東北楽天イーグルスバ ..
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99:孤独 ◆rmHnpNCVhQ
06/04/18 23:08:46 tlRet6k10
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・クソッ一体なんだっていうんだよ。」
悪態をつきながらも山の中をひたすら走る人影があった。
野村カツノリ(52)である。
親の七光りだとか何打とか言われつづけ、イマイチ成績もパっとしないカツノリ
トライアウトで得た多分最後といってもいいチャンス昨年もパっとはしない成績だったものの
父親とは違う魅力があり人望も厚いカツノリはただ一人山の中をさまよっていた。

「あ〜なんでこんなことに?親父にも知らされていないなんて。」
今期監督は自分の師であり、そして父の野村克也だった。
孝行したいとき親はなしというし今年こそと思っていた矢先である。
ソレは皆思っていることであろうが。
などと考えているうちに山の頂まできてしまった。

「あ〜あこんなきれいなところなのになぁ〜。みんなどうしてるんだろ?」
寂しさのあまり泣き出しそうになるカツノリ
そこにガサガサという音を立てて狸が顔を出した。

「な、なんだ?・・・・・狸かよ。」
カツノリは半泣きになった眼をこすり山道をまた歩き出した。
自分はどんなことをしても生き残る。
しかし、一人では無理だということもわかっている。
チームメイトとまだ会うこともないカツノリは
一人たださびしく山を下り始めた。

100: ◆rGsyzf.Kp2
06/04/19 02:51:15 A8FvHiI/O
乙です〜
他には職人さんいないかな?

101:ひび割れた心 ◆rGsyzf.Kp2
06/04/19 03:38:14 A8FvHiI/O
海岸から離れた山中を、片山は無我夢中で走っていた。
撃ってしまった。
永池さんを…
片山の頭の中で、それだけが何度もぐるぐる回っていた。

「はぁっはぁっ…」
山道を走り続けて流石に息がきれてきた。
片山は一本の木の下に座る。
おもむろにバッグからペットボトルの水を取り出し、一気にグビグビと飲んだ。
一本をすっかり飲み干した所で、ぷはっと息を吐き出した。
息はまだ荒い。
本当に殺してしまったんだ…、片山は片手に持ちっぱなしの銃を眺める。
顔に近づけると、少し硝煙の香りが残っているような気がした。

記憶をたぐりよせてみる。
永池の姿。
とっさの小細工。
ひきがねを引く。
銃撃の冷たい感触。
大きな銃声。
永池の体に銃弾。
まるで吸い込まれていくように。
撃ち込まれた弾丸。
流れ出す赤い血。
倒れる永池。
片山を睨みながら倒れる永池の、あの顔。

そこまでははっきりと思い出せたが、その後どうやってここまで来たのかははっきり覚えていなかった。
ただ、その場から離れた方がいいと、何となく思ったから走り出した。
思ったかどうかすら、微妙だった。本能がそう命令した感じだった。

102:ひび割れた心 ◆rGsyzf.Kp2
06/04/19 03:39:27 A8FvHiI/O
急に何か物音がして、前方に何かが見えた。
人か?
片山は慌てて荷物を引き寄せ、木の後ろにまわりこんだ。
様子を伺おうと頭をおさえたとき、帽子がないことに気づいた。
海岸に落としたのか、山道で落としたのかはわからない。
仕方ない、と思い、そのまま様子を窺う。
誰かが山道を歩いてくる。
まず、赤いクリムゾンレッドの帽子が目に入った。
楽天の選手だ。間違いない。
誰だろうか、と考えたが、片山は選手の顔をまだよく知らない。
永池の顔は覚えたが、彼はもう居ない。

楽天の選手はまっすぐこっちの方へ向かってくる。
他には誰もいない。一人のようだ。
片手に何かを持っている。黒くて細長い銃のような――

103:ひび割れた心 ◆rGsyzf.Kp2
06/04/19 03:41:50 A8FvHiI/O
ふと気がつくと、片山は立ちつくしていた。
左手に残る感触に気づく。
さっきと同じ感触。
何だか心地よいものですらあった。
また、撃ってしまった。
片山は思った。
今度は意外に興奮していない。さっきと違って、意外と冷静だ。
足元を見た。何かが横たわっている。赤い液体を流して、倒れている。背番号51。
SATOH…さ・と・う、と読めた。

記憶を呼び返す。
佐藤の手の銃。
それを見た途端、体が勝手に動く。
佐藤に近づく。
驚く佐藤。
俺の武器、タオルだったんですよ。
笑いながら言う。
佐藤は言った。
さっきと同じ様に。
「何でタオルを巻いてるんだ?」
同じ様に、
「こうするためだ」
ひきがねを引く。
あの心地よい感触。
真っ直ぐに飛び出していく銃弾。
頭に赤い穴。
不思議そうな顔のまま倒れる、佐藤の顔。

片山はふっと、眠りから覚めるような感覚を覚えた。
2mほど離れた所に佐藤が持っていた銃が落ちていた。自分の拳銃とは違い、大きかった。バットくらいの長さのそれはライフルだろうか。
片手で拾い上げようとしたが、意外に重いので両手で拾った。
3〜4kgはあるようだった。

104:ひび割れた心 ◆rGsyzf.Kp2
06/04/19 03:44:02 A8FvHiI/O
改めて地面にあるモノを見つめた。
別段、何も思わなかった。

片山は佐藤のバッグから水と食料を取り出すと、自分のバッグに入れて歩き出した。

今度は誰の顔を覚えられるかな、と思った。

背番号51【佐藤和宏】死亡【銃殺】

105:代打名無し@実況は実況板で
06/04/19 21:42:47 7Zi7GLNZ0
>>102-104
乙です
片山コワー━(( ;゚Д゚))━

106:代打名無し@実況は実況板で
06/04/19 21:49:01 653NaM2j0
>>102-104
冷酷なヒットマン片山 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

107:代打名無し@実況は実況板で
06/04/20 08:16:14 HvrE0/KlO
ホシュ

108:代打名無し@実況は実況板で
06/04/20 11:54:25 UknKnK5p0
t

109:代打名無し@実況は実況板で
06/04/21 00:36:58 Rh14Z+imO
寿司

110:代打名無し@実況は実況板で
06/04/21 00:50:23 zVKbGMqMO
2319

111:代打名無し@実況は実況板で
06/04/21 04:51:01 kqjunM1/0
age

112:代打名無し@実況は実況板で
06/04/21 17:42:44 GOl12gda0
保守

113: ◆rmHnpNCVhQ
06/04/21 22:32:12 PJWEGDjv0
そういえば肝心の残り人数書いてなかったな〜
えっと2人死んでいま残り79人?だっけ?

114: ◆rGsyzf.Kp2
06/04/22 01:34:44 p0s3enQMO
>>113
選手は全部で67人(現在、永池と佐藤除いて65人)。
残り人数に、コーチは含むの?

115: ◆rmHnpNCVhQ
06/04/22 07:57:05 CElrK2+y0
あーコーチ入ってたんかその人数w
サンクス

116: ◆rGsyzf.Kp2
06/04/22 16:37:20 p0s3enQMO
人数をカウントするのは選手だけだよね?

