阪神タイガースバトル ..
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07/01/25 23:23:02 uIE0ridb0
「もしそうなら、そこから出てきて、わしらの仲間になってくれんか?」
一番言いたかった台詞を投げかけ、金本は相手の反応を待った。だが、
前方の茂みは相変わらず不気味な静寂に包まれたままだった。
「ほれ、お前らもなんか言わんか」
金本は振り返り、残りの三人を促した。
「……そうです。金本さんの言ったとおり、僕らは殺しあう気なんかありません。
というより、何とかしてこんなゲームを止めたいんです」
赤星がまず口を開いた。藤本と的場が負けじと続く。
「そのために、もっと仲間がほしいと思ってるんです」
「頼むから、俺たちと一緒に来てください」
マシンガンを両腕でかかえ、秀太はじっと身を固くしていた。かつての「仲間」
たちの無邪気で真摯な訴えが幾本もの矢のようにわが身を突き刺し、痛め
つける。彼らは変わらない。何も変わっていない。一つまた一つと罪に手を
染め汚れていく今の自分には、その純粋さがねたましく、憎しみすらおぼえる。
(だから! 殺してしまえ―)
だが、なぜか身体は動かなかった。
「なんで出てきてくれん? ひょっとして、ケガでもしていて動けんのか?
だったら、今からそっちへ行ってもいいか?」
ついに金本は思い切った。もし相手が負傷しているなら、急がねばならない。
「サル、ちょっとの間こいつを持っとけ」
相手に意識がある場合、手ぶらで近付かなければ警戒させてしまうと思い、
手持ちのサブマシンガンと懐中電灯を傍らの藤本に渡そうとした時だった。
「あ―」
その時、探知機に目を落とした赤星が声を上げた。
「後ろから、誰か来ます!」
【残り36人】
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