2323バトルロワイヤル at BASE
[2ch|▼Menu]
1:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 01:58:22 Ca3egvD50
『2323バトルロワイヤルルール』

精神をヴァーチャル空間にダイブさせて行われるバトロワ。
参加者は互いに戦い、HP(ヘア・ポイント)を削り合う。
1.HP=頭髪の本数。
2.HPが0で脱落。
3.戦闘で受けたダメージは全て現実世界の毛根へと送られる。
4.相手に与えたダメージの1/10を自分のHPとして吸収できる。
5.上記の方法で元々の最大HPより増加した場合、現実世界では増毛効果となって現れる。
6.刺客にHPは存在しない(無敵状態)。
7.規定時間(72時間)が経過するか、生き残りが1人になった時点で試合終了。

※追加参加者募集中(23BR運営委員会・山下大輔まで)※


なお、本編中は「薄い」などの語がNGワードとなり、
自動的に「2323」などに置き換えられる仕様となっております。
例:「薄々感づいてはいたが」→「2323感づいてはいたが」

2:あぷぷくん ◆APPwLEDWGc
07/03/04 01:58:50 f2EK9hdO0
( ^ω^)僕ちんの世界なのだ

3:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 02:01:01 Ca3egvD50
ぅぉ、まさか勃つとは…


他バトロワ保管庫

讀賣巨人軍バトルロワイアル
URLリンク(www.geocities.co.jp)
横浜ベイスターズバトルロワイアル
URLリンク(www003.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(doubleplay.hp.infoseek.co.jp) (2005年版保管庫)
広島東洋カープバトルロワイアル
URLリンク(brm64.s12.xrea.com)
URLリンク(www6.atwiki.jp) (2005年版保管庫)
中日ドラゴンズバトルロワイアル
URLリンク(dra-btr.hoops.jp) (2001年版保管サイト)
URLリンク(dragons-br.hoops.ne.jp) (2001年版・2002年版保管サイト)
URLリンク(mypage.naver.co.jp) (2002年版保管サイト)
URLリンク(cdbr2.at.infoseek.co.jp) (中日ドラゴンズバトルロワイアル2 第三保管庫)
URLリンク(qdr.mydns.jp)(中日ドラゴンズバトルロワイアル2004保管庫)
阪神タイガースバトルロワイアル
URLリンク(kobe.cool.ne.jp)
URLリンク(homepage2.nifty.com) (旧虎バト保管庫・若虎BR紅白戦進行中)
ヤクルトスワローズバトルロワイアル
URLリンク(f56.aaa.livedoor.jp)
プロ野球12球団オールスターバトルロワイヤル
URLリンク(www.geocities.jp)

4:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 02:01:39 Ca3egvD50
福岡ダイエーホークスバトルロワイアル
URLリンク(www3.to) (s氏作)
ソフトバンクホークスバトルロワイアル
URLリンク(sbh.kill.jp)
アテネ五輪日本代表バトルロワイアル
URLリンク(athensbr.fc2web.com)
東北楽天ゴールデンイーグルスバトルロワイアル
URLリンク(www.geocities.jp)
ビリオネア・バトルロワイヤル
URLリンク(tokyo.cool.ne.jp)
西武ライオンズ バトルロワイアル
URLリンク(web-box.jp)
オリックスバファローズバトルロワイアル
URLリンク(sbh.kill.jp)
千葉マリーンズバトルロワイアル
URLリンク(www.age.cx)
2ch野球板 バトルロワイアル 参加者名簿
URLリンク(www4.atwiki.jp)
マーダー名鑑
URLリンク(www.geocities.jp)
見守るスレ バトロワまとめ
URLリンク(sports.geocities.jp)

5:プロローグ1(1/2)
07/03/04 02:04:24 Ca3egvD50
2007年1月某日

「いっぺんニューヨークをきちんと見ておいたらどうや?言うてみればアメリカ生活の予行演習や。」

遂に念願のメジャー移籍が決まり、故郷の茨城県大洗町で入念な自主トレを行っていた井川慶だが、初めての本格的な海外生活と言うこともあり、不安も多い。
元来、篭りがちで内向的な彼は、自らも新しい環境に準備もなく飛び込むことに大きな不安を感じていた。
そこで、この知人の勧めの通り、メジャー挑戦を前に一度ニューヨークを訪れる決心をした。
「俺は新しい環境に馴染むのが苦手だっぺ、"予行演習"はしておくべきだっぺな。」
さらにこの移籍までの数年間、色々と確執のあった球団も功労賞と銘打ち、井川の"予行演習"の渡航費および滞在費、滞在場所の面倒見てくれるというのだ。
「ありがたい話だっぺ・・・。この恩に報いるには何としてもメジャーで活躍しなければならないっぺ。」
井川は球団のこれまでの活躍の"功労賞"に心から感謝するとともに、恩返しの活躍を決意した。
そう、この"功労賞"こそが罠であることも知らずに・・・

6:プロローグ1(2/2)
07/03/04 02:04:57 Ca3egvD50
渡米当日、今オフに結ばれた新妻とともに成田へ訪れた井川。
(まさにココから俺の新たな挑戦が始まるんだっぺ)
ガラス越しに拡がる滑走路と青く澄み渡った大空が、自らの未来へ繋がる道であることを実感したとき、井川は自らの体内の血が煮え滾るのを実感した。
「アナタ、そろそろ時間よ。」
新妻に急かされてはっとなり、急いで荷物を担ぎ直し歩みだす井川。
何気ない一歩一歩が、これまでの人生では感じられなかった程に大地を掴み踏みしめるのがわかる。
井川は今までにない感触に戸惑い、思わず歩みを止める。
(はは、これは"予行演習"なのにな・・・)
「どうしたの?」
心配そうに訊ねる妻に、井川は笑顔で返す。
「何でもないっぺよ、行こうか。」
余計な心配は出来るだけかけたくない。そうでなくとも、自分の挑戦はこの人にとっても大変なことなのだから。
そんな自分の夢に連れ添ってくれると言ってくれた、かけがいのない人を守る使命も井川にはあるのだ。
こんな所で不安を感じさせてはならないのだ。
そう自分に言い聞かせ、彼女の肩を優しく抱き寄せる。
「さて、待ち合わせはこの辺のはずだっぺ・・・」
球団に指定された自動販売機の前で辺りを見渡していると、黒服の男達がこちらに向かってくる。

「井川・・・井川慶さんですね?」

7:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 02:08:55 Ca3egvD50
まさか勃つとは思わなかった。今は少しだけ反省している。

今日はこれでおやすみなさい。

8:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 02:21:19 q0UQiC+yO
ちょwこっちも驚いたww
取り合えず異色のネタバトに23しく期待

9:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 02:26:44 t4867/ya0
これは期待

10:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 02:27:39 /zBtZXgl0
松中しく期待してる

11:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 02:47:50 FYGL3DuHO
2323しく福浦の予感

