一億円プレーヤーバトルロワイヤル第7章
at BASE
1:ウグイス嬢
07/08/21 23:59:55 972z0sM10
日本プロ野球高額所得選手による一億円プレイヤーバトルロワイアル
−通称ビリオネア・バトルロワイアルを開催しております。
前スレ
一億円プレーヤーバトルロワイアル第六章
スレリンク(base板)l50
ビリオネア・バトルロワイヤル第一章
スレリンク(base板)
一億円プレーヤーバトルロワイヤル第二章
スレリンク(base板)
一億円プレーヤーバトルロワイヤル第三章
スレリンク(base板)
一億円プレーヤーバトルロワイヤル第四章
スレリンク(base板)
一億円プレーヤーバトルロワイヤル第5章
スレリンク(base板)
億バト保管庫
URLリンク(tokyo.cool.ne.jp)
億バト保管庫用板
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
会場マップ
URLリンク(tokyo.cool.ne.jp)
URLリンク(tokyo.cool.ne.jp)(50話現在地図・2氏作成)
URLリンク(tokyo.cool.ne.jp)(50話現在地図・415氏作成)
※新規リレー参加をご希望の方は、保管庫BBSまでご一報下さい。
2:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 00:01:24 972z0sM10
他バト保管庫
讀賣巨人軍バトルロワイアル
URLリンク(www.geocities.co.jp)
横浜ベイスターズバトルロワイアル
URLリンク(www003.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(doubleplay.hp.infoseek.co.jp) (2005年版保管庫)
広島東洋カープバトルロワイアル
URLリンク(brm64.s12.xrea.com)
URLリンク(www6.atwiki.jp) (2005年版保管庫)
中日ドラゴンズバトルロワイアル
URLリンク(dra-btr.hoops.jp) (2001年版保管サイト)
URLリンク(dragons-br.hoops.ne.jp) (2001年版・2002年版保管サイト)
URLリンク(mypage.naver.co.jp) (2002年版保管サイト)
URLリンク(cdbr2.at.infoseek.co.jp) (中日ドラゴンズバトルロワイアル2 第三保管庫)
URLリンク(qdr.mydns.jp)(中日ドラゴンズバトルロワイアル2004保管庫)
阪神タイガースバトルロワイアル
URLリンク(kobe.cool.ne.jp)
URLリンク(homepage2.nifty.com) (旧虎バト保管庫・若虎BR紅白戦進行中)
ヤクルトスワローズバトルロワイアル
URLリンク(f56.aaa.livedoor.jp)
プロ野球12球団オールスターバトルロワイヤル
URLリンク(www.geocities.jp)
3:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 00:02:04 972z0sM10
福岡ダイエーホークスバトルロワイアル
URLリンク(www3.to) (s氏作)
ソフトバンクホークスバトルロワイアル
URLリンク(sbh.kill.jp)
アテネ五輪日本代表バトルロワイアル
URLリンク(athensbr.fc2web.com)
東北楽天ゴールデンイーグルスバトルロワイアル
URLリンク(www.geocities.jp)
ビリオネア・バトルロワイヤル
URLリンク(tokyo.cool.ne.jp)
西武ライオンズ バトルロワイアル
URLリンク(web-box.jp)
オリックスバファローズバトルロワイアル
URLリンク(sbh.kill.jp)
北海道日本ハムファイターズバトルロワイアル
URLリンク(fsbr.no.land.to)
2ch野球板 バトルロワイアル 参加者名簿
URLリンク(www4.atwiki.jp)
マーダー名鑑
URLリンク(www.geocities.jp)
見守るスレ バトロワまとめ
URLリンク(sports.geocities.jp)
4:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 00:02:54 972z0sM10
バトロワSSリレーのガイドライン
第1条/キャラの死、扱いは皆平等
第2条/リアルタイムで書きながら投下しない
第3条/これまでの流れをしっかり頭に叩き込んでから続きを書く
第4条/日本語は正しく使う。文法や用法がひどすぎる場合NG。
第5条/前後と矛盾した話をかかない
第6条/他人の名を騙らない
第7条/レッテル貼り、決め付けはほどほどに(問題作の擁護=作者)など
第8条/総ツッコミには耳をかたむける。
第9条/上記を持ち出し大暴れしない。ネタスレではこれを参考にしない。
第10条/ガイドラインを悪用しないこと。
(第1条を盾に空気の読めない無意味な殺しをしたり、第7条を盾に自作自演をしないこと)
5:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 00:04:20 iHxtofgu0
リアルタイム書き投下のデメリット
1.推敲ができない
⇒表現・構成・演出を練れない(読み手への責任)
⇒誤字・誤用をする可能性がかなり上がる(読み手への責任)
⇒上記による矛盾した内容や低質な作品の発生(他書き手への責任)
2.複数レスの場合時間がかかる
⇒その間に他の書き手が投下できない(他書き手への責任)
⇒投下に遭遇した場合待つ事によってだれたり盛り上がらない危険がある。(読み手への責任)
3.バックアップがない
⇒鯖障害・ミスなどで書いた分が消えたとき全てご破算(読み手・他書き手への責任)
4.上記のデメリットに気づいていない
⇒思いついたままに書き込みするのは、考える力が弱いと取られる事も。
文章を見直す(推敲)事は考える事につながる。過去の作品を読み込まず、自分が書ければ
それでいいという人はリレー小説には向かないということを理解して欲しい。
6:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 00:05:17 iHxtofgu0
他バト現行スレ
2323バトルロワイヤルルール 2本目
スレリンク(base板)l50
阪神タイガースバトルロワイアル第八章
スレリンク(base板)l50
オリックスバファローズバトルロワイアル第3章
スレリンク(base板)l50
広島東洋カープバトルロワイアル第四章
スレリンク(base板)l50
野球バトルロワイアル総合雑談所4
スレリンク(entrance2板)l50
7:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 00:09:07 gl9UrAj50
おお、復活かぁ!
>>1さん激しく乙です
8:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 00:12:02 iHxtofgu0
テンプレ以上です。
参加者名簿は保管庫をご参照下さい。
URLリンク(tokyo.cool.ne.jp)
2日目0時現在
【残り47名 年俸総額103億980万円】
9:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 00:25:45 vHvZ3aWW0
>>1乙です!
待ちに待ってました!
10:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 01:40:52 DVJMDUIjO
>>1乙!
ずっと待ってたよ!
がんばってまた保守するよ。
11:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 01:58:11 Tm2xSnr60
>>1激しく乙!
マメに保守しつつwktkしてるよ!
12:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 02:53:02 3ImubK4U0
>>1乙!
13:代打名無し@実況は実況板で
07/08/22 12:07:13 kS5VCaqWO
>>1乙です!!
新作投下楽しみにしてます
14:代打名無し@実況は実況板で
07/08/23 00:53:45 HzmVSh/ZO
>>1さん乙
あまり出番の無い選手の話も見たいな
15:代打名無し@実況は実況板で
07/08/23 08:59:20 XaqFTripO
>>1
乙です。新作楽しみに待ってます!
16:代打名無し@実況は実況板で
07/08/23 10:36:30 2FUnBarwO
やったー
嬉しい続きが読める!
