中日ドラゴンズバトル ..
[2ch|▼Menu]
469:代打名無し
02/12/27 10:56 jG7jjVJw
186 遠かった場所

正面入り口から乗り込む山田・福原と分かれ、井端はドームを囲む区画を半周した。
そしていつも車で通ってくる道まで出て、見慣れた姿のドームを見上げた。
こうして再びドームに来ることがあるなんて思わなかった。
このプログラムが始まった時に、もう二度とここには戻れないと思った。
恵まれた体があるわけでなく、支給された武器もたわいない玩具。
このプログラムを生き抜けるとは思えなかった。
もちろんむざむざ殺られるつもりはなかったが、そういう運命も時間の問題だと思っていた。
それが今もたいした怪我もなくここに生きている。

いつもの入り口はシャッターが下ろされていた。
しかしその隣の通用口は空いているようだ。
少し離れたところから様子を窺うと、警備員もいないようだ。
それでも慎重に、慎重に近付いていく。
「?!」
通用口の脇に男が一人倒れていた。警備員だ。
誰かが先に来ている。
さっきのあの中村の放送を聞いてやはり誰かがドームに戻ってきている。
誰だろうか。
あと残っているのは・・・。
井端はそれが誰かを考えながらその通用口からドーム内に入っていった。


470:代打名無し
02/12/27 10:57 jG7jjVJw
観客用の駐車場は薄暗かった。
非常灯の明かりを頼りに横断しかけたとき、井端はふと遠くがぼんやりと明るいのを見た。
井端はまっすぐに進むのをやめて、円周状の駐車場を右の方へと進んだ。
センターの扉が開かれている。
そこから煌々と光が漏れていた。
そしてあざやかな2色の人工芝。
井端は思わず駆け寄った。扉の前で立ち尽くす。
いつも走り回っていたグラウンド。こんなに眩しいと感じたことは初めてだった。

【残り5人】


471:代打名無し
02/12/27 10:59 jG7jjVJw
187 走馬灯、そして・・・

井端は目を閉じた。
たった数日のことが長かったと思う。
「死にたくないから」と思いつめた顔で自分に銃を向けた鈴木。
そんな同期入団で仲の良かった鈴木をやはり生きるために殺した、その首から溢れた血の鮮やかさを思い出す。
裏切りを繰り返し、本部に見限られて頭部を吹き飛ばされた藤立の、血飛沫の生温かさを思い出す。
理不尽なルールによって無抵抗のまま殺された荒木の変わり果てた姿。まるで弾けた石榴のようだった。
背番号でしか判別できなかった中里。
その中里に殺された朝倉。
関川が高々と掲げた立浪の生首。
自分が出会ってきたチームメイトの死姿の1つ1つが鮮やかな映像として脳裏に焼きついている。

そして久慈。
今こうして自分がここにいられるのは久慈のおかげだ。
「生き延びろ」という言葉。そしてナイフ。それが井端を支えてくれた。
いや、このプログラムの中だけではない。
ドラフトを経てプロの選手として中日に入団してからずっと久慈からはプロ野球選手として、ショートを守る者としての全てを教わってきた。
そしてレギュラーとしてショートを守るようになってからも、久慈の存在はまだまだ大きなものだった。
その久慈に恩返しも出来ず、礼すら言えないまま、久慈は目の前で立浪の凶刃に倒れてしまった。
久慈の与えてくれたナイフを井端は今一度握り締めた。
そして目の前のグラウンドを見つめた。

472:代打名無し
02/12/27 11:00 jG7jjVJw
生き延びる。
久慈の教えてくれたことを無駄にしないように、久慈の言葉を胸に生き延びる。
そして再びこのグラウンドに立つ。立って野球をやる。
そのためには早く本部を・・・。
そう改めて決意した時だった。
井端は背中に物の当てられる感触に体を強張らせた。
この感触には覚えがある。鈴木に会った時と同じだ。

「お話があります。抵抗せずに従ってください」
聞き慣れない声が背後からそう告げた。

【残り5人】

473:代打名無し
02/12/27 11:05 jG7jjVJw
あ、走馬灯に小山を入れ忘れた・・・

474:代打名無し
02/12/27 13:13 RGwUVUkX
久々新作age

職人様、乙です

475:代打名無し
02/12/27 20:34 0CgtmYdM
職人様乙です。
井端の背後にいるのは何者なんだ…

走馬灯(つд`)

476:代打名無し
02/12/28 10:13 ny+NDiP7
hoshu

477:代打名無し
02/12/28 14:51 UEfL4Snv
ほしゅ

478:書き手A
02/12/29 02:27 wKjm2XWC
188 赤い病室

ドアを開けた次の瞬間、前田は心臓が止まるのではないだろうかと思った。
「病院に一人くらいおるんじゃないかと思ったが、予想通りだったな」
星野の冷静な声が遠いところから聞こえてくる。
視界が揺れてどうしようもなく気が遠くなった。
血の赤い色だけが、定まらない意識の中に揺らめいている。
「あ、あ…ああ、…死ん、で」
死体があった。目の前に二つ。
一つは、中日のユニフォームを着てはいるが見覚えのない外人。
もう一つの死体は…
「…正津」
苦々しい声が、今はただ、耳のそばで反響するのみで、脳に届かない。
これは何だ?何なんだ?
「気持ちわる…い」
臓腑の底から何かがこみ上げてくる。
前田はたまらず床に両膝をついた。まだ固まっていない血の中に、膝が沈んだ。
最後の理性で吐き気に抗い、歯を食いしばると冷たい汗が脇を流れた。
畜生。苦しい…

479:書き手A
02/12/29 02:33 wKjm2XWC
不意に背中に暖かなものが触れた。それが手だと理解するのに少しの時間を要した。
「吐いたらいい。全部吐き出すんや」
「す、すみませ、ん、監督っ…」
「監督、か」
小さく苦笑が聞こえた気がしたが、前田の意識は嘔吐することに流され、
そのかすかな音をしっかりと聞き取ることは出来なかった。
十八にもなって、人前でこんな醜態を晒す歯目になるなんて。
情けなくて、けれどもただ気分が悪くて、前田は泣きそうだった。
この上、泣いたりした日にはあまりに格好が悪いので涙は堪えたが。
星野は黙って背中をさすっていてくれた。
どうしてこんなに強くなれるんだろう。意識の輪郭がぼやけていくのと格闘しながら、前田は思った。
正津の死体を見て、強く衝撃を受けたのは前田ではなく星野であったはずなのだから。
前田は正津とはほとんど話をしたこともなかった。
チームメイトが死んでいたからショックなのではなく、間近に死体を見たのがショックだったのだ。自分は。
けれどこの人は、こんなにも…
「星野…監督」
どこからか、聞き覚えのある声がした。
しかし、それが誰の声であるのか判別できるほどには、前田の意識は覚醒していなかった。
【残り5人】

480:代打名無し
02/12/29 08:25 V9pmGjHB
書き手A様、乙です。

みんな、がんがれ!

481:代打名無し
02/12/29 21:02 MLGdZZQM
ほしゅ

482:代打名無し
02/12/29 22:21 Gd0XIRkj
たまにはageてみる。

483:代打名無し
02/12/30 01:19 UflpvSDg
hoshu

484:代打名無し
02/12/30 09:49 H9P4ZHm1
>>478-479
保守しつつ質問、この前田って前田Aのこと?

