オリックスバファローズバトルロワイアル第2章
at BASE
[前50を表示]
150:代打名無し@実況は実況板で
06/12/04 22:37:50 FgyXerj0O
☆ゅ
151:代打名無し@実況は実況板で
06/12/06 01:11:20 /mPXPm5RO
152:「92・小さな未来 1/2」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/06 12:58:34 AIwqa0rW0
子猫を胸に抱き、萩原は崖下の砂浜をぼんやりと歩いていた。
独りではない。けれど1人。どことなく寂しさを感じたが、別に意識するほどのことでも
ない。独りは慣れている。高校の時から親元を離れた。それ以来、独りで生きることを学
んだ。今では家で家族と共に過ごした時間よりも、離れている時間の方が長くなってし
まった。野球留学をした者なら、これくらい当たり前だ。
しばらく歩いて、ようやく崖の上へと上がる階段を見つけた。綺麗な砂浜だったので、こ
の島に住んでいた人達が遊びに来ていた道があるだろうと思っていた。その通りになって、
少しホッとする。
綺麗な花壇が見えてきた。寂れた島とはいえ、花畑や花壇が多い。それだけ気候に恵まれ
た自然の楽園なのだろうか。ならばこの島には人間などいない方がいい。そう思った。
萩原が崖下から上に行きたかった理由はただひとつ。
「……お前の好きなご飯も見つかるかもな」
優しく子猫に話しかける。子猫も何かを理解したのか、萩原を見上げて小さく「にゃあ」
と鳴いた。
「……せめて、お前に美味いもん食わせてやりたいよな」
ボソリと呟く。
「………神戸に連れて行ってやりたいな………美味いもん沢山あるんだ……プリンとか、
お前絶対気に入るぞ?」
顔を寄せ、人差し指で子猫の額をつつく。子猫は顔をクシュッと縮めた。
「……俺はさ、結婚もしてないしさ、生きててもこの後どうなるかわかんないしさ、だか
らさ、せめてお前は……まだ子供なんだからさ……まだまだいろんな楽しいこと………楽
しいこと、いっぱいあるから……」
思い出すのは高校時代。投手ではなく、4番を打つ野手だった。高校2年の春はかなり勝
ち進んだ。自分でもそれなりに活躍出来たと思っている。これがスカウトの目に留まった
らしい。
そして高校3年の春。あっさり敗退してしまったけれど、精一杯走った。精一杯バットを
振った。打算も何もなく、ただ真っ直ぐ前を見つめていた。
153:「92・小さな未来 2/2」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/06 12:59:13 AIwqa0rW0
開会式、入場行進の前。トイレに行った時に1人の選手とすれ違った。背中を見たら「1」
を付けている。誰かが「おーい、4番打者―!」と声をかけた。一瞬萩原は自分のことか
と思ったが、「1」をつけた選手がそちらへと走って行った。
あれは誰だったのだろう。なんとなく石川県代表の選手だったような気がする。彼は今ど
こで、何をしているだろう。まだ野球を続けているのだろうか。それとも野球の全てを捨
て、全く違う環境にいるのだろうか。
野球は様々なドラマを起こす。出会いも、別れも。
あの頃はいくつもの可能性に満ちていた。そして今、自分は野手としてではなく、投手と
して野球を続けている。不可思議な可能性。
その神のみぞ知る不可思議な可能性は、この島でも通用するのだろうか。
「……なあ猫、お前にはまだ沢山の可能性があるんだよ」
打者としてプロに入って、投手として立場を得た。それも萩原の可能性だった。
「………そうか」
ようやくわかった。萩原の生きる理由。この島で生き残る理由。
「………お前の可能性の為に、生きて帰るよ」
子猫を守る為に。子猫の未来の為に。小さな小さな可能性の為に。
それが、儚いものであっても。
「お前が俺を頼ってくれるなら、俺はお前を守るよ」
萩原は崖の上への階段を登りきる。
青い空が広がる。
目の前に広がる花畑。そして遠くに見える、森。
まだぼんやりしてはいるけれど、方向は定まった。
腕の中で安らぐ、小さな未来の為に。
【残り・29人】
154:《OTHER SIDE・5 1/2》 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/06 13:00:13 AIwqa0rW0
「じゃあ、行くんだね?」
大島の数度目の問いかけにも、リプシーはしっかりとうなずいた。ネッピーも覚悟は出来
たようで、さっきまでとは全く違う表情だった。すでに迷いは無く、ただ真っ直ぐに大島
を見つめた。
「行かせて下さい。僕もリプシーも、選手の皆さんを助けたいんです」
海風に髪を靡かせ、告げる。リプシーも続けた。
「お願いします。風が……風が吹く前に行かせて下さい!今選手のみなさんがどんな状況
にいるかもわからないんです!一刻も早くあの方……いえ、みなさんを助けたいんです!
もうこれ以上、大切な誰かを失うのは嫌です!」
リプシーのスカーフが揺れる。影でキラリと光るペンダント。そのペンダントを大島も知
っていた。
「………わかったよ。もう何も言わない」
大島は無線機を2人に渡した。2人は説明書を見ながら、早速それらを準備し始めた。本
体である小型子機を腰のベルトに留め、ヘッドセット型のマイクとイヤホンを各自が装着
する。親機はやや大きめ。大島が両手で持つと、まるでクーラーボックスを抱えている釣
り人のようだった。
「それから、これ食べて」
大島が差し出したのは、オレンジ色のジャム。
「………マーマレード?私、好きですけど」
「戦の前の腹ごしらえですか?」
「いや、ちょっと噂でね」
大島は頭を掻きながら答えた。
「オリックスのネクタイピンをした人がね、いつも決まったメーカーのマーマレードをね、
買い込んで行ったらしいんだなあ。だから」
「はあ………」
「この辺もね、ちょっと気になるから赤堀たちに調べてもらってる」
鞄から小さなクロワッサンを数個取り出し、2人に渡した。2人は怪訝に思いながらもパ
ンでマーマレードをすくい、渡されるままに食べ始めた。クロワッサンは出来立てらしく
仄かに温かく、微かな甘みが気持ちを少し落ち着かせてくれた。
155:《OTHER SIDE・5 2/2》 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/06 13:01:00 AIwqa0rW0
「リプシー、ちゃんと噛みなさい。急いで行きたいのはわかるけど」
「………はい」
普通の状況で食べればマーマレードジャムももっと美味しかったのだろう。だがこの切羽
詰った海の上という特殊な状況が、2人の食べるスピードを速めた。パンを口に運び、数
回噛んだだけで飲み込む。その繰り返し。大島が小さくため息をついた。
「そういう食べ方が一番太るんだよ、リプシー」
リプシーは何も答えず、ただ黙々とパンを口に運んでいる。
「………じゃあ、行くか」
大島が立ち上がる。双眼鏡を取り出し、島の方を見た。
どこかから音が聞こえてきた。
「えっ?」
ほぼ同時にそれに気づいた3人は、音のする方を見た。
一艘の大きめのクルーザーが、もの凄いスピードでこちらに向かって進んで来ていた。ど
んどん波が大きくなる。見えている船もどんどん大きくなる。
「え、ちょっと、止まるか曲がるか……」
しかしクルーザーはこちらの船めがけて突進して来ている。リプシーは慌てて舵に飛びつ
き、船を回避させようとした。
「動かない!」
悲鳴にも近い叫び。
「まさか舵に細工……!」
大島が叫ぶ。船はクルーザーの起こす波にあおられた。クルーザーの方もようやく気づい
たのか、それとも故意なのか、ようやく船体を翻した。
ガツンと船尾がぶつかる。小さな方、大島たちの船が傾く。
「うわっ!」
「きゃあ!」
豪快に船が横転する。3人の体は勢いよく波間へと放り出された。
156:「93・行方不明 1/2」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/06 13:02:36 AIwqa0rW0
市街地の隅でようやく薬局を見つけた。ドラッグストアではなく、昔ながら「薬局」だ。
オレンジ色の象が店先に立っていた。どことなく懐かしい気がした。この島は時代の最先
端から約5年ほど遅れているのかもしれない。いや、きっと時間がゆっくり流れているの
だ。何も急ぐ必要のない、長閑な島なのだ。
けれど光原はそこで急がなければならなかった。一刻一秒を争う状態。ほんの一瞬の判断
が命取りになるかもしれない。きっと今の光原たちの表情を、この島の住人たちは好まな
いだろう。疑心暗鬼と怯え、信じたいのに信じられない、そんな複雑な顔つきだ。
けれど光原は信じていた。少なくとも金子は仲間だ。光原のために食料調達もしてくれた。
信じあい、助け合える仲間だ。これだけは自信を持って言える。
「……おじゃまします」
誰もいないとわかっていながら一言断って、中に入った。鍵はかかっていなかった。ここ
の住人は、そんなに急いでこの島を出て行ったのだろうか。
痛み止めを見つけた。使用期限はギリギリだが、それでも多少の役には立つだろう。
(バファリンならスタンダードだし、大丈夫だよな?エキセドリンの方がいいのかな……
痛み止め、痛み止め、と……あとはノーシンにイブ……あれ?打撲の痛みって、こういう
ので止められるのかな……)
少し首を捻る。
(………まあいいや、全部持っていっちゃえ!)