コーチ陣含むなら
ノムさんをどうするか難しい。
おまけに大ちゃんも登場してるしな

117:代打名無し@実況は実況板で
06/04/22 18:27:19 66SKU6dI0
過去ロワの例からすると文章以外をスレに投下するのはどうかと

118:代打名無し@実況は実況板で
06/04/23 08:22:58 GjUSwYp+O
藤井

119:代打名無し@実況は実況板で
06/04/24 04:42:53 3UyQQkIV0
近澤

120:代打名無し@実況は実況板で
06/04/25 00:50:27 7V+D56fHO
カツノリ

121:代打名無し@実況は実況板で
06/04/26 01:16:43 Q4dmrznIO
新里

122:代打名無し@実況は実況板で
06/04/26 05:34:12 tnfs8xFe0
長坂

123:代打名無し@実況は実況板で
06/04/26 07:37:04 +V8ZPP+b0
朝井

124:代打名無し@実況は実況板で
06/04/26 15:43:54 j/RfIhWZ0
朝井はいつ捕手に転向したんだ

125:代打名無し@実況は実況板で
06/04/26 21:21:24 wNWnmReZO
礒部

126:代打名無し@実況は実況板で
06/04/26 21:26:00 cEB56MIG0
関川

127:代打名無し@実況は実況板で
06/04/26 22:56:40 wEMRPFaBO
先生

128:笑裏蔵刀 ◆rGsyzf.Kp2
06/04/28 00:13:32 cGzL8r6MO
西谷が出ていった後、一場靖弘(11)は腕組みをして考えていた。
後ろを振り返りながら自分にアイサインを送る西谷に、あの時は確かに同意の意思を示した。
大学時代、ともにプレイし、さらにプロ野球の世界に飛び込んでからも、同じチームでやっているチームメイトだ。
しかし、と今は違うことを考えている。
本当にそれでいいのか、と。

野球はチームプレイだが、こと投手に限ればその限りではない。
誰が言ったのかは知らないが、『投手は一度マウンドに上がれば孤独だ』という台詞がある。実際にプロ野球で一年だけだがやってみて確かにそれは実感した。
だから、ということはないが一人を恐れることはなかった。
しかし、と一場は考える。
はじめての見知らぬ場所、しかもいきなり殺し合いをしろ、だなんて訳のわからない状況では話は別だ。
こんな所に三日間も一人でいるのは精神的にも肉体的にも、キツイものがあるだろう。一般人は尚更、たとい、プロ野球選手であっても無理だ。

確か、一軍枠は20人。1人だけという訳ではない。これだけ生き残れるのだから、一人でいるよりも誰かと組むのは上策だ。
よしんば戦うにしても、複数の方が断然有利である。

129:笑裏蔵刀 ◆rGsyzf.Kp2
06/04/28 00:14:03 cGzL8r6MO
一対一だと負けるはずはないが、下手すれば相撃ちということにもなりかねない。
やはり誰かといるべきである。それも信頼してくれる人なら言うことはない。

複数で動く時のデメリットは裏切りと、それに対する疑心暗鬼。
が、西谷ならとりあえず問題ないだろう。あの時の視線に狂気の色は見えなかったし、自分を信頼している様子だった。何よりも気心の知れた仲間だ。
仮に裏切るようなことがあっても、嘘や隠し事が苦手な素直な奴だ。その前に何かしらのそぶりを見せるはず。

…いざとなれば裏切られる前に裏切ってやればいいさ。
生き残るのはお前じゃない、このオレだ。
一場の口元に軽く、冷たい笑みが浮かんだ。

「背番号11、一場靖弘!」
自分の名前がコールされた。いよいよ来たな、と覚悟を決めてゆっくりと歩きだす。歩きながら目だけ動かして、選手たちの表情を見渡す。
真っ青な顔をして震えている選手がいた。山村宏樹(16)だ。一場は彼を見てフン、バカだなと薄笑いした。これじゃ生き残れまい。
視線を移すと朝井秀樹(36)の姿が目についた。まわりの選手たちの暗い顔とは対照的に、何故かご機嫌な顔をしている。

130:笑裏蔵刀 ◆rGsyzf.Kp2
06/04/28 00:15:18 cGzL8r6MO
何だ、コイツと怪訝に思う一場。恐怖のあまり、どこか理性が狂ってしまったのだろうか。もしそうなら、次に会ったとき、なにをしでかすかわからない。ああいう奴は他にもいるかもしれない。充分注意すべきだ。

所定の荷物ふたつをうけとり、一場は出口に向かってあるく。廊下を少し進み、誰も居ないのを確認して、バッグを床に置いた。
ひとつのジッパーを下ろす。中には水、食料、地図。地図を取り出して後はしまう。
そしてもうひとつのバッグを開けると、白木の棒が入っていた。片端に布が幾重にも巻かれている他に、装飾などは一切無い。
銃やナイフなんかを予想していたので少しガッカリした。
とりあえず取り出してみると意外に重い。ちょっと考えるとふと思いついた。両端を持ちて左右に引っ張ってみる。
するとスラリと抜けて、銀色の刀身があらわれた。蛍光灯にかざすと、キラリと光を反射する。一点のくもりもない。切味はかなりよさそうだ。
仕込み杖か、と思いながらある映画を思い出した。
刀をしまい、再び出口に向かった。
ただの杖と見せかけて、相手が油断したらスパッと斬るイメージを思い浮かべる。

ドアの前でゆっくりと深呼吸をし、思い切ってバッと開いた。

131:笑裏蔵刀 ◆rGsyzf.Kp2
06/04/28 00:16:18 cGzL8r6MO
周りを見渡すが待ち伏せなどはないようだ。
一歩ずつ、用心しながら歩いていく。
駐車場を真っ直ぐ横断していき、半ばまで来たとき。
「よぉ、ヤス!」と声をかけながら、西谷がバスの影からヒョイと姿をあらわした。
右手に何かを持っている。黒いそれは、何か銃のようだ。
「待ってたぜ、ヤス♪」
普段と違う、明るい声だ。
「あ…あぁ」
頷きながらも一場は違和感を隠しきれない。
「おい、なんか暗いなあ♪しっかりしろよ〜♪一人じゃ心細いからさぁ、待ってたんだよ。一緒に行こうぜ♪」
と言って西谷は一場の肩をポンと叩いた。
口調とは裏腹の台詞に、一場はかなり戸惑いを感じていた。こんなヤツだったか…?
妙に明るく調子が軽い。
思わず一場は西谷の顔をまじまじと眺めた。まるで遠足に来た小学生の顔だ。
「何だよ〜なんかゴミでも付いてるのか?」
「いや、別に…」
視線を手元の地図に落とした。
「あっそうだ♪どうせならさぁ、海辺に行こうぜ、せっかく海があるんだしさ♪」と西谷が地図の海岸を指差した。
「ってお前、遠足じゃないんだから」
「いいんだよ、やることねーんだしさ♪行こうぜ〜」
西谷はそう言うと肩を銃で叩きながら先に歩いていった。

132:笑裏蔵刀 ◆rGsyzf.Kp2
06/04/28 00:17:55 cGzL8r6MO
遅れないようについていく。
いつもは一場が提案して西谷がついてくる構図なのに、逆になっている。おかしい。西谷は恐怖心やら何やらで気が触れたのだろうか。
普段は西谷はもっと冷静なはずだが、それともこれが本性なのだろうか。
一場は先を行く西谷の背中を、不審の目で見つめた。
不安だがともかく西谷は銃を持っている。誰かが仕掛けてきても対応できる。
あれくらいの方が、怖くてガタガタ震えているような奴より役に立つだろう。ここはとりあえず一緒にいよう、と考えた。
それに、と一場の口元に微かな笑み。

…いざとなれば裏切られる前に裏切ってやればいいさ。生き残るのはお前じゃない。このオレだ。

「何してんだよ〜。置いてくぞ〜」
もう西谷は百mほど先にいた。
「すまん、今行くから」
一場はそう答えて走り出した。

133:代打名無し@実況は実況板で
06/04/28 14:16:15 1FQFN4vzO
ここに一人、狂喜に目覚めてしまった男がいる。

背番号00:森谷昭仁


恐怖や混乱の中、仲間達を背に飛び出して来た彼は草むらにいた。

ガサガサッ…

音のする方を向くと雀のような小さな鳥がいた。
彼は、大きくバットを振りかぶり雀の脳天を叩き割った!そう、彼に与えられた武器は金属バットだった!