17:205 ◆cZJuOTmaac
07/08/23 15:15:39 NeqzZjK+0
【107】猫が行方不明
地図で言えばC−5、森の北東の端。
木々と蔦に包まれるようにして建つ小さな廃屋に、黒田と野村は潜んでいた。
0時の放送が終わって暫くした頃だった。「見回りをしてくる」と短く言い残して、野村は
部屋を出た。
黒田は背中で玄関の戸が閉まる音を聞き、さっきまでそこにあった野村の横顔を思い返して
いた。
今までにない程やつれて見えたのは、決して気のせいではないだろう。
無理も無い、と思う。
緒方と佐々岡を立て続けに亡くし、前田の行方も分からない。チームメイトを失う苦しみは
黒田も同じだが、緒方らと共に過ごした時間は野村の方がずっと長い。
そのつらさは一通りではない筈だと思えた。
加えて、死者19名という現実。当初思い描いていた「仲間になれる人間を見つけて脱出す
る」という希望を抱き続けるには、人が死にすぎている。
無理も無い、と自分に言い聞かせる一方、野村のそんな様子に少なからず動揺しているのだ
った。
――あんな小さい背中やったろうか。
野村の萎れた後姿を思う。まるで久しぶりに実家に戻り、父親の老いた姿に気づいたような、
寂しさ、悲しみ、悔しさ。そんなものが入り混じる。
18:205 ◆cZJuOTmaac
07/08/23 15:16:45 NeqzZjK+0
入団した頃からずっと、黒田にとって野村謙二郎は赤ヘル軍団の頼れるリーダーだった。
いつも冷静で理知的で、心の強い人間だと――そうだとばかり思い込んでいた。
こんな風に落ち込むことも、幾度となくあったのかもしれない。だがその度に、決して下の
者には悟らせないように押し隠して来たのだろう。
そして今この時、こんな切迫した状況であっても、野村はその習慣を変えようとしないのだ。
一目見て死体と分かる佐々岡の、ある筈も無い脈を確かめずにはいられなかった後も。
ベテランも歳若い者も見境なく増え続ける死亡者の名に、一つ一つ線を引く間も。
野村は、飽くまで気丈に振舞った。
膝頭を掴んだ指先がぎゅっと白くなる。
彼の頑なさがもどかしく、何よりそうさせている自分の頼りなさが情けなかった。今までど
れほど甘えてきてしまったのか。気づいた所で、取り戻しようもない。
――その上、まだ怒らせるようなマネをしようと言うのだから、本当にどうしようもない
後輩だ。
天井の古いランタンの炎が、じり、と揺れた。
(ごめん野村さん。他にやり方が分からん)
聡い野村のことだから、もう察しはついているのかもしれない。
だとすれば尚更、一瞬の隙も見逃さずに行かなければならない。
どんな場面だろうと、少しの迷いもなく。
例えば、今。
19:205 ◆cZJuOTmaac
07/08/23 15:18:08 NeqzZjK+0
「誰だ!」
締め切った雨戸の向こうから鋭い声がし、びくりと肩が震えた。野村だ。
急いで裏口から飛び出す。
家の裏手は案外片付いていて、どうも薪割り場らしい。木切れや斧が打ち捨てられている。
その先の森の奥へと伐り開かれた細道の入り口に、野村の後姿があった。灯りも点けず、凍
りついたようになっている。
「野村さんッ」
駆け寄る黒田に気づいて僅かに振り向き、静かに奥の茂みを指した。
「向こう。何か動いた」
…気のせいかもしれんが、と、暗闇の一点から目が離せないまま続ける。
と、かさり、と野村の言う場所から確かに音がした。思わず身構える。が――向かってく
る気配はない。
「…野村さん、ここにいて下さい。罠かもしれん」
「アホ、俺も行く」
拳銃を構えた野村に、きっと睨みつけられた。
ジャックナイフをしっかりと握り直し、黒田は林道へと一歩踏み出した。野村がその後に続
く。
森の中は暗く静かだった。微かな葉擦れの音と、遠くで梟の声がする。
先ほど音がした辺りまで来たが、やはり人影は見えなかった。
「……」
茂みの下で待ち構える敵の姿が脳裡に浮かぶ。
掌に汗が滲むのを感じた、その時――
――みゃぁお――
小さな鳴き声だった。
「なんや、猫…」
ほっと緊張を解きかける。が、傍らの野村は固まったままだった。
「野村さん?」
「……」
もう一度、野村が見つめる方向に目を凝らし、耳を澄ませる。
20:205 ◆cZJuOTmaac
07/08/23 15:18:56 NeqzZjK+0
みゃあお。
みゃあーお…
気づいて、思わず背筋が粟立った。
人間の、男の声だ。
野村が無言でマグライトを燈し、茂みの中を照らす。目の高さよりも下、今また音がして揺
れた、膝くらいの辺り。
光に気づいて、「彼」が動くのをやめた。
乱れた髪、擦り切れ汚れたユニフォーム。
ゆるゆると顔を上げたその人物が誰なのか、黒田は咄嗟に見分けることができなかった。
これほど憔悴しきった人間の顔を、見たことがなかった。
「あんた…」
西口文也は動かない。
突然視界に現れた二人を誰何するでもなく、呆然としてこちらを見上げている。
やがて、「ねこが」と唇が動いた。
ねこがいないんです。
掠れ切った声で小さく呟くと、呆けた眼差しを黒田に向ける。
「猫?」
「……」
薄い唇が、何かその先を言いたげにゆがんでいる。泣き顔にも、笑おうとしているようにも
見えて、その見覚えのある表情でやっと、ああ西口文也だと納得する。
だから一層、ぽかりと空いた洞穴のような瞳が黒田を怯ませた。
助けを求めるような気持ちで隣を見遣る。
野村もやはり、西口の姿に魅入られたかのように動かなかった。
西口はゆらゆらと頭を振っていたが、やがて再び茂みの中へと呼びかけ始めた。
「みゃあーぉ。出といで…一緒に帰ろう」
21:205 ◆cZJuOTmaac
07/08/23 15:21:24 NeqzZjK+0
湯気の立つ湯呑を鼻先に差し出すが、西口は座らせた時のままの姿勢で、何ら反応を示さな
かった。
目は開いているのだが、覗き込んでもその焦点が合うことはないようだった。
二人で両脇から引きずるように連れて歩く間、微かに聞こえていた「みゃあお」という呟き
も、今は止んでいる。
黒田はしかたなく湯呑を脇へ置いて、野村が座る卓袱台へ向き直った。
「変な拾い物になっちゃいましたね」
「早く見つけられて良かった。あのままうろうろしてたら禁止エリアに迷い込んでたかもし
れん」
「…何があったんでしょうね」
野村は黙って西口を見た。
力なく壁に背を預けて、泣きはらした目が暗く落ち窪んでいる。糸の切れた繰り人形のよう
だ、と思う。
だらりと投げ出された両手には、今はびっしりと包帯が施されていた。
藪の中を長い時間探った所為なのか、西口の伸びやかな指は無数の傷を帯びて血を滲ませて
いた。
投手ならば人一倍管理に気を遣う筈の、その指が。
西口の様子が芝居ではないと判断したのはそれが決め手で、黒田が最もショックを受けてい
るのもそこらしい。西口をここに運び込むと、物も言わずに手当てを始めたのは黒田だった。
我を忘れて、声が枯れるまで叫び、涙が尽きるまで泣いて。
西口は何を失ってしまったのだろう。
ふと視線を感じて振り向くと、小さく背を丸めた黒田の不安げな目がこちらを伺っていた。
まるで叱られてしょぼくれている犬のようで、思わず笑ってしまう。
「何だよ」
そんな顔するな、と言いたいが、上手く言葉にならなかった。
「あ」
「ん?」
ごとん、と重たい音がして、見ると西口が床に伸びていた。
「…眠ったみたいです」
呼吸があるのを確かめて、ほっとしたように黒田が言う。
「俺達も交代で休もう。疲れたろ」
22:205 ◆cZJuOTmaac
07/08/23 15:22:13 NeqzZjK+0
黒田は気づいたのかもしれない。
いっそああまで壊れてしまえたら――そんな願望がよぎったことを。
穏やかに眠る西口の顔を眺めながら、野村はぼんやりと考えていた。
【残り47名 年俸総額103億980万円】
23:205 ◆cZJuOTmaac
07/08/23 15:23:57 NeqzZjK+0
おかげさまで再開致しました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
24:代打名無し@実況は実況板で
07/08/23 19:01:05 Igdb58TB0
新作乙です!