12:タイトル:M
07/03/04 06:38:05 Oz9jeE+k0
「えーと、12−Aは……ここか」
久保康友(M16)は機内の狭い通路を抜け、やっとチケットに書かれた席にたどり着いた。
成田空港発ニューヨーク行。そう、ここはこれからニューヨークへと向かうジェット機の中である。
ほんの一週間前、マリーンズの球団事務所からこのチケットが送られてきた。
オーストラリアのキャンプの前に、一部選手をメジャーのトレーニングに参加させるという試み。
それに選ばれたのが久保であり、こうして飛行機の座席に座っている。
右を向くと窓に顔が映っている。何をするでもなくそれを眺める。
(ちょっとヤバいかなぁ)
当年26歳のはずの彼の頭に引かれた境界線。
中央部分だけがそれを死守するにもかかわらず、その両サイドは毎年少しずつ退却を余儀なくされる。
俗に言うM字。マリーンズのMではない。予備軍である自覚をしたのは随分昔だ。
「いっそ全部剃ってスキンヘッドってことで……いや、それは逃げだ。大体その手はもうフク―」
「久保」
窓に2っ3らと映る人影に久保は呟きを止め振り向く。
そこにいるのはたった今、まさに思い浮かべたその人が立っている。
「ふふふ、ふくぁっ、福浦さん!?」
「……何を驚いてる」
「い、いいええ、ななっ、何でも」
目の前に立つ福浦和也(M9)は、いつも通りの少し眠そうな柔らかい表情だ。
ニット帽を深々と被っている。つい、それに目が行くのを久保は必死にこらえた。
あるいは自分の未来の姿。彼は既に侵攻したMを前述の方法で隠している。マリーンズのMではない。
「お前もメジャーのトレーニングってやつ?」
「あ、はい、そうです。福浦さんもだったんですね」
「それなんだがな」
急に福浦の眉間に皺が寄る。何事かと久保は耳をそばだてた。
「気付かなかったのか? 機内を見てみろ」
言われて久保は立ち上がり、機内を見回して思わず声を上げる。
何百席はあろうかという機内で見える客は僅か。まばらに座っているが、その顔を久保はみんな知っていた。
「川上さん、松中さん……あ、あっちは和田さん、黒田さん」
全員が現役のプロ野球選手たち。それも錚々たるメンバーである。
「みんな不思議がってるよ。別々の用事でこんなに乗り合わせるなんてな」
これは偶然なのか。久保は喉から出かかった言葉を思わず飲み込んだ。

13:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 06:39:04 Oz9jeE+k0
ヘッドギア(1/2)

『アテンション プリーズ。当機は間もなく離陸いたします。
 乗客の皆様はシートベルトとヘッドギアを忘れずご装着くださいませ』

「ヘッドギア?」
多村仁(H6)がそう呟くと、天井が開き目の前に大きな物体が宙吊りに降りてきた。
よく見るとそれはヘルメットのようなもので、紐が後ろから伸びている。
外装は何やらパーツが内蔵されているのか凸凹している。手に持つとズッシリ重い。
まるで戦闘機のパイロットが装着するような代物だと多村は思った。
『当社ではお客様の安全の観点から頭部保護のためのヘッドギアを採用しております。
 サイズの合わない方は乗務員にお申し付けください』
「そうか、安全は大事だな、うん」
深々と頷くと、モッサリとした髪を片手で抑え付けながらヘッドギアを頭にはめていく。
しかしなかなかこれがしっくり来ない。
頭のサイズは合っているが、ハネた後ろ髪が中で絡まってしまうのだ。
何度か指を入れて直しながら、どうにか具合良く髪を収める。最後に首のバンドを締めた。
「大丈夫か?」
「あ、はい、なんとか」
隣に座っている松中信彦(H3)が尋ねてくる。少し緊張の面持ちで多村は愛想笑いをする。

 そもそも今回の旅は、球団が移籍してきた自分のために企画したようなものだと感じている。
推しも推されぬ主砲の松中との親睦を、アメリカでの合同自主トレで深める。
更に怪我をしないための有効なトレーニング法を学んでくるという目的もある。
この経費が全て球団持ちという点は、さすがソフトバンクである。

14:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 06:40:10 Oz9jeE+k0
 多村の愛想笑いに、松中も笑いを返す。
「まあ、色々とプレッシャーもあるだろうが、堅くならずにさ」
自分の考えていたことが見透かされたようで、多村は少し気恥ずかしくなる。
しかし松中の悠然とした、温和な表情を見ているうちに自然と緊張は解けていった。
「すいません」
手を横に振りながら、松中は自分の前の前に垂れ下がっているヘッドギアに手をかけた。
じっと見つめると、両手で持って頭にはめていく。スルリスルリ、そしてスッポリとそれははまった。
「あ、良かった。痒くないですか? いや、これって髪が引っかかっ―」
言いかけたまま多村は止まってしまった。口を開けたまま、その顔は見る見る青ざめる。
目の前の松中の顔に浮かんでいた笑いが23くなったのは、気のせいだろうか。
「……何?」
「あ、いや、ハハハ……」
魂が抜け出そうな心持ちの多村を他所に、飛行機は離陸へ向けて動き出した。

 飛行機が上昇する最中、多村はこの飛行機の乗客のことを考えていた。
何人かの知った顔が周囲に座っている。不思議なことに全てプロ野球選手である。
一体何人の選手がこの飛行機に乗っているのか、それは分からない。
この乗客に不釣合いなほど飛行機は大きく、座席も多いからだ。
なぜか胸をよぎる不安が、飛行機の加速度によるものなのかは彼にも分からない。

15:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 06:41:18 Oz9jeE+k0
ルール(1/2)

『当機は安定飛行に入りました』
耳がキーンとする。短くアナウンスが流れるのを確認すると、川村丈夫(B16)はヘッドギアの首バンドに手をかける。
「あれ?」
嵌め込んだ接合部に取っ掛かりの手触りがない。どうやって外せばいいのか分からない。
このヘッドギアというやつはなかなか重いので、さっさと外したいのにだ。
外し方を聞こうにも乗務員はどこにも見当たらない。川村はため息をついた。
と、その時、機内のテレビに映されていた画像が切り替わった。
川村は仰天した。
そこに映った顔に川村は確かに覚えがあるのだが、見覚えのないものが一緒に映されている。
『やあ、みなさん、こんにちは。山下大輔です』
そう挨拶する男は、やはりかつての監督であったその男だ。
だが、川村はそこにある映像を現実のものと思えず、気付いた時には叫びが喉を突いた。
「バカな!ありえねえッ!」
『ありえないとは失礼だね。ほらほら』
画面の中の山下が返事をしてきたことに驚いている暇もない。
山下は手を頭へ持っていくと、頭部から流れ湧き出るような黒光りする線群の束を撫でる。
それはそう、髪の毛と呼ばれるもの。ロン毛。今の山下大輔を形容するのはその言葉しかない。
『言っておくけど、これ地毛だからね』
そう言うと、髪の生え際をカメラに向けてアップさせる。確かにそれは、一本一本が毛根から生えている。
『最新の技術ってのは凄いよね。さて、実はこの飛行機には特定のプロ野球選手しか乗っていません。
 このように集まってもらったのは、この技術を君たちにも受けさせてあげようという話なんだ!』