485:代打名無し
02/12/30 10:04 puMr/wLT
星野1001最低人間。

486:代打名無し
02/12/30 12:28 CtSZvhUd
書き手A様乙です つ旦
前田…強くなれ。まだ君はおとうさんの事を知らなきゃいけないんだから。

>>484
そうじゃない?18(年齢ね)って書いてるし。

487:代打名無し
02/12/30 20:30 UflpvSDg
hoshu

488:代打名無し
02/12/31 14:05 99CHhnDZ
hosyu

489:代打名無し
03/01/01 02:51 9YMQh0xe
新年ほしゅ

490:代打名無し
03/01/01 19:24 dXtBU74k
hosyu

491:代打名無し
03/01/02 01:24 J8djLWhd
hoshu

492:代打名無し
03/01/02 15:07 4ju7sIZ9
保守

493:代打名無し
03/01/03 01:52 Y7OA1yxB
ほしゅ

494:代打名無し
03/01/03 08:13 /SSXSqRP
hosyu

495:代打名無し
03/01/03 16:52 Cfb2zdyt
正月番組にドラ選手が出てるのを見てると
このスレの世界はあくまでもフィクションなのだと
実感できてほっとするよ…
初めて見たときは現実とごっちゃに考えてしまって
かなりショックだった(有り得ない話だが)

とりあえずみなさまあけましておめでとです。

496:代打名無し
03/01/03 19:54 LdMlRQRH
自分が死なせた選手を見るとちょっと申し訳ない気持ちになります…


497:代打名無し
03/01/04 15:46 MceWa/mU
ほしゅ

498:代打名無し
03/01/04 17:44 McOF1bGe


499:代打名無し
03/01/05 06:58 J/nEvZwY
ほしゅ

500:代打名無し
03/01/05 16:43 Gv3/J4gs
ほしゅ

501:代打名無し
03/01/06 12:31 ozlIqnl+
ほしゅ

502:代打名無し
03/01/06 18:26 Zj0adxWO
ほしゅせにゃー

503:代打名無し
03/01/07 06:51 HtDbi3JX
保守

504:代打名無し
03/01/07 16:11 7+x05xsQ
保守

505:代打名無し
03/01/08 07:00 b/s6dzb2
hosyu

506:代打名無し
03/01/08 20:11 mWfcjrE+
hosyu

507: ◆cmxYQkNOZE
03/01/08 22:06 5VjjOsTm
ほっしゅ捕手

>>484
>>486
前田Aです
Bは参加していません(Aも参加者ではありませんが)

508:保守
03/01/09 11:38 u/pITLs4
荒木タンがんばれ

509:代打名無し
03/01/09 11:41 ZcwmERe/
まだやってたの?

510:代打名無し
03/01/09 19:17 8VAAlRPT
>>508
残念ながら荒木は既に死亡しています・・・・゚・(ノД`)・゚・

511:代打名無し
03/01/10 06:50 AcbKZr3j
hosyu

512:代打名無し
03/01/10 15:46 0CUEAkkN


513:代打名無し
03/01/11 08:00 SSI8t+k3
ほしゅ

514:代打名無し
03/01/11 22:01 JKuMcLSS
hosyu

515:代打名無し
03/01/12 11:34 3E9ciXOt
保守

516:保守
03/01/13 01:59 hpR1xi6/
  _, ._   
( ゚ A ゚;) <続きマダー??


517:暇人
03/01/13 16:47 ABwDZ+Pu
ageつつ・・・

パワプロで1と2の生き残りを集めてみた
4荒木(1で生き残る)
6井端(両方で生き残る)
8福留(2で生き残ってる)
3クルーズ(無関係)
2谷繁(1では無関係だったから)
5前田新(無関係)
9桜井(無関係)
7土谷(無関係)

代打&控え
藤立(1の後入団した)
前田A(両方で生き残る)
愛甲(現役復帰)
都築(無関係)
森岡(無関係)
田上(無関係)
酒井(無関係)

川上(1で生き残る)
遠藤(2で生き残ってる)
木村・栗山(両方とも無関係)
福沢・矢口(相手にもされなかった)
今中・佐野(現役復帰)
紀藤(1では無関係)

よぇぇ

518:代打名無し
03/01/13 17:28 mjLOO1qs
>>517
1でも紀藤は出てきてたよ。あっさり殺されちゃったけどナー・・(´・ω・`)
そういえば今中も冒頭部分でちらっと出てきてた

519:代打名無し
03/01/14 06:57 oT2GEuob
hosyu

520:代打名無し
03/01/14 08:09 8Rjzdb3V
ものすご─wwヘ√レvv~(・∀・)─wwヘ√レvv~─く今更な話だけど
オガサーラタンボーットアノヨイキのスレが気になってしょうがない

521:代打名無し
03/01/15 06:51 MjpQHo/1
保守

522:暇人
03/01/15 10:16 hLRvXFNH
>>520
確かにあのスレッド不死身だな
野手総合スレ 
投手総合スレ    
両方死亡したのにまだ生き残ってついには投手総合スレになってしまった・・・

523:代打名無し
03/01/15 10:23 UIntnF07
>>522
それは「ローテイリ」の方ではないかと。

URLリンク(cdbr2.tripod.co.jp)
この架空2chに「アノヨイキ」スレがあるので
その中身が見てみたいって事じゃないか?

524:書き手A
03/01/16 04:06 s203c5lK
189 大切なものは

血で染まった病室に落合が立っていた。
前田はだるい体を何とか起こして、その事実を脳に送り込んだ。
ほんの少しの間だが気を失っていたらしい。
「前田、目が覚めたか」
「ええ…何とか」
落合の隣には星野。何やら考え込んでいるらしく、腕組みをしたその表情は険しい。
そこまで見回してから自分がベッドに寝かされていたことにようやく気付き、前田は深い自責の念に駆られた。
迷惑をかけてばかりの、情けない己が心底憎たらしい。
「俺は、外で荷物をまとめて…手を洗ってから正津とそこの外人の供養をしようと戻ってきたんだが…
監督とお前がいきなりいたんで、驚いたよ」
「正津さんとは、ずっと一緒に?」
「うん。他にも、小山や森野と一緒だったんだけどな。…今はもう、俺だけだよ」
落合の目に苦しげな光を見、それでもしっかりと両の足で立っていることに前田は感嘆を覚えた。
みんな、どうしてこんなに強いのだろう。
おとうさんも強い人だった。そうだ、おとうさんは無事なんだろうか?
「あの」
「ん?」
「おと…いえ、紀藤さんを見ませんでしたか?」
「紀藤さん?見かけなかったな…でも」
「でも、何ですか?」
そこから先を落合は言わなかった。ただ思い沈黙だけが落ちる。
前田は、その理由を察せないほど子どもではなかった。