広島勢久々にキター!
西口が心配です……
25:代打名無し@実況は実況板で
07/08/23 22:06:10 gSjDPbiX0
乙です!
久ッ々の億バト、やっぱりいいなあ…
そして西口…(ノд`)
26:代打名無し@実況は実況板で
07/08/23 22:22:18 k09lDwIA0
投下乙です。
西口どうなったか気になってたけど
こんなになってたなんて・・・。
27:代打名無し@実況は実況板で
07/08/23 23:45:38 fUwSQoS20
西口そのうちUFOに回収されそうだな。
新作乙です!
28:代打名無し@実況は実況板で
07/08/24 00:10:40 5FpszRxa0
投下乙です!
西口(´;ω;`)
29:代打名無し@実況は実況板で
07/08/24 14:22:58 8Nz/2MRx0
午後の捕手
30:代打名無し@実況は実況板で
07/08/25 03:24:07 /z+8qZbj0
ほしゅ
31:代打名無し@実況は実況板で
07/08/26 00:31:10 sr38Iaim0
ほしゅ
32:代打名無し@実況は実況板で
07/08/26 01:06:11 61iRjLhz0
hosyuいちもつ
復活してた!!とりあえず例のお笑いコンビが楽しみだ
33:代打名無し@実況は実況板で
07/08/26 11:10:14 kMHTepjsO
ほ
34:代打名無し@実況は実況板で
07/08/26 20:59:23 cqDwsquR0
>>1乙。
職人さん乙。
そして乙……orz
35:代打名無し@実況は実況板で
07/08/27 20:53:29 2ouZnRYa0
hoshu
36:代打名無し@実況は実況板で
07/08/27 23:17:29 ce/4G2mg0
hosyu
37:代打名無し@実況は実況板で
07/08/28 02:31:46 gBjMEms+0
ほっしゅ
38:代打名無し@実況は実況板で
07/08/28 13:03:50 kK5hyf0o0
☆
39:代打名無し@実況は実況板で
07/08/28 18:17:10 UPn8JB5G0
ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞ
ゞ( ・◎・)にしぐちはんどうしたんや〜 ;;;ソ
ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;
ゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ
;ゝヽ;;|;il|ヽソ;;|il|; __ :ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il|ヽソ;;|il|;
|;il| |il| | L ,|_ ネコガイナイ… |;il|
|;il| | < ´θ`>ノ,,, |;il| |il|
|;il| ,,( / ̄ ̄ ̄ ̄\ イッショニカエラナイト…
、,,;;;ゝ;;))ゝ;;;ゝ |) ○ ○ ○ (|;;ゝ;;))ゝ;;;ゝ))ゝ;;;ミ)ゝ
ゞ((;;;ゝヾ;ヾ/″ ν "\;;ゝヾ;ヾ⌒;;)ゞ((;;;ゝ
:;;;;;ゝヾ;ヽソ;;;)ヾミ;ソ(;;;ゝヾ;))ゝ;ミ;;(::;ゝ;;;ゝ));ヾ;:;
'"''"`"´"''"''"`"´"''"''"`"´"''"''"`"´"''"''"`"´"''"''"`"
40:代打名無し@実況は実況板で
07/08/28 23:47:15 P9LI/QLb0
作家さん乙!!!
猫の話。。。
バトロワいくつも読んでると分からなくなっちゃうな。
保管庫さんのところで確認してこよっと。
41:代打名無し@実況は実況板で
07/08/29 00:18:56 dCHV6G3w0
>>39
あんまり泣かせるなよ゜。・゜(ノД`)゜・。゜
42:代打名無し@実況は実況板で
07/08/29 21:19:56 PFmYEAyI0
モーさん、モーさん、西口を助けて・・・・。・゜(ノД`)゜・。゜
43:代打名無し@実況は実況板で
07/08/30 14:04:25 aGZrT6WO0
モー村さんのせいでしょー・・・西口が壊れちゃったの(;ω;)
ところで仁志の行方が気になる。
44:代打名無し@実況は実況板で
07/08/30 14:03:03 0Yw3AAFR0
sage
45:代打名無し@実況は実況板で
07/08/30 22:02:25 MIFTBlgn0
西口生きろ。
モーサンだってそう思ってるはずだ。
46:代打名無し@実況は実況板で
07/08/30 22:06:35 saVPazTb0
>>43
だからモーさんに助けて欲しいんだよー。
47:http://softbank220018066054.bbtec.net.2ch.net/
07/08/30 23:54:46 5n37KkOk0
guest guest
48:http://softbank220018066054.bbtec.net.2ch.net/
07/08/30 23:56:59 5n37KkOk0
5n37KkOk0 guest guest
49:代打名無し@実況は実況板で
07/08/31 00:27:02 56h4mutbO
ほす
50:代打名無し@実況は実況板で
07/08/31 13:09:58 3PcV5R1R0
シヴァ亡き後の鷲鷹連合はどうなるんだか。
ほしゅ。
51:代打名無し@実況は実況板で
07/08/31 16:17:27 STDHWloh0
二岡こわいお
52:代打名無し@実況は実況板で
07/09/01 09:38:49 Tm7Y1P06O
>>45
モーサンがサーモンに見えた。
雰囲気ブチ壊しスマソ
53:代打名無し@実況は実況板で
07/09/02 17:28:34 Db7TfCWi0
hoshu
54:代打名無し@実況は実況板で
07/09/03 06:48:00 Is+Ixc600
hoshu
55:代打名無し@実況は実況板で
07/09/04 02:04:24 7o4hxIbo0
ほっしゅ
職人様方、普段はどんな本を読んでるんですか?