ゴクリ。それを聞いた瞬間、川村は唾を飲み込む。同じ音が、機内各所に響いていた。
 川村は考えていた。
知り合いに生え際をバカにされること。自分では大して禿げていないと思うのにだ。
しかし、これから先、髪は23ることはあっても増えることなどないはずだ。

『興味を持ってもらったかな、皆さん?
 ただし、この技術で髪を増やすには、ある薬剤で健康な毛根を吸出して移植しなきゃいけない。
 といっても10本に1本ぐらいしか使えないんだけどね。そうやって髪を増やすわけ』

16:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 06:42:27 Oz9jeE+k0
ルール(2/2)

山下が長い髪をかき上げながら、こちらを見下ろしている。。
おそらくこの映像は機内各所で各選手が見ているのだろう。
『というわけで、自分の髪を増やすには他人の毛根を奪い取らなきゃならないんだよね!
 もうそのための薬剤はそのヘッドギアにセットしてあるから』
「何だと?」
『そのヘッドギアはバーチャル空間への誘導器でもある。眠るとバーチャル空間でゲームが始まるよ。
 そこで髪の毛の本数、つまりヘア・ポイント(HP)を相手から奪えば、現実にその人の頭へ後で毛根移植を行っちゃう。
 逆に奪われれば、その分だけ薬剤を利かせて毛根を吸い出しちゃうゲームってわけさ。
 HPがゼロ、つまりツルっ禿げになっちゃったらその時点で失格だよ』
「そんなバカなことが!」
川村は立ち上がって叫ぶ。山下が反応する。
どこにカメラがあるのか、どうやらこちらの様子も向こうで見ることが出来るらしい。
『制限時間は開始から72時間。あくまでバーチャルだから入り浸っちゃダメだよ。
 ゲーム途中で目を覚まして、トイレに行ったり食事をしなくちゃならない。
 ヘッドギアに付いてる紐は簡単に外せるから、機内は自由に動き回れるよ。
 ただしその間はバーチャル空間での君の身体が無防備になっちゃうから気をつけてね』 
「山下さん、アンタどこにいる!? 何でこんなことを!!」
『まだ他にも連絡事項あるけど、それはゲームの中に入ってから説明しようか。
 なんかみんな落ち着きがなくなってきてるし。それでは―』
今度は天井から酸素マスクが落ちてきた。
これは機内の酸素濃度が23まると自動的に落ちてくるものである。
川村はあっという間に気を失い、椅子にもたれかかった。
そこかしこで聞こえていた他の選手達の罵声も、プッツリと止み、機内に静寂が訪れる。
画面の中の山下大輔が楽しそうに笑った。

『それでは皆さんに、髪の奪い合いをしてもらいます』

その声が山彦のように響いて聞こえる。
暗い闇の中、上下左右の感覚が消える。
そのまま渦にでも巻き込まれたように、川村の意識は闇に吸い込まれていった。

17:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 09:28:33 eYpCm1B9O
乙です!
松中しくワクワクするな。
ロン毛の山下が福浦しく見たいw

18:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 13:37:49 D36/dNHc0
アホだwwwwwアホすぎるwwww
超期待agew

19:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 13:50:16 VXkE/xJI0
ロン毛の大ちゃんとは、つまりこうか

         , --==‐〜--へ__,,,,--- 、
        /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ
        ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ,/;;;;;;;;;;;;;|
       |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノハ;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
      |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ       \:::;::;;;|
      |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳             ヽ;;;;ル 
      |;;;;;;;;;;;;;;イ6:::.  \      /    |シ 
       );;;;;;;;|::::::::::   (●)     (●)   |ゝ 
       (;;;;;;;,|:::::::::::::::::   \___/     |       
       ,(;;;;;_/ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ;)
     ―'|  \  \            |\;;(_
       |   \  \.          / 〉 \ ̄
        |__,\  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〕/ 、/


続きに2323しく期待wwwwww

20:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 17:19:10 hEW+vkZP0
ちょ、まさかスレ立てるとはwwwww
せいぜい前みたいに見守るスレ内でちょっとやるだけだと思ってたのにwww
とにかく23しく期待www

とりあえず参加選手まとめてみるかね?
前やったときは
参加者:川上・福留(中)、宮本(ヤ)、和田(西)、黒田(広)、福浦(ロ)、松中(ソ)、岩隈(楽)
特別参加者:井川(神、現米)、小林宏(ロ)、小笠原(日、現巨)、三浦(横)
運営側の刺客:森本(日)
それに東出・緒方(広)、川崎(ソ)といった面子なようだが
とりあえずこれに久保(ロ)、多村(ソ)を追加してそれにラロッカ(オ)、木村拓(巨)、的場(ソ)といった所か?
あとは誰が参加するんだろう

21:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 17:45:05 pvU8TF8K0
・参加者
石井裕也  投手 中日ドラゴンズ
岩隈久志  投手 東北楽天ゴールデンイーグルス
川上憲伸  投手 中日ドラゴンズ
川村丈夫  投手 横浜ベイスターズ
木村拓也  外野 読売ジャイアンツ
久保康友  投手 千葉ロッテマリーンズ
黒田博樹  投手 広島東洋カープ
田中賢介  内野 北海道日本ハムファイターズ
東出輝裕  内野 広島東洋カープ
福浦和也  内野 千葉ロッテマリーンズ
福留孝介  外野 中日ドラゴンズ
松中信彦  内野 福岡ソフトバンクホークス
的場直樹  捕手 福岡ソフトバンクホークス
宮本慎也  内野 東京ヤクルトスワローズ
山崎健   投手 千葉ロッテマリーンズ
吉野誠   投手 阪神タイガース
和田一浩  外野 西武ライオンズ
ラロッカ  内野 オリックスバファローズ

22:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 17:45:50 pvU8TF8K0
・特別参加者
井川慶   投手 ニューヨークヤンキース
大沼幸二  投手 西武ライオンズ
小笠原道大 内野 読売ジャイアンツ
緒方孝市  外野 広島東洋カープ
川崎宗則  内野 福岡ソフトバンクホークス
小林宏之  投手 千葉ロッテマリーンズ
実松一成  捕手 読売ジャイアンツ
下柳剛   投手 阪神タイガース
多村仁   外野 福岡ソフトバンクホークス
三浦大輔  投手 横浜ベイスターズ

・運営側の刺客
森本稀哲  外野 北海道日本ハムファイターズ

23バトに登場した選手+福生コンドルズ登録現役選手+宿毛ロングスターズから数人拝借


という妄想。

23:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 22:20:33 wOzYIuhN0
すげぇぇぇeeeee、笑いの止まらないスレになりそうだwwwww
職人さん乙です!!

小笠原がヒゲ剃っちゃったのがつくづく悔やまれる…

24:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 22:38:05 ArTMGoScO
ついに待望の23バトキタ━(゚∀゚)━!!

25:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 23:18:16 bN+svb0WO
これはとんでもなく期待wwwww

26:代打名無し@実況は実況板で
07/03/04 23:27:04 uFmIgedr0
2っ3らwwwww

27:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 00:08:10 j7XGlLNt0
特別参加にカープ長谷川を推薦
手入れの行き届かない長髪と時々延びている無精ヒゲがトレードマークのおしゃれ(と多分本人は思っている)男です

28:今日から俺は(1/5) ◆QkRJTXcpFI
07/03/05 03:08:16 XdipRJyH0
―クスクスッ、やだぁ……あの人……なのに……クスクス……

「ううっ……」
頬をかする砂埃が少し痛く、彼の目を覚まさせる。
木村拓也(G58)は目を開くと同時に、その眩しさに思わず手をかざした。
仰向けに寝転がっているらしい。上体を起こして周囲を見た木村は、言葉を失った。
ベージュの大地が濃淡を織り交ぜ、どこまでも広がっていく。360度全ての方向に。
まばらに置かれた石や、背丈の低い木や雑草が点在し、なんとか距離感覚を鈍らせずに済む。
そこはサバンナ。そう、動物モノのテレビなどで見たことがある、あの光景だった。

『みんな、起きたかな?』
耳の奥に、明るい声が響く。山下大輔の声だ。
木村はすぐに耳に手を当てた。
「あれ?」
彼の頭につけられていたヘッドギアが無くなっている。代わりに被っているのは巨人帽だ。
それだけではない。よく見ると、来ている服までも巨人のものに変わっていた。
「なんだ? 一体、どうなってるんだ?」
『今、君達はバーチャル空間の中にいます。だから服も帽子も、周りの世界も全て本当には無いんだ。
 君達の脳がそれがあると感じているだけなんだよ』
「そんな……」
『それじゃ、ルールを更に説明するよ。言ったとおり、これから皆さんは髪の奪い合いをしてもらう。
 まずはそのための道具を紹介しよう』
その声が聞こえると同時に、目の前の空間の一部がテレビの砂嵐のように乱れる。
次の瞬間、デイバッグが現れ、ドサッと音を立てて落ちる。
『それが支給品だよ。開けてみて』
言われるがままに木村はそれを手に取り、上部のカバーを空ける。
中には細々としたものが見え、それがバッグの動きに揺られ音を立てた。
『まずはこのバーチャル世界の地図。この世界は基本的に6つのエリアが隣り合っている』
そう言って、山下は木村の耳の奥から聞こえる声で、そのエリアを説明し始める。

29:今日から俺は(2/5) ◆QkRJTXcpFI
07/03/05 03:09:39 XdipRJyH0
強い日差しと猛獣が毛根を虐める[サバンナエリア]
昼夜の温度差と乾燥で毛根を虐める[砂漠エリア]
高音と高湿度で毛根を虐める[密林エリア]
低酸素と強烈な日差しと寒さで毛根を虐める[山岳エリア]
強烈な冷気とオゾンホールによる有害紫外線で毛根を虐める[南極エリア]
スモッグや酸性雨で毛根を虐める[都市エリア]

この6つのエリアが3×4の12ブロックに分けられ、計72のブロックが存在するということらしい。
また、6つのエリアは隣り合っており、その境界線を越えると一瞬で違う世界へと移動してしまうということだった。

『今、君たちがいるスタート地点はそれぞれが違うブロックになっている。
 当分は誰にも会う心配はないよ。でも、会ったら髪の奪い合いだ。
 バッグの中にバリカンが入っているでしょ? 最新の電動式なら当たりだよ』
木村はバッグからバリカンを取り出した。握ると髪を切れる、昔の床屋にありそうな代物だ。
「どう見ても外れだな」
『更に一人一人に補助アイテムがあるから、上手く使ってね』
木村がバッグを探ると、『補助アイテム』と紙の貼られた青い袋が入っている。
何かと気になったが、すぐに山下が言葉を続ける。
『そしてもう一つ、一番大事なアイテムが入ってる。赤い袋を開けてね』
補助アイテムの袋とは別に、赤い小さな袋が入っている。
それを開けると、何やら奇妙な物体が出てきた。
片側だけの耳当てにサングラスの半分がついたような物体。
そういえばこれに似たものを見たことがある。確か子供が見ていた、ドラゴンボールというアニメだ。
あれでは確かこれを耳に付け、グラスの部分を覗いて相手を見ると戦闘力とかが測れるとかなんとか。
木村はそれを思い出しながら、耳に取り付けた。ピッタリだった。
右目は少し青みがかった視界になる。
『それがこのゲームの超重要アイテム。“フサウター”だよ!
 耳に装着したら、上のスイッチを押すと、そこから見える相手のHPを見ることが出来る。
 下のボタンを押すと、自分の現在のHPが見られるんだ。さ、やってみて』
そう言われて下のスイッチを押すと、そのグラスの部分に光る数字が現れる。
ピピッという音と共にそこに「HP:59000」という文字が表示された。

30:今日から俺は(3/5) ◆QkRJTXcpFI
07/03/05 03:10:40 XdipRJyH0
『それが君の現在のHP、つまり髪の本数だ。ちなみに普通の人は10万本ぐらいあるんだ!』
「……」
木村は無言だった。

『支給のバリカンやその他の方法で誰かの髪を根元まで切れば、それがカウントされて反映される。
 それでHPがゼロになっちゃったら失格ってわけ。
 また、1時間に一つずつ禁止ブロックという入ってはいけないブロックが指定されていくけど、
 その禁止ブロックに入ったら自動的にHPがゼロになっちゃう。
 72時間経った時に二人以上が残っていると、当然その二人も失格になっちゃうからね。
 毛根が助かる方法はただ一つ、一人だけ生き残ることだよ。その時点で終了だから。
 それでは今から6時間分の禁止ブロックは……』

 木村は力なく、地面にあぐらをかいて座っていた。
サバンナの日差しと、地面からの照り返しが容赦なく彼に照りつける。
帽子の中が蒸れてきたが、かといって外して頭皮をこの熱戦に晒すわけにもいかない。
出るのはため息ばかり。こんなところに一人ぼっち、突然のことに考えはまとまらなかった。
本当に、失格になったとき髪が消えてしまうのか、確かめなくてはならないのだろうが。
「寒みぃーっ!さむさむさむっ!」
突然聞こえた叫び声に後ろを振り向くと、空中から突然人影が現れた。
これが山下の言っていた境界線のことなのだろうか。
「良かったー、暖かい。暑いぐらいだ。はああ」
「健、お前ヤマケンか?」
「おおっ、タクちゃんか!」
目の前で両肩をさすっている山崎健(M47)は、同い年の元同僚を見つけ表情を和らげた。
「いや、会えたのがタクちゃんで良かったよ」
「どっから出てきたんだ?」
「いや、俺いきなり南極エリアでさ。吹雪に会うしこのままじゃ凍え死ぬと思ってとにかく走ってたんだ。
 そしたらいきなりこれでしょ?ビックリすることだらけだわー」
帽子に積もった雪を払い落とす山崎を見て、木村は腕を組む。

