オリックスバファローズバトルロワイアル第3章
at BASE
[前50を表示]
550:代打名無し@実況は実況板で
07/10/10 00:53:37 ggSJTbDaO
オリックスオリエントリース
551:代打名無し@実況は実況板で
07/10/10 01:18:16 UKsUlacb0
ミントGM代行と共に苦難をのりこえますわ95
スレリンク(kyozin板)l50
552:代打名無し@実況は実況板で
07/10/10 22:00:04 7aCcml660
保守
553:代打名無し@実況は実況板で
07/10/11 23:51:07 Tcx38oqY0
岸田ツヨスwww
554:代打名無し@実況は実況板で
07/10/13 00:13:41 Dx/tJnuE0
エイエイガンガレ保守
555:代打名無し@実況は実況板で
07/10/13 23:11:16 17XRMXID0
556:「164・誘蛾灯 1/1」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/10/13 23:14:12 17XRMXID0
気づいたら丘を下っていた。
吉井の死を知らされ、そのことが信じられず、聞いたこと全てを振り切るようにして走り
出していた。きっとどこかに吉井はいる。オーナーすらも騙して、どこかでバカにしたよ
うに舌を出して生きているに違いない。そういう人だ。だから死を信じたくなかった。
走り疲れ、地面にしゃがみこみ、止まらない涙をこぼした後、ユウキは暗闇の中にいた。
懐中電灯の灯りが小さいこともあるが、心の中が真っ暗になっていた。
(吉井さん……吉井さん……俺……どうすれば………)
衝動的にひとり置いてきてしまった平野恵一のことも気になる。平野の元へと戻ろうと
思ったが、ひとつの音がユウキの気を引いた。バイクの排気音のような音。
(誰かいるんだ)
それは敵だろうか、味方だろうか。
フッとユウキの胸に、しばらくの間姿を隠していた野心が浮かぶ。
(………殺すんだ)
生き残る為に。自分はそう誓ったはずではなかったか。
平野恵一と合流してから、平野の考え方に流されて自分の闘志が消えてかけていたことも
事実だ。途中で起こったトラップタイムがそれに輪をかけた。そして、完治していない怪
我を引き摺りながら歩く平野を気遣っていたせいもある。
(あの音のところに……誰かいる)
行ってみようか。何かが起こるはずだ。そして運よくバイクを手に入れられたなら自分の
行動範囲を広げることが出来る。朝になったら急いで平野を探し出そう。歩き回って疲れ
る負担も減る。平野も少しは楽になるはずだ。そして研究所へ向かうのだ。平野の持つラ
ッキーカードの意味を知る為に。
導かれるように、音のする方向へと歩いた。音はすぐに消えてしまったが感覚に頼って歩
き続けた。他にもこうやって音に釣られて歩いている奴もいるだろう。そこで誰かに会う
可能性もある。
ユウキは小高い丘の上からそれを見た。
小さな灯り。人がいる印。丘の麓に見えるそれはまるでユウキを誘い、導き呼びかける灯
りだった。
【残り・23人?】
557:「165・人間的な、あまりに人間的な 1/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/10/13 23:15:43 17XRMXID0
相川はカウンターの下に隠して置かれているPDAの画面を見た。キーボード付きでご丁寧
にネットにも繋がっている。これを通じてオーナーとも連絡が取れるようになっている。
通常は決まった画面が映っている。この島の地形の中に、ポツポツと浮かぶ赤い数字。
首輪探知機と同じ機能を持っているこの画面が、相川の安堵と不安の元だった。
ある時、2つ並んでいる数字を見ていた。ふいに、その片方の数字が消えた。それが意味す
るところを理解し、相川は唇を噛み締めた。涙を流さぬように。
「近づいてきてますね」
相川の背後から岸田が画面を覗き込む。
「27と64……日高さんと田中彰か。別の方向から22ってことは、ユウキさん。かなりそ
ばまで来てますね。その次に近いのは……16、平野佳寿か。こりゃ面白いや。さっきのブ
ランボーの騒音のお陰ですね」
楽しげに呟く。そんな岸田を振り返って相川は苦言を呈した。
「だからカーテンを閉めろって言ってるんだ。誰か来るから」
「だからカーテンを開けようって言ってるんです。誰か来るから」
そうだ。岸田にはもう普通の思考は通用しない。岸田はこのゲームを楽しんでいる。
「相川さん、アイスコーヒー下さい。濃いめに作って下さいね」
後輩であるはずの岸田はそう言うと、カウンターから出て店内の壁沿いにある小さなソフ
ァーに座った。あからさまにブランボーたちが身を震わせる。
相川はため息をつきながら、細長いグラスに手を伸ばそうとした。ふいにその手が遮られ
る。大きな手があった。
「デイビーさん」
「作ル。相川、少シ、休ンデ」
日本での野球歴が長いデイビーは、自分から日本の環境に親しもうとするタイプだった。
率先して寿司や天麩羅を食べに出かけたり、牛丼屋に入ったり。自分から辞書を片手に選
手やチームスタッフに話しかけ、コミュニケーションを図る好人物だ。だから他の選手た
ちもすんなりデイビーとは打ち解けられた。お蔭で日本語を覚えるスピードも早かった。
インタビューでも、ゆっくり話してくれるなら簡単な聞き取りは大丈夫だと言っていた。
そして今もデイビーは、相川を気遣ってくれている。
そして、とても悲しんでいた。
558:「165・人間的な、あまりに人間的な 2/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/10/13 23:17:09 17XRMXID0
「デイビーさん」
「ン?」
「……悲しいですよね」
「………ソウ、トテモ悲シイ」
「このゲームが終われば、デイビーさんたちも自由になれる?」
「………ソウ言ワレタ。デモ、ワカラナイ」
デイビーも不穏な空気を感じ取っているようだ。本当に自分たちは解放されるのか。この
島で見た、出会った出来事はどうやって世間に知られないように揉み消されてゆくのか。
この店に来てから時折、デイビーがこのPDAの首輪マップを見つめていた。どうやら11を
気にしているようだった。入団した時、チーム事情をいろいろ教えてくれたのが川越だと
デイビーは言った。選手会長、同じ先発陣という部分もあったのだろう。川越は自分より
も身長が30センチ近く高いデイビーを見上げながら、いろいろと話したらしい。当時デイ
ビーは自分の子供のように背の低い川越を、まだまだ若手だと思っていたらしい。それが
同い年だと知ってとても驚いたと言っていた。今でもよく試合前の練習時に笑顔で話して
いる光景を見かける。2人でストレッチをすると身長が全くつりあわず、コントを見ている
ようなのだが。
「川越、阿部ト一緒」
「阿部さんと一緒だったら、安心ですよね」
何を基準にそう言うのかはわからないが、この2人なら間違ったことはしないだろうと確
信していた。なにしろチームの良心と言ってもいい2人なのだ。
「大輔ト、ウタ……塩崎、ガブ、水サン一緒………ゴッツ、1人……」
指さしながら、グループを確認してゆく。
「キク、1人、ズット動カナイ、心配」
言われて相川は思い出した。菊地原とデイビーは広島時代から一緒だ。この2人にも独特
の通じ合うものがあるのだろう。日本での古くからの友人が、この地図の上では大きな動
きを表さない。怪我で動けないのか、それとも。
「悔シイ………何モ出来ナイ………」
「……俺もです……何も出来ない………でも、何かしたい」
559:「165・人間的な、あまりに人間的な 3/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/10/13 23:18:25 17XRMXID0
相川はデイビーを見上げた。デイビーも相川の顔を見てうなずく。
「もしもの時……えーっと、わかるかな、万が一、んー、なんて言えばいいんだろ」
PDAをいじり、通訳ソフトの画面を開く。
『もしもの時は、俺はやります。選手を助けたい。』
そう打ち込み、変換した画面をデイビーに見せた。
『I do at the one. I want to help the player.』
デイビーはその画面を見ると、しっかりとうなずいた。
「I do.」
覚悟は出来ている、そんな口調だった。相川は自分よりも揺らぎない状態にいるデイビー
を羨ましく思った。相川自身、選手たちを助けたい気持ちは山々だが、いざそういう状況
になったら行動に起こせるかが心配だった。自分は逃げ出してしまわないだろうか。他の
選手たちを置いて、自分の生存を最優先に行動しないだろうか。
とても人間的な感情に相川は揺れていた。
「相川さーん」
岸田の呼びかけに驚いて顔を上げる。
「誰かがホントに近づいてきたら教えて下さいね。俺、隠れますから。だから」
「……だから?」
「アイスコーヒー早くー」
暢気とも言える岸田の言葉が、相川には非人間的なものに感じ取れた。
だが、こんな状況に最も適した生き方をしているのが岸田なのだろうとも思った。
羨ましいとは思わない。けれど、ほんの少しだけ、羨ましいと思いかけている自分に気づ
いた。そんな自分を否定する為にも、相川は羨ましいとは思わなかった。
【残り・23人?】
560:「166・運命の長針 1/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/10/13 23:19:50 17XRMXID0
灯りが近づくにつれ、それが小さな家だということがわかった。
確実に誰かがいる。ユウキの足取りは早くなった。
灯りが漏れているのは窓からだとわかった。普通ならカーテンを閉めて灯りが漏れないよ
うに気遣い、ここに人がいることがバレないようにして穏やかな睡眠時間を守るものだ。
だがここに居座っている人間は逆のことを考えているらしい。
(仲間を増やしたいのか?)