それらしき薬を鞄の中に突っ込むと、光原は急いで元いたコンクリートの建物へと走った。
きっと金子は今も痛みに耐えながら歯を食いしばっているのだろう。弱音も吐かず、それ
らを飲み込んで。我慢強い奴なのだ。年下の金子が頑張っているのだ。年上の自分が頑
張らないでどうする。自分にそう言い聞かせた。きっと金子は喜んでくれるに違いない。
「ありがとうございます、ミツさん」
そう言って笑うだろう。だから光原も笑い返そう。「どうってことないって」そう言って、
これからのことをまた考えよう。手を結ぶ仲間を探そう。光原と金子がこうやって信じ合
えるのだ。きっと他の人達だって………
道の端を走る。目印にしておいた信号機を右折し、真っ直ぐ走る。危うく間違えてホテル
らしき建物を目指そうとしてしまった。高さは似ているが、雰囲気は全く違う建物だ。
157:「93・行方不明 2/2」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/06 13:03:41 AIwqa0rW0
「金子、あったぞ!」
建物に飛び込みながら小声で声をかける。しかし、そこには静寂しかなかった。返事は無
い。誰もいない。金子の鞄も見当たらない。
「………金子?」
どこかに隠れているのだろうか。こういう状況だ、慎重になるのも当然だろう。光原は金
子を探してフロアを歩いて回った。しかし人が隠れられるような場所も少ない。
水の滴っている場所に水たまりがあった。誰かが踏んだ足跡がある。
(金子のかな)
それほど広くはないフロアを探したが、結局金子は見つからなかった。水に濡れた足跡が
乾きかけたまま、少し残っているだけ。
仕方なく元いた場所に戻った。よく見ると、近くの壁の穴周辺が焦げていた。何か強い炎
を一気に当てたような焦げ方。金子の持ち物に火に関するものは無かったはずだ。
「………金子?」
何かあったのだろうか。光原がいない間に、ここを立ち去るほどの何かが。メッセージを
残す余裕もないまま。
「………金子?」
もう一度呼んだ。返事は無い。
(………何かあったんだ!探さなきゃ!)
光原は歩きだした。走ろうと思ったのだが、目的地がわからない。だから歩いた。少しで
も金子の痕跡を見逃さないように。
(怪我してるんだ。無理は出来ないはずだし)
何かがあったに違いない。金子を独りにした光原にも責任があるような気がした。小さな
罪悪感。もし金子に何かあったら、自分の責任は否めない。
再び外に出た。人気のない市街地をキョロキョロしながら歩く。ホテルに目が行ったが、
不思議とその方向には足が向かわなかった。
光原は小高い丘の見える方向へと歩き出した。
腕にアヒルの浮輪をつけたまま。
【残り・29人】
158:「94・人食いホテル 1/2」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/06 13:05:50 AIwqa0rW0
ホテルの一室の洗面所で、ジェイソンは白いマスクを外した。
鼻を中心に、タオルで顔を覆っている。血走った目だけが力強い光を放っていた。
元々は白いタオルだったが、部分部分が血に染まっていた。鏡を見ながらゆっくりとタオ
ルを剥がす。貼りついてピリピリと痛んだので、改めて水に濡らしてから慎重に剥がした。
それでも痛いことに変わりはなかったが。
鈴木は中村紀洋によって顔面を怪我した後、急いで顔を水で洗い、タオルを当てた。
ずっと左手でタオルを押さえて行動するのはもしもの時に不利だと判断し、支給品である
白いアイスホッケーのマスクをはめて押さえた。自分のポジションがキャッチャーでよ
かったと思った。そうでなければマスクが鬱陶しくてしょうがないだろう。
そして歩いた。休む所を探して。
その途中で見た。
誰かが叫びながら走り逃げる光景。本当に殺し合いが始まっているのだと思った。
どうやら自分の考えは甘かったようだ。
顔を流れるぬるりとした感触。時々チラリと視界に入るタオルの赤。
それらが少しずつ、鈴木を狂わせていった。
(………もしもの時は………やるんだ)
例え相手が無意識であったにせよ、自分は傷つけられたのだ。そしてこんな不利な状態に
陥っている。ならば、やられる前にやらなければ。無意識のうちにでも。
夜道を歩き、誰かが掘ったらしい穴に足を取られた。どうやら左足をくじいたようだ。
とにかく休める場所を探して歩き、あのホテルを見つけた。
159:「94・人食いホテル 2/2」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/06 13:06:46 AIwqa0rW0
奇妙な雰囲気のホテルだった。元々ホテルという場所は無機質な印象を受ける。
けれど寂れた市街地のせいか、見捨てられた島のせいか、それ以上の何かを感じた。
一言で表現すれば、幽霊ホテル。
ならば、自分が幽霊になろう。存在を消し、背後から忍び寄る。与えられたマスクなど、
素性を隠すのにピッタリではないか。
ある種のゲーム性を見出し、鈴木は楽しくなった。敵の存在に鈴木にとってマイナスの印
象があれば、それだけ敵意も増すだろう。
最初に出会ったのは大西。いつも冗談を言って、鈴木をからかってくる生意気な奴だった。
慇懃無礼、先輩を先輩とも思わない態度。簡単に敵として認識出来た。逃げられたが、顔
に傷を負わせた。
(俺と同じ状況にしてやっただけさ)
次に出会ったのは金子。エレベーターにいた。こいつにも手こずらされた。サーパスでの
試合、鈴木の出すサインに悉く首を横に振る生意気な後輩だった。金子が打たれても周囲
のコメントは「金子の技術を生かしきれないリードが悪い」「金子独特のカーブを捕球し
きれていない」という金子擁護のものばかり。暗に鈴木を非難する。
(全部俺のせいかよ)
簡単に憎むことが出来た。金子は右腕を怪我していたらしく、あっけなく死んだ。
(ほら、俺出来るじゃん)
そう思って油断したのかもしれない。
次に出会ったのは高木。まさか銃を持っているとは思わなかった。銃弾は鈴木の左肩をか
すめた。重心を崩して床に倒れた隙に、高木は逃げてしまった。
(さて、どうするかな)
これからどうするか。
まだこのホテル内に人はいるのだろうか。
ここで誰かが罠にかかるのを待っていようか。
ここは人食いホテル。
【残り・29人】
160: ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/06 13:09:19 AIwqa0rW0
今回はここまでです。
ノロウィルスにやられて会社休み中…orz 年次決算終わるかなあ…
みなさんも手洗いとうがいを忘れずに……
161:代打名無し@実況は実況板で
06/12/06 13:49:58 wmNaq7JF0
乙です!
