のなかで有力な人物となり、一大派閥を形成した。
甘寧党は討伐にし来た官軍の顔良、文醜を返り討ちにしその勢力を大きく拡大したが、甘寧はパシリの
孫権に殺され、その後を学徒が継ぐこととなった。

一大勢力を手に入れた学徒は荊州を平定。その力を恐れた朝廷は学徒を州牧に
任命し懐柔を図ったが、野望に燃える学徒は朝廷の使者を追い返し、漢朝打倒を宣言するのだった。

学徒出陣は全土の反朝廷軍を糾合し盟主として、戦いを推し進めるめついに漢朝の
巨星、袁紹を討ち破り皇帝から禅譲され大越皇帝に即位する。しかしその実態は軍閥たちの盟主的
な存在であり、実質的な版図は長江以南に限られていた。

そんな中、金宰陽らの反乱が勃発するが、諸侯の活躍によりこれを平定する。
しかし反乱平定に活躍し、越の服属国に過ぎない涼、斉の国威は大いに高まり、越の内部は次第に
ギクシャクし始めていたのである。

204:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:43:16
【学徒出陣】統率99 武力87 智謀83 政治87 魅力96

越の大帝でこの物語の主人公。

元々は会稽の大金持ちの息子で任侠的な親分肌の持ち主。
一応、良家の子息としてそれ相応の教養などは持っているが口は悪い。

漢朝を滅ぼし、大越帝国を興して覇業を達成。帝王として居城、襄陽に君臨。

205:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:43:33
中山幸盛、佐倉が登場か

206:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:46:48
現役が活躍する一方、さりげなく過去のコテを出す演出がいいな

207:無名武将@お腹せっぷく
08/01/09 20:53:51
【張春華】統率80 武力100(+10黒王号) 智謀58 政治53 魅力99

斉王。この物語の準主役。女性である。

正真正銘の生粋の任侠の人(ヤクザ)。任侠もどきのインテリである学徒とは別物である。
女性とは思えないほど、肉体を鍛え上げているため筋肉女と陰口を叩かれることもあるが、
決してマッチョな化け物ではなく、かなりの美人である。呂布も惚れるほどである。
カリスマ性では学徒以上でもあるのだが、今のところ天下への野望は無いようだ。
なお学問などはいっさい無く。文字は自分の名の読み書きができるだけである。


208:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 00:44:44
最初から一気に読んだけど面白いなあ

209:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 16:17:37
金宰陽の大乱が平定されてから、3年が過ぎていた。

涼国は長安に遷都していた。涼王日和見には越帝、斉王のようなカリスマ性は
まったく無いので、早い段階から、法を整備し徹底的な法治主義が貫かれていた。
また、治安の維持に力をいれ、商人等の権利をよく保護したため、若干貧富の差は
広がっていたが、都は大いに反映し、市は頻繁に開かれていた。

涼国の尚書令の渦中の司馬懿の記録によると、長安の人口は37万を数え、越の襄陽、
斉の済南を上回る繁栄を見せていた。もっともよい面ばかりではなく、経済的繁栄と
共に腐敗や横領なども増加していたようではある。

涼の王妃紫玉はやりたい放題であった。無断で別荘を建て浪費激しく、丞相の
ザビエルとは口論が絶えなかった。また、涼王が極めて寛大なため、町人すら
涼王の優柔不断ぶりをからかう始末だった。
渦中の司馬懿によれば尭、舜の世もまた王を尊敬するもの無く、繁栄の証拠だと
記しているのだが。

210:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 16:26:02
その頃、越では皇帝が無気力な日々を送っていた。元々、乱世の申し子とも
いうべき学徒出陣にとって日々の地味な内務は苦痛以外の何のもでもなかった。

そうした中、越では派閥抗争が活発化、文治派の朝倉渦中、武断派のぷらっと、
宮廷派の中山幸盛らが中心となり無意味な党派拡大、中傷工作などをおこなっていた。

かつては厳しく皇帝を諫言したことも朝倉渦中であったが、近年では主君の機嫌を
損なわないように徹していた。

そんな中、越の丞相こおろぎは馴れ合いを嫌う性格から次第に孤立を深め、与党を
持たない裸の宰相と化していた。さらに中山からの讒言などもあり皇帝から疎んじ
られる存在になっていた。

211:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 16:31:59
しかし、腐っても鯛である。

痔痴5年7月(195年)、学徒出陣は二十万を号する軍勢を指揮し、今だ漢朝復興の
旗を掲げる益州劉焉を攻めた。皇帝自ら前線に赴き将兵を激励し、破竹の勢いで
成都を制圧し、劉焉の一族を滅ぼした。

こうして越による全国統一は果たされた。これを記念して越帝は年号を痔漢から
陀酢令に変更した。

それから6日後「天下の趨勢定まり、私の役目も終わりました」とこおろぎは
言い残して、越より去った。これより彼の名は二度と史書に記されることは
なかった。

212:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 16:37:07
こおろぎ先生・・・

213:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 16:43:29
陀酢令元年11月(195年)

涼に鮮卑賊が来襲しこれを撃退した。
国士無双、果物キラーはこれを気に鮮卑討伐を目的とした遠征に赴いた。
彼は遊牧民相手の商売でのし上がった男だけあって、遊牧民の付き合いには
長けていた。硬軟織り交ぜながら、彼等を飼いならして行くのであるが、
それはまた後の話である。

果物キラーの北方遠征を聞いた朝倉渦中は、政敵である中山幸盛を呼び出した。

中山幸盛「これは朝倉殿。実に珍しいですな。この宦官ごとき何の御用で?」

朝倉「おぬしも頭の切れる男だ。この越にとって最大の脅威はなんだかわかっておるな?」

中山幸盛はひたすら政敵を排除し己の党派を広げることばかりしてきた男だが決して馬鹿で
はない。古の趙高よりもはるかに正確に情勢を把握していたのである。

中山「もしも内憂の話ではないとすれば、それは斉、涼以外にあるますまい。」

朝倉「そうだ。越は益州を直轄領とし南方を固めたとはいえ、中原が諸侯に抑えられて
いる状況には変わりない。」

214:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 16:54:44
朝倉「今、涼の武の要である国士無双は遠征中だ。鮮卑を討つは至難の業。
少なくとも半年は帰れまい。」

中山は朝倉が言わんとしていることがわかった。斉王、涼王を討つ気なのである。
武断派ではなく、中山に相談してきたと言うことはその手段は恐らく、戦ではなく
暗殺であろう。越という大樹にいつまでも寄生しているにはやはり外患は処理して
おいたほうがよい。

中山「項羽や七国の乱。それに金宰陽などの例を持ち出し、私と朝倉様が共に説得すれば
皇帝は承認いたしましょう。陛下は情ばかりにとらわれて小事をこだわる方ではないですから。
しかしどうやって、斉王、涼王を呼び出されまする?」

朝倉「統一を記念して封禅の儀式をおこなうことを口実に両王を呼び出し、
一挙に討つ。この二人さえ始末すれば越の軍事力を持ってすればどうにでもなるであろう。」

215:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 17:08:40
厨房コテが飛躍したな

216:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 17:16:43
その夜。

「ボケッ!!そのような愚策など用いれるか!!」越帝の激怒する声が宮殿内に響いた。

朝倉「しかし、項羽は鴻門の会で劉邦を討たなかったばかりに…」

学徒「そんなことは知っておるわ!俺が武将として斉王、涼王に劣るとでもいうのか!」

中山「たった二人ですぞ!たった二人を討つだけで、戦は回避され何万もの人間が命を
落とさずにすむのです。」

学徒「死体の山を築いて天下を取ったこの俺をそんなくだらん論理で説き伏せるつもりか?
馬鹿めが!」

「殿に一言申し上げます。」そこへ武断派のぷらっとがあわられた。
朝倉はまずい奴が来た…と思ったのだがぷらっとは意外な行動をとった。

ぷらっとは土下座すると「陛下では斉王に勝てませぬ!暗殺すべきであります!」

学徒「な ん だ と 」皇帝の顔にすさまじい怒気が写った。

ぷらっと「陛下が負けるとは申しませんが、勝てるわけでもありません。恐らくは
引き分けであろうかと。どちらにしろ、今のままでは中原を陛下の直接の統治下に
おくことは不可能であります!」