(それとも、罠か?)
(何か仕掛けが?)
一端足を止める。そしてゆっくりと、慎重に歩を進めた。
かなり近づいてから、ドアの前にかけられた看板に気づいた。
『Cafe Bs』
カフェ。喫茶店?
恐る恐る近づいた。入り口にかけられた説明書きを読む。
(……なるほど、ここもゲームの一環って訳か)
少なくとも1時間は何も心配せずに休めるのだ。そしてここには人がいる。さっきのバイ
クの音についても何か知っているかもしれない。
(素通りするのも勿体無いよな)
静かに扉を開けた。
「い、いらっしゃいませー!」
少し緊張したような声が迎えた。カウンターに立っている相川を見て、ユウキは一瞬言葉
を失った。そして、反対側の客席にいる外人選手たち。
「座れよ。入り口の文章は読んだんだろ?」
「え、ええ……」
予想外の人物たちの登場に、さすがのユウキも戸惑いを隠せなかった。
「ほら、ドア閉めろよ」
「あ、す、すみません」
後ろ手に閉めようとして、失敗した。ドアは予想以上に重かった。ガン、と左手首に勢い
よくドアの縁が当たる。続いてガシャンという小さな何かが割れたような音。
「あっ」
561:「166・運命の長針 2/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/10/13 23:21:03 17XRMXID0
左手首にはめた腕時計。その文字盤の上のカバーが割れ、秒針と長針が床に落ちた。
「うわー……やべえ………」
時間の感覚を失ってしまうのは、禁止エリアの位置がわからないのと同じことだった。も
しまた時間制限のあるトラップタイムが始まったらそれこそ困ったことになる。
「動くかな……」
試しに落ちた針を拾い、再び文字盤の上に乗せてみた。中心の軸に嵌め、ギュッと押し込
む。すると再び秒針が動き出した。
「あ、いけるかも」
続いてユウキは相川の方を向いた。
「サランラップとかあります?」
「これ?」
相川が細長い箱を取り出す。
「それはアルミホイル。……透明なヤツです」
少し呆れながらユウキが続ける。今度こそ相川はサランラップを取り出し、ユウキに歩み
寄った。
「あ、これをカバー代わりにするんだ?」
「ええ、これぐらいが精一杯でしょう……ん?」
気づくとブランボーが1個の砂時計を差し出していた。表示には60分と書かれている。こ
れで時間を計るらしい。
「なるほど、少なくともこれで1時間はわかるんだ」
少しだけ安心して、ユウキは壁際の席に座った。受け取った砂時計を机の端に置く。細か
い砂がサラサラと淀みなく流れ落ちている。心なしか椅子が温かい気がした。さっきまで
ここに誰かが座っていたのだろうか。
「コーヒーはタダですか?」
「ああ。何がいい?」
「ホット。甘―いの。疲れが取れるような」
「了解。砂糖たっぷりな」
少しだけ肩の力を抜いて、店内を見回した。『1対1、男の勝負、承ります』という決闘へ
の誘いの文字が妙に違和感を持って、しかし妙に魅力的にユウキの目に映った。
562:「166・運命の長針 3/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/10/13 23:23:16 17XRMXID0
手書きの黒板に書かれた文字。
(………かき回してやるか)
ユウキが立ち上がる。相川や外人勢は不思議そうな顔でユウキを見た。真っ直ぐ黒板の元
へと歩み寄る。そしてチョークを手に取り、黒板にいくつかの言葉を書きつけた。何を書
いたかは遠くて相川の場所からは読み取れなかった。何か決闘のルールに変更などを書き
加えたなら、後で修正しようと考えただけで今は動かなかった。
再びユウキは席に戻ると腕を組んで考え始めた。
(……正面からぶつかって勝てる相手を考えても……)
不安要素ばかりが浮かぶ。誰かにナイフを振り上げることに関して最早躊躇いは無いが、
正面きっての勝負となるとリスクが大きい。
(これは上手く使うべきだよな。弱った相手を呼び寄せるとかじゃないと……)
カチャリという音がした。目の前にコーヒーが差し出されていた。温かな湯気と共に、心
地よい香りがユウキの鼻に届く。
「うわー、癒されるー」
それが正直な言葉だった。この島にきてからというもの、水とパンとアーモンドバターし
か口に入れていない。身を乗り出すようにしてコーヒーの香りを楽しみ、砂糖を入れ、ミ
ルクも入れた。コーヒーは調度いい温さになり、ユウキはすするようにしてそれを飲んだ。
喉を通って体の中を流れ落ちてゆくのがわかる。染み込むような温かさ。それほど自分の
体は渇いていたのかもしれない。
安堵感を覚え、ユウキは目を閉じた。
体は予想以上に疲労していた。少しだけ、少しだけと言い聞かせながら、目を閉じた。
しばらくして、組んでいた腕が外れ、左腕がダランと垂れ下がった。勢いで腕時計の秒針
と長針が文字盤から外れたが、サランラップの内側に留まった。
蓄積された疲労ゆえの穏やかな寝息が聞こえていた。
相川はユウキが黒板に書いた文字を見つめていた。
【残り・23人?】
563: ◆UKNMK1fJ2Y
07/10/13 23:24:11 17XRMXID0
今回は以上です。
564:代打名無し@実況は実況板で
07/10/13 23:49:13 xs3i+VvC0
乙です
565:代打名無し@実況は実況板で
07/10/14 01:36:10 dx/zmxbA0
乙でございます!