「打撃力不足なんて…もう誰にも言わせへん!生き残って一軍のマウンドに立つんわ、この韋駄天森谷昭仁や。」

ニヤリと冷たく微笑み、森谷は歩き出した…

134:代打名無し@実況は実況板で
06/04/28 14:16:42 rXR9nDK20
なんだ、このくだらない日記スレは

135:代打名無し@実況は実況板で
06/04/28 14:48:20 rtUn2QZo0
もりたぬキタコレ

136:代打名無し@実況は実況板で
06/04/28 17:06:26 INtwKNp10
森谷は顔が怖いせいでいつもこんな役だなw

137:代打名無し@実況は実況板で
06/04/29 08:40:08 An99SI1pO
捕手

138:代打名無し@実況は実況板で
06/04/29 08:54:56 y5T6BuiF0
マウンドに立つのか・・・さすがアホキャラだな、森谷・・・

139:代打名無し@実況は実況板で
06/04/29 16:23:38 U0KO4qrx0
言われて気付いたw
ワロスwww

140:代打名無し@実況は実況板で
06/04/30 01:41:18 zqtWwOn9O
保守

141:代打名無し@実況は実況板で
06/05/01 00:51:57 cCyjb0G1O


142:代打名無し@実況は実況板で
06/05/01 02:09:01 X5fQ9rov0
l;

143:代打名無し@実況は実況板で
06/05/02 01:21:28 i1KaT/joO
礒部

144:代打名無し@実況は実況板で
06/05/02 11:03:58 WK53q4GUO
野村

145:代打名無し@実況は実況板で
06/05/02 17:09:36 VYyw2ohC0
age

146:代打名無し@実況は実況板で
06/05/03 18:45:02 AjOTCELrO
捕手

147: ◆DQN.BOMcLA
06/05/04 19:40:15 HcDLdZhd0
捕手

148:『鬼ごっこ』
06/05/04 20:46:36 00bC0UDD0
潮の匂いが近付く。
辺りをぐると見渡しても、今は誰も見えない。
いや…『今は』誰も、と言ったところか。
じきに来るのは分かっている、待つだけだ。
時計を見て、時間を予測する。そして、木にもたれかかって目を閉じた。


「……さん。」
「来たか。」
ほぼ予測した時刻に背後から声がした。
答えて振り向く。
「一体何の用です? コーチになってる人まで使って呼び出すとか。」
「別に。ただお前に言いたいことがあるだけだ。」
時間を見る。あまり意味のない行動はこれから先、慎んだ方がいいことだろう。
組んでいた腕を緩め、目の前の人間を見据える。

「お前は野球がまだしたいか?」
「当たり前でしょう。」
「二塁か、遊撃でか?」
「まだ守備が衰えてるとかは思ってませんから。それは一緒でしょう?」
「そうだな。それが、問題なんだけどな。」
意味が分からないといった様子で首を傾げられた。
「…何の話です?」
「俺は、」
息を吸う。一瞬だけ目を閉じる。

149:『鬼ごっこ』
06/05/04 20:47:14 00bC0UDD0
「このチームの中なら誰にだって内野の守備においては負けてないと思ってる。お前にもだ、もちろん。
 で、今回こういうことになった。なら、俺が何したいか少しは見当がつくだろう?」
「さぁ? あんたのことなんか俺は興味ないですから。」
「珍しいな、お前がそんな口叩くなんて。」
あんた、とこの男からそんな呼ばれ方をされたのは初めてだ。
いつも笑っているようなこの男に。
「俺やって生活ありますもん。少々変わったっておかしくはないでしょう?」
「ああ、そうだ。だから俺が変わってもおかしくない、興味がない、と。」
「でしょう? ここで気にかけんといけんのは自分が生きてるか死んでるかだけ、でしょ。」
「ああそうだ。だから−−−」

「俺はお前を殺そうと思ってる。」

ふっと鼻だけで笑う。何の為か? 自嘲の為か。
普段は細い目をしている男の目が少しだけ開く。
自分が塁にいて、こいつが打席の時ぐらいだろうか。こんな目で見られるのは。
「何で? 俺が生きて帰ったら守備位置がカブるからです?」
「さっきも言ったろ。内野の守備だけなら俺はチーム一だと思ってるって。」
「じゃあ何でわざわざ俺を、殺すんです?」
鞄に手を入れて、銃を取り出す。右手に持って、前に銃口を向ける。

「野球は守備だけでも、打撃だけでも、走塁だけでも、3拍子揃ってるってだけでも、ダメだろ?」

撃鉄を下げ、引き金を引く。
乾いた音がして、目の前の男の顔に赤い線が一筋走る。
男は一瞥すると、顔の両脇に手を上げた。


150:『鬼ごっこ』
06/05/04 20:47:52 00bC0UDD0

「鬼ごっこだ。
 俺は鬼だ、お前は逃げろ。最後まで生きた方が勝ちだ。」
「…景品とかないんですの?」
「お前が生きて普通に帰ったら考えてやるよ。」
それやったら、と男が半笑いで肩をすくめる。
「意味ないですやん。不利なん俺ばっか。」
「不利でも力を出し切らなきゃ、どうせお前は生き残っても生き残れないだろうな。」
「野球できるだけマシ。そう思わんとねぇ。」
「はっ、言うな。まぁいい、ついでに会った奴殺すからそれが景品だと思っとけ。」
銃を下げ、鞄の中に入れる。
生返事を2回返し、男が屈伸を始めた。
時計を見る。秒針が1回りしたら、始まりのサイレンを鳴らす。


「…別に鬼ごっこしてもええですけど、言っときますよ。俺そんな足遅くないって。」
「奇遇だな、俺も遅くない。」
「ま、寄る年波にはかないませんけどね。」
「そこも同じか。」

目を閉じる、時計を見る。カウントダウン。


「…ゲーム、開始だ。」


酒井忠晴(0)は、そう呟く。
顔を上げると、もうすでに沖原佳典(32)の足跡だけが残っていた。

151:代打名無し@実況は実況板で
06/05/04 21:31:35 +Vnala6nO
乙(・∀・)!
鬼ごっこするのね

152:代打名無し@実況は実況板で
06/05/05 03:04:44 lcL3ryRPO
素晴らしい!早く続きが見たい!むしろ製本にして欲しいくらい!

153:代打名無し@実況は実況板で
06/05/05 09:17:25 wnHq7tnlO
うわーオッキーと酒井さんがあ〜!
オッキ四国弁テラモエス(・∀・)
書き手さんの深い愛を感じます。

154:代打名無し@実況は実況板で
06/05/06 09:06:38 fppfqmvh0
あげ

155:代打名無し@実況は実況板で
06/05/07 06:48:35 SJsi/gh8O
保守

156:代打名無し@実況は実況板で
06/05/08 01:12:19 FopVKbdx0
生き残れ…

157:代打名無し@実況は実況板で
06/05/08 01:39:38 nYaCuHGqO
続きを…早く…気になって仕事行けない…

158:代打名無し@実況は実況板で
06/05/08 18:38:48 a0WQZyvlO
ほしゅ

159:代打名無し@実況は実況板で
06/05/09 21:52:29 14+a79zhO
保守するべ
忙しい…

160:代打名無し@実況は実況板で
06/05/10 04:49:21 OctCaX6Q0
age

161:代打名無し@実況は実況板で
06/05/10 15:51:59 M+vdbwJPO
礒部

162:代打名無し@実況は実況板で
06/05/10 17:02:42 a3ZU6l5TO
山崎

163:代打名無し@実況は実況板で
06/05/11 00:53:53 fRr8pWemO
飯田

164:代打名無し@実況は実況板で
06/05/11 15:55:20 fRr8pWemO
あげ

165: ◆rmHnpNCVhQ
06/05/11 23:34:35 snAm5Wox0
銃声の元と思しき場所――海岸――に着いた礒部は一通りあたりを見回してた。