525:書き手A
03/01/16 04:07 s203c5lK
「いや、何でもない。思い違いかも」
「…そうですか」
では、きっと確証がないのだ。まだ決まったわけではない。
自分だけは最後までおとうさんの無事を信じ、祈っていなければ。
手首に結ばれたハンカチを見ると気力がわいてくる。
息子と呼んでもらって嬉しかった。必ず期待に応えようと思った。
すべてが終わったら、ナゴヤドームでバッテリーを組むのだ。
「落合。前田」
星野が不意に声をあげた。
「俺はまだ名古屋を回るつもりだ。生き残りを集めたい」
「そんな、監督!もし、攻撃的なやつがいたら」
落合が叫ぶように言った。星野に意見するくらいなのだから、よほど実感を込めての叫びなのだろう。
「そいつらも含めて俺の大切な選手だ。いや、もう俺は阪神の監督だったな。
ともかく信じたい。助けられるものなら助けたい。生き残り全員をな」
前田に異論はなかった。
【残り5人】

526:代打名無し
03/01/16 22:09 /dFkuwoz
書き手Aさま乙です〜
ついに最終局面ですな。

前田A…(つД`)

527:代打名無し
03/01/17 10:05 8F9dn2SK
書き手A氏乙。
そして保守

528:代打名無し
03/01/17 17:31 owlcWexI
保守アゲ

529:代打名無し
03/01/18 08:01 R9ZKv3oL
hosyu

530:代打名無し
03/01/18 17:31 Q2l+w90Q
ポシュ

531:代打名無し
03/01/19 09:44 iyKgC7Zb
hosyu

532:代打名無し
03/01/19 16:49 S1g2YRfe
fosyu

533:代打名無し
03/01/19 21:57 F9PrWDmW


534:代打名無し
03/01/20 01:59 PZHaT2MC
age

535:山崎渉
03/01/20 04:47 tWixE+lO
(^^)

536:代打名無し
03/01/20 16:41 0gSkwMF6
ほしゅ

537:代打名無し
03/01/21 06:55 bDSjeRHz
hosyu

538:代打名無し
03/01/21 20:32 XUnrg/de
シーズンインまでに決着つくかな捕手


539:代打名無し
03/01/21 20:59 s4tvkPnU
190 政府介入

その瞬間、井上は背後から迫ってくる福留のことを忘れた。
目の前の光景はあまりにも異様な光景であった。
自衛隊守山駐屯地。
井上自身が武器庫を爆破して壊滅させたその場所に、無数の人影が動いていた。
プログラム参加者、本部スタッフ、報道スタッフ、それ以外の人物がこのプログラム実行期間内に
名古屋に入れるはずがない。
しかし井上の目の前には多数の人が、その服装からして自衛隊員に違いなく・・・。
瓦礫の中で隊員たちがキビキビと無駄のない動きで忙しく仮設隊舎を設営している。
井上はその光景をスクリーンの中の出来事のように見ていた。
それが事実とは捉えてはいなかった。
だから自衛隊員が2人、自分の方に向かって歩いてくるのも見えていながら、解っていなかった。
「プログラム参加者、中日ドラゴンズの選手の方ですね」
すぐ目の前でそう言われて、井上はようやく我に返った。
そして反射的に逃げようとするのを、隊員の1人が押さえ込んだ。
「先ほど政府により本プログラムの停止が可決されました。現在プログラム運営者に対し停止勧告中です。執行内容に基づき参加者の身柄を一時確保いたします」
それは井上にとってなんと無様な幕切れであっただろうか。
プログラムの勝者となるでなく、また敗者として散るでなく、政府の介入によってプログラムの外へ連れ出されていく。
既に持っていた武器は自衛隊員に取り上げられ、無理やりプログラムに戻ることもできない。
井上はその無様さにうなだれた。
そんな井上を隊員たちは隊舎の方へと率いていった。

それを物陰から見送って、福留は踵を返した。
自分はまだあんな風にプログラムの外へと連れ出されるわけにはいかない。
本部側の人間にあんな風に殺された荒木の無念さをぶつけるまでは、まだ終われない。

【残り5人  内1名離脱】

540:書き手A
03/01/22 13:17 tf2nc6hG
191 鎮圧

「井端さん。あなたはこれから本部に突入する。そうですね?」
耳慣れない声の主はやはり見知らぬ男だった。どうやらプログラムのスタッフらしい。
いやにニヤニヤした、いかにもマスコミ風の風体をした男だった。
その手には拳銃が握られているのだけれども。
ドーム内の倉庫らしき部屋まで連れてこられ、井端は緊張していた。
反抗はばれているだろうとは思ったが…もしや、ここで始末しようという考えか。
そうだとしたら、こちらにも抵抗の準備はある。
「まあ、そう睨まなくても…落ち着いて下さい。
いやね、我々はただ突入を遅らせてほしいんですよ」
「…遅らせる?何故」
油断なく自分を狙っている銃口が忌々しい。
これさえなければ、素人の男に負ける気はしないのだが。
男はやはりにやけた顔のまま言葉を続けた。
「それはほら、テレビ的な事情がありまして。はい」
「言いたいことはそれだけか。そんな理由で」
どこまで人を馬鹿にしているのだ。頭に血が上るのを必死で抑えた。
もしかしたら物陰にでも仲間が潜んでいるかもしれない。
「そうそう。監督をね、預からせていただきましたよ」
「な」
「幸い山田監督はテレビに映っていませんでしたので。
まあ、故意に映さないように心がけていたんですが…
何も突入するなとは言いませんから。ただ少し待ってもらえればと」

541:書き手A
03/01/22 13:22 tf2nc6hG
わけがわからなかった。人質をとるリスクを犯してまで、何故?
「何が狙いなんだ」
「もう少ししたら、星野監督たちがドームに来ますよ」
「なんだって…」
そんな話は聞いていない。どうして星野が名古屋に。
あの人はもう…中日とは無関係の人間のはずだ。
「まあ、ラストはやはり派手な銃撃戦で!というのが我々の意向でして。
星野監督たちと合流してから、古田氏と戦ってもらいたいんですよ。ええ。
もちろん、勝っていただいて結構ですから」
「嫌だ、と言ったら」
「あなたにも、監督にも死んでいただくしかないですねぇ」
男はなおも、笑っていた。
「いったい、何が狙いなんだ!
本当に視聴率のためだけにこんなことをするんなら、あんたらは狂ってる!」
「あなたの口からそんな言葉が出るとは。
プログラムが始まってすぐに正気を失ってしまったのはどこの誰でしたかねぇ?」
「…あ」
すっかり忘れていた。いや、忘れようとしていたのだった。
自分が狂気に落ちていたという事実は揺るぎないものだ。
「人間なんてね、簡単に狂ってしまえるものですから。
…さあ、わかったら隣の部屋で待っていて下さい。後で呼びに来ます。
遠藤さんもいますよ」
井端は半ば覚悟を決めていたが、その声を最後まで聞き取ることはできなかった。
突然ドアが開け放たれたと思うや、屈強な男たちが踏み込んできたのだ。
「武器を捨てろ!プログラムは中止だ!」
撮影スタッフでないのは誰の目にも明らかだった。
【残り5人/プログラム停止】