デイビーがいい者っぽくて嬉しい
566:代打名無し@実況は実況板で
07/10/14 07:04:44 i4l2fJty0
投下乙です★
デイビーがいいひと過ぎて泣けてくる……
567:代打名無し@実況は実況板で
07/10/14 10:39:33 RODyjVAv0
乙です。
デイビーいつも援護なくてごめん。
いい人すぎる。
身長30p差の2人の無事を
祈ってます。
568:代打名無し@実況は実況板で
07/10/15 21:24:46 t6P7ca5S0
乙です
展開wktk
569:代打名無し@実況は実況板で
07/10/16 19:00:45 v35znNpu0
女児
570:代打名無し@実況は実況板で
07/10/17 20:58:15 KRImqjwnO
保守
571:代打名無し@実況は実況板で
07/10/18 17:28:56 4W7LYE8+0
☆
572:代打名無し@実況は実況板で
07/10/19 22:37:01 DUqdSZ0A0
☆(゚∀゚)☆
573:代打名無し@実況は実況板で
07/10/20 19:36:03 6DgIIENrO
ほしゅ ヽ(‘相‘)人(dДb)ノ ホシュデース
574:代打名無し@実況は実況板で
07/10/20 21:27:07 C4YuWFPp0
保守。
575:代打名無し@実況は実況板で
07/10/21 22:18:45 y2gdmbUW0
ユウキガンガレほしゅ
576:代打名無し@実況は実況板で
07/10/23 02:31:52 gGb+Y02cO
ほしゅ
577:代打名無し@実況は実況板で
07/10/25 00:57:37 mMqMyWJuO
あいかわがんばれほしゅ
578:代打名無し@実況は実況板で
07/10/25 02:11:17 98eTdvjg0
保守
579:代打名無し@実況は実況板で
07/10/26 03:32:09 0JhPS2LZ0
(# =_)=)
580:代打名無し@実況は実況板で
07/10/27 03:22:44 TtVx2fz+0
岸田恐いよ岸田
581:代打名無し@実況は実況板で
07/10/27 07:46:35 REZvKnbXO
ピンバッチダブリ杉だ
582:代打名無し@実況は実況板で
07/10/27 22:20:28 tO59oZKz0
デイビーと川越さんが隣同士で写ってる写真がみたいwww捕手
583:代打名無し@実況は実況板で
07/10/28 12:35:28 YR8p9gxX0
保守
584:代打名無し@実況は実況板で
07/10/28 23:44:15 aITWVZAR0
>>582
つURLリンク(up.mugitya.com)
隣じゃないけど……保守。
585:代打名無し@実況は実況板で
07/10/29 00:46:42 IDN1/4FNO
>>584
そんなのうpしたら川越に消されるぞwww
586:代打名無し@実況は実況板で
07/10/29 18:44:09 U74RBqZP0
ほっしう
587:代打名無し@実況は実況板で
07/10/30 09:48:17 j0yx/IikO
本やんケコーンおめでとう保守
588:代打名無し@実況は実況板で
07/10/30 21:59:46 6x3UN+gC0
保守シマース
589:代打名無し@実況は実況板で
07/10/30 22:58:37 lxJgiZkC0
保守
590:代打名無し@実況は実況板で
07/10/31 12:02:51 joY9Ma3xO
ほしゅ
591:代打名無し@実況は実況板で
07/10/31 18:36:42 A3dvMhuM0
ほしゅ
592:代打名無し@実況は実況板で
07/10/31 19:43:29 j19WEjQdO
来年の開幕投手はだれ?
593:代打名無し@実況は実況板で
07/10/31 21:01:02 v8guiHHP0
川越
594: 【吉】
07/11/01 18:23:26 5f/kK3hKO
ほ
595:代打名無し@実況は実況板で
07/11/01 20:43:25 HSjY+JuN0
荒れそうなので保守
596:代打名無し@実況は実況板で
07/11/01 21:05:12 K/BZaUSw0
ぶらんぼー!ほしゅだよほしゅ!すとっぷ!のいず!
597:代打名無し@実況は実況板で
07/11/01 21:24:03 YrjFPwne0
保守
598: 【末吉】
07/11/01 22:34:24 X3W06Iua0
サーパスと応援スレ落ちた
保守
599:代打名無し@実況は実況板で
07/11/01 22:40:33 3FIp4DOB0
巛彡彡ミミミミミ彡彡
巛巛巛巛巛巛巛彡彡
|::::::: i ホジホジ
|:::::::: /' '\ |
|::::: -・=- , (-・=-
| (6 ⌒ ) ・ と'⌒^^ヽ、
| | ┃ _ノョヨコョヽ ヽ
∧ | ┃ ヽニニソ ト、 \
/\\ヽ ┗━┛ ノ`、/ ̄\ \___
/ \ \ヽ. __ / \ | ヽ
. r‐-‐-‐/⌒ヽ-ーイ `、 i
ヽ、 |_,|_,|_,h( ̄.ノヽ ビシッ ヽ |
ー-ヽノ| `~`".`´ ´"⌒⌒) ヽ /
ノ^ //人 入_ノ´~ ̄ )-'
600:代打名無し@実況は実況板で
07/11/02 10:19:55 b/voa6iY0
保守
601:代打名無し@実況は実況板で
07/11/02 17:47:34 xmpToV9o0
ハギーが解雇・・・
602:代打名無し@実況は実況板で
07/11/03 23:36:43 D7QPFpB80
ハギーガンガレ保守!
603:代打名無し@実況は実況板で
07/11/04 01:56:39 ww8QCjWB0
hosyu
604:代打名無し@実況は実況板で
07/11/04 18:58:37 JDbKwg+dO
保守
605:代打名無し@実況は実況板で
07/11/05 23:21:17 Ytv2+dDbO
ホシュシマース
606:代打名無し@実況は実況板で
07/11/06 01:46:19 iG4YC3d6O
>>605
デイビーさん乙です
607:代打名無し@実況は実況板で
07/11/06 20:39:31 5VdOxBGu0
いつも楽しみにしております。保守。
608:代打名無し@実況は実況板で
07/11/07 18:16:19 8hXR/hRj0
hosyu
609:代打名無し@実況は実況板で
07/11/07 20:58:46 ju0I7O270
ハギー、ヤクルトおめ☆
610:代打名無し@実況は実況板で
07/11/08 16:40:34 o1i0dQXm0
ほす
611:代打名無し@実況は実況板で
07/11/09 01:24:10 gf5eOH3eO
ほ
612:代打名無し@実況は実況板で
07/11/09 01:48:23 fBfKOcpv0
各球団のバトルロワイアルスレを見守るスレ11
スレリンク(base板)l50
613:代打名無し@実況は実況板で
07/11/09 22:11:48 FLul17SI0
ほし
614:代打名無し@実況は実況板で
07/11/10 20:51:16 PKszr6Jc0
☆
615:代打名無し@実況は実況板で
07/11/11 01:44:39 zXJ6IbpP0
下から三番目なのでage
616:代打名無し@実況は実況板で
07/11/12 01:03:08 +ezXfY790
続きが読みたい保守
617:代打名無し@実況は実況板で
07/11/12 04:05:42 o3V83HpJO
続きがよみたいら〜
618:代打名無し@実況は実況板で
07/11/13 03:34:42 4xxgurwz0
【コナミカップ】キム監督「実力で負けたわけじゃない」、イ外野手「中日の先発程度は韓国に沢山いる」
スレリンク(news板)
619:代打名無し@実況は実況板で
07/11/13 23:29:24 PzGpiCk+0
ほしゅ
620:「167・惑う者 1/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/15 00:14:40 /bJgIUmE0
まるで追いかけっこのような2人組だった。