差し支えなかったら教えてください
56:代打名無し@実況は実況板で
07/09/04 07:24:09 6ze3C7R5O
ほしゅ
57:代打名無し@実況は実況板で
07/09/05 16:31:14 SBtpG5J10
hoshu
58:代打名無し@実況は実況板で
07/09/06 21:42:40 E0lbuKuE0
ほーしゅー
59:代打名無し@実況は実況板で
07/09/07 09:14:47 nWnz5o8Y0
hoshu
60:代打名無し@実況は実況板で
07/09/07 22:06:06 U0Yt/xZm0
hoshu
61:代打名無し@実況は実況板で
07/09/08 12:15:54 fzeYj7c50
ほしゅ
62:代打名無し@実況は実況板で
07/09/09 10:34:46 PmIhR8UJ0
保守
63:代打名無し@実況は実況板で
07/09/10 03:03:44 w2nNzxl90
hosyu
64:代打名無し@実況は実況板で
07/09/10 08:01:18 15qhiDDi0
☆
65:代打名無し@実況は実況板で
07/09/10 18:30:58 LvzzYPNd0
☂
66:代打名無し@実況は実況板で
07/09/11 11:47:42 eLk+K5eT0
保守ですよ
67:代打名無し@実況は実況板で
07/09/11 23:27:08 GSHo0lDR0
hosu
68:代打名無し@実況は実況板で
07/09/12 01:54:38 0ApVbNYy0
69:代打名無し@実況は実況板で
07/09/12 04:00:05 nCKkYmyl0
hosyu
70:代打名無し@実況は実況板で
07/09/12 22:18:07 VN2K+4Lz0
くぱぁ
71:代打名無し@実況は実況板で
07/09/13 03:43:35 xxKGzEt80
保守
72:代打名無し@実況は実況板で
07/09/13 10:24:25 5svCZNDC0
hosyu
73:代打名無し@実況は実況板で
07/09/13 22:47:43 83kHr/5N0
hosu
74:代打名無し@実況は実況板で
07/09/14 00:07:23 5svCZNDC0
hos
75:代打名無し@実況は実況板で
07/09/14 15:07:15 ltytqcnk0
保守
76:代打名無し@実況は実況板で
07/09/14 15:53:47 5l95OAkVO
つか見守るスレ落ちて、どこ行ったらいいか分からんのだが・・・
77:代打名無し@実況は実況板で
07/09/15 09:42:48 Uo7sgXxi0
着底につき、いったんあげるよ〜
78:代打名無し@実況は実況板で
07/09/17 01:29:44 //pHmI2M0
保守
現状の死亡者一覧とか誰か持ってない?
79:代打名無し@実況は実況板で
07/09/17 22:01:02 KuZPKmPD0
保守
80:代打名無し@実況は実況板で
07/09/18 21:22:01 ReK30Qw00
ho
81:代打名無し@実況は実況板で
07/09/19 14:37:24 604qUtIYO
現在の死亡者リスト
パリーグ
鷹…柴原・工藤・大村
猫…豊田・森
公…金村
セリーグ
兎…清水・江藤・岡島
☆…若田部
竜…山本昌・福留・井端・落合・谷繁
虎…片岡
燕…五十嵐
鯉…緒方・佐々岡
以上19人
残り47人…かな?
抜けとかあったらスマソ
82:代打名無し@実況は実況板で
07/09/19 14:46:07 604qUtIYO
あ、うっかりしてた
工藤は兎です。すんません。
というわけで修正。
パリーグ
鷹…柴原・大村
猫…豊田・森
公…金村
セリーグ
兎…清水・江藤・岡島・工藤
☆…若田部
竜…山本昌・福留・井端・落合・谷繁
虎…片岡
燕…五十嵐
鯉…緒方・佐々岡
☆とか虎とかがけっこう(参加人数の割に)生き残り多いですね…
パリーグは参加人数が少ないから…鴎・檻・鷲はまだ脱落無しです。
83:代打名無し@実況は実況板で
07/09/22 00:56:48 qJ/lxcJi0
hosyu
84:代打名無し@実況は実況板で
07/09/22 16:43:32 PcpsXOqY0
>>82
まとめ乙です。
しかし中日の脱落者多いな。
85:代打名無し@実況は実況板で
07/09/23 01:08:44 ObP4nx5t0
>>82
ちょw中日やられすぎwww
残ってんの岩瀬と川上だけかよ。
86:代打名無し@実況は実況板で
07/09/23 02:07:24 i3BGwo6v0
>>85
こらこら、立浪と野口もいるぞー!
87:代打名無し@実況は実況板で
07/09/24 09:22:44 CU2IrVQ30
保守
88:代打名無し@実況は実況板で
07/09/24 14:30:10 8dLFioo80
>>85-86
そのループが何度繰り返されたことかw
みんな岩瀬と川上の印象が強すぎて、他2人を忘れちゃうんだよな。
89:2 ◆ACsLXL4x9o
07/09/24 22:34:00 XT+9oKda0
【103】十字架を背負う者
「ふぅ……」
小さく息をつき、後頭部を壁に付けた。夜の闇が染み込んだ床の冷気が、膨ら脛
から臀部にかけて這い上がる。
東の海岸が近いらしい。小さく、波の音が聞こえた。
三浦大輔(YB18)は、すぐ隣で眠る鈴木尚典(YB7)に視線を向けた。
規則正しい寝息が聞こえてくるところを見ると、今は大分様態は安定しているようだ。
原因不明の頭痛は、今もなお鈴木の心身を苛んでいる。
深夜でもお構いなしに鳴り響いた定時放送から、そろそろ1時間が経過する。
二岡はもう追ってこなかったのに、あれから鈴木は、ただひたすらあの場から―
正確にはあの男から離れようとするかのように、島を突っ切った。
逃げて、逃げて、何とか夜を凌げそうな民家に潜り込んだ。途端、それまで自分を
引きずるようにリードしてきたのが嘘のように鈴木が倒れた。
痛む身体で鈴木をベッドまで運んだ後、三浦はただ隣で親友の寝顔を見守るだけの
時を過ごしていた。
「っ……」
隣を見ようと身を捻った際に、腹の筋肉を使ってしまったらしい。短い痛みが走り、
三浦は顔を歪めた。
額の傷は、浅く切っただけで済んだ。もう血も止まっている。
問題は腹部の方だ。ナイフで抉られた傷は大事には至ってないが、スパイクで
蹴り飛ばされた衝撃がまだ熱を持って燻っていた。
(いったい何なんだ? あいつは……)
格闘技でもやってたというのか。尋常でないパワーとスピードだった。
まるで訓練された軍人のような、躊躇や手加減というものを一切伴わない冷徹
な攻撃。
一体、何が彼をそこまでさせるのか。
最後に銃口を向けてきた時の二岡の瞳の無機質さを思い出し、三浦は軽く身震い
をした。
満月に近い月の明かりが、直接窓から差し込んでくる。
四角く切り取られた柔らかな光が、埃っぽい床に明るい色を付ける。
その中心を、窓枠の影が黒い十字架を刻んでいた。
90:2 ◆ACsLXL4x9o
07/09/24 22:36:39 XT+9oKda0
窓下に座り込み、三浦はぼんやりと足下に伸びるそれを眺めていた。
ふいに、その十字架が消えた。
急に頭上が暗くなる。
それが、月の光が遮られ、黒い十字はその向こうに立つ大きな影に飲み込まれた
のだと悟るのに、三浦は数瞬を要した。
「っ―!?」
無防備にも背にしていた壁から、這うようにして飛び退く。
振り返った窓の向こうに―
誰か、いた。
黒い人影。逆光で顔がよく見えない。野球帽を深くかぶっているらしく、目元には
より濃い影が落ちていた。
窓に張り付き、こちらの様子を覗いている。
(誰……だ……?)