31:今日から俺は(4/5) ◆QkRJTXcpFI
07/03/05 03:12:22 XdipRJyH0
「とにかくさ、健。せっかく会ったし一緒に行動しないか?こんなゲームに参加なんてバカげてる」
「全く。あ、でも……」
と、山崎が肩を震わせる。
「ずっと寒いところにいたから、トイレ行きたくなっちゃった」
「立ったら行って来いよ。一旦ゲームから抜けないといけないんだろう?
 俺が見張っててやるからさ」
「うん、頼むよ」
そう言うと、山崎はフサウターの中央部の丸いボタンを押す。
すると魂が抜けたかのように、山崎の身体はストンとその場に崩れ落ちる。
「やれやれ」
その山崎を見ながら、木村はふとフサウターの上のスイッチを入れる。
山崎に照準を合わせると、「HP:68000」と表示が出現する。
しばし木村は沈黙し、所在無さげににバッグの中の補助アイテムに目をやる。
そういえば確認がまだだったと、その袋の紐を解いて開けた。

山崎は機内のトイレに向かっていた。途中、添乗員に機内食を頼む。
ついでに腹ごしらえをしようと考えたのだ。
木村の分も運んで置くようにとも頼んでおいた。
自分の番が終わったら、彼も食事にありつけるように交代しよう。
そう山崎が考えながらトイレの前に立った時のことである。
ヘッドギアからプシューという音がしたかと思うと、頭部に何やら冷たい感触。
液体だ、と山崎が気付いた時には既にそれが全体に拡がっていくところだった。
「え、え?何?」
背筋に寒気が走る。これは、もしや毛根を吸い取るための例の液体か。
しかし自分の身体は木村が見張っていてくれるはずだ。
山崎はすぐにヘッドギアのゲームプレイスイッチを押した。

32:今日から俺は(5/5) ◆QkRJTXcpFI
07/03/05 03:15:58 XdipRJyH0
再びゲームの中で目を覚ました山崎が目にしたのは、首の脇から落ちていく髪、髪、髪。
「なんだこりゃあ!!!」
振り上げた顔の前にあったのは、一片の暖かみもない木村の視線だった。
「やめてくれぇ、やめてくれええええええっっッ―」
木村が最後のバリカンを入れると同時に、山崎の姿そのものがバーチャル世界から消えた。
それを木村は一しきり見つめた後、フサウターで今度は自分のHPをチェックする。
HPは65800。確かに山崎のHPの十分の一が増えている。
「これが現実に増えるわけか……くく、くくく……」
木村は山崎の髪のついたバリカンをブンブンと二度振り回すと、腰のベルトに備え付ける。
「もう言わせん、俺の名前を呼ぶ奴に。あんなことはもう言わせんぞ……」
一戦を乗り越えた男の目は見開かれており、誰の目にもその狂気は明らかだった。
しかし一方で、夢見る少年のように輝いてもいる。
 木村はサバンナを、山崎の現れた方とは反対に歩いていく。
彼のいたところには、山崎の刈られた髪と、そして青い袋が残されていた。
開かれた青い袋からのぞいているのは、一冊の雑誌。女性向けのそこそこ有名なものだ。
表紙には大きな文字でこう書かれている。

―SMAP木村拓哉大特集!

彼と同姓同名にして、ロン毛の代名詞。
諦めていたそれを手に入れる、木村拓也の胸は今その夢でいっぱいであった。

【失格 山崎健  残り29名】

33:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 03:18:04 pLoDEU1p0
ふさうたーwwwwwwwwwwwww

34:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 03:22:26 b4F+5UcF0
ロワ途中で席を立てるってのは新しい試みかもね

にしてもフサウターwwwwww
SMAPwwwwwww

35: ◆QkRJTXcpFI
07/03/05 03:25:19 XdipRJyH0
ちょっと時間があったので>>12-16含め、設定と説明パートだけ書かせてもらいました。
禁止ブロックは決めてません。(決める必要もない気がしますが)
だいぶ悪乗りしましたが面倒くさい設定は大体こんな感じでどうですかね。

参加選手は>>21-22の28名(森本は除外して)+長谷川で29名なので、30名スタートにしておきました。
ということであと1人誰か足したい人がいたら足してください。

私は時間が空いたときにたまに書くかもしれない程度なので、後の部分は正直なところ他の方にお任せします。
(マリバト書いてたときほどは時間ないので)

36:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 03:30:00 lgT7WDJD0
フサウターワロスwwwwww

オリからはゼヒとも塩崎を出してほしいがもうムリかな

37:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 03:58:38 E+SV6kDu0
>>35
乙です!
ふわーりタヌラとかロンゲ大ちゃんとかフサウターとかキムタクとか、ツカミの文章だけでもうwwww
俺も書き手として参加してみたいんですが、打ち合わせ等は現時点ではせずに書いてかまわないんですか?


あと、ふと気づいた問題。
ふ く う ら の 髪 っ て ど う や っ て 刈 る ん で す か ?

38:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 06:02:14 5FXtS8ePO
そりゃ福浦もな(ry

39:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 07:54:39 B0CZJFT/O
笑いが止まらんwww山崎wwwwww

40:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 12:08:38 Pq8wvlZ10
笑いすぎてハラいてーwwwwwwwwwwwwww

41:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 12:21:52 wDs3rjPM0
新作乙です。
山崎……本来なら・゚・(ノД`)・゚・ ってなる筈の所なのに笑いが止まらないwwwww
何なのフサウターってwwwww
キムタクもデラコワスだけどデラワロスwww
てゆうか作者「ぼくわ」や「ないものねだり」とかの人ですか!
よく来てくださいました!GJ!
俺も書いてみようかな

>>36
あと一人追加できるしそれにあと一人から漏れても
>>1に※追加参加者募集中とあるから大丈夫だと思う

>>37
ネタロワだしある程度は好き勝手やっちゃっていいんじゃない?

42:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 12:43:25 e6QWnULf0
キムタク兄さんヒドスwww
ハセガーも入れてもらったことなので、暇みて参加しようかなw

43:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 12:50:35 uzVuc1Ei0
>>41
とはいえ本編では飛行機に乗っちゃってるから追加は難しいかも

つーかキムタクw
数年前のオフ特番で病院とかで名前呼ばれたら周りの人が振り向いて
「なんだお前か」って顔をするって話してたがそんなに気にしてたんかw
笑いが止まらなくて腹痛いwwww

44:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 13:14:24 e6QWnULf0
>>43
話の中で途中参加は難しいけど、思いつきでキャラクターを足すという意味での途中参加なら、
乗ってたことにすればいいんじゃない?
飛行機のシーンで全員が登場しちゃってるわけじゃないしさ

てかプロの野球選手なのに顔見てガッカリされるってカワイソスwww

45:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 19:00:00 hs2ZEdTI0
>>44
>てかプロの野球選手なのに顔見てガッカリされるってカワイソスwww
広島では良くあることw