「はぁ、はぁ。礒部さんちょっと、待ってくださいよ。俺そんなに足早くないんッスよ。」

息を切らしながらあとから走ってきた憲氏をよそに礒部は赤くしみのついたイーグルスのユニフォームを見つける。
永池恭男の死体がそこには転がっていた。

「ヤスさん・・・・・!おい!どうしたんだ返事しろよ!」

永池の亡骸を抱いてゆするがもうこと切れている彼には返事を返すことはできない。
憲氏もその礒部の方に近づいてきて。

「礒部さん、もう駄目だ。死んでるよ。」

憲氏が礒部に一言いった後、静かに永池の見開かれたままのまぶたに手を当てて閉じる。
傷口のまだ赤々とした血の色や触れたときにまだ残っているぬくもりを感じて、先ほどの銃声が
永池を殺した犯人だと確信した憲氏は

「礒部さん、いこうまだこの近くに永池さんを殺したやつがいるかもしれない。」
礒部は永池をそっと地面に降ろして
「そうだな、だがヤスさんをこのままにしててもいいのか?」

「あとからまたきて葬ってやればいいさ。」
そのときまた―パン―という乾いた音がした。

「畜生!またかよ!川口いくぞ!」

二人はまた銃声を追いかけていった。

166:代打名無し@実況は実況板で
06/05/11 23:56:45 X4g/dC1Y0
憲”史”…

167:代打名無し@実況は実況板で
06/05/12 01:44:00 PsEj8IMnO
久々の投稿乙!

168:代打名無し@実況は実況板で
06/05/12 08:23:30 PsEj8IMnO
ほしゆ

169:代打名無し@実況は実況板で
06/05/12 18:04:33 9v1rFtOiO
新里

170:代打名無し@実況は実況板で
06/05/13 00:31:57 Wkk59y51O
ふざい

171:代打名無し@実況は実況板で
06/05/13 14:26:49 pKw6pZT70
age

172:マジで教えて
06/05/13 14:39:38 B7IZc94MO
真実の話です。元楽天イーグルスの田尾安志監督の家庭では、自分の実の子供が見ている目の前で、歌手の妻とセックスをしている所を(もちろん挿入から、射精する所まで)見せて性教育を教えたと、昔プロ野球ニュースか何かで?衝撃発言をしていましたが覚えてる人いますか?

173:代打名無し@実況は実況板で
06/05/13 22:01:37 Wkk59y51O
保守

174:代打名無し@実況は実況板で
06/05/14 00:15:17 +9iitJWwO
ほしゅ

175:代打名無し@実況は実況板で
06/05/14 17:55:16 IzlRa+B50
ホシュ

176:気分気分 ◆rGsyzf.Kp2
06/05/14 22:04:56 +9iitJWwO
――「お前はもう少し打撃がなんとかなれば、もう即レギュラーなんだがなぁ…」
素振りをしている彼のとなりで、苦笑しながら打撃コーチが呟く。言われずとも自分でもわかっていた。
プロ野球に入ってからというもの、高校時代はあれだけ打てたのに、と悩むことが多くなった。
甲子園で仮にも四番を任されていたから、それなりに打撃にも自信はあった。
一軍にあげてもらえたものの、それは守備を買われての事であり、彼は全くというほど打てなかった。
少ない打席数にも関わらず、打率が一割にすらみたない年もあり、ますます守備固め専用で起用されるようになった。たまに打席に立たせてもらえても、ベンチからはバントのサインが出ていたりした。

177:気分気分 ◆rGsyzf.Kp2
06/05/14 22:05:26 +9iitJWwO
「守備も打撃もチームで一番」というのが彼の評価だった。
守備は一番上手、でも打撃は一番下手、ということ。
こう言われはじめてから、知らない間にそれを受け入れてしまっていたのかもしれない。
いくら振りこんでも、打ち込んでも、心の何処かで自分はバッティングが下手なんだ、と考えてしまっている自分がいた。自分の打撃を完全に信じられくなってしまっていた。

そしてバッティングの評価は覆らないまま、トレードされた。最初は永年在籍した球団から離れるのが寂しかったが、このトレードは良かったかもしれない、と思ったのはファームで首位打者をとった時だった。
バットがまるでうちでのこづちと化した。ファームながら四番を打たせてもらえた。打率が一割も無かった自分が、だ。

優勝を争う一軍の戦力は厚く、なかなか上がれなかったが、バッティングに対する不信が薄れ、自信が出てきたという点では収穫多き一年となった。

しかし再びトレード。古巣へ返ってきた。複雑な心境だったが、前とは違う自分を感じていた彼は、一軍のショートに定着できた。後半息切れしたものの、非力な打撃の選手、というレッテルは完全にはがすことができた。

178:気分気分 ◆rGsyzf.Kp2
06/05/14 22:05:59 +9iitJWwO
………ん?
彼は目を覚ました。どうやら眠りこんでいたようだった。
しかし意識はまだたゆたっていた。
ここは何処なんだっけ…寝惚けた頭にたずねる。
なんかキャンプに来たと思ったら訳のわからん…あっ!
そこまで考えて、急速に目がさめた。そうだ、寝ている場合じゃない。殺し合いをしにきてるんだった。
ふと口元を拭うと湿っていた。
口からヨダレまで垂らして熟睡していたようだ。
何だか自分が情けなかったが、しかしいまいち実感がわかなかったのも事実だった。

一つ欠伸をした。目をこすり、辺りを見回す。人の気配はない。
立ち上がり寝ていた停留所から出てみると、暖かい日光が降り注いでいた。眩しさに目を細める。ああ、現実なんだ。改めて感じる。

という事は殺し合いも現実なのか…?未だに信じられなかった。
元GMの死体を見たなぁと思い出すが、やはりまだ信じられない。のどかな日の光が射すような所では、殺し合いなんていう言葉は色褪せて聞こえる。
それに、殺人なんかできそうになかった。殺人をするための武器といって支給されたのは、と振り返る。レーダー。ベンチの上に置いてある黒い機械だけ。

179:気分気分 ◆rGsyzf.Kp2
06/05/14 22:06:55 +9iitJWwO
これで一体どうしろと言うんだろう。そしてもうひとつ欠伸。両腕を上げて伸びも行う。

さて、何もやる事がない。
ため息をつく。暇だ。
彼はベンチに腰掛けて地図を取り出してみた。島を一周する道があるようだ。それを見て、散歩でもしてみるか、となんとなく考えた。
この島を一周してみるのも悪くない。どうするべきか全くわからないし、歩いているうちにやりたいことも見つかるかもしれない。

特に大した理由はなく、彼――斉藤秀光は荷物をまとめて、再び歩き出した。

180:代打名無し@実況は実況板で
06/05/15 02:21:47 UJ24ssYN0
キター

181:代打名無し@実況は実況板で
06/05/15 12:12:50 0toumzdCO
保守

182:抜けないトゲ ◆rGsyzf.Kp2
06/05/16 02:11:38 q8lre8RgO
会議室の長い机に頬杖をつき、山下大輔は暇を持て余していた。
「暇だなあ」
何度となく呟かれたその台詞は、ため息とともに虚空にむなしく消えていった。
三木谷オーナーが自分を心配してくれているというのは嬉しかったが、何も仕事がないというのは何だか申し訳ない気分だった。
球場に着いた時、
「実施は我々にお任せ下さい。山下さんはこちらへ」と、黒い服にサングラスの男に案内されるまま会議室に入った。
だがこのまま、知らない黒い服のスタッフ達に任せきりで、現場担当たる自分がただ座っているというのは、やはり山下の強い責任感では耐えられなかった。

(とりあえずモニターとかは監督室にあるらしいしな。いってみようか)
そう考え、山下が立ち上がった時、会議室のドアが開いた。
「遅くなりました、山下さん。お茶持ってきましたよ」と、杉山がお盆に湯飲み2つと急須、煎餅を持って入ってきた。