542:書き手A
03/01/22 17:11 tf2nc6hG
192 帰らざる日々

さて、福留は考えなければならなくなった。
このままだと、遅かれ早かれプログラムは止められる。
その間にナゴヤドームにたどり着き、本部を潰せるか?否。
本部には真っ先に政府の手が入るはず。あるいは既に自衛隊員が向かっているやもしれない。
もはや、現時点で自分は井上にも本部にも手が出せないのだ。
むろん一人で自衛隊に立ち向かったのでは勝ち目はないし、犬死しては肝心の復讐ができない。
抱え持っていたマシンガンを手放し、両手を見つめた。
血まみれの手だ。人殺しの手だ。これ以上汚れようもなく汚らしい、犯罪者の手だ。
いまさら元には戻らない。プログラムが終わっても、何も戻ってきはしないのだ…
自分が殺した山崎、中里。本部のルールに殺された荒木。どちらも二度と戻らない。
そして皆で笑い合い、時に馴れ合い集団と揶揄さえされたあのドラゴンズの姿も、永遠に葬られてしまったのだ。
誰が一番悪いというわけでもない。全員で食い合い、壊したのだ。
福留は笑いをかみ殺した。誰もが狂っている。自分もおよそまともではない。
もう元に戻ることはないのだったら、行き着くところまで行ってやればいいではないか?
「俺は復讐がしたい」
口に出して言ってみた。
復讐がしたい。荒木を殺した本部も、荒木に武器を向けた井上も、許せない。
今日、時間が残っていないのなら、明日以降にすればいいのだ。小学生でもわかることではないか。
法はそれを許さないだろうが、どのみち人を殺した咎は一生付きまとう。
政府の介入によって、自分がまっとうな人間として生きていく最後のチャンスは潰されてしまった。
あとはもう…血まみれの道を行くまでだ。それもまたいいかもしれない。
今までずっと、もしかしたらすべてやり直して生きていけるのではないかと思っていた。
我ながら馬鹿だと思う。そんな権利はもうないのに。
福留はゆっくりと荷物を降ろした。もう必要がないものだったので。
どこへ行くあてもなく歩き始める。
名古屋が完全に鎮圧されるまでのわずかな時間を、ただのんびりとすごしたかった。
不思議なくらい辺りは静かだ。まるで夢を見ているようだ、と思う。
けれども。間違いないの現実が一つ。
俺の本当の戦いは、ここから始まるのだ。

543:代打名無し
03/01/22 19:06 QFcCn3Lz
193 最後のあがき

[プログラムの中止]
それをどれだけ願っていただろうか。
しかし井端はその安堵感に浸ることを許されなかった。
「近付くな!」
そう言って男は井端を引き寄せた。
左腕で井端の首をロックし、井端のこめかみに銃口を押し当てた。
「それ以上入ってくるな。プログラムは停止しない」
井端を人質にされ、入ってきた男達も足を止めた。
「政府からの停止勧告に対する拒否により、武力制圧の令が出た。
 おとなしく人質を解放し、武器を捨て、投降せよ」
その部隊のリーダーらしき男がそう言って一歩進み出た。
「来るな! プログラムは続行する!」
「既にドームは自衛隊が取り囲んでいる。無駄な抵抗はやめろ」
そう言ってもう一歩近付く。
そして別方向からも本部スタッフのその男に気付かれないように隊員が近付いていく。
井端はそれを目の端に見ながら、何とかこの男の腕を振り解く隙が出来ないかと窺っていた。
首を締め上げられる格好になっているために時々意識が遠のきそうになる。
「・・・・・」
両者はにらみ合っている。
隊員の足がまた一歩動いた。
この腕が少しでも緩んでくれたら・・・。
しかし井端のその思考は突然停止させられた。
こめかみに更に強く銃口が押し当てられる感触がした後、耳元で鼓膜が裂けるほどの轟音を聴いた。

544:代打名無し
03/01/22 19:06 QFcCn3Lz
至近距離での発砲に井端の頭部は跡形も無く弾け飛んでいた。
そしてその引き金を引いた、井端の血に頭から染まった男も、すぐさま向き合う隊員の発砲により床に吹き飛んだ。
ようやく男の手から解放された井端の体も床に落ちた。
背番号48のユニフォームが急速に血で染まっていく。
その向こうに倒れた男の顔には狂気の笑みが張り付いていた。


545:書き手A
03/01/22 21:08 x0pQAUq6
194 涙

多くのスタッフたちや生き残っていた選手、それに今中や中村、
星野たちの意思などとは何の関係もなく、プログラムは唐突に終わった。
井端の凄惨な死を最後の置き土産として…
非難が集中したために政府が中止措置をとるというお粗末な結末。
命がけで現場にいた男たちは一様に魂を抜かれたような顔になり、
ただ黙って自衛隊員の指示に従っている。
厳重な身体検査からようやく解放された遠藤は一種の虚脱感さえおぼえていた。
武器も荷物も取り上げられ、遠藤たちに残されたのは疲弊しきった体だけだ。
キャンプで十分に整えた体調もぼろぼろ、とても今年のシーズンをやっていく気にはなれない。
「ちくしょ…」
せめて大西を見つけて、助けたかった。
藤立がくれた檄は本心からくるものではなかったかもしれないが、遠藤はそれでも感謝していた。
あの人が怒鳴ってくれたおかげで、俺は最後の最後に臆病者から脱出できたのだ。
それにしても、大西は、藤立は生きているのだろうか?
まだ生き残りが何人いるのかさえ知らされていない。

546:書き手A
03/01/22 21:08 x0pQAUq6
状況も飲み込めぬままヘリコプターでつれてこられたここは自衛隊の基地か何かだろうか。
身体検査のあとに遠藤が押し込められたのは、ごく狭い部屋だった。
部屋の隅にニ、三のパイプ椅子が立てかけてある他は、何もない部屋。
打ちっぱなしのコンクリートの壁は監獄を思わせた。
いや、実際、監獄のつもりで放り込んだのだろうか。
余韻で興奮して暴れることを警戒したのかもしれない。
そんな気力が残っているものか。
パイプ椅子をのろのろと組み立てて座り、遠藤は大きなため息をついた。
それにしても生きて帰れるとは思っていなかった。
静かに目を閉じると今までのことが一瞬のように思われる。
何だか視界がちらつくと思ったら、天井に下げられた裸の蛍光灯が、
寿命が近いのだろう、ちかちかと明滅しているのだった。
そう言えば、家の蛍光灯も一つ古くなっていたな、と遠藤は思い出した。
妻は泣いているだろうか。不安に押しつぶされてはいないだろうか。猫の世話を忘れていないだろうか。
自分の無事をいつものように祈っていてくれたのだろうか。
早く会って安心させてやりたい。
遠藤は涙が頬を伝うのを感じた。涙は不思議なくらい暖かかった。

547:代打名無し
03/01/22 22:13 /MpvfMcI
主人公が死んだー

548:代打名無し
03/01/22 22:48 /YjuCJTj
え? 主人公ってドメじゃなかった?
まだ死んでないっしょ。

つーか、職人様方乙です。
ラストに向かってがんがれ!

549:代打名無し
03/01/22 22:48 IxkqYcVR
すっげぇ展開

>>547
主人公って福留じゃ?