このバトロワは明らかに他のバトとは違うな。
笑い死にかけるバトは初めて見たwwwwwww

46:BET(1/3)
07/03/05 20:25:35 LYXOieS/O
「畜生!木村ぁっ!毟ってやる!毟りとってやるっ!離せ畜生っ!」
「コイツ…大人しくしてろ!」
「ぐっ…」
武装した兵士に麻酔銃を撃ち込まれ、泣き叫びながら暴れる山崎はようやく停止した。
兵士達は山崎が気を失っている内に着ていた服を脱がし、全裸にした後、重厚な扉に閉ざされた23暗い部屋に山崎を連れ込む。
「…目が覚めたらトイレと洗面所の場所を教えてやってくれ。食事は8時間毎に差し入れてやれ。」
「はっ!」


最初の脱落者となった山崎健の回収を終え、高木大成(元L)は武装した兵士達に指示を与えると無線機のマイクを手にする。
「あ、あー…こちらSHAT(Saving Hair Assault Team)。司令室、聞こえますか?どうぞ。」
「…ガガッ…こちら司令室です。どうぞ。」

47:BET(2/3)
07/03/05 20:30:28 LYXOieS/O
「佐野さん、山崎健の隔離室への収容が完了しました。どうぞ。」
「…ガガッ…お疲れ様、高木君。今後も脱落者の収容は速やかに。それと、現実で食事・トイレ休憩をする連中にも目を光らせておいてくれ。最悪の場合…○っちゃっても構わないそうだ。どうぞ。…ガッ…」
「わかりました。失礼します。」
高木は機内の治安維持部隊(通称:SHAT)の隊長を任されていた。
バーチャル世界で刈り取られた者が、現実に戻った時に眠っている生き残りを襲撃する可能性を考慮して結成されたチームである。
「嫌な役回りだな…」
機内の見回りを再開するため、再び機内の乗客室を訪れた高木は選手達の寝顔を見回すと、ある男を見つける。
「和田さん…」
「んむむ…」
何か悪い夢でも見ているのか、和田一浩が苦しそうな表情で小さな呻きを漏らす。

48:BET(3/3)
07/03/05 20:33:20 LYXOieS/O
「嫌な役回りではあるけども…もう少しなんだ…もう少しで『本当の俺』を取り戻せるんだ。だから…だから待っててね、美智子(仮名)。」
瞼を閉じて思い浮かぶのは、ついこの間に結ばれた最愛の人。

「その為にも、せいぜい頑張って下さい……和田さん、俺はアナタに乗ったんですからね。」

【失格 山崎健 残り29名】

49:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 20:35:48 LYXOieS/O
とりあえず、ルール上、後で問題になるかも知れない部分を勝手に補ってみたつもりです。


…問題なかったかな?
帰りの通勤電車から失礼しました。

50:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 22:10:50 B0CZJFT/O
>>49
全然問題無いと思いますよ!俺もそれ心配だったwww


SHATwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あと「○っちゃって」ってどういうことだよwwwww

51:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 22:26:39 Oo/iRhv8O
多分「刈っちゃって」だな

52:代打名無し@実況は実況板で
07/03/05 22:29:22 dK4w83LQ0
俺は「毟っちゃって」派。

53: ◆QkRJTXcpFI
07/03/05 22:42:04 XdipRJyH0
>>37
大きく矛盾しなければ、好きに解釈して色んな展開を追加しちゃえるのがリレーの醍醐味ですよ。
福浦のはまあ、知恵と勇気で。

あと飛行機について補足ですが、どこかに着陸させたり
そこで新たに誰か乗ってきたり降りたりとかできると思うので、誰か乱入させようと思えばいくらでも。

54:(* ̄粗 ̄)さんの陰謀(1/6) ◆lazcRAE2Rw
07/03/06 00:11:29 Him9VFgA0
「話はまあ……わかったけどサ…」
普段の生活の中では見かけたこともない、鬱蒼と茂った植物にぐるりを囲まれ、
倒木の株にしゃがみ込むと、長谷川昌幸(C42)はひとり、顎鬚を撫でながら小首を傾げた。
「人の髪かっぱらってなんかメリットとかあるわけ?」
他人の髪を刈ると、その10分の1が自分の髪になる。このバーチャル空間のことも含め、にわかには信じがたいことばかりだが、
簡単に言えばそういうシステムだということは、さすがの長谷川にもわかった。
しかし、そのシステムに何の意味があるのかが、彼にはすぐにわからなかったのだ。無理もない。
なぜなら長谷川は普段、他人の頭髪を欲しいと思ったことなんかないし、
─森笠の焼きソバ頭を初めて見た日だとか、そういう時を別にするなら─、
特に注意を払って見るようなことさえもなかったからだ。

意味がわかんねえよ。少なくとも、俺は要らないし…。

そう思って長谷川が、暑苦しく首に貼りついた後ろ髪を右手でかき上げたとき、再び耳の奥に山下の声が響いた。


55:(* ̄粗 ̄)さんの陰謀(2/6) ◆lazcRAE2Rw
07/03/06 00:12:26 Him9VFgA0
『さて、ここから先は、一部の人にしか聞こえないようにこっそり話すよ。
というのは…、他のみんなはさっきの説明だけで、全部合点がいったと思うからね。
もうゲームは始まっちゃっているから、単刀直入に言うよ、キミたちは、”餌”なんだ』

長谷川の片眉が、ぴくりと動いた。うなじを掻いていた右手が止まる。

『このゲームに参加したところで君たちには何の利益もないかもしれないけど、残りのみんなは必死になるはずさ。
バッグには参加している選手の名簿が入っているから、見てごらん。
君たちを除いた彼らだけでのHPを奪い合ったところで、元が23いから、あまりご褒美にならないかもしれないだろ?
そこで各球団に協力を仰いで、君たちを推薦してもらったんだ!』

 …そういえば、今回、他球団と合同の海外キャンプがあるからと言って選抜されたメンバーは、
その顔ぶれからは選考基準がいまひとつよくわからなかった。
エースの黒田はともかくとして、監督の方針から言えば東出を派遣するのなら相棒の梵も選ばれて然るべきだし、
未だ力衰えずとはいえ39歳になる緒方を武者修行に出すくらいなら他にいくらでも候補がいるだろうし、
それに加え、ここ数年、背負う期待に比べれば大した活躍もしていない自分が選ばれた理由が皆目わからなかったのだが…、
…そうか、そういうことか。そりゃそうだ、ドラ1つったって所詮昔の話ですよ、
球団にとっちゃ俺の価値なんざこの髪くらいしかないって事ですか、そうですか。


56:(* ̄粗 ̄)さんの陰謀(3/6) ◆lazcRAE2Rw
07/03/06 00:13:17 Him9VFgA0
『もちろんキミたちもこの熾烈な争いを制して最後の生き残りになれば、23っ23になることなく現実世界に帰れるよ。
でも、元々23てもいないキミたちにとってみれば、そんなこと言われても嬉しくないよね』

 長谷川は延びた襟足の髪をグッと掴んだ。嬉しくないどころの話じゃねえよ、能天気に人の耳ん中で喋っちゃってさ。
俺らにとっちゃ百害あって一利なしじゃないか、このボケ饅頭。

『そこで、キミたちには個別にテーマを設定してある。
HPが0になる前にそれがクリアできたら、その時点で現実世界へ逃がしてあげるよ!』

だから、騙して捕まえたあげく、『逃がしてあげるよ!』はないだろ、ほんとに…、

『個別テーマはバッグの中に入っているよ。 それじゃあ、グッドラック!』

最早脳内で悪態をつく気力も失くした長谷川は、目の前に現れたばかりのバッグを開けた。
その一番目立つところに置かれている茶封筒を乱雑に破り開け、
中身に目を通そうとして長谷川はまず面食らった。

『Dear Hassey,』

…ふざけんな、マーティー直筆かよ! 読めるわきゃねえだろ!!