早く風邪治してくださいね☆
162:代打名無し@実況は実況板で
06/12/06 17:37:57 ZmK6ktnLO
光原…
おもしろすぎるよww
163:代打名無し@実況は実況板で
06/12/06 18:42:20 7TEEpthf0
乙です。
正体は鈴木だったのか・・・
164:代打名無し@実況は実況板で
06/12/06 22:24:35 xRP+BpE60
シドニー・・・
165:代打名無し@実況は実況板で
06/12/08 10:17:34 ZdhVqzfIO
☆
166:代打名無し@実況は実況板で
06/12/08 14:25:17 Dq5tko4LO
よく知らないんで教えてほしいんですけど、
萩原ってどんな人?
オリファンのひと教えて
167:代打名無し@実況は実況板で
06/12/09 00:03:52 4ASbIaKE0
イチローの同期。
唯一『頑張ろう神戸』から今まで在籍してる選手。
プロに入ってから投手転向。
168:代打名無し@実況は実況板で
06/12/09 07:19:17 MfaSvvEXO
イチローと田口の流出は痛かった
169:代打名無し@実況は実況板で
06/12/09 12:57:53 LjeF3LxGO
萩原って性格的にはどうですか?
まとめ役するようなリーダーシップ持ってるとか、すごく物静かとかどっちなんでしょう?
170:代打名無し@実況は実況板で
06/12/10 02:08:25 iojiYe3a0
ほしゅ
171:代打名無し@実況は実況板で
06/12/10 17:56:53 95EiKl3G0
保守
172:代打名無し@実況は実況板で
06/12/10 20:32:57 eBLrHFYF0
>>169
DQNみたいな。選手としては鋼鉄の右腕として日々連投に耐えてるのがすごい。
173:代打名無し@実況は実況板で
06/12/11 00:51:42 cp0IEKWpO
乙です。
自分の周りでも何人もノロウイルスでひどい目にあってます
無理しないでゆっくり休んでください
174:代打名無し@実況は実況板で
06/12/12 00:11:45 08dIi5o3O
保守
175:代打名無し@実況は実況板で
06/12/12 15:06:18 Qs9kosA90
捕手
176:代打名無し@実況は実況板で
06/12/12 22:42:28 vfES+O3UO
>>172
トン。あまりに飄々としてる印象があったので謎だなぁと前々から思ってました
177:「95・わたしたちの島 1/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/12 23:51:03 rhAfYvlo0
小高い丘を下りた加藤と歌藤が街外れに見つけたのは図書館だった。
すぐ近くには学校らしき建物が見える。学校と言っても、平屋建ての小さなものだ。むし
ろこの図書館の方が立派な建物だった。この島に人が住んでいた頃は、人々の集う憩い
の場所だったのかもしれない。
「島の地理の本とか、歴史の本とかありますかね?」
「郷土のコーナーとかあってもいいよな、多分そこだろ」
この島に関する資料が欲しい。歌藤がそう言って中に入ることを望んだ。加藤も拒否する
気にはならなかったので、後について入った。
少々気味の悪い空間だった。キチンとカーテンは閉じられている。真っ暗だったので、小
さな明かりを点けた。幸いと言っていいのか、蛍光灯の明かりも弱っている。この程度の
明かりなら、外部の目を引くほどではないだろう。
社会、歴史コーナーと歩き、加藤は「郷土〜わが島」と書かれた棚を見つけた。顔を寄せ、
棚に並ぶ背表紙を見る。それほど量は多くない。薄い1冊を手に取った。
『わたしたちの島〜風と波の一年〜』
そんなタイトルの、小学校高学年向けの本だった。写真も多く、読みやすい。
近くにある椅子に座り、加藤は黙々と読み始めた。
興味を引いたのは、1日24時間の中で島の陸地面積が変わるという話だった。満ち潮にな
ると、島の隅の低地を海が覆ってしまい離れ小島が出来る。引き潮になれば、波が引いて
再び地続きになる。子供は泳いで小島へ渡りたがるが、予測のつかない波が渦巻いている
為、大人でもそこを泳ぐのは危険だという。もう何年も昔から、そこで命を落している人
が絶えないらしい。逆に言えば、そこに身を投げれば死体は決して浮かんでこないそうだ。
その本は子供達にしっかりと言い聞かせていた。
『もし離れ小島に残ってしまったら、無理に泳いで戻ろうとしてはいけません。船に乗っ
てもいけません。数時間すれば波が引いてまた元通りの道が出来ます。その時に戻って来
ましょう』
(死体も浮かんでこないのか……)
島の南端にそんな場所が数箇所あるらしい。そのうちひとつの場所には、数年後に橋がか
かると書かれている。加藤は本をひっくり返し、出版年度を見た。
(2001年ってことは、もう出来ててもいい頃?)
本を棚に戻し、伸びをした。
178:「95・わたしたちの島 2/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/12 23:52:11 rhAfYvlo0
(あー、風呂入りてえー!)