日高は田中から少しでも離れたくて道を急いだ。田中は日高にピタリとつき従う。日高の
知らない田中がそこにいて、不気味な余裕を見せながら追いかけてくるような感覚だった。
灯りもない夜道だったが、市街地に近づくにつれ、ご親切にポツリポツリと街灯が点って
いた。廃墟の街。捨てられた街。捨てられた理由を考える暇は無い。日高は競歩のような
速度で前へと急ぎ続けた。
「日高さん、何そんなに急いでるんですか?オーナーは追ってきたりしませんから」
笑いを含んだような口調がまた日高の焦りを募らせる。
(何かやったんだ。こいつはこの島に来て、何かをやったんだ。何かを知っているんだ。
だからオーナーもこいつを選んだんだ。俺はその道連れにされてるんだ)
市街地を通り抜け、そのまま小高い丘の麓へと向かう。その丘を少し登ったあたりに清原
がいるらしい。地図を見ながら手探りの状況だが文句は言えない。前へ進むのみ。立ち止
まったら得体の知れない田中が喰らいついてくる。
「日高さん、あの灯り、わかります?」
ふいに田中が日高の前へ駆け出し、一方を指差した。森というには木が少ないが、平地と
いうには木が多い。そんな微妙な場所にひと際大きな灯りが見えた。
「行ってみましょうよ」
楽しげに誘う。そして何を考えているのか田中が駆け出した。
「お、おい!誰かいるかも……」
「いたらいたでいいでしょう?少し休ませてもらいましょうよ。日高さんがずっとスゴイ
勢いで歩いてるから疲れちゃいましたよ」
まるでそこに行けば何があるのか知っているかのように、田中が率先して前へと進み続け
る。仕方なく日高も後に続いた。
「到着―」
珈琲のいい匂いのする建物だった。『Cafe Bs』と書かれた看板。そして細かい注意書き。
中立地帯。その言葉は日高にはとても魅力的なものだった。しかしこんなゲームを仕掛け
たオーナーのこと、ここにも何か罠があるのでは。そう考えても仕方がなかった。ニコニ
コしている田中とは正反対の表情をした日高は眉に皺を寄せ、注意書きの一文字一文字の
裏の意味を読むようにしてじっくりと見つめていた。
621:「167・惑う者 2/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/15 00:15:42 /bJgIUmE0
「日高さん」
「待てよ」
「入りましょうよ」
「待てって。用心するに越したことはないだろ」
「清原さんの詳しい居場所、誰か知ってるかもしれない」
確かに田中の言うことは一理あった。自分達には漠然とした地図しか与えられていない。
清原はこの付近にいる。もっと詳しい情報が手に入れば移動も楽になる。
「……聞くだけだぞ。俺は長居はしたくない」
「俺もですよ。限られた滞在時間は有効に使わなきゃ」
カラン、と音を立てて田中がドアを開ける。明るい光と珈琲のさらなる香りが日高を迎え
た。そして予想外の声。
「いらっしゃーい」
いわゆる喫茶店。そのカウンターの向こうに相川がいた。反対側の席には見慣れた外人勢
が笑顔で手を振ったり、椅子に転がって眠っていたり。そして、ひとつの席でグッスリと
眠り込んでいるユウキの姿があった。
「ど、どういうことだ?」
うろたえる日高を尻目に、田中は何の躊躇いもなくカウンター席に座った。
「あ、相川、これはどういうことなんだ?」
日高の問いかけに相川はもう何度目になるかわからない説明を始めた。田中はカウンター
の上にあるグラニュー糖を勝手に掌の上に乗せて、ペロペロと舐めている。
少なくともここでは60分の間、身の危険を意識しないですむらしい。けれど日高はのんび
りする気など無かった。一刻も早くこの使命を終わらせて田中から離れたかった。そして
オーナーと話をして自分をここから助け出して欲しかった。
カウンター席に腰かける気持ちにもなれず、そこに立ち尽くしたまま扉付近に書かれてい
る注意書きに改めて目を通した。
「俺、大丈夫ですよね?」
笑顔を崩さず田中が相川に尋ねる。相川は田中の前に氷の入った水を置いた。
「ああ。日付が変わったから。………お前も変わったな」
「そうですかね。誰も気づかなかっただけじゃないのかな。俺自身も含めて」
「………かもな」
622:「167・惑う者 3/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/15 00:16:36 /bJgIUmE0
相川が田中の為の新しい砂時計を置いた。
日高は何気なく店の隅にいる外人勢の方へと目をやった。
1人、巨体が立ち上がる。そのまま日高の元へと歩み寄る。そして、小さな60分砂時計を
見せると、近くの机の上に置いた。
「これで時間を計るのか」
「ソウ」
デイビーが呟く。そしてカウンターの相川たちに背を向けるようにして日高と並んだ。
ポケットから1枚の紙を取り出す。掌よりも小さな紙。それを日高に見せた。そこには決
して上手ではない平仮名で、こう書かれていた。
『 が ん ば れ 』
日高はうなずいた。デイビーの目を見て必死に何度もうなずいた。デイビーも日高を見下
ろして何度もうなずいた。そして、小さなボールペンを取り出し、そこに新たな文字を書
き加えた。
『 たなか こわい 』
小さく背後を指差す。間違いなく、カウンターに座っている田中を指し示しているのだ。
一瞬、日高の頭がジン、となった。やはり自分が感じていた不気味なものは本物だったの
だ。間違ってはいなかったのだ。田中は何かを起こしたのだ。それをデイビーは知ってい
るのだ。そして日高に逃げろと忠告しているのだ。
(逃げなきゃ!)
日高は強く思った。1人だけでいい。早く清原の元へと移動し、オーナーとの約束を守り、
命の保障をしてもらうのだ。今の自分たちは文字通り、首の皮一枚で繋がっているのだか
ら。1人でいる不安より、田中と一緒の不安の方が大きい。その感覚は間違ってはいなかっ
た。デイビーも励ましてくれている。さあ、もう一刻も早く逃げなければ!
カララン。ドアの開く音がした。新しい誰かが現れたのだ。
「いらっしゃーい」
慌てて相川が声で迎える。入ってきた人物の右手に、全員の目が集中した。
右手を真っ赤に染め、そのユニフォームも赤い何かで汚した平野佳寿がそこにいた。
鈍く光る日本刀を握り締めて。
【残り・23人?】
623:「168・中と外 1/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/15 00:17:48 /bJgIUmE0
「こ、ここは中立地帯だぞ!」
慌てて相川が叫ぶ。店の奥でもガタンと何かが動く音がした。恐らく隠しカメラでここを
見つめている岸田が万が一に備えて戦闘の準備を始めたのだろう。
だが平野は小さく笑うと、軽く左手を上げた。
「わかってますよ、説明書き読みましたから」
数歩店内に歩き出す。ドアが自然の重さで閉まった。田中はカウンター席からじっと平野
を観察している。日高は自分のすぐそばにやってきた平野を驚きの表情で見つめた。
右手を染めているその赤は、一体何を意味しているのだろう。刀の鈍い光り方も、どこと
なく汚れているように思える。何故汚れたのか。何で汚れたのか。そして平野のユニフォ
ームにも、大小の赤い斑点が飛び散っている。良く見れば、顔も汚れているように思える。
顎がちょっと赤くなって腫れているようだ。鞄も妙に膨れている。
「あれ?日高さん」
平野が日高の顔を見て、少し驚いたような顔をした。
「日高さんならわかるかな……」
小首を傾げる。その様子は日高の知っている平野佳寿だ。手が血に染まっていようが、普
段の平野と変わらない素振りだった。
(佳寿の奴、ひょっとして誰かに勝負をかけられて仕方なく……正当防衛だったのか?)
日高が平野の顔を見る。
「日高さん、ちょっと見てもらえませんか?すぐそこなんです」
言いながら再びドアを開け、店の外へ出る。奇妙に思いながらも日高はその後に続いた。
「どうした?何かあったのか?」
瞬間、店から漏れる灯りに何かが反射した。そして日高の脇腹に激痛が走った。
「ぐっ!」
「やべ、逆袈裟懸け失敗。やっぱ難しいな」
日高は慌てて自分の脇腹を抑えた。痛い。鋭い痛みだ。目をこらすと、ユニフォームが切
れているのがわかった。そこがジンジンと痛む。
(斬られた!)
