阪神タイガースバトル ..
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06/12/14 01:06:24 ZW09Aztz0
金本の顔に緊張の色が走る。彼もまた声を低くして赤星に尋ねてきた。
「誰じゃ?」
「そこまでは分かりません。でも、二人です」
さっきの場所から動いたため、光点は画面から外れていた。再び見える所まで
移動し、金本に探知機を示す。
「……あの茂みの辺りか」
金本は黒々とした闇に包まれた森の奥に目をやった。
「どうかしたんですか?」
的場と藤本も近寄ってきた。赤星はしいっと人差し指を口の前で立て、彼らに
向かって探知機を差し出した。状況を理解した二人が表情を硬くする。
果たして、何者なのか? 全員が食い入るように画面を見つめていたが、
どちらの光も不気味なまでにじっと静止したままだった。
「一向に動かんな。……まさか、死んでるのか?」
金本が首をかしげた。
「いえ、生きてる人間にしか反応しないはずです」
「こっちに気づいて様子を見てるのか……それとも、動けない状態なのかも
しれませんね」
藤本の何気ない言葉に赤星はハッとした。
生きているのに動かない光点二つと、生きているのに帰ってこない仲間
二人。頭の中で、それらがたちどころにイコールで結ばれた。
「もしかして、ユタカさんと秀太じゃ―」
全員が顔を見合わせた。赤星の直感は、半分は正しかった。彼の探知機が
捉えた二人のうち一人は、まぎれもなく彼らが捜し続けていた秀太だった
からだ。だがもう一人とは、むろん彼に眠らされた哀れなウィリアムスである。
「秀太―? 中村さん―!?」
赤星は矢も盾もたまらず駆け出した。
目指す茂みの裏側では、秀太がこわばった顔でウィリアムスのマシンガンを
手にしていた。
【残り36人】
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