朝倉と中山はあ〜言っちゃったよという顔をしている。

217:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 17:24:06
学徒「余は、全土を制する覇者であろう!余の当地の及ばぬところ四方にあろうはずもない!
余は間違っておるか!?」

ぷらっと「それは建前でありましょう。実態は大陸南部のみを支配するにすぎません。中原には
陛下の威は轟けど、治が及ぶことはありませぬ。臣の申すことに過ちあらば、ただちにこの首
刎ねてくだされ。」


学徒「…よくわかった。お前の言うとおりであろう。斉王、涼王は嫌いではないが…始末しよう。」

ぷらっと(やはり、陛下はいざと言うときは実に的確な判断をなさる。天下の帝王は越帝でなければ
ならぬのだ)


こうして、越は斉王、涼王の排除に取り掛かるのであった。

218:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 20:08:31
陀酢令2年2月11日(195年)の襄陽。のちに鹿台の変と呼ばれる事件が起こる。

太平の世の祝宴、封禅の準備。などを口実に呼ばれた日和見と張舜華はわずかな
共と越帝に謁見した。
一通りの儀式が済むと、鹿台で酒宴が開かれた。しばらくは和やかに時間が過ぎて
行くように思われたのだが、春華が突然、立ち上がった。

春華「陛下?これはどういうこと??(*・ヮ・)」

日和見「春華さんどうしたの??」

春華「酒に毒が入っておりますが、どういうことでしょうか?」

ブッ!と日和見は酒を噴出した。(ちょっと飲んじゃった、大丈夫か俺!?)

学徒「よく気づいたな。さすがは斉王。だが…」

学徒が手で合図すると春華めがけて、矢の雨が降り注いだ。春華は剣でこれを
防いだが、何本かは避けきれず服が血ににじんだ。



219:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 20:16:26
学徒「典イ、太史慈、許緒、徐晃、紀霊!」

次々に豪傑が現れ、春華に襲い掛かった。春華は徐晃から戦斧を奪うと、暴れまわり
典イ、許緒らを討ち倒してゆく。


日和見は呆然とその様子を見ていたが、となりからフードを深々とかぶった文官が
肩を叩いてきた。

「俺だよ、俺!」とフードを取るとなんと八戸であった。

日和見「え?八戸???なんで生きているの!?」

八戸「いや、越役人に扮して復讐の機会をさぐっていたんだが…ってそんなこと
よりこの隙に逃げるぞ!馬も用意してある!」

220:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 20:26:17
日和見たちはドサクサにまぎれて逃げ出したが、宴会場では春華が暴れていた。

春華は五人の男たちをすべて倒すと、学徒に襲い掛かった。学徒はなんとか剣で
春華の斧をやり過ごす。そのとき春華の動きが鈍くなった。

学徒「さっきのは毒矢だ、ようやく聞いてきたようだな。」

春華「マジ、馬鹿だろm9(*^ヮ^)キャハハ 毒ごときでこの春華が倒せるとでも?」

学徒「そうは思っておらん。弓兵何をしている。さっさと春華を討て!」

朝倉渦中「しかし…その位置では陛下にもあたる可能性が」

学徒「そんなことはどうでもいい!射ちまくれ!射たぬ者は斬る!」

弓兵たちは春華目掛けて矢を射ちまくった。しかしいくら射ても春華は倒れる
気配が無い。

学徒「止め!射ちかた止め!春華はもう死んでおる。立ったまま逝ったようだ」
そういうと自身にも数本の矢が刺さってた。

朝倉渦中「陛下!しっかり!医者を呼べ!」

学徒「心配ない。致命傷ではないからな。それより斉王を討てたのは大きい。
これは大成功であろうな。」


こうして斉王、張春華は逝った。享年28才であったといわれる。

221:無名武将@お腹せっぷく
08/01/10 21:17:00
春華死んだか。意外だw

222:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 00:08:50
【八戸のぶなが】統率11 武力17 智謀83 政治23 魅力37

八戸の従者、宦官の手先、文醜配下の将とよく所属が変わる男。
そして不死身である。その後、日和見の命の恩人ということで優遇され
その後の人生を面白おかしく過ごし、天寿を全うした。涼の奇命(キメー)侯

223:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 00:53:29
面白い男だなw

224:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 00:54:11
>>222
学徒の、なw

225:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 17:27:51
主君と共に襄陽に来ていた斉王春華の荒くれ部下どもが官庁を占拠し襄陽は大混乱
となっていた。その騒ぎにのドサクサにまぎれて鹿台の変から辛くも逃れた、
ひょーりみ、八戸らは追っ手をまきながら長安目指して北上していた。ただし越兵
に見つからないように遠回りの裏ルートである。

ひょーりみ「八戸。俺、疲れた。腹減った〜」

八戸「うるさいな〜。俺だって疲れてんだよ」

と二人はしばらく言い争っていたのだが、八戸は近くに民家を見つけ強盗を
すると言い出した。ひょーりみは大反対したのだが、「だったらお前だけ死ねば?」
と八戸に言われたため、しかたなくこれに付き従った。

ひょーりみ「はぁ〜涼王になって押入り強盗するはめになるとは、思わなかった。」

八戸「うるさいぞ。それより保存のききそうな食いモンを盗ってずらかるぞ。ついで
に金目のものも・・・」

ひょーりみ「こら八戸!食べ物だけにしておけ!」

と二人でごそごそやっていると「誰だ〜お前ら?」と家の主が来てしまった。

226:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 17:41:26
八戸「やべっ!こうなったら八戸パーンチ!!!」

と八戸は家の主に殴りかかったが、所詮、八戸なので思いっきりカウンターを
入れられてしまった。

ひょーりみ「八戸!?大丈夫!?あわわわわ、ごめんなさい、すいません、
勘弁してください!つい出来心だったんです」

家の主「ほう、そっちの御仁はこの汚いのと違って、随分高貴な顔立ちをしておる
な。服のほうも上等そうだが・・・」

ひょーりみ「そ、そうでしょうか??」

家の主「そういえば・・・涼王がこのあたりをうろついているといううわさを聞いたな
、生死にかかわらず、捕らえたものには千戸候だったなか〜〜?」

ひょーりみ「ごめんなさい、ごめんなさい、見逃してください〜〜」

家の主「俺は貧しいんでね。ただでというわけにはいかんな」

ひょーりみ「そ、それじゃあ、二千戸候に・・・・え〜と涼にはそういう制度はない
からそれに見合うだけの金子を用意しますから」

家の主「へ〜そういう話であればね〜悪くないかもね。商談成立だな。」

ひょーりみ「ありがとう。ところで、なんで俺が涼王だとわかったの?」

家の主「・・・・・・マントに涼ってデカデカと書いてありゃわかるさ。
そんなモンはここで焼き捨てていきなされ」

227:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 17:48:23
家の主は京極という青年であった。ひょーりみ達は彼を加えて3人で長安へ
向かった。京極は八戸とは違い腕っ節の強い青年であり、何度となくピンチを
救ってくれた。そして襄陽を出てから20日後。『涼』の旗印を掲げる軍勢と
遭遇した。しかしその鎧兜は異様で、とても漢民族とは思えなかった。

ひょーりみ「あの〜涼の方ですか?私、一応、涼王なんですけど〜?」

涼兵「fじゃ祖prヴぉまいm;fbs???」

八戸「言葉が通じていないみたいだな。」

そこでひょーりみは大声で「漢語のわかる方いませんか〜〜!!」と叫んだ。

しばらくすると果物キラーが飛んで現れた。

果物キラー「おおっ!我が君ではありませぬか!」

ひょーりみ「上将軍!久しぶり!助かった〜!」

228:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 17:58:32
果物キラー「えっ〜と、そちらのお二人は?」