微動だにしない『そいつ』が、唯一動かしたのが顔の中心だった。
暗闇の中、やけに白い歯が弧を作る。
ぱっくりと三日月型に割れた口。
『そいつ』は、嗤っていた。
「あ―」
声が出なかった。
「な、お……のりさん……」
息詰まる気管から声を絞り出して、三浦は眠るパートナーに声をかけた。
辛うじて手を伸ばして届いた布団の端を引くと、ずるりと布が床に落ちた。が、
鈴木が起きる気配はない。
昏々と眠り続ける彼に飛びついて叩き起こしても良かったが、窓の向こうの男から
目が離せななかった。
置物のように動かない相手は、ただ不気味な笑みを浮かべて、脅える三浦を見下ろ
している。
91:2 ◆ACsLXL4x9o
07/09/24 22:37:41 XT+9oKda0
(どうしたらいい?)
相手は窓の向こうだ。
何も行動を起こしてこないのが余計に不気味だった。
(逃げるべきか?)
背中を向けていいのだろうか。
(なぜ窓を破って襲いにこない? なぜ戸口に回って侵入してこない?)
ぐるぐると脳内を駆け巡る疑問符に、応えられるだけの情報がない。
とにかく何か行動に出られた時のため、三浦は窓の真向かいにあるドアに背をつけ、
相手と可能最大限の距離を取った。
突然、ふっ……と身体が中に浮いた。
何者かによって、ドアが外から開けられた。
(しまった―!)
窓の外の人物に気を取られている間に、別の人間が侵入してきたことに気付か
なかった。
「うわっ!?」
振り返り様、背から横腹にかけて過ぎった激痛に悲鳴を上げる。
後ろに飛び退くと、ベッドサイドに足を引っかけ背中からマットにダイビングした。
「うげっ」
当然、そこに寝ていた鈴木が潰れた蛙のような悲鳴を上げる。
多少乱暴な目覚ましにはなったが、起きてもらって助かった。
「なんだ、プロレスごっこか?」
「そんな余裕ありませんよ!」
悪戯だと思ったのか―そういえば何度か仮眠中に仕掛けたことがある―ずれた
感想を述べる鈴木に真顔で返す三浦。
狭い部屋になだれ込んで来たのは二人組の男だった。宮本慎也(YS6)と岩村明憲(YS1)。
「また会うてもうたな」
口端を上げて皮肉な笑みを作ったのは、宮本だった。右手に填め込まれた獣の様
な爪が血を滴らせる。
92:2 ◆ACsLXL4x9o
07/09/24 22:38:15 XT+9oKda0
「夜中にえらい松明上げとったな、あれ、アンタらやろ?」
「…………」
『お前等が火炎瓶持ってなかったら、ウォーミングアップがてらに 攻撃してたかも
しれへんで?』
ゲーム開始早々、危険な匂いのする二人組に言われた台詞が蘇る。
鈴木のモロトフカクテルはもうない。三浦は武器を持っていない。
自分達が丸腰なことを確信しての襲撃だ。
狡猾で、容赦ない。
追いつめられた、と言っていいだろう。三浦の頬から首筋を、大粒の汗が流れ落ちた。
「大輔!?」
一拍遅れて状況を把握したのか、鈴木が声を上げる。
「血が……!」
突然の訪問者よりも、そちらの方に意識がいったらしい。背中を爪で裂かれた跡は、
骨まで到達しているのではないかと思う程の激痛を訴えていた。
脇腹を押さえる手が、みるみるうちに赤く染まっていく。
これはヤバイ、かもしれない。
(もう少しもってくれよ、俺!)
浮き出る脂汗が薄闇で見えないのは幸いだった。痛みに震えそうな声をなんとか
調整し、気丈な顔を作る。
「これくらい何ともないです。それよりも、俺がなんとか隙を作りますから、その
間に尚典さんは逃げて下さい……」
当然、彼が反対してくるのは予想できた。それでも、この場で二人共倒れになる
わけにはいかない。
「……尚典さん?」
だがおかしな事に、鈴木は何の反応も示さなかった。イエスもノーもない。
応えるどころか、その言葉が耳に入っているかどうかも分からない程、三浦の背中
を凝視して顔を強ばらせている。
カッと、鈴木が瞳を見開いた。
「えっ?」
三浦が驚く間もなく、異様なまでの俊敏さでベッドから飛び退き、窓の前に立つ。
93:2 ◆ACsLXL4x9o
07/09/24 22:39:05 XT+9oKda0
鈴木が、う、とも、あ、ともつかない呻き声を上げた。
何かを掴むように、無意味に虚空に掲げられた手が震えている。
ビー玉のように澄み切った瞳は、異様な光沢を放っていた。
そう―あの時の二岡のように。
「尚典さん!?」
駆け寄る三浦を、鈴木が乱暴に手で制した。
「何だ? 仲間割れか?」
様子を伺っていた岩村の声が飛ぶ。
「どうでもええわ。やるで、岩村」
軽く流し、バグ・ナウを構えた宮本が床を蹴った。
【残り47名 年俸総額103億980万円】
94:2 ◆ACsLXL4x9o
07/09/24 23:14:00 XT+9oKda0
大変申し訳ありません。鈴木の読み仮名を間違えてしまいました・・・orz
修正
2レス目20行目
「な、お……のりさん……」
→「た、か……のりさん……」
本当に申し訳ありませんでした。
95:2 ◆ACsLXL4x9o
07/09/24 23:31:07 XT+9oKda0
何度も申し訳ありません。
もうひとつ修正がありました。
タイトルナンバー
【103】→【108】
96:代打名無し@実況は実況板で
07/09/24 23:31:49 PrzJyd+10
>>89-93
新作キター!
>>94
すいません、わざとかと思いました…
(ササキ様ネタかと)
97:代打名無し@実況は実況板で
07/09/25 00:26:31 Fgjlx2ve0
新作乙です!
あああ二岡やべえ・・・
なおのりさん・・・(笑)仕様かとおもた
98:代打名無し@実況は実況板で
07/09/25 02:24:44 7MeT7HfX0
仕様だと思った人3人目がやってきました。
うおおぉぉ、ばんてふがんばれちょうがんばれー!