咄嗟に平野を見た。
「中立地帯だぞ!」
「店の中だけでしょう?ここは外」
624:「168・中と外 2/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/15 00:18:48 /bJgIUmE0
釣られた。ようやく現状を把握した。平野に誘き出されたのだ。
(逃げなきゃ!)
そう思っても、平野は日高をじっと見据えている。少しでも動こうものなら、その方向へ
と刀が振り下ろされるのだろう。
(どうする?!)
考えている間も脇腹の痛みは増している。押さえている手にヌルリとした感触も、少しだ
けだが訪れ始めた。逃げればよかったのだ。デイビーに言われた時にすぐに。
(なんで俺はこうもトロいんだ)
ヘビとマングースのような睨み合いが続く。額に脂汗が滲んだ。
だがそれを破ったのは平野の無様な声だった。
ガンッという鈍い音がし、平野の体勢が前のめりに崩れた。「グエっ!」と呻きながら平野
が顔を伏せ、頭を両手で抱えた。
(今だ!)
日高は平野に背を向けると、一目散に闇の中へと走り出した。方向は決まっている。清原
がいると教えられたその場所だ。漠然とした場所でしかないが、今はこの危険から逃れる
のが先決だ。とにかくその方向へと走り出した。
「畜生!!」
一方の平野はもう殺し損ねた日高のことなど考えてはいなかった。勢いよく背後を振り向
く。そして両手で握り締めた刀を振り上げた。
ヌンチャクを手にした田中が笑っていた。
「ここ、中立地帯だから」
ハッとする。田中はドアの向こう、店の中にいる。平野だけが外にいる。
「俺に手を出したらヤバイんじゃないかな」
追い討ちをかけるように、田中がとぼけた声で喋る。平野は唇を噛み締めた。こちらから
手を出すことは出来ない。田中が両手に持っているものはヌンチャク。あまり便利ではな
さそうだ。今だって、それで平野の頭を殴る程度のことしか出来なかったのだ。長さもそ
れほどではない。ならば、この日本刀でも立ち合えるはずだ。恐れることなどない。
(現状を大きく変化させるようなことはない)
平野はそう判断した。もし銃などを持っているのなら、ついさっき平野を背中から撃てば
よかったのだ。だがそれをしなかった。つまり、飛び道具は持っていないのだ。
625:「168・中と外 3/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/15 00:19:57 /bJgIUmE0
「………そうですね。でも、俺にも珈琲ぐらい飲ませて下さいよ。折角の中立地帯でしょ
う?60分だけ休みにきたんですから。怪我の手当てもしたいし」
平野が余裕ありげに答えると、田中も余裕を見せた。
「そうだな。それにお前、右手洗った方がいいぞ」
「ええ、ベタベタを通り越して、粉がパラパラし始めてるんですよ。肝心な時に刀を握り
損ねたら大変だ」
「だから日高さんをミスったってわけか?」
「ミスじゃないですよ。とにかく中に入りますから」
少し、イラついた。予想外に田中は言われるままにドアから数歩離れた。
「どうぞ。俺ももう次の仕事に移らないと。日高さん先に行っちゃうし」
ゆっくりと慎重に、けれどそんな様子を微塵も感じさせずに平野はドアへと歩き出した。
その間も決して田中からは目を逸らさなかった。一歩ずつ普通に歩くようなフリをして、
足場だけはしっかり確かめた。何があっても足を滑らせることなく移動出来るように。
だが、やけにあっけなく平野はドアに辿り着いた。中に入る。明るい光と珈琲の香りに再
び迎えられる。平野はすぐ近くにある席に腰を下ろした。途端に田中がドアに飛びついた。
「じゃ!俺行くから!決闘で俺を呼ぼうとしても無駄だぜ!」
捨てゼリフを残して外へと飛び出してゆく。平野が声をかける間も無く田中の姿は暗がり
に溶けていった。
(………田中さんなりの計算か?)
元気な平野と勝負するより、手負いの日高を負った方が、勝負は楽。
(油断出来ない相手ってことか)
平野の机に、静かに60分砂時計が置かれた。同時に冷たいタオル。差し出してくれたブラ
ンボーに軽く会釈をすると、平野は右手の汚れを拭き始めた。白いタオルが赤黒く汚れて
ゆく。闇の中ではこれほどはっきりと赤い色を確認出来なかった。今改めて見て、平野は
自分が人を殺したことを再確認した。
(これは、早川さんの血)
内臓に右手を突っ込んだ時の感触。グニャリとした弾力。生温かさ。断末魔の絶叫。
不思議なことに、平野はもう何の感傷も抱かなかった。
(そう、これでいい)
626:「168・中と外 4/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/15 00:21:23 /bJgIUmE0
相川に注文を尋ねられ、エスプレッソを頼んだ。出てきた量が少ないのがやや不満だった
が、無料なのだから仕方ないと諦めた。そもそもエスプレッソがどういう種類なのかもわ
からない。とりあえず、今は温かい何かを腹の中に入れたかった。予想以上に苦かったの
で、砂糖とミルクをもらった。
エスプレッソを飲み、大きく息をひとつ吐いて、ようやく落ち着いた。
そして、初めてその人物が目に入った。
壁際。左手をダランと落として眠っている。微かに鼾が聞こえる。熟睡しているようだ。
(ユウキさん……全然気づかなかった)
周りを見る余裕もなかったのだろう。平常心にはまだまだ近づけないようだ。
声をかけてみようかと思った。けれど、ひとつのことに気づいた。
ユウキの砂時計はかなりの量の砂を積もらせていた。もう残りは3分の1を切っているか
もしれない。
(…………)
心の中で小さくほくそ笑んだ。荷物を持ち、立ち上がる。
「もう行くのか?」
相川の問いかけに、平野は素直にうなずいた。
「狩りは夜が向いてるもんでしょ?」
そしてユウキのテーブルに歩み寄る。
ユウキ専用の60分砂時計を摘み上げ、ヒョイとひっくり返すと再び机の上に戻した。
ここは中立地帯。直接的な攻撃をしてはいけない。
平野はただ、砂時計を逆さまにしただけだ。
ただそれだけのことだ。
ほんの些細なことだ。
だから、誰も何も言わなかった。
言いたくても言えなかった。
「じゃ、ご馳走様でした」
平野がゆっくりと店を出てゆく。
シンと静まり返った店の中、相川には砂時計の砂の落ちる音すら聞こえるような気がした。
【残り・23人?】
627: ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/15 00:22:39 /bJgIUmE0
今回は以上です。
もうそろそろ仕事が落ち着きそうなので、
以前の投下速度に戻せるように頑張ります…
628:代打名無し@実況は実況板で
07/11/15 01:18:39 dJED0E3X0
お仕事乙です!待ってましたw
昆布逃げて逃げてー平野でかいのこええええええええええ!
629:代打名無し@実況は実況板で
07/11/15 08:03:27 MDp4XZmx0
投下乙です。
デイビーかわいいよデイビー。
ユウキ早く起きろ大変な事になるぞ。
630:代打名無し@実況は実況板で
07/11/15 08:49:10 yvRfwnXt0
続きキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
投下乙です!!待ってました!!
平野ぉおお(((( ゜Д゜))) 昆布頑張れ昆布
相川も大変だ・・・・
631:代打名無し@実況は実況板で
07/11/16 00:15:28 L9ohpARc0
投下乙です!待ってました!
佳寿も田中も怖すぎる…ユウキはどうなるのーーー
続きもかなり楽しみです!