この島に来てから、ずっと動き回っている気がする。顔に似合わず風呂好きな加藤として
は、なによりも風呂に入ってさっぱりしたかった。シャワーではダメなのだ。湯船にしっ
かり浸かって、頭の上にタオルを乗せて、のんびりしたいのだ。こんな緊張感に満ちた環
境から解放されて。
(チクショー、風呂のある場所見つければよかったなー)
歌藤は街の方へ行きたいと言った。仲間に会える可能性があるから。
加藤は街の方へ行きたくないと言った。敵に会う可能性があるから。
(街なら風呂とかあったのかもな……)
後悔する。
(今からなら、街の中心の方に行けるかな……まだ移動出来るかな……)
立ち上がり、歌藤を探した。勝手に違う場所に移動しているようだ。
「歌さん」
「おー」
本棚の間から声が聞こえた。声のした方へと歩く。棚と棚の間に、歌藤は座り込んでいた。
胡坐をかき、1冊の本を床に置き、懐中電灯で照らし、真剣に読んでいる。
「何読んでんですか」
「いや、ちょっと面白そうで」
向かいにしゃがみこむ。指先で本をつまんで持ち上げた。
「『実践護身術〜柔道から陰陽道まで』………陰陽道?」
「この間DVDで映画観たばっかりでさー」
「歌さん………ああ、でもおかしくはないな。いけるかも」
加藤が何かを思いついたらしく、満面の笑みを浮かべた。
「こういう緊急事態の時って、だいたい主人公は特殊な力に目覚めたりするんですよね」
「……アニメとかならな」
すでに歌藤の顔は本に向いている。加藤の言葉を軽く聞き流しているようだ。
「古代人類の血とか、宇宙から授かる力で危機をくぐり抜けるわけですよ」
「………ほー」
投げやりな返事。歌藤は本を見ながら両手を組んで、指先をシャカシャカと動かしている。
179:「95・わたしたちの島 3/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/12 23:53:11 rhAfYvlo0
「やっぱりね、そういうのって血筋だったりするじゃないですか」
「……えーっと……すべからく……」
加藤の話を全く聞いていない。気にせず加藤は続けた。
「歌さん、そういうのありません?かなり古い家柄なんでしょ?平安時代の天皇に仕えて
たんでしょ?」
「平安時代じゃない。平城京の時代。貴族の立場が弱くなった頃の後醍醐天皇に和歌教え
てた歌詠み」
「あれ?陰陽師じゃなかった?」
「アホか。歌藤という珍しい苗字の由来を何だと思ってたんだ」
「はー」
「……よし、覚えた」
歌藤が顔を上げる。
「何覚えてたんですか?」
「式神を呼ぶ印」
「……………は?」
「この本に書いてあったんで」
真顔で言う歌藤に、加藤はポカンとした。
「いやだってさ、大輔が陰陽師がどーちゃらって言うから、ちょうど本に印の結び方が書
いてあったんで、ちょっとやってみようかと」
「………歌さん………」
「いや、暇潰しにね。冗談だから」
笑いながら答える。
「ひょっとして歌さん、幽霊とか見る方ですか?」
「見たことはないよ」
「ああよかった」
加藤がホッとする。
「神社の入り口とかで頭痛くなる程度だよ」
「……………」
加藤の笑顔が凍る。
180:「95・わたしたちの島 4/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/12 23:54:06 rhAfYvlo0
「んじゃ、やってみるかなー」
歌藤は印を結ぶ手が見えないように、シャツの下へと潜らせる。
加藤は鞄の中からパンを1個取り出した。本来なら静粛に見守るべきだろうが、空腹には
勝てなかった。
目を閉じ、歌藤が口の中で何事かを呟く。加藤は音を立てないように注意しながら、ペリ
ペリとパンの袋を開けた。
「急急如律令っ」
腕を震わせ、歌藤が力強く最後の呪を唱えた。
その瞬間、黒い固まりが加藤の頭上から勢いよく降ってきた。
「うわーっ!!!」
「えっ?!」
加藤の絶叫に、半ば冗談のつもりだった歌藤が驚いて目を開ける。
加藤の上半身はいくつかの黒い物体で覆われていた。
「うわああああっ!!」
驚きのあまり歌藤も声を上げた。
黒い物体はキーキー言いながら加藤を襲っている。
(呼んじゃった!ヤバイの呼んじゃった!俺スゲエ!)
腰を抜かしたように床に座り込んだまま、歌藤は加藤を見上げた。
「いてててててっ!痛え!痛えよ!歌さん助けて!!」
何も見えない状態で、加藤がよろめいている。
その光景を見ていた歌藤は、ようやく黒い物体の正体に気付いた。
「だ、大輔!パンを投げろ!鞄も離せ!」
「えっ?……痛っ!!」
「いいから捨てろ!早く!」
怒鳴られ、加藤は必死に右手からパンを捨て、左腕に絡み付く謎の生き物を振りほどきな
がら腕から鞄の肩紐を抜いた。ドサリと鞄が落ちる。
黒い3つの影は素早い動きで鞄に集った。
加藤は慌てて歌藤のそばへと避難する。そしてようやく生き物を見ることが出来た。
「え………」
181:「96・ 99ページの式神 1/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/12 23:56:27 rhAfYvlo0
そこには3匹の猿がいた。
それぞれが加藤の鞄からパンを取り出し、両手に持ち、口に咥え、もう食べるものが無い
とわかると、さっさと何処かへ消えてしまった。
「…………猿かよ…………」
ヘナヘナと加藤が床に横たわる。
「……やべ……俺、ちょっと泣いちゃった」
「突然だったもんな」
「タイミング良すぎ……マジびびった」
大きく息を吐き、目元を擦ってから顔を上げる。床に、加藤が投げ出した開きかけのパン
が落ちていた。そこへ1匹の子猿が現れた。落ちているパンに駆け寄る。
「あ、このやろ!」
加藤が追い払おうとしたのを、歌藤の左手が止めた。
「やめとけ」
「え?どうして」
「さっきの猿よりも小さいよ。子供だよ。きっと食べ物みんなさっきの奴らに取られてる
んだな」
途端に大きな猿が1匹現れ、そのパンを掻っ攫って行ってしまった。子猿は一瞬うろたえ、
そして所在なさげに立ち尽くした。
歌藤は自分の鞄からパンを取り出し、手頃な大きさにちぎると子猿の方へと投げ与えた。
子猿は恐る恐るそれに近づくと、パッと体の前に抱え込み、ムシャムシャと食べきった。
「あははは、可愛いなあ」
また少しちぎり、今度は手に持ったまま差し出す。子猿は用心深げにそれを見つめていた
が、ゆっくりと歩み寄り、歌藤の手からそれを受け取った。
「はい、お手」
歌藤は手を出したままにする。子猿はおとなしくそこに自分の小さな右手を置き、お礼を
言うようにカクカクと小刻みにうなずき続けた。
「なんかゲームのAボタン連打してるみたいなお辞儀だな」
「こう見ると可愛いっすね。ほい」
加藤も右手を差し出した。子猿はその手のひらの上にチョコンと腰掛けた。
182:「96・ 99ページの式神 2/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/12 23:57:35 rhAfYvlo0
「あ、この野郎、椅子じゃねえぞ」
しかも小さく、プ、という音がした。
「あ!屁しやがった!」
慌てて加藤が右手を引っ込める。子猿が逃げる。歌藤は床に転がって大笑いをした。
「ちくしょー、歌さんと俺との態度の違いは何だよー、エテ公のくせに。……実まで出し
てねえだろうな」
加藤は右手のひらを必死に床に擦りつけている。子猿は歌藤のそばに座った。
「餌をくれる人とくれない人の違いじゃないの?」
すっかり馴染んだらしく、歌藤は子猿の頭を撫でている。
子猿はさっきまで歌藤が見ていた本を引っ張り寄せ、ページをめくりはじめた。器用に、
シャカシャカと。
「お、エテ公のくせに本読むのかよ」
加藤が馬鹿にする。聞こえたように子猿は顔を上げて加藤を睨むと、再び作業に戻った。
「なに、今のリアクション」
「言葉、わかるのかな」
子猿は、とあるページで動きを止めると、今度はそのページをバンバン叩き始めた。
「なんだ、どうした」
歌藤と加藤がそのページを覗き込む。ちょうど式神についてのページだった。
「自分は式神だって言いたいんですかね」
「んなことないだろ。単に叩いてるだけじゃないか?」
またどこかからキーキー鳴く声がした。どうやらさっきの猿たちが、仲間を連れて戻って