183:抜けないトゲ ◆rGsyzf.Kp2
06/05/16 02:12:28 q8lre8RgO
「ああ、ありがとう」
立ち上がった山下は、また腰掛けた。せっかくお茶をいれてくれたのだ。好意を無駄にするのは良くない、これを飲んでからにしよう、と思いながら湯飲みを受け取った。湯気がたつ湯飲みから一口すする。
すると、ん?と山下の顔に不審な表情が浮かんだ。
「杉山、これは白湯じゃないか?」
「いえ、ちゃんと急須に茶葉をいれてつくりましたよ」
そうだろうか。味が無い気がするのは気のせいだろうか。
しかし、せっかくいれてくれたのに責めるのは悪いと思い、
「ま、まぁこれはこれで飲みやすいよね」と言いつつ、さらに口の中へ入れた。
だが熱いお茶だったせいか、むせてしまった。
「ゲホッゲホッ」
「だ、大丈夫ですか!」慌てて杉山が山下の背中をさする。
「やっぱり水があれだったんだ!大丈夫ですか山下さん」
「ゲホゲホッ…水って?」涙目になりながら山下は杉山の顔を見た。
「水がどうしたって?ただむせただけだよ」
「えっ?あ、ああ、そうなんですか。いえね、むせたから水を持ってこようかと」微笑みながら杉山が言った。
(この島の水が心配で先に飲ませて確かめてみたなんて言えないよなぁ)と杉山は思いながら、自分の茶に口をつけた。

184:抜けないトゲ ◆rGsyzf.Kp2
06/05/16 02:13:32 q8lre8RgO
「ところでさぁ杉山」と山下は、杉山が持ってきてくれた煎餅をかじりながら言う。
「他の首脳陣はどうしてるんだ?」
「松本ヘッドは選手に説明してますし、他の方々も色々ですよ」と杉山がお茶をすすりながら言った。
「そうか…。でもな、やっぱり何もしないっていうのは悪いと思うし、俺も何か手伝おうと思うんだけどな」山下は湯飲みを見つめながら申し訳なさそうな表情で言った。
(やっぱりね、あなたならそう来ますよね。でも余計なことをされては困るんですよね)
「いえいえ、大丈夫ですよ、山下さん。今のところ、特にトラブルも起きていませんし」
「でもさぁ」と山下がいいかけたところを遮って杉山は、
「大丈夫ですよ。ほら、あれですよ。船頭多くして船、山に上るというやつですよ。大将はどんと構えて、皆が困った時にだけ登場していただければいいんですよ」
と山下をなだめた。
「そういうもんかなぁ…」
まだ納得行かない表情を浮かべている山下だが、一応、引き留めには成功したようだ。
「そういうもんですよ、何なら何か聞いてきましょうか?」
「うん、頼んだよ」
山下は暗かった顔を明るくして言った。頭は元々明るかったが。

185:抜けないトゲ ◆rGsyzf.Kp2
06/05/16 02:14:02 q8lre8RgO
「わかりました」と言うと杉山は立ち上がり、部屋を出た。
(全く、何でオーナーは山下さんをこんなところへ寄越したんだろうな)
思いながら息を吐き出し、苦い顔をつくった。
そのまま廊下を歩いていく。
(山下さんは優しすぎてリーダーには向いてないし、ましてやこんなところには向いてる訳がないだろうに)
杉山にはオーナーの意図が全くわからなかった。
監督室の前に立ち、ドアをノックする。
「杉山ですが」
中からどうぞ、と返答があり、杉山は中へ入った。
部屋に入ると、まず黒服がドア近くに二人立っているが、眼に入るのは向かって前面、壁一面に配された大きなモニター。
そこには島の輪郭と、その中に赤く光る点がうつしだされていた。赤い点は真ん中あたりに集まっているが、いくつかは周囲に散らばっていて、杉山が見た瞬間に、さらに真ん中に固まっている光が一つ、飛び出していった。
「どうした?杉山」と机の前に座り、パソコンを見つめる黒服が視線をそのままにして言った。
「山下さんがむずがっています。自分だけ何もしないのは悪いと言って」
「そうか、やっぱりな。けど、それをなだめるのがきみの役目のはずやで、杉山」
「ええ、まぁそうなんですが…」

186:抜けないトゲ ◆rGsyzf.Kp2
06/05/16 02:14:55 q8lre8RgO
「しっかりしてもらわんと困るわ。各自が役目を果たしてもらわんとこの計画の遂行にも障るやろ?」冷たい声で黒服が言い放った。
「はい…」杉山はうなだれる。
「まあしゃあないわ、あれを渡そか」と言い、黒服は顔を上げてパチッと指を鳴らした。
すると入口のそばにたつ黒服の一人がアタッシェケースを持ってきて机の上に置いた。
「このなかの物を山下さんに渡したらええわ」
「わかりました」と言い、杉山は銀色のケースを受け取ると、一礼して部屋を出ていった。

「まだ殆ど進展無いなぁ」とパソコンの前の黒服が呟く。
(始まったとこやからしゃあないんかな。せやけどこのままやったらあかん。あの人は、同じ失敗を繰り返したらあかんのや)
黒服は机の上のトランシーバーを取り出した。
「あんなぁ、あいつに連絡とって欲しいんやけど。えっ?うん、そう、T。プランTや」そう言い、トランシーバーを置く。
「これで様子見てみよか」
誰に言うでもなく言いながら、黒服はサングラスを外し、布で拭いた。
サングラスの下に隠していたその素顔は、かつて神宮の森を大いに沸かせた、愛敬のあるあの顔。池山隆寛(77)の顔だった。

187:代打名無し@実況は実況板で
06/05/16 17:31:19 dFVWctLQ0
age

188:代打名無し@実況は実況板で
06/05/17 15:43:57 SuTkBMvYO
銀次

189:代打名無し@実況は実況板で
06/05/17 17:08:57 937FlszSO
しんざと

190:代打名無し@実況は実況板で
06/05/17 20:42:25 JabsuY9pO
有銘

191:代打名無し@実況は実況板で
06/05/17 21:20:36 L4VRd7Qu0
有銘は捕手じゃねえよ

192:代打名無し@実況は実況板で
06/05/18 11:35:08 XHsaRM7/O
兼久

193:代打名無し@実況は実況板で
06/05/18 21:37:51 tqv9h0QdO
愛敬

194:代打名無し@実況は実況板で
06/05/18 22:57:45 crQwnsWi0
サチヨ

195:代打名無し@実況は実況板で
06/05/19 15:01:05 asrDIBjAO
キヌガサ

196:代打名無し@実況は実況板で
06/05/19 18:57:46 5dk3q3vyO
鉄腕

197:代打名無し@実況は実況板で
06/05/20 02:58:40 4qKf2Ct70
実松欲しい

198:代打名無し@実況は実況板で
06/05/20 10:54:41 Cp2n6TjO0
保守

199:代打名無し@実況は実況板で
06/05/20 21:29:03 rlqksdtkO
捕手。将海とか取れないか〜

200:代打名無し@実況は実況板で
06/05/20 21:48:18 jWrdluJdO
保守age

201:代打名無し@実況は実況板で
06/05/21 14:05:18 2O3TnYS8O
捕手

202:代打名無し@実況は実況板で
06/05/21 23:07:43 gon/66xnO
続きまだカナー

203:代打名無し@実況は実況板で
06/05/22 02:15:00 41LTCxib0
期待あげ

204:代打名無し@実況は実況板で
06/05/22 14:57:27 HLB38w0sO
捕手がてら感想でも

まだ序盤なせいか波がない。あと心理描写が浅いと思う。虎ロワとかのドロドロ感を期待。

205:代打名無し@実況は実況板で
06/05/23 00:45:58 psMUvq+mO
ほしゅ

206:代打名無し@実況は実況板で
06/05/23 01:09:36 5U01Je7lO
大ちゃんてそんなキャラなんか

207:代打名無し@実況は実況板で
06/05/23 19:15:32 psMUvq+mO
これは何時間かきこみなかったら落ちるんだ?