お仕事頑張ってください。
632:代打名無し@実況は実況板で
07/11/16 00:16:13 L9ohpARc0
>>630さんとかぶってたw
633:代打名無し@実況は実況板で
07/11/16 22:36:00 k21hl9t70
おつかれさまですっ!!
平野L怖えぜ。
634:代打名無し@実況は実況板で
07/11/17 04:05:05 dSjCeTqtO
ほし
635:代打名無し@実況は実況板で
07/11/18 01:22:18 0pe3tFl8O
しゅ
636:代打名無し@実況は実況板で
07/11/18 16:37:53 oM8g4gZR0
続きwktk
637:代打名無し@実況は実況板で
07/11/19 09:23:29 Wi2NcQkG0
若手はやるきいっぱいだな捕手
638:代打名無し@実況は実況板で
07/11/19 15:33:31 DQGiTghSO
ほす
639:代打名無し@実況は実況板で
07/11/20 19:14:24 eNmegZd/0
うたふじ がんばれ ほしゅ
640:代打名無し@実況は実況板で
07/11/21 18:03:40 66xOdRR6O
ほ
641:代打名無し@実況は実況板で
07/11/22 21:04:35 ujDETl//0
hosyu
642:「169・肉片と涙 1/7」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/22 22:31:17 zgoxuu8b0
無言のまま、川越と阿部の2人は暗い丘の下り坂を歩いていた。阿部は自分の体に奇妙な
ダルさを感じていた。きっと今回のトラップで闇雲に走り回ったせいなのだろう。この島
に来てからもう随分な時間がたっている。睡眠時間もあまり落ち着いて取れてはいない。
眠ったとしてもウトウトするだけで、途中で何度も目を覚ましている状態。体が限界を訴
えているのかもしれない。
一方川越は表情も変えずに黙々と夜道を歩いている。
(俺も川越さんみたいにプロテイン沢山取った方がいいのかな)
そんなことを考えつつ、事務的に両足を動かした。
目指すは『Cafe Bs』。水口と約束した場所だ。漠然とした方向しかわからない。市街地の
端、丘の麓にあると聞かされた。手掛かりはそれだけだが、合流出来る可能性があって一
番近いと思われるのはそこだ。途中でバイクの排気音のようなものも聞こえた。その方向
には間違いなく誰かがいるのだ。
敵ではない誰かと合流したい。そして作戦を練るのだ。
隣を歩く川越を見た。川越が言っていた不安。時折記憶が消えるという現象。それについ
ても考える時間が欲しい。さっき、一瞬だけ川越の変化の片鱗を見た気がした。あれは何
が起きたのか。何を起こそうというのか。それらを知りたかった。
もう道が下り坂になって随分たつ。木々の茂る遊歩道を黙々と歩いた。やがて、背の高い
木がまばらになり始める。視界の中に、微かな灯りがポツポツと見え始めた。
「………町の街灯が、点いてる?」
「これもオーナーのご配慮ですかね?」
「町の灯り点けるなら、山道にもつけて欲しいよな」
「まあそうですけど………なんかいい匂いしません?」
阿部が鼻をスンスン鳴らしながら匂いを嗅ぐ。川越もそれに倣うようにして匂いを調べた。
「ホントだ。なんかいい匂い」
「珈琲っぽいですよね、なんとなく」
「………カフェ?」
思わず2人は顔を見合わせた。ゴクリと阿部が唾を飲み込む。
「近いかも!」
643:「169・肉片と涙 2/7」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/22 22:32:04 zgoxuu8b0
どちらともなく声が揃った。自然と足取りが軽くなった。疲れているはずなのに、目的地
が近いとわかると体が元気を取り戻す。きっとそこに水口がいるはずだ。軽やかになった
足取りは、やがて駆け足へと変わる。町の方へ。灯りの方へ。見える灯りを辿って走る。
そして風に乗って香る微かな珈琲の匂いが2人を導いた。
見えてきたのは灯りの漏れる窓。急いで作ったような手作り看板。
『Cafe Bs』
「あったああああああ!」
思わず阿部が飛び上がって叫んだ。
「水さああああああん!!」
「バカ!大声出すな!」
「す、すみません」
そんな会話も走りながら続く。真っ先にドアに飛びついたのも阿部だった。
「水さん!!」
喜びに満ちた声でドアを開けた。
阿部の視界に飛び込んできたのは驚いて大きく目を見開いた相川だった。
「あ、相川?!」
「あ、阿部さん?!………いらっしゃいませ」
「なんでお前がこんなトコに……って、ブランボー?!おいおい、外人組までなんでここ
にいるんだよ?!水さん来てるか?水さん!」
「水さんが来たのは随分前ですよ。今はいません」
「え…………じゃあ、まだ来てないのか………」
急に不安が押し寄せる。あの時、水口は悲鳴を上げた。そして阿部に逃げろと言った。こ
こで落ち合おうと声だけで約束して別れた。まだキチンと顔を合わせてはいないのだ。川
越は水口に会っている。肩を怪我していると言った。では、怪我を考えた上で動いていな
いのだろうか。それほど重症なのだろうか。それともただ単に、夜の行動を控えているだ
けだろうか。
(急いで損した、かな)
「阿部さん、1人ですか?」
相川が冷えた水の入ったコップを差し出す。阿部はそれを受け取りながらキョロキョロを
首を振った。
644:「169・肉片と涙 3/7」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/22 22:32:47 zgoxuu8b0
「川越さん!何してんですか」
「いや、説明書きを……」
川越はまだドアの向こうで何かを読んでいるようだった。そういえば、ドアのすぐそばに
何かが細かく書かれていたような気がする。ようやく川越が中に入ってきた。
「カワゴエ!」
デイビーが川越に駆け寄る。そのまま正面から抱きしめると軽々と持ち上げた。
「デイビー?!どうして?」
「ヨカッタ、ゲンキ、ヨカッタ」
その脇でブランボーが2個の砂時計をすぐそばのテーブルに置いた。
「阿部さん、入り口の説明書き読まなかったんですか?」
腰に手をあてて呆れ顔な相川が尋ねる。阿部は力強くうなずいた。
「ここに水さんがいると思って必死だったから」
「ちゃんと読んで下さいよ。ここのルール、いろいろあるんですから」
改めて相川は中立地帯のルールを話し始めた。もう何度も繰り返し話した内容は、すっか
り暗記出来ている。話を聞きながらようやく事態を飲み込めた阿部の顔が真剣なものに変
わっていった。
「ユウキ」
川越の声に振り返る。店内の壁際でぐっすり眠っている人物がいた。ユウキだ。川越がユ
ウキを起こそうとしていた。
「川越さん、起こしたら可哀相じゃあ……」
「でも寝過ごしたらヤバイだろ?60分ルールじゃ」
「残り時間は………なんだ、結構あるか」
阿部も歩み寄り、ユウキの砂時計を覗き込んだ。
「30分以上残ってるみたいですね」
「出来るだけ情報交換しておきたいんだ。この後一緒に行動してもいいわけだし」
「こんなにのんびり寝てるようじゃ、敵って感じはしないですよねえ。ユーウーキー」
言いながら阿部が、息が出来ないくらいしっかりとユウキの鼻をつまむ。それでもユウキ
は目を覚まさない。
「このやろ、根性あるな。ユウキー、起きろー、田中―」
続いて片方の耳たぶを摘んで引っ張る。ようやくユウキの瞼がピクリと動いた。
645:「169・肉片と涙 4/7」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/22 22:33:41 zgoxuu8b0
「おい、起きろユウキ」
阿部が容赦無く揺する。ユウキは小さく口の中で何事かを呟くと、うっすらと目を開けた。
ぼんやりと阿部の顔を見、数回瞬きをして、バチッと目を覚ました。
「阿部さん?!」
「おう!川越さんもいるぞ!無事だったか!」
阿部が満面の笑みを浮かべてユウキの頭を撫でる。ユウキは少しだけ口元をピクリと引き
攣らせたが、すぐに笑みを返した。
「阿部さんも、川越さんも無事だったんですね」
言いながら自分の砂時計を見る。まだ半分以上残っている。続いて左手首の腕時計を見た。