550:代打名無し
03/01/22 22:49 IxkqYcVR
548さんとケコーン

551:書き手A
03/01/22 23:00 x0pQAUq6
195 2002年10月、ナゴヤドーム

プログラムの与えたダメージは肉体的なものばかりではなく、
むしろ精神的なものの方が後々まで深く残っていた。
参加させられた選手以外にもそういった精神的ダメージは及んでおり、
チームは低迷の局地にある。
無論のこと遠藤も例外ではなかった。
他に出られる選手がいるなら、すぐにでも代わってもらいたいほどだ。
ブルペンの中の顔ぶれもがらりと変わってしまった。岩瀬がいない、正津がいない。
山井や久本といった若手が必死にこの中継ぎ陣を支えているが、見劣りするのは明らかだった。
それでも何とか10月までやって来たのだ。今日は今年のナゴヤドーム最終戦。
シーズン途中に倒れなかったのは我ながら奇跡的だと言うほかない。
同じくプログラム経験者の前田は「紀藤さんがずっと見守っていてくれますから」と気丈に振舞ってはいたが、
その分疲れがたまったのだろう、9月の半ばにリタイアしてしまった。
谷繁、鈴木両名が死んだためにあの若さで正捕手を務めていた前田を、
責める者は誰もいなかった。どのみちこの戦力では、
どんな天才が捕手をやろうと最下位であることに変わりはないのだ。
いまだ人間不信状態から立ち直っていない井上は戦力にならないし、
落合はフル回転がたたって夏を待たずに失速してしまった。
虚無感さえ漂うチーム状況。早くシーズンが終わればいいと、
最近そればかり遠藤は考えている。

552:書き手A
03/01/22 23:01 x0pQAUq6
そんな中、ただ福留一人だけが、異様なまでに活躍していた。
そう、この雰囲気の中で活躍するほどの気力はもはや異様の域だ。
プログラム中に脚や肩を負傷したというのに無理に試合に出続けている福留。
しかもシーズンが始まって以来、打率は三割を下回ったことがない。
守備も別人のように上手くなり、ゴールデングラブは確実と言われている。
別人、か。言い得て妙かもしれない。
福留は変わった。まるで、この世に野球以外の娯楽はないと思い込んでいるようだった。
あまりにも野球に打ち込みすぎるその姿は、誇張でも何でもなく異様なのだった。
何が福留をそこまでさせるのか…あまり親しくなかった遠藤にはわからない。
もちろんプログラムのせいだろうとは思っているが。
「外、結構お客さん入ってるみたいですね」
静かなブルペンの中、山井がポツリと言った。遠藤は黙ってうなづいた。
この成績でにもかかわらず観客が入っているのは、本拠地最終戦だからではなく、
八面六臂の活躍を続ける福留を見ようというファンが多いからなのだろう。
しかし遠藤には、どうにも福留が遠く感じられる。
何故だろうか。あまりにも人間的なものを感じられなくなったせいかもしれない。
それでも遠藤は福留に何も聞きはしなかった。
今はまだそんな気力はなかったし、どこか近寄りがたささえ感じていたので。

553:代打名無し
03/01/22 23:02 XLBb0w+D
一気に急展開だ…
作者様乙です。


554:書き手A
03/01/22 23:15 x0pQAUq6
中村は横浜に、星野と島野は阪神に、今中は解説者に、それぞれ戻っている。
みな一様に、薄暗い空しさを心の底に溜めたまま、それでも戻らざるを得なかったのだろう。
「悔いは、あります」。
プログラム終了直後、カメラを向けられた今中はうつむいてそう言ったという。
そして古田もヤクルトに戻った。ヤクルトの無事が決定した、ただそれだけで笑っていた男。
大量の死人が出た上、中区が跡形もなくなってしまった廃墟のような名古屋の地で、あの男だけ笑った。
遠藤はその笑いに狂気を見た。
…狂気。狂気と正気の境目はどこにあるのだろう。
プログラムに巻き込まれた人間は、誰もが少しずつ狂ってしまった。
きっと自分も例外ではない。今のところ正気のつもりだが。
「山井」
「はい?」
「もし俺が狂ったと思ったら、遠慮なく病院に連れてってくれ。
俺にはもう…何が正しくて何が狂っているのかわからないよ」
山井の返事はなかった。それは山井が正気だからだ、遠藤は思った。

555:代打名無し
03/01/22 23:25 36mfUkZm
あげます

556:書き手A
03/01/22 23:29 x0pQAUq6
エピローグ

その日のニュース番組は、ある爆破事件のことで持ちきりだった。
タイトル獲得者の表彰などが行われるプロ野球コンベンションの会場が、何者かによって爆破されたという。
テレビを見つつ、遠藤は何の驚きも抱かない自分に驚いた。
心のどこかで、いつかこんなことが起こるだろうと思っていたのかもしれない。
ニュースによれば、死傷者の数はおびただしく、しかも犯人がわかっていないらしい。
そして爆破直後の混乱の最中、一人の男が忽然と姿を消したのだという。
男はその日、首位打者として表彰を受けるべく会場にいた。
悪夢から復活し、ヒーローと言われていた選手が何故そんな妙な行動を?と、
画面の中でアナウンサーが首をかしげている。
状況から考えても、犯人がその男であろうことは誰の目にも明らかだろう。
が、何の証拠も出ていない以上は、うかつに犯人扱いした報道はできないらしい。
なにしろ相手は「ヒーロー」なのだから。
やれやれ。遠藤は笑った。笑いながら泣いた。あれがヒーローだと。あいつはただの復讐鬼だ。
やっと俺にもわかった。これが目的だったんだろう、お前は。
あの会場にはたくさんの野球関係者と報道陣がいた。
生活の全てを野球に捧げてまで…お前は復讐を成したかったのか。
そうだとしたら、お前はもう人間じゃない、狂った鬼だ。こんな執念、人間技なものか。

557:書き手A
03/01/22 23:29 x0pQAUq6
遠藤ははたと思い出した。
つい三日前だった。井上が突然死んだのだ。自宅の近くで車にはねられ、あっけなく逝った。
事故死ということになったが、どうも不審な死に方だった。
まるで自分から車の群れの中に飛び込んだような…
背筋が冷える。そうなのか?そうなのか?福留よ。
ふらつく足元に飼い猫が寄ってきた。遠藤はそれを抱き上げ、そしてテレビの電源を切った。
忘れよう。俺は何も知らない。俺はあのプログラムに縛られたくない。
大西と藤立のためにも、新しく生まれ変わって生きると決めたのだから…
明るい妻の声が台所から飛んできた。夕飯ができたことを知らせる声だった。
「ああ」
遠藤はそれに返事をし、飼い猫を床に下ろしてから妻のもとへ向かった。
俺は狂気に負けたくない。そのためには戦い続けるしかない。
プログラムの狂気はいまだ死んではおらず、今も関わった者たちを魅了しようとしているのだから。
魅入られた者は…人として大切なものを捨てることになる、そんな気がした。福留のように。

558:代打名無し
03/01/22 23:31 Ba6BeJG7
なんだこのくだらないスレは。

559:書き手A
03/01/22 23:36 x0pQAUq6

野球関係者を狙っての爆破事件は以後五年近くに渡って断続して起こり、世間を騒がせる。
福留孝介の行方はようとして知れず、やがてその名は忌まわしきプログラムと共に球史の闇の中に消えた。
後年、背番号1が中日の永久欠番になったのは、決して敬いからではなかったという。