きたらしい。
「……また食料取られますかね?」
「……あの鳴き声がしてちゃ、ここで休むのは厳しそうだよな」
「移動?」
「だな」
2人が立ち上がる。子猿はまだ本を叩いていた。
「じゃあなエテ公、いつまでも本叩いてんじゃねーぞ」
負け惜しみのような捨て台詞を加藤が呟く。
「あーあ、もうすっかり皺が寄っちゃってるよ、99ページ」
183:「96・ 99ページの式神 3/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/12 23:58:18 rhAfYvlo0
歌藤の一言に、子猿の動きが止まる。
「ん?どした?」
「99ページがどうかしたか?」
歌藤が子猿を見る。子猿がまたAボタン連打のようなうなずきを繰り返す。
「わけわかんね」
「歌さん、行きましょ」
「ああ。じゃあなー猿、元気でなー」
子猿に別れを告げ、歩きだす。けれど、子猿は2人の後について歩き始めた。まるで主人
につき従う式神のように。
歌藤が歩みを止める。子猿も止まる。歌藤が振り向く。子猿が歌藤を見上げる。
「………一緒に行くか?」
子猿の小さな2つの瞳が、じっと歌藤を見つめている。
「行くか?」
左手を差し出す。トテトテトテ、と子猿は駆け寄ってきた。
「歌さん」
加藤が不安げに呟く。
「邪魔じゃないっすか。逃げる時とか」
「大輔よりは役に立つだろ」
「あー、ひでえー、俺ショックー」
「ほら、行くぞ。真っ暗になる前に寝る場所見つけないと」
「是非風呂のある所で」
「贅沢言うな。お前は川で充分だ」
加藤は肩をすくめた。
『猿にまで馬鹿にされて、お兄ちゃん、情けないぞ』
そんな妹たちの声が聞こえてきそうだ。
徐々に近づいてくるキーキーという鳴き声に押されるように、2人は図書館を後にした。
99ページにこだわる子猿を引き連れて。
【残り・29人】
184:「97・涙 1/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/13 00:00:08 Huukr8Rx0
夕焼け、西陽が眩しく感じられるようになった頃、高木は逃げ込むようにして『Cafe Bs』
へと辿り着いた。
戸口の説明書きを読み、心からホッとして中に飛び込むと、独特のコーヒーの香りが優し
く迎えてくれた。まるで、何かの匂いを消すかのように。
壁際の席に、両手で頭を抱えたまま微動だにしない下山がいた。妙に大きな砂時計を机の
上に置いて。
「……シモさん?」
下山は視線だけ高木に向けると、小声で呟いた。
「ユウキ、吉井さん、歌、この3人に気をつけろ」
「え?」
「迎の遺言だ」
「え?!」
問い返すと、近づいてきたデイビーが色違いの砂時計を高木に差し出した。もう砂は落ち
始めている。『60分時計』と書かれたシールに気づき、入り口に貼ってあったこの店のルー
ルを思い出した。
「遺言ってことは……迎は………」
「……死んだんだ。俺の目の前で、3人も」
「3人?!」
「ああ……迎と、筧と、村松さん」
「そんな……っ」
言葉が出てこない。否定したいのに、何も浮かばない。言葉にする勇気もなかった。
ブランボーが高木に水とメニューを差し出した。そのまま近くのテーブルを指差す。
ようやく高木はその席に座った。冷たくなった両手で水の入ったクラスを持ち、口をつけ
ると一気に飲んだ。タン、とグラスを机に置くと、すぐに新しい水を注いでくれた。
自分の両手が震えているのがわかった。呼吸を整える。ジェイソンからの逃避。ずっと走
り続けていたせいだ。まだ頭の中は混乱している。
(山口さん……)
置いてきた山口は無事だろうか。ひょっとしたら、自分は1人の人間を見捨てたのでは、
いや、見殺しにしたのではないだろうか。まだジェイソンはあそこにいるのだろうか、そ
れとも自分を追って来ているのだろうか。
185:「97・涙 2/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/13 00:01:41 rhAfYvlo0
高木の緊張感を煽るように、カランカラン、とドアについている鐘が揺れた。ハッとして
高木が腰を浮かす。下山は動く気力すら無いようだった。
「……すみません」
顔を出したのは光原だった。腕にアヒルの浮輪を通している。
「ミツさん!」
「高木!ああ、シモさん!よかった!………相川さん?」
仲間を見つけてホッとしたような表情と、相川と外人勢を見つけて不思議そうな顔をする。
下山の反応が無かったので、光原は高木に尋ねた。
「金子、見てないか?」
「え?」
「ずっと一緒に行動してたんだけど、俺が薬探しに行ってる間にいなくなっちゃったんだ。
あいつ、右腕怪我してるんだ。だから痛み止め、早く飲まないとつらいだろうから」
鞄から数種類もの痛み止めを取り出して見せる。高木が複雑な表情を浮かべた。
光原もそれに気づいた。
「会ったのか?」
光原の問いかけに、高木が戸惑った表情を見せた。
「会ったのか?金子に会ったのか?どこで?」
歩み寄って尋ねる。高木は少しだけ唇を噛み締めると、小声で、ゆっくりと告げた。
「………金子には、多分、もう、会えません」
その言葉に、一瞬呆然とする。
「………会えない……って……逃げたのか?脱出に成功したのか?!」
あくまで明るい方向へ考えようとする光原を、高木は申し訳なさそうな目で見つめた。
「………もう、いません……この島にいるけど………いません………」
なんとなくその先を予感し、光原の口調が震える。
「………いないって、どういうことだ?!」
光原らしくない怒鳴り声を上げ、思わず詰め寄った。高木は光原の顔から目を逸らし、続
けた。
「………金子を見ました……一緒にエレベーターに乗りました………」
光原が小さく首を横に振る。
186:「97・涙 3/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/13 00:03:20 Huukr8Rx0
「……本当です……多分ジェイソンにやられたんです……俺……エレベーターの中で倒れ
てる金子を……」
「嘘だ!」
再び光原が怒鳴る。
「あいつが死ぬわけないじゃないか!いいヤツなんだ!危険なのに、わざわざ食料を持っ
てきてくれたり、いろいろ気がつくいいヤツなんだ!それにジェイソンって何だよ……!」
その時、賑やかな音楽が島に鳴り響いた。時計を見る。午後6時。
その音楽は歌藤がマウンドに上がる時の爽やかな音楽。「My ever changing moods」。
『午後6時になりました。みなさん頑張っていらっしゃいますでしょうか』
光原、高木が自分の鞄から慌てて地図を出す。下山はノロノロとした動きで地図を取り出
した。
『まずは亡くなられた方の発表です』
高木は少しだけ顔を上げて、光原を見た。
光原の手が微かに震えていた。唇を噛み締めている。じっと祈っていた。
『背番号10・谷佳知君』
(来るな……)
心の中で光原は呟く。
『背番号8・中村紀洋君』
(呼ばないでくれ……)
『背番号54・嶋村一輝君』
(頼むから……)
『背番号19・金子千尋君』
光原の動きが止まる。
『背番号52・坂口智隆君、背番号57・筧裕次郎君、背番号46・迎祐一郎君、背番号3・村
松有人君、以上です。残りは29人になりました』
地図の上に、ポタリと大粒の涙が零れた。
【残り・29人】
187: ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/13 00:03:54 Huukr8Rx0
今回は以上です。
188:代打名無し@実況は実況板で
06/12/13 00:25:43 UaLLcIEt0
乙です!
ノロウィルスは大丈夫なんすか?(((゚Д゚)))
189:代打名無し@実況は実況板で
06/12/13 09:44:34 syAOze4nO
乙です!
190:代打名無し@実況は実況板で
06/12/13 16:14:15 JILE9uRTO
モチです
191:代打名無し@実況は実況板で
06/12/13 17:03:12 4EUsHgE80
乙だよコノヤロウ
うたふじ可愛いようたふじ
192:代打名無し@実況は実況板で
06/12/13 22:40:01 2KYzrabb0
乙です!!