57:(* ̄粗 ̄)さんの陰謀(4/6) ◆lazcRAE2Rw
07/03/06 00:13:59 Him9VFgA0
 その、達筆なのかどうかすらもよくわからない横文字の並んだ便箋を地面に威勢よく投げ捨て、
長谷川は念のためもう一度、茶封筒を覗いた。
…すると、果たして、もう一枚、便箋が入っている。
鼻から安堵と怒りの交じり合った長い息を吐きながら、長谷川はそれを読み始めた。

『親愛なる長谷川くんへ、お前じゃ英語が読めないだろうから、僕が気持ちで訳してあげますよ。
まず始めに謝っておくと、お前は本来参加予定じゃなかったんですよ。
でも、そのゲームの説明に来た山下さんが、ひとり余分に出してくれたらそのぶん謝礼を出すって言うもんだから、
選手会役員で気持ちで話し合ってお前の派遣を決めたんですよ。
この30万はきちんとみんなのために、宿舎のご飯のおかずをしばらく一品増やすのに使いますよ。
明朗会計ですよ』

長谷川は脱力した。本当にそんなこと書いてんのかよ…、気持ち…、しかも30万…、
そりゃちょっと安いんじゃないの、ねえ、気持ち……。


58:(* ̄粗 ̄)さんの陰謀(5/6) ◆lazcRAE2Rw
07/03/06 00:14:52 Him9VFgA0
『なんでお前になったかというと、知ってのとおり、今年はなんとしても優勝を狙いたいのですよ、
それを考えるとうちのチームには信頼できる先発投手が足りないという不安がありますよ。
しかし他の誰かの成長を待つだけでは今年には間に合わないかもしれないですよ。
そこで黒田さんの髪を増やして、黒田さんに2倍3倍の気持ちで投げてもらうのが一番の近道と判断しましたよ。
だから長谷川、お前には黒田さんの護衛をお願いしたいですよ。これがテーマですよ。
黒田さんの髪が今よりも増えた状態で、黒田さんを無事ゲームに勝たせてあげてほしいのですよ。
ついでにこの戦いの中でお前も気持ちで賢く逞しく成長してくれれば儲けもんですよ。
若手はまだ指導でどうにかなりますが、12年目の三十路のお前を成長させるにはもう荒療治しかないという判断ですよ。
立場上、僕が誰なのかは書けませんが、応援していますよ。気持ちで頑張って下さいよ。
要は気持ちですよ。気持ちを強く持つのですよ』

 畜生、何が少し賢くなれだよ、毛が三本足りないのはあんただって同じだろ、気持ち! 長谷川は立ち上がって足元の土を蹴った。
…しかし、選手会の独断でしかも30万という値段で売られたことは未だに悔しいが、さきに思っていたとおり、
ここ数年の成績を思えば、書かれていることに正面から反論できるような身分では決してない。


59:(* ̄粗 ̄)さんの陰謀(6/6) ◆lazcRAE2Rw
07/03/06 00:15:57 Him9VFgA0
だが失敗したときのことを一切考えていなさそうなところがいかにもだ…、ていうか金で後輩を売るなよ。
しかも30万とかやっすい値段で買収されやがって…、いや、みんな貧乏が悪いのか…。

「けど、これって結局…、既定の時間が過ぎるまでは達成できないテーマじゃないのか…?」

 そうだ、そもそも選手会で話し合ったなんてウソだろ、倉さんはともかく、永川がついてりゃこんなバカバカしいことになるもんか。
頭悪いテーマ押し付けやがって、帰ったらタダじゃすまないからな、首洗って待ってろよ新井さん…!
 …と、憤っても仕方がない…。とりあえず黒田さんを探すか…。

「どこにいるんだろ…、黒田さん…」

 たったの30万円で理不尽な戦いに投げ込まれた、赤いユニフォームの不幸な男、長谷川昌幸。
しかし、マーティーの言葉を訳しているだけの手紙のはずなのに、
訳文はどう見ても選手会視点で語られているということに気づくだけの読解力を持ち合わせなかったことは、
まだ長谷川にとって幸せなことであったのかも知れなかった…。

【残り29名】

60: ◆lazcRAE2Rw
07/03/06 00:19:52 Him9VFgA0
勝手に設定増やしてすいません。
特別参加の選手は逃げ回るだけになりそうなんで、個々に課題を与えたらおもろいかなーと思いました。

自分とこのバトもあるんであまり頻繁には書けないと思いますが、
是非皆様で盛り上げていきましょう。

61:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 00:41:47 Ijt+FouK0
乙です!!
粗いさんwwwwww笑いすぎて腹いてぇwwwww
マーティの手紙はホントは何て書いてあったんだろう

62:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 00:48:54 MnqAXC5s0
『Dear Hassey,』

ツボったwwwww

63:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 12:05:52 Jv1a3YFX0
NHKの土曜ドラマ「ハゲタカ」じゃなかった「23タカ」の冒頭ナレーションを
このバトロワに転用できそうだ。

冒頭ナレーション
「誰かが言った。人生の悲劇は2つしかない。
1つは毛のない悲劇、そしてもう1つは毛のある悲劇。

世の中は毛だ。毛が悲劇を生む…… 」

64:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 15:42:45 KgAVBeXmO
冒頭ナレーション受けたので思わずこんなの作ってしまった
URLリンク(sbh.kill.jp)

65:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 16:04:00 upVjMCYaO
マリバト読んで泣いた後にあえて
大塚につかみ掛かる福浦が見たいと言ってみるテスト

66:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 16:53:49 RI/k/etaO
長谷川豆知識

日南キャンプ休日、わざわさ広島まで往復しいきつけの美容院でカット・パーマ・セットをしたことがあるらしい。

むしられてしまえw

67:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 16:59:49 XbCj7xpU0
>>64
眩しすぎる…まぶしすぎるぜぇ……

68:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 17:19:10 EOshF1Fr0
本人はいいと思ってるけど汚い汚い言われるのが長谷川クオリティ
去年の夏場はほんとにヤバかった むさ苦しさで井川を超えたと思った

69:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 20:03:52 2508xaYEO
猫平尾や鴎西岡も推薦する。

70:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 20:44:33 zICymY+BO
そこらへんは外側から助けだそうとする役じゃね?
プロ野球フサフサ会とプロ野球2323会。

71:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 23:23:27 BMd1V3Ph0
HP設定用に良ければ…とりあえず出てくる出てこないは別にして名前の挙がった全選手。
URLリンク(www.uploda.net)

必要ないかもしれないけど、贔屓球団の選手以外って意外に知らないかな〜と思って、とりあえず。
的場の衝撃はかなりのモノだった…
画像が小さすぎたり古かったりで判断できない選手も多数だけど。

72:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 23:41:04 BMd1V3Ph0
すいません、>>71にパスかけてました。
「2323」です。

73:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 23:41:06 e2VL7Zuy0
川崎は餌枠だけど、予備軍でもあるようなw

74:代打名無し@実況は実況板で
07/03/06 23:43:57 TRr9Slen0
福留編投下してみます。
他の職人さんに比べるとネタ要素は23いと思いますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。

75:はじめの一歩(1/5)
07/03/06 23:48:30 TRr9Slen0

―これから皆さんには髪の奪い合いをしてもらう―

―会ったら髪の奪い合いだ―

―毛根が助かる方法はただ一つ、一人だけ生き残ることだよ―


説明が終わっても、福留孝介(D1)はまだ自分の置かれている状況が信じられなかった。
自主トレ先のハワイから帰ってきて幾許も経たないうちに呼びつけられたと思ったら、いきなり眠らされてこれである。
あまりにも非現実的だ。
スキンヘッドが特徴であるはずのあの男に、誇らしげに生える黒々とした髪。
ヘア・ポイントだのフサウターだのといったふざけた単語。
「いきなりこれを信じろっていわれても普通無理があるだろ」
山下の説明を思い出すと思わず吹きだしそうになる。

だが、信じざるを得ない状況なのも確かだ。
福留が今いるのは、ごつごつした洞窟の入り口付近。
入り口の向こうには鋸のように険しそうな山が広がっている。
「どうやら俺は山岳エリアとやらにいるらしいな」
どうりで目が覚めたときから少々息が苦しかったわけだ。
おまけにもたれている洞窟の内壁が硬くて背中や尻が痛い。
冗談や夢にしてはあまりにもリアリティがありすぎるのだ。
福留は自身の頬をおもいきり引っ張ってみた。
やっぱり痛い。すぐに手を離す。
しばしの間、じっくりと離した手を見つめる福留。
「……信じなきゃいけないようだな」
彼はそう結論付けた。

76:扇動者1/5
07/03/06 23:48:49 Ijt+FouK0
「どうして…何も言ってくれないんですか?」
多村仁(H6)は震える声でそう問いかけた。

23っらとスモッグのけぶる仮想の都市は、ひっそりと偽りの夜を演出していた。
多村の顔色が青ざめて見えるのは、決して無機質な人工光に照らされているせいだけではあるまい。
焦燥に揺れるまなざしは、目の前に立つ大柄な男、松中信彦(H3)に向けられていた。

訳の解らないゲームに放り込まれ、かつての所属チームの元監督の能天気な声でルールを押し付けられ、
途方にくれて無人の街をさ迷っていた多村が出くわしたのがこの男だった。
松中―ホークスの中でも人一倍チームを愛し、仲間を愛する男―彼と親しい者は皆口をそろえてそう言った。
だが、多村にとってはWBCとトレードされて間もないホークスでのキャンプ、共に僅かな期間しか時間を共有しておらず、
まだまだ気心の知れた存在ではない。
このゲームで再会できて無条件に喜べる、とまでは行かない相手だ。
何よりも、お互いの距離が一定まで近づいてのち松中が微動だにしなくなったこと。
彼の熱に浮かされたような視線が、自分の頭部からずっと動かないこと。
このこの2つの要因が白い半紙にたっぷり墨を含んだ筆を当てた時のように、どんどん多村の心に不安の染みを作っていく。

(…さっき言っちゃった事、まだ怒っているのかな!?)
多村の脳裏に、先ほど機内で思わず犯してしまった失言が蘇る。
ホークスに移籍して最初にコーチに受けたアドバイスが『松中の前で髪とか抜けるとか植えるとかの話題禁止』だったというのに。
多村を見据えたまま松中の唇が何度か微かに動く。動くが音を発さない。何を言うか決めあぐねているようだった。
まるで一番最初の言葉が、これからの行動の全てを決めるかのように。

77:はじめの一歩(2/5)
07/03/06 23:50:19 TRr9Slen0
そうと決まればすぐに状況を整理しなければならない。
とりあえず改めて支給されたバリカンを眺める。かなり新しそうだ。説明書まで付いている。

『トップメーカー米国ウォール社製家庭用高級バリカン【ユーロカットデラックス】!
 ダイアモンド研磨加工によるドイツ製精密刃を採用の本格派バリカン!
 充電・交流両用・刈り高を14段階に調整可能!!』

……どうやら当たりを引いたらしい。ほっとため息をつく。
次に補助アイテムを調べてみる。
青い袋から出てきたのは、手のひらサイズの黒光りする物体。
「スタンガンか……」
相手に傷をつけずに意識を奪うことが出来る便利な道具。
これがあれば、いきなり襲われても一安心といったところか。
「やっぱりMVPを獲るほどの選手には良い武器が支給されるもんだな」
去年1年間頑張ってよかった。
福留は満足そうに大きく頷いた。

「……では、これからどうする?」
福留は一番大事な課題について考えだす。
彼も、さすがに他人から毛を奪い取るのには抵抗があった。
(確かに俺は髪が欲しい。だが俺も毛を人一倍気にしているだけに、同じように苦しむ人たちの気持ちは良く分かっているつもりだ) 
そう、例えば川上さんとか。

78:扇動者2/5
07/03/06 23:51:19 Ijt+FouK0
(も、もうヤバイ…この空気)
先に緊張に耐えかねたのは多村だった。
山中で熊に出会った人間がそうするように、松中から目を逸らさずにそろそろと後ろ歩きで後退を始めた…その時。

「あ」
ぐきり。

「痛ったぁああああああ!!!!」
何も無い所で足をひねり、地面に転げる多村。
「痛い痛い痛い痛い…」
ひぃひぃ言いながら右足首をおさえる多村に松中は僅かの逡巡の後、数歩近付く。
「ぎゃあぁああああああ殺られる刈られる毟られる掘られるアッー!!!」
突然の痛みに正気を失い絶叫する多村。
「お、落ち着け多村…」
もごもごと口の中でなだめの言葉をこね回す松中の手を振り払い這って移動しようとするが…

「あ」
ごきっ。

手首が今度は嫌な音を立てる。

「あ」
ごちん。

腕の支えを失い、この世界にもきっちり適応されているニュートンの法則に従い多村の顔は地面へと直下降した。
硬いアルファルトに顔面を強打し、大量の鼻血の海に突っ伏しながら多村は一時活動を停止する。
「………」
動かなくなった多村を困惑の見下ろす松中。


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