99:代打名無し@実況は実況板で
07/09/25 19:06:19 VY91wfWv0
下がりすぎなのでageますね。職人さんいつもながら乙です。
100:代打名無し@実況は実況板で
07/09/25 19:50:31 pMt7Q9u+0
立ってるの今日まで知らんかった、オフにしか立たないと思ってたw
保守協力します
>>50に関しては自分も気になる
101:代打名無し@実況は実況板で
07/09/26 01:05:27 E8C5O7JoO
新作乙です!ああ、そういやタコさんの背番号もアレか…
102:代打名無し@実況は実況板で
07/09/26 21:29:13 fNkAmOgK0
今岡の背番号もアレだよな
103:代打名無し@実況は実況板で
07/09/27 23:35:24 DNl+YguB0
保守
104:代打名無し@実況は実況板で
07/09/28 21:16:06 eym5GGTw0
捕手
105:勝手に番外編 その1
07/09/28 21:30:09 1hVSyVQm0
職人さんの邪魔にならない程度に書かせて頂きます
「彼」はいつの頃からか僕の前に現れた。
最初に出会ったのは7つぐらいの歳だったかなぁ。
やんちゃだった小さい頃の僕は、高い塀に囲まれたお城みたいな大きい家を
見つけて塀をよじ登って入ってみようと思った。
でも、「彼」は
『ダメだ。塀から落ちてゲガでもしたらプロに行けなくなるじゃないか。』
と言って僕を止めてくれたね。
その頃の僕はお父さんと一緒に野球の練習をしていた。
キャッチボールみたいな微笑ましいものではなく、まさに地獄の特訓とも言える
練習が毎日のように続いていた。
お父さんは自分が叶えられなかったプロ野球選手になるという夢を息子に
託したがっていたのだ。
僕はプロはともかく野球が好きで好きでしょうがなかった。
しかし、「彼」は少し違っていた。
「彼」にとって野球とは生きる為の手段であり、道具だった。
つづく
106:勝手に番外編 その2
07/09/29 00:01:31 EjW8SqBZ0
僕の家はお父さんがちゃんと働いていなくて、とても貧乏だった。
定職に付かず、お酒ばっかり飲んでよくお母さんと言い争っていた。
時にはちゃぶ台をひっくり返したり、茶碗を投げつけたりもしていたっけ。
そして何時両親が離婚して家族がバラバラになっても可笑しくない状態だったね。
「彼」は考えた。家族全員を養えるほどのお金を稼げるようになれば……。
そうすれば母も姉や弟、そして自分自身もここまで辛い思いをしなくてもいいのだと。
プロ野球選手になるということは「彼」にとっての唯一と言って切れるほどの
生き残る為の道だった。
だから「彼」はそのためだったら中学の同級生たちを裏切って違う高校に転校したり、
ドラフトで親友を蹴落とすような事も涼しい顔でやってのけたりしたね。
僕は止めることはしなかった。野球さえ出来ればと「彼」に頼り切ってしまったんだ。
しかし、プロになって2年目、ようやく実力がついて来た時に両親が離婚してしまった。
僕はお父さんに泣きついてやめるように頼んだ。でも答えはノーだった。
「彼」はそれ以来滅多に現れる事はなくなった。
今までの努力が水の泡と化したのがそうとうショックだったのだろうか?
いや、それはもしかしたら「彼」を恐ろしく感じた僕が何処か遠くに追いやってしまった
のかもしれない。
しかし完全に「彼」は消え去った訳ではなかった。消し去れる訳がない。
そして…「彼」は心の奥底で確実にじわりじわりとそして深く根付いていた。
まだつづく
107:勝手に番外編 その3
07/09/29 01:59:20 EjW8SqBZ0
「ついにきたか……。」
目の前のついさっきまで生きていたと思われる肉塊を見ながら桑田はそう呟いた。
ついに「彼」に肉体を明け渡す時が来たのだと。
土台は出来ていた。
しかし、もう一押しというのがなかったために今まで大丈夫なだけだったんだ。
そしてこの悪質極まりない殺人ゲームがその一押しになった。それだけの事。
『フ……フフフ…』
遠くから聞こえる銃声と爆音を聞きながら、桑田は歓喜に震える「彼」もしくは
自嘲的に笑う「僕」とも取れる笑みを漏らしていた。
「ぐっ・・・!時間が・・・・・・無いな・・・・・・」
生き残ろうと生き残れまいと僕の存在は結果的に無くなっているだろう。
すでに僕の意識は不安定になっている。
今になって・・・・・実はホンモノは僕ではなく「彼」の方だと考え始めた。
だってホンモノが消えニセモノが乗っ取るより、ニセモノが消えホンモノが取り返す方が
よっぽど辻褄があうじゃないか。
でもね・・・でもね・・・君は・・・・桑田真澄生き残れないよ。いや、生き残させないよ。
ホンモノだろうがニセモノだろうが君のような化け物を止められなかった。
そんな、僕のせめてもの償いは桑田の邪魔をする事・・・・邪魔どまりで残念だけどね。
最終的に人任せになってしまうのが本当に一番の心残りだ。
・・・・・・・・・・・・何故だろう?薄らぐ意識の中に川上哲治の言葉が響いた。
「桑田は人生を知りすぎている。早死にしはしないかと心配だ。」
巨人以外余り接点のない人の言葉が浮かぶなんて俺も相当参ってるなと思いつつ、こう呟いた。
「川上さん、僕は・・・あの時・・・・すで・・・・に・・・・・・」
これで終わりです。本番のくわわが出てる回の職人さんごめんなさい。
108:代打名無し@実況は実況板で
07/09/29 02:10:47 EjW8SqBZ0
間違いがありました。修正させて下さい。
その3 上から16行目の真ん中あたり
× 桑田真澄生き残れないよ。
○ 桑田真澄は生き残れないよ。
「は」入れ忘れました・・・・。ホントウニホントウニゴメンナサイデス orz
109:代打名無し@実況は実況板で
07/09/29 18:03:49 56axOs6M0
保守
110:代打名無し@実況は実況板で
07/09/29 21:45:27 bJ4zwo6m0
くわわ・・・。
「桑田真澄」の「遺志」を誰が受け継いでくれるんだろう・・・・。
願わくば、受け継いでくれる人が在ることを。
そしてその彼が生き残ることを、祈る。
111:代打名無し@実況は実況板で
07/09/29 21:59:03 56axOs6M0
>>108
>>110
バレバレの自演乙
112:代打名無し@実況は実況板で
07/09/30 08:29:22 L/dqsxip0
他球団のバトロワが落ちてきたので必死に保守
113:代打名無し@実況は実況板で
07/10/01 00:13:41 JJNu2uvh0
生きてる人も死んでる人もがんばれほしゅ
114:代打名無し@実況は実況板で
07/10/01 04:41:43 mncJyZgj0
hosyu
115:代打名無し@実況は実況板で
07/10/01 21:43:36 NPQi/GXV0
ほっしゃ
116:代打名無し@実況は実況板で
07/10/02 03:23:32 AIEORzVb0
hosyu
117:代打名無し@実況は実況板で
07/10/02 21:47:37 ZeFdlxxi0
緊急保守
118:代打名無し@実況は実況板で
07/10/03 08:01:48 rS/VKDG70
ホシュ
119:代打名無し@実況は実況板で
07/10/03 15:45:19 84Dtlw/F0
ほすほす
120:代打名無し@実況は実況板で
07/10/04 15:15:48 phx8/dOiO
保守
121:代打名無し@実況は実況板で
07/10/04 16:28:21 3sTEkZ/F0
さんざんゴネてチームから金巻き上げといて大事なシーズンを怪我で活躍せず、
優勝チーム決まってからノコノコ帰国して吐いた台詞が、
「迷惑かけてごめんねー。でもFAはしますんでww」
金の亡者福留氏ね
122:代打名無し@実況は実況板で
07/10/06 00:54:57 /4F44AvHO
ほっしゅ
123:代打名無し@実況は実況板で
07/10/06 22:55:23 61x2udou0
保守
124:2 ◆ACsLXL4x9o
07/10/07 19:41:09 r4FKjG2U0
【109】月の断罪
深手を負った三浦を見た瞬間、鈴木の頭の中で何かが弾けた。
(痛い)
脳にもう一個心臓があり、身体中の血液がそこに流れ込んでくるような熱と痛み。
(アタマガイタイ)
激痛と、強烈な動悸に意識が流されそうになる。恐ろしいモノが押し迫ってくる
ような恐怖。
(アレが来る!)