光原・・・。
193:#
06/12/13 23:53:29 qdqqfaQB0
乙
194:代打名無し@実況は実況板で
06/12/14 01:09:59 o+p1DeTQO
あげ
195:代打名無し@実況は実況板で
06/12/14 08:58:16 Qdbz/zsyO
☆
196:代打名無し@実況は実況板で
06/12/14 10:19:13 wfPZzrYuO
乙です。Wカトウはおもしろいwww
197:代打名無し@実況は実況板で
06/12/14 22:19:05 3DnhCH5QO
モチです
198:代打名無し@実況は実況板で
06/12/15 06:43:48 gc8peuJpO
乙です。
何してんすかウタさんwww
199:代打名無し@実況は実況板で
06/12/15 12:33:48 36YQC/pwO
やべえ、歌藤のファンになりそうだwwww
200:代打名無し@実況は実況板で
06/12/16 01:25:40 0Q2aYm3IO
201:代打名無し@実況は実況板で
06/12/17 01:44:08 +tB+lPpl0
☆
202:代打名無し@実況は実況板で
06/12/17 07:03:57 PTXSedPhO
情報の補習
203:代打名無し@実況は実況板で
06/12/17 20:29:10 C+gaU4V5O
ほす
204:代打名無し@実況は実況板で
06/12/17 21:00:18 msJJQYtNO
何してんの、ウタさんwww
にしても光原…(・ω・`。)
まだアヒルつけてんのかな…
205:代打名無し@実況は実況板で
06/12/18 07:44:10 Ds+JqIY/O
保守
206:代打名無し@実況は実況板で
06/12/19 01:07:31 K9TEeOS1O
ほしゅ
207:代打名無し@実況は実況板で
06/12/19 03:31:34 SKUkc/oDO
感じて
208:代打名無し@実況は実況板で
06/12/19 11:22:27 2tuGVQMO0
昼前捕手
209:代打名無し@実況は実況板で
06/12/19 13:37:23 goCrHPhNO
昼下がり捕手
210:「98・もう浮輪はいらない 1/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:18:43 /IQaVrrv0
『続いて、禁止エリアの発表です』
高木は全神経を耳に集中させて、その放送を聞いた。放送網が敷かれているのか、まるで
有線放送のように店内でもキチンと流れていた。それでも高木は一字一句聞き逃すまいと
真剣だった。微かに震える右手を抑え込む余裕もない。すぐそばにいる光原の手も震えて
いたが、きっと違う意味のものなのだろう。
『午後8時に「F-2」、午後10時に「D-4」、午前0時に「I-5」。以上です。残り時間もだいぶ
減ってきました。皆さんが努力しないと首輪爆発で全滅ということになります。どうぞ頑
張って下さい』
音楽と共に無責任な放送が終わる。何度聞いても腹立たしい声だ。
ギイ、と椅子を動かす音がした。ゆっくりと下山が立ち上がった。
「……じゃ、俺、行くから」
「行くって?」
高木が尋ねると、下山は自分の目の前にある砂時計を指差した。見ると残りの砂がもう4
分の1以下になっている。
「そろそろタイムリミットらしいからさ……じゃ」
「シモさん!」
高木が慌てて駆け寄った。
「一緒に行きませんか?ミツさんも……3人で行けば、なんとかなるんじゃないですか?」
下山は弱々しい目で高木を見た。無理もない。目の前で3人が死ぬのを見たのだ。誰が死
んでもおかしくない状況。そこでただ1人生き残ったのだ。クジ運がよかった為に。
「シモさん、仲間を見つけて、説得して増やして、いろいろ考えましょうよ。それが一番
建設的な方法だと思います。ジェイソンみたいに見るからにヤバそうな人はスルーして、
協力してくれそうな人に声かけて……みんなで考えれば、首輪を外す方法とか思いつくと
思うんです。ねえ、残りはあと1日ちょっとなんですよ、どうにかしないとみんな死んじ
ゃうんです!」
「……ジェイソン?」
「後で説明します。だから一緒に行きましょう!」
必死の呼びかけ。
211:「98・もう浮輪はいらない 2/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:20:16 /IQaVrrv0
下山は自分の右手にある黒い物を見た。親指でボタンを押す。3つの赤いランプが点る。
「何です?それ」
高木が脇から覗き込むようにして尋ねた。
「……首輪探知機。俺の支給品なんだ。見ろよ、この赤いランプ3つが俺達だ」
途端に高木の表情が明るくなった。勢いで先輩である下山の肩をバンと叩いてしまう程に。
「これ………すごい武器じゃないですか!ある意味最高の支給品ですよ!仲間を見つけら
れるんですよ!必要以上にウロウロしなくていいし、相手に気づかれないように近寄るこ
とだってやりやすくなりますよ!」
「……そうか?」
高木を見、光原を見た。光原はまだ地図を見つめている。唇を噛み締め、肩を震わせて。
首輪探知機のボタンをオフにし、下山は光原に歩み寄るとそっと肩に手を置いた。
「……行こう」
光原は動かない。
「ミツ、行こう。ここにいても始まらない」
また光原の頬から涙の雫がこぼれる。
「ミツ、金子がお前を生かす為に食料調達してくれたんだろ?だったら、生きなきゃ」
光原がゆっくりと顔を上げる。
「泣いてたって始まらないんだ。死にたいならここで泣いてろ。俺は生きたい。だから行
く。高木も行く。この機械があれば何かは出来そうだ。くじ引きだったけど、まだ運は俺
にも残ってるみたいだしな。村松さんたちの為にも………お前はどうする?」
光原は動かなかった。下山は小さく息を吐くと、少し離れたテーブルを見た。そこには村
松たちの残した武器、ボウガン、錐、剣山、殺虫剤が置かれていた。どうやら外人勢の誰
かがご丁寧に並べてくれたようだ。
「高木」
「は、はい」
「お前は銃持ってんだろ?」
「はい」
「じゃあ、ボウガンはミツにやってくれ。あと……殺虫剤もミツでも使えるだろ。錐は俺
にくれよ。探知機しか持ってないから武器がないんだ。けっこう恐い」
「はい」
212:「98・もう浮輪はいらない 3/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:21:07 /IQaVrrv0
高木は自分の鞄に剣山を入れると、錐を下山に渡した。渡す時も自分で銀色に輝く部分を
持ち、柄の方を下山に差し出した。敵意は無いという証拠。そんな気遣いに下山も小さく
笑った。そして高木はボウガンと殺虫剤を光原のいる机に置いた。
「………ミツさん、どうします?」
光原は1回大きくしゃくりあげると、袖で目元をゴシゴシと拭った。まだ腕にはめていた
アヒルの浮輪を外し、空気を抜いて丁寧に畳んで鞄にしまう。地図を折りたたみ、ズボン
のポケットに入れ、顔を上げた。
「……行きます」
「よし。じゃあ武器を持て」
まず殺虫剤を鞄にしまい、恐る恐るボウガンを手にした。
「あの……説明書とか、ありますかね?」
その言葉が終わる前に、すでにガルシアが村松の鞄から白い紙を取り出していた。光原へ
と差し出す。光原もそれを読み、鞄にしまった。
「相川」
「は、はい」
突然下山に声をかけられ、相川はカウンターの向こうで姿勢を正した。
「残ってる鞄から、食料とか貰ってもいいのか?」
「はい、かまいません。水とかパンとか、弱肉強食ですから」
「ハイエナだな」
自嘲気味に笑いながら、残されていた水とパンを3人で分けた。
「………じゃあ、行くか」
3人が出口へと向かう。
相川と外人勢は、無言のまま彼らを見送った。
交わす言葉も無いまま、再び店内は静かになった。
【残り・29人】
213:「99・君は行けるだろう 1/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:22:59 /IQaVrrv0