中日ドラゴンズバトルロワイアル2002 完

560: ◆cmxYQkNOZE
03/01/23 00:32 awe3StXg
執筆者の皆様、2003シーズン突入前に完走、乙彼様ですた………。
遠藤はわりと好きなのでこんな結末になるとはびっくりだあよ。
途中読み書きも脱落してしまったのだけれども前作と全く違う方向性になりましたね。
選手達はぎりぎりの場で生きて、皆、苦しんで、苦しんで、こういう結末になったんだね…。

保管サイト、すみませんきちんと片付けます(汗)

561:代打名無し
03/01/23 01:30 5WC/OSgE
無理矢理まとめただけだな・・・。
面白かったけどラスト読んで興ざめした。

562:代打名無し
03/01/23 01:36 c25Eoeji
いろんな前振りがそのまんま空中分解しまくったラストだな
いくらリレー小説とはいえ

563:書き手A
03/01/23 02:14 lQwVFuBL
他の書き手さんが張った伏線の回収をしきれなかったのは私の実力不足だと思っています。
期待して待ってくれていた方には申し訳ない。軽率でした。
以後こういったリレースレに書き込むのは控えます。
前回もそうでしたが、自分には勝手に完結させてしまう癖があることがよくわかりましたので。
「俺ならもっときれいにシメられる」と思った方は私のバージョンを無視して完結させて下さっても結構です。
ラスト付近はすべてコテハンで書いているのですぐ見分けられるかと思います。

もし2003年版が始まったらROMとして応援します。では。

564: ◆cmxYQkNOZE
03/01/23 02:19 awe3StXg
>>563

素早い保管庫完結も、お疲れ様でした。

565:代打名無し
03/01/23 02:51 gonOHIPM
2001は面白かったな…
ほどよく殺伐と笑いがミックスされていて
ナベツネが半ロボとか

とりあえず遠藤、乙

566:代打名無し
03/01/23 03:40 AEhe7qqQ
>書き手A様
まとめお疲れ様でした!
多分最後の方は書き手A様と私で書いていたのだと思います。
後半の書き手A様と161様というコテハンのお2人以外の「代打名無し」は
ほぼ私ではないかと・・・。
関川、久慈、そして井端がメインの章の8〜9割は書かせていただきました。
好きな選手を好きなように書けて幸せでしたが、リレー小説の力加減が分からず、
いろいろご迷惑をおかけしました。
井端の最期はどうしても書きたくて書き手A様がラストに向かって疾走する中
ねじ込ませてもらってしまったし。
どうやって終わるんだろうと思いつつ微妙な伏線を転がしすぎました。
文章もヘタレですみません。
でもそれでも完結していただけて書き手A様には本当に感謝です。

2003年もあるんでしょうか?
私もたぶんROMってると思います(w

567:代打名無し
03/01/23 12:34 6Z1j+TQh
完結、乙でした。
自分が書けないのに言うのは悪いんですが、ちょっと急いで終わらせすぎたような…
もう職人さんたちが書くことが辛くなってて早く終わらせたかったのかな?
↑を見る限り最後は職人さんも少なかったようだし…

568:代打名無し
03/01/23 16:18 msxVHY2H
途中で広げすぎだよ明らかに
職人さんたちお疲れ様

569:代打名無し
03/01/23 22:16 xhSCqeVx
確かに最後急ぎすぎた感じはあるが、俺は結構よかったと思うな。
「バッドエンドのバトルロワイアル」って感じで。
まぁありえないだろうけど現実にバトロワあったら最後はこんな終わり方をする気がする。

伏線とか後日談とかをフォローするために番外編やっても面白そう。
なにはともあれ、作者様お疲れでした。


570:ルーファン
03/01/24 00:08 36Gi0ZTY
書き手A様
まとめていただき、ありがとうございます。
そして、お疲れ様でした。

初期の頃しか参加できず、申し訳ないです。
おまけに伏線ばらまきっぱなしで何一つ回収せず…最悪だ…。


571:代打名無し
03/01/24 00:50 Z0g6s4jI
書き手Aさん、お疲れさま

正直2003年版あったらいらん。
もう2001と2002で十分と思う

2001年版終わった直後の番外編というものが
ずっとロムってた漏れの脳内にあったりするが、文章化するひまがあったら
ここに投稿したいと思う

572:代打名無し
03/01/24 15:44 M7qAIqlG
書き手様方、お疲れ様でした。
ラストは・・遠藤が意外だったかなと。

>>569さんの伏線とか後日談とかをフォローするための番外編案はいいかなと
その辺にも期待しつつ保守。

573:代打名無し
03/01/24 21:39 GZclO7vV
書き手様方、乙でした。
話が壮大になりすぎた分、「え?」という感じはありますが。
ドメ、そんなことしても荒木は喜ばなかったと思うけどな…(つДT)

574:代打名無し
03/01/25 00:19 UKW8jjBH
番外編ね…
今んとこ、テロ決行前日のドメとか、佐々岡と鶴田が紀藤の墓参りする話が浮かんでたりするんだが、書いてみようかな?
時間かかりそうだが…

575:161
03/01/25 01:34 VPr5dt5O
あわわわ・・・
自分で風呂敷広げるだけ広げといたクセに年末から突如私事に忙しくなっ
てしまいそれにかまけて収集を書き手A様、代打名無しに押し付ける形に
なってしまいました。大変申し訳ありませんm(__)m

正直、私も含めた書き手陣の戦線離脱の中、物語をまとめるために孤軍奮
闘されたおふたりには頭が下がります。

>以後こういったリレースレに書き込むのは控えます。

そんなことおっしゃらないでくださいまし。趣味に走って話を変な風に持っ
て行ってしまったのは私の書き込みですし、それをなんとか形ある物にまと
めて下さったのは書き手A様の力量があってこそ。・・・・「おまいらがア
テにならないから嫌気が差したんだよ」と言われると返す言葉もありません
が・・。


576:161
03/01/25 01:37 VPr5dt5O
恒例の訂正です(笑)

三行目、
>書き手A様、代打名無しに押し付ける形に
を、
書き手A様、代打名無し様に押し付ける形に

に訂正しますm(__)m


577:代打名無し
03/01/25 01:58 OI+OPNXl
久しぶりに来てみたら完結していたんですね。
書き手のみなさま乙でした。
個人的には2003年版もやってほしいです。
そのときには、私も微力ながら参加させてきただけたら・・・

578:代打名無し
03/01/25 15:34 evR7sq0t
自分も途中で大風呂敷広げときながら、途中で離脱した書き手の1人ですw
何はともあれ書き手Aさん、その他のみなさんもお疲れさまでした。

579:566
03/01/25 18:11 rSk/B0YE
161様
>>566の代打名無しです(前にオススメ頂いた時にコテハンつけとけばよかったですね)。
私、個人的に161様には大変感謝してるんです。
自分の中で自分のまいた種をどう収集つければいいか分からなくなった時に
161様が絶妙のタイミングで書いてくださって、何度か先が開けたことがあるんです。
私が最後まで参加できたのは161様のおかげです。
本当にありがとうございました。

>>574
番外編期待してます!


