中日ドラゴンズバトルロワイアル第六章
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50:代打名無し 02/09/30 12:39 mPvgvPad 保全さげ 職人様方、続き期待してます 51:代打名無し 02/09/30 22:02 tZAA88qI 161 希望の鍵 雨戸を閉め切った民家の中、朝の定時放送で自分の名前が死亡者として読み上げられるのを聞いて、 井端はホッとしたように大きく息を吐いた。 しかし自分の前に呼ばれた川上の名前に井端は目を伏せた。 例によって誰が殺したとは発表されないが、やはり中里に襲われたのだろうか? あの時、無理にでも憲伸とともに居ればよかっただろうか。 いや・・・あのまま無理に残っても憲伸は・・・。 「憲伸も助けたかったんだがな・・・。本当はもう少し早く動きたかったんだが」 「監督・・・」 井端は顔を上げて目の前に座る山田を見た。 山田の顔にはこのプログラムを開始前に止められなかったことへの深い悔恨が刻まれていた。 その山田の隣にはやはり沈痛な面持ちで福原峰夫・内野守備走塁コーチが座っていた。 福原の前に1個の小さな金属の塊のようなものが置かれていた。 それは本部側の人間から託された、あの忌まわしい首輪の呪縛から選手を解き放つ磁力キーだった。 いくら本部側に属していてもやはりこのプログラムを平然として受け入れることの出来ない人間はいたのだ。 「子供のころからドラゴンズのファンです。なのに・・・なのにこんなことになるなんて・・・」 誰もいない廊下で近付いてきたまだ年若い男が、震える手でその磁力キーを福原に差し出した。 本部への背信行為は見つかれば厳しい制裁が下ることは想像に難くない。 しかし彼はそれでもその鍵を渡したのだ。 福原も表向きは仁村らとともに本部に従っていたが、やはり選手達がこんな理不尽な殺し合いをさせられているのを 諦めの気持ちで受け入れることは出来なかった。 なんとかしてこのプログラムを壊したい。何とかして・・・。 そんな時に福原は鍵を受け取った。 福原が反乱の機会を伺っていたのを、彼は察していたのだろう。 「いいのか?」 彼はコックリと頷いた。こんな重大事がバレたらただでは済まない。でも彼は強い瞳で福原を見つめた。 そして一礼して彼は去った。 「ありがとう・・・」
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