「あちゃ!やっぱり壊れてたか」
「どうした?」
「いえ、ここに入った時に時計の針が外れちゃったんですよ。応急処置したつもりだった
んですけど、やっぱり付け焼刃は無理だったみたいで。砂時計あって良かったー」
「その上俺たちにも会えたんだぞ、この幸せ者が」
阿部が大袈裟に胸を張ってみせる。隣で川越が笑った。そして力づけるように言った。
「ユウキ、一緒にこの島から逃げ出すんだ」
途端にユウキの表情が真剣そのものに変わる。
「方法があるんですか?!」
身を乗り出さんばかりの迫力に、思わず川越は体を仰け反らせた。
「い、いや、まだわからないけど、何人かで集まればきっと方法は見つかると思うんだ」
あからさまにガッカリした表情で、ユウキは再び椅子に身を落ち着けた。
ぬるい。ぬる過ぎる。考えていることが適当すぎる。確かに自分を励ます為に適当なこと
を考えるのもいいだろう。だがもうそんな時間はとっくに過ぎ去っている。残り時間は少
ない。だからこそユウキは早々に覚悟を決めて、出発直後に手を血に染めたのだ。
そして、吉井がいなくなった今、ユウキは完全に楽観的な考え方を失った。
あの吉井が倒れたのだ。もうユウキにすがれる者はいないのだ。
だから、己の生存は己の力で確保しなければならない。
とうの昔に戦うことを決めた自分だ。何の迷いもない。
後藤を仕留め損ねたのは残念だった。そう言えば平野恵一は大丈夫だろうか。
(………恵一のラッキーカードで釣ってみるか)
646:「169・肉片と涙 5/7」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/22 22:34:32 zgoxuu8b0
もし運良く研究所に辿り着き、ラッキーカードを使ったとする。けれど何が起こるのかは
全くわからない。その為には阿部と川越を一緒に連れて行き、石橋を叩く役目をさせるの
もいいだろう。渡るべき橋が安全だとわかった時点でユウキが全てを掠め取ればいいのだ。
静かに視線を上げ、やや不安そうな表情を作って、ユウキは阿部を見上げた。川越を見る
とどうも調子が狂いそうなので、あまり目を合わせないようにした。
「恵一……平野恵一、会ってませんか?」
「恵一がどうかしたのか?」
阿部がすぐに食いつく。
「恵一、ラッキーカードを持ってるんです」
「ラッキーカード?」
阿部と川越が声を揃えて尋ねた。マヌケで仲良しな2人だ。マヌケな2人はそれぞれ椅子
を用意し、ユウキの正面に座った。
「恵一の支給されたものがラッキーカードなんです。でも内容は何も書いてなくて、ただ
この島の南にある研究所へ行けってしか書いてないんです。だから2人で行こうとしたん
ですけど、ちょっとはぐれちゃって……あいつ、怪我もまだ完全じゃないし」
ゆっくりと阿部が顎に手を当てて考える仕草をする。
「ラッキーカードって何だろ」
「それがわかれば苦労はしません」
「とりあえず、恵一を保護するのが先決みたいだな」
川越が呟くと、それに対抗するように阿部が続けた。
「その前に水さんと合流しないと」
「そうだ、水さんだ。やっぱりあの家にまだいるんだと思うよ」
「ですよね……ここにいないとなると、やっぱり夜道とか、怪我の状態を気にして動けな
いのかもしれない……川越さん、案内して下さい」
「ああ。そうしたらガブも塩崎もいる。人数増えて頼もしくなるぞ」
そうか、ユウキは理解した。川越が楽観的に見えるのは、仲間の頭数を計算出来ているか
らだ。すでに戦わない約束をした仲間なのだろう。
(……やっぱ甘いよ、川越さん。俺が引き剥がしてやってもいいんだぜ?)
すんなり水口たちと合流して一網打尽に消してしまうか。それともこのまま阿部と川越を
研究所の方へと理由をつけて無理矢理引っ張って、水口たちと離れさせるか。
647:「169・肉片と涙 6/7」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/22 22:35:49 zgoxuu8b0
(どっちの方が面白いかな)
心の中でニヤリと笑ったその刹那、バンッ!という爆発音と共に、ユウキは瞬間の激痛を
喉元に感じた。だがすぐに意識が消えた為、苦しみと驚きが一瞬で終わったのはユウキに
とって不幸中の、最後の幸いだった。
突然のことに大きく目を見開いたまま、ユウキの喉から飛び出した赤、ピンク色の液体や
柔らかい何かが容赦なく阿部と川越に叩きつけられた。
「うわああああああああああああっ!!」
絶叫した阿部が椅子からもんどりうって落ちる。川越は驚きのあまり体が動かないようで、
椅子に座った視線のまま少し身を引いただけで凍りついていた。
最初にデイビーがものすごい形相で駆け寄った。目を閉じることが出来ない川越の頭を抱
え、その視界を塞いだ。続いてガルシアが駆けつけ、阿部のすぐ横にしゃがみこむ。
「ダイジョブ、カワゴエ、ダイジョブ……don't worry……OK……」
デイビーが何度も呟く。そしてガルシアに手で合図をした。椅子から崩れ落ちかけている
ユウキの体を隠せと訴えていた。
「あ、阿部さん」
相川が水の入ったコップを持って歩み寄る。当然、ユウキから目を逸らしながら。
差し出されたコップを、阿部は力の限りで振り払った。グラスは床に叩きつけられ、派手
な音を立てて光の粒を撒き散らしながら割れた。
「もういやだあっ!!」
阿部が怒鳴った。
「もういやだこんなのはいやだやってられるか!俺たちは人間だぞ物じゃないんだぞ!な
のになんでこんな簡単に死ぬんだよ傷つけられるんだよ!俺たちが何したってんだよ!た
だの野球選手だよ!そりゃあ多少は世間一般の人とは違うよ給料も高いよ!でも将来の保
証だって無いんだぞ!だから頑張って練習して野球やってんだぞ!なのにどうしてこんな
島に閉じ込められて殺し合いさせられてんだよ!俺は誰も殺してないぞ!殺そうとも思っ
てないぞ!なのにどうして死んでくんだよ!もういやだ絶対嫌だ俺はいやだ!!ふざけん
な畜生!!誰か助けてくれよ!!」
喉元から振り絞るような叫び。これまでずっと冷静な判断を守ってきた阿部が、とうとう
壊れたように弱音を吐き出した。叫び終わっても、肩で荒々しい呼吸を続けた。
648:「169・肉片と涙 7/7」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/22 22:36:50 zgoxuu8b0
「…………どうしてだよ…………」
力無く、阿部が呟く。
「………中立地帯なのに………なんでユウキが………」
「砂時計です」
新しいコップを持った相川が、静かに再び阿部に水を差し出す。今度こそ阿部はコップを
受け取った。そして一気にその水を飲み干した。
「ユウキさんの砂時計、本当はもう残り3分の1を切ってました。でも、ユウキさんが寝
てる間に誰かが砂時計をひっくり返して置いたんです。だからまだ時間があるように思え
てしまった」
「………誰がやったんだ?」
阿部が横目で睨みつけるようにして相川を見据える。
「それは………言えません」
「中立地帯だからか」
「…………すみません」
「…………仕方ねえか。お前だってルール違反をしたら、ユウキみたいな運命か」
相川が俯く。阿部もガックリと肩の力を落とした。
「…………水さんと合流して、恵一見つけて研究所。これが俺らのルートか」
阿部はただ、ぼんやりと床を見つめていた。
「…………少しだけ、泣かせてくれな」
誰に告げるともなく呟いた。
「…………ユウキだってよ、同じ近鉄のユニフォーム着て頑張った仲間なんだよ」
途端に阿部がボロボロと涙を零し始めた。
「…………どこで…………誰が…………何を…………間違ったんだろうな…………」
両腕で頭を抱き、床に突っ伏す。泣き崩れた阿部の頬には、まだピンク色の肉片がくっつ
いていた。
「……………畜生!…………死にたくねぇよ………!!」
【×ユウキ 残り22人?】
649: ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/22 22:37:25 zgoxuu8b0
今回は以上です。
650:代打名無し@実況は実況板で
07/11/22 23:08:53 v/nDgzjx0
投下乙!