書き手A様の保管サイトで確認したら私が書いた章数が38もあって改めて驚きました。


580:代打名無し
03/01/26 01:52 ar2ZZJpO
とりあえず職人さんを攻めちゃいかんね
わしもあまり満足な結果じゃなかったがシーズン開始までというタイムりみっとがあったからね 

581:代打名無し
03/01/27 02:33 8qIPRJs6
泣きました…

582:代打名無し
03/01/27 23:13 MwFsSo5X
番外編に期待しつつ保守

583:代打名無し
03/01/28 16:56 Knw5dkk1
番外編待ち

584:代打名無し
03/01/28 18:56 cbXPXUjH
正直2001年の終わり方は好きだった

585:代打名無し
03/01/29 00:09 gXuO8ddm
<プロ野球>中日の渉外部長が急きょ渡米 ミラーとの連絡不通で…

中日と入団契約を結んだケビン・ミラー外野手(31)に対し、
米大リーグ・レッドソックスが獲得に乗り出している問題で、
同選手と連絡が取れなくなったため、渉外部長を急きょ渡米
させることを決めた。伊藤代表は「夢を断ち切れないようだ。
他球団に行けないのは分かっているはずなのに」
と戸惑いを隠せない様子だった。(毎日新聞)


586:代打名無し
03/01/30 00:11 KtRMkL4Q
2002年度版では(‘。。’)と紀藤がらみのストーリーがよかった

587:代打名無し
03/01/31 19:50 uNiX7FnC
捕手( ‘∀‘)アヒャ!

588:代打名無し
03/02/01 01:54 ZaL4BY88
>>586

泣いたよ…(ノД`)・゜・。・゜
漏れの中での2002年版ベスト3は

・「おとうさん」のストーリー
・昌&今中ストーリー
・昌&山北ストーリー

だな…
ドメ荒木井端もよかったけど

589:ルーファン
03/02/01 23:59 q6JJ+G7g
番外編

「おばちゃん、はよ〜!バスが出てってまうでよ!」
「んなもん、ちょっと待たせとりゃぁええんだて!」
中年の女性はきゅうりをスライス状に切りながらそう答えた。
部屋の角、天井の近くにあるテレビではアナウンサーが何かをしきりにしゃべっている。
彼女はその声を聞いているのかいないのか、黙々と作業を続ける。

彼女の息子は野球が好きで、リトルリーグでは四番でエースだった。
だが、多くの少年達がそうであるように、ドラゴンズの選手になる夢は叶えられなかった。
好きなだけでなれるほど、プロの世界は甘くない。
それでも、彼は野球に、それもドラゴンズに近い所で生きたかった。
だから地元のテレビ局に就職できたのは、
その望みをほんの少しだけ叶えることができたと親子ともども大喜びをしたものだった。


590:ルーファン
03/02/02 00:06 yi+6pJMx
不発弾が見つかったので、この界隈はしばらくの間立ち入り禁止になる。
それも広範囲に影響を及ぼす毒ガス兵器らしい。
最初に聞いたのはそんな話だった。
「おそぎゃーもんが近所に埋まっとったなぁ」
近所の人々はそう噂しあった。
だが、彼女は息子から聞いてしまった。
ここでこれから始まる恐ろしい真実を。

がちゃ がちゃ がちゃ がちゃ
物々しい装備をした自衛隊員らしき男達が店の前に来た。
「あなたが最後です。よろしいですか?みなさんをこれ以上お待たせするわけにはいきませんので」
彼女はふっとため息をもらすと、手を止めて大きな声で言った。
「あら、そーかね。それじゃ、そろそろいこみゃーかね」
そしてカバンを持つと、店の外に出た。
「シャッターを降ろさなくていいんですか?」
「ええて、そんなもん。どーせ爆弾は爆発せんのでしょ?」
返答に困った男達を見る事もせず、彼女はバスの方に歩いていった。
バスはナゴヤ球場の駐車場に止まっていた。
「おばちゃん、何しとったかね?」
「ちょっとお土産をね、置いて来たんよ」

彼女が営んでいたナゴヤ球場近くの喫茶店。
その厨房には彼女自慢のサンドイッチが、誰宛てというわけでもなく、置かれていた。


591:ルーファン
03/02/02 00:10 yi+6pJMx
28-29話で舞台となっている喫茶店のお話です。
(もちろん妄想&ニセ名古屋人なので、名古屋弁違ってたらスマソ)

お目汚し失礼しますた。



592:代打名無し
03/02/02 13:07 jtovZofk
>>589-590
・゚・(ノД`)・゚・

593:代打名無し
03/02/04 01:00 UKTuPJfu
しばらく見てないうちに番外編がキター
何か切ないよう・・(つД`)

594:代打名無し
03/02/04 02:19 fG5Va+ai
sage

595:代打名無し
03/02/04 15:33 Md6Oz5nd
漏れのベストストーリーは久慈&関川の最後の辺かな。
1日に何度も投稿があった夏休みの頃が最盛期だったな〜…。

596:代打名無し
03/02/04 16:57 KHm1WnHv
age

597:代打名無し
03/02/05 11:55 e0kzD5rU
hosyu

598:代打名無し
03/02/06 10:02 G+cI7waV
age

599:代打名無し
03/02/08 01:24 iAUtlFqL
個人的2002年ベストは紀藤&前田Aがらみのストーリーかな

600:代打名無し
03/02/08 23:45 d1jyH4fO
保守してみる

601:代打名無し
03/02/09 12:35 a4HbxROD
2003年版ってやるのん?

602:代打名無し
03/02/11 00:21 bSfqXij2
番外編・「ほんの少しの意趣返し」

「五番、キャッチャー、古田」
アナウンスと供に打席に入る男を、西山秀二はマスクの下から睨み付けた。
(こいつが、紀藤さんを…)
だが、すぐに表情を戻す。
(古田さんも脅迫されていたんだ…恨んでもしょうがない、か)

「古田選手は主催者(既に死亡)にヤクルト球団と家族を人質に取られ、『プログラム』に協力せざるを得なかった」という発表があったのは、プログラムが終わった翌日だった。
実際にヤクルトを対象とした『プログラム』実施要項が押収され、古田の家族を軟禁した人物も逮捕された。
古田の言い分は通り、ドームで射殺された「主催者」が全てを計画し、実行したと認められたのだ。

(古田さんの事情も理解できるが、…何とも言い難い気持ちはあるな。でも、切り替えんと)
西山は軽く頭を振り、座り直した。
マウンド上の佐々岡に向けてサインを出していく。
ストレート、チェンジアップ、カーブ…だが、佐々岡はそのどれにも頷かない。
「…?」
バッテリーでサインが決まらないなんてことは滅多になかった。
困った顔で佐々岡を見、じゃあ何が投げたいのか、と身振りで聞いてみる。
一瞬の間の後、出されたサインは、今まで佐々岡から出したことは一度もない物、だった。
(故意死球のサインだと?!)

