北海道日本ハムFIGHTERS Part511
at BASE
977:揺れる札幌ドームで
07/10/13 00:30:38 s1rq0Nf90
北海道は長らく巨人のフランチャイズであった。これはとってもやさしい言い方で、意地悪を言うな
ら“巨人の別宅”であった。年に一度やってくるブラウン管の中のヒーローたちに、娯楽の少ない道
産子が熱狂し、恋焦がれたのである。本宅が梅雨に入る頃を見計らって、巨人という旦那様は都か
ら離れた。毎年対戦相手を変えたのは、他チームの選手など憶えてもらっては困るからである。旦
那様はお土産に新聞を置いていった。それは無料ではなかった。買ってね、と財布を出すことを求め
られた。
しかし、どれだけ応援しても日本シリーズがやってくることはない。クリスマスは家族と過ごすの
が、世間一般の旦那様である。それでも愛することをやめなかったのだから、道産子は一途と言う
か、人がよろしいというか。マドンナが素通りしただけで“名古屋飛ばし”と怒り出す尾張の都では、
到底ありえない。
さらにもう一球団、西武が道産子の人のよさにつけこもうとした。勝っても勝っても所沢では客を集
められないライオンは、「巨人よりもたくさん通ってあげるから」と甘言を並べ立て、北海道を取り込も
うとした。巨人よりは低姿勢だったかもしれないが、二股であることに変りはない。道民はなめられて
いた。
そこへ、初めてプロポーズしてくれる恋人が現われた。ファイターズである。聞けば、北海道に移り
住みたいと言う。夢にまで見た結婚相手である。金持ちの愛人より、貧しくたって相思相愛がいい。
彼はいつもワタシだけを愛してくれる。それは有頂天になることだろう。札幌ドームの、女性ファンの
多さは、ただごとではなかった。あのとき、あの空間は、本当の恋をカラダと心で感じている、乙女達
の熱気に包まれていた。野球場というよりも、愛を交歓し、確かめ合う場であった。
ここで結論を言ってしまえば、ドラゴンズは、ファイターズと道産子の“ラブラブの関係”にやられた
のである。熱烈に愛し合う二人を前に、毒気にあてられ、なす術を失った。
次ページ最新レス表示スレッドの検索類似スレ一覧話題のニュースおまかせリスト▼オプションを表示暇つぶし2ch
5102日前に更新/226 KB
担当:undef