アレはダメだ。二岡を退けた時に来たアレは、あまりに恍惚だった。
全てが見えた。全てが聞けた。全てが知れた。それは錯覚なのだと思う。だが、
確かにその時はそう感じたのだ。
あの瞬間、死の概念は恐ろしく軽くなる。他人の死も、自分の死さえも。
「―ろ……!」
頭を抑える手が別の生き物のように震える。戦慄く唇から、鈴木は悲鳴にも似た
声を絞り出した。
「お……俺から離れろ……!」
―耳鳴りがした。
「尚典さん!」
「いいから離れろ!!!」
ガシャン!!
突然激高し、左腕で窓ガラスを割った鈴木に、三浦が驚いて足を止めた。
「尚典さん!?」
素手で硝子窓を破った報いは当然のように訪れた。みるみるうちに、青い袖が赤紫色
に染まっていく。
だが、痛みは感じなかった。
否、痛みはあるのだが、どこか他人事のように精神が別離している。
それは昂揚だった。清涼な朝の空気を胸一杯吸い込んだ時のように、脳が澄み渡る。
薄暗いはずの部屋で、相手の位置、相手の動き、相手の表情さえもが手に取るように
目視出来た。
床に落ちた破片の中の、一番鋭利なものを迷わず拾い上げ、鈴木は宮本を迎え撃った。
125:2 ◆ACsLXL4x9o
07/10/07 19:42:15 r4FKjG2U0
―ロセ……
(やめろ……!)
―コロセ
―タイセツナモノヲキズツケルモノヲ
囁く声はどこまでも甘く、今にも鈴木の理性を攫っていこうとしていた。
「くっ……!?」
迷いもなく一閃したガラスの切っ先が宮本の胸元を掠める。
「宮本さん!!」
なんとか避けた宮本の体勢が崩れたところで、隙のないコンビネーションで鈴木
の左膝が下腹を抉った。
倒れ込んだ宮本の太腿をスパイクで踏みつける。
「ぐあぁっ」
(殺せる)
禁断の果実が爆ぜる、甘い芳香が脳を支配した。
人を殺すのは、首位打者になるより容易いことかもしれない。あの時感じた栄光
と恍惚と同じモノが、この先には待っている。何故かそう確信していた。
苦悶する宮本を見下ろし、鈴木は心臓に向かってガラスの杭を打ち付け―
「尚典さん! 止めてください!」
三浦の悲鳴に、一瞬、無自覚に動きが止まった。
(俺は……いったい何を―)
考えるまでもない。殺人だ。
他人事のように自らの行動を振り返る。全く無駄のない、容赦も躊躇いもない
人殺しの動き。
「ってんめぇ……!」
岩村が怒号を上げた。半拍ほど遅かったのは、鈴木の常人離れした手際に呆気
に取られていたらしい。それでも、突如電池切れを起こしたように動きを止めた
男の隙を見逃さなかった。
怒りに任せた岩村が、ろくに照準も合わせずに撃った拳銃は三度唸りを上げた。
1発目が、左肩を破裂、2発目が、右腕を掠め、3発目が、頭部近くを通り過ぎ―
「やめや、岩村!! 無駄遣いすんな!」
窓の外から声が飛んだ。
126:2 ◆ACsLXL4x9o
07/10/07 19:43:10 r4FKjG2U0
外に誰かいることはどうでも良かった。三度目の銃声が鳴り終わるよりも早く、
鈴木は迷わずに岩村に突撃した。
およそ狂気の沙汰の行動に、岩村の表情が凍り付く。
「―っ!」
動けない敵の喉元に、鈴木はガラス片を突き刺した。得も言われぬ快感が全身
を駆け巡る。
今度こそ殺せる―そう確信した時、わずかに切っ先を逸らす声が脳に響いた。
『尚典さん!』
「―」
岩村の息を飲む音が聞こえた。
歪な三角形の形をした硝子の破片は、岩村の首筋、皮一枚を掠め、背後の壁に
突き刺さっていた。
硝子の破片を素手で握る愚か者の血液が、縁を伝い、滴となって岩村の肩を染める。
「次は外さない」
「次は外さない」
追いつめた岩村の耳元でそう囁いた後、鈴木は敵に背を向けて床に散らばる破片
を物色し出した。
そんな鈴木の背中に、引きつった声が投げつけられる。
「な、なんだ、こいつ化け物か!?」
「岩村、ここは引くで」
バタバタと退散する二人組を、鈴木が追う気配はなかった。実際、あの一撃は
わざと外したのだと知れた。
静かになった部屋に、血にまみれたまま平然と佇む親愛なる先輩。
三浦大輔は、それがまるで別世界の人間の様な気持ちで見つめていた。
「あ……」
かける言葉が見つからない。彼は自分を助けてくれようとしたのだと思う。恐らく
そう思う。ただ、そのやり方は余りにも凄惨で、冷徹で、三浦のよく知る鈴木尚典の
姿ではなかった。
127:2 ◆ACsLXL4x9o
07/10/07 19:44:49 r4FKjG2U0
(この人は、一体……)
三浦の制止がなければ、鈴木尚典は間違いなく宮本を殺していた。
人から良心や感情というものを取り上げ、ただ誰かを倒すことに持てる力を最大限
発揮させれば、こんな生き物も出来上がるのかもしれない。
だが普通、人は誰かを殴る時、その人間の痛みを共感して手加減もするし、誰かの
命を奪うことに躊躇いも発生するはずだ。
鈴木尚典であって鈴木尚典でない。人であって人でない。
ゆらり……と身体が揺れ、『そいつ』の視線が三浦を向いた。
手には彼が砕いた、ガラスの破片。ただの鋭利な破片は、彼の手にかかれば罪人を
打ち貫く杭となりうる。
「ひっ……」
無機質な瞳が向けられ三浦は後ずさった。
恐怖に忘れかけていた激痛が蘇り、足がもつれて倒れ込む。背中が壁に打ち付けられ、
傷口に塩を塗り込められたような痛みが走った。
「うっ……ぐ……」
何とか悲鳴を上げずにやり過ごす。口内に血の味が広がった。無理に噛み締め過ぎて、
唇が切れたらしい。
これだけ大量の血を流して、今更そんな小さな傷を構う気にはなれなかった。
悲鳴をあげなかったのは、そこにいる男を刺激したくなかったからだ。
彼が自分を攻撃することはないと思いたかったが、そこまでの楽観は出来なかった。
それほど、男の瞳は正気を疑うものだった。
ゆらり……、ともう一度鈴木尚典の身体が揺れた。左肩が壊れ、バランス感覚が
おかしくなったのだろうか。風に飛ばされそうな儚さで近づいてくる。
遮るものがなくなった四角い枠から、月光が直接差し込んでくる。
床に散らばった硝子の破片が、それらを反射してキラキラと輝く。それが、場違い
に綺麗だと思った。
月明かりを浴びた男の身体もまた、生々しい血を反射して紅く輝いていた。
いよいよ、手を伸ばせば届きそうなほどの至近距離。
振り上げられた右腕から、雨漏りのような音を立てて赤い水滴が落ちる。
人を殺せる鋭角を持った透明の板が、こちらを向いた。
(殺される)
そう思った。
128:2 ◆ACsLXL4x9o
07/10/07 19:45:35 r4FKjG2U0
「やめ……!」
生暖かい血飛沫が顔に飛ぶ。
肉を裂く音がすぐ近くで聞こえ、三浦は思わず自分が目を瞑っていたことに気付いた。
痛みはない。瞼を開くと、鈴木尚典はやはりそこに立っていた。
「尚典……さん……?」
目の前の光景に、信じられない思いで声を絞り出す。
鈴木尚典は、自らの左肩を抉っていた。
血が噴き出すそこに、容赦なく突き刺さる硝子の杭が月明かりに薄く輝く。
震える右手が、自らを戒めるように絶えず血を流していた。
その顔が、一瞬、酷く傷付いたように歪んだ。―気がした。
「……っ」
次の瞬間、怪我人とは思えない動きで窓の外に飛び出した鈴木に、三浦は痛みも
忘れて立ち上がった。
「尚典さん……!」
見慣れた背番号7は、月明かりの届かない暗闇へと溶け消えた。
【残り47名 年俸総額103億980万円】
129:代打名無し@実況は実況板で
07/10/08 11:34:02 jv7qH+VB0
新作きてた!