ひょーりみ「こっちは八戸でもう一人は京極君。俺の命の恩人だ。ところで
果物キラーは何でここにいるの?鮮卑の討伐はどうなっちゃったの?」

果物キラー「鮮卑はことごとく降してございます。我が君が襄陽へ向かったのと
入れ替わりで長安に戻っておりました。ここにいる兵はその鮮卑の者達でございます。」


こうして3人は果物キラーの陣内に案内された。果物キラーは地図を広げ
情勢を説明し始めた。どうやら鹿台の変がおこったその日に越軍が来襲していたらしい。
しかしザビエルはこの動きを察知しており、ことごとく撃退。小銀玉らはすばやく
東進して主を失った斉軍を吸収。さらに越帝側についた張燕を討つため北上。
春華殺害を激怒した呂布と共に、現在、交戦中。戦局はかなり優勢なようだ。
勇魚、劉壁らは中立らしい。

果物キラー「とまあ、こういう情勢ですな。」

涼王「なるほど。それじゃあ俺はいったん長安に戻るね。」

果物キラー「とんでもない。長安などすでに誰もおりませんぞ。我が君は私
と共に、軍勢を率いて南下。このまま越将、宇喜多の軍と交戦いたしまする。」


229:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 19:10:46
どうなるのか!・・・

230:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 19:15:34
それから大陸の情勢は急展開していった。

陀酢令2年2月11日(195年) 鹿台の変
陀酢令2年2月11日 涼軍と越軍が初の衝突。涼軍勝利。
陀酢令2年2月12日 小銀玉軍、5万が東国へ出征。
陀酢令2年2月20日 斉は涼軍の受け入れに合意する。
陀酢令2年2月22日 小銀玉軍、北伐。晋領へ侵入。  
陀酢令2年3月2日 涼王、果物キラーの軍に保護される。
陀酢令2年3月5日 涼王、宇喜多軍と交戦し勝利。宇喜多氏は逃亡。
陀酢令2年4月7日 小銀玉軍。晋を平定。守備兵を残し直ちに南下。
陀酢令2年5月26日 涼、遼東軍、濮陽に集結。南下を開始。


陀酢令2年6月10日(195年) 韓の旧都南陽の郊外に越軍15万と涼、遼東連合軍18万が
集結。後漢末以来の戦乱で最大の戦い南陽北の戦いが始まろうとしていた。

231:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 19:28:57
南陽から30キロほど北の越軍本営で軍議が開かれていた。

朝倉渦中「涼軍は連戦と強行軍で疲れきっております。さらに斉、遼東兵との
連携が必ずしもうまくいっていないようです。それに比べ我が主力軍は南陽で
休息を十分にとっており、本国との距離も近い。少々、我が軍のほうが数的に
は不利でございますが、それは勝敗を左右する要素にはなりません。」

ぷらっと「・・・朝倉殿、本当にそう思いますかな?涼軍の動きを見ているとどうも
すべてはじめから計算されている節があります。開戦初日からすでに防備は固められ
我が軍の攻勢はことごとく跳ね返されておりますし、斉の掌握、晋の制圧共に鮮やか
すぎまする。そもそも晋では寝返る者が相次ぎ戦にならなかったと報告が入って
おりますぞ。」

朝倉「何が言いたいのですかな?涼の戦ぶりを賞賛するだけでは士気をさげるだけですぞ。」

ぷらっと「涼は・・・おそらくザビエルは、相当以前から工作をしている可能性があります。
それにここ南陽での戦も涼があらかじめ設定した戦場であるきがしてなりません。」

学徒「それは余も感じていたことだ。それに・・・我が軍にはすでに涼に通じている者が
おるな・・・。総督益州にしてしまったから佐倉に料理させることはできんがな。」



232:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 19:48:06
ぷらっと「残念なことですが、裏切り者はおりますな。おそらく機密は漏れているでしょう。」

