オリックスバファローズバトルロワイアル第2章
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150:代打名無し@実況は実況板で 06/12/04 22:37:50 FgyXerj0O ☆ゅ 151:代打名無し@実況は実況板で 06/12/06 01:11:20 /mPXPm5RO 152:「92・小さな未来 1/2」 ◆UKNMK1fJ2Y 06/12/06 12:58:34 AIwqa0rW0 子猫を胸に抱き、萩原は崖下の砂浜をぼんやりと歩いていた。 独りではない。けれど1人。どことなく寂しさを感じたが、別に意識するほどのことでも ない。独りは慣れている。高校の時から親元を離れた。それ以来、独りで生きることを学 んだ。今では家で家族と共に過ごした時間よりも、離れている時間の方が長くなってし まった。野球留学をした者なら、これくらい当たり前だ。 しばらく歩いて、ようやく崖の上へと上がる階段を見つけた。綺麗な砂浜だったので、こ の島に住んでいた人達が遊びに来ていた道があるだろうと思っていた。その通りになって、 少しホッとする。 綺麗な花壇が見えてきた。寂れた島とはいえ、花畑や花壇が多い。それだけ気候に恵まれ た自然の楽園なのだろうか。ならばこの島には人間などいない方がいい。そう思った。 萩原が崖下から上に行きたかった理由はただひとつ。 「……お前の好きなご飯も見つかるかもな」 優しく子猫に話しかける。子猫も何かを理解したのか、萩原を見上げて小さく「にゃあ」 と鳴いた。 「……せめて、お前に美味いもん食わせてやりたいよな」 ボソリと呟く。 「………神戸に連れて行ってやりたいな………美味いもん沢山あるんだ……プリンとか、 お前絶対気に入るぞ?」 顔を寄せ、人差し指で子猫の額をつつく。子猫は顔をクシュッと縮めた。 「……俺はさ、結婚もしてないしさ、生きててもこの後どうなるかわかんないしさ、だか らさ、せめてお前は……まだ子供なんだからさ……まだまだいろんな楽しいこと………楽 しいこと、いっぱいあるから……」 思い出すのは高校時代。投手ではなく、4番を打つ野手だった。高校2年の春はかなり勝 ち進んだ。自分でもそれなりに活躍出来たと思っている。これがスカウトの目に留まった らしい。 そして高校3年の春。あっさり敗退してしまったけれど、精一杯走った。精一杯バットを 振った。打算も何もなく、ただ真っ直ぐ前を見つめていた。
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