乙です!
ああ・・・タコさんがーー!!
もう一人の7番はどうなってるんだ?
130:代打名無し@実況は実況板で
07/10/08 23:34:24 K07w9QyU0
お、新作乙です!三浦の怪我は大丈夫なのか…?
>>129
今岡さんならきっと元気に平和ボケ中ですよ
131:代打名無し@実況は実況板で
07/10/09 23:50:18 IsmRQAFS0
捕手
132:代打名無し@実況は実況板で
07/10/10 00:20:58 AAdWCZ4j0
今岡はあの状態で実は・・・・なんだろうか
133:代打名無し@実況は実況板で
07/10/10 22:09:29 7aCcml660
タコさん大丈夫か?イ`。
134:代打名無し@実況は実況板で
07/10/10 23:32:58 2I5pe9dmO
そろそろ不浄
135:代打名無し@実況は実況板で
07/10/12 00:51:04 XbA4IJjdO
佐伯ックスの今後に期待
136:代打名無し@実況は実況板で
07/10/12 01:14:59 9T/DZWAA0
鉄人と宇宙人もどうしていることか・・・。
137:代打名無し@実況は実況板で
07/10/12 02:02:57 VOdehtDP0
あー金本野口も気になるなぁ。
個人的におもろいコンビだと思ってんで。
138:代打名無し@実況は実況板で
07/10/13 02:09:58 wXPYgwJF0
ほす
139:代打名無し@実況は実況板で
07/10/14 03:06:54 KQX/hwwS0
保守
140:代打名無し@実況は実況板で
07/10/15 01:34:59 WueHqgHs0
hoshu
141:代打名無し@実況は実況板で
07/10/15 21:00:29 cS3ZgVPE0
hosyu
142:代打名無し@実況は実況板で
07/10/17 00:10:05 Y3PXhwYKO
捕手
143:代打名無し@実況は実況板で
07/10/17 21:08:00 5veuwWYm0
今岡はいりまへんでー
144:代打名無し@実況は実況板で
07/10/18 06:12:58 zsTfJuYr0
↑清水(直)と交換?
145:代打名無し@実況は実況板で
07/10/18 23:44:53 3mM9EDxO0
地味に保守
146:代打名無し@実況は実況板で
07/10/20 02:21:21 r4RwjxQu0
これ始まったころの1億円プレーヤーもだいぶ居なくなったなあ
147:2 ◆ACsLXL4x9o
07/10/20 14:55:35 LPmXjmki0
【110】家なき子
デジタルカレンダーの日付が変わり、そろそろ怒濤のスポーツニュースラッシュ
も終わりを告げ、さてもういい加減寝るかと布団に潜り込む頃―
とぼとぼと道なき道を行く人影が2つ。
深夜零時に、身を潜めていた集落が禁止エリアに設定された。
「嫌がらせですね」
「そりゃそうやろ」
当たり前のことを真顔で言ってくる今岡誠(T7)に憮然と突っ込みいれつつ、
佐伯貴弘(YB10)はさてこれからどうしようかとそれなりに悩んでいた。
禁止エリアから深夜に追い出され、充てもなくふらつく様は、まるで未知の孤島
に突然放り出され、寝床も見付けられずに森を彷徨っている遭難者のようだ。
勿論そのままである。
ずるずる……
「ってかここどこやねん? 森? 森か?」
「林じゃないですか」
「違いがわからん」
「森という時が木を三つ書くのにたいして、林は二つしか書かない。ようするに木
の密集度の差を漢字で表しているわけです」
「へー、なるほどねぇ。ほんまか?」
「さあ?」
「適当かい!」
「ハイ」
ずるずる……
「このままやとほんまに家なき子になってしまうで」
ずるずるずる……
「禁止エリアに設定されたのはB5ですよね。今どのへんか分かります?」
「多分C5かC6あたり……いやいやもしかしたらB6かも?」
「ようするに分からないんですね」
民家があるとはいえ、あんなことのあったB4には戻る気になれず、どこかに何か
あるだろうと高をくくって適当に進んできた結果、見事に迷子になった二人だった。
148:2 ◆ACsLXL4x9o
07/10/20 14:56:52 LPmXjmki0
「…………」
ずるずるずるずる……ぴたっ。
「どうしたんや? いきなり立ち止まって」
前を歩いていた今岡が立ち止まり、それにならって立ち止まる佐伯……と布団。
そんな二人(?)を見下ろし、今岡はポツリと呟いた。
「本気で持ってきたんですか」
「命の恩人を捨て置くわけにはいかんやろ!」
「布団は捨てていって欲しかったと思いますけど」
布団に感情があるわけはないが、ずるずると引きずられ土や草汁塗れになっている
姿はどこか哀愁を誘う。
「しかも夜寝るときに便利!!」
「そうですね。冷えそうやし」
そこには同意しておく今岡。
ぐるるるきゅ〜
「腹減ったな〜」
「腹の虫も豪快ですね」
主張の激しい腹の音には気の毒だが、手持ちの食料を食い切るわけにもいかず、
我慢を強いる以外に他はない。
「ああーーやっぱなんか奪ってくるべきだったかも……」
メシとかメシとかメシとか。と、昼に撃退した二人組に思いを馳せる佐伯。
「後悔しても腹はふくれませんよ」
「自分、たまにどうでもええところでほんまのこと言うよな〜」
愚痴りながらも納得し、佐伯は溜息を吐いてその場に座り込んだ。
夜冷えに掌を擦り合わせ、布団を膝に広げる。
「というわけで」
太い幹に背をつけ、布団を肩まで引き上げ佐伯は大あくびをした。
今岡がその隣に座り、布団の半分を拝借する。
「今日は野宿やな」
「ハイ」
家なき子になっても意外に違和感を感じていない二人だった。
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