学徒「ぷらっと、実はな余と朝倉は遼東王呂布をすでに懐柔しておる。晋、斉、遼東の
三国を束ねる王とする約束をしたところ、簡単にこの話に乗ってきた。」

朝倉「それにのう、ぷらっと殿。劉壁からも戦局しだいでこちらにつくとの
書状が届いておるし、何より陛下が自ら出陣なされて今まで負けたことはないであろう。」

ぷらっと「それは、そうですが。」



その頃、涼の陣営でも同じような話が進んでいた。

ザビエル「AaAは一国を与えると約束したところ、簡単に寝返る約束をしてくれた。」

日和見「AaA?変わった名前だのう。」

ザビエル「彼は山越王でありまして、勇猛な蛮兵二万を従えて東に陣取っております。」

日和見「ふうん。寝返り工作か。でも越軍も同じことを考えるんじゃないの?」

ザビエル「その辺はぬかりありません。遼東王に鄒氏と良馬を与えておきましたから。」

日和見「遼東王!?遼東王が裏切るのか!?」

ザビエル「その可能性は大でしょう。しかし遼東王は美女と馬でどうにでもなる男です。
領土や爵位より単純でわかりやすいものを好むのですよ。」

ザビエルはそういって越が呂布に送った書状を出した。

日和見「すでに丞相が押さえてしまっていたのか・・・ザビエル恐るべし・・・」

233:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 20:04:29
日和見「丞相、それでいつから裏でこういうことしていたんだ?」

ザビエル「はて?何の話ですかな?」

日和見「何の話かな、じゃない?ありえないだろこんなこと普通は!」

と日和見は書状、書類の山を指差した。これらには間者、買収した他国の高官
からの来た諸国の情報、離反の約束などが記されていた。

日和見「随分と前から色々と裏でやっていたんだろ。でなきゃ説明がつかんだろ。」

ザビエル「ばれましたか、殿が韓遂を討ち破られた頃からですかね。」

日和見「何年前の話だよ…お前一人でなんでもかんでも進めおって…」

すると、プッ、クスクスと笑い声が聞こえた。

渦中の司馬懿「はははは、殿以外は皆知っておりますぞ。」

日和見「え?」

小銀玉「何も知らないのは兄貴だけだぞ」



234:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 20:13:16
日和見「…お前等な…そういえば、鮮卑遠征の評議のときも俺以外全員一致で
賛成していたよな。」

果物キラー「越と戦うには、鮮卑兵を手に入れることが急務でしたからな。」

日和見「あのときにはすでに戦う気でいたのかよ!それなら越帝が俺を殺そう
としていたことも知っていたんじゃないか?!」

ザビエル「そこまではさすがに…殿を人質に取って脅すくらいのことは予想はして
いたのですが、まあまあ〜ちゃんと八戸殿を出しておいたではありませんか。」

日和見「八戸よ…お前もか…なんで俺に何も言わないで勝手に決めちゃうんだよ〜」

ザビエル「だって殿に言ったら命の恩人である越帝陛下とは戦えないとか、戦より
話し合いをするべきだとか言って絶対反対するでしょ。そもそも殿が王位についた
ときから戦いは避けられなかったのです。異姓の王がいつまでも許させるはずがありません
からな。」

小銀玉「大体。こんな話したら兄貴はさっさと越帝に領土譲って隠遁しちゃうだろ。」

235:無名武将@お腹せっぷく
08/01/11 20:32:03
日和見「それは言える…。」

小銀玉「とにかく、皆、兄貴に天下取ってほしいってことだよ。それだけ期待
されているんだかよかったじゃん。」

日和見「勝手にしろ…」


翌日、濃霧の中で両軍は2時間ほど対峙し続けていた。やがて、霧も薄くなって
きた頃、ぷらっと隊の横を宇喜多隊が通り抜けようとしていた。学徒から先鋒を
任されたはずのぷらっとが呼び止めて詰問するが、偵察と称してぷらっと隊の前方へ
張り出した。前方へ突出してくる宇喜多隊を見た小銀玉隊は、これに弓を射かけここに
南陽北の戦いの火蓋が切って落とされた。

対する宇喜多隊も直ちに応射、南陽北はたちまちのうちに激戦の様を呈した。
小銀玉隊2万と宇喜多隊1万5千は押しつ押されつ、両者一歩も譲らず、
果物キラー3万の鮮卑騎兵は一斉に学徒の本体めがけて襲い掛かる。

越帝学徒も自ら前線に出て奮戦、襲い掛かる敵を撃退してゆく。
激戦をこの地で体験した涼のkogindama雑兵のは次のように記している。


敵味方押し合い、矢の雨、さけびの声、天を轟かし、地を動かし、
日中も暗夜となり、敵も味方も入り合い、干戈を抜き持ち、攻め戦う。


なおkogindamaはこの戦いで屯長に昇進したらしいが、その後のことは不明である。




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