208:代打名無し@実況は実況板で
06/05/24 01:11:20 2G0ACDy7O
age

209:何もわかってないくせに
06/05/24 01:14:55 TEoWTLoN0
カツノリオールスターへ

210:代打名無し@実況は実況板で
06/05/24 01:20:19 zA6npNoB0
野村はいつ更迭されんの?

211:代打名無し@実況は実況板で
06/05/24 17:51:41 Az6hyp8jO
長坂

212:代打名無し@実況は実況板で
06/05/25 22:51:55 mXGjkT4bO
捕手あげ

213:代打名無し@実況は実況板で
06/05/26 01:38:19 /a2lgkQnO
外野で鉄平と憲史に投票しといたお

214:代打名無し@実況は実況板で
06/05/26 02:31:47 etcvrZtC0
      _,r:::::::::::::::.ヽ、
     r:::.:.::_:::(:::::::::::::::... ::::.ヽ..
     { :::::;:;:;リ^|,ヾヘ..:::::::::::ヾ辷_
    (.::;r' '    ヽ:::::::::::::::-=
     j:;}      ..,,_ヾ::::::;;:;;z::|
    1::|,;r'".._ _ _. ‐_ "''._ヾ.,;:::}
      {(i''  ,.⌒、_'.`'ン' ̄ ::';`_ミ
     `;:{` ´.; :,   .::  ::';{_,;リ`
      {l:.   ;、,_:.)   ..:  ;;';._,イ`
       ヘ   ;',_,,,_ 、 ,   j" |:::{
        ヽ: `゙-‐` :'; ,ソ /ヾ、
        ヾ、,_,,,/// / \
         l'|:~'' ;/ /    /`\
         : ヽ/ /      .:'
        /l⌒>'゙
   「衰えたなノム・・ 」

ノムおまえもまた野球人だった



  さらばID野球伝承者

215:代打名無し@実況は実況板で
06/05/26 21:43:41 ZaE0u3gAO
ほしゅほしゅ

216:代打名無し@実況は実況板で
06/05/27 19:29:43 RM/b970jO


217:代打名無し@実況は実況板で
06/05/27 19:40:43 y9Hu+3ctO


218:代打名無し@実況は実況板で
06/05/27 19:49:12 kvHH1zWA0


219:代打名無し@実況は実況板で
06/05/27 20:18:43 tQNUZFKg0


220:代打名無し@実況は実況板で
06/05/27 20:21:38 qXELrSRy0


221:代打名無し@実況は実況板で
06/05/27 20:31:04 Z2+DrGlC0


222:代打名無し@実況は実況板で
06/05/27 23:49:22 katUn+Ss0


223:代打名無し@実況は実況板で
06/05/28 08:08:15 kZKP687d0


224:代打名無し@実況は実況板で
06/05/28 09:33:40 GV8kA+Sb0


225:代打名無し@実況は実況板で
06/05/28 20:17:46 wtY3+nTrO


226:代打名無し@実況は実況板で
06/05/29 15:11:41 GNxZVFaeO


227:『死と無』
06/05/29 18:53:06 XAH6tQ7c0
沈んでいく、世界が回転して落ちていく。
暗い世界に落ちる。何か−−−何か掴むものは−−−
手を伸ばす、白い何かが見える、目を凝らす。
あれは−−−?


228:『死と無』
06/05/29 18:53:47 XAH6tQ7c0

「4…」

自分が呟いた言葉で目が覚める。起き上がると、背筋に脂汗が流れた。
寝てたのか、俺は。
二日酔いのような澄んでいない意識をどうにか呼び覚ましながら、辺りを見渡す。

「…あれ?」
日焼けした薄茶色なシミだらけの壁が周りを囲み、何だか狭苦しい。
自分が眠っていたベッドと対するようにある右手側の窓からは暑苦しいとも暖かいとも言いにくい日差しが差し込んでいる。
寝床を確認してみると今時木で組んだベッドの上に布団とシーツ、そしてタオルケットを乗せているだけだ。
タオルケットを体の上から退け、床に両足をつく。
ぎしりと床が軋んだ音に何故か驚いた。何で?
疑問に思いながら、まだ痛む頭をさすりながら立ち上がる。一瞬ぐらっと眩暈がした。
寝すぎたか、そう考えながら部屋の真ん中まで進み出る。

「…どこだ、ここ…。」
本格的に見覚えが無い。
自分を中心に、右手に窓、左手にベッド、正面にドアが位置した狭い部屋。
しかもよく見てみると窓のある壁のドア側には小さな柵のようなものがあった。
ますます分からない。大体、何で自分はこんな場所で眠っていたのだろうか。
記憶を呼び覚まそうとしても何も出てこない。
とりあえず座ろうとベッドに向かいなおす。
ガチャン。

「目ー覚めたー…って覚めてるな。」
「…え?」

突然部屋に一つしかない扉が開いた。
座ろうと腰をかがめた状態のまま思わず固まる。
部屋に入ってきた人はエンジ色のアンダーシャツに白いユニフォームズボンを履いていた。
あぁ、楽天の人だ。

229:『死と無』
06/05/29 18:54:40 XAH6tQ7c0
「ら…楽天?」
「お前もだろ、土谷。」
「え…何で…」

俺の名前知ってるんですか? との言葉が出てこなかった。
鉄平は目の前でドア枠にすがる背の低い男を見たまま、体を硬直させていた。
何で? 何で俺の名前を? って俺が楽天? え?
はたと自分の服装を見た。
エンジ色のアンダーシャツに、白いユニフォームズボン。目の前の人と何も変わらない。
いや変わるといえば自分がぴったりとした長袖のシャツなのに対して、目の前の人物は袖にゴムが入っている長袖シャツだ。
どちらにせよ、この色は間違いなく東北楽天ゴールデンイーグルスのチームカラーだ。
ああ、思い出した。俺は移籍したんだっけ、中日から楽天に。つい最近。そうじゃんそうじゃん。
それで、何でこの人と一緒にここに? っていうかこの人誰?
謎が終われば、また次の謎が出てくる。

「…面白い顔になってるぞ。」
「え、えだって…」
「お前入ってきたばっかだったよな。中日だっけ?」
「は、はい。」
「なら俺の顔知らなくて当然だろうな。地味だし。」
「い、いやいやいやそんなことは…」
「高須だ。高須洋介。一応お前よりちっちゃいけど年上な。」

高須洋介。復唱して思い出してみる。
…やっぱり無理だ。何も出てこない。
そうこうしていると高須が背後から椅子を取り出し、ベッドの近くに置いた。

「座れば。お前倒れてたんだし無茶しちゃまずいだろ。」
「たおれたぁ?」

230:『死と無』
06/05/29 18:54:59 XAH6tQ7c0

ばっと思わず口をふさぐ。無意識とは言え、年上の人に対して喧嘩を売るような発音で話してしまった。
鉄平は高須の顔を見た。
しかしその表情には怒っているというよりかはクエスチョンマークが頭の上に乗っているようなものだった。

「え、もしかしてお前打ち所悪かった?」
「…かも知れません。」
「何があったか覚えてない?」
「…はい。」
「じゃあ何が起こってるかは?」
「え、だって俺来たばっかで…。」
「本気で言ってる?」
「はい…。」

高須が鼻を撫でた。この人の癖だろうか。
っていうかそんなことどうでもいいから、一体何があったんだ?
持ってきた椅子に高須が何か考えながら座ったのを見て、ベッドに腰掛ける。
困ったように右の口の端をさすりながら考える高須。

「…記憶飛んだっぽいな。」
「え?」
数秒後に鉄平は高須にそう告げられた。
記憶? どこが飛んでるんだ? だって俺さっきまで寝てて。寝てて……あれ?