久々に死者が……ユウキいいいいいいい!!
前の話でのあれが案の定死に直結したか…
阿部ちゃんの長台詞が切ない……
651:代打名無し@実況は実況板で
07/11/23 02:47:18 c4ZP6VdlO
投下乙です!
ユウキの思惑も知らぬ、阿部真のいい奴っぷりに泣けました。
続きwktk
相川もガンガレー!
652:代打名無し@実況は実況板で
07/11/23 05:45:25 1iao097AO
職人さん本当に乙です
デイビー優しいよデイビー
653:代打名無し@実況は実況板で
07/11/23 10:00:36 MNrcVjky0
投下乙です。
ユウキ悲しいよユウキ。
阿部ちゃんの叫びが切ない。
654:代打名無し@実況は実況板で
07/11/24 00:39:24 9voY8Dj6O
乙です。
阿部ちゃんガンガレ!諦めるなよー!
655:代打名無し@実況は実況板で
07/11/24 00:41:07 BaFqZBizO
あべちゃんがエイエイとゴッツに会えますよーに
656:代打名無し@実況は実況板で
07/11/24 00:59:02 M0l4xhe+0
砂時計ひっくり返したら時間普通に伸びると思って
平野やさしいな(*´∀`*)とか思った自分甘すぎwwwworz
657:代打名無し@実況は実況板で
07/11/24 01:08:53 BaFqZBizO
>>656
文章から平野の冷酷さと周りの相川たちの
雰囲気が分からなかったのか?
おまいさんのほほんとしすぎw
658:代打名無し@実況は実況板で
07/11/25 00:15:37 iIovXQJxO
保守
659:代打名無し@実況は実況板で
07/11/25 00:31:29 5tu7rMBO0
タイトルからいやな予感はしてたけど
ユウキ・・・
660:代打名無し@実況は実況板で
07/11/25 10:35:23 x0+t5c8g0
保守
661:代打名無し@実況は実況板で
07/11/26 01:35:35 V7JlCQy/O
川越さん応援保守
662:代打名無し@実況は実況板で
07/11/26 15:46:55 A3BruJEGO
保守
663:代打名無し@実況は実況板で
07/11/27 08:12:56 KGJ7i/S90
平野(小)がトレード・・・
664:代打名無し@実況は実況板で
07/11/27 21:12:40 1neNIVmV0
、._.,
665:代打名無し@実況は実況板で
07/11/28 00:10:00 C3lA+x8yO
浜中
666:代打名無し@実況は実況板で
07/11/29 01:10:09 pcyivLLIO
☆
667:「170・生きるための役割 1/6」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/29 23:03:30 PdkMsZfQ0
ガタン。
壁に何かがぶつかったような音を聞き、北川の上半身に力が入った。
順番に眠り、今は北川が朝の6時まで起きている番だった。光原と下山は北川と交代で眠
りについた。高木を起こすのは可哀相だと意見が一致し、北川1人での見張り番だった。
カタタン。
また何かがぶつかった。北川はそっと立ち上がると、まずは下山に歩み寄った。軽く肩を
叩く。ビクンと体を震わせて、普段は寝起きの悪い下山がすぐに目を覚ました。
「な、何かあったんですか?」
小声で尋ねてくる。北川は小さくうなずいた。
「何かが壁にぶつかってるんや。さっきから2回。俺、ちょっと外に出て調べるから、念
の為起きとってもらえるか」
「俺も行きますよ」
「いや、お前はミツと高木の面倒を頼む。もしもの時は2人を起こしたってくれ」
ガタン。
また音がした。明らかにそれなりの重さのあるものがぶつかっている。しかもさっきとは
音の場所が微妙にズレている。音は動いているのだ。着実にドアのある方へと。
「頼む」
呟くと北川は出口の方へと歩を進めた。懐中電灯の灯りを点け、タオルで光源を包み込む。
弱くなった灯りを背中に隠し持ち、薄くドアを開けた。目の前には夜の闇。しばらくその
闇を見つめて目を馴らした。
ドン。
近くでまた音がする。北川が唾を飲む。静かにドアを押す。体スレスレまでの幅にして、
そっと顔を出し左右を見渡した。
数メートル先、何かが壁の下にうずくまっていた。うずくまる、というよりももたれかか
るようにして崩れ落ちていた。物ではない。何か生き物の大きさだ。人か、獣か。
「………う………」
小さく呻く声がした。人だ。
「…………ぐ…………うぅ……っ…………」
苦しんでいる声だとわかった。体を縮めて、苦しんでいる。
668:「170・生きるための役割 2/6」 ◆UKNMK1fJ2Y
07/11/29 23:04:46 PdkMsZfQ0
北川はそっとドアの外に出た。静かに扉を閉める。中に残した3人に出来るだけ影響が出
ないようにドアから少しだけ離れた。4人で武器を分けた時に選んで手にした殺虫剤を握り、
そっと声をかけた。
「………誰や?」
ガツン、と音がしてまた呻き声が聞こえた。どうやら驚いて頭を壁に打ちつけたらしい。
「大丈夫か?俺や、北川や。誰や?」
「…………ペーさ…………」
「そうや!誰や!」
思わず歩み寄った。そして懐中電灯で相手を照らした。小さく丸めた背番号44が見えた。
「鈴木!」
そのユニフォームは血だらけだった。北川はすぐそばにしゃがみこむと顔を覗き込んだ。
「うわっ」
思わず声が出てしまうほど、鈴木の端正な顔は傷ついていた。ろくな治療も出来なかった
のだろう。血はこびりつき、赤く腫れている部分もあった。しかし何よりも目を引いたの
は腹部の異様なほどの出血だった。何かがそこから生えている。赤く染まった何かがあっ
た。北川は出来るだけ見ないようにして、鈴木の肩を支えた。
「こっち来い!中入れ!治療する道具は無いけど、水で顔洗うくらいは出来る!」
傷ついたその体を引き上げると、また鈴木が小さく呻いた。かなり傷ついている。もう1
人で立つ力すら無いのかもしれない。北川の耳元で鈴木の荒い息遣いが聞こえた。ぜーぜ
ーと喉が鳴っている。不規則なそのリズムが明らかな心身の異常を伝えていた。
(瀕死の重傷か?間に合わんか?誰にやられた?!)
鈴木を引き摺るようにして壁沿いに歩き、ドアを開けた。
「シモ!鈴木や!大怪我しとる!手当ての準備や!水とタオル!」
「は、はい!」
下山がバタバタと音を立てて鞄を引っ掴む。白旗組の旗から1枚のタオルを外し、自分の
鞄から水を取り出した。北川も殺虫剤を床に置いた。
「鈴木、ここ、座れ」
北川が鈴木の体を床に下ろそうとしたその時、視界にキラリと光るものが見えた。
(えっ?)
そう思った瞬間、左足に鋭い痛みが走った。
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