泳ぎ着いた、というよりも流されて到着した島の洞窟の奥。頬に当たる滴の冷たさに、リ
プシーは小さく身震いをした。周囲は真っ暗だった。ようやく辿り着いた陸地だというの
にわからない。右も、左も。
「………ネッピー?」
恐る恐る、小声で呼ぶ。返事は無い。
「………お父さん?」
ただ、闇。返事は無い。心細さに悲しくなる。けれど海賊船船長の娘としてのプライドが
それを許さない。そして、心に抱く大切な想いが。
(あの方を助けに行かなきゃ)
そして、大切な選手たちを助けなければ。今それが出来る数少ない存在が自分なのだ。こ
んな所で震えているわけにはいかない。そこに暗闇があるなら、明かりを灯せばいい。周
囲を照らす火が無いのなら、心に明かりを。誰よりも強い炎を。
手を伸ばすと壁に当たった。ゴツゴツした岩の手触り。冷静さを取り戻すと、簡単な状況
判断が出来るようになった。
(湿気を含んだ空気、潮の香り。海に繋がる洞窟。海側にまた出ても潮に押し戻されるだ
け……なら、逆に進まなきゃ)
海水に濡れ、肌に貼り付いた服がペタペタして気持ち悪いことこの上ない。
(生きてるだけ儲け物だわ。島に辿り着いただけでも)
ゆっくりと立ち上がる。天井はリプシーの身長よりは高いようだ。
(まずは明るい所へ出なきゃ。話はそれからだわ)
岩壁に手を当てたまま歩きだす。見えない足元が不安なので、進み方は自然と慎重になる。
ふいに、何かをムギュッと踏んだ。
214:「99・君は行けるだろう 2/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:23:39 /IQaVrrv0
「グエッ!」
「きゃっ!」
蛙の潰れたような声に、思わず飛びのく。
「……リプシー?」
「ネッピー?ネッピーなの?」
「そうだよ!無事だったんだね!」
互いに手を伸ばす。暗闇の中手探りをし、ようやく指先が触れた。
「リプシー!」
ネッピーがリプシーの手を引っ張った。
「今、僕のお腹を踏んだんだよ」
「ごめんなさい、見えなくて」
「大丈夫だよ、軽く踏んだ程度だったから。お陰で僕も目が覚めたんだ」
「やだ、溺れて気を失ったなんて言わないでよね」
「ち、違うよ、嫌だなあ」
手を取り合ったまま、見えない相手に喋る。暗闇の中、相手の存在を伝える手のぬくもり。
(この手があの方だったら……)
一瞬そんなことを考え、リプシーは慌てて首を振った。
「大島コーチは?」
「……わからないんだ……海に落ちたところまでは見たんだけど」
「そう………無線は?使えるかしら?」
「明るい所に出たら試してみよう。防水だって言ってたけど、一応実験しないと」
「大島コーチとも通じるかもしれないわね」
自分たちをここまで連れて来てくれた人物。ある意味要となる人がいなくなってしまった。
心細くなるのは当然だった。けれど今の2人はそんなことを言っていられない。前に進む
しかないのだ。ゲームは始まってしまったのだ。誘拐犯の仕掛けた卑劣なゲームが。
215:「99・君は行けるだろう 3/3」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:24:31 /IQaVrrv0
「歩きましょう。明るい所に出ないと」
「そうだね、行こう」
ゆっくりと歩き出す。静かな洞窟。水の滴る音すら響く。
「ネッピー、歌でも歌わない?」
「……そうだね、小声なら大丈夫かも」
「元気出す為にもね。でも小声でね。犯人に聞こえたら大変だわ」
何も見えない暗闇の中、互いを確認する為に、自分を勇気づける為に。
「♪君の声よ遙か届け 夢追い人が行く」
ネッピーが歌い出した。
「♪虹の上架かるアーチ 明日を拓くだろう」
リプシーも声を揃える。
「♪一雫だけの雨が 大河を映すように」
「♪白いボールよいざなえ あの空の彼方まで」
歌いながら、繋いだ手を元気よく振る。緩やかに壁沿いを曲がる。
小さな光が見えた。
「♪……光り輝く明日に向かえ……」
声が震える。少しずつ、足取りが早くなる。
「♪……君は行けるだろう……!」
光が大きくなる。徐々に明るくなる足元。2人は駆け出した。
そしてその世界へと飛び出した。
夕暮れのオレンジ色に染まった、美しい花畑の島へと。
【残り・29人】
216:「100・滲みゆくもの 1/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:26:18 /IQaVrrv0
眩しい夕焼けの中、本柳は川越と共に歩いていた。
目的地は無い。ただ歩く。どうして歩いているのか、自分でもわからない。多分、今夜を
過ごす場所を見つける為か、消すべき敵を見つける為なのだろう。
後ろを振り返る。やや俯き加減の川越がついて来る。意識はしっかりしているようだ。初
心者用でも催眠術キットは確実な成果を見せてくれている。
(……本当にこれでよかったんだろうか……)
考えてしまう。自分たちが生き残る為、なんとかしてここから逃げ出す為、それを遮る敵
を排除する為、川越を強制的に強くした。戦うことの出来る存在にした。川越はすでに数
人の敵を消してくれている。本柳はそれを補佐しただけだ。
直接自分の手を汚さずに、生き残りへの道を歩いている。
(………俺は………川越さんに対しても酷いことをしてる………)
自分がどれだけ卑劣なことをしているかは充分わかっている。けれど、やらなければ自分
が死ぬのだ。川越の性格を考えたって、簡単に殺されるのがオチだろう。
(この首輪さえ取れればいくらでも逃げ出すチャンスはあるんだ。首輪があるから島から
出られないし、禁止エリアだって影響するんだ。……やっぱりオーナーの居場所を探さな
きゃいけないんだろうか……)
その為には情報が必要だ。やはりもっと仲間を増やすべきだろうか。信じられる仲間を。
(………気を許したフリをして、仲間を作る。なんとかして首輪を外す方法を考え出すか、
みんなでオーナーを倒す。川越さんがいれば大丈夫だ。それでみんなで脱出出来れば文
句無し。少しでも疑わしいヤツは……)
またチラリと川越を見る。
(そう、俺には川越さんがいる)
出来るだろうか。信じられる仲間に会えるだろうか。
迷いながら、本柳は歩いていた。
217:「100・滲みゆくもの 2/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:27:31 /IQaVrrv0
(もし川越さんが失っている記憶に気づいたら……)
一体どうするだろう。
自分はどんな罵りも受ける覚悟だ。軽蔑されたってかまわない。
けれど、川越は自分自身のことをどう思うだろうか。
数人のチームメイトを、催眠術で操られていたとはいえ手にかけたのだ。命を奪ったのだ。
(川越さん………自分を責めるかな………)
もしくは、自責の念に耐え切れず。
(……自殺)
それだけは駄目だ。川越自身を殺してはならない。本柳の敬愛する先輩なのだ。
(そうならないように、もう一段階催眠術かけておいた方がいいのかな……)
川越の心が複雑な層を作るように。決して壊れないように。何者にも揺り動かされない、
強い存在になるように。
そんな迷っている本柳の数歩後を川越は歩いていた。意識はしっかりしている。
俯き加減になっているのは、シャツについている染みに気づいたからだ。
いつの間にか、自分のシャツの腹部、ちょっと上辺りに小さな染みがついていた。茶色だ
ろうか。どちらかと言えば、赤黒い染み。
(………血、かな………)
何故こんなところに血がついているのか。鼻血を出した記憶は無い。どこか怪我をしたわ
けでもない。
(血じゃないのかな)
木に寄りかかった時に樹液か何かがついたのだろうか。木に腹をつけた記憶は無いが。
何気なく両手を見る。綺麗な掌だ。まるで何かで拭ったみたいに。
そして、どうしても気になること。
時々記憶が無くなる。一日の中の部分部分が、白い靄のようなものに覆われている。その
部分を思い出そうとするたびに、胸の奥の方がズキンと痛む。一瞬のフラッシュバックと
共に、何かが脳裏をよぎる。誰かの表情だと思うのだが、うまく思い出せない。