…寝てる前、何してたっけ?
鉄平は額に手を当てて、目を見開いた。本当に、寝ていた前のことが思い出せない。
おかしい。例え疲れきって寝たとしても歯を磨いたぐらいは記憶が残っているはずなのに。
それにこんな見知らぬ部屋に来たら尚更覚えているはずなのに、全然、全く、これっぽっちも。

記憶がない。

231:『死と無』
06/05/29 18:55:44 XAH6tQ7c0
「その顔だと、ビンゴみたいだな。」
高須が鉄平の顔を覗きこみながら話す。
「まぁ…まだ痛みとか残ってるかも知れないし、休んどけ。ここには俺しか居ないから。」
「あ、あの。」
がたがたと椅子を片付け始めた高須に鉄平は勇気を出して尋ねた。
「ここ…どこなんですか? それと俺なんでここで寝てたんですか?」


瞬間、高須の目の温度が一気に下がったのを鉄平は感じた。
何で…何でそんな目するんですか? 俺変なこと聞きました? 何で? 何で?
小さな混乱が鉄平の中で広がり、波打つ。
手元のタオルケットを意味もなく握り締め、呼吸が速くなっているのが自分でも分かった。

「……別に? 大した事じゃない。」

高須の目が元に戻ったのも束の間、また椅子へ視線を戻し扉を開けた。
鉄平はゆっくり呼吸をするように心がけ、強く握り締めていた右手を開いた。
何で、何で俺はここに居て、この人はここに居て…何で…
呼吸がまた速くなる。運動した訳でもないのに何で、呼吸が速くなるんだ?
左手を胸に当て、心拍を聞く。平常の時ではありえないほど脈が強く打っている。
何で、何で俺が、何でこんなところに…。

ガタン、と音がして、思わず鉄平が扉の方を向く。
見ると高須が扉の側に椅子を戻していた。
些細な物音に反応してしまう自分を諌めながらも、鉄平は高須から何かを聞き出そうと立ち上がった。

「−−−そうそう、お前の背番号ってさ。」

扉の向こうは昼の可能性が高いにも関わらず薄暗い部屋が続いていた。
振り返った高須の顔には斜め上からしか光が当たらずあまり表情が浮かんでこない。
しかし、その見えない高須の表情とその向こう側に見えたものが鉄平の動きを止まらせるには充分過ぎた。

232:『死と無』
06/05/29 18:55:59 XAH6tQ7c0

「不吉、だよな。」

にやりと笑ったように見えた高須。
そしてその向こう側には、『4』のついたユニフォームが吊るしてあった。
鉄平はぐらりと世界が歪んだのを覚えた。

233:代打名無し@実況は実況板で
06/05/29 23:28:33 GNxZVFaeO
乙だす。
久々の新作だ━━(゚∀゚)━━!!!!!

234:代打名無し@実況は実況板で
06/05/30 18:07:16 uu0CdS7fO
鉄平カワユス!
高須カクイー!

235:代打名無し@実況は実況板で
06/05/31 12:34:09 EqNZTLupO
捕手

236:代打名無し@実況は実況板で
06/05/31 12:40:37 Al77SXdA0
         _____
       /:::::::::::::::::::::::\
      /::::::::::::::::::::::::::::::::::\
   __|::::::::::::::YS:::::::::::::::::::ヽ
      | (●), 、 (●)゚u:|川
      | 。 ,,ノ(、_, )ヽ、,, 。 ::|川    ここなら…
     彡|゚。 u ト-=-イ`゚u :::|リリ   
    彡彡\ 。゚ `ニニ´。 u :/ (((
      /ヽ、ニ__ ーーノ゙\_


237:代打名無し@実況は実況板で
06/05/31 17:39:51 4aQxTs+20
>>236              _,、 _,, -、,、
             ,,r'^::::⌒゙'::::´::::::´゙~ヽ
            ,r'":::::::::::::ミヾ::ヽ::::ノノ::シ
            /:::::::彡;;;:);;;;;ミ;》;;))(;;彡ソノ
           l:::彡::::;l::´ノ    、,   l::)
          l::_:::::イ:::,r'==.、 ,r='}´
          ((ヽ::l::::.. <○テ ゙i:'○テ{   ……

238:代打名無し@実況は実況板で
06/06/01 15:00:28 P5ARuMNM0
ほす

239:代打名無し@実況は実況板で
06/06/02 06:18:16 637Xk+Yw0
age

240:代打名無し@実況は実況板で
06/06/02 23:02:10 E6+qIVFpO
干す

241:代打名無し@実況は実況板で
06/06/02 23:12:55 l4Vz3OJD0


242:代打名無し@実況は実況板で
06/06/03 17:10:44 3xXUBluJO


243:代打名無し@実況は実況板で
06/06/03 17:15:25 /tAGpifk0


244:代打名無し@実況は実況板で
06/06/03 17:35:13 EfXI36zt0


245:代打名無し@実況は実況板で
06/06/03 21:57:53 tMvA74vD0


246:代打名無し@実況は実況板で
06/06/03 22:06:08 V60RjqAzO


247:代打名無し@実況は実況板で
06/06/03 23:09:33 IJaRmPUL0


248:代打名無し@実況は実況板で
06/06/03 23:36:21 EfXI36zt0


249:代打名無し@実況は実況板で
06/06/04 12:09:48 kIVn6+mBO


250:代打名無し@実況は実況板で
06/06/04 15:47:06 VAu2jXfF0


251:代打名無し@実況は実況板で
06/06/04 22:47:12 i90T4PbX0


252:代打名無し@実況は実況板で
06/06/05 23:23:47 JGCioDxKO


253:代打名無し@実況は実況板で
06/06/07 10:00:15 pHbY67kNO


254:代打名無し@実況は実況板で
06/06/07 22:25:12 pHbY67kNO


255:代打名無し@実況は実況板で
06/06/08 03:34:12 ooMcuILU0


256:代打名無し@実況は実況板で
06/06/08 06:11:01 dsA0Vtv+0


257:マイク
06/06/08 08:14:48 CcA36P/l0
なぜカツノリを使い続けるのかがわからない


258:マイク
06/06/08 08:16:35 3UWEPcu70
なぜカツノリを使い続けるのかがわからない


259:代打名無し@実況は実況板で
06/06/09 00:04:24 SfAoOCpjO
ほしゅ

260:代打名無し@実況は実況板で
06/06/09 22:13:15 SfAoOCpjO


261:無形の力
06/06/09 23:57:07 LBUFxxeg0
カツノリが使われる理由
@一場専用捕手だから
A楽天のムードメーカー
B親の権力

262:代打名無し@実況は実況板で
06/06/10 09:30:42 8aB21Sp00

       |
    / ̄ ̄ ̄\
  /       .\
 .|.        ゙|    楽天の株価が暴落中。
 .|    .∧    |    URLリンク(chart.finance.livedoor.com)
 .|  ./川\  |
  \/┏┷┓\/
     。┃祝┃。
  ゙ # ゚┃!┃; 。
   ; 。 ・┃楽┃・ #
  。 ;゙ #┃天┃# 。
  ゙・# : ┃暴┃。 ; 。
 .;:# ゙。゚┃落┃゚ 。 #
 ; 。;; ゙.:。┗┯┛。 # : #
 。゙ ∧_∧│
  ゙ ( ゚д゚)│
 : /  つΦ


