一億円プレーヤーバトルロワイアル第五章
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264:205 ◆cZJuOTmaac 06/10/17 02:03:26 nubsWc9Z0 『水面下』 「―――私です。 実はまたウチの会長から要請がありましてね。 例の予定を早めて頂けないかと…ええ、その7番です。 思ったより大人しくてつまらないと言い出しまして。 できれば、今すぐにでも。 無理を言って申し訳ありませんが… ええ、ええ、それはもちろん。最初にお約束した通りに――――」 265:代打名無し@実況は実況板で 06/10/18 01:56:07 oSmQ0B7c0 む、新作ですか?乙です! 7番でどの7番だ…? 266:205 ◆cZJuOTmaac 06/10/18 02:49:39 4IAefrBq0 『かえりうた』 夕方の放送が掛かれば、みんなうちへ帰る時間。 「とーおきー、やーまに、ひーはおーちてー…」 そのあとの歌詞は知らないので鼻歌でつなぐ。 二岡智弘は一人、島の西側の道を歩いていた。 みんなちゃんと帰れただろうか。 穴だらけで茂みに寝ていた佐々岡さん。海が見える木の陰にきちんと寝かされていた緒方さん。他にも、さっきの放送とその前 ので名前を読み上げられた人達。 一人一人の顔が思い浮かんで、何とも切ない気分になった。 帰れているといい。この島の夜は寂しすぎる。 何しろもう夜だと言うのに、明かりの一つも無いのだ。 今見上げた古びた木の電柱も、遠くに見える岬の灯台も、湖の方へと続いて行くこの道も、200m程行った先に少し距離を置いて 並ぶ数軒の民家も、闇の中に沈黙している。 きん、と、もう何度目かの耳鳴りがしてこめかみが強く痛み、二岡は立ち止まった。 サガセ、という江藤の声に従い、頭痛を堪えて集中する。 段々、はっきり分かるようになってきた。 「―――あの家の中?」 手前から2軒目の家だ。二人、見える。 全く奇妙な感覚だったが、夢の中のゲームだと思えば、そんな設定もあるんだろうと納得できた。頭痛が酷くなって行くのには参るが。 止まない耳鳴りの中から、江藤が呼びかけてくる。 ―――調子はどうだ。 「はい、でもこれ、凄く疲れます」 ―――お前ならやれる。大丈夫、頑張れ。 「ハイ」 励ましの言葉が嬉しくて、疲れていてもまだ歩くことができた。 今は江藤が、時には原が、高校の時に交通事故で死んだ父が現れる時もあった。 みんなの声がざらざらと一塊になって、二岡の傍についていてくれる。 ―――頑張れ、ニィ。サガセ。コロセ。
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