603:代打名無し
03/02/11 00:22 bSfqXij2
「タイム!」
マスクを投げ捨ててマウンドに駆け寄り、佐々岡に詰め寄る。
「ササ…!どういうつもりなんだ?」
「ニシ、俺はどうしても納得いかないんだ。」
「…紀藤さんのことか?古田さんは脅迫されて…」
「わかってる。でも」
下を向いて黙り込んだ佐々岡を見て、西山は一つ溜息をついた。
納得行かないのは自分も同じ。ならば。
「…今回だけだぞ。今後は切り替えてくれ。いいな?」
そういって、佐々岡の肩を一つ叩き、マウンドを降りる。
「すまん」とマウンドで佐々岡が呟くのが聞こえた。

紀藤さんは死んだ。古田さんは生きている。
…ボール一つくらい当てたって、罰は当たらないだろ?
西山は思いきりインコースに構えた。佐々岡が振りかぶるのが見えた。





この年の古田の死球数は、リーグ一だったという。


604:代打名無し
03/02/11 00:29 bSfqXij2
また広島ネタになってしまった…すまそ。
ホントは遠藤$前田Aのバッテリーが古田にぶつける予定だったんだが、なんかしっくりこなくて
こうなりました…

605:代打名無し
03/02/11 12:17 i7Cl3zQg
ウワァァァン・゚・(ノД`)・゚・


606:代打名無し
03/02/11 12:17 zWy24/Eq
 

607:代打名無し
03/02/11 12:44 wYiXrV8O
>この年の古田の死球数は、リーグ一だったという。

死球の大半が対中日&対横浜戦(ヴォケ志)だったりしてw

608:代打名無し
03/02/13 02:09 2UHAfi2c
∧_∧ 
( ´・ω・) 2003版期待age
( つ旦O ∫ ∫ ∫
と_)_) 旦 旦 旦

609:代打名無し
03/02/14 03:06 tUIkp3PX


610:代打名無し
03/02/14 18:45 ecv1XUe/


611:代打名無し
03/02/15 15:09 +VKvYn7Y
hosyu

612:代打名無し
03/02/15 20:03 iyOCU1C6
シゲヲに誉められたみたいだよ。もうだめだね。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

613:代打名無し
03/02/16 15:15 OCli3n92


614:代打名無し
03/02/17 12:52 FX+ndBPw
age

615:代打名無し
03/02/18 04:20 cAbgogO+


616:代打名無し
03/02/19 02:46 RKvQ/OB/


617:代打名無し
03/02/19 22:15 KahR+UcZ





618:代打名無し
03/02/19 23:14 LGFzh60c
酒井が戦いに敗れたら、いつでも戻してください。
セカンド計算できる選手が一人もいませんので。
By.ロッテファン

619:代打名無し
03/02/20 15:53 Lu4G8/iN






620:代打名無しか?
03/02/20 16:09 9SE8T4P3
シゲヲに教えれて成長した選手数×90=シゲヲに教えられて壊れた選手

621:代打名無し
03/02/21 21:57 jawLV5mZ
hosyu

622:名無しさん
03/02/22 13:51 9Uv2IGKF
王貞治>>(∞)>>イチロー

誰がどう言おうと、これは動かしようのない事実。

4番打者>>(∞)>>1番打者

1番打者はいくら頑張っても、脇役の域を出ることができない。
4番打者がしっかりやってこそ、打線は引き締まるのである。
この事実を認められないヤシは野球を見ないで貰いたいものだね。


623:代打名無し
03/02/23 02:51 qYB/WdaL
スーパースター川崎ケンジロウ君は、今何をしているんですか?


624:代打名無し
03/02/23 02:51 87dhrcky
URLリンク(f7.aaacafe.ne.jp)

625:代打名無し
03/02/23 02:53 TUcrYLLf
保守

626:代打名無し
03/02/24 11:07 3LRmz/lt
ag

627:代打名無し
03/02/25 13:11 5/wS+WZw
age

628:代打名無し
03/02/26 00:06 VB9H4Eb0


629:代打名無し
03/02/26 00:07 GxKOZ5Ie
>>623
糞るとをご覧あれ。

630:代打名無し
03/02/26 00:43 TT73/MwU
おいおい、中日は韓国のスパイを入国させんなよ
URLリンク(japanese.chosun.com)

631:代打名無し
03/02/26 12:10 rcOYfyJQ
age

632:代打名無し
03/02/26 14:42 /JDNgEGZ
「高卒ルーキーでは立浪以来」って言葉
今年に入ってTVで4回聴いた
いったい誰のことなのですか?

633:代打名無し
03/02/26 15:21 A/0GiJQn
>>630
氏ね

634:代打名無し
03/02/26 19:24 G8gPeIDJ
>>630
チョンなど国外追放汁!!

635:代打名無し
03/02/26 19:27 iUrRkdFw
URLリンク(www.nikkansports.co.jp)

駐日必死だな。。

636:代打名無し
03/02/26 20:25 G8gPeIDJ
>>635
なんで?

637:代打名無し
03/02/27 09:30 WVlwpSVg
age

638:代打名無し
03/02/28 09:02 dZUPqVMl
age

639:代打名無し
03/03/01 00:38 4Qq5AqWn
>>630
チョンむかつくなー
殺したい


640:代打名無し
03/03/01 18:49 Oluzk0VG


641:代打名無し
03/03/01 23:17 pkwte33v
>>630
ソン・ドンヨル何してるのかと思えば
スパイか。
チョンは信頼できんな

642:代打名無し
03/03/03 13:28 9kxumiJc
age

643:代打名無し
03/03/04 00:38 TqTSSkXr


644:代打名無し
03/03/04 23:48 DYodw9TH
もう誰も見てないだろうけど、番外編書いたので一応うp。

番外編「夢」

「あと一人、あと一人!」
名古屋ドームが、沸いている。
(なんだってこんなに盛り上がってるんだ。まるで優勝決定戦みたいじゃないか)
福留は顔をしかめ、心の中で悪態をついた。
自分の心に浮かんだ「優勝」という言葉に気付き、皮肉な笑みを漏らす。
この状態で優勝なんか出来るわけが無い。それは福留自身が一番よく知っていた。
優勝は出来なくとも、試合に集中する必要がある。…復讐のためにも。
気合いを入れ直して内野を見やる。
セカンドベース上には、見慣れた背番号2。
福留は目を見開いた。
「荒木…まさか?!」
荒木はもういない。あのとき、確かに荒木は死んだ。
慌てて周囲を見る。
1塁にゴメス、3塁に立浪、ショートには井端。山本昌と谷繁のバッテリー。外野に大西と井上。
ベンチでは、もはや記憶の中にしか存在しないはずの選手たちが、優勝の瞬間を待っている。


645:代打名無し
03/03/04 23:49 DYodw9TH
ああ、そうか。俺は夢を見てるんだ。

白球が鋭くはじき返され、ライトに飛んでくる。
抜けたら長打になるだろう。福留は一か八か飛び込んだ。

夢でもいい。
荒木と、このチームメイト達と優勝という喜びを分かち合えるなら。

目一杯伸ばしたグラブに、確かな感触。
その瞬間、ドーム中が歓喜に包まれた。

「…今日こんな夢を見られるとはね」
福留は起きあがると、左手を広げてみた。
まだ、捕球した時の感触が残っているような気がする。
最高の、そして決して叶わない夢。
この夢を奪った連中を俺は許さない。
「荒木、待ってろ。…復讐の、始まりだ」


プロ野球コンベンション会場爆破事件が起こるのは、それから数時間後のことである。


646:代打名無し
03/03/05 00:01 Nn9OKHr9
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ドメ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

647:代打名無し
03/03/05 00:12 AiA4srxr
泣きました…。


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