263:代打名無し@実況は実況板で
06/06/10 23:21:17 7G+aduIOO


264:代打名無し@実況は実況板で
06/06/11 18:38:20 Hl/DNs1+0


265:代打名無し@実況は実況板で
06/06/11 18:41:32 a0rKA7vR0


266:代打名無し@実況は実況板で
06/06/12 10:05:24 RhL6EbXcO


267:代打名無し@実況は実況板で
06/06/12 16:06:26 n4NYfFbjO


268:代打名無し@実況は実況板で
06/06/14 01:38:12 V10g2CYT0
んななしだ

269:代打名無し@実況は実況板で
06/06/14 17:24:10 wbMAPrYgO


270:代打名無し@実況は実況板で
06/06/15 20:13:55 dYVnh01i0
念の為捕手

271:代打名無し@実況は実況板で
06/06/16 14:37:09 KenlxFNH0
保守しますよ、っと。

272:代打名無し@実況は実況板で
06/06/16 23:52:03 0oVZAErtO
こんな場で死んでたまるか





と、河田寿司は誓った

273:『抵抗者、傍観者、破壊者』
06/06/18 17:52:00 9rZlaZ7q0
(そうだ、俺はまだ今年入ったばっかりじゃないか。何で俺が殺し合いなんかに参加させられた?)
いつの間にか握り締めた右手に息を吹きかけ、河田寿司(27)は近くの木の根に座り込む。

説明を聞くところによると、今後のプロ野球界の行く末を決める為に俺達をゲームの駒にするらしい。
1リーグか2リーグか。
多分このゲームが無事に終わって、イーグルスがプレーオフ参加圏内の3位以上になれば、2リーグ制維持。
もしそれ以下、4位以下なら1リーグ制になるのだろう。その場合は10球団にならなければならない。

だとするとパ・リーグで消えるのは−−−筆頭はイーグルス。
オリックス・バファローズはわざわざ去年建前であろうと強くなろうとして合併したぐらいだ。オーナーは野球好きだと聞いているし、まず無いだろう。
ホークスは親会社の社長が確かジャイアンツのあのオーナーと面識があって、それなりな仲だ。年俸が軒並み上がったのもある、かなり大切にしていると見ていいな。
マリーンズは去年優勝したばっかりで、生きのいい若手が大勢いる。世間体を気にすれば、解散させるにしにくいだろう。今回はないな。
ファイターズ、はどうだろう。去年はプレーオフに入れなかったが、北海道に根付いたばっかりのところで潰すか? かなり難しいだろう。
残るライオンズは他のパ・リーグ球団に比べれば潰す材料が揃っている。親会社の不祥事、主観だが人気の無さ−−−黄金時代は昔になりけり、だしな。
一応2004年の日本王者だが、多分無視される。力の無い人間にはほとほと興味ないみたいだしな、読売のあの人。
セ・リーグは近鉄とオリックスの合併で棄権したカープが一番危ないだろう。12球団で一番真面目な経営してるのにな。経営者の集まりが経理課の人達に負けるとかヤバいだろ・・・。
おっと、話がズレた。カープに次いで危ないのは・・・スワローズ辺りか。去年の観客動員数が12球団中最低だったというのを聞いたことがある。
ならもしかすれば、この殺し合いが無事に終わってそしてイーグルスが4位以下だとすると−−−。


「その3球団で殺し合いをさせられる可能性がある、訳かよ・・・・。」

思わず呟く。またそれが今現在起こっていることと照らし合わせると何の矛盾がない辺りが薄寒さを感じさせる。


274:『抵抗者、傍観者、破壊者』
06/06/18 17:52:39 9rZlaZ7q0
殺し合いという最悪なアイデアは多分、数年前に社会現象になったあの映画が元だろ。っていうかそのまんま。
孤島である基準で集められた人間達が、椅子取りゲームの要領で目標数に達するまで殺しあう−−−。
何と陳腐な考えしか出来ないだろうか、『プロ野球球団のオーナー』という人種達は。まぁ、一部の人除いて・・・・。

「−−−待てよ。意見を出したのは・・・。」

河田は突然台詞を口にし、黙り込んだ。出発前のある発言が頭の中にフラッシュバックする。

『去年の暮れに臨時オーナー会議が召集されて極秘に行われた。
イーグルスについて1リーグ派と2リーグ派のが対立した訳だが、そこで登場した或る意見が討議された。』

(『或る意見』、登場した経緯は一切説明なし。そしてイーグルスから臨時オーナー会議に出席するのは−−−!)

「・・・・オーナーの、三木谷さん。ありえないことは100%無い。」

テレビに出ずっぱりの時に聞いた記憶がある。『1ヶ月の仕事は3週間でやれ』と。
この言葉は短い期間で集中して、仕事をやりぬけば1年間の仕事量が増え、結果的には利益が倍になる。という意味だった。
河田はそこまで突拍子の無い考えが出来る自分に驚きながらも、右手を再び強く握り締めた。

野球における新チームは普通、どんなに優秀な監督やコーチや選手を連れてこようとも1年で最下位からAクラスになることなど到底不可能に近い。
確かに優秀な選手で固めて、小学生でもやらないようなドリームチームを作れば優勝は可能だが、そんなチームはむしろファンより圧倒的にアンチの方が多くなるだろう。
しかし最低でも4、5年かけてじっくりとチームの色や個性、そして選手を育てなければ優勝どころか目先の1勝さえ危うい。
だが、あの人はやる気でいたのかも知れない。
『常勝』のチームを『1年』で作ろうと、もしかすればイーグルスを作ったその日から−−−。

「短気だ、短気過ぎる。」

あまりにもの想像に思わず河田は天を仰ぐ。これもこの殺し合いの中の醍醐味だろうか、『疑心暗鬼』。
もしこの想像力が他の選手について向けられていたら。ぞっと背筋に冷たいものが走る。


275:『抵抗者、傍観者、破壊者』
06/06/18 17:53:16 9rZlaZ7q0

「とにかく、俺はこんな場所で死にたくない。死にたくない・・・。」
河田はもう一度心に誓う。やり残したことだらけの世界で、まだ自分は死ぬ訳には行かない。
捕手として色んな投手のボールを受けたい、打者として色んな投手のボールを打ちたい、そして野球選手として−−−輝きたい。
死にたくない、死にたくない。俺はまだ、死ねない。
深呼吸をすると、ともかく移動しようと河田が立ち上がった。

その時だった。河田の視線と茂みの向こうから覗き込んでいた森谷明仁(00)の目が交錯したのは。

276:『抵抗者、傍観者、破壊者』
06/06/18 17:53:45 9rZlaZ7q0
「森谷!」
「誰やっけぇ、自分・・・・。」
気だるげな森谷の返事に河田は一瞬たじろいだ。気だるげな返事とは裏腹の、森谷を包む空気に触れて。
ゆっくりと歩を進める森谷を見ながら、さっきみた名簿を思い出しつつ河田は口の中の唾を飲み込んだ。
「・・・河田、寿司。お前と一緒の年で、79年生まれだ。」
「そうなん・・・知らんけど。」
意外と普通かも知れない、河田は緊張感を少しだけ解くと自分も一歩前へ踏み出した。
「だろうな、俺は今年入った−−−」

ガサリと河田の手元の葉が揺れ、白いユニフォームを纏った森谷の姿が現れた。
くすんだ黄金色をしたバットのヘッドがふらふらと所在無さ気に地面の少し上で動いている。

「なぁ自分、守備位置どこ?」

河田の言葉を聞いていなかったかのように、森谷は話しかけた。
バットのヘッドが膝を過ぎ、胸の前に置かれる。河田はそれをじっと見つめていた。
何かが頭の中で鳴り響いているような−−−いやまさかそんなはずは−−−。
あまり話したことはことはないが、まさか同じ年で、まさかチームメイトで、まさか・・・・。
そんな河田の様子を不思議に思っているような表情で森谷は鞄を開けて、名簿を取り出した。

「河田ー・・・あった。ふーん、自分キャッチャーなぁ・・・・。」

丁寧に名簿をたたむと、森谷は一歩河田に近付いた。
無意識の内に河田も一歩下がる。森谷はまた不思議そうな表情を浮かべた後、もう一歩前へ出た。
河田も後退しかけたが、先ほどまで座っていた木にぶつかる。

「なぁ、自分キャッチャー?」
森谷が不敵に笑う。その瞬間、河田の理性は本能に奪い取られた。



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