218:「100・滲みゆくもの 3/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:28:36 /IQaVrrv0
「なあ」
声をかけると、本柳がゆっくり振り向いた。いつもと変わらない表情で。
「俺たちさあ、これまで誰かに会ったっけ?」
尋ねると、本柳はちょっと不思議そうな顔をしたが、すぐに元通りの笑顔になって答えた。
「誰にも会ってませんよ。会ったらすぐ仲間になるに決まってるじゃないですか。よっぽ
ど危ない人じゃなきゃね」
「……そうだよな………うん、そうだよな……信じなきゃ始まらないんだよ……」
癖なのか、片手を頬に当てて答える。
俯くとまた、腹部についた赤黒い染みが視界に入った。
(赤……)
少し時間がたって変色したのだろう。最初はもっと鮮やかな赤だったのだろうか。
ふと気づいた。右手の人差し指、爪の奥。赤い何かが詰まっていた。
(確か指で耳掃除をして血が出た時も、こんな感じに……)
ならばこれは血なのだろうか。川越は怪我などしていない。本柳もそうだ。
白い靄の時間の中で、何かが起こっている。それは血に関係したことなのだろうか。
けれど本柳は何も言わない。特別変わったことは何ひとつ話さない。
ならば、何も起こっていないのだろうか。気のせいだろうか。
疑念は消えない。
赤い染みが滲み出して、ジワジワと川越の心を侵食してゆく。この血のような赤が白い靄
すらも浸食してしまえば、その奥に隠れた何かが見えるのだろうか。
(俺、病気なのかな……)
頭の中で赤と白が交錯する。そのフラッシュの向こうにあるもの。
(俺………俺……は………)
219:「100・滲みゆくもの 4/4」 ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:30:26 /IQaVrrv0
「川越さん」
いつの間にか足が止まっていたらしい。本柳が駆け寄って来る。
「どうしたんですか?具合悪いですか?」
「あ、ああ……大丈夫だよ。ちょっと考え事してたんだ」
「無理はしないで下さいね。どっか休める所探しましょうか」
「そうだな……そろそろ夜を過ごす場所を見つけないと」
「ですよね。いつどこから敵が来るかわからないですからね」
敵。
その一言が、川越の脳を侵す。
急速に白い靄が広がり始める。
川越は再びあやつり人形に戻ってゆく。
その方が川越にとっては幸せなのかもしれない。
何も気づかず、赤い染みすら忘れて、心を穢れない白に滲ませて、殺人を。
【残り・29人】
220: ◆UKNMK1fJ2Y
06/12/19 22:31:47 /IQaVrrv0
今回は以上です。
やっとノロウィルスも撤退してくれたようです。良かった…
221:代打名無し@実況は実況板で
06/12/20 10:01:39 HWTH7IBUO
職人さん今回も乙です
ノロウイルスは治ったんですね ヨカッタ…
光原…金子の分までがんばって生き残ってくれ。・゚・(ノД`)・゚・。
そしてリプシーテラカワイスwwwwww
とうとう島に上陸したマスコ達の行動も気になりますね
次回も楽しみにしてます
222:代打名無し@実況は実況板で
06/12/20 10:10:18 0uLl9jurO
職人さん乙です!
お体だけは本当に大切にしてください…。
あぁ…川越…。悲劇はこれからも続くのか…。
223:代打名無し@実況は実況板で
06/12/20 13:38:20 sMJjCOVL0
乙ですた
川越が哀れすぎて泣ける。
ところで俺がノロウィルスにかかったっぽいんだがこれは俺が代わりに引受けたという事か
224:代打名無し@実況は実況板で
06/12/20 16:11:13 tiDpKl47O
乙です!
>>223
逝キロ
225:代打名無し@実況は実況板で
06/12/21 00:06:15 dSXfjepyO
職人様、毎週乙です!
日高はどうしてるんだろ〜?
226:代打名無し@実況は実況板で
06/12/21 00:46:06 uiVG+ps/O
そんな事言ったら俺の塩崎はなにしてんだろう?
227:代打名無し@実況は実況板で
06/12/21 10:03:36 rIXNYbdZO
_
▼^ `▼
イ fノノリ)ハ 保守…
リ(l|゚ .゚ノlリ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/___/
228:代打名無し@実況は実況板で
06/12/21 13:43:41 T7AS6CCAO
下がりすぎにつきage
229:代打名無し@実況は実況板で
06/12/22 07:40:20 FhSS2D8eO
_
▼^ `▼
イ fノノリ)ハ 保守…
リ(l|゚ .゚ノlリ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/___/
230:代打名無し@実況は実況板で
06/12/23 00:16:42 dhHE//P80
ほしゅしゅ。
ハギーがんがれー。
231:代打名無し@実況は実況板で
06/12/23 10:33:17 wFsIgzS0O
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▼^ `▼
イ fノノリ)ハ 保守…
リ(l|゚ .゚ノlリ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
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232:代打名無し@実況は実況板で
06/12/24 03:23:34 Y002vP4dO
深夜のほす
233:代打名無し@実況は実況板で
06/12/24 17:41:57 JY2ltYZ0O
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▼^ `▼
イ fノノリ)ハ 保守…
リ(l|゚ .゚ノlリ
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
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234:代打名無し@実況は実況板で
06/12/25 06:29:53 YLQi/C3nO
サンタさん…、枕元にプレゼントが無かったよ…?
保守
235:代打名無し@実況は実況板で
06/12/26 00:00:50 8VvC8WU8O
ノシ
236:代打名無し@実況は実況板で
06/12/26 09:42:57 LV5iWiNDO
☆
237:代打名無し@実況は実況板で
06/12/26 13:16:30 s7gCFwe+O
世界史の補習
238:代打名無し@実況は実況板で
06/12/27 01:00:18 yQEYrlqKO
ほす
239:代打名無し@実況は実況板で
06/12/27 13:05:38 y71lcWtoO
保守
240:代打名無し@実況は実況板で
06/12/27 14:29:15 QDvp4XtvO
期待ホシュ
241:代打名無し@実況は実況板で
06/12/28 01:09:54 woKB92zrO
ほしゅ
242:代打名無し@実況は実況板で
06/12/28 12:17:16 +GkeIDoEO
保管庫の避難スレに投下されてるね
243:代打名無し@実況は実況板で
06/12/28 12:32:35 woKB92zrO
最近規制厳しいのかな。職人さん乙です。
ホムレソから目が離せないw
244:代打名無し@実況は実況板で
06/12/28 17:02:24 S5x/09FF0
情報ありがとーーー見てくる!
245:代打名無し@実況は実況板で
06/12/29 18:52:58 dtJPMMA3